シリア軍はダルアー県ムサイフラ町を制圧(2018年7月2日)

ダルアー県では、SANA(7月2日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団との戦闘の末、ムサイフラ町を制圧、地雷・爆発物を撤去し、同地の治安と安定を回復した。

シリア軍はまた、ダルアー市西部郊外および南東部郊外でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団に対する掃討戦を継続、旧税関地区で武装集団と激しく交戦した。

SANA, July 2, 2018

 

syria.liveuamap.com, July 2, 2018

これに対し、シャーム解放機構がダルアー市東カーシフ地区を砲撃し、61歳の男性1人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はタファス市を砲撃した。

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なお、シリア人権監視団によると、ロシア・シリア両軍の攻撃が激化した6月19日以降、ダルアー県での死者数は132人(うち子供25人、女性23人)に達しているという。

また、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)ヨルダン事務所のムハンマド・ヒワーリー報道官はロイター通信(7月2日付)に対して、ダルアー県での戦闘激化に伴う避難民が、27万人に達していると述べた。

AFP, July 2, 2018、ANHA, July 2, 2018、AP, July 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2018、al-Hayat, July 3, 2018、Reuters, July 2, 2018、SANA, July 2, 2018、UPI, July 2, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの実質占領下のアフリーン市で武装集団どうしが再び交戦(2018年7月1日)

アレッポ県では、ANHA(7月1日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市東部入口のフィール通りで、東部自由人連合と別の武装集団(組織名は明示せず)が交戦し、双方合わせて4人が死亡した。

戦闘は27日のアフリーン市内での連続爆発事件に関連しているという。

AFP, July 1, 2018、ANHA, July 1, 2018、AP, July 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2018、al-Hayat, July 2, 2018、Reuters, July 1, 2018、SANA, July 1, 2018、UPI, July 1, 2018などをもとに作成。

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ヨルダンの仲介により、UNESCO世界文化遺産に指定されている円形劇場を擁するブスラー・シャーム市でロシアと反体制武装集団が停戦交渉、同市を支配するスンナ青年旅団が停戦に合意(2018年7月1日)

ダルアー県で抵抗を続けるシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の連合体である南部中央作戦司令室のイブラーヒーム・ジャバーウィー報道官はロイター通信(7月1日付)に対して、「自由シリア軍」の代表が現在、UNESCO世界文化遺産に指定されている円形劇場を擁するブスラー・シャーム市で、ヨルダンの仲介により、ロシアの士官らと交渉を行っている」ことを明らかにした。

反体制武装集団は30日、危機管理チームがロシア側代表団と交渉を開始したが、同日にその内容が一方的だとして、交渉を中断していた。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月1日付)によると、ブスラー・シャーム市でロシア軍と停戦交渉を行っていたスンナ青年師団がシリア政府との和解に合意し、投降した。

スンナ青年師団が受諾した合意は、①重火器、軽火器の引き渡し、②ブスラー・シャーム市を3ヶ月間はスンナ青年師団の支配下にとどめ置く、③ロシア軍憲兵隊が同市に進駐する、④水道、電気といったインフラを復旧する、⑤退去希望者の移動を阻止しない、⑥シリア軍、イランの民兵の進駐を阻止する、といった内容だという。

syria.liveuamap.com, July 1, 2018

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一方、ハウラーン地方の活動家からなるという「暫定危機管理チーム」が声明を出し、「いかなる合意も、チームに参加しているすべての文民、軍人が署名しない限り、ハウラーン地方およびその住民に対しては適用されない」と発表した。

AFP, July 1, 2018、ANHA, July 1, 2018、AP, July 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2018、al-Hayat, July 2, 2018、Reuters, July 1, 2018、SANA, July 1, 2018、UPI, July 1, 2018などをもとに作成。

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ダルアー市東部でシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の戦闘続く(2018年7月1日)

ダルアー県では、SANA(7月1日付)によると、シリア軍が、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるダルアー市旧税関地区、ヌアイマ村などダルアー市東部一帯を集中的に砲撃した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(7月1日付)によると、ロシア軍がタファス市を18回にわたり爆撃した。

これに対して、SANAによると、シャーム解放機構はダルアー市ナフダ地区を砲撃した。

また、南部中央作戦司令室は、カフルシャムス町近郊のヒルバト・ムライハ村に進攻し、アクラバー村とカフルシャムス村町を結ぶ街道を遮断しようとしたシリア軍と親政権民兵と交戦、これを撃退したと発表した。

一方、アナトリア通信(7月1日付)が伝えたところによると、南部中央作戦司令室のイブラーヒーム・ジャバーウィー報道官は、ロシア・シリア両軍の攻撃を受けてヨルダン国境に向けて逃れた避難民のうち、少なくとも15人が餓死・病死したと述べた。

死亡した15人の内訳は、女性2人、老人1人、子供12人だという。

syria.liveuamap.com, July 1, 2018

AFP, July 1, 2018、Anadolu Ajansı, July 1, 2018、ANHA, July 1, 2018、AP, July 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2018、al-Hayat, July 2, 2018、Reuters, July 1, 2018、SANA, July 1, 2018、UPI, July 1, 2018などをもとに作成。

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トルコの実質占領下のアフリーン市、ジンディールス町で反体制武装集団どうしが交戦(2018年6月30日)

アレッポ県では、ANHA(6月30日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市のマフムーディーヤ地区で、反体制武装集団どうしが交戦した。

また、市中心街に通じる街道(アフリーン中央バス発着場街道)で2度にわたり爆発が発生、また武装集団どうしが交戦し、複数の死傷者が出た。

このほか、ジンディールス町でも武装集団どうしが交戦した。

AFP, June 30, 2018、ANHA, June 30, 2018、AP, June 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 30, 2018、al-Hayat, July 1, 2018、Reuters, June 30, 2018、SANA, June 30, 2018、UPI, June 30, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構はイドリブ県でダーイシュの摘発を続ける(2018年6月30日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月30日付)によると、シャーム解放機構がマアッルサーン村にあるダーイシュ(イスラーム国)の本部に突入、戦闘となった。

AFP, June 30, 2018、ANHA, June 30, 2018、AP, June 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 30, 2018、al-Hayat, July 1, 2018、Reuters, June 30, 2018、SANA, June 30, 2018、UPI, June 30, 2018などをもとに作成。

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ハサカ市で自爆テロ発生、アッシリア教徒の民兵組織「ストロ」が狙われる(2018年6月30日)

ハサカ県では、SANA(6月30日付)によると、ハサカ市内にあるガッサーニーヤ学校前で「自爆テロ」が発生し、住民複数人が負傷した。

ANHA(6月30日付)によると、自爆テロは爆弾を積んだオートバイによるもので、アッシリア教徒の民兵組織「ストロ」(西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属)の本部を狙ったものだったという。

 

AFP, June 30, 2018、ANHA, June 30, 2018、AP, June 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 30, 2018、al-Hayat, July 1, 2018、Reuters, June 30, 2018、SANA, June 30, 2018、UPI, June 30, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はシャーム解放機構などからなる反体制武装集団との戦闘の末、ダルアー県西ガーリヤ村を制圧(2018年6月30日)

ダルアー県では、SANA(6月30日付)によると、シリア軍が西ガーリヤ村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団(南部中央作戦司令室)の掃討を完了し、同地を制圧、地雷・爆発物を撤去した。

シリア軍はまた、ダルアー市旧税関地区などで武装集団との戦闘を続けた。

SA NA, June 30, 2018

これに対し、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団(南部中央作戦司令室)は、ダルアー市カーシフ地区や線路北(シャマール・ハット)地区を砲撃し、女児1人が死亡、5人が負傷した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(6月30日付)によると、シリア軍がサフワ村、ジーザ町、キヒール村に進攻し、一時制圧したが、反体制武装集団が反撃し、これを奪還した。

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UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のヨルダン事務所のムハンマド・ハワーリー報道官は、ダルアー県での戦闘激化により新たに発生した避難民の数が16万人に達していると発表した。

またシリアのパレスチナ人のための行動グループによるとダルアー県で暮らしていたパレスチナ人数千人が避難を余儀なくされているという。

AFP, June 30, 2018、ANHA, June 30, 2018、AP, June 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 30, 2018、al-Hayat, July 1, 2018、Reuters, June 30, 2018、SANA, June 30, 2018、UPI, June 30, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構はイドリブ県サルミーン市の名士とダーイシュ摘発で合意するも、名士の能力不足を理由に合意を破棄(2018年6月29日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月29日付)によると、シャーム解放機構が、サルミーン市でダーイシュ(イスラーム国)のテロ細胞摘発を行うことで住民と合意した。

この合意には、シャーム解放機構と、サルミーン市側を代表してサルミーン・シューラー評議会が署名、またアンサール・タウヒードも立会人として署名した。

しかし、その後、シャーム解放機構は声明を出し、サルミーン市の名士がダーイシュを合意に従わせることができなかったとして、合意を破棄したと発表した。

AFP, June 29, 2018、ANHA, June 29, 2018、AP, June 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 29, 2018、al-Hayat, June 30, 2018、Reuters, June 29, 2018、SANA, June 29, 2018、UPI, June 29, 2018などをもとに作成。

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トルコの実質占領下のアフリーン郡で武装集団どうしが略奪品の分配をめぐって交戦(2018年6月29日)

アレッポ県では、ANHA(6月29日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市近郊のブルジュ・アフダールー村(シーラーワー町近郊)で4日前に行方不明となっていた住民2人が遺体で発見された。

複数の住民によると、2人は行方不明になる数日前、ハムザート旅団の戦闘員の脅迫を受けていたという。

また、アフリーン市では、シャーム戦線とムウタスィム旅団が略奪品の分配をめぐって衝突、分配を仲介する「和解委員会」のメンバー3人が死亡、双方の戦闘員合わせて4人が負傷した。

AFP, June 29, 2018、ANHA, June 29, 2018、AP, June 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 29, 2018、al-Hayat, June 30, 2018、Reuters, June 29, 2018、SANA, June 29, 2018、UPI, June 29, 2018などをもとに作成。

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シリア軍がダルアー県東部のフラーク市などを制圧する一方、ウンム・ワラド村などの武装集団がシリア軍の進駐と武器引き渡しに応じる(2018年6月29日)

ダルアー県では、SANA(6月29日付)によると、シリア軍が県東部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団との戦闘を続け、フラーク市、ラハム村、スーラ町、アルマー町、西ムライハ村、東ムライハ村、第49防空大隊基地(ダルアー市・ダマスカス県を結ぶ街道沿い)を制圧し、地雷爆発物の撤去作業を行った。

また、ウンム・ワラド村、ジュビーブ村、タイバ町、ウンム・マヤーズィン町、ナスィーブ村で活動を続けてきた反体制武装集団が、同地へのシリア軍の進駐と武器の引き渡しに応じた。

『ハヤート』(6月30日付)によると、これを受けて、シリア軍とロシア軍憲兵隊が同地に進駐した。

https://youtu.be/k0iVVrkBZc0

SA NA, June 29, 2018

一方、SANAによると、反体制武装集団を主導するシャーム解放機構はダルアー市の住宅街を砲撃し、市民3人が負傷した。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(6月29日付)は、ダルアー市で、南部中央作戦司令室がマンシヤ地区でシリア軍および親政権民兵と交戦したと伝えた。

syria.liveuamap.com, June 29, 2018

なお、ハウラーン連合のアブー・マフムード・ハウラーニー報道官は、ドゥラル・シャーミーヤ(6月29日付)に対して、ダルアー県での最近の戦闘激化により10万人が避難を余儀なくされ、ヨルダン方面に向かっていると述べた。

シリア人権監視団によると、避難民の数は15万人にのぼるという。

また、ザイド・ブン・ラアド・フサイン国際連合人権高等弁務官事務所高等弁務官は声明を出し、ダルアー県の市民が、ダマスカス郊外県東グータ地方の同様の包囲と砲撃に曝されているとしたうえで、シリア軍が一部検問所で避難する住民に対して数百ドルの支払いを強要していると非難した。

AFP, June 29, 2018、ANHA, June 29, 2018、AP, June 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 29, 2018、al-Hayat, June 30, 2018、Reuters, June 29, 2018、SANA, June 29, 2018、UPI, June 29, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県でアル=カーイダがダーイシュテロ細胞摘発を強化(2018年6月28日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月28日付)によると、シャーム解放機構の治安部隊がナイラブ村などでダーイシュ(イスラーム国)のテロ細胞摘発に向けた大規模作戦を開始した。

またイバー通信(6月28日付)によると、シャーム解放機構はこれと関連して、サルミーン市で外出禁止令を出した。

AFP, June 28, 2018、ANHA, June 28, 2018、AP, June 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2018、al-Hayat, June 29, 2018、Reuters, June 28, 2018、SANA, June 28, 2018、UPI, June 28, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, June 28, 2018などをもとに作成。

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トルコが実質占領するアレッポ県北部で反体制武装集団どうしが交戦(2018年6月28日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月28日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市とアアザーズ市を結ぶ街道で、ムウタスィム旅団とシャーム戦線の戦闘員どうしが抗戦した。

戦闘は、シャーム戦線の車輌がムウタスィム旅団の検問所で停車せず、突破しようとしたために発生した。

この戦闘で、シャーム戦線戦闘員1人が死亡、ムウタスィム旅団戦闘員4人が負傷した。

事態を受け、ハムザ師団が両者を引き離すために介入したが、対立が終息したかどうかは不明だという。

一方、ANHA(6月28日付)によると、トルコの実質占領下にあるジャラーブルス市内で、車に仕掛けられた爆弾が爆発した。

AFP, June 28, 2018、ANHA, June 28, 2018、AP, June 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2018、al-Hayat, June 29, 2018、Reuters, June 28, 2018、SANA, June 28, 2018、UPI, June 28, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県でロシア・シリア両軍の攻撃続く(2018年6月28日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月28日付)によると、ロシア・シリア両軍の戦闘機がタイバ町を爆撃し、10人が死亡した。

両軍戦闘機はまた、ムサイフラ町を爆撃し、20人近くが死亡した。

犠牲者のほとんどはいずれも子供だという。

これに関連して、シリア人権監視団は、県東部および南東部に対するロシア・シリア両軍の爆撃で、子供6人を含む市民24人が死亡、病院3カ所が利用不能となったと発表した。

また、ナーフタ村では、即席爆弾の爆発によりシリア軍の車輌に乗っていた兵士12人が死亡したという。

なお、同監視団によると、19日に激化したダルアー県での戦闘での市民の死者数は93人に達しているとのこと。

一方、SANA(6月28日付)によると、シリア軍が県東部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と抗戦し、戦略的要衝のスッカル丘を制圧し、ウンム・ワラド村とジュビーブ村(スワイダー県)を結ぶ反体制武装集団の兵站路を遮断した。

シリア軍はまた、ダルアー市ダルアー・バラド地区、難民キャンプ地区、旧税関地区などで、反体制武装集団との戦闘を続けた。

他方、南部中央作戦司令室はテレグラムのアカウントを通じて、ウマル地対地ロケット弾を投入するなどして、ナーフタ村奪還に向けた戦闘を開始したと発表した。

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クナイトラ県では、SANA(6月28日付)によると、シリア軍がジャッバー村一帯に進攻した反体制武装集団を撃退した。

AFP, June 28, 2018、ANHA, June 28, 2018、AP, June 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2018、al-Hayat, June 29, 2018、Reuters, June 28, 2018、SANA, June 28, 2018、UPI, June 28, 2018などをもとに作成。

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シリア軍がブーカマール市郊外の国境地帯に進攻したダーイシュを撃退(2018年6月28日)

ダイル・ザウル県では、SANA(6月28日付)によると、シリア軍がブーカマール市郊外の国境地帯にある第400地点一帯に進攻したダーイシュ(イスラーム国)を撃退した。

AFP, June 28, 2018、ANHA, June 28, 2018、AP, June 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2018、al-Hayat, June 29, 2018、Reuters, June 28, 2018、SANA, June 28, 2018、UPI, June 28, 2018などをもとに作成。

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トルコの実質占領下のアフリーン市で車、オートバイが連続して爆発、トルコ軍兵士2人、武装集団戦闘員36人が死亡(2018年6月27日)

アレッポ県では、ANHA(6月29日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市のカーワー交差点で爆弾が仕掛けられた車2台とオートバイが相次いで爆発し、反体制武装集団の戦闘員36人とトルコ軍兵士2人が死亡、58人以上が負傷した。

AFP, June 29, 2018、ANHA, June 29, 2018、AP, June 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 29, 2018、al-Hayat, June 30, 2018、Reuters, June 29, 2018、SANA, June 29, 2018、UPI, June 29, 2018などをもとに作成。

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ナブア・メディアはレバノンのヒズブッラーがダルアー県の戦闘に参加していることを示す音声データを公開(2018年6月27日)

ナブア・メディア(6月27日付)は、シリア南部の処遇をめぐるロシア、米国、ヨルダン(そしてイスラエル)の合意に従い、同地からの撤退を求められているレバノンのヒズブッラーが、ダルアー市マンシヤ地区西の防空大隊基地に対するシリア軍の攻撃に参加していることを示す音声データをユーチューブを通じて公開した。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月27日付)によると、この音声データのなかで、ヒズブッラーがシリア軍司令部に対して、防空大隊基地への進路の安全が確保できていないため、攻撃を中止するよう要請しているという。

https://youtu.be/9kwZpt3Iedk

AFP, June 27, 2018、ANHA, June 27, 2018、AP, June 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2018、al-Hayat, June 28, 2018、Nabaa Media, June 27, 2018、Reuters, June 27, 2018、SANA, June 27, 2018、UPI, June 27, 2018などをもとに作成。

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トルコの実質占領下のアレッポ県北部で反体制武装集団が電線窃盗(2018年6月27日)

アレッポ県では、ANHA(6月27日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市で、反体制武装集団がザイディーヤ地区、マフムーディーヤ地区に敷設されていた電線を切断し、持ち去った。

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また、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会の情報として伝えたところによると、トルコの実質占領下にあるジャラーブルス市近郊のアーリーバーシュ村で反体制武装集団どうしが交戦した。

AFP, June 27, 2018、ANHA, June 27, 2018、AP, June 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2018、al-Hayat, June 28, 2018、Reuters, June 27, 2018、SANA, June 27, 2018、UPI, June 27, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル県の砂漠地帯5,800平方キロを、YPG主体のロジャヴァはハサカ県南部・南東部の600へ方キロをダーイシュから解放したと発表(2018年6月27日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、ダイル・ザウル県で任務に就いている部隊が県南西部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の掃討を完了し、5,800平方キロの地域を完全に解放したと発表した。

SANA(6月27日付)が伝えた。

https://youtu.be/sD0h39k9Rc0

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西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のライラウィー・アブドゥッラー報道官は声明を出し、ハサカ県ダシーシャ村一帯地域で5月1日に再開された「ジャズィーラの嵐」作戦(第2段階)により、同県南部および南東部全域からダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地を全域を解放したと発表した。

アブドゥッラー報道官はまた、イラク軍との連携のもと、シリア民主軍が引き続き、国境地帯全域の解放をめざし、ダーイシュに対する掃討戦を行うと強調した。

なお、ANHA(6月27日付)が公開したインフォグラフィアによると、シリア民主軍は5月以降、ダーイシュ戦闘員270人以上を殺害、600平方キロメートルの地域を解放したという。

AFP, June 27, 2018、ANHA, June 27, 2018、AP, June 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2018、al-Hayat, June 28, 2018、Reuters, June 27, 2018、SANA, June 27, 2018、UPI, June 27, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県内の反体制派支配地域で「テロ集団」退去とシリア軍展開を求めるデモ発生(2018年6月27日)

ダルアー県では、SANA(6月27日付)によると、反体制派支配下のイブタア町、西ガーリヤ村、東ガーリヤ村で住民がデモを行い、「犯罪行為」を抑止するため、「テロ集団」の退去とシリア軍の展開を要求した。

これに対して、シャーム解放機構は、デモ参加者に無差別に発砲し、強制排除を試みたが、参加者はデモを続けたという。

SANA, June 27, 2018

AFP, June 27, 2018、ANHA, June 27, 2018、AP, June 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2018、al-Hayat, June 28, 2018、Reuters, June 27, 2018、SANA, June 27, 2018、UPI, June 27, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダルアー市などに激しい攻撃を加える一方、反体制派支配地域からの住民の避難を促すための安全人道回廊を設置(2018年6月27日)

SANA, June 27, 2018

ダルアー県では、SANA(6月27日付)によると、シリア軍が、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるダイル・ザウル市南東部の旧税関地区一帯に対して集中砲火を浴びせた。

https://youtu.be/9FJ-A0eVYJI

ドゥラル・シャーミーヤ(6月27日付)によると、ダルアー市に対する空爆では子供3人と女性1人が死亡したという。

また、シリア人権監視団は、シリア・ロシア両軍が反体制派支配下のスーラ町、サイダー町、ナワー市、イブタア町、アンダーン村を爆撃し、少なくとも8人が死亡したと発表した。

その一方で、SANAによると、ダルアー県関係当局は、反体制派の支配下にある県東部および西部から退去を希望する住民を避難させるための安全人道回廊を3カ所に設置した。

安全人道回廊は、ヒルバト・ガザーラ町に至る東部地域、ダーイル町およびヒルバト・ガザーラ町西方の地域、カフルシャムス村、ダイル・バフト村に至る地域にそれぞれ設置されたという。

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スワイダー県では、SANA(6月27日付)によると、戦闘激化を受けて避難していたブスターン村の住民が、シリア軍による同地の制圧を受けて帰宅した。

SANA, June 27, 2018

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アレッポ県では、ANHA(6月27日付)によると、アレッポ市西部のザフラー協会地区で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が、アレッポ市ムーカーンブー地区、ハムダーニーヤ地区に着弾した。

AFP, June 27, 2018、ANHA, June 27, 2018、AP, June 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2018、al-Hayat, June 28, 2018、Reuters, June 27, 2018、SANA, June 27, 2018、UPI, June 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの支援を受けるスルターン・スライマーン・シャー師団がアフリーン郡で民家を全焼させる(2018年6月26日)

アレッポ県では、ANHA(6月26日付)によると、トルコの実質占領下のアフリーン郡で、トルコの支援を受けるスルターン・スライマーン・シャー師団がシーヤ町にある民家を攻撃、全焼させた。

AFP, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダルアー県東部の戦略的要衝ブスル・ハリール市、ムライハト・アタシュ村を制圧、ダルアー市への攻撃を本格化(2018年6月26日)

ダルアー県では、SANA(6月26日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配地域に対する攻撃を続け、県東部の戦略的要衝ブスル・ハリール市、ムライハト・アタシュ村を制圧し、県中部のイズラア市からスワイダー県にいたる地域を掌握、件北部の反体制派支配地域を孤立させる一方、フラーク市、ナーフタ町方面に南進を続けた。

https://youtu.be/y5DfXmRJHHM

syria.liveuamap.com, June 26, 2018
syria.liveuamap.com, June 25, 2018

ムライハト・アタシュ村で爆発物などの撤去を実施した工兵部隊は、野戦病院でイスラエルやサウジアラビアで製造された薬品や、大量の西側諸国製化学物質や弾薬を貯蔵した施設を発見した。

SANA, June 26, 2018
SANA, June 26, 2018

シリア軍はまた、ダルアー市東部一帯、および西部一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

SANA, June 26, 2018

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(6月26日付)は、南部中央作戦司令室に所属する武装集団が、シリア軍に応戦し、喪失した拠点のほとんどを奪還する一方、東ムライハ村上空でシリア軍のSu-22戦闘機を撃墜したと伝え、その映像を公開した。

https://youtu.be/jTL3_GkUf7E

これに関して、AKI(6月26日付)も、反体制武装集団が地対空ミサイルでシリア軍所属と思われる戦闘機を撃墜したと伝えた。

AFP, June 26, 2018、AKI, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ革命旅団のメンバー200人以上を逮捕(2018年6月25日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、24日に「テロリスト」摘発作戦の開始を宣言した西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とラッカ市内務治安部隊が、ラッカ市北部の農場地帯で、ラッカ革命家旅団のメンバー200人以上(司令官を含む)を逮捕した。

同監視団によると、シリア民主軍、ラッカ市内務治安部隊合わせて約5,000人が24日早朝、農場地帯にあるラッカ革命家旅団の本部・拠点を包囲し、摘発活動を行ったという。

摘発活動に際して、戦闘も発生し、シリア民主軍隊員4人が死亡、7人が負傷したという。

一方、ラッカ市内務治安部隊とラッカ市文民評議会はそれぞれ声明を出し、24日から発動していた非常事態を解除したと発表した。

なお、ラッカ革命家旅団はシリア民主軍傘下でダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」に従事してきた。

AFP, June 25, 2018、ANHA, June 25, 2018、AP, June 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2018、al-Hayat, June 26, 2018、Reuters, June 25, 2018、SANA, June 25, 2018、UPI, June 25, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダルアー県東部でシャーム解放機構やダーイシュから130平方キロメートルの地域を奪還、ブスル・ハリール市への攻勢を強める(2018年6月25日)

SANA(6月25日付)は、シリア軍がダルアー県東部(およびスワイダー県西部)でのシャーム解放機構などからなる反体制武装集団およびダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦で、130平方キロメートルの地域を制圧し、治安と安定を回復したと伝えた。

シリア軍が制圧したのは、サーキラ(シーキラト・ブラーク)村、フーシュ・ハマード村、タッフ村、ハマーン村、ヒルバト・ハマーン村、ムジャッディダ村、マドゥーラ村、アラーリー村、シヤーフ・ガルビー村、シヤーフ・シャルキー村、ジャドル村、スール村、マタッラ村、シューマラ村、ブスターン村、ダイル・ダーマー村、そしてラジャート高原の複数村落。

SANA, June 25, 2018

また、シリア軍消息筋は、SANA(6月25日付)に対する声明で、シリア南部で「シャームの民のヌスラ戦線(シャーム解放機構)が犯罪を犯し、住民を恐怖に晒し、シリア軍への攻撃を続けている」と非難、「こうした異常事態が続き、市民の苦難が続いていることを踏まえ…、市民を保護し、ヌスラ戦線に断固たる決意をもって対抗する」と表明した。

一方、南部中央作戦司令室によると、ロシア軍がブスル・ハリール市東部一帯を激しく爆撃するなか、反体制武装集団が同地でシリア軍、親政権民兵と交戦し、スハイル・ハサン准将の部隊を支援する民兵組織の司令官ハイサム・アフマド・アッブード大佐を殺害した。

反体制武装集団はまた、ダルアー市工業地区にあるシリア軍と親政権民兵の拠点を砲撃したという。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月25日付)によると、フラーク市、ブスル・ハリール市、ナーフタ町などに対して、25日晩までに戦闘機(所属明示せず)による爆撃が120回以上行われ、「樽爆弾」100発以上が投下されているという。

また、シリア人権監視団などによると、ブスル・ハリール市などに地対地ミサイル65発、「樽爆弾」12発が撃ち込まれたという。

なお、シリア人権監視団によると、戦闘が激化した約1週間から、少なくとも住民28人が死亡したという。

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スワイダー県では、SANA(6月25日付)によると、ダルアー県東部で活動を続けるシャーム解放機構などからなる反体制武装集団がスワイダー市(ナフダ地区、県立競技場一帯)、イラー村、ムジャイミル村を砲撃し、1人が死亡、7人が負傷した。

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クナイトラ県では、SANA(6月25日付)によると、シャーム解放機構がハドル村の植林に放火した。

AFP, June 25, 2018、ANHA, June 25, 2018、AP, June 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2018、al-Hayat, June 26, 2018、Reuters, June 25, 2018、SANA, June 25, 2018、UPI, June 25, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構はシリア北部の反体制派に対して、南部に倣い統合作戦司令室を設置するよう呼びかける(2018年6月24日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構は声明を出し、シリア北部(イドリブ県、ラタキア県、アレッポ県)で活動を続ける反体制武装集団に対し、シリア南部(ダルアー県)での反体制派に倣い、統合作戦司令室を設置するよう呼びかけた。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月24日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が、シリア政府の支配下に留まるフーア市、カファルヤー町を攻撃し、民兵複数人を殺傷した。

AFP, June 24, 2018、ANHA, June 24, 2018、AP, June 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2018、al-Hayat, June 25, 2018、Reuters, June 24, 2018、SANA, June 24, 2018、UPI, June 24, 2018などをもとに作成。

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トルコの実質占領下にあるアフリーン市で武装集団がエルドアン大統領の当選を祝う祝砲を撃ち、住民1人が死亡(2018年6月24日)

アレッポ県では、ANHA(6月24日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市で、反体制武装集団戦闘員がレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の選挙での勝利を祝う祝砲を撃ち、住民1人が流れ弾にあたり死亡、6人が負傷した。

AFP, June 24, 2018、ANHA, June 24, 2018、AP, June 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2018、al-Hayat, June 25, 2018、Reuters, June 24, 2018、SANA, June 24, 2018、UPI, June 24, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市内での「テロリスト」摘発作戦開始を宣言し、ラッカ革命家旅団を包囲(2018年6月24日)

ラッカ県では、ANHA(6月24日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ラッカ市内務治安部隊と合同で、ラッカ市内の「テロリスト」のアジトの摘発作戦を開始したと発表した。

摘発作戦は、トルコによるロジャヴァへの脅迫や、アサド政権支持者がラッカ市をシリア政府の支配下に復帰させるための動きを強めていることを受けた措置だという。

一方、ラッカ革命家旅団はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/ThoaralraqqaMediaOffice/)を通じて声明を出し、ラッカ市内およびその周辺にある拠点がシリア民主軍の包囲を受けていると発表した。

そのうえで、同旅団は、有志連合、とりわけ米国に「ただちに介入し、こうした裏切り行為を停止」させるよう呼びかけた。

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西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のムスタファー・バーリー広報局長は、ハサカ県でのダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦により、「2013年以来初めて、ハサカ県全土が解放された」と発表した。

『ハヤート』(6月25日付)が伝えた。

AFP, June 24, 2018、ANHA, June 24, 2018、AP, June 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2018、al-Hayat, June 25, 2018、Reuters, June 24, 2018、SANA, June 24, 2018、UPI, June 24, 2018などをもとに作成。

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シリア軍がダイル・ザウル県南東部の1,800平方キロをダーイシュから奪還(2018年6月24日)

ダイル・ザウル県では、SANA(6月24日付)によると、シリア軍が県南東部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の残党を追撃、ブーカマール市西方のイラク国境地帯1,800平方キロメートルを奪還した。

AFP, June 24, 2018、ANHA, June 24, 2018、AP, June 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2018、al-Hayat, June 25, 2018、Reuters, June 24, 2018、SANA, June 24, 2018、UPI, June 24, 2018などをもとに作成。

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ロシア軍がダルアー県東部は1年ぶりに爆撃するなか、シャーム解放機構などが参加する南部中央作戦司令室は徹底抗戦を呼びかける(2018年6月24日)

ダルアー県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(6月24日付)などによると、ロシア軍戦闘機が22日晩から23日未明にかけて、ブスル・ハリール市、東カラク村、ムサイカ村、ラフム村、ラジャート高原一帯を爆撃した。

ロシア軍がダルアー県を爆撃するのは1年ぶりだという。

シリア人権監視団によると、ロシア軍の爆撃は少なくとも25回行われたが、死傷者なかったという。

ドゥラル・シャーミーヤによると、シリア軍も、西ガーリヤ村、ムライハト・アタシュ村を砲撃し、女性1人が死亡、多数が負傷した。

また同監視団によると、シリア軍の「樽爆弾」による爆撃で子供複数を含む33人が死亡、反体制武装集団戦闘員15人が負傷したという。

SANA(6月24日付)によると、これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団は、ダルアー市マハッタ地区を砲撃し、1人が負傷した。

なお、シリア人権監視団によると、ダルアー県東部各所での戦闘でシリア軍、親政権民兵戦闘員13人が死亡した。

ダルアー県で活動を続ける南部中央作戦司令室は声明(ラーイド・ラーディー報道官)を出し、「シリア南部全レベルにおいて抵抗と防衛を行う旨決定が下された」と発表、「我々はこの犯罪者集団には降伏しない。死は屈辱で満ちた生よりもましだ」として徹底抗戦の構えを示した。

南部中央作戦司令室は20日に設置された組織で、「堅固な建造物」(ブンヤーン・マルスース)作戦司令室、「一致団結」(ラッス・スフーフ)作戦司令室、「隊列統合」(タウヒード・スフーフ)作戦司令室、「侵略者撃退」作戦司令室、「死の三角地帯」作戦司令室、「歴然たる勝利」(ナスル・ムビーン)作戦司令室、「抑圧者撃退」作戦司令室からなり、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動(シリア解放戦線)、そしていわゆる「自由シリア軍」諸派が傘下で活動している。

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スワイダー県では、SANA(6月24日付)によると、ダルアー県東部で活動を続けるシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が、スワイダー市、ダウル村、ハッラーン村を砲撃し、女児1人が死亡、3人が負傷した。

SANA, June 24, 2018

AFP, June 24, 2018、ANHA, June 24, 2018、AP, June 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2018、al-Hayat, June 25, 2018、Reuters, June 24, 2018、SANA, June 24, 2018、UPI, June 24, 2018などをもとに作成。

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