トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2021年4月25日)

アレッポ県では、ANHA(4月25日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村、シャフバー・ダム、スムーカ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市に隣接するターディフ市に駐留するシリア軍が子供1人を狙撃、撃たれた子供は死亡した。

AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021などをもとに作成。

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シリア政府、北・東シリア自治局を支持する部族がアサーイシュ、国防隊をそれぞれ非難(2021年4月25日)

ウバイド部族は声明を出し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県カーミシュリー市で4月20日から続いている国防隊と内務治安部隊(アサーイシュ)の戦闘に関して、同市およびハサカ市で繰り返される人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、アサーイシュの住民に対する暴行や犯罪行為を非難し、米国の支援を受けた分離主義的計画を拒否すると表明した。

SANA(4月25日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の支配下にあるジャズィーラ地方(ユーフラテス川以東地域)の部族長と名士らはカーミシュリー市に集まり声明を出し、北・東シリア自治局および内務治安部隊に国防隊の攻撃に対してタイ地区での安全を確保し、住民の共生生活を守るするよう求めた。

また、アレッポ市シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区名士委員会も声明を出し、カーミシュリー市でのハーイス・ジャルヤーン氏殺害を国防隊の犯行と断じ、これを非難した。

ANHA(4月25日付)が伝えた。

AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市で停戦が失効し、国防隊とアサーイシュが戦闘を再開(2021年4月25日)

ハサカ県では、ANHA(4月25日付)によると、ロシア軍憲兵隊が4月25日午前、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市のタイ地区でパトロールを実施した。

パトロールは、4月23日にロシア軍憲兵隊と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が合意した停戦を監視するため。

停戦期間は、4月25日10時までと定められていた。

パトロールは、内務治安部隊が展開する街区、アッバース・アッラーウィー学校や給水塔近くの両勢力境界線一帯で行われ、内務治安部隊が随行した。

内務治安部隊(アサーイシュ)が合同パトロールを実施した。

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しかし、ANHA(4月25日付)によると、午後になると、国防隊がタイ地区西のハルクー交差点にある内務治安部隊の検問所、ハルクー地区およびタイ地区内にある複数の検問所に対する攻撃を再開した。

攻撃は、ロシア軍ヘリコプターが上空を旋回するなかで行われたという。

この攻撃に対して、内務治安部隊も応戦し、戦闘が再開された。

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その後、内務治安部隊が午後8時頃に声明を出し、ロシア軍とシリア民主軍の仲介により、国防隊の違反がない限り、持続的停戦に従うことに同意したと発表した。

しかし、国防隊はその数時間後、タイ地区(アッバース・アッラーウィー学校一帯、給水塔一帯)とハルクー地区にある内務治安部隊の拠点に対する攻撃を再開し、内務治安部隊と交戦となった。

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北・東シリア自治局ジャズィーラ地方内務委員会(内務省に相当)の共同議長を務めるカナアーン・バラカート氏はANHA(4月25日付)の取材に対して、シリア民主軍を仲介者として内務治安部隊とシリア政府当局・ロシア軍憲兵隊による戦闘停止に向けた交渉が続いているものの、今のところ何の結論も出ていないと述べ、ロシア軍憲兵隊がシリア政府当局側に立って事態を収拾しようとしていることを暗に批判した。

一方、SY24(4月25日付)によると、この交渉において、シリア民主軍は、4月20日以降の戦闘で内務治安部隊が新たに掌握したタイ地区内の地域からの撤退を拒否しているという。

AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021、SY24, April 25, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で136人、北・東シリア自治局支配地域で251人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で25人(2021年4月25日)

保健省は政府支配地域で新たに136人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者182人が完治し、11人が死亡したと発表した。

これにより、4月25日現在の同地での感染者数は計22,135人、うち死亡したのは1,537人、回復したのは15,913人となった。

SANA(4月25日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに251人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者25人が完治し、12人が死亡したと発表した。

これにより、4月25日現在の同地での感染者数は計15,176人、うち死亡したのは519人、回復したのは1,538人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性139人、女性112人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市38人、カーミシュリー市19人、マーリキーヤ(ダイリーク)市16人、ダルバースィーヤ市7人、アームーダー市2人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市29人、マンビジュ市9人、ラッカ県のラッカ市65人、タブカ市66人。

ANHA(4月25日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で4月25日に新たに25人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、29人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡3人、ハーリム郡9人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡3人、アフリーン郡5人、アアザーズ郡4人。

これにより、同地での感染者数は計21,823人、うち回復したのは19,877人、死亡したのは641人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1563701943834691/

AFP, April 25, 2021、ACU, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県を砲撃(2021年4月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、バーラ村、ファッティーラ村、スフーフン村一帯、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約30輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るサッハーラ村で、シャーム解放機構によって逮捕された住民の家族らが抗議デモを行い、釈放を求めた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダルアー市マンシヤ地区で爆弾が爆発し、子供2人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県17件、ラタキア県8件、アレッポ県2件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は27件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を16件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊でシリア軍・「イランの民兵」とシリア民主軍が交戦、米主導の有志連合が介入し爆撃(2021年4月24日)

ダイル・ザウル県では、アイン・フラート(4月24日付)によると、シリア軍共和国護衛隊と「イランの民兵」が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と、シリア政府の支配下にあるブーカマール市近郊のユーフラテス川を挟んで砲撃戦となった。

戦闘は、スィヤール村の水上通行所近くで、石油などの物資の密輸をめぐる対立が発端となり発生した。

これに対して、米主導の有志連合の戦闘機複数機が介入し、ユーフラテス川西岸のシリア軍と「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して爆撃を行った。

この爆撃で、車輌1台が被弾し、乗っていたシリア軍士官(中尉)1人と「イランの民兵」3人(イラン人)が死亡した。

一方、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が、ウマル油田一帯でシリア民主軍とともに軍事演習を行った。

AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、‘Ayn al-Furat, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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政府側、北・東シリア自治局側の部族長・名士が相次いで声明を出し、カーミシュリー市での戦闘をめぐって非難合戦(2021年4月24日)

シリア政府支配下の部族長や名士らが相次いで声明を出し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県カーミシュリー市で続く国防隊と内務治安部隊(アサーイシュ)の戦闘に関して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による住民への攻撃を非難した。

ハサカ県シリア部族長・名士評議会(ミーザル・ファーディル・ムスラト議長)は声明を出し、ハサカ県カーミシュリー市タイ地区の住民や住居に対するシリア民主軍の無差別攻撃、砲撃、狙撃を非難し、祖国シリアへの帰属、国土統一と主権の維持、分離主義への拒否、米国の占領拒否を表明した。

また、シリアのバッカーラ部族の部族長であるナウワーフ・ラーギブ・バシール氏は、カーミシュリー市タイ地区の住民に対するシリア民主軍の攻撃を非難した。

ダイル・ザウル県のシャンマル・ブーライル部族の部族長であるアフマド・マウフ・シャンマリー氏は、人民抵抗運動を活性化し、米国を放逐するため、ジャズィーラ地方(ユーフラテス川以東地域)に資金、武器、マンパワーの支援を行うべきだと主唱した。

スルス部族(アカイダート部族)の部族長であるズィーブ・ライイス・ナジュラス氏は、シリア民主軍の攻撃に立ち向かうため、ジャズィーラ地方のタイ部族と連帯するを表明した。

ハッラーシーン部族の部族長であるルクン・ウライウィー氏は、ジャズィーラ地方の部族とともに、米国、トルコを排斥し、ジャズィーラを「祖国のゆりかご」に復帰させるとの決意を示した。

SANA(4月24日付)が伝えた。

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ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダイル・ザウル県スワル町の部族長・名士らが声明を出し、シリア北部および東部での安定と友愛を奪おうとするいかなる行為も拒否すると発表し、国防隊を非難した。

また、北・東シリア自治局ジャズィーラ地方カーミシュリー地区カーミシュリー郡立法評議会お声明を出し、地域で共存する諸集団の友愛を損ね、治安を見出す試みと、国防隊を非難した。

AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍憲兵隊とシリア民主軍がカーミシュリー市の一時停戦を4月25日午前10時まで延長(2021年4月24日)

ハサカ県では、ANHA(4月24日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市で、ロシア軍憲兵隊と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、前日に合意した一時停戦を4月25日午前10時まで延長することを合意した。

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シリア人権監視団によると、内務治安部隊は、国営のシリア・テレビの記者でハサカ県放送テレビ・センター局長のハーディル・ハンマード氏をカーミシュリー市のハサカ通り近くにある自宅で拘束した。

これを受けて、その後、ロシア軍憲兵隊と地元名士の仲介によって、内務治安部隊は数時間後に釈放した。

同地では、4月20日から国防隊と内務治安部隊(アサーイシュ)がタイ地区などで激しく交戦していた。

シリア人権監視団によると、4月20日に始まった戦闘での死者は、国防隊メンバー6人、内務治安部隊2人、住民2人(子供、部族長)。

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ANHA(4月24日付)によると、内務治安部隊は前日までの戦闘で殺害した国防隊メンバーの遺体3隊を、一時停戦の保障者であるロシア軍憲兵隊に引き渡した。

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シリア人権監視団が複数の情報筋から得たとして発表したところによると、持続的な停戦に向けて、ロシア軍憲兵隊の仲介のもとに協議が行われているが、内務治安部隊、シリア民主軍は今回の戦闘で制圧したタイ地区とハルクー地区の支配地の維持を要求、政府側がこれを拒否しているという。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月24日付)は、シリア民主軍が、シリア政府に対して、タイ地区の割譲と、内務治安部隊に発砲し、今回の戦闘の原因を作り出した国防隊メンバーの身柄引き渡しを求めているとしたうえで、シリア民主軍が政府の支配下にあるカーミシュリー国際空港など市内の要衝を掌握しようとしていると政府側が疑っていると伝えた。

一方、ANHAは、国防隊の増援部隊が、一時停戦に乗じて、カーミシュリー市の南西に位置する大ダムヒーヤ村、市内のアッバース・アッラーウィー学校およびタイ地区給水塔近くに集結、タイ地区内の支配地回復、市の環状道路南部一帯のほか、アブー・ラースィーン町近郊への勢力拡大を狙っていると伝えた。

AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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ダーイシュがハマー県東部の砂漠地帯でシリア軍第5軍団の部隊を襲撃し、兵士2人死亡、3人負傷(2021年4月24日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部の砂漠地帯でシリア軍第5軍団の部隊を襲撃し、兵士2人を殺害、3人を負傷させた。

AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊を砲撃(2021年4月24日)

ハサカ県では、ANHA(4月24日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のクーザリーヤ村、タウィーラ村、タッル・ラバン村を砲撃した。

一方、SANA(4月23日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアルーク村の揚水所からの飲料水供給を停止してから16日となる4月23日、ハサカ県水道公社が復旧作業を完了し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市への水道水供給が再開した。

AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で135人、北・東シリア自治局支配地域で103人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で18人(2021年4月24日)

保健省は政府支配地域で新たに135人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者180人が完治し、16人が死亡したと発表した。

これにより、4月24日現在の同地での感染者数は計21,999人、うち死亡したのは1,526人、回復したのは15,731人となった。

SANA(4月24日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに103人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者12人が完治し、7人が死亡したと発表した。

これにより、4月24日現在の同地での感染者数は計14,925人、うち死亡したのは507人、回復したのは1,513人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性48人、女性55人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市19人、カーミシュリー市15人、マーリキーヤ(ダイリーク)市14人、アームーダー市5人、マアバダ(カルキールキー)町4人、
ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村1人、タッル・タムル町1人、ロジュ・キャンプ16人、フール・キャンプ8人、ダイル・ザウル県20人。

ANHA(4月24日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で4月24日に新たに18人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、21人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡9人、ハーリム郡2人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡0人、アフリーン郡6人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計21,798人、うち回復したのは19,848人、死亡したのは641人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1562930997245119/

AFP, April 24, 2021、ACU, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるM4高速道路沿線に位置するイドリブ県ジスル・シュグール市近郊のズィヤーディーヤ村に新たな拠点を設置、国境で密入国しようとした男性を射殺(2021年4月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるM4高速道路沿線に位置するジスル・シュグール市近郊のズィヤーディーヤ村に新たな拠点を設置した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

トルコ軍はまた、国境警備隊がトルコ領内に密入国しようとしたジスル・シュグール市出身の男性を射殺した。

一方、ルワイハ村一帯では、シリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるサフワ村で空軍情報部の隊員3人が何者かの襲撃を受け、2人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を25件(イドリブ県12件、ラタキア県6件、アレッポ県1件、ハマー県6件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は23件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を16件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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シリア軍がカーミシュリー市での戦闘を受け、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区、タッル・リフアト市一帯を封鎖する構え(2021年4月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ県カーミシュリー市でロシア軍憲兵隊と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が停戦を合意した直後、シリア軍が、北・東シリア自治局の勢力下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区と政府支配地を隔てるジャズィーラ検問所を閉鎖、検問を強化するとともに、アシュラフィーヤ地区でパトロールを強化した。

また、これと前後して、シリア軍は、アレッポ市とシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市を結ぶ街道を封鎖、タッル・リフアト市一帯地域を封鎖する構えを見せた。

ANHA(4月24日付)も、アフリーン人権機構の話として、カーミシュリー市で国防隊が完全に浄化されたのを受けるかたちで、シリア軍第4師団と総合情報部がジャズィーラ検問所を封鎖し、アシュラフィーヤ地区とシャイフ・マクスード地区の住民への締め付けを強化していると伝えた。

AFP, April 23, 2021、ANHA, April 23, 2021、April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2021、Reuters, April 23, 2021、SANA, April 23, 2021、SOHR, April 23, 2021などをもとに作成。

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カーミシュリー市での国防隊と内務治安部隊の戦闘続く、ロシア軍とシリア民主軍の仲介で一時停戦(2021年4月23日)

ハサカ県では、ANHA(4月23日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市ではまた、バニー・サブア部族の名士の1人ハーイス・ジャルヤーン氏が早朝、政府支配下の国立病院の北東にある自宅前で何者かによって銃で撃たれて死亡した。

殺害される直前、ジャルヤーン氏は国防隊との会合に出席し、戦闘停止を説得していたという。

カーミシュリー市ではまた、国防隊と内務治安部隊(アサーイシュ)による戦闘が続いた。

戦闘は、タイ地区内(アッバース・アッラーウィー学校、イブン・スィーナー学校一帯、同地区西部など)やハルクー学校一帯で激しく行われ、国防隊は同地の建物の屋上などに狙撃手を配置し、内務治安部隊に対峙した。

これに対して、内務治安部隊は、国防隊が攻撃の拠点としていたタイ地区東部のファーディル・ハサン学校とイブン・スィーナー学校を制圧した。

国防隊と内務治安部隊の戦闘を収束させるため、ロシア軍憲兵隊と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の代表が、カーミシュリー市内で会合を開き、4月24日午後6時から25日午前10時までの一時停戦を合意した。

これを受け、内務治安部隊は声明を出し、ロシア軍憲兵隊とシリア民主軍の仲介と保障を受け入れ停戦すると発表した。

一方、国防隊は、停戦合意後もハルクー地区に至る交差点にある内務治安部隊の拠点複数カ所に対して攻撃を加えた。

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北・東シリア自治局執行評議会のビーリーファーン・ハーリド共同議長は、ANHA(4月23日付)の取材に応じ、そのなかで、「ダマスカスの政府は、その傭兵を頻繁に用いて、地域の安定と治安を脅かし、地域における自治のプロジェクトを反故にしようとしている」と批判、国防隊の攻撃を食い止めると断固たる意思を示した。

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SANA(4月23日付)によると、カーミシュリー市近郊のジャルマズ村でタイ部族の部族長と名士たちが会合を開き、カーミシュリー市一部地区に対するシリア民主軍の攻撃や住民に対する犯罪行為を非難する声明を出した。

声明において、部族長と名士らはまた、ジャズィーラ地方(ユーフラテス川以東地域)の部族に対して、米国の支援を受けるシリア民主軍に対して団結して対抗するよう呼び変えた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるズィーバーン町で、シリア民主軍が密輸用の水上通行所に勤務していた男性を射殺した。

AFP, April 23, 2021、ANHA, April 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2021、Reuters, April 23, 2021、SANA, April 23, 2021、SOHR, April 23, 2021などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県バーブ市近郊での爆発でトルコ軍兵士、シリア国民軍戦闘員多数負傷(2021年4月23日)

アレッポ県では、SANA(4月23日付)、ANHA(4月23日付)によると、トルコの占領下にあるバーブ市近郊(ラーイー村に至る街道)沿いにあるシリア国民軍所属の東部自由人連合の基地近くで、トルコ軍とシリア国民軍の車列の通過に合わせて、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発し、トルコ軍兵士とシリア国民軍戦闘員多数が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市のアキール山地区で、住民数十人が、市内のトルコ軍基地前で抗議デモを行い、基地建設を目的に破壊された住居の補償を求めた。

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ラッカ県では、ANHA(4月23日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市一帯および同市近郊のマンスーラ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、これに対して、シリア軍も砲撃で応戦した。

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ハサカ県では、SANA(4月23日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアルーク村の揚水所からの飲料水供給を停止してから15日が経ち、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市の水不足が深刻化、シリア赤新月社が給水車で飲料水を輸送した。

AFP, April 23, 2021、ANHA, April 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2021、Reuters, April 23, 2021、SANA, April 23, 2021、SOHR, April 23, 2021などをもとに作成。

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クナイトラ県スワイサ村で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、子供2人死亡(2021年4月23日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるスワイサ村で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、子供2人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダーイル町で空軍情報部の士官(少尉)が武装グループに銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(イドリブ県18件、ラタキア県11件、アレッポ県2件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は32件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を20件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, April 23, 2021、ANHA, April 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 23, 2021、Reuters, April 23, 2021、SANA, April 23, 2021、SOHR, April 23, 2021などをもとに作成。

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ブラウンタイン米国務省シリア問題担当副特使がハサカ市を訪問し、北・東シリア自治局執行評議会共同議長と会談(2021年4月22日)

デヴィッド・ブラウンタイン米国務省シリア問題担当副特使は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県のハサカ市を訪れ、北・東シリア自治局執行評議会のビーリーファーン・ハーリド、アブドゥルハーミド・マフバーシュ両共同議長と会談した。

ANHA(4月22日付)によると、会談では、農作物の確保など、福祉、経済、治安、生活面の状況改善の方途について意見が交わされた。

AFP, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊を砲撃(2021年4月22日)

ラッカ県では、ANHA(4月22日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、ハーリディーヤ村、サクル休憩所、M4高速道路沿線を砲撃した。

一方、トルコの占領下にあるタッル・アブヤド市近郊のハマーム・トゥルクマーン村の市場で、シリア国民軍がタワービラ部族の住民が口論の末に発砲し、1人を殺害、3人を負傷させた。

AFP, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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カーミシュリー市で国防隊とアサーイシュが戦闘再開、子供1人が死亡、アサーイシュは国防隊の拠点を新たに制圧(2021年4月22日)

ハサカ県では、ANHA(4月22日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市で4月21日午後11時45分頃、国防隊と内務治安部隊(アサーイシュ)が戦闘を再開した。

両者は4月20日、国防隊がワフダ通りにある内務治安部隊の検問所複数カ所を攻撃したこときっかけに衝突、内務治安部隊の隊員複数人が負傷していた。

21日深夜に再開した戦闘は、国防隊がタイ地区にある内務治安部隊の拠点を襲撃したことがきっかけだったという。

内務治安部隊は応戦し、「マフラザト・ライルー」の名で知られるタイ地区北部の国防隊の拠点を制圧した。

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戦闘再開を受けて、カーミシュリー国際空港に駐留するロシア軍憲兵隊と北・東シリア自治局の渉外関係局(外務省に相当)職員からなる合同使節団がタイ地区を訪れ、ロシア軍憲兵隊が国防隊の代理として、内務治安部隊と戦闘を停止することを合意し、午前2時半頃までには事態は収束した。

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しかし、午前10時頃、両者は再び戦闘を再開した。

ANHAによると、国防隊が無差別に発砲したことで、戦闘が再開したという。

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2度目の戦闘再開を受けて、ロシア軍憲兵隊とシリア軍士官3人(少将、准将、大佐)からなる合同使節団がワフダ交差点を訪れ、内務治安部隊の司令官と会談、戦闘停止に向けた協議を行った。

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しかし、戦闘は止まず、国防隊が撃った銃弾で14才と10才の男の子2人(アフマド・ハンムード・ハンムードくん、マフムード・マフムードくん)と12才の女の子(アフド・ウスマーンちゃん)が負傷し、コルニーシュ地区にあるシャヒード・ハッバート病院に搬送された。

このうち10才の子供(マフムードくん)はその後病院で死亡した。

国防隊はさらに、内務治安部隊が管理するハルクー検問所を攻撃、住宅などに砲撃を行い、住民3人が負傷した。

内務治安部隊は、タイ地区、ハルクー学校一帯で国防隊を迎撃し、2人を拘束した。

AFP, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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米主導の有志連合の車輌約38輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に進入(2021年4月22日)

ハサカ県では、SANA(4月22日付)によると、米主導の有志連合の車輌約38輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ハサカ県カーミシュリー市一帯に設置されている基地に向かった。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル軍事評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の司令部を、ダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装集団が襲撃し、兵士1人を殺害、2人を負傷させた。

AFP, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で141人、北・東シリア自治局支配地域で245人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で26人(2021年4月22日)

保健省は政府支配地域で新たに141人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者160人が完治し、13人が死亡したと発表した。

これにより、4月22日現在の同地での感染者数は計21,725人、うち死亡したのは1,496人、回復したのは15,376人となった。

感染者の県別内訳は、ダマスカス県20人、ダマスカス郊外県14人、アレッポ県25人、ラタキア県35人、タルトゥース県11人、ヒムス県22人、ハサカ県5人、ダルアー県5人、クナイトラ県4人

SANA(4月22日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに245人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者12人が完治し、8人が死亡したと発表した。

これにより、4月22日現在の同地での感染者数は計14,681人、うち死亡したのは485人、回復したのは1,488人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性129人、女性116人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市37人、カーミシュリー市39人、マーリキーヤ(ダイリーク)市17人、ダルバースィーヤ市9人、マアバダ(カルキールキー)町1人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村3人、ロジュ・キャンプ12人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市12人、マンビジュ市4人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)1人、ラッカ県のラッカ市25人、タブカ市60人、ダイル・ザウル県26人。

ANHA(4月22日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で4月22日に新たに26人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、9人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡2人、ハーリム郡0人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡4人、ジャラーブルス郡2人、バーブ郡6人、アフリーン郡9人、アアザーズ郡3人。

これにより、同地での感染者数は計21,765人、うち回復したのは19,809人、死亡したのは641人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1561510257387193/

AFP, April 22, 2021、ACU, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市ドゥバイト地区で、ウズベク人戦闘員が男性に銃に撃たれて死亡(2021年4月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市のドゥバイト地区で、ウズベク人戦闘員が男性に銃に撃たれて死亡した。

一方、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村、アンカーウィー村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるヒルバト・カイス村でシリア軍第4師団の兵士1人が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

また、ムザイリーブ町とタッル・シハーブ町を結ぶ街道でも第4師団の兵士2人がオートバイに乗った2人組の武装グループの襲撃を受けて死亡した。

さらに、タッル・シハーブ町では、シリア政府との和解に応じた元反体制武装集団戦闘員1人が殺害された。

このほか、ジーザ町で軍事治安局の兵士らと住民が口論の末撃ち合いとなり、少尉1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(イドリブ県6件、ラタキア県27件、アレッポ県0件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は30件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を26件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 22, 2021、Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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シリア軍とトルコ軍・シリア国民軍がアレッポ県北部で砲撃戦、トルコ軍ドローンが爆撃(2021年4月21日)

アレッポ県では、ANHA(4月21日付)によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村を爆撃した。

トルコ軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市の北西に位置する小アラブ・ハサン村とシャイフ・ナースィル村に違法に設置している基地から大アイン・ハサン村、ヤーランリー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある地域とトルコ占領地の境界に位置するサージュール川(マンビジュ市北)沿いの接触線でシリア軍とトルコ軍・国民軍が砲撃戦を行った。

また、トルコの占領下にあるジャラーブルス市近郊のアマーリナ村にシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるユーフラテス川東岸から発射された砲弾複数発が着弾した。

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ラッカ県では、ANHA(4月21日、4月22日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、サイダー村、M4高速道路沿線、トゥラード石油配給所、ハーリディーヤ村を砲撃した。

AFP, April 21, 2021、ANHA, April 21, 2021、April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2021、Reuters, April 21, 2021、SANA, April 21, 2021、SOHR, April 21, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でシリア軍とシリア民主軍がユーフラテス川を挟んで激しく交戦(2021年4月21日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、4月20日深夜から21日にかけて、ユーフラテス川東岸のシャアファ村に展開する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、西岸のスィヤール村に展開するシリア軍部隊と川を挟んで激しく交戦した。

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ハサカ県では、SANA(4月21日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にある県南部のクバイバ村近くの街道で、シリア民主軍の車輌の通過に合わせて爆弾が爆発し、乗っていた士官1人を含む兵士3人が死亡した。

AFP, April 21, 2021、ANHA, April 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2021、Reuters, April 21, 2021、SANA, April 21, 2021、SOHR, April 21, 2021などをもとに作成。

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UAEはシリア政府支配地域に、WHOはアル=カーイダ支配地に新型コロナウイルス感染症ワクチンを輸送(2021年4月21日)

エミレーツ通信社(WAM、4月21日付)は、新型コロナウイルス感染症ワクチンを積んだUAE赤新月社のチャーター機が4月20日夜にダマスカス国際空港に到着したと伝えた。

シリアへのワクチンの輸送は、4月8日に続いて今回が2回目で、シリア赤新月社との連携のもとに行われているという。

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世界保健機関(WHO)のトルコ・ガジアンテップ事務所のマフムード・ダーヒル氏はAFP(4月21日付)の取材に対して、アストラゼネカ社の新型コロナウイルス感染症ワクチン約53,800回分を、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県に輸送したことを明らかにした。

AFP, April 21, 2021、ANHA, April 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2021、Reuters, April 21, 2021、SANA, April 21, 2021、SOHR, April 21, 2021、WAM, April 21, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で151人、北・東シリア自治局支配地域で155人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で21人(2021年4月21日)

保健省は政府支配地域で新たに151人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者128人が完治し、15人が死亡したと発表した。

これにより、4月21日現在の同地での感染者数は計21,584人、うち死亡したのは1,483人、回復したのは15,216人となった。

SANA(4月21日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに155人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者8人が完治し、20人が死亡したと発表した。

これにより、4月21日現在の同地での感染者数は計14,436人、うち死亡したのは477人、回復したのは1,476人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性93人、女性62人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市42人、カーミシュリー市37人、マーリキーヤ(ダイリーク)市9人、ダルバースィーヤ市3人、ルマイラーン町1人、マアバダ(カルキールキー)町1人、アームーダー市6人、フール・キャンプ2人、ロジュ・キャンプ6人、ナウルーズ・キャンプ1人、ラッカ県のラッカ市19人、アレッポ県のシャフバー地区(タッル・リフアト市)2人、ダイル・ザウル県26人。

ANHA(4月21日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で4月21日に新たに21人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、55人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡5人、ハーリム郡1人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡3人、バーブ郡2人、アフリーン郡8人、アアザーズ郡2人。

これにより、同地での感染者数は計21,739人、うち回復したのは19,800人、死亡したのは641人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1560866824118203/

AFP, April 21, 2021、ACU, April 21, 2021、ANHA, April 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2021、Reuters, April 21, 2021、SANA, April 21, 2021、SOHR, April 21, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県ルワイハ村近郊のシリア軍拠点に対してウズベク人戦闘員3人が「特攻(インギマースィー)」攻撃を行い、兵士5人を殺害(2021年4月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ルワイハ村近郊にあるシリア軍拠点に対して、ウズベク人戦闘員3人が「特攻(インギマースィー)」攻撃を行い、兵士5人を殺害、3人を負傷させた。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバザーブール村、サルジャ村、バイニーン村、ルワイハ村を砲撃する一方、サラーキブ市西のジャウバース村一帯で「決戦」作戦司令室と交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるサナマイン市で、シリア政府との和解に応じ、治安機関の協力者として働いていた2人が正体不明の武装集団に銃で撃たれて死亡した。

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ダマスカス郊外県では、サウト・アースィマ(4月21日付)によると、4月20日深夜から21日未明にかけて、ルハイバ市近くにあるシリア軍第3師団所属第20旅団の倉庫で大きな爆発が発生した。

複数の地元筋によると、爆発で2人が死亡、複数が負傷した。

爆発の原因は不明。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を39件(イドリブ県23件、ラタキア県12件、アレッポ県0件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は38件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を22件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, April 21, 2021、ANHA, April 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 21, 2021、Reuters, April 21, 2021、SANA, April 21, 2021、Sawt al-‘Asima, April 21, 2021、SOHR, April 21, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ウマル油田近くで、米主導の有志連合とシリア民主軍の車列の通過に合わせて、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発(2021年4月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているウマル油田近くで、兵站物資を輸送する米主導の有志連合と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車列の通過に合わせて、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

一方、ズィーバーン町ではダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装グループが、若者1人を銃で撃ち、死亡させた。

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シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、ダイル・ザウル県、ヒムス県スフナ市一帯の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)を狙って35回あまりの爆撃を実施した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にある県南部のディブスィー・ディブスィー・アフナーン村近郊で、羊飼いの住民が放牧中に何者かの襲撃を受け、子供1人が死亡した。

AFP, April 20, 2021、ANHA, April 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2021、Reuters, April 20, 2021、SANA, April 20, 2021、SOHR, April 20, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市で国防隊と内務治安部隊(アサーイシュ)が交戦(2021年4月20日)

ハサカ県では、ANHA(4月20日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市で、国防隊と内務治安部隊(アサーイシュ)が交戦した。

交戦は、国防隊がワフダ通りにある内務治安部隊の検問所複数カ所を攻撃したことを受けたもので、内務治安部隊の隊員複数人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、戦闘は、内務治安部隊が検問所での停車を拒否した国防隊の車輌に向けて発砲したのがきっかけで、撃ち合いによって、内務治安部隊の隊員1人が死亡した。

これを受け、内務治安部隊がタイ地区にある国防隊の検問所を襲撃し、制圧したという。

AFP, April 20, 2021、ANHA, April 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2021、Reuters, April 20, 2021、SANA, April 20, 2021、SOHR, April 20, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で130人、北・東シリア自治局支配地域で232人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で24人(2021年4月20日)

保健省は政府支配地域で新たに154人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者130人が完治し、12人が死亡したと発表した。

これにより、4月20日現在の同地での感染者数は計21,433人、うち死亡したのは1,468人、回復したのは15,088人となった。

SANA(4月20日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに232人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者7人が完治し、12人が死亡したと発表した。

これにより、4月20日現在の同地での感染者数は計14,281人、うち死亡したのは469人、回復したのは1,456人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性122人、女性110人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市32人、カーミシュリー市51人、マーリキーヤ(ダイリーク)市23人、ダルバースィーヤ市10人、ロジュ・キャンプ11人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市3人、マンビジュ市3人、ラッカ県のラッカ市28人、タブカ市32人、ダイル・ザウル県38人。

ANHA(4月20日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で4月20日に新たに24人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、8人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡3人、ハーリム郡2人、アリーハー郡1人、アレッポ県スィムアーン山郡1人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡4人、アフリーン郡8人、アアザーズ郡4人。

これにより、同地での感染者数は計21,718人、うち回復したのは19,745人、死亡したのは641人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1560560970815455/

AFP, April 20, 2021、ACU, April 20, 2021、ANHA, April 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2021、Reuters, April 20, 2021、SANA, April 20, 2021、SOHR, April 20, 2021などをもとに作成。

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