スワイダー県東部でダーイシュが拉致していた住民のうち10人が解放、シリア政府は見返りとしてダーイシュ戦闘員の妻と子25人を釈放、一部はイドリブ県の反体制派支配地域に移送(2018年10月20日)

シリア人権監視団によると、70月にスワイダー県東部でダーイシュ(イスラーム国)が拉致した住民(そのほとんどが女性と子供)約30人のうち、6人が解放された。

解放された6人は、ラスミーヤ・アブー・アンマールさん、アビール・シャグリーンさん、そしてアビールさんの子供4人。

ANHA, October 20, 2018

親政府系サイトのスワイダー24(10月20日付)は、ダーイシュとの交渉にあたってきた組織の一つ「カラーマの男たち運動」筋の話として、6人の解放は「捕虜交換」の一環で、シリア政府側が、ダーイシュ戦闘員の妻たち17人、その子供8人を釈放した。

同消息筋によると、これによりダーイシュに拉致されている住民の数は21人となり、彼らについても近日中に「捕虜交換」が行われるという。

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ドゥラル・シャーミーヤ(10月20日付)によると、シリア政府が解放したダーイシュ戦闘員の妻・子供のうち女性7人と子供7人が、イドリブ県を中心とする反体制派支配地域とシリア政府支配地域を隔てるハマー県北部のカルアト・マディーク町に設置された通行所に到着した。

AFP, October 20, 2018、ANHA, October 20, 2018、AP, October 20, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2018、al-Hayat, October 21, 2018、Reuters, October 20, 2018、SANA, October 20, 2018、Suwayda 24, October 20, 2018、UPI, October 20, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル県スーサ町のモスク(40人以上死亡)に加えて、ブーバドラーン村にあるアンマール・ブン・ヤースィル・モスクも爆撃、住民10人を殺害(2018年10月20日)

ダイル・ザウル県では、SANA(10月20日付)が複数の住民筋の話として伝えたところによると、米主導の有志連合が19日のスーサ町爆撃(40人以上死亡)に加えて、ブーバドラーン村にあるアンマール・ブン・ヤースィル・モスクに対してもを爆撃を行い、住民10人が死亡、多数が負傷した。

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一方、ANHA(10月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるハジーン市周辺一帯に対して激しい攻撃を加え、ダーイシュと交戦した。

シリア民主軍広報センターによると、シリア民主軍は、ハジーン市一帯、上バーグーズ村一帯でダーイシュと交戦し、戦闘員31人を殺害した。

なお同センターによると、米主導の有志連合が同地を15回にわたり爆撃した。

AFP, October 20, 2018、ANHA, October 20, 2018、AP, October 20, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2018、al-Hayat, October 21, 2018、Reuters, October 20, 2018、SANA, October 20, 2018、UPI, October 20, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構はホワイト・ヘルメット・メンバー殺害犯3人を殺害(2018年10月19日)

イドリブ県では、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(10月19日付)が同機構のアレッポ市南部郊外地域の治安部門責任者を務めるムハンマド・サイフ氏の話として伝えたところによると、同機構治安部隊がタッル・トゥーカーン村で、5月のホワイト・ヘルメット・メンバー殺害事件に関与していた武装集団と交戦、3人を殺害した。

AFP, October 19, 2018、ANHA, October 19, 2018、AP, October 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2018、al-Hayat, October 20, 2018、Reuters, October 19, 2018、SANA, October 19, 201、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, October 19, 20198、UPI, October 19, 2018などをもとに作成。

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ホワイト・ヘルメットは声明を出し、イドリブ県などでの連帯デモに謝意を表明するとともに、255人のメンバーが犠牲になったと発表(2018年10月19日)

ホワイト・ヘルメットは声明を出し、欧米諸国に対してホワイト・ヘルメットをシリアから退去するよう求めているロシアに抗議するデモがイドリブ県を中心とするシリア北西部の各所で行われたことに謝意を伝えるとともに、これまでに255人のメンバーが政権による爆撃・砲撃の犠牲となって死亡したことを明らかにした。

al-Durar al-Shamiya, October 19, 2018

AFP, October 19, 2018、ANHA, October 19, 2018、AP, October 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2018、al-Hayat, October 20, 2018、Reuters, October 19, 2018、SANA, October 19, 2018、UPI, October 19, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県などの反体制派支配地域で「ロシアは我々を殺し、ホワイト・ヘルメットは我々を救う」と銘打った抗議デモが行われる(2018年10月19日)

イドリブ県では、オリエント・ニュース(10月19日付)、オリエント・ニュース(10月19日付)、EMC(10月19日付)、そしてシャーム解放機構に近いイバー・ネット(10月19日付)などによるとイドリブ県、アレッポ県、ハマー県の70以上に及ぶ市町村で、「ロシアは我々を殺し、ホワイト・ヘルメットは我々を救う」と銘打った抗議デモが行われた。

デモが行われたのは、イドリブ県のアリーハー市、ジスル・シュグール市、マアッラト・ヌウマーン市、ジスル・シュグール市、ダーナー市、カフルナブル市、アレッポ県のジャラーブルス市、バーブ市、サルマダー市など。

オリエント・ニュース(10月19日付)によると、デモには数万人が参加し、ホワイト・ヘルメットとの連帯やルクバーン・キャンプのシリア難民との連帯、体制打倒が訴えられた。

Shabaka Iba al-Ikhbariya, October 19, 2018
Orient News, October 19, 2018
Orient News, October 19, 2018

 

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=418OqcT0-Kk

AFP, October 19, 2018、ANHA, October 19, 2018、AP, October 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2018、EMC, October 19, 2018、al-Hayat, October 20, 2018、Orient News, October 19, 2018、Reuters, October 19, 2018、SANA, October 19, 2018、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, October 19, 2019、UPI, October 19, 2018、Zaman al-Wasl, October 19, 2018などをもとに作成。

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国民解放戦線はイドリブ県にあるダーイシュ本部を攻撃(2018年10月19日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月19日付)、ANHA(10月19日付)によると、国民解放戦線の治安部隊がジャルジャナーズ町にあるダーイシュ(イスラーム国)の本部に突入し、チュニジア人1人を含むメンバー5人を殺害、自爆ベルトや爆発物を押収した。

AFP, October 19, 2018、ANHA, October 19, 2018、AP, October 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2018、al-Hayat, October 20, 2018、Reuters, October 19, 2018、SANA, October 19, 2018、UPI, October 19, 2018などをもとに作成。

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シリア人権監視団は、ダイル・ザウル県南東部でダーイシュに拉致された避難民キャンプ居住者のほとんどはロシア人と発表、米国防総省は米国人の存在を否定(2018年10月19日)

シリア人権監視団は、12日にダーイシュ(イスラーム国)が砂嵐に乗じてダイル・ザウル県南東部のバフラ村近郊にある避難民キャンプを襲撃し、多くの避難民を拉致した事件に関して、拉致された約700人の人質のほとんどが、ロシア国籍、ないしは旧ソ連諸国、イラン国籍だと発表した。

そのうえで、人質のなかに米国人、西欧人が含まれているとしたロシアのヴラジミール・プーチン大統領の発言(18人)を否定した。

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これに関して、米国防総省のショーン・ロバートソン報道官も「そのキャンプに米国市民がいたとは承知していない」と述べた。

ロイター通信(10月19日付)が伝えた。

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一方、『ハヤート』(10月19日付)は、シリア民主軍の司令官筋の情報として、約100人が拉致されていると伝えた。

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ダイル・ザウル県では、ANHA(10月19日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がハジーン市でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同市郊外にあるダーイシュの武器弾薬庫を破壊した。

AFP, October 19, 2018、ANHA, October 19, 2018、AP, October 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2018、al-Hayat, October 20, 2018、Reuters, October 19, 2018、SANA, October 19, 2018、UPI, October 19, 2018などをもとに作成。

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YPGはトルコ占領下のアフリーン郡(アレッポ県)でトルコ軍兵士1人と反体制派戦闘員2人を殺害(2018年10月19日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の広報センターによると、YPGが16日にトルコ実質占領下のアフリーン郡マアバトリー(マーバーター)町近郊の街道でトルコ軍兵士が乗った車を、17日にラージュー町近郊の街道でスライマーン・シャー師団の車を襲撃し、トルコ軍兵士1人と反体制派戦闘員2人を殺害したと発表した。

AFP, October 19, 2018、ANHA, October 19, 2018、AP, October 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2018、al-Hayat, October 20, 2018、Reuters, October 19, 2018、SANA, October 19, 2018、UPI, October 19, 2018などをもとに作成。

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スプートニク・ニュース:イドリブ県北部で化学兵器実験工場が爆発、外国人技術者とホワイト・ヘルメットが死亡(2018年10月19日)

イドリブ県では、スプートニク・ニュース(10月19日付)が複数の地元筋、メディア筋の話として伝えたところによると、トルコ国境から15キロの距離に位置するタルマーニーン村で大量の化学肥料、爆発物、そして塩素ガスが充填された「樽」が貯蔵された倉庫で大きな爆発が発生した。

爆発が発生したのは、トルコ人、英国人、チェチェン人といった外国人専門家の監督のもとに化学兵器製造の実験が行われていた工場内の施設だという。

この爆発で、少なくとも外国人専門家9人とホワイト・ヘルメットのメンバー2人が、爆発と化学物質の被害を受けて死亡したという。

爆発の原因は不明だが、実験中の人為的過誤によるものと思われる。

AFP, October 19, 2018、ANHA, October 19, 2018、AP, October 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2018、al-Hayat, October 20, 2018、Reuters, October 19, 2018、SANA, October 19, 2018、Sputnik News, October 19, 2018、UPI, October 19, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構はロシア・トルコ両首脳による非武装地帯設置合意への拒否の意思を表明するデモ行進を行う(2018年10月18日)

ANHA(10月19日付)は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)が、イドリブ県でロシア・トルコ両首脳による非武装地帯設置合意への拒否の意思を表明するデモ行進を行ったと伝え、その映像を公開した。

ANHA, October 19, 2018

https://youtu.be/mez9K37PhlM

AFP, October 19, 2018、ANHA, October 19, 2018、AP, October 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2018、al-Hayat, October 20, 2018、Reuters, October 19, 2018、SANA, October 19, 2018、UPI, October 19, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュが砂嵐に乗じてダイル・ザウル県南東部の避難民キャンプを襲撃、欧米人を含む700人以上を拉致か?(2018年10月18日)

スプートニク・ニュース(10月18日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)が13日、ダイル・ザウル県南東部のバフラ村近郊にある西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍管理下の避難民キャンプを砂嵐に乗じて襲撃し、130世帯750人以上を捕虜にとっていたと伝えた。

捕虜となった避難民のなかには、西欧諸国出身者も含まれているという。

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これに関して、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は、ソチで行われた国内外の有識者を集めた「ワルダイ会議」で、「ダーイシュは約700人を拘束し、そのなかには、米国人、西欧人がおり、一部は処刑された。またさらに殺害すると予告している…。ダーイシュはユーフラテス川左岸で支配地域を拡大している…。彼らはさまざまな警告・要求を発し、これらに対する対応が無ければ、毎日10人ずつ処刑すると言っている。一昨日には10人を既に処刑した」と述べた。

AFP, October 18, 2018、ANHA, October 18, 2018、AP, October 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2018、al-Hayat, October 19, 2018、Reuters, October 18, 2018、SANA, October 18, 2018、UPI, October 18, 2018などをもとに作成。

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スプートニク・ニュース:米軍はルクバーン・キャンプのシリア難民の帰国を阻止し、「人間の盾」として利用するため、キャンプの若者を教練(2018年10月18日)

スプーニク・ニュース(10月18日付)は、ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)を占領する有志連合を主導する米軍が、ヨルダン北西部のルクバーン難民キャンプで、若者を募集し、戦闘員として教練していると伝えた。

同ニュースによると、米国は、募集に応じた若者に対して月600米ドルを給与として支払い、米軍の軍服を支給、軍事教練を施しているという。

軍事教練は、ルクバーン難民キャンプに収容されているシリア難民のシリアへの帰国を阻止し、「人間の盾」として利用し続けることにあるという。

これに対して、55キロ地帯やルクバーン・キャンプ一帯で活動を続ける革命特殊任務軍の広報局は報道向け声明を出し、スプートニク・ニュースの報道内容を否定した。

al-Durar al-Shamiya, October 18, 2018

AFP, October 18, 2018、ANHA, October 18, 2018、AP, October 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2018、al-Hayat, October 19, 2018、Reuters, October 18, 2018、SANA, October 18, 2018、Sputnik News, October 18, 2018、UPI, October 18, 2018などをもとに作成。

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YPGとトルコの支援を受ける武装集団がトルコ占領下のアフリーン郡(アレッポ県)で交戦(2018年10月18日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の広報センターによると、YPGが16、17日、トルコ実質占領下のアフリーン郡シーラーワー町近郊のキーマール村、カフル・ナッブー村でハムザ師団、シャーム軍団と交戦し、6人を殺害した。

一方、ANHA(10月18日付)によると、トルコ軍と反体制武装集団はブルジュ・カース村を砲撃した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(10月18日付)によると、シリア国民軍に所属する第3軍団がアフリーン市内でYPGの細胞を摘発した。

AFP, October 18, 2018、ANHA, October 18, 2018、AP, October 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2018、al-Hayat, October 19, 2018、Reuters, October 18, 2018、SANA, October 18, 2018、UPI, October 18, 2018などをもとに作成。

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反体制武装集団がアレッポ市を砲撃し1人死亡(2018年10月18日)

アレッポ県では、SANA(10月18日付)によると、アレッポ市南西部で活動を続ける反体制武装集団がアレッポ市サビール地区の住宅街を砲撃し、1人が死亡、複数人が負傷した。

SANA, October 18, 2018

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イドリブ県では、イバー通信(10月18日付)によると、シャーム解放機構の治安部隊がムサイビーン村で、爆弾を仕掛けた車、自爆ベルト複数本、大量の武器弾薬を押収した。

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ハサカ県では、ANHA(10月18日付)によると、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)が共同支配するハサカ市のサーリヒーヤ地区で爆弾が爆発した。

AFP, October 18, 2018、ANHA, October 18, 2018、AP, October 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2018、al-Hayat, October 19, 2018、Reuters, October 18, 2018、SANA, October 18, 2018、UPI, October 18, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, October 18, 2018などをもとに作成。

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有志連合を主導する米軍戦闘機がYPG主体のシリア民主軍を誤爆し6人を殺害、ダーイシュ支配下のスーサ町を爆撃し民間人多数を殺傷(2018年10月18日)

ダイル・ザウル県では、RIAノーヴォスチ通信(10月18日付)は、複数の軍・外交筋の話として伝えたところによると、有志連合を主導する米軍の戦闘機2機が南東部での爆撃に際して、ダーイシュ(イスラーム国)と戦う西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の部隊を誤爆し、6人が死亡、15人が負傷した。

また、SANA(10月18日付)が、複数の地元筋の話として伝えたによると、有志連合はダーイシュ支配下のスーサ町を爆撃し、民間人多数を死傷させた。

米中央軍(CENTCOM)の発表によると、有志連合は爆撃を激化させており、10月7日~10月13日にかけて123回の爆撃を実施している。

一方、シリア民主軍の広報センターによると、シリア民主軍は上バーグーズ村一帯、ハジーン市一帯でダーイシュと交戦し、15人を殺害した。

なお同広報センターによると18日の有志連合による爆撃は11回に及んだ。

ANHA(10月18日付)が伝えた。

AFP, October 18, 2018、ANHA, October 18, 2018、AP, October 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2018、al-Hayat, October 19, 2018、Reuters, October 18, 2018、RIA Novosti, October 18, 2018、SANA, October 18, 2018、UPI, October 18, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北部を砲撃(2018年10月17日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月17日付)によると、シリア軍はイドリブ県に近い県北部の岩場地帯などを砲撃した。

AFP, October 17, 2018、ANHA, October 17, 2018、AP, October 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2018、al-Hayat, October 18, 2018、Reuters, October 17, 2018、SANA, October 17, 2018、UPI, October 17, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県南東部でダーイシュとの戦闘を続ける(2018年10月17日)

ダイル・ザウル県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターによると、シリア民主軍が上バーグーズ村一帯、ハジーン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、12人を殺害した。

ANHA(10月17日付)が伝えた。

AFP, October 17, 2018、ANHA, October 17, 2018、AP, October 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2018、al-Hayat, October 18, 2018、Reuters, October 17, 2018、SANA, October 17, 2018、Sputnik News, October 18, 2018、UPI, October 17, 2018などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県サファー丘一帯で抵抗を続けるダーイシュとシリア軍がロシアの要請を受けて停戦に合意(2018年10月16日)

スワイダー24(10月16日付)は、スワイダー県東部に隣接するダマスカス郊外県サファー丘一帯の岩石砂漠地帯(スワイダー砂漠)で抵抗を続けてきたダーイシュ(イスラーム国)とシリア軍が停戦に合意したと伝えた。

同サイトによると、停戦合意は、ロシアの要請に基づくもので、16日正午に発効、停戦の期限は設定されていないという。

軍消息筋が同サイトに明らかにしたところによると、双方が制圧した拠点は維持され、停戦違反に対する報復を留保することなどが合意されたという。

AFP, October 16, 2018、ANHA, October 16, 2018、AP, October 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2018、al-Hayat, October 17, 2018、Reuters, October 16, 2018、SANA, October 16, 2018、Suwayda 24, October 16, 2018、UPI, October 16, 2018などをもとに作成。

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「人民抵抗」を名のる正体不明の武装集団がダルアー県の軍事病院の検問所に発砲し、治安要員2人を殺害(2018年10月16日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月16日付)によると、「人民抵抗」を名のる正体不明の武装集団がジャースィム市にあるジャースィム軍事病院の検問所に発砲し、総合情報部の2人を殺害した。

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イドリブ県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(10月16日付)によると、同機構がイドリブ市近郊でダーイシュ(イスラーム国)のアジトを襲撃し、メンバー複数人を殺害・拘束した。

AFP, October 16, 2018、ANHA, October 16, 2018、AP, October 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2018、al-Hayat, October 17, 2018、Reuters, October 16, 2018、SANA, October 16, 2018、UPI, October 16, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, October 16, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県南東部でダーイシュとの戦闘を続ける(2018年10月16日)

ダイル・ザウル県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターによると、シリア民主軍が上バーグーズ村一帯、ハジーン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、9人を殺害した。

ANHA(10月16日付)が伝えた。

AFP, October 16, 2018、ANHA, October 16, 2018、AP, October 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2018、al-Hayat, October 17, 2018、Reuters, October 16, 2018、SANA, October 16, 2018、UPI, October 16, 2018などをもとに作成。

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YPGがトルコ実質占領下のアレッポ県アフリーン郡で東部自由人連合を要撃(2018年10月16日)

アレッポ県では、トルコの実質占領下にあるアフリーン郡シーラーワー町近郊のガザーウィーヤ村に至る街道で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)が東部自由人連合を要撃し、4人を殺害した。

ANHA(10月16日付)が伝えた。

AFP, October 16, 2018、ANHA, October 16, 2018、AP, October 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2018、al-Hayat, October 17, 2018、Reuters, October 16, 2018、SANA, October 16, 2018、UPI, October 16, 2018などをもとに作成。

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非武装地帯設置合意を拒否した新興のアル=カーイダ系組織など4組織がシリア軍の攻撃に対抗するため「信者を煽れ」作戦司令室を設置(2018年10月15日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月15日付)によると、ロシア・トルコ首脳による非武装地帯設置合意を拒否した反体制武装集団が、シリア軍の奇襲に備えるとして、新たに「信者を煽れ」作戦司令室を結成した。

「信者を煽れ」作戦司令室に参加したのは、新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン、アンサール・ディーン戦線、アンサール・タウヒード、アンサール・イスラーム集団。

al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018

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イドリブ県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(10月15日付)によると、同機構の車列がザーウィヤ山に近いアイン・ラールーズ村に突入し、「指名手配者」15人を拘束し、盗難車輌などを押収した。

拘束されたのは、誘拐、殺人、強盗などに関与したグループだという。

AFP, October 15, 2018、ANHA, October 15, 2018、AP, October 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018、al-Hayat, October 16, 2018、Reuters, October 15, 2018、SANA, October 15, 2018、UPI, October 15, 2018などをもとに作成。

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アイユーブ国防大臣はシリア政府と和解し、免罪手続きを終えた兵士、民間人を拘束しないよう布告を発する(2018年10月15日)

ドゥラル・シャーミーヤ(10月15日付)は、イマード・アイユーブ国防大臣が、シリア軍の検問所に対して、シリア政府と和解し、免罪手続きを終えた兵士、民間人を拘束しないよう布告を出したと伝え、その文書の写真を掲載した。

al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月15日付)によると、シリア政府との和解に応じたカリフ・イマル旅団のアブドゥッサラーム・ラグシュ司令官、ハウラーン・ムジャーヒディーン旅団のズィヤード・ナースィル司令官が、サナマイン市で治安当局に逮捕された。

逮捕は、同地住民が、この2人が拉致・殺人に関与しているとの申し立てをしたの受けて行われたという。

AFP, October 15, 2018、ANHA, October 15, 2018、AP, October 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018、al-Hayat, October 16, 2018、Reuters, October 15, 2018、SANA, October 15, 2018、UPI, October 15, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団がロジャヴァ支配下のマンビジュ市侵攻に向けてアレッポ市北部一帯に展開、シリア軍がこれを迎撃(2018年10月15日)

アレッポ県では、ANHA(10月15日付)によると、アレッポ市北部のウンム・フーシュ村、ハルバル村、シャイフ・イーサー村、シャフバー・ダム一帯で、シリア軍とトルコの支援を受ける反体制武装集団が交戦した。

戦闘は同地の前線にトルコ軍と反体制武装集団が展開したのを受けたもので、反体制武装集団はまたマーリア市方面から同地のシリア軍拠点に対して砲撃を加えた。

トルコ日刊紙『イェニ・シャファク』(10月15日付)によると、同地に展開した反体制武装集団は約2万人。

トルコ軍地上部隊とともに、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)支配下のマンビジュ市一帯地域への侵攻を準備しているという。

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一方、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)に近い「オリーブの怒り」作戦司令室が声明を出し、11日にトルコの実質占領下にあるアレッポ県バーブ市近郊のカッバースィーン村で反体制武装集団メンバー2人を殺害したと発表した。

AFP, October 15, 2018、ANHA, October 15, 2018、AP, October 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018、al-Hayat, October 16, 2018、Reuters, October 15, 2018、SANA, October 15, 2018、UPI, October 15, 2018、Yeni Safak, October 15, 2018などをもとに作成。

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シリア民主評議会報道官はムアッリム外務在外居住者大臣の発言を「シリアの憲法に合致していない」と批判(2018年10月15日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会のアムジャド・ウスマーン報道官は、首都ダマスカスでのワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相とイブラーヒーム・ジャアファリー外務大臣の共同記者会見でのムアッリム大臣の発言を批判した。

ウスマーン報道官は「記者会見で、シリアの外務大臣はユーフラテス川東部の情勢について言及したが、これはシリア憲法に合致しない。シリア政府はイドリブ県の後はユーフラテス川東部に狙いを定めている」と非難した。

そのうえで「ダマスカスとの交渉が頓挫した理由は、ダマスカスの政府が対話に際して課した前提条件と狭量な縛りにある。我々はこの協議が失敗したことの背後に外国勢力がいるとの嫌疑を拒否する。ダマスカスの政府により柔軟になり、政治的解決に向けた愛国的なフォーマットに至るよう呼びかける」と付言した。

ANHA(10月15日付)が伝えた。

AFP, October 15, 2018、ANHA, October 15, 2018、AP, October 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018、al-Hayat, October 16, 2018、Reuters, October 15, 2018、SANA, October 15, 2018、UPI, October 15, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構はイドリブ県でダーイシュのアジトを摘発、大量の爆発物・機器を押収(2018年10月14日)

イドリブ県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(10月14日付)によると、シャーム解放機構の治安機関が、マアッラトミスリーン市近郊にあるダーイシュ(イスラーム国)のアジトを摘発、大量の爆発物・機器を押収した。

Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, October 14, 2018

AFP, October 14, 2018、ANHA, October 14, 2018、AP, October 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2018、al-Hayat, October 15, 2018、Reuters, October 14, 2018、SANA, October 14, 2018、UPI, October 14, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, October 14, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構はロシア・トルコによる非武装地帯設置合意への姿勢を初めて正式表明:「ジハードから逸脱することはない…。意見表明が遅れたのは他の革命勢力と協議していたから」(2018年10月14日)

シャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)は、9月17日のロシア・トルコ両首脳によるイドリブ県での非武装地帯設置に関する合意に関して初めて声明を出し、「犯罪者体制打倒、捕虜解放、避難民の安全な帰還をはじめとする我らが革命の諸目的を実現するため、ジハードと戦闘という選択肢から逸脱することはない」と表明した。

声明において、シャーム解放機構は「我々の武器はシャームの革命の安全弁にして、スンナの民を防衛するためのトゲであり…、放棄したり、引き渡したりしない…。あらゆる合法的な手段を駆使して住民や民の安全を保障したい」としたうえで「内外で解放区防衛をめざすすべての人々の努力を強化するとともに、革命の戦列を弱体化させようとする…占領国ロシアのごまかしに警鐘を鳴らしたい」と訴えた。

そのうえで「犯罪者体制とその同盟者どもの試みすべては失敗と敗北を喫するだろう…。シリア国民が抱く自由への意志が…彼らを沈め、その傲慢さを打ち砕くだろう」と主張した。

一方、非武装地帯設置合意に対する意見表明が遅れたことについては「北部解放区の他の革命勢力、国内外にいるその幹部らとの協議、連絡」によるものだったと説明した。

al-Durar al-Shamiya, October 14, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 14, 2018

AFP, October 14, 2018、ANHA, October 14, 2018、AP, October 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2018、al-Hayat, October 15, 2018、Reuters, October 14, 2018、SANA, October 14, 2018、UPI, October 14, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県北部でトルコの支援を受ける武装集団どうしが交戦(2018年10月14日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月14日付)によると、県北部のアフタリーン市、アフティームラート村、カフラ村、マーリア市で、トルコの支援を受けるシャーム戦線と東部自由人連合に所属する部族民兵が交戦し、双方に死傷者が出た。

複数の地元筋によると、戦闘は、東部自由人連合に所属する部族民兵がサジュウ避難民キャンプでの結婚式で空砲を撃ち、子供1人が死亡したことがきっかけだという。

AFP, October 14, 2018、ANHA, October 14, 2018、AP, October 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2018、al-Hayat, October 15, 2018、Reuters, October 14, 2018、SANA, October 14, 2018、UPI, October 14, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構幹部はヨルダンのルクバーン・シリア難民キャンプ封鎖解除のためシリア軍と戦うよう反体制派に呼びかける(2018年10月14日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の幹部アブー・マーリク・タッリー氏はテレグラムのアカウントで、ヨルダン北東部のルクバーン・シリア難民キャンプに対する封鎖を解除するため、シリア軍に対する戦端を開くよう「革命諸派」(反体制武装集団)に呼びかけた。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月14日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, October 14, 2018

AFP, October 14, 2018、ANHA, October 14, 2018、AP, October 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2018、al-Hayat, October 15, 2018、Reuters, October 14, 2018、SANA, October 14, 2018、UPI, October 14, 2018などをもとに作成。

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反体制武装集団がアレッポ市を砲撃、ハマー県北部でシリア軍と交戦(2018年10月14日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が13日深夜から14日未明にかけて、非武装地帯内に位置する県北部のバーナ村、ジャイサート村を砲撃した。

シリア軍はまた、ラターミナ町近郊の農地、マアルカバ村を砲撃、ジューリーン村一帯で反体制武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がハラブ・ジャディーダ地区、ナイル通り、ザフラー協会地区、シャフバー地区を砲撃し、砲弾11発が着弾した。

AFP, October 14, 2018、ANHA, October 14, 2018、AP, October 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2018、al-Hayat, October 15, 2018、Reuters, October 14, 2018、SANA, October 14, 2018、UPI, October 14, 2018などをもとに作成。

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