シリア人権監視団は、国民解放戦線に所属する自由イドリブ軍がイドリブ県の非武装地帯からの撤退を開始したと発表(2018年9月30日)

英国で活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団は、「トルコに近いイスラーム主義の軍団」が、17日にロシア・トルコ首脳によって設置合意されたイドリブ県の非武装地帯から撤退を開始した、と発表した。

撤退を開始したのは、国民解放戦線に所属する自由イドリブ軍。

AFP, September 30, 2018、ANHA, September 30, 2018、AP, September 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2018、al-Hayat, October 1, 2018、Reuters, September 30, 2018、SANA, September 30, 2018、UPI, September 30, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県でダーイシュ戦闘員49人を殲滅(2018年9月30日)

ダイル・ザウル県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターによると、「テロ駆逐の戦い」を続行するシリア民主軍が上バーグーズ村一帯、ハジーン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘員49人を殲滅した。

AFP, September 30, 2018、ANHA, September 30, 2018、AP, September 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2018、al-Hayat, October 1, 2018、Reuters, September 30, 2018、SANA, September 30, 2018、UPI, September 30, 2018などをもとに作成。

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シリア人権監視団:ロシア軍の爆撃による死者数は18,074人でうち民間人は7,988人(2018年9月30日)

英国で活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団は、ロシアがシリア領内で爆撃を開始した2015年9月30日から2018年9月末までの3年間で、同軍の爆撃による死者数が18,074人に達していると発表した。

このうち、民間人は7,988人(子供1,936人、女性1,199人、男性4,853人)、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーは5,233人、それ以外の反体制武装集団(そのほとんどがトルコの支援を受けている)のメンバーは4,853人に達している。

だが、シリア人権監視団がどのようにロシア軍の爆撃とシリア軍の爆撃の被害者を分けているのか、爆撃による犠牲者とそれ以外の攻撃による犠牲者を分けているのかは不明。

またこの間、国土の26%しか掌握していなかったシリア政府は、60%の国土で支配を回復、これに対して反体制派の支配地域は11.7%から8.7%に減少したという。

同監視団によると、ロシア軍はテルミット白リン弾を使用し、爆撃を繰り返してきたという。

AFP, September 30, 2018、ANHA, September 30, 2018、AP, September 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2018、al-Hayat, October 1, 2018、Reuters, September 30, 2018、SANA, September 30, 2018、UPI, September 30, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県、イドリブ県、ラタキア県でシリア軍と反体制武装集団が交戦(2018年9月30日)

アレッポ県では、SANA(9月30日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾4発がアレッポ市ハーリディーヤ地区とナイル通りに着弾した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタマーニア町一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がクルド山一帯を砲撃した。

AFP, September 30, 2018、ANHA, September 30, 2018、AP, September 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2018、al-Hayat, October 1, 2018、Reuters, September 30, 2018、SANA, September 30, 2018、UPI, September 30, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と、トルコの支援を受ける国民解放戦線がイドリブ県の非武装地帯への対応をめぐって会合するも結論を得ず(2018年9月29日)

ドゥラル・シャーミーヤ(9月29日付)は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と、トルコの支援を受ける国民解放戦線が29日に幹部会合を開いたと伝えた。

同サイトによると、会合は5時間におよび、シリア北部の反体制派支配地域で活動する反体制武装集団の連携、ロシア・トルコ首脳会談が17日に設置合意したイドリブ県で非武装地帯への対応などについて意見が交わされたが、結論を得ないまま閉会となった。

両者は近日中に再び会合を持つ予定だという。

AFP, September 29, 2018、ANHA, September 29, 2018、AP, September 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018、al-Hayat, September 30, 2018、Reuters, September 29, 2018、SANA, September 29, 2018、UPI, September 29, 2018などをもとに作成。

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トルコ諜報機関は反体制武装集団司令官らと会合、イドリブ県の非武装地帯への同意を求める(2018年9月29日)

ドゥラル・シャーミーヤ(9月29日付)は、トルコ諜報機関の士官らが、トルコの支援を受ける反体制武装集団司令官らと会合を重ねている、と伝えた。

会合は、17日にロシア・トルコ首脳が設置合意した非武装地帯への同意を得るためのもので、トルコ諜報機関側の説明によると、トルコとロシアが「穏健な反体制派」とみなした武装集団は、重火器を放棄すれば、非武装地帯への残留を認められるという。

AFP, September 29, 2018、ANHA, September 29, 2018、AP, September 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018、al-Hayat, September 30, 2018、Reuters, September 29, 2018、SANA, September 29, 2018、UPI, September 29, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダと共闘する「穏健な反体制派」のイッザ軍がロシア・トルコによるイドリブ県での非武装地帯設置合意を拒否(2018年9月29日)

イッザ軍は声明を出し、17日にロシア・トルコ首脳が設置合意したイドリブ県の非武装地帯を拒否すると表明した。

声明において、イッザ軍は「解放区から重火器を排除し、ロシア・トルコの連携パトロールを許可し、彼ら(ロシア)が好きな場所で検問を行うことができるようになることが明らかなった」と指摘、「これは、ロシアが進駐することでこの地域が政権の支配下に入ることを意味している。こうした状況に対して、我々は非武装地帯を受け入れることはないと宣言したい」と表明した。

イッザ軍はそのうえで、ロシア軍によるパトロールと、アレッポ市、ハマー市、ラタキア市を結ぶ高速道路の再開を拒否、逮捕者の釈放、イランと政権によるイドリブ県への包囲解除を求めた。

イッザ軍は、バラク・オバマ前米政権の支援を受けてきた「穏健な反体制派」で、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構やトルキスタン・イスラーム党と連携している。

al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018
al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018

AFP, September 29, 2018、ANHA, September 29, 2018、AP, September 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018、al-Hayat, September 30, 2018、Reuters, September 29, 2018、SANA, September 29, 2018、UPI, September 29, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県タファス市の名士・部族長がロシアの使節団と会談、シリア政府との和解について意見を交わす(2018年9月29日)

ダルアー県では、イナブ・バラディー(9月30日付)によると、タファス市で地元名士や部族長がロシアの使節団と会談し、シリア政府との和解について意見を交わした。

会談では、シリア政府側が善意を示すための措置として、逮捕者の釈放の是非が議論されたほか、解職された公務員の対応、検問所設置に伴う住民の往来の障害などが議題となったという。

AFP, September 29, 2018、ANHA, September 29, 2018、AP, September 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018、al-Hayat, September 30, 2018、‘Inab Baladi, September 30, 2018、Reuters, September 29, 2018、SANA, September 29, 2018、UPI, September 29, 2018などをもとに作成。

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ハマー県でシリア軍が潜入を試みた反体制武装集団を撃退(2018年9月29日)

ハマー県では、SANA(9月29日付)によると、マサースィナ村に展開するシリア軍部隊が、ラターミナ町東部からアースィー川沿岸方面に潜入を試みた反体制武装集団を撃退した。

またブライディージュ村に展開する部隊がジャイサート村西側からに潜入を試みた反体制武装集団を撃退した。

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ドゥラル・シャーミーヤ(9月29日付)によると、イッザ軍広報局のアブドゥッラッザーク・ハサン氏は、ドゥラル・シャーミーヤ(9月29日付)に対して、イドリブ県およびハマー県でシリア政府内通者と思われる3人を拘束したことを明らかにした。

AFP, September 29, 2018、ANHA, September 29, 2018、AP, September 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018、al-Hayat, September 30, 2018、Reuters, September 29, 2018、SANA, September 29, 2018、UPI, September 29, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県サファー丘の支配地域を拡大する一方、YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県東部でダーイシュの攻撃に苦戦(2018年9月29日)

ダマスカス郊外県では、SANA(9月29日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部に隣接するサファー丘の岩石砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦を続け、カブル・シャイフ・フサイン地区一帯の複数カ所を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月29日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がウマル油田西方に位置するハワーイジュ村でダーイシュ(イスラーム国)の攻撃を受け、20人が死傷した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市内のダルイーヤ地区でダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)のアサーイシュが交戦し、ダーイシュのメンバー10人が死亡した。

殺害されたダーイシュのメンバーは、黒旗を掲げようとしていたという。

AFP, September 29, 2018、ANHA, September 29, 2018、AP, September 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018、al-Hayat, September 30, 2018、Reuters, September 29, 2018、SANA, September 29, 2018、UPI, September 29, 2018などをもとに作成。

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反体制派の支配下にあるイドリブ県、ハマー県、アレッポ県各所で逮捕者釈放と体制打倒を求めるデモ(2018年9月28日)

ドゥラル・シャーミーヤ(9月28日付)などは、反体制派の支配下にあるイドリブ県、ハマー県、アレッポ県各所で金曜日の集団礼拝後に「逮捕者に自由を」と銘打たれたデモが組織され、数万人が参加し、シリア革命旗(フランス委任統治領シリアの国旗)、トルコ国旗、プラカードなどを掲げ、シリア政府当局が拘置している逮捕者の釈放、体制打倒などを訴えたと伝えた。

デモが行われたのは、イドリブ県のサラーキブ市、アリーハー市、マアッラト・ヌウマーン市、ジスル・シュグール市、アレッポ県アアザーズ市、バーブ市、アターリブ市、ジャラーブルス市、ハマー県のムーリク市、カフルズィーター市、ラターミナ町など。

al-Durar al-Shamiya, September 28, 2018
al-Durar al-Shamiya, September 28, 2018
al-Durar al-Shamiya, September 28, 2018
al-Durar al-Shamiya, September 28, 2018
al-Durar al-Shamiya, September 28, 2018

AFP, September 28, 2018、ANHA, September 28, 2018、AP, September 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 28, 2018、al-Hayat, September 29, 2018、Reuters, September 28, 2018、SANA, September 28, 2018、UPI, September 28, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県ハーッラ市で空軍情報部と住民1人が撃ち合いに(2018年9月28日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月28日付)によると、空軍情報部隊員と住民1人がハーッラ市で撃ち合いとなった。

また、諜報機関が同市で強制捜査を行い、住民5人を連行したほか、和解に応じた元武装集団戦闘員1人を拘束した。

AFP, September 28, 2018、ANHA, September 28, 2018、AP, September 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 28, 2018、al-Hayat, September 29, 2018、Reuters, September 28, 2018、SANA, September 28, 2018、UPI, September 28, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュ支配下のダイル・ザウル県サファーキナ村に突入(2018年9月28日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(9月28日付)によると、「テロ駆逐の戦い」を続けている西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にある県南東部のサファーキナ村に突入した。

AFP, September 28, 2018、ANHA, September 28, 2018、AP, September 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 28, 2018、al-Hayat, September 29, 2018、Reuters, September 28, 2018、SANA, September 28, 2018、UPI, September 28, 2018などをもとに作成。

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YPGがトルコの実質占領下のアフリーン郡(アレッポ県)でシャーム戦線とシャーム自由人イスラーム運動を攻撃(2018年9月28日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の広報センターが声明を出し、トルコの実質占領下にあるアフリーン郡シャッラー村近郊のマリーミーン村・カフルジャンナ村間の街道とジンディールス町近郊のディーヤー村、で26日にシャーム戦線とシャーム自由人イスラーム運動を攻撃したと発表した。

AFP, September 28, 2018、ANHA, September 28, 2018、AP, September 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 28, 2018、al-Hayat, September 29, 2018、Reuters, September 28, 2018、SANA, September 28, 2018、UPI, September 28, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県ダーラト・イッザ市でシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と、国民解放戦線に所属するヌールッディーン・ザンキー運動が対立解消(2018年9月27日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と、国民解放戦線に所属するヌールッディーン・ザンキー運動(シリア解放戦線)が、アレッポ県でダーラト・イッザ市での対立を解消し、和解合意を交わした。

和解合意は、双方が拘束している逮捕者全員の釈放、同市の秩序回復、厳戒態勢の解除を骨子としている。

ダーラト・イッザ市では、26日にヌールッディーン・ザンキー運動が、フィルドゥース病院で勤務するシャーム解放機構のメンバー1人が24日に発生していたオートバイ爆発事件に関与しているとして、身柄を拘束していた。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月27日付)が伝えた。

AFP, September 27, 2018、ANHA, September 27, 2018、AP, September 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2018、al-Hayat, September 28, 2018、Reuters, September 27, 2018、SANA, September 27, 2018、UPI, September 27, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会はタブカ市のすべての男性に徴兵に応じなければ兵役期間を1ヶ月延長すると警告(2018年9月27日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は、ラッカ県タブカ市の男性に対して、徴兵忌避者を処罰するとの警告を発した。

シリア民主評議会は告知第2号(27日付)で、同評議会の防衛総局が9月に徴兵年齢に達したすべての者に対して、殉教者バッシャール・ジャリーバ士官学校への入隊を呼びかけており、入隊しない場合は兵役期間を1ヶ月延長すると表明した。

al-Durar al-Shamiya, September 27, 2018

AFP, September 27, 2018、ANHA, September 27, 2018、AP, September 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2018、al-Hayat, September 28, 2018、Reuters, September 27, 2018、SANA, September 27, 2018、UPI, September 27, 2018などをもとに作成。

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YPGがトルコの実質占領下にあるアフリーン市とラージュー町近郊でトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団を攻撃(2018年9月27日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の広報センターが25日、トルコの実質占領下にあるアフリーン市とラージュー町近郊でトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団を攻撃した、と発表した。

AFP, September 27, 2018、ANHA, September 27, 2018、AP, September 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2018、al-Hayat, September 28, 2018、Reuters, September 27, 2018、SANA, September 27, 2018、UPI, September 27, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はサファー丘でダーイシュとの戦闘を続ける(2018年9月27日)

ダマスカス郊外県では、SANA(9月27日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部に隣接するサファー丘の岩石砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)との交戦を続けた。

AFP, September 27, 2018、ANHA, September 27, 2018、AP, September 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2018、al-Hayat, September 28, 2018、Reuters, September 27, 2018、SANA, September 27, 2018、UPI, September 27, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合の爆撃でラッカ県の元ワーリー死亡(2018年9月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が県南東部のシャフア村一帯を爆撃し、ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州の元ワーリー(統治者)のアブー・ハムザ・ワーリー氏が死亡した。

AFP, September 26, 2018、ANHA, September 26, 2018、AP, September 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2018、al-Hayat, September 27, 2018、i24 News, September 26, 2018、Reuters, September 26, 2018、SANA, September 26, 2018、UPI, September 26, 2018などをもとに作成。

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サファー丘でのダーイシュとの戦闘でパレスチナ解放軍の将兵5人が死亡(2018年9月26日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月26日付)によると、シリア軍とともにサファー丘の岩石砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦に参加していたパレスチナ解放軍のワリード・クルディー准将と戦闘員4人が戦死した。

AFP, September 26, 2018、ANHA, September 26, 2018、AP, September 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2018、al-Hayat, September 27, 2018、Reuters, September 26, 2018、SANA, September 26, 2018、UPI, September 26, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県で軍事情報局と、政府と和解したスンナ青年旅団が対立(2018年9月26日)

ドゥラル・シャーミーヤ(9月26日付)は、ダルアー県で軍事情報局と、シリア政府と和解したスンナ青年旅団が対立を深めていると伝えた。

同サイトによると、対立は、ジャーミル・バルアース曹長(軍事情報局)が、レバノンのヒズブッラーの傘下でダルアー県住民からなる民兵組織を結成しようとしたことに、スンナ青年旅団のアフマド・アウダ司令官が反発したことがきっかけ。

スワイダー24(9月26日付)によると、数日前にスンナ青年旅団がナワー市にあるバルアース曹長の事務所を襲撃、同曹長を拘束したという。

al-Durar al-Shamiya, September 26, 2018

AFP, September 26, 2018、ANHA, September 26, 2018、AP, September 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2018、al-Hayat, September 27, 2018、Reuters, September 26, 2018、SANA, September 26, 2018、Suwayda 24, September 26, 2018、UPI, September 26, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは22件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2018年9月26日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(9月26日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を22件(アレッポ県10件、ラタキア県12件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも1件(イドリブ県)の停戦違反を確認した。

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ハマー県では、SANA(9月26日付)によると、シリア軍がラターミナ町一帯の軍事拠点に侵攻を試みた反体制武装集団を撃退した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 26, 2018をもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:2015年9月末以降、難民24万4,024人が帰国、避難民123万4,827人が帰宅(2018年9月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月26日付)を公開し、9月25日に難民96人(うち女性29人、子供48人)が新たに帰国したと発表した。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は14,744人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者14,462人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は24万4,024人(うち女性7万3,205人、子供12万4,450人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は663万2,873人(うち女性198万9,862人、子供338万2,765人)。

一方、国内避難民527人が9月26日に新たに帰宅した。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は15万2,465人(うち女性4万5,783人、子供7万7,677人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は123万4,827人(うち女性37万492人、子供62万9,682人)となった。

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これに関して、SANA(9月26日付)は、イドリブ県のアブー・ズフール町に設置された通行所を通じて、同県の反体制派支配地域から住民数百人がシリア政府支配地域に入り、アレッポ県、イドリブ県東部、ハマー県の自宅に帰村したと伝えた。

SANA, September 26, 2018

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しかし「シリア対応調整者」(https://www.facebook.com/humanitarianresponse1/)は声明を出し、シリア政府支配地域に退去した住民が20人程度しかいない、と反論した。

al-Durar al-Shamiya, September 26, 2018

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 26, 2018をもとに作成。

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シリア人権監視団:シリア政府はダイル・ザウル県で活動を続けていたダーイシュ・メンバー400人以上をイドリブ県に移送(2018年9月25日)

シリア人権監視団は、シリア政府が24日に東部で活動を続けてきたダーイシュ(イスラーム国)のメンバー400人以上をイドリブ県に移送したと発表した。

同監視団によると、シリア軍およびイラン人とダーイシュが23日にダイル・ザウル県南東部ユーフラテス川河畔地帯で交わした合意に従い、ブーカマール市一帯からイドリブ県東部に400人以上のメンバーが移送されたという。

AFP, September 27, 2018、ANHA, September 27, 2018、AP, September 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2018、al-Hayat, September 26, 2018、Reuters, September 27, 2018、SANA, September 27, 2018、UPI, September 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県ヤルダー市でアサド大統領の写真1枚が焼かれる(2018年9月25日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月25日付)によると、ヤルダー市でアサド大統領の写真1枚が焼かれているのが発見された。

誰が写真を焼いたのかは不明で、軍事情報局は住民数十人を動員し、捜査を行っているという。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月25日付)によると、カフルルースィーン村に設置された通行所を通じてトルコ軍の増援部隊が進入した。

増援部隊は50輌以上の車輌からなっていたが、重火器は伴われていなかったという。

AFP, September 25, 2018、ANHA, September 25, 2018、AP, September 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2018、al-Hayat, September 26, 2018、Reuters, September 25, 2018、SANA, September 25, 2018、UPI, September 25, 2018などをもとに作成。

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ハサカ市でシリア軍とYPG主体のシリア民主軍が衝突(2018年9月25日)

ハサカ県では、ユーフラテス・ポスト(9月25日付)によると、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)が共同支配(分割支配)するハサカ市で、シリア軍部隊と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が衝突、交戦した。

衝突は、国防隊がシリア民主軍の兵士2人を拘束したとされる事件をきっかけとして発生したという。

AFP, September 25, 2018、ANHA, September 25, 2018、AP, September 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2018、Euphrates Post, September 25, 2018、al-Hayat, September 26, 2018、Reuters, September 25, 2018、SANA, September 25, 2018、UPI, September 25, 2018などをもとに作成。

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YPGはトルコの実質占領下のアフリーン郡(アレッポ県)で反体制武装集団を攻撃(2018年9月25日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)広報センターによると、YPGがトルコの実質占領下にあるアフリーン郡シャッラー村一帯で反体制武装集団を攻撃し、5人を殺害した。

AFP, September 25, 2018、ANHA, September 25, 2018、AP, September 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2018、al-Hayat, September 26, 2018、Reuters, September 25, 2018、SANA, September 25, 2018、UPI, September 25, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュからシャジュラ村(ダイル・ザウル県)を解放(2018年9月25日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(9月25日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、シャジュラ村を制圧した。

AFP, September 25, 2018、ANHA, September 25, 2018、AP, September 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2018、al-Hayat, September 26, 2018、Reuters, September 25, 2018、SANA, September 25, 2018、UPI, September 25, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はサファー丘でダーイシュとの戦いを続ける(2018年9月25日)

ダマスカス郊外県では、SANA(9月25日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部に隣接するサファー丘の岩石砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を継続し、カブル・シャイフ・フサイン地区の複数カ所を制圧した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(9月25日付)によると、サファー丘一帯でダーイシュに対する掃討戦を続けてきたシリア軍第15師団に代わって、ヒズブッラーの民兵と第5師団が展開した。

AFP, September 25, 2018、ANHA, September 25, 2018、AP, September 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2018、al-Hayat, September 26, 2018、Reuters, September 25, 2018、SANA, September 25, 2018、UPI, September 25, 2018などをもとに作成。

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新興のアル=カーイダ系組織の仲介でシリアのアル=カーイダとトルコが後押しする反体制派が和解(2018年9月24日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)と、トルコが後押しする国民解放戦線が、イドリブ県南部のフバイト村での対立を解消することで合意した。

両者が交わした合意は、新興のアル=カーイダ系組織であるアンサール・ディーン(アンサール・ディーン戦線)が仲介、24時間以内に、双方が攻撃を停止し、逮捕者を釈放するとともに、アンサール・ディーンにすべての検問所を引き渡すことを定めている。

フバイト村では最近になって、シャーム解放機構と国民解放戦線が衝突、国民解放戦線のメンバー2人が殺害されており、合意ではその容疑者の身柄を引き渡すことも記載されているほか、シャイフ・ムスファター村でもアンサール・ディーンの仲介で和解を行うことが定められている。

Kull-na Shuraka’, September 24, 2018

AFP, September 24, 2018、ANHA, September 24, 2018、AP, September 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2018、al-Hayat, September 25, 2018、Reuters, September 24, 2018、SANA, September 24, 2018、UPI, September 24, 2018などをもとに作成。

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