反体制派はハマー県北部で攻撃を激化、シリア軍はイドリブ市を爆撃(2019年6月18日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから49日目となる6月18日、シリア・ロシア軍は爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より101人(民間人18人、シリア軍兵士および反体制武装集団戦闘員83人)増えて1,722人となった。

うち、447人が民間人(女性94人、子供108人を含む)、570人がシリア軍兵士、706人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は116回を記録、ロシア軍も19回の爆撃を実施した。

またシリア軍地上部隊による砲撃は600発以上におよぶ一方、反体制武装集団も410発以上の砲撃を行った。

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ドゥラル・シャーミーヤ(6月18日付)によると、シャーム解放機構や国民解放戦線などからなる反体制武装集団は「必勝」の戦いの一環としてシャイフ・ハディード村、ワーディー・ウスマーンにあるシリア軍の拠点を砲撃、県北部一帯でシリア軍と激しく交戦した。

これに対して、SANA(6月18日付)は、シャーム解放機構がタッル・ミルフ村一帯のシリア軍拠点を攻撃、シリア軍がこれを迎撃したと伝えた。

SANAによると、反体制武装集団はまた、アンサールッディーン機構、アンサール・タウヒード、イッザ大隊(イッザ軍)がワーディー・ウスマーンからシリア軍拠点に対して攻撃を試みたが、シリア軍がこれを撃退したという。

反体制武装集団はさらにシリア政府の支配下にあるカルナーズ町、ハマーミーヤート村、シャイフ・ハディード村、カフル・フード村、ジャディーダ村、ジャルマ村を砲撃、住宅などが被害を受け、農地が焼失した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でジャルマ村、カフル・フード村、ラターミナ町、ハスラーヤー村、タッル・ミルフ村、アブー・ライーダ村、ザカート村、カフルズィーター市に対して爆撃を実施した。

この爆撃で、メディア活動家1人が死亡した。

またシリア軍は地上部隊が県北部一帯を砲撃し、反体制武装集団も砲撃で応戦した。

ロシア軍もカフルズィーター市、ラターミナ町、ザカート村、タッル・ミルフ村を爆撃、カフルズィーター市で民間人1人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でハーン・シャイフーン市、ハーン・スブル村、スィフヤーン村、カフルバッティーフ村、カフル・ウワイド村、カフルサジュナ村、スフーフン村、ファッティーラ村、カフルサジュナ村、イドリブ市およびその一帯に対して爆撃を実施した。

この爆撃により、イドリブ市工業地区で市民1人が死亡した。

またシリア軍は地上部隊がカフルナブル市などを砲撃、スフーフン村で市民1人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でバウワービーヤ村、ICARDAに対して爆撃を実施した。

またシリア軍は地上部隊が県南部一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(ラタキア県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を9件(ラタキア県1件、ハマー県8件)確認した。

AFP, June 18, 2019、ANHA, June 18, 2019、AP, June 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 18, 2019、al-Hayat, June 18, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 18, 2019、Reuters, June 18, 2019、SANA, June 18, 2019、SOHR, June 18, 2019、UPI, June 18, 2019などをもとに作成。

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トルコ・ロシア国防大臣が電話会談でイドリブ県を中心とする緊張緩和地帯情勢への対応について協議(2019年6月17日)

トルコ国防省は声明を出し、フルシ・アカル国防大臣とロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣が電話会談を行い、イドリブ県を中心とする緊張緩和地帯第1ゾーン情勢への対応について協議を交わしたことを明らかにした。

声明によると、会談で両国防大臣は、緊張緩和地帯での和平、安定、停戦維持に必要な措置について意見を交わすとともに、アスタナやソチでのこれまでの合意を維持することを確認したという。

アナトリア通信(6月17日付)が伝えた。

AFP, June 17, 2019、ANHA, June 17, 2019、AP, June 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2019、al-Hayat, June 18, 2019、Reuters, June 17, 2019、SANA, June 17, 2019、SOHR, June 17, 2019、UPI, June 17, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県、アレッポ県の農地で火災が発生、ANHAはシリア軍、トルコ軍が消火を妨害していると伝える(2019年6月17日)

ハサカ県では、ANHA(6月17日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局が共同支配するカーミシュリー市南西に位置するカーミシュリー空港近くの農地で火災が発生し、北・東シリア自治局の空港警備員が住民とともに消火に駆けつけたが、実際に空港の警備にあたっているシリア軍の部隊が保安上の理由により現場への立ち入りを阻止した。

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アレッポ県では、ANHA(6月17日付)によると、北・東シリア自治局の統治下にあるアイン・アラブ(コバネ)市東部近郊のサイラム村の農地で火災が発生、住民が消火にあたろうとしたが、トルコ軍国境警備隊が発砲するなどしてこれを阻止した。

AFP, June 17, 2019、ANHA, June 17, 2019、AP, June 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2019、al-Hayat, June 18, 2019、Reuters, June 17, 2019、SANA, June 17, 2019、SOHR, June 17, 2019、UPI, June 17, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるシャワーリガ村、マーリキーヤ村を砲撃(2019年6月17日)

アレッポ県では、ANHA(6月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるシャワーリガ村、マーリキーヤ村を砲撃した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、14日と16日に、トルコ占領下のシャッラー村に近いマリーミーン村とアアザーズ市に近いカフルハーシル村で、トルコの支援を受ける反体制武装集団を攻撃し、戦闘員2人を殺害したと発表した。

AFP, June 17, 2019、ANHA, June 17, 2019、AP, June 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2019、al-Hayat, June 18, 2019、Reuters, June 17, 2019、SANA, June 17, 2019、SOHR, June 17, 2019、UPI, June 17, 2019などをもとに作成。

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ムアッリム外務在外居住者大臣が中国を訪問し、王国家副主席と会談(2019年6月17日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相が中国を訪問し、首都北京で王岐山国家副主席と会談した。

SANA(6月17日付)によると、会談では二国間関係を強化する必要について意見が交わされ、王副主席は、シリアへの支援を継続すると述べた。

AFP, June 17, 2019、ANHA, June 17, 2019、AP, June 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2019、al-Hayat, June 18, 2019、Reuters, June 17, 2019、SANA, June 17, 2019、SOHR, June 17, 2019、UPI, June 17, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍は爆撃を停止するも、ハマー県、イドリブ県、アレッポ県、ラタキア県では戦闘が続く(2019年6月17日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから48日目となる6月17日、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より21人(民間人1人、シリア軍兵士および反体制武装集団戦闘員20人)増えて1,621人となった。

うち、429人が民間人(女性90人、子供103人を含む)、555人がシリア軍兵士、675人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍は地上部隊が300回以上の砲撃を実施したが、シリア・ロシア両軍による爆撃は実施されなかった。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアルバイーン村、ジャビーン村、ラターミナ町、カフルズィーター市、ザカート村、ムーリク市を砲撃した。

一方、SANA(6月17日付)によると、シリア軍がカフルズィーター市にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャフシャブー山、マルアンド村、ビダーマー町、スフーフン村、ファッティーラ村、ハーン・シャイフーン市、マアッラト・ハルマ村、ハザーリーン村、カルサア村を砲撃した。

一方、SANA(6月17日付)によると、シリア軍がカフルサジュナ村一帯で反体制武装集団を攻撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザンマール町、フワイル・アイス村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がトルコマン山にアイン・アシーラ村一帯のシリア軍拠点を攻撃し、兵士7人が死亡した。

また同地での戦闘で、反体制武装集団1人も死亡した。

これに関して、新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構、アンサール・ディーン戦線、アンサール・タウヒード、アンサール・イスラーム集団からなる「信者を煽れ」作戦司令室は声明を出し、シリア軍の海兵部隊に対する特殊作戦(自爆攻撃)を実施し、兵士9人を殺害したと発表した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月17日付)によると、アトマーン村の和解委員会の委員長を務めるムハンマド・マフムード・ハーリー氏がヤードゥーダ村とムザイリーブ町を結ぶ街道で武装集団に襲われ、死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(ラタキア県9件、ハマー県4件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を23件(アレッポ県15件、ラタキア県1件、ハマー県7件)確認した。

AFP, June 17, 2019、ANHA, June 17, 2019、AP, June 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2019、al-Hayat, June 18, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 17, 2019、Reuters, June 17, 2019、SANA, June 17, 2019、SOHR, June 17, 2019、UPI, June 17, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから385人、ヨルダンから909人の難民が帰国、避難民2人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年6月17日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月17日付)を公開し、6月16日に難民1,294人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは385人(うち女性115人、子供197人)、ヨルダンから帰国したのは909人(うち女性273人、子供464人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は264,662人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者90,220人(うち女性27,219人、子ども45,932人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者174,442人(うち女性52,364人、子ども88,953人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 493,942人(うち女性148,241人、子供251,807人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,639,576人(うち女性1,991,890人、子供3,386,212人)。
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一方、国内避難民2人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは2人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は31,383人(うち女性9,850人、子供14,437人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,299,979人(うち女性392,409人、子供658,203人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した2人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 17, 2019をもとに作成。

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ハマー県北部にあるトルコ軍監視所がシリア軍の砲撃を受け、トルコ軍が応戦。ロシアはトルコ軍の応戦を厳しく非難するとともに、シリア軍に応戦しないよう要請(2019年6月16日)

トルコ国防省は声明を出し、ハマー県北部のムーリク市近郊に設置されているトルコ軍の監視所(第9監視所)がシリア政府支配地域からの攻撃を受け、トルコ軍部隊が重火器で直ちに応戦したと発表した。

この攻撃による人的被害はなかったという。

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トルコ軍の反撃に関して、フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍のアレクサンドル・イヴァノフ報道官はテレグラムを通じてコメントを発表、「ハマー県郊外でトルコ軍が行った攻撃は受け入れられない」としたうえで、「トルコ側は、シリア軍による砲撃への嫌疑に基づいて、軍事的報復を行う前に、緊張緩和地帯にある(トルコ軍)監視所にまで攻撃が及んだことについて調査すべきだ」と批判した。

そのうえで「事態の収拾がなされ、シリア・トルコ両軍の戦闘が回避されるよう、うシリア軍に対して、この地域にあるトルコ軍の監視所に対して応戦しないよう指南した」と付言した。

AFP, June 16, 2019、ANHA, June 16, 2019、AP, June 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2019、al-Hayat, June 17, 2019、Reuters, June 16, 2019、SANA, June 16, 2019、SOHR, June 16, 2019、UPI, June 16, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍による空爆・砲撃が続くなか、シャーム解放機構がアレッポ県ワディーヒー村を砲撃し、民間人12人が死亡(2019年6月16日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア軍が攻撃を激化させてから47日目となる6月16日、シリア・ロシア軍は爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より5人(民間人3人、シリア軍兵士および反体制武装集団戦闘員2人)増えて1,643人となった。

うち、428人が民間人(女性90人、子供102人を含む)、548人がシリア軍兵士、667人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は100回を記録、シリア軍地上部隊による砲撃は600発以上におよんだ。

ロシア軍戦闘機の爆撃は記録されなかった。

なお、シリア人権監視団が発表した民間人犠牲者数(3人)のなかに、反体制武装集団によるシリア政府支配地域への攻撃で死亡した民間人12人は含まれていない。

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アレッポ県では、SANA(6月16日付)によると、ハーン・トゥーマーン村やアレッポ市西部のラーシディーン地区を支配下に置くシャーム解放機構がワディーヒー村を砲撃し、民間人12人が死亡、15人が負傷、住宅などに被害が出た(シリア人権監視団によると、18歳以下の4人を含む民間人11人が死亡、16人以上が負傷)。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でICARDA、バウワービーヤ村、アレッポ市西部のムハンディスィーン地区に対して爆撃を実施、地上部隊がカンマーリー村、ジャズラーヤー村、アレッポ市ラーシディーン地区、ハーン・トゥーマーン村、ハーン・アサル村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフルズィーター市、ラターミナ町、ザカート村、アルバイーン村、アブー・ライーダ村、ムーリク市、サイヤード村、ジャビーン村、タッル・ミルフ村に対して爆撃を実施、地上部隊がタッル・フワーシュ村、ハミーラート村、カフルズィーター市、ムーリク市、タッル・ミルフ村、ジャビーン村を砲撃した。

一方、SANA(6月16日付)によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のムハルダ市を砲撃し、住宅などに被害が出た。

これに対して、シリア軍はサイヤード、カヌルズィーター市、ラターミナ町、ザカート村、ハスラーヤー村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

他方、トルコの支援を受ける国民解放戦線は「必勝」の戦いの一環としてハルダーナー村でシリア軍の車輌3台を破壊したと発表した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でシャフシャブー山、ハーン・シャイフーン市およびその一帯、フバイト村一帯、マアッラト・ヌウマーン市一帯、スィフヤーン村、ハーッス村、カフルサジュナ村、マアッラト・ハルマ村、タッルアース村、ヒーシュ村、カンスフラ村、カフル・ウワイド村に対して爆撃を実施、地上部隊がマアッラト・ハルマ村、ハーン・シャイフーン市一帯、スフーフン村、ファッティーラ村を砲撃した。

一方、SANA(6月16日付)によると、シリア軍がヒーシュ村、アービディーン村、シャイフ・ムスタファー村一帯のシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

これに対して、トルコの支援を受ける国民解放戦線は「必勝」の戦いの一環として、カッサービーヤ村一帯でシリア軍の14.5ミリ砲を破壊、兵士7人を殺害したと発表した。

またシャーム解放機構も同地でシリア軍の砲台を破壊したと発表した。

 

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月16日付)によると、正体不明の武装集団がフラーク市にあるフラーク区庁舎を襲撃した。

また15日夜にも武装集団がマハッジャ町にあるシリア軍治安部隊の詰所を襲撃したという。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(ラタキア県10件、ハマー県3件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を19件(アレッポ県1件、ハマー県18件)確認した。

AFP, June 16, 2019、ANHA, June 16, 2019、AP, June 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2019、al-Hayat, June 17, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 16, 2019、Reuters, June 16, 2019、SANA, June 16, 2019、SOHR, June 16, 2019、UPI, June 16, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから329人、ヨルダンから825人の難民が帰国、避難民16人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年6月16日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月16日付)を公開し、6月15日に難民1,154人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは329人(うち女性99人、子供167人)、ヨルダンから帰国したのは825人(うち女性248人、子供421人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は263,368人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者89,835人(うち女性27,104人、子ども45,735人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者173,533人(うち女性52,091人、子ども88,489人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 492,648人(うち女性147,853人、子供251,146人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,639,576人(うち女性1,991,890人、子供3,386,212人)。

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一方、国内避難民16人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは6人(うち女性3人、子供2人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは10人(うち女性2人、子供4人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は31,381人(うち女性9,850人、子供14,437人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,299,977人(うち女性392,409人、子供658,203人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した10人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 16, 2019をもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県、ハマー県を激しく爆撃、民間人13人を含む68人が死亡(2019年6月15日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから46日目となる6月15日、シリア・ロシア軍は爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より68人(民間人13人、シリア軍兵士および反体制武装集団戦闘員55人)増えて1,638人となった。

うち、425人が民間人(女性89人、子供102人を含む)、548人がシリア軍兵士、667人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は154回を記録、ロシア軍戦闘機も11回の爆撃を実施した。

また、シリア軍地上部隊による砲撃は820発以上におよんだ。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でタッル・ミルフ村、ジャビーン村およびその一帯、カフルズィーター市、ザカート村、ラトミーン村、アルバイーン村、ハスラーヤー村、アブー・ライーダ村、ムーリク市に対して爆撃を実施、地上部隊が県南部の戦闘地域を砲撃した。

ロシア軍もカフルズィーター市、ジャビーン村を爆撃した。

一方、SANA(6月15日付)によると、ラターミナ町やカフルズィーター市で活動を続ける反体制武装集団がシャイフ・ハディード村、ジャルマ村、アズィーズィーヤ村を砲撃、住宅などが被害を受けるともに、アズィーズィーヤ村一帯の農場で火災が発生した。

これに対して、シリア軍はラターミナ町、カフルズィーター市を砲撃し、戦闘員多数を殺傷した。

他方、シャーム解放機構のアブー・ハーリド・シャーミー報道官は、ジャビーン村一帯での戦闘でシリア軍兵士3人を捕捉したと発表した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でシャフシャブー山、マダーヤー村、ハーン・シャイフーン市、フバイト村、イフスィム町、マアッラト・ヌウマーン市、ヒーシュ村、フィキーア村、マアッルズィーター村、アブディーター村、ダイル・サンバル村、トゥラムラー村、バーラ村、ファッティーラ村、マストゥーマ村、シャイフ・ムスタファー村、マアッラト・ハルマ村に対して爆撃を実施下した。

一連の爆撃により、バーラ村で子供4人と女性1人を含む5人が、マアッラト・ヌウマーン市で3人が、ファッティーラ村で3人が死亡した。

またシリア軍は地上部隊が県北部の戦闘地域を砲撃した。

ロシア軍もイフスィム町、ヒーシュ村、トゥラムラー村を爆撃した。

一方、SANA(6月15日付)によると、シリア軍がイフスィム町、ヒーシュ村、ダイル・サンバル村、トゥラムラー村にある反体制武装集団の拠点や兵站路を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でICARDA、バウワービーヤ村に対して爆撃を実施した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(6月15日付)によると、サナマイン市でシリア軍兵士2人とサナマイン軍事病院の看護師1人が、武装集団によって誘拐された。

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ダマスカス郊外県では、サウト・アースィマ(6月15日付)によると、政治治安部が反体制武装集団の一つ首都殉教者旅団の元メンバーで、シリア政府との和解後、共和国護衛隊に従軍していた2人(スィヤーフ・ハイダル氏、アフマド・ハイダル氏)を拘束した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(ラタキア県8件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を10件(アレッポ県1件、イドリブ県2件、ハマー県7件)確認した。

AFP, June 15, 2019、ANHA, June 15, 2019、AP, June 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2019、al-Hayat, June 16, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 15, 2019、Reuters, June 15, 2019、SANA, June 15, 2019、Sawt al-‘Asima, June 15, 2019、SOHR, June 15, 2019、UPI, June 15, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから420人、ヨルダンから1,071人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年6月15日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月15日付)を公開し、6月14日に難民1,491人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは420人(うち女性126人、子供215人)、ヨルダンから帰国したのは1,071人(うち女性321人、子供546人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は262,214人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者89,506人(うち女性27,005人、子ども45,568人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者172,708人(うち女性51,843人、子ども88,068人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 491,494人(うち女性147,506人、子供250,558人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,638,968人(うち女性1,991,690人、子供3,385,874人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 15, 2019をもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「シリア政府がイドリブ県のトルコ軍監視所を攻撃し続ければ、我々は沈黙しない」(2019年6月14日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、12日晩にイドリブ県ザーウィヤ山に設置されているトルコ軍監視所がシリア軍の砲撃を受けたことに関して、「シリア政府がイドリブ県にあるトルコ軍の監視所を攻撃し続ければ、我々は沈黙することはない」と警告した。

AFP, June 14, 2019、ANHA, June 14, 2019、AP, June 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2019、al-Hayat, June 15, 2019、Reuters, June 14, 2019、SANA, June 14, 2019、SOHR, June 14, 2019、UPI, June 14, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団は北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・アフリーン市近郊を砲撃(2019年6月14日)

アレッポ県では、ANHA(6月14日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・アフリーン市近郊のマーリキーヤ村、シャワーリガ村に対して砲撃を行った。

AFP, June 14, 2019、ANHA, June 14, 2019、AP, June 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2019、al-Hayat, June 15, 2019、Reuters, June 14, 2019、SANA, June 14, 2019、SOHR, June 14, 2019、UPI, June 14, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県、アレッポ県へのシリア・ロシア軍の爆撃は続き、民間人6人が死亡(2019年6月14日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから45日目となる6月14日、シリア・ロシア軍は爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より29人(民間人6人、シリア軍兵士0人、反体制武装集団戦闘員25人)増えて1,570人となった。

うち、412人が民間人(女性86人、子供98人を含む)、516人がシリア軍兵士、642人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は86回を、投下した「樽爆弾」の数は17発を記録、ロシア軍戦闘機も20回の爆撃を実施した。

また、シリア軍地上部隊による砲撃は300発以上におよんだ。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でハーン・シャイフーン市、アリーハー市、マストゥーマ村、フバイト村、アルバイーン山、イフスィム町、タッル・マルディーフ村、ストゥーフ・ダイル村、ナキール村、ラカーヤー村、ヒーシュ村、タフタナーズ航空基地、カフルサジュナ村、スィフヤーン村、カフルナブル市一帯、マアッラト・スィーン村、ウライニバ村、マアッラト・ハルマ村、トゥラムラー村、ハーッス村、マアッラト・ヌウマーン市一帯に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでハーン・シャイフーン市に「樽爆弾」を投下した。

この爆撃で、ハーッス村では女性1人と子供1人を含む3人が死亡した。

またシリア軍は地上部隊がマアッラト・ハルマ村、フバイト村、バアルブー村、トゥラムラー村、ハーン・シャイフーン市を砲撃した。

ロシア軍もシャフシャブー山、ハーン・シャイフーン市を爆撃した。

一方、SANA(6月14日付)によると、シリア軍がヒーシュ村、イフスィム町、マストゥーマ村にあるシャーム解放機構の拠点、ハーン・シャイフーン市一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフルズィーター市、ラターミナ町に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでカフルズィーター市、ラターミナ町に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊がカフルズィーター市、ラトミーン村、ザカート村、カフルナブル市一帯を砲撃した。

ロシア軍もカフルズィーター市、ラターミナ町を爆撃した。

これに対して反体制武装集団は、シリア軍が展開するフワイズ村、ジュッブ・ラムラ町、シャイザル町を砲撃した。

一方、SANA(6月14日付)によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のムハルダ市、ジュッブ・ラムラ町、ラスィーフ村を砲撃し、住宅などに被害が出た。

反体制武装集団はまた、シリア軍が展開するカフルヌブーダ町、カルナーズ町、フワイズ村を砲撃、これに対して、シリア軍は直ちに応戦し、イッザ大隊(イッザ軍)が拠点を置くカフルズィーター市、ラターミナ町を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でタッル・ハディーヤ村にある国内避難民キャンプに対して爆撃を実施、男性1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件(ラタキア県10件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を10件(アレッポ県2件、イドリブ県2件、ハマー県6件)確認した。

AFP, June 14, 2019、ANHA, June 14, 2019、AP, June 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2019、al-Hayat, June 15, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 14, 2019、Reuters, June 14, 2019、SANA, June 14, 2019、SOHR, June 14, 2019、UPI, June 14, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県ザーウィヤ山に設置されているトルコ軍監視所をシリア軍が砲撃、兵士3人が負傷。ロシアは反体制派による砲撃だと主張(2019年6月13日)

トルコ国防省は声明を出し、イドリブ県ザーウィヤ山に設置されているトルコ軍の監視所が12日晩にシリア軍の砲撃を受け、兵士3人が軽傷を負ったと発表した。

監視所に着弾した砲弾は35発におよび、声明では攻撃が意図的なものだとして、ロシア側に抗議を行ったとしている。

なお、トルコ国防省は当初、砲撃を受けたのがハマー県郊外に設置されているトルコ軍の監視所の一つと発表、ドゥラル・シャーミーヤ(6月13日付)などは、狙われたのがシール・マガール村近郊の監視所だと伝えていた。

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砲撃を受け、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が12日晩に緊急閣議を開き、対応について協議した。

イブラヒム・カリン大統領府報道官は報道声明を出し、「イドリブ県で起きていることは我々の懸念をかき立てており、我々は関係各機関に事態についての説明を行った…。我々は、トルコを挑発するようなシリア政府の攻撃を停止させるためにロシアとの連絡を続ける」と発表した。

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しかし、ロシア外務省は13日に声明を出し、イドリブ県ザーウィヤ山に設置されているトルコ軍の監視所がシリア軍ではなく、反体制武装集団の攻撃を受けたと発表した。

声明によると、この攻撃を受けて、トルコ側がロシア側に、トルコ軍兵士の安全確保と武装集団の拠点への攻撃のための支援を要請、ロシア軍が反体制武装集団の拠点複数カ所に対して爆撃を実施、トルコ軍の拠点を砲撃した砲台1カ所、大規模拠点1カ所を破壊した。

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これに対して、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、アンカラでのフランスのジャン=イヴ・ル=ルドリアン外務大臣との会談で、ザーウィヤ山に設置されているトルコ軍監視所への砲撃に関して「意図的なものだ」と厳しく非難したうえで、「トルコは攻撃が続く場合、必要なことを行うだろう…。我々はロシアとこうした攻撃を食い止めるために努力したいと考えている…。戦闘が完全に停止しているなどと言うことはできない」と述べた。
アナトリア通信(6月13日付)が伝えた。

AFP, June 13, 2019、Anadolu Ajansı, June 13, 2019、ANHA, June 13, 2019、AP, June 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2019、al-Hayat, June 14, 2019、Reuters, June 13, 2019、SANA, June 13, 2019、SOHR, June 13, 2019、UPI, June 13, 2019などをもとに作成。

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停戦発効にもかかわらず、シリア・ロシア軍の攻撃は続き、民間人26人が死亡(2019年6月13日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから44日目となる6月13日、ロシアとトルコの後援によりシリア軍と反体制派の停戦が発効したものの、戦闘は収束せず、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より26人(民間人7人、シリア軍兵士12人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて1,541人となった。

うち、406人が民間人(女性85人、子供97人を含む)、516人がシリア軍兵士、621人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は106回以上を、投下した「樽爆弾」の数は12発以上を記録、ロシア軍戦闘機も4回の爆撃を実施した。

また、シリア軍地上部隊による砲撃は480発以上におよんだ。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフルズィーター市、ムーリク市、ラターミナ町、ハスラーヤー村、ザカート村、ジャビーン村、タッル・ミルフ村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでラターミナ町に「樽爆弾」を投下した。

この爆撃で、カフルズィーター市では民間人1人が死亡した。

またシリア軍は地上部隊がカフルズィーター市、ムーリク市を砲撃した。

一方、SANA(6月13日付)によると、シリア軍がハマーミーヤート村、ジャビーン村一帯に侵攻しようとした反体制武装集団と交戦、これを撃退した。
https://www.sana.sy/wp-content/uploads/2019/06/483-660×330.jpg

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でハーン・スブル村および同地周辺の灌木地帯、カフルバッティーフ村、タフタナーズ航空基地一帯、ハーン・シャイフーン市、フバイト村、ジャバーラー村、マアッルズィーター村、マアッラータ村、ジューズィフ村、マアッラト・ハルマ村、イフスィム町、バアルブー村、マダーヤー村、スフーフン村、シャイフ・ムスタファー村、トゥラムラー村、ハーッス村、カンスフラ村、カフルナブル市一帯、カルサア村、マアッラト・スィーン村、マアッラト・ヌウマーン市一帯に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでトゥラムラー村、マアッラト・ハルマ村、ハーン・シャイフーン市、アービディーン村に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊がシャフシャブー山、ハーン・シャイフーン市、フバイト村、アーミリーヤ村、マアッラト・ハルマ村、マウカ村、アービディーン村、ナキール村、ウライニバ村、トゥラムラー村、カフルナブル市、カフルサジュナ村、フワイジャ村、ハウワーシュ村、ザイズーン火力発電所を砲撃した。

ロシア軍もトゥラムラー村を爆撃した。

これにより、マウカ村では砲撃で女性1人を含む民間人4人が死亡、ハーン・スブル村では爆撃で1人が死亡した。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月13日付)によると、マウカ村への爆撃でクラスター弾が使用され、死亡したのは国内避難民だという。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコマン山一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を13件(ラタキア県5件、アレッポ県2件、ハマー県6件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を17件(イドリブ県5件、ハマー県12件)確認した。

AFP, June 13, 2019、ANHA, June 13, 2019、AP, June 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2019、al-Hayat, June 14, 2019、Reuters, June 13, 2019、SANA, June 13, 2019、SOHR, June 13, 2019、UPI, June 13, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから345人、ヨルダンから777人の難民が帰国、避難民822人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者808人)が帰宅(2019年6月13日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月13日付)を公開し、6月12日に難民1,122人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは345人(うち女性103人、子供176人)、ヨルダンから帰国したのは777人(うち女性233人、子供396人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は259,538人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者88,714人(うち女性26,767人、子ども45,163人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者170,824人(うち女性51,278人、子ども87,107人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 488,818人(うち女性146,703人、子供249,192人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,638,968人(うち女性1,991,690人、子供3,385,874人)。

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一方、国内避難民822人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは14人(うち女性5人、子供7人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは808人(うち女性270人、子供416人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は44,736人(うち女性14,413人、子供20,398人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,299,954人(うち女性392,126人、子供657,774人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した808人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は808人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 13, 2019をもとに作成。

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ロシアはトルコとともに、シリア北西部の緊張緩和地帯全域でシリア軍と反体制派を停戦合意させたと発表、反体制派はこれを否定(2019年6月12日)

ラタキア県フマイミーム航空基地に本部を構えるロシア当事者和解調整センターは、ロシアとトルコの後援のもと、イドリブ県を中心とする反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)で戦闘を続けるシリア軍と反体制武装集団が停戦に合意したと発表した。

ロシア当事者和解調整センターのヴィクトール・クプチシン(Viktor Kupchishin)司令官(少将)が発表した声明によると、「ロシアのイニシアチブにより、ロシアとトルコの後援のもと、2019年6月12日深夜(6月13日0時)付でイドリブ県一帯の緊張緩和地帯全域で戦闘を完全に停止することを定めた合意に達した」という。

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トルコの支援を受ける国民解放戦線のナージー・ムスタファー報道官(大尉)は、ハマー県北部でシリア軍と反体制派が停戦に合意したとのロシアの発表に関して、ドゥラル・シャーミーヤ(6月12日付)に対して、「停戦や休戦に関する合意は存在しない」と否定した。

AFP, June 12, 2019、ANHA, June 12, 2019、AP, June 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2019、al-Hayat, June 13, 2019、Reuters, June 12, 2019、RT, June 12, 2019、SANA, June 12, 2019、SOHR, June 12, 2019、UPI, June 12, 2019などをもとに作成。

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イスラエル軍はダルアー県にあるシリア軍拠点をミサイル攻撃、シリア軍はこれを迎撃(2019年6月12日)

SANA(6月12日付)は、軍情報筋の話として、シリア軍防空部隊がダルアー県ハーッラ丘に対するイスラエル軍のミサイル攻撃を迎撃、ミサイル多数を撃破したと伝えた。

このミサイル攻撃によって物的被害が出たが、死傷者はなかったという。

スプートニク・ニュース(6月12日付)も、シリア軍防空部隊がハーッラ丘に飛来したミサイルを迎撃、多数を撃破したと伝えた。

SANA(6月12日付)も、ハーッラ丘に対するイスラエル軍の攻撃で物的被害が出たが、死傷者は出なかったと伝えた。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(6月12日付)は、複数の現地情報筋の話として、イスラエル軍が、クナイトラ県ハーッラ丘、ジャバーブ村一帯に配置されているシリア軍と「イランの民兵」の拠点に対してミサイル攻撃を行ったと伝えた。

SANAによると、イスラエル軍はまた、ミサイル攻撃と合わせて「電子戦」を行い、レーダー波に対する妨害(ECM)を行ったという。

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一方、ナハールネット(6月12日付)によると、イスラエル軍は無人航空機をレバノン領空を侵犯させた。

AFP, June 12, 2019、ANHA, June 12, 2019、AP, June 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2019、al-Hayat, June 13, 2019、Reuters, June 12, 2019、SANA, June 12, 2019、Sputnik News, June 12, 2019、SOHR, June 12, 2019、UPI, June 12, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍がイドリブ県、ハマー県への爆撃を続け民間人7人が死亡(2019年6月12日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから43日目となる6月12日も、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より7人(民間人7人、シリア軍兵士0人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて1,515人となった。

うち、399人が民間人(女性84人、子供96人を含む)、507人がシリア軍兵士、609人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は33回以上を、投下した「樽爆弾」の数は68発以上を記録、ロシア軍戦闘機も4回の爆撃を実施した。

また、シリア軍地上部隊による砲撃は450発以上におよんだ。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフルズィーター市、ラターミナ町、ザカート村、ハスラーヤー村、アルバイーン村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでハスラーヤー村、サイヤード村、ラターミナ町、カフルズィーター市に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊がムーリク市、カフルズィーター市、サイヤード村を砲撃した。

ロシア軍もカフルズィーター市、ジャビーン村を爆撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でハーン・シャイフーン市などに対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでフバイト村、トゥラムラー村、ハーン・シャフーン市、スフーフン村に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊がシャフシャブー山、タマーニア町、スカイク村、マアッラト・ハルマ村、ハーン・シャイフーン市、カフルナブル市を砲撃した。
一方、SANA(6月12日付)によると、シリア軍がフバイト村一帯、トゥラムラー村にあるシャーム解放機構の拠点、兵站路に対して砲撃を行った。

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アブー・アマーラ特殊任務中隊は声明を出し、ラタキア県のマールーニーヤート村近郊で11日に特殊作戦を実施、第99機甲中隊司令部を爆破したと発表、その映像を公開した。

特殊作戦は6月8日にシリア軍によるアブドゥルバースィト・サールート氏殺害への報復だという。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件(アレッポ県2件、ラタキア県9件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を5件(イドリブ県1件、アレッポ県2件、ハマー県2件)確認した。

AFP, June 12, 2019、ANHA, June 12, 2019、AP, June 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2019、al-Hayat, June 13, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 12, 2019、Reuters, June 12, 2019、SANA, June 12, 2019、SOHR, June 12, 2019、UPI, June 12, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから711人、ヨルダンから632人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年6月12日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月12日付)を公開し、6月11日に難民1,038人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは711人(うち女性213人、子供363人)、ヨルダンから帰国したのは632人(うち女性190人、子供322人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は258,416人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者88,369人(うち女性26,664人、子ども44,987人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者170,047人(うち女性51,045人、子ども86,711人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 487,696人(うち女性146,367人、子供248,620人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,638,968人(うち女性1,991,690人、子供3,385,874人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 12, 2019をもとに作成。

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フェイスブックは、故アブドゥルバースィト・サールート氏についての書き込みを利用規約違反とみなし、反体制派系サイトのザマーン・ワスルTVなどのアカウントを凍結(2019年6月11日)

反体制派系サイトのザマーン・ワスル(6月11日付)は、フェイスブックが、ザマーン・ワスルTV、反体制活動家のマーヒル・シャラフッディーン氏、マーズィン・ナートゥール氏、在仏シリア人フォーラムなど多数のアカウントを凍結したと伝えた。

アカウント凍結は、ハマー県北部でのシリア軍との戦闘で死亡したアブドゥルバースィト・サールート氏についての書き込みを行ったことが利用規約の違反にあたるためだという。

サールート氏は「革命の守護者(ゴールキーパー)」、「革命のサヨナキドリ」として西側諸国で注目を浴びてきたが、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県一帯の反体制派支配地域で、同機構と共闘関係にあるイッザ軍の傘下に身を置いて武装闘争を継続していた。

AFP, June 11, 2019、ANHA, June 11, 2019、AP, June 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 11, 2019、al-Hayat, June 12, 2019、Reuters, June 11, 2019、SANA, June 11, 2019、SOHR, June 11, 2019、UPI, June 11, 2019などをもとに作成。

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米財務省は、国連職員らが住居として利用する首都ダマスカスのフォーシーズン・ホテルやその経営者らを新たな制裁対象に追加(2019年6月11日)

米財務省外国資産管理室(OFAC)は、シリア政府とつながりがあるとされるビジネスマンのサーミル・ファウズ氏と兄弟のアーミル・ファウズ氏、フサイン・ファウズ氏、ファワズ家が経営するアマーン・ホールティングス社、ラナー・チャンネル、フォーシーズン・ホテル(ダマスカス県)など16の個人・法人を新たな制裁対象に追加した。

AFP, June 11, 2019、ANHA, June 11, 2019、AP, June 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 11, 2019、al-Hayat, June 12, 2019、Reuters, June 11, 2019、SANA, June 11, 2019、SOHR, June 11, 2019、UPI, June 11, 2019などをもとに作成。

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トルコとその支援を受ける反体制派は北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市を砲撃、住民1人が死亡、3人が負傷(2019年6月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市を砲撃、市内に砲弾7発以上が着弾、少なくとも3人が負傷した。

ANHA(6月11日付)によると、砲撃を行ったのはトルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団で、住民1人が死亡、3人が負傷した。

ANHA(6月12日付)によると、トルコ軍と反体制武装集団は晩にも砲撃を行い、1人が負傷した。

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一方、トルコ国防省は、タッル・リフアト市一帯での9日の戦闘で、人民防衛隊(YPG)戦闘員10人を殺害したと発表した。
アナトリア通信(6月11日付)が伝えた。

AFP, June 11, 2019、Anadolu Ajansı, June 11, 2019、ANHA, June 11, 2019、June 12, 2019、AP, June 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 11, 2019、al-Hayat, June 12, 2019、Reuters, June 11, 2019、SANA, June 11, 2019、SOHR, June 11, 2019、UPI, June 11, 2019などをもとに作成。

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「必勝」の戦いと銘打って反転攻勢を続けるシリアのアル=カーイダはイドリブ県、ハマー県、ラタキア県で戦果を上げる一方、シリア・ロシア軍も同地への爆撃を続行(2019年6月11日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから42日目となる6月11日も、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より12人(民間人5人、シリア軍兵士7人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて1,508人となった。

うち、392人が民間人(女性83人、子供95人を含む)、507人がシリア軍兵士、609人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は22回以上を記録、ロシア軍戦闘機も13回の爆撃を実施した。

また、シリア軍地上部隊による砲撃は260発以上におよんだ。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でマアッラト・ヌウマーン市、ハーン・シャイフーン市に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでアービディーン村、トゥラムラー村に「樽爆弾」を投下した。

ロシア軍もハーン・シャイフーン市を5回にわたり爆撃した。

シリア軍の爆撃により、ハーッス村で女性2人が、ハーン・シャイフーン市で男性1人、マアッラト・ヌウマーン市で男性1人が死亡した。

シリア軍はこのほかにも地上部隊がハーン・シャイフーン市、アービディーン村灌木地帯、カッサービーヤ村、アブー・ズフール町一帯、県東部の放棄された大隊基地、ナージヤ村、ビダーマー町、マルアンド村を砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(6月11日付)によると、「必勝」の戦い作戦(6月7日開始)と銘打って、シリア軍への反撃を継続するシャーム解放機構は、カッサービーヤ村にあるシリア軍の武器弾薬庫を爆破した。

また、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(6月11日付)によると、シャーム解放機構は県東部で「ムジャーヒディーン」の動きを捕捉していたとの容疑で多数を拘束した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフルズィーター市、ムーリク市、サイヤード村に対して爆撃を実施した。

ロシア軍もザカート村、ハスラーヤー村、カフルズィーター市、ラターミナ町を8回にわたり爆撃した。

一方、SANA(6月11日付)によると、シリア軍は、タッル・ミルフ村近郊で、爆弾を搭載したシャーム解放機構の無人航空機(ドローン)1機を撃破した。

また、ハッターブ村東部の農地で反体制武装集団による砲撃を原因とする火災が発生した。

他方、ドゥラル・シャーミーヤ(6月11日付)によると、「必勝」の戦い作戦(6月7日開始)と銘打って、シリア軍への反撃を継続するシャーム解放機構は、ジューリーン村にあるシリア軍基地を攻撃、武器弾薬庫を爆破した。

またトルコの支援を受ける国民解放戦線もヒヤーリーン町にあるロシア軍基地を砲撃したという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がズィルバ村、ザンマール町を砲撃し、ズィルバ村で女児1人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカッバーナ村一帯を砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(6月11日付)によると、シリア軍がカッバーナ村一帯のシャーム解放機構の拠点複数カ所への突入を試みたが、シャーム解放機構がこれを撃退、兵士5人を殺害、10人を負傷させた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件(ハマー県2件、ラタキア県10件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を16件(イドリブ県9件、ハマー県7件)確認した。

AFP, June 11, 2019、ANHA, June 11, 2019、AP, June 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 11, 2019、al-Hayat, June 12, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 11, 2019、Reuters, June 11, 2019、SANA, June 11, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, June 11, 2019、SOHR, June 11, 2019、UPI, June 11, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから354人、ヨルダンから632人の難民が帰国、避難民36人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年6月11日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月11日付)を公開し、6月10日に難民986人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは354人(うち女性107人、子供180人)、ヨルダンから帰国したのは632人(うち女性190人、子供322人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は257,378人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者88,042人(うち女性26,566人、子ども44,820人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者169,336人(うち女性50,832人、子ども86,348人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 486,658人(うち女性146,056人、子供248,090人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,638,968人(うち女性1,991,690人、子供3,385,874人)。

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一方、国内避難民36人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは17人(うち女性6人、子供6人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは19人(うち女性6人、子供4人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は30,536人(うち女性9,567人、子供14,008人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,299,132人(うち女性392,126人、子供657,774人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した19人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 11, 2019をもとに作成。

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フェイスブックは「革命のサヨナキドリ」こと故アブドゥルバースィト・サールート氏についての書き込みを規約違反とみなし削除を要請(2019年6月10日)

アラビー・ジャディード(6月10日付)は、フェイスブックが、8日に戦死したアブドゥルバースィト・サールート氏についての書き込みを削除するよう一部の利用者に通達していると伝えた。

同サイトによると、フェイスブック利用者の多くが、サールート氏に弔意を示す書き込みが「規約違反」、「コミュニティ規定への抵触」にあたるため、削除を求めるメッセージを受け取ったという。

https://www.facebook.com/maher.akhttiar/posts/1132286900291451

https://www.facebook.com/rana.aljundi.1/posts/3081691541856134

AFP, June 10, 2019、ANHA, June 10, 2019、AP, June 10, 2019、al-‘Arabi al-Jadid, June 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 10, 2019、al-Hayat, June 11, 2019、Reuters, June 10, 2019、SANA, June 10, 2019、SOHR, June 10, 2019、UPI, June 10, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団はトルコ占領下のアレッポ県北部での特殊作戦で反体制武装集団戦闘員7人を殺害したと発表(2019年6月10日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコの占領下にあるアフリーン市一帯およびアアザーズ市一帯での一連の特殊作戦で反体制武装集団戦闘員7人を殺害、10人を負傷させたと発表した。

特殊作戦は8日および9日にアアザーズ市近郊のアブラ村、シャッラー村近郊のマリーミーン村およびフィーラート・カーディー村実施され、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム戦線の戦闘員らを殺傷したという。

ANHA(6月10日付)が伝えた。

AFP, June 10, 2019、ANHA, June 10, 2019、AP, June 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 10, 2019、al-Hayat, June 11, 2019、Reuters, June 10, 2019、SANA, June 10, 2019、SOHR, June 10, 2019、UPI, June 10, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はシリア国旗を掲げたダイル・ザウル県の2カ村を攻撃、米主導の有志連合はこれを航空支援(2019年6月10日)

ダイル・ザウル県では、SANA(6月10日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、アブー・ナイタル村、ナムリーヤ村に突入し、住民に暴行を加えた。

突入は、両村の住民がシリア国旗を掲揚したことを受けたもので、住民1人が死亡、1人が負傷した。

これに関して、シリア人権監視団は、有志連合がアブー・ナイタル村での部族どうしの戦闘に介入するために、戦闘機を派遣、同地上空を旋回させたと発表した。

衝突したのは、アブー・ナイタル村のブー・ファルユー部族の民兵と、ナムリーヤ村、フライジーヤ村、シュハイル村で暮らすブー・ジャーミル部族、バキール部族(アカイダート部族)の民兵。

ブー・ジャーミル部族側が、アブー・ナイタル村の住民によってシリア民主軍の戦闘員1人が殺害されたとして、同村を砲撃したことで戦闘に発展し、ブー・ファルユー部族の子息1人が死亡、1人が負傷した。

AFP, June 10, 2019、ANHA, June 10, 2019、AP, June 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 10, 2019、al-Hayat, June 11, 2019、Reuters, June 10, 2019、SANA, June 10, 2019、SOHR, June 10, 2019、UPI, June 10, 2019などをもとに作成。

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