ダイル・ザウル県アブー・ハマーム市武装した密輸業者とシリア民主軍が交戦し、兵士1人死亡、3人負傷(2022年8月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハマーム市のユーフラテス川河畔にある密輸用の船着き場で7月31日深夜から8月1日未明にかけて、武装した密輸業者とパトロール中の人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の部隊が交戦し、シリア民主軍の兵士1人が死亡、3人が負傷した。

AFP, August 1, 2022、ANHA, August 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 1, 2022、Reuters, August 1, 2022、SANA, August 1, 2022、SOHR, August 1, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県スワル町で、住民が抗議デモを行い、シリア民主軍によって拘束された同軍傘下のダイル・ザウル軍事評議会の戦闘員27人の釈放を求める(2022年8月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスワル町で、住民が町内の道路でタイヤを燃やすなどして抗議デモを行い、米軍が違法に駐留するウマル油田でのパトロール中に人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって拘束された同軍傘下のダイル・ザウル軍事評議会の戦闘員27人の釈放を求めた。

これに関して、オリエント・ニュース(8月2日付)は複数の地元筋の話として、シリア民主軍がダイル・ザウル県出身のアラブ人メンバー25人あまりを拘束したと伝えた。

シリア民主軍の司令官の1人で、アラブ人への敵意が強いことで知られるハリール・ルクマーン氏とアラブ人メンバーが口論になったのがきっかけだという。

AFP, August 1, 2022、ANHA, August 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 1, 2022、Orient News, August 2, 2022、Reuters, August 1, 2022、SANA, August 1, 2022、SOHR, August 1, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ダイル・サンバル村に近い農地を砲撃し、戦闘員1人殺害(2022年8月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるダイル・サンバル村に近い農地を砲撃し、「決戦」作戦司令室の戦闘員1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市北西のクークー村近くで、オートバイに乗った正体不明の武装集団が若い男性1人を銃で撃ち殺害した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室に所属するナスル軍が、ガーブ平原のマナーラ(タンジャラ)村近郊にあるシリア軍拠点を対戦車ミサイルで攻撃、これを破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルタアール村を砲撃した。

AFP, August 1, 2022、ANHA, August 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 1, 2022、Reuters, August 1, 2022、SANA, August 1, 2022、SOHR, August 1, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県北部、ハサカ県北部を砲撃(2022年8月1日)

アレッポ県では、ANHA(8月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のアフラス村・ウンム・フーシュ村間の一帯、アフラス村・タッル・カッラーフ村間の一帯、タッル・アナブ村・ザイワーニーヤ村間の一帯を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(8月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のクーザリーヤ村、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のブービー村を砲撃した。

AFP, August 1, 2022、ANHA, August 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 1, 2022、Reuters, August 1, 2022、SANA, August 1, 2022、SOHR, August 1, 2022などをもとに作成。

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トルコがイエメンにシリア国民軍を派遣しようとしているとの情報を同軍幹部は否定(2022年7月31日)

シリア国民軍の道徳指導局のハサン・ダギーム局長は、トルコがイエメンでのアンサール・アッラー(フースィー派)に対するアラブ有志連合を支援するためシリア国民軍の戦闘員を派遣しようとしているとの一部情報に関して、「本件について(シリア国民)軍司令部に問い合わせを継続して行った」としたうえで、情報を否定した。

トルコのイスタンブールを拠点とする反体制系サイトのシリア・テレビ(7月31日付)が伝えた。

AFP, July 31, 2022、ANHA, July 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2022、Reuters, July 31, 2022、SANA, July 31, 2022、SOHR, July 31, 2022、Syria TV, July 31, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるハマー県、イドリブ県、アレッポ県各所を砲撃(2022年7月31日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村一帯、ザクーム村、アンカーウィー村、ヒルバト・ナークース村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、バイニーン村、スフーフン村、バーラ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルタアール村を砲撃した。

AFP, July 31, 2022、ANHA, July 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2022、Reuters, July 31, 2022、SANA, July 31, 2022、SOHR, July 31, 2022などをもとに作成。

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シリア軍、シリア国民軍とシリア国民軍がアレッポ県北部のハルバル村一帯で砲撃戦(2022年7月31日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、シリア国民軍とシリア国民軍が県北部のハルバル村一帯で砲撃戦を行った。

一方、トルコ国防省は、トルコ軍特殊部隊が占領下のいわゆる「平和の泉」地域で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘員13人を無力化したと発表した。

このほか、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアアザーズ市で、シリア国民軍に所属する北の嵐旅団と同市の部族の民兵が交戦し、北の嵐旅団の戦闘員1人が死亡、4人が負傷した。

AFP, July 31, 2022、ANHA, July 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2022、Reuters, July 31, 2022、SANA, July 31, 2022、SOHR, July 31, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県カフルタアール村を砲撃し、子供2人死亡、1人負傷(2022年7月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルタアール村を砲撃し、子供2人が死亡、1人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、アルカミーヤ村一帯で、シリア軍と「決戦」作戦司令室が砲撃戦を行った。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアブー・アリー山一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月30日付)が複数の活動家の情報として伝えたろころによると、トルコ軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるサーン村近郊に新たな戦略拠点を設置した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で正体不明の武装集団が男性1人を銃で撃ち殺害した。

また、ダルアー市南東のガラズ穀物サイロ(ガラズ地区)近くでシリア軍兵士1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 30, 2022、ANHA, July 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 30, 2022、Reuters, July 30, 2022、SANA, July 30, 2022、SOHR, July 30, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊のサルマーサ村を砲撃、住民2人負傷(2022年7月30日)

ハサカ県では、SANA(7月30日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のサルマーサ村を砲撃、住民2人が負傷、インフラなどが被害を受けた。

ANHA(7月30日付)によると、負傷したのは24歳と16歳の男性。

ANHAによると、トルコ軍はまたシリア国民軍とともに、タッル・タムル町近郊のタウィーラ村、タッル・タウィール村、タッル・ラバン村、クーザリーヤ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(7月30日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のズィヤーラ村一帯を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地域からの砲撃で、カッバースィーン村近郊のシャイフ・ナースィル(クルト・ワイラーン)村にあるシリア国民軍の拠点複数カ所が狙われ、同軍所属の末裔軍の戦闘員2人が死亡、4人が負傷した。

また、トルコ占領下のバーブ市に隣接するターディフ市一帯でシリア軍とシリア国民軍が交戦した。

AFP, July 30, 2022、ANHA, July 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 30, 2022、Reuters, July 30, 2022、SANA, July 30, 2022、SOHR, July 30, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で4人、北・東シリア自治局支配地域で51人(2022年7月30日)

保健省は政府支配地域で新たに4人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者4人が完治したと発表した。

これにより、7月30日現在のシリア国内での感染者数は計56,279人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,835人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0u22aARC7Gu7h9WxUy8JNZtvMoN28iDDK94oriS5sFLFgbFmMdzYFE26hbxTm3hkwl

 

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに51人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、1人が死亡したと発表した。

これにより、7月30日現在のシリア国内での感染者数は計38,694人、うち死亡したのは1,578人、回復したのは2,566人となった。

AFP, July 30, 2022、ACU, July 30, 2022、ANHA, July 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 30, 2022、Reuters, July 30, 2022、SANA, July 30, 2022、SOHR, July 30, 2022などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン市で、シリア政府への支援の意思を示したトルコのチャヴシュオール外務大臣の異例の発言に抗議するデモ(2022年7月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(7月30日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン市やバーブ市で、シリア各地から同地に避難してきた住民が、シリア政府が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と対決するのであれば、支援を行う用意があるとのトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣の27日の異例の発言に抗議してデモを行った。

デモは、トルコの庇護を受けるシリア・イスラーム評議会が声明を出し、シリア北部のモスクの説教師に対してシリア政府のテロについての説教を行うよう呼び掛けたのを受けて発生した。

デモ参加者は「アサドのテロに勝るテロはない」などと書かれたプラカードを掲げて、抗議の意思を示した。

AFP, July 29, 2022、ANHA, July 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 29, 2022、July 30, 2022、Reuters, July 29, 2022、SANA, July 29, 2022、SOHR, July 29, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合がラッカ県ラトラ村近くで空挺作戦を実施し、ダーイシュのメンバー2人を逮捕(2022年7月29日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合のヘリコプター2機が北・東シリア自治局の支配下にあるラトラ村近くで空挺作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー2人を逮捕した。

 

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバーと思われるオートバイに乗った武装集団が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人を自宅前で襲撃した。

AFP, July 29, 2022、ANHA, July 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 29, 2022、Reuters, July 29, 2022、SANA, July 29, 2022、SOHR, July 29, 2022などをもとに作成。

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スワイダー市中心部の広場で、軍事情報局傘下のファルフート氏の民兵組織のメンバー6人が処刑され、遺体で発見(2022年7月29日)

スワイダー県では、スワイダー24(7月29日付)によると、スワイダー市中心部の広場で、軍事情報局傘下のラージー・ファルフート氏の民兵組織のメンバー6人が遺体で発見された。
6人は至近距離から銃で撃たれて死亡しており、処刑されたとみられる。

 

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団の司令官が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

 

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるバルナター村、カフルタアール村、マクラビース村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村、フライフィル村、ファッティーラ村を砲撃した。

AFP, July 29, 2022、ANHA, July 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 29, 2022、Reuters, July 29, 2022、SANA, July 29, 2022、SOHR, July 29, 2022、al-Suwayda’ 24, July 29, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の渉外関係局報道官:「コバネ市とマンビジュ市をめぐって2019年の境界線を維持することでシリア政府と了解しているに過ぎない」(2022年7月29日)

北・東シリア自治局の渉外関係局報道官は声明を出し、同自治局および人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会が最近になって、シリア政府との対話を重ね、相違点や条件、あるいはそれに類する点を解消したとの一部情報を否定、アレッポ県コバネ(アイン・アラブ)市とマンビジュ市をめぐって両者は2019年の境界線を維持することで互いに了解しているに過ぎないと発表した。

そのうえで、安定とシリア人どうしの相互理解を保障する国民対話の原則を遵守すると表明した。
ANHA(7月29日付)が伝えた。

AFP, July 29, 2022、ANHA, July 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 29, 2022、Reuters, July 29, 2022、SANA, July 29, 2022、SOHR, July 29, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県北部、ハサカ県北部を砲撃(2022年7月29日)

アレッポ県では、ANHA(7月29日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市一帯、同市近郊のウンム・フーシュ村、タッル・カッラーフ村、マドユーナ村、シャッアーラ村、レーダー塔、ザイワーン村、タッル・アナブ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊のスィッリーン町に設置されている女性防衛隊(YPJ)の拠点で大きな爆発が発生した。

爆発の原因は不明。

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ハサカ県では、ANHA(7月29日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のアサディーヤ村、ムシャイリファ村を砲撃した。

また、SANA(7月28日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカフターニーヤ市近郊のムッラー・アッバース村を砲撃した。

AFP, July 29, 2022、ANHA, July 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 29, 2022、Reuters, July 29, 2022、SANA, July 29, 2022、SOHR, July 29, 2022などをもとに作成。

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国連安保理決議第2642号採択後初となる越境(クロスボーダー)での支援物資が行われ、WFPのトレーラー14輌が反体制派支配地に入る(2022年7月28日)

イドリブ県では、イナブ・バラディー(7月28日付)などによると、人道支援物資を積んだ世界食糧計画(WFP)の大型トレーラー14輌が、バーブ・ハワー国境通行所を通じてトルコから、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るシリア領内の反体制派支配地に入った。

国連安保理決議第2642号(6月12日)が採択されて以降、初めての越境(クロスボーダー)での支援物資の搬入となる。

シャーム解放機構が事実上統轄するバーブ・ハワー国境通行所の総務関係広報局長を務めるマーズィン・アッルーシュ氏によると、搬入されたのは医療物資、国内避難民(IDPs)用のキャンプ関連の設備など約300トン。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、フライフィル村、ファッティーラ村、バイニーン村、バーラ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるミラージャ村、ダール・カビーラ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるバルナター村、マクラビース村を砲撃した。

AFP, July 28, 2022、ANHA, July 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2022、‘Inab Baladi, July 28, 2022、Reuters, July 28, 2022、SANA, July 28, 2022、SOHR, July 28, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県のマンビジュ市で、住民がシリア民主軍による徴兵に抗議し、商店などを締めるなどしてストライキを実施(2022年7月28日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月28日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市で、住民が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による徴兵に抗議し、商店などを締めるなどしてストライキを行った。

AFP, July 28, 2022、ANHA, July 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2022、Reuters, July 28, 2022、SANA, July 28, 2022、SOHR, July 28, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がラッカ県のアイン・イーサー・キャンプ近くをドローンで爆撃し、アサーイシュ隊員4人を殺害(2022年7月28日)

ラッカ県では、ANHA(7月28日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市南の国内避難民(IDPs)キャンプ(アイン・イーサー・キャンプ)近くで車1台を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)によると、この爆撃で乗っていた隊員4人が死亡した。

トルコ軍はまた、アイン・イーサー市近郊のディブス村、M4高速道路沿線を砲撃した。

一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターは声明を出し、アイン・イーサー市一帯とトルコ占領下のタッル・アブヤド市一帯でのトルコ軍の連日の攻撃で、シリア民主軍の兵士3人が戦死したと発表した。

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アレッポ県では、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のカンタラ村を砲撃した。

これに対して、アフリーン解放軍団は声明を出し、24日から26日にかけて、シーラーワー町一帯、バーブ市一帯、アアザーズ市一帯での戦闘で、トルコ軍兵士11人とシリア国民軍戦闘員3人を殺害、トルコ軍兵士6人とシリア国民軍戦闘員4人を負傷させた、と発表した。

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ハサカ県では、ANHA(7月28日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町北および西の農村地帯を砲撃した。

AFP, July 28, 2022、ANHA, July 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2022、Reuters, July 28, 2022、SANA, July 28, 2022、SOHR, July 28, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍はイラク国境に教練キャンプを設置し、実弾演習でイラク人女性1人が死亡(2022年7月27日)

ドゥラル・シャーミーヤ(7月27日付)は、イラクの複数のメディアの話として、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がニーナワー県のラビーア国境通行所(シリア側はヤアルビーヤ国境通行所)に近くの国境から数百メートルも離れていない場所に、民間人が居住・移動していることを考慮せずに、教練キャンプを設置し、実弾演習を行っており、イラク人女性1人が流れ弾によって死亡したと伝えた。

AFP, July 27, 2022、ANHA, July 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2022、Reuters, July 27, 2022、SANA, July 27, 2022、SOHR, July 27, 2022などをもとに作成。

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スワイダー県では地元民兵組織と軍事情報局傘下の民兵の戦闘の末、後者は拘束していた住民を釈放(2022年7月27日)

スワイダー県では、シリア人権監視団、スワイダー24(7月25日付)によると、サリーム村、アティール村などで、地元の民兵組織(「カラーマの男たち」、シャイフ・カラーマ軍団)と軍事情報局の傘下で活動するラージー・ファルフート氏が率いる民兵の戦闘が続き、死者はこの2日でファルフート氏の民兵10人、地元の民兵7人となり、負傷者も双方合わせて43人となった。

2日にわたる戦闘の末、ファルフート氏の民兵は、拘束していた住民を釈放した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市南の平原で、シリア軍と地元の武装集団が交戦、シリア軍が同地に対して砲撃を行い、1人が死亡、3人が負傷した。

またサナマイン市では、住民2人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が26日深夜から27日未明にかけて「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、バーラ村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルタアール村一帯を砲撃し、1人が負傷した。

AFP, July 27, 2022、ANHA, July 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2022、Reuters, July 27, 2022、SANA, July 27, 2022、SOHR, July 27, 2022などをもとに作成。

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SANA:ハサカ県シャッダーディー市の米軍基地にロケット弾多数が撃ち込まれる…シリア人権監視団は報道内容を否定(2022年7月27日)

ハサカ県では、SANA(7月27日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、北・東シリア自治局支配下のシャッダーディー市に違法に設置されている米軍の基地に何者かがロケット弾多数を撃ち込み、1発が基地内に、それ以外は基地周辺に着弾した。

同地元筋によると、シャッダーディー市および近隣では大きな爆発音が鳴り響き、基地内から煙が立ち上がっているのが目撃されたという。

これに関して、シリア人権監視団は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に近い複数筋から得た情報として、爆発音は米軍の軍事演習によるもので、基地に砲撃は行われてないと発表した。

 

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このほか、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌30輌からなる車列が、イラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入した。

AFP, July 27, 2022、ANHA, July 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2022、Reuters, July 27, 2022、SANA, July 27, 2022、SOHR, July 27, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍はアレッポ県タッル・リフアト市一帯をドローンで攻撃(2022年7月27日)

アレッポ県では、ANHA(7月27日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府の支配下にあるタッル・リフアト市一帯およびガルターナ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、タッル・リフアト市一帯への攻撃はまた、無人航空機(ドローン)によっても行われた。

AFP, July 27, 2022、ANHA, July 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2022、Reuters, July 27, 2022、SANA, July 27, 2022、SOHR, July 27, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍のドローン攻撃と砲撃でシリア民主軍兵士1人死亡、女性を含む13人負傷、トルコ軍兵士も基地への砲撃で2人死亡(2022年7月26日)

アレッポ県では、ANHA(7月26日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市を砲撃し、女性6人が負傷した。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともにタッル・リフアト市近郊のバイルーニーヤ村、アイン・ダクナ村、マンナグ村、シャイフ・イーサー村、シャワーリガ村、マルアナーズ村、バイナ村、ハルバル村、ウンム・フーシュ村、スムーキーヤ村、タッル・マディーク村、ズィヤーナ村、シャッリー村に対して940発以上の砲弾を撃ち込み、シャイフ・イーサー村で女性4人を含む5人が負傷した。

トルコ軍はさらに占領下のバーブ市東のカーウカリー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアアザーズ市近郊のカルジャブリーン村に設置されているトルコ軍基地一帯に、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地域から発射された砲弾複数発が着弾し、トルコ軍兵士1人が死亡し、1人が負傷した。

負傷したトルコ軍兵士1人は27日に死亡した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市で車1台を無人航空機(ドローン)で爆撃し、乗っていた2人を負傷させた。

このうち1人はその後死亡した。

トルコ軍はまた占領下のタッル・アブヤド市に近いシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地域内のカズアリー村をドローンで爆撃し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍兵士1人を殺害した。

AFP, July 26, 2022、ANHA, July 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2022、Reuters, July 26, 2022、SANA, July 26, 2022、SOHR, July 26, 2022、July 27, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で32人、北・東シリア自治局支配地域で39人(2022年7月26日)

保健省は政府支配地域で新たに32人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者4人が完治したと発表した。

これにより、7月26日現在のシリア国内での感染者数は計56,188人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,817人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02NQpAbREnAFP8PJQUeMZ2RFFaoqYtGao3tPA9AoKeMVmhvNdoVYm2TeBfGVVb9vmYl

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに39人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、7月25日現在のシリア国内での感染者数は計38,642人、うち死亡したのは1,578人、回復したのは2,565人となった。

AFP, July 26, 2022、ACU, July 26, 2022、ANHA, July 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2022、Reuters, July 26, 2022、SANA, July 26, 2022、SOHR, July 26, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県、ラタキア県、ハマー県で交戦(2022年7月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、バーラ村、ファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるダーラ・カビーラ村、ミラージャ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマクラビース村一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアイン・ハマーム村を砲撃した。

また、クルド山地方のカッバーナ村一帯で両者は砲撃戦を行った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原の灌漑計画地区一帯で砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町で、ダマスカス郊外県のハーン・ドゥヌーン・キャンプ出身のパレスチナ解放軍の戦闘員1人が親戚を訪れようとしたところを正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

また、ザマーン・ワスル(7月25日付)などによると、ダルアー市ないで軍事情報局の士官に仕掛けられていた爆弾が爆発し、乗っていた士官が死亡した。

殺害されたのはムハンマド・ハワーシュ大尉。

AFP, July 25, 2022、ANHA, July 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2022、Reuters, July 25, 2022、SANA, July 25, 2022、SOHR, July 25, 2022、Zaman al-Wasl, July 25, 2022などをもとに作成。

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フール・キャンプに収容されていたダーイシュのタジキスタン人家族146人の身柄がシリア政府の仲介で北・東シリア自治局からタジキスタン政府に引き渡される(2022年7月25日)

外務在外居住者省とシリア赤新月社の連携のもと、ダマスカス国際空港(ダマスカス郊外県)で、ヒムス県のフール・キャンプに収容されていたダーイシュ(イスラーム国)のタジキスタン人メンバーの家族(女性と子供)146人の身柄がズバイドッラー・ザビドフ在クウェート・タジキスタン大使を代表とする使節団に引き渡された。

身柄が引き渡されたのは、女性44人と子供102人で、フール・キャンプからハサカ県カーミシュリー市のカーミシュリー国際空港に陸路で移送されたのち、シャーム・ウィング社のチャーター機でダマスカス国際空港に移送されていた。

ザビドフ大使によると、146人をタジキスタンの首都ドゥシャンベに空路で移送されるといいう。

SANA(7月25日付)が伝えた。

 

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ANHA(7月25日付)によると、ザビドフ大使ら一行は、カーミシュリー市にある北・東シリア自治局の渉外関係局の本部で146人の身柄を引き取り、その後ダマスカス国際空港に移動した。

AFP, July 25, 2022、ANHA, July 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2022、Reuters, July 25, 2022、SANA, July 25, 2022、SOHR, July 25, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県ではトルコ軍の砲撃で住民(シリア軍兵士)1人が、アレッポ県ではトルコ軍基地に対するシリア軍の砲撃で女性1人が負傷(2022年7月25日)

ハサカ県では、ANHA(7月25日付)によると、トルコ軍がシリア国民軍とともにシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のアサディーヤ村、ハドラーウィー村、タッル・ハルマル村、タッル・ワルド村、ヒルバト・シャイール村、マズリー村、バスィース村、ダーダー・アブダール村を激しく砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、タッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村を砲撃した。

さらに、SANA(7月25日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市近郊のタッル・ザイワーン村および周辺の村々を砲撃し、住民1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、負傷したのはシリア軍兵士。

この他、SANAによると、ハサカ県公社は、23日のトルコ軍の砲撃によって破壊されていた送電線が復旧し、タッル・タムル町の変電所への電力供給が再開されたと発表した。

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アレッポ県では、ANHA(7月25日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタッル・マディーク村に設置されているシリア軍の拠点を砲撃した。

トルコ軍はまたハルバル村、シャフバー・ダム、ウンム・フーシュ村、スムーカ村、タナブ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコ占領下のアアザーズ市近郊の科学研究所に設置されているトルコ軍基地の周辺を砲撃し、女性1人が死亡した。

AFP, July 25, 2022、ANHA, July 25, 2022、July 26 , 2022、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2022、Reuters, July 25, 2022、SANA, July 25, 2022、SOHR, July 25, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍に所属するハジーン軍事評議会の隊員2人がダイル・ザウル県ズィーバーン町にある密輸用の船着き場で密輸業者との交戦で死亡(2022年7月24日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するハジーン軍事評議会の部隊がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるズィーバーン町にある密輸用の船着き場で密輸業者と交戦、隊員2人が死亡した。

AFP, July 25, 2022、ANHA, July 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2022、Reuters, July 25, 2022、SANA, July 25, 2022、SOHR, July 25, 2022などをもとに作成。

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PYDとシリア政府が北・東シリア自治局の支配地で生産される石油の移送量増加にかかる新たな合意を交わす(2022年7月24日)

ハーブール(7月24日付)は、クルド民族主義組織の民主統一党(PYD)とシリア政府が北・東シリア自治局の支配地で生産される石油の取り扱いにかかる新たな合意を交わしたと伝えた。


合意は、北・東シリア自治局の支配地で生産される石油を政府支配地域にトレーラーで移送する量を毎週160台分から200台分を段階的に増やすというもので、カーティルジー・インターナショナル・グループ社が移送を担当する。

合意はロシアの仲介により成立したという。

AFP, July 27, 2022、ANHA, July 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2022、al-Khabur, July 24, 2022、Reuters, July 27, 2022、SANA, July 27, 2022、SOHR, July 27, 2022などをもとに作成。

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ラッカ県アイン・イーサー市で抗議デモへの対応をめぐって、シリア民主軍がロシア軍基地を一時包囲(2022年7月24日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあり、北・東シリア自治局の本部が設置されているアイン・イーサー市に駐留するロシア軍部隊が、一時人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の部隊によって完全に包囲された。

民主統一党(PYD)を支持する住民らが、トルコ軍による連日の砲撃や無人航空機(ドローン)を阻止するための行動をロシア軍がとらないことに抗議して市内にあるロシア軍基地前でデモを行ったのがきっかけ。

デモ参加者に対して、ロシア軍士官らが、自分たちはトルコ軍の砲撃とは無関係だと言い放つと、シリア民主軍はロシア軍のパトロール部隊が基地の外に出るのを阻止、基地周辺に部隊を展開させて包囲した。

包囲を受け、ロシア軍は上空にヘリコプターを派遣、照明弾複数発を発射するなどして、威嚇した。

包囲は約2時間後に解除され、事なきを得た。

AFP, July 24, 2022、ANHA, July 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2022、Reuters, July 24, 2022、SANA, July 24, 2022、SOHR, July 24, 2022などをもとに作成。

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