ロシア軍戦闘機2機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のマシューン村、バルシューン村を3回にわたって爆撃(2022年7月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機2機が、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のマシューン村、バルシューン村を8回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シリア軍もザーウィヤ山地方のマジュダリヤー村、バイニーン村と同地近郊の森林地帯、ファッティーラ村一帯、ルワイハ村、マンタフ村、アルバイーン山一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市で正体不明の武装集団が住民1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, July 12, 2022、ANHA, July 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2022、Reuters, July 12, 2022、SANA, July 12, 2022、SOHR, July 12, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配下のハサカ県クライファーティー村近くで、住民が生活状況の改善や断続的な停電の解消を訴えて抗議デモを行い、ヤアルビーヤ町とカーミシュリー市を結ぶM4高速道路を一時封鎖(2022年7月12日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にある県東部のクライファーティー村近くで、住民が生活状況の改善や断続的な停電の解消を訴えて抗議デモを行い、ヤアルビーヤ町とカーミシュリー市を結ぶM4高速道路を一時封鎖した。

AFP, July 12, 2022、ANHA, July 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2022、Reuters, July 12, 2022、SANA, July 12, 2022、SOHR, July 12, 2022などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県ハワーイジュ村のサッカー場を襲撃し、選手1人を殺害(2022年7月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハワーイジュ村のサッカー場をダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが襲撃し、選手の若者1人を殺害した。

AFP, July 12, 2022、ANHA, July 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2022、Reuters, July 12, 2022、SANA, July 12, 2022、SOHR, July 12, 2022などをもとに作成。

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米軍はドローンでトルコ占領下のアレッポ県北西部を爆撃、ダーイシュの最高幹部の1人マーヒル・アカールを殺害(2022年7月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ホワイト・ヘルメットによると、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域のジンディールス町近郊に位置するハーリターン村で、所属不明の無人航空機(ドローン)がオートバイを爆撃した。

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シリア人権監視団はその後、ドローンが米軍所属で、ダーイシュ(イスラーム国)の元司令官1人と護衛1人が死亡したと改めて発表した。

殺害された元司令官は、マーヒル・アカール(アガール)なる人物。

トルコ占領下のアフリーン市の地元評議会が発行した他人のIDを所持し、シリア国民軍に所属し、ダーイシュの元メンバーが多く所属する東部自由人運動のメンバーとして活動していたという。

アカールは、東部自由人運動の幹部らに促されて、2020年にトルコ占領下の「平和の泉」地域(ラッカ県タッル・アブヤド市一帯、ハサカ県ラアス・アイン市一帯)から、アフリーン市一帯の「オリーブの枝」地域に移動していた。

アカールは、ダーイシュの司令官としてラッカ県ラッカ市の制圧戦(2013~14年)に参加、また兄弟でもあるファーイズ・アッカール氏は2020年6月にアレッポ市バーブ市での戦闘で殺害されるまで、「州(ウィラーヤ)運営局」のアミールを務めていた。

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AFP(7月12日付)やNBC(7月12日付)が、米中央軍(CENTCOM)のデーブ・イーストバーン報道官(中佐)の話として伝えたところによると、アカール氏はダーイシュの最高幹部4人のうちの1人で、オートバイに乗っているところを狙われて殺害された。

 

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米中央軍は声明を出し、ジンディールス町郊外で、ダーイシュの幹部2人に対して無人航空機システム(Unmanned Aircraft Systems:UAS)による爆撃を実施し、ダーイシュの5人の最高幹部の1人で、シリアにおけるダーイシュの指導者であるマーヒル・アガールを殺害、アガールに近い幹部1人に重傷を負わせたと発表した。

民間人に被害はなかったという。

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ジョー・バイデン米大統領は声明を出し、米軍および諜報機関がダーイシュ(イスラーム国)最高幹部の1人であるマーヒル・アガール氏を爆撃で殺害したと発表した。

バイデン大統領は、アガール氏の殺害が、中東でのダーイシュの作戦の立案・準備・実行能力を大いに低下させるものだとしたうえで、米国および世界を脅かすすべてのテロリストへの協力なメッセージとなったと強調した。

また、今回の爆撃については、「細心の注意に基づた断固たる諜報活動の集大成」と自賛い、米国が自国の脅威を特定し、排除するための戦闘任務に数千人の兵士を必要としないことを示していると述べた。

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CENTCOMは7月14日、重傷を負っていたもう1人も死亡したことを確認したと発表した。

AFP, July 12, 2022、ANHA, July 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2022、NBC News, July 12, 2022、Reuters, July 12, 2022、SANA, July 12, 2022、SOHR, July 12, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊の村々を砲撃(2022年7月12日)

アレッポ県では、ANHA(7月12日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマイヤーサ村、ザルナイータ村、ブルジュ・カース村、シャワーリガ村、タート・マラーシュ村、スムーカ村、シャフバー・ダムを砲撃した。

AFP, July 12, 2022、ANHA, July 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2022、Reuters, July 12, 2022、SANA, July 12, 2022、SOHR, July 12, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会がトルコ軍の侵攻に対するシリア民主軍の迎撃準備命令を拒否(2022年7月11日)

ドゥラル・シャーミーヤ(7月11日付)は、複数の地元メディア筋の話として、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会が、シリア北部で予想されるトルコ軍の侵攻に対するシリア民主軍の迎撃準備命令を拒否していると伝えた。

同筋によると、シリア民主軍の幹部は、ダイル・ザウル軍事評議会のアフマド・ハビール司令官(アブー・ハウラ)らとダイル・ザウル県スワル町で会合を開き、ハビール司令官にダイル・ザウル軍事評議会の戦闘員2000人にトルコ軍の侵攻を迎撃する準備を行うよう要請した。

だが、ハビール司令官らダイル・ザウル軍事評議会の司令官の多くは、戦闘員らがトルコ軍と交戦することを拒否しており、迎撃を強いられる場合はシリア民主軍を離反すると主張していると回答した。

AFP, July 11, 2022、ANHA, July 11, 2022、AP, July 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2022、Reuters, July 11, 2022、SANA, July 11, 2022、SOHR, July 11, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県カフル・アンマ村一帯を砲撃し、同司令室の士官1人が死亡(2022年7月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・アンマ村一帯を砲撃し、同司令室の士官1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるジャウバース村一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村、フライフィル村を砲撃した。

AFP, July 11, 2022、ANHA, July 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2022、Reuters, July 11, 2022、SANA, July 11, 2022、SOHR, July 11, 2022などをもとに作成。

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シリア政府の支配下にあるヒムス県東部砂漠地帯、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダイル・ザウル県ザッル村でシリア軍、シリア民主軍がダーイシュの襲撃を受け、3人死亡(2022年7月11日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、政府の支配下にある県東部の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦の任務に就いていたシリア軍部隊がダーイシュのスリーパーセルの襲撃を受け、士官1人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるザッル村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士2人を襲撃し、殺害した。

兵士2人とともにいた家族(兵士の妻と姉妹)2人も負傷した。

AFP, July 11, 2022、ANHA, July 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2022、Reuters, July 11, 2022、SANA, July 11, 2022、SOHR, July 11, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊、ラッカ県アイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年7月11日)

アレッポ県では、ANHA(7月11日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のガルナータ村、ハサージク村、タッル・アナブ村、タッル・シャイール村、ハリーサ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(7月11日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, July 11, 2022、ANHA, July 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2022、Reuters, July 11, 2022、SANA, July 11, 2022、SOHR, July 11, 2022などをもとに作成。

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アラビー・ジャディード:シリア民主軍が管理していたアレッポ県北西部のマンナグ航空基地をシリア軍が掌握(2022年7月10日)

アラビー・ジャディード(7月10日付)は、シリアの反体制派の監視追跡部隊で活動しているという複数筋の話として、「イランの民兵」、ロシア軍、シリア軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマンナグ航空基地に部隊を派遣、増強し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が駐留していた同基地は、シリア軍の管理下に置かれていると伝えた。

記事は「イランの民兵」(親政権民兵)がマンナグ航空基地を掌握したとしているが、増派されたのはシリア軍部隊。

トルコがシリア北部への新たな軍事侵攻作戦の実施を計画していることを受けた動きで、アサド大統領の弟であるマーヒル・アサド少将が実質指揮するシリア軍第4師団の部隊を派遣し、基地一帯に拠点や陣地を設置したことで、シリア軍が基地を掌握したという。

増派されたのは2個大隊(600人)、戦車15輌、BMS装甲車複数輌、BM-21グラート自走多連装ロケット・システム複数基、Golan-1000短距離自走式多連装ロケット・システム複数基で、うち60%が第4師団、40%が第1師団と第2師団だという。

AFP, July 11, 2022、ANHA, July 11, 2022、al-‘Arabi al-Jadid, July 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2022、Reuters, July 11, 2022、SANA, July 11, 2022、SOHR, July 11, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構はトルコの諜報機関の要請を受け、アンサール・アビー・バクル連隊のメンバー9人を新たに逮捕(2022年7月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がイドリブ市、ダーナー市、アティマ村、サルキーン市、ハーリム市、ジスル・シュグール市一帯各所で、アンサール・アビー・バクル連隊のメンバー9人を新たに逮捕した。

逮捕はトルコの諜報機関の要請を受けたもので、逮捕者の数は15人以上にのぼっている。

AFP, July 10, 2022、ANHA, July 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2022、Reuters, July 10, 2022、SANA, July 10, 2022、SOHR, July 10, 2022などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県サラーキブ市北の「決戦」作戦司令室支配地に設置されているトルコ軍の拠点複数カ所に向けて砲撃(2022年7月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市北の「決戦」作戦司令室支配地に設置されているトルコ軍の拠点複数カ所に向けて砲弾4発を発射した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ジャッバー村に至る街道で、親政権民兵の司令官が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

ダルアー・ニュース(7月10日付)によると、殺害されたのは、アフマド・ファイサル・サーリフ(アブー・クサイ)を名乗るヒズブッラーの民兵。

https://www.facebook.com/DARAA.ALTHUWRA
https://eldorar.com/sites/default/files/styles/696×367/public/img_20220710_105144.jpg

AFP, July 10, 2022、ANHA, July 10, 2022、Daraa News, July 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2022、Reuters, July 10, 2022、SANA, July 10, 2022、SOHR, July 10, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊のシャフバー・ダムを砲撃(2022年7月10日)

アレッポ県では、ANHA(7月10日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャフバー・ダムを砲撃した。

AFP, July 10, 2022、ANHA, July 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2022、Reuters, July 10, 2022、SANA, July 10, 2022、SOHR, July 10, 2022などをもとに作成。

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イドリブ県でシャーム解放機構が元司令官1人を拘束(2022年7月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が元司令官1人を拘束した。

この司令官は、シャーム軍元司令官で、それ以前はシャームの民のヌスラ戦線カラムーン地区(ダマスカス郊外県)の司令官を務め、シャーム解放機構の幹部の1人であるアブー・マーリク・タッリー氏とともにイドリブ県に移動してきた人物だという。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原一帯で砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジュバイリーヤ村近郊でシリア軍の兵士1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 9, 2022、ANHA, July 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2022、Reuters, July 9, 2022、SANA, July 9, 2022、SOHR, July 9, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊を砲撃(2022年7月9日)

ハサカ県では、ANHA(7月9日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村、クーザリーヤ村を砲撃した。

AFP, July 9, 2022、ANHA, July 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2022、Reuters, July 9, 2022、SANA, July 9, 2022、SOHR, July 9, 2022などをもとに作成。

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ハサカ市のバースィル交差点に設置されているシリア民主軍の検問所西でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発(2022年7月9日)

ハサカ県では、SANA(7月9日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市のバースィル交差点に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所西でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, July 9, 2022、ANHA, July 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2022、Reuters, July 9, 2022、SANA, July 9, 2022、SOHR, July 9, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アブー・ハルドゥーブ村でのパトロール中に襲撃を受けて重態となっていたシリア民主軍ハジーン軍事評議会シャアファ村中隊司令官が死亡(2022年7月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハルドゥーブ村で前日のパトロール中に襲撃を受けて重態となっていた人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍ハジーン軍事評議会シャアファ村中隊司令官が死亡した。

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県を砲撃(2022年7月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、バイニーン村、スフーフン村、バーラ村、バルユーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるハザーリーン村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、クライディーン村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市西で、麻薬の密売に関与しているとされる若い男性が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2022年7月8日)

アレッポ県では、ANHA(7月8日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のウンム・フーシュ村、タッル・カッラーフ村を砲撃した。

 

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ハサカ県では、SANA(7月8日付)によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市でシリア国民軍のハムザ師団のメンバーどうしが前日に続いて交戦し、複数の戦闘員が負傷した。

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する革命特殊任務軍は高機動ロケット砲システム(HIMARS)を発射した画像を公開(2022年7月7日)

米国が違法に駐留するヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する革命特殊任務軍は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/MaghaweirThowra/)などを通じて、米軍との合同演習で高機動ロケット砲システム(HIMARS)を発射する訓練を実施したと発表、その画像を公開した。

ツイッターの書き込み内容は以下の通り:

HIMARSを発射。革命特殊任務軍と米軍が最近実施した合同演習でのMIMARSミサイルの映像。これらの演習は、地域の人々を攻撃から守る兵士の技術と能力を示している。
タンフ、シリア

https://twitter.com/MaghaweirThowra/status/1544639705639276544

AFP, July 7, 2022、ANHA, July 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2022、Reuters, July 7, 2022、SANA, July 7, 2022、SOHR, July 7, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるハマー県ガーブ平原のヒルバト・ナークース村近くに新たな拠点を設置(2022年7月7日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村近くに新たな拠点を設置した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アッサール・ワルド町にある製粉工場前の交差点に設置されているシリア軍第4師団の検問所が何者かの襲撃を受け、兵士2人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヒルバト・ガザーラ町北の大隊基地近くで、6月にヨルダンから帰国したばかりの若い男性が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 7, 2022、ANHA, July 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2022、Reuters, July 7, 2022、SANA, July 7, 2022、SOHR, July 7, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍のドローンアレッポ県マンビジュ市西のアリーマ町近郊に設置されているシリア民主軍マンビジュ軍事評議会の拠点を爆撃し、兵士2人を殺害(2022年7月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市西のアリーマ町近郊に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会の拠点を爆撃し、兵士2人を殺害した。

また、ANHA(7月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のハリーサ村を砲撃した。

 

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ハサカ県では、ANHA(7月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタウィーラ村、クーザリーヤ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市で、シリア国民軍に所属するハムザ師団傘下のバドル殉教者旅団のメンバーどうしが前日に続いて交戦した。

 

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トルコ国防省は声明を出し、シリア北部でYPGのメンバー20人を無力化したと発表した。

AFP, July 7, 2022、ANHA, July 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2022、Reuters, July 7, 2022、SANA, July 7, 2022、SOHR, July 7, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合の使節団がアレッポ県マンビジュ市一帯を訪問し、シリア民主軍に同市のトルコへの割譲を求める一方、グラハム米上院議員らがハサカ県のダーイシュの刑務所を視察(2022年7月6日)

ノース・プレス(7月6日付)やシリア人権監視団によると、有志連合を主導する米軍、英軍、フランス軍の将兵30~40人からなる使節団が、アレッポ県のマンビジュ市一帯地域を訪問し、同地の製粉工場で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下にあるマンビジュ軍事評議会の幹部らと会談し、トルコが計画しているとされるシリア北部への侵攻作戦への対応について協議した。

 

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ノース・プレス(7月6日付)は、米外交筋の話として、米国の高級レベル使節団が、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県のハサカ市とフール・キャンプを訪問した。

使節団は、リンジー・グラハム上院議員(共和党)、ジョン・W・ブレナンJr.有志連合司令官(米陸軍少将)らからなり、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーらが収容されているハサカ市内のグワイラーン刑務所などを視察した。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月6日付)は、複数のメディア筋の話として、会合では、有志連合の使節団がシリア民主軍(マンビジュ軍事評議会)にトルコの軍事作戦実施を回避するため、マンビジュ市をトルコ軍に引き渡すよう求めたと伝えた。

これに対して、シリア民主軍(マンビジュ軍事評議会)の司令官らは、期待と混乱への不安が拡がるなか、会合の結果に強い不快感を示していたという。

AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、North Press, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はトルコのシリア北部への侵攻に備えて支配地域全域で非常事態令を発令(2022年7月6日)

北・東シリア自治局の総務評議会共同議長府は決定第8号を発表し、トルコのシリア北部への侵攻に備えて、支配地域全域で非常事態令を発令した。

AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構の治安組織である総合治安機関の報道官はアブー・バクル連隊の司令官とメンバーのほとんどを逮捕したと発表(2022年7月6日)

シャーム解放機構の治安組織である総合治安機関のディヤー・ウマル報道官は音声声明を発表し、アブー・バクル連隊の司令官とメンバーのほとんどを過去数カ月にわたる監視と操作の末に逮捕したことを明らかにした。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月6日付)が伝えた。

AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アブー・ハマーム市で、住民が米主導の有志連合にシリア民主軍傘下のハジーン軍事評議会指揮官らの処罰を求めて抗議デモ(2022年7月6日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハマーム市で、住民が、米主導の有志連合に対して、「密輸業者」の嫌疑を架けられた住民の住居複数棟を破壊した、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のハジーン軍事評議会の指揮官らの処罰を求めて抗議デモを行った。

AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍が2か月ぶりに「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県を爆撃(2022年7月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるルワイハ村、シャンナーン村、サルジャ村、バイニーン村および周辺の森林地帯を10回にわたって爆撃した。

ロシア軍が同地を爆撃するのは5月12日以来。

一方、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市一帯、マアッラト・ヌウマーン市、ダーディーフ村、カフルバッティーフ村、バービーラー村、ダーナー市、ハーン・スブル村などM5高速道路沿線を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるサルミーン市を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

 

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヨルダンとの国境に位置するナスィーブ村で正体不明の武装集団が一家4人(父親と子供3人)を銃で撃ち殺害した。

また、ダーイル町とタッル・サマン村を結ぶ街道では、シリア軍の車輌の通過に合わせて道路に仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士2人が死亡、2人が負傷した。

AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍は占領下のアレッポ県バーブ市の東方に位置するブワイヒジュ村をドローンで爆撃(2022年7月6日)

アレッポ県では、ANHA(7月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のハースィーン村、スムーカ村、ザイワーニーヤ村、シャフバー・ダム、ウンム・フーシュ村近くの農地、ヒルバト・シャッアーラ村、マドユーナ村、ターニー村、タナブ村の丘陵地、ナイラビーヤ村、ナーイフ山、バイルーニーヤ村、マンナグ村、マルアナーズ村、アルカミーヤ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、マンビジュ市北のムフスィンリー村をミサイルで攻撃した。

トルコ軍はさらに、トルコ占領下のバーブ市の東方に位置するブワイヒジュ村を無人航空機(ドローン)で爆撃、その後シリア国民軍とともに同地を砲撃した。

シリア人権監視団によると、これに対して、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にある地域から、トルコ軍の基地が設置されているダービク村一帯に向けて砲撃が行われ、4発の砲弾が着弾した。

 

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊のアブー・サウン村でシリア国民軍に所属するハムザ師団傘下のバドル殉教者旅団のメンバーどうしが交戦した。

AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍のシャーミー広報センター長:「トルコの軍事侵略に備えてシリア政府と新たな「了解」を交わした」(2022年7月5日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のファルハード・シャーミー広報センター長は、シリア北部に対するトルコの軍事侵略に備えてシリア政府と新たな「了解」を交わされたことを明らかにした。

クルディスタン24(7月5日付)が伝えた。

シャーミー・センター長は、「シリア民主軍とシリア政府の間には、トルコのあらゆる軍事攻撃に対して対抗する新たな「了解」がある…。トルコの侵略に対抗するためのあくまでも軍事面での「了解」であって、新たな合意ではない」と述べたうえで、「シリア軍兵士500人が昨夜成立した第1回目の「了解」を受けて、シリア民主軍の支配地域に派遣された」ことを明らかにした。

500人は、トルコ軍が侵攻した場合、シリア民主軍の傘下にある各地の軍事評議会とともに戦闘に参加するという。

AFP, July 5, 2022、ANHA, July 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2022、Kurdistan 24, July 5, 2022、Reuters, July 5, 2022、SANA, July 5, 2022、SOHR, July 5, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構がイドリブ市で組織のメンバーや幹部、無所属の活動家らを拘束(2022年7月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がイドリブ市で組織のメンバーや幹部、無所属の活動家らを拘束した。

総合治安機関は4日には、第1判事を辞任したばかりのアブー・カースィム・シャーミー氏を拘束していた。

 

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、東ガーリヤ町とムサイフラ町を結ぶ街道で正体不明の武装集団がシリア軍第5軍団第8旅団の兵士らを襲撃し、1人を殺害、3人を負傷させた。

AFP, July 5, 2022、ANHA, July 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2022、Reuters, July 5, 2022、SANA, July 5, 2022、SOHR, July 5, 2022などをもとに作成。

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