シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方を激しく砲撃(2022年6月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村、ルワイハ村一帯を激しく砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, June 5, 2022、ANHA, June 5, 2022、Orient News, June 5, 2022、Reuters, June 5, 2022、SANA, June 5, 2022、SOHR, June 5, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県アアザーズ市でトルコによるタッル・リフアト市一帯への軍事侵攻作戦を支持するデモ(2022年6月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市で、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市出身者数十人がデモを行い、「我々の都市と村々の解放」を要求、トルコによる同地への軍事侵攻作戦に支持を表明した。

AFP, June 5, 2022、ANHA, June 5, 2022、Orient News, June 5, 2022、Reuters, June 5, 2022、SANA, June 5, 2022、SOHR, June 5, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県北部、ラッカ県北部を砲撃し、住民3人負傷(2022年6月5日)

アレッポ県では、ANHA(6月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市、同市近郊のスーガーニカ村、マーリキーヤ村、マルアナーズ村、ウンム・クラー村、ワフシーヤ村、バイナ村、ダイル・ジャマール村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、マンビジュ市西のハムラー村、ブーガーズ村、トルコ占領下のバーブ市東の農村地帯を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(6月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のアブー・ナイトゥーラ村を砲撃し、住民3人が負傷した。

AFP, June 5, 2022、ANHA, June 5, 2022、Orient News, June 5, 2022、Reuters, June 5, 2022、SANA, June 5, 2022、SOHR, June 5, 2022などをもとに作成。

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ロシア国防省は過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反9件を確認したと発表(2022年6月5日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県5件、ラタキア県0件、アレッポ県4件、ハマー県0件)確認したと発表した。

AFP, June 5, 2022、ANHA, June 5, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 5, 2022、Orient News, June 5, 2022、Reuters, June 5, 2022、SANA, June 5, 2022、SOHR, June 5, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍が占領下のラアス・アイン市近郊の国境地帯で、革命特殊任務軍と米主導の有志連合が55キロ地帯でそれぞれ軍事演習(2022年6月4日)

ハサカ県では、リア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍が占領下のラアス・アイン市近郊の国境地帯で軍事演習を行った。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米軍が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、革命特殊任務軍が有志連合の部隊と合同軍事演習を行った。

AFP, June 4, 2022、ANHA, June 4, 2022、Orient News, June 4, 2022、Reuters, June 4, 2022、SANA, June 4, 2022、SOHR, June 4, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県アアザーズ市で、トルコのSTE電力会社に対する抗議デモが発生(2022年6月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域のアアザーズ市で、トルコのSTE電力会社に対する抗議デモが発生し、シリア国民軍諸派の戦闘員らが強制排除を試みた。

また、前日のジンディールス町でのデモでシリア国民軍の憲兵隊によって撃たれて重体だったダイル・ザウル県からの国内避難民(IDPs)で東部軍のメンバーの男性1人が死亡した。



AFP, June 4, 2022、ANHA, June 4, 2022、Orient News, June 4, 2022、Reuters, June 4, 2022、SANA, June 4, 2022、SOHR, June 4, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県で交戦(2022年6月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がアーフィス村一帯で交戦した。

また、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市、ザーウィヤ山地方のフライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がほか、カフル・ヌーラーン村で砲撃戦を行った。

また「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃した。

AFP, June 4, 2022、ANHA, June 4, 2022、Orient News, June 4, 2022、Reuters, June 4, 2022、SANA, June 4, 2022、SOHR, June 4, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局ジャズィーラ地域がシリア政府と共同支配(分割統治)しているハサカ市で住民を対象とした「国勢調査」を開始(2022年6月4日)

ハサカ県では、ANHA(6月4日付)によると、北・東シリア自治局ジャズィーラ地域がシリア政府と共同支配(分割統治)しているハサカ市で住民を対象とした「国勢調査」を開始した。

北・東シリア自治局は4月26日に、ジャズィーラ地域計画開発統計局が、養育教育局(教育省に相当)、各地コミューンの代表と連携して、支配地各所で「国勢調査」を開始し、5月24日までにダルバースィーヤ市、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町および周辺の農村、30日までにフール町、シャッダーディー市、マルカダ町、アリーシャ町、ダシーシャ村および周辺の農村で調査を終了していた。

AFP, June 4, 2022、ANHA, June 4, 2022、Orient News, June 4, 2022、Reuters, June 4, 2022、SANA, June 4, 2022、SOHR, June 4, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町一帯を砲撃、6人負傷(2022年6月4日)

ハサカ県では、SANA(6月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村一帯を砲撃し、送電線が破壊され、タッル・タムル町の変電所への電力の供給が途絶えた。

ANHA(6月4日付)によると、この砲撃で、シリア軍兵士6人が負傷した。

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アレッポ県では、ANHA(6月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のハムラー村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、タッル・リフアト市近郊のバイナ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

AFP, June 4, 2022、ANHA, June 4, 2022、Orient News, June 4, 2022、Reuters, June 4, 2022、SANA, June 4, 2022、SOHR, June 4, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アブー・ハマーム市でシリア民主軍が密輸業者と交戦し、双方に死傷者(2022年6月3日)

ダイル・ザウル県では、イナブ・バラディー(6月3日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハマーム市で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が密輸業者と交戦し、双方に複数の死傷者が出た。

これに関して、SANA(6月4日付)は、住民が民家を強襲したシリア民主軍の部隊に応戦し、兵士2人を殺害、複数を負傷させたと伝えた。

AFP, June 3, 2022、ANHA, June 3, 2022、‘Inab Baladi, June 3, 2022、Orient News, June 3, 2022、Reuters, June 3, 2022、SANA, June 3, 2022、June 4, 2022、SOHR, June 3, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機2機がラサーファ砂漠でダーイシュの拠点に爆撃を実施(2022年6月3日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機2機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して爆撃を実施した。

AFP, June 3, 2022、ANHA, June 3, 2022、Orient News, June 3, 2022、Reuters, June 3, 2022、SANA, June 3, 2022、SOHR, June 3, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県各所で、シリア難民100万人の「自発的」帰還をめざすトルコのプロジェクトに反対するデモ(2022年6月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市東のスーワーカ学校に設置されているトルコ軍の拠点前で、シリア各地からの国内避難民(IDPs)らがデモを行い、シリア・ロシア軍と「イランの民兵」に対する軍事作戦の実施、「イランの民兵」とロシアが占領する地域の解放を求めた。

デモ参加者はまた、シリア北部への定住ではなく、「イランの民兵」とロシアが占領する地域への帰還を求め、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領がシリア難民100万人のシリア北部への「自発的」な帰還を実現するためのプロジェクトを開始したことに異を唱え、シリアの人口動態の改編に拒否の示した。

MMC(6月3日付)によると、同様のデモは、サルミーン市でも行われた。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/pfbid06KNEDDHFtRf9K9v7ZaERXXAZ4pEnjHj5yLDUjPMM1hvGeUHeJiZyM8q7kzsh7kEjl

AFP, June 3, 2022、ANHA, June 3, 2022、Orient News, June 3, 2022、MMC, June 3, 2022、Reuters, June 3, 2022、SANA, June 3, 2022、SOHR, June 3, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県各所で断続的な停電に抗議するデモがトルコのSTE電力会社前で行われ、シリア国民軍が参加者に実弾を発砲し、1人死亡(2022年6月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるいわゆる「オリーブの枝」地域のアフリーン市、ジンディールス町、「ユーフラテスの盾」地域のマーリア市、スーラーン町(スーラーン・アアザーズ町)などで、トルコのSTE電力会社に対する抗議デモが発生した。

デモは、占領地での断続的な停電に抗議するもの。

同地は、STE社のほかに、トルコのAKエネルギー社が電力を供給している。

ジンディールス町では、トルコの支援を受けるシリア国民軍の憲兵隊がデモの強制排除を試み、参加者に実弾を発砲、1人が撃たれて死亡、アフリーン市でも憲兵隊とSTE社の守衛が実弾を発砲し、2人が負傷した。

一方、マーリア市では、デモ参加者がSTE社のビルに押し入り、放火した。

AFP, June 3, 2022、ANHA, June 3, 2022、Orient News, June 3, 2022、Reuters, June 3, 2022、SANA, June 3, 2022、SOHR, June 3, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県北部、ラッカ県北部を砲撃(2022年6月3日)

アレッポ県では、ANHA(6月3日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市西のクールフユーク村、ブーガーズ村、カーウカリー村、バーブ市東のアリーマ町を砲撃した。

これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のマンビジュ軍事評議会は、ムフスィンリー村で「傭兵」(シリア国民軍戦闘員)1人を殺害したと発表した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、タッル・リフアト市近郊のカンタラ村、バイナ村、ウンム・クラー村、ワフシーヤ村、ウンム・フーシュ村、ハルバル村、アフラス村を砲撃し、住民1人が負傷した。

 

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ラッカ県では、SANA(6月3日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村一帯を砲撃した。

AFP, June 3, 2022、ANHA, June 3, 2022、Orient News, June 3, 2022、Reuters, June 3, 2022、SANA, June 3, 2022、SOHR, June 3, 2022などをもとに作成。

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「トルコに追従するテロ組織」がハマー県北西部のバラカ村を砲撃(2022年6月3日)

ハマー県では、SANA(6月3日付)によると、「トルコに追従するテロ組織」が県北西部のバラカ村を砲撃し、民家複数棟が被害を受けた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タスィール町で軍事情報局の分所が正体不明の武装集団の襲撃を受け、分所長が殺害された。

AFP, June 3, 2022、ANHA, June 3, 2022、Orient News, June 3, 2022、Reuters, June 3, 2022、SANA, June 3, 2022、SOHR, June 3, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラサーファ砂漠でダーイシュの拠点に4回の爆撃を実施(2022年6月2日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して4回の爆撃を実施した。

AFP, June 3, 2022、ANHA, June 3, 2022、Orient News, June 3, 2022、Reuters, June 3, 2022、SANA, June 3, 2022、SOHR, June 3, 2022などをもとに作成。

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シリア国民軍に所属する反乱者解放機構が「来るべき戦いに向けた軍事的な準備」を行うとしてハサカ県北部で大規模軍事演習(2022年6月2日)

ハサカ県では、トルコの支援を受けるシリア国民軍に所属する反乱者解放機構がツイッターのアカウント(https://mobile.twitter.com/Tha_Eroon/)を通じて、「平和の泉」で実弾を使用した大規模軍事演習を実施したと発表した。

軍事演習は「来るべき戦いに向けた軍事的な準備」を行うのが目的で、シリア革命反体制勢力国民連立傘下の暫定内閣のハサン・ハマーダ国防大臣、同機構の正副参謀長が視察するなかで行われた。

https://mobile.twitter.com/Tha_Eroon/status/1532298091453349889

 

AFP, June 2, 2022、ANHA, June 2, 2022、Orient News, June 2, 2022、Reuters, June 2, 2022、SANA, June 2, 2022、SOHR, June 2, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるラタキア県、イドリブ県、ハマー県を砲撃(2022年6月2日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バーラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるドゥワイル・アクラード村、サルマーニーヤ村を砲撃した。

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ダルアー県では、オリエント・ニュース(6月2日付)などによると、ムザイリーブ町で政治治安局の分所が正体不明の武装集団の襲撃を受けた。

AFP, June 2, 2022、ANHA, June 2, 2022、Orient News, June 2, 2022、Reuters, June 2, 2022、SANA, June 2, 2022、SOHR, June 2, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県タッル・タムル町近くのロシア軍基地一帯を砲撃(2022年6月2日)

ハサカ県では、ANHA(6月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町、タッル・タムル町に近いウンム・ムハルマラ村、ハドラーウィー村、ブービー村、バック村を砲撃した。

砲撃はタッル・タムル町の変電所、同町近郊のロシア軍基地一帯、アブー・ラースィーン町の北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の本部にも及んだ。

また、ウンム・ムハルマラ村で若い男性1人が負傷した。

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アレッポ県では、ANHA(6月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のタルナダ村、タナブ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア国民軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北のムフスィンリー村とジャンダル村一帯に潜入し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会と交戦、マンビジュ軍事評議会の兵士1人を殺害した。

AFP, June 2, 2022、ANHA, June 2, 2022、Orient News, June 2, 2022、Reuters, June 2, 2022、SANA, June 2, 2022、SOHR, June 2, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県シューラー村近郊で旅客バスがダーイシュの襲撃を受け、民間人3人死亡、21人負傷(2022年6月2日)

ダイル・ザウル県では、SANA(6月2日付)によると、シリア政府の支配下にあるシューラー村近郊のビシュリー交差点で、アレッポ市(アレッポ県)発・ダイル・ザウル市行きの旅客バスが「テロ集団」の襲撃を受けて、民間人3人が死亡、21人が負傷した。

シリア人権監視団によると、攻撃を行ったのはダーイシュ(イスラーム国)。

AFP, June 2, 2022、ANHA, June 2, 2022、Orient News, June 2, 2022、Reuters, June 2, 2022、SANA, June 2, 2022、SOHR, June 2, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がハマー県、ラタキア県、アレッポ県、イドリブ県で交戦(2022年6月1日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原の灌漑計画地区一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアンジャーラ村、バスラトゥーン村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

AFP, June 1, 2022、ANHA, June 1, 2022、Orient News, June 1, 2022、Reuters, June 1, 2022、SANA, June 1, 2022、SOHR, June 1, 2022などをもとに作成。

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フール・キャンプに収容されていたイラン難民152世帯690人がイラクに帰国(2022年6月1日)

ハサカ県では、ANHA(6月1日付)によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプに収容されていたイラン難民152世帯690人が、自治局とイラクの国境に国連世界食料農業機関(FAO)の支援用に設置されている通行所(FAO国境通行所)を経由してイラクに帰還した。

イラク難民は、北・東シリア自治局のキャンプ運営局、イラク国民議会の避難民委員会の連携のもとに行われた。

AFP, June 1, 2022、ANHA, June 1, 2022、Orient News, June 1, 2022、Reuters, June 1, 2022、SANA, June 1, 2022、SOHR, June 1, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍はタッル・リフアト市をドローンで爆撃、米軍が拡張工事をしていたラファー・セメント工場の基地を砲撃、これを受け所属不明の戦闘機がトルコ占領下のタッル・アブヤド市を爆撃(2022年6月1日)

アレッポ県では、ANHA(6月1日付)によると、トルコ軍が自爆攻撃型の無人航空機(ドローン)で、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市の産婦人科クリニックを攻撃し、クリニックの施設に物的被害が出た。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともに、タッル・アブヤド市一帯、マンナグ航空基地、カフル・アントゥーン村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、砲撃では、マンナグ航空基地に設置されているシリア軍の拠点が狙われ、シリア軍兵士2人が負傷した。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北のアウン・ダーダート村、ムフスィンリー村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(6月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のアブー・ナイトゥーラ村、米軍がかつて駐留していたハッラーブ・ウシュク村近郊の基地(ラファージュ・セメント工場)を砲撃した。

ラファージュ・セメント工場は現在は人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が基地として使用している。

シリア人権監視団によると、ラファージュ・セメント工場では、米軍が数日前に基地拡張、そしておそらくは再展開を目的としてブルドーザーやショベルカーなどの重機20輌で堀の掘削や土塁の建設作業を行っていたが、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領がシリア北部での侵攻作戦実施の意志を示したのを受けて、撤退していた。

一連の砲撃を受け、所属不明の戦闘機複数機が、トルコの占領下にあるタッル・アブヤド市の国立病院脇に設置されているシリア国民軍の拠点に対して爆撃を行い、3人が死亡、6人が負傷した。

この爆撃に関して、シリア民主軍の広報センターは声明を出し、関与を否定した。

これに関して、シリア人権監視団は、ロシア軍戦闘機2機が、アレッポ県マンビジュ市からタッル・アブヤド市に至る地域上空に飛来し、低空で飛行、タッル・アブヤド市で空対空ミサイルの攻撃によると思われる爆発が発生したと発表した。

一方、オリエント・ニュースは、「シリア民主軍による虐殺」と断じた。

タッル・アブヤド市への爆撃に対抗して、トルコ軍とシリア国民軍はさらにアイン・イーサー市および同市一帯の村々への砲撃を行った。

砲撃は、アイン・イーサー市の市街地にも及んだ。

トルコ軍とシリア国民軍はさらに、タッル・アブヤド市近郊のシャウィーク・シャーシュ(シャシー)村を砲撃、女性1人とその娘1人の合わせて2人が負傷した。

このほか、ANHA(6月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が県北部のクーラク村を砲撃し、住民1人が負傷した。

 

 

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ハサカ県では、ANHA(6月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村、タッル・ジュムア村を砲撃した。

AFP, June 1, 2022、ANHA, June 1, 2022、June 2, 2022、Orient News, June 1, 2022、Reuters, June 1, 2022、SANA, June 1, 2022、SOHR, June 1, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍はシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がトルコ占領下の「オリーブの枝」地域の南部と西部にひそかに進入し、同地を掌握していると断じる(2022年5月31日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、シャーム解放機構のメンバーが、トルコの庇護を受ける「傭兵」(シリア国民軍)との合意に基づいて、トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン市一帯のいわゆる「オリーブの枝」地域の南部と西部にひそかに進入し、同地を掌握していると発表した。

AFP, June 1, 2022、ANHA, June 1, 2022、Orient News, June 1, 2022、Reuters, June 1, 2022、SANA, June 1, 2022、SOHR, June 1, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方、ハマー県ガーブ平原を砲撃(2022年5月31日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、バーラ村一帯、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村一帯を砲撃した。

AFP, May 31, 2022、ANHA, May 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 31, 2022、Reuters, May 31, 2022、SANA, May 31, 2022、SOHR, May 31, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のバーブ市で、前日に続きIDPs女児強姦事件をめぐって民兵がシリア国民軍憲兵隊本部に詰め寄る(2022年5月31日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市で前日に続いて、ヒムス県タドムル市からの国内避難民(IDPs)の12歳の女児1人が強姦された事件をめぐって、タドムル市出身の民兵らがシリア国民軍の憲兵隊本部の前に集まり、犯人への極刑を求めた。

AFP, May 31, 2022、ANHA, May 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 31, 2022、Reuters, May 31, 2022、SANA, May 31, 2022、SOHR, May 31, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍ヘリコプターがハサカ県のカーミシュリー市からアームーダー市、ダルバースィーヤ市、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町にいたる国境地帯上空に飛来、トルコ軍を牽制(2022年5月31日)

アレッポ県では、ANHA(5月31日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のアキーバ村、ウンム・フーシュ村、ウンム・クラー村、ワフシーヤ村、ダイル・ジャマール村、ザイワーン村、シャッアーラ村、スーガーニカ村の森林地帯、バイナ村を砲撃した。

 

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍ヘリコプター2機が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市からアームーダー市、ダルバースィーヤ市、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町にいたる国境地帯上空に飛来、偵察活動を行った。

偵察活動は、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領がシリア難民100万人の「自発的」帰還を口実とした新たな軍事侵攻の実施を示唆したことを受けたもの。

AFP, May 31, 2022、ANHA, May 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 31, 2022、Reuters, May 31, 2022、SANA, May 31, 2022、SOHR, May 31, 2022などをもとに作成。

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カーミシュリー市、ハジーン市(ダイル・ザウル県)、ラッカ市でトルコ軍による断続的な侵略と砲撃に抗議するデモ(2022年5月31日)

ハサカ県では、SANA(5月31日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市の文化センター前で、トルコ軍による断続的な侵略と砲撃に抗議するデモが行われ、多数の住民が参加した。

抗議デモは、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領がシリア難民100万人の「自発的」帰還を口実とした新たな軍事侵攻の実施を示唆したことを受けたもの。

 

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また、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の共同統治下にあるダイル・ザウル県ハジーン市、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県ラッカ市でも同様の抗議デモが行われた。

AFP, May 31, 2022、ANHA, May 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 31, 2022、Reuters, May 31, 2022、SANA, May 31, 2022、SOHR, May 31, 2022などをもとに作成。

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NHK総合「おはよう日本」:シリア人傭兵がウクライナでロシア軍の爆撃により死亡(2022年5月31日)

NHK総合の「おはよう日本」(5月31日付)は、シリア人傭兵(「国際義勇兵」)がウクライナでの戦闘で死亡した伝えた。

死亡したのは、アブドゥッラフマーン・アフマドを名乗る男性。

ウクライナ東部ハルキウ州に対するロシア軍の爆撃で死亡したことを、NHK特派員が彼の上官だという男性から電話で伝えられた。

アフマド氏の遺体はその後シリアに移送され、同地で埋葬された。

アフマド氏の父は弁護士で、将来を嘱望されていたが、4年前にシリア領内に対するロシア軍の爆撃で母親ら家族を殺害され、反体制派の戦闘員になった。

ロシアの侵攻を受けるウクライナに共鳴し、同地入りし、ウクライナ軍とともにロシア軍との戦闘に参加していた。

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ニュースは、トルコのイスタンブール支局の佐野圭崇記者がウクライナでロシア軍と戦うシリアの反体制派戦闘員に行ったインタビューをもとに制作された5月17日のNHK Worldのリポート(https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/videos/20220517210511912/)の内容を踏襲したもの。

5月17日のリポートでは、佐野記者のインタビューに応じた1人スハイル・ハンムード氏(スハイル・アブー・トウ(TOW))が、ウクライナ行きを決心した理由について、「カネが傭兵になったことの動機の一つだ…。トルコにいる妻と子供にカネを送って、自分たちで生活できるようにするためだ」と述べていた。

32歳のハンムード氏は、シリアでの戦闘に参加することで月20米ドルの報酬を得ていたが、生計を立てることができず、ウクライナで「傭兵」になる道を選んだという。

ハンムード氏はまた、「ウクライナに行くと、月2000米ドルを得られる…。妻にカネを送ることができる」などと述べた。

取材に応じたトルコの難民キャンプに身を寄せている妻も佐野記者のインタビューに対して、ハンムード氏の決断にショックを隠し切れない様子で、彼の身に何か起きたら、身寄りのいないトルコで生活ができなくなり、どうしていいか分からないなどと述べた。

ハンムード氏は3月末にシリアを発ち、4月半ば、妻はウクライナにいる彼からメッセージを受け取ったが、それ以降連絡が取れていないという。

一方、リポートは、傭兵の1人アブドゥッラフマーン・アフマド氏は、ウクライナで教練を行い、部下に対して「あそこにロシア兵がいると思って狙え…。我々がすべきは、多くのロシア兵を殺すことだ」と指導する様子を紹介した。

28歳のアフマド氏は、300人の部下とともにウクライナのために戦っているという。

アサド政権を支援するロシア軍が行った爆撃で5年前に母と弟を亡くした彼は、インタビューで「カネや信仰が動機ではない…。母と弟の仇をとりたい…。殺されてもいい」と答えている。

アフマド氏によると、ウクライナには自分が経験したのと似た状況があり、「ウクライナもシリアと同じように侵略を受けた…。私はウクライナの人々とともにある…。私はロシアを追い出すまで戦う」との決意を述べた。

彼の所在がシリアで最後に確認されたのは3月末。

その後、5月初め、NHKに対して、アフマド氏についての情報を得た。彼が所属する武装組織のリーダーは、彼はウクライナで死んだことを明かした。

司令官は「これは死んだ兵士のビデオだ…。私はこの若い男性がアブドゥッラフマーンだと分かった」と述べた。

彼が所属する武装組織のリーダーによると、彼はハルキウの前線でロシア軍の攻撃によって10人の兵士とともに殺害された。

アフマド氏の遺体はトルコを経由してシリアに移され、埋葬されたという。

アフマド氏ら傭兵は、トルコから貨物機でウクライナに移送されたという。

武装組織のリーダーによると、3,000人の傭兵がウクライナ入りし、「仲介者」を通じてウクライナ軍の指揮下に入っているという。

なお、対するアサド政権側は、40,000人がウクライナ行きを希望して登録を済ませており、ロシアは前線での戦闘に参加するシリア人には月7,000米ドル、それ以外の任務に就いた場合は月3,000米ドルを支給することを約束しているという。

シリアからウクライナに行っているのは「義勇兵」ではなく、カネで雇われている「傭兵」だが、トルコのウクライナ大使館は、シリアからの「義勇兵」はいないとNHKの取材に答えている。

また、中継地となっているトルコはシリアの反体制派に資金援助、教練を行っているが、トルコ外務省の報道官もシリアの反体制派がウクライナに入ったことについては否定している。

NHK, May 17, 2022、May 31, 2022をもとに作成。

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トルコ占領下のバーブ市でIDPs女児強姦事件をめぐって民兵がシリア国民軍憲兵隊本部に詰め寄る(2022年5月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市で、ヒムス県タドムル市からの国内避難民(IDPs)の12歳の女児1人が25日に市内で強姦されたのを受け、タドムル市出身の民兵らがシリア国民軍の憲兵隊本部の前に集まり、犯人への極刑を求めた。

同監視団によると、犯人はバーブ市でレストランを経営する男性で、当局によって容疑者として拘束されているが、一部関係者からカネを受け取った者たちが、女児が盗みを働こうとしたのをこの男性が正そうとして暴行したとの情報を拡散していた。

民兵らはこの動きに抗議して憲兵隊本部に集結したという。

AFP, May 30, 2022、ANHA, May 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 30, 2022、Reuters, May 30, 2022、SANA, May 30, 2022、SOHR, May 30, 2022などをもとに作成。

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