トルコ警察がイスタンブールでダーイシュ三代目指導者のアブー・ハサン・ハーシミー・クラシーを拘束か?(2022年5月26日)

米ブルームバーグ(5月25日付)は、トルコ複数の高官の話として、トルコ警察がダーイシュ(イスラーム国)の三代目となる指導者のアブー・ハサン・ハーシミー・クラシーをイスタンブールで逮捕した、と伝えた。

同高官らは、対テロ警察と諜報機関が、米軍による2月のシリアでの作戦で前指導者が殺害されて以降、ダーイシュを指導していると考えられている男性を拘束したものの、機微な問題だとして、この男性の身元については明らかにしなかった。

 

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これに関して、トルコのオダTV(5月26日付)は、拘束された男性がアブー・ハサンだと伝えた。

同TVが男性の身元をどのように特定したかは不明。

複数の高官によると、警察はアブー・ハサンが潜伏していた住居を監視し、最終的に彼を拘束した。

拘束に際して、警察による発砲はなかった。

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また、米衛星テレビのフッラ・チャンネル(5月26日付)は、米主導の有志連合筋が、トルコで拘束された男性がアブー・ハサンであることをいまだ確認していないと伝えた。

同筋は「我々はイスタンブールでの実行された作戦でダーイシュの有力メンバーが逮捕されたことを確認している。だが、この人物がダーイシュの指導者のアブー・ハサン・クラシーであるかどうかは明らかではない」と述べた。

AFP, May 26, 2022、ANHA, May 26, 2022、Alhurra, May 26, 2022、Bloomberg, May 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2022、ODA TV, May 26, 2022、Reuters, May 26, 2022、SANA, May 26, 2022、SOHR, May 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍戦闘機がハマー県東部の砂漠地帯でダーイシュの拠点複数カ所に対して機銃掃射(2022年5月26日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機2機が、県東部のウカイリバート町一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所に対して機銃掃射を行った。

AFP, May 26, 2022、ANHA, May 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2022、Reuters, May 26, 2022、SANA, May 26, 2022、SOHR, May 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県を砲撃(2022年5月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村の農地で収穫機を操作していた男性を狙撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまたザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、フライフィル村、バイニーン村、バーラ村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃し、「決戦」作戦司令室と撃ち合いになった。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ハッラーブ・シャフム村近郊でシリア軍第四師団の兵士1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, May 26, 2022、ANHA, May 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2022、Reuters, May 26, 2022、SANA, May 26, 2022、SOHR, May 26, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県とアレッポ県を砲撃(2022年5月26日)

ハサカ県では、ANHA(5月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のタウィーラ村、タッル・タウィール村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(5月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のウンム・クラー村、スムーカ村、シャフバー・ダムを砲撃した。

AFP, May 26, 2022、ANHA, May 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2022、Reuters, May 26, 2022、SANA, May 26, 2022、SOHR, May 26, 2022などをもとに作成。

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ラタキア県北部のフドル丘一帯でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦(2022年5月25日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、県北部のフドル丘一帯で、シリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦、シリア軍がカッバーナ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、スフーフン村、ファッティーラ村を砲撃した。

 

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、キヒール村近郊で、シリア軍第五軍団に所属する兵士3人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, May 25, 2022、ANHA, May 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 25, 2022、Reuters, May 25, 2022、SANA, May 25, 2022、SOHR, May 25, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県北部、ラッカ県北部、ハサカ県北部を激しく砲撃(2022年5月25日)

アレッポ県では、ANHA(5月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャフバー・ダム、ウンム・フーシュ村、アキーバ村、スーガーニカ村、ズィヤーラティー村、バイナ村、ハルバキー村を砲撃した。

またシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北のハルーンジー村、ムフスィンリー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるターディフ市から、同市北部のトルコ占領地に避難した住民が、シリア政府支配地とトルコ占領地の間に堀と土塁を建設しようとしているトルコの計画が白紙撤回されたことを受けて、抗議デモを終了した。

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ラッカ県では、ANHA(5月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア軍と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のサイダー村、アイン・イーサー・キャンプを砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(5月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のダーダー・アブダール村、アクリーヤ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市でアカイダート部族とマワーリー部族の民兵どうしが激しく交戦、トルコ軍が介入し、道路や市への入口を封鎖、事態を収拾した。

SANA(5月25日付)によると、戦闘はシリア国民軍に所属する東部自由人運動とハムザ師団のメンバーどうしによるもので、盗品の分配や勢力争いが原因で、多数が死傷したという。

AFP, May 25, 2022、ANHA, May 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 25, 2022、Reuters, May 25, 2022、SANA, May 25, 2022、SOHR, May 25, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部から児童・生徒1,725人が初・中等教育、高等教育の修了試験を受験するため政府支配地に移送される(2022年5月25日)

アレッポ県では、SANA(5月25日付)によると、「テロ組織の支配下にある地域」(トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域)で暮らす児童・生徒1,725人が、初・中等教育、高等教育(高等学校、高等法務学校、高等職業専門学校、高等女子高校)の修了試験を受けるため、バーブ市東のターイハト・トゥワイマート村(ターイハ村)に設置されている通行所を経由して、大型旅客バスに分乗してシリア政府の支配地に移送された。

アレッポ県議会事務局のディーミトリー・イーサー氏によると、生徒の移送は、多くの関係機関や国際機関(世界保健機関(WHO)など)、市民団体との協力のもとに実現し、40ヵ所に設置されたセンターで受け入れられる。

アレッポ県教育局のムスタファー・アブドゥルガニー局長によると、移送が予定されている児童・生徒は8,762人で、ターイサ村とラッカ県タブカ市に設置されている通行所を経由して政府支配地に移送される。

今回は第1陣としてターイサ村の通行所を経由して1,725人が移送された。

AFP, May 25, 2022、ANHA, May 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 25, 2022、Reuters, May 25, 2022、SANA, May 25, 2022、SOHR, May 25, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍がトルコ大統領による軍事作戦示唆に対して初のコメント(2022年5月24日)

シリア民主軍(SDF)は、トルコのエルドアン大統領がシリア北部で新たな軍事作戦の始動を示唆したことについて、初のコメントを発表した。

(関連記事:トルコのエルドアン大統領はシリア北部で安全地帯を設置するための新たな軍事作戦を実施する意思を表明(2022年5月23日)

ルダウ・ネットが伝えたところによると、シリア民主軍は「トルコ国家による情勢の過熱化および占領力の提示は、安定に打撃を与える試みとして、そしてイスラーム国の残党らを再び活発化させようとしている占領国(トルコ)による自然な反応として現れたものである」として、エルドアン大統領の発言を非難した。

さらにシリア民主軍の広報局局長はウェブサイト「シャルク・アウサト」によるインタビューのなかで、同軍傘下の部隊が「シリア北部・東部の諸地域に対して予想される、トルコがもたらす実際の脅威の程度を検討しており」、同時に「責任を持つ国際的諸勢力との情報交換を行っている」ことを明らかにしたという。

トルコには、これまでシリア民主軍に対して、2018年の「オリーブの枝作戦」と2019年の「平和の泉作戦」という2つの軍事作戦を実施してきた実績がある。

また直近では2日前、シリア民主軍はアイン・イーサー市東部でトルコのドローン1機を撃墜していた。

 

Rudaw.net, May 24, 2022、al-Sharq al-Awsat, May 24, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構総合治安機関が新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・イスラームのアブー・ダルダー・クルディー副書記長を拘束(2022年5月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がハーリム市で新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・イスラームのアブー・ダルダー・クルディー副書記長を拘束した。

一方、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、スフーフン村、ファッティーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるダール・カビーラ村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナイーマ村で若い男性1人がオートバイに乗った2人組によって銃で撃たれて死亡した。

また、ナマル町とジャースィム市を結ぶ街道で住民2人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

AFP, May 24, 2022、ANHA, May 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2022、Reuters, May 24, 2022、SANA, May 24, 2022、SOHR, May 24, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2022年5月24日)

アレッポ県では、ANHA(5月24日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマンナグ村、アイン・ダクナ村、ワフシーヤ村、ウンム・クラー村、ウンム・フーシュ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市に隣接するターディフ市一帯でシリア軍とシリア国民軍が交戦し、シリア国民軍の戦闘員1人が負傷した。

AFP, May 24, 2022、ANHA, May 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2022、Reuters, May 24, 2022、SANA, May 24, 2022、SOHR, May 24, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるシリア北西部のいわゆる「解放区」でサル痘感染者が確認されたとの情報が拡散され、当局が対応に追われる(2022年5月23日)

シリアのアル=カーイダのシャーム解放機構がシリア北西部のいわゆる「解放区」の自治を委託している救国内閣の保健省は緊急声明を出し、「解放区」内でサル痘の感染者が確認されたとの情報が流れたのを受けて、関係当局が連携して、医療態勢のレベルを引き当て、住民を守るのに必要な措置を講じると発表した。

https://www.facebook.com/SG.M.Health/posts/544967213704239

一方、イドリブ保健局のサーリム・アブダーン局長は、「解放区」でサル痘感染者が確認されたとの情報が「噂に過ぎない」と否定した。

AFP, May 24, 2022、ANHA, May 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2022、Reuters, May 24, 2022、SANA, May 24, 2022、SOHR, May 24, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、ラタキア県、ハマー県で交戦(2022年5月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原の灌漑計画地区で砲撃戦を行った。

AFP, May 23, 2022、ANHA, May 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2022、Reuters, May 23, 2022、SANA, May 23, 2022、SOHR, May 23, 2022などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県マーリア市で、シリア国民軍に所属するムウタスィム旅団と麻薬密売業者が前日に続いて再び撃ち合いに(2022年5月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるマーリア市で、シリア国民軍に所属するムウタスィム旅団と麻薬密売業者が前日に続いて再び撃ち合いとなった。

衝突は、21日深夜から22日未明にかけて、同市で10人が麻薬密売の容疑で拘束されたのを受けたもの。

AFP, May 23, 2022、ANHA, May 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2022、Reuters, May 23, 2022、SANA, May 23, 2022、SOHR, May 23, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍はアレッポ県北部、ハサカ県北部で砲撃を続ける(2022年5月23日)

アレッポ県では、ANHA(5月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のウンム・クラー村、シャフバー・ダムを砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(5月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のクーザリーヤ村を砲撃した。

AFP, May 23, 2022、ANHA, May 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2022、Reuters, May 23, 2022、SANA, May 23, 2022、SOHR, May 23, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人、北・東シリア自治局支配地域で4人(2022年5月23日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者9人が完治したと発表した。

これにより、5月23日現在のシリア国内での感染者数は計55,880人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,610人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/videos/540384067659434/

 

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに4人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、5月23日現在のシリア国内での感染者数は計38,578人、うち死亡したのは1,578人、回復したのは2,565人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性3人、女性1人。

また地域の内訳は、ハサカ県のマーリキーヤ(ダイリーク)市1人、ラッカ県のラッカ市3人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1858603234329605

AFP, May 23, 2022、ACU, May 23, 2022、ANHA, May 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2022、Reuters, May 23, 2022、SANA, May 23, 2022、SOHR, May 23, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受けて、ダイル・ザウル県アブリーハ村を強襲し、IDPsの男性1人を拘束(2022年5月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受けて、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブリーハ村を強襲し、男性1人を拘束した。

拘束された男性は、シリア政府の支配下にあるブーライル村出身の国内避難民(IDPs)。

AFP, May 22, 2022、ANHA, May 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2022、Reuters, May 22, 2022、SANA, May 22, 2022、SOHR, May 22, 2022などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県のバーブ市とアアザーズ市でシリア国民軍に抗議するデモ、バーブ市では憲兵隊所長解任(2022年5月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市でシリア国民軍に抗議するデモが行われた。

抗議デモは、複数の罪状で逮捕されていたシリア軍兵士1人が保釈金を支払って釈放されたことを受けたもの。

デモ参加者は、シリア国民軍憲兵隊の本舎や暫定内閣国防省のビルを襲撃し、抗議の意思を示した。

事態に対処するため、シリア革命反体制勢力国民連立の傘下にある暫定内閣のハサン・ハマーダ国防大臣は、シリア国民軍憲兵隊のバーブ市地区の所長を務めるアブドゥッラティーフ・アフマド大佐を解任し、ウバイダ・ミスリー少佐を後任の所長に任命した。

一方、ANHA(5月22日付)によると、アアザーズ市でも同様のデモが行われ、ハマーダ国防大臣の解任が要求された。

https://youtu.be/0446VYj0Mz8

AFP, May 22, 2022、ANHA, May 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2022、Reuters, May 22, 2022、SANA, May 22, 2022、SOHR, May 22, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍のドローンがラッカ県アイン・イーサー市東のムシャイリファ村近くで25歳の男性を狙って爆撃(2022年5月22日)

ラッカ県では、ANHA(5月22日付)によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市東のムシャイリファ村近くで25歳の男性を狙って爆撃を実施、男性が重傷を負った。

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ハサカ県では、ANHA(5月22日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊の発電所、ダルダーラ村、タッル・シャンナーン村、タッル・ジュムア村、ウガイビシュ村、カスル・トゥーマー・ヤルダー村、タウィーラ村、M4高速道路沿線、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のタッル・ワルド村、ヒルバト・シャイール村、ダーダー・アブダール村を砲撃した。

一連の砲撃により、タッル・ジュムア村近郊の農地で農作業を行っていた住民3人が負傷した。

 

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるマーリア市で、シリア国民軍に所属するムウタスィム旅団と麻薬密売業者が撃ち合いとなった。

衝突は、21日深夜から22日未明にかけて、同市で10人が麻薬密売の容疑で拘束されたのを受けたもの。

AFP, May 22, 2022、ANHA, May 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2022、Reuters, May 22, 2022、SANA, May 22, 2022、SOHR, May 22, 2022などをもとに作成。

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PYDがラッカ市およびタブカ市一帯の部族長と名士、党幹部らを一堂に会した会合を開き、シリア難民100万人の「自発的」帰還をめざすトルコの新プロジェクトを拒否(2022年5月21日)

ラッカ県では、ANHA(5月21日付)によると、民主統一党(PYD)がラッカ市で、ラッカ市およびタブカ市一帯の部族長と名士、党幹部らを一堂に会した会合を開き、シリア難民100万人の「自発的」帰還をめざすトルコの新プロジェクトを拒否し、国連にシリアの人口動態を改編しようとするトルコの行動を止めるよう呼び掛けた。

AFP, May 21, 2022、ANHA, May 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2022、Reuters, May 21, 2022、SANA, May 21, 2022、SOHR, May 21, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県北部、ハサカ県北部を砲撃(2022年5月21日)

アレッポ県では、ANHA(5月21日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村、スムーカ村、タッル・カッラーフ村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域からトルコ占領下のマーリア市一帯に向けて砲撃が行われた。

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ハサカ県では、ANHA(5月21日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村を砲撃した。

AFP, May 21, 2022、ANHA, May 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2022、Reuters, May 21, 2022、SANA, May 21, 2022、SOHR, May 21, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県のヤアルビーヤ町近郊の村でシリア民主軍兵士2人が殺害される(2022年5月21日)

ハサカ県では、SANA(5月21日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるヤアルビーヤ町近郊のアルカーナ村でオートバイに乗った正体不明の武装集団が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所を機関銃で襲撃し、兵士2人を殺害した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市で、何者かによって殺害されたと見られる男性の遺体が発見された。

遺体が発見されたのは市内の北・東シリア自治局支配地。

AFP, May 21, 2022、ANHA, May 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 21, 2022、Reuters, May 21, 2022、SANA, May 21, 2022、SOHR, May 21, 2022などをもとに作成。

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イドリブ県カファルヤー町でウズベキスタン人からなるジハード・ワ・タウヒード大隊の不動産管理担当者を含む2人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡(2022年5月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事治安権限を握るカファルヤー町でウズベキスタン人からなるジハード・ワ・タウヒード大隊の不動産管理担当者を含む2人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

不動産管理担当者とともに殺害されたのは、食料品店の店主。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、クルド山地方のカッバーナ村近郊で「決戦」作戦司令室に所属する武装集団の特攻戦闘員(インギマースィー)がシリア軍を攻撃、シリア軍兵士2人と特攻戦闘員1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カナーキル村で住民が逮捕者の釈放を求めて抗議デモを行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市で正体不明の武装集団が数年前にシリア軍を離反したとされる男性1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, May 20, 2022、ANHA, May 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2022、Reuters, May 20, 2022、SANA, May 20, 2022、SOHR, May 20, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県北部、ハサカ県北部を砲撃(2022年5月20日)

アレッポ県では、ANHA(5月20日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市、同市近郊のスムーカ村、タッル・マディーク村、シャフバー・ダム、マドユーナ村を砲撃し、民家複数棟に被害が出た。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、マンビジュ市北のフーシャリーヤ村を砲撃し、シリア国民軍に所属するスィルヤーニー軍事評議会の兵士1人が負傷した。

これに対して、シリア軍はアイン・アラブ(コバネ)市近郊のシュユーフ・ファウカーニー町、シュユーフ・タフターニー町上空でトルコ軍の小型無人航空機(ドローン)を撃墜した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるターディフ市から、同市北部のトルコ占領地に避難した住民が、シリア政府支配地とトルコ占領地の間に堀と土塁を建設しようとしているトルコの計画に反対して、抗議デモを行った。

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ハサカ県では、ANHA(5月20日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるダルバースィーヤ市近郊のジャトラ村で農作業に従事していた住民らに向けて発砲した。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともにタッル・タムル町近郊のダルダーラ村を砲撃した。

AFP, May 20, 2022、ANHA, May 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2022、Reuters, May 20, 2022、SANA, May 20, 2022、SOHR, May 20, 2022などをもとに作成。

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反体制活動家のイブラーヒーム・ジャバーウィー氏はロシアが3月から4月の2カ月間でシリア人戦闘員500人以上をウクライナに移送したとのSTJの発表を「過った情報」と否定(2022年5月19日)

反体制活動家の1人でシリア交渉委員会のメンバーのイブラーヒーム・ジャバーウィー氏(元南部中央作戦司令室報道官、准将)は、シリア人権監視団に対して、「我々は第8師団と直接連絡をとっているが、この件に関して広まっている噂は正しくない。すべてが過った情報だ」と述べた。

発言は、反体制系NGOの「真実と正義のためのシリア」(STJ)は公式ホームページを通じて、ロシアが3月から4月の2カ月間で、シリア人戦闘員500人以上をウクライナに移送したと発表したのを受けたもの。

STJは、戦闘員の家族や親戚、シリア軍第五軍団の士官複数人などから得た証言をもとに、シリアに駐留するロシア軍は、複数の民間軍事会社や仲介者に登録を済ませていたシリア人戦闘員少なくとも530人をウクライナ東部での戦闘に「傭兵」として参加させるために派遣したなどと発表していた。

AFP, May 19, 2022、ANHA, May 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2022、Reuters, May 19, 2022、SANA, May 19, 2022、SOHR, May 19, 2022などをもとに作成。

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シリア軍戦闘機とロシア軍戦闘機がハマー県、ラッカ県の砂漠地帯でダーイシュに対して爆撃を実施(2022年5月19日)

シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機とロシア軍戦闘機がハマー県北東部のイスリヤー村一帯の砂漠地帯、ラッカ県のラサーファ砂漠、マアダーン町一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施した。

爆撃回数は過去48時間で55回以上にのぼっているという。

AFP, May 19, 2022、ANHA, May 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2022、Reuters, May 19, 2022、SANA, May 19, 2022、SOHR, May 19, 2022などをもとに作成。

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イドリブ県ビンニシュ市でIDPsとシャーム解放機構メンバーの子供どうしの喧嘩にシャーム解放機構が介入し、IDPsの子供の家族に暴行を加える(2022年5月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が、政府支配下のサラーキブ市からビンニシュ市に避難している一家に暴行を加えた。

暴行は、この一家の子供がシャーム解放機構メンバーの子供と喧嘩したことが理由だという。

AFP, May 19, 2022、ANHA, May 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2022、Reuters, May 19, 2022、SANA, May 19, 2022、SOHR, May 19, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がラッカ県、アレッポ県、ハサカ県を砲撃(2022年5月19日)

ラッカ県では、ANHA(5月19日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のアイン・イーサー市近郊のディブス村、アブー・ナイトゥーラ村、M4高速道路沿線を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(5月19日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のタッル・リフアト市近郊のマイヤーサ村を砲撃した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、5月12日から17日にかけて、トルコ占領下のバーブ市一帯、マーリア市一帯、タッル・リフアト市近郊のシャッラー村一帯、タッル・マディーク村一帯での一連の作戦で、トルコ軍兵士4人、「傭兵」(シリア国民軍戦闘員)8人を殺害、トルコ軍兵士10人、「傭兵」5人を負傷させたと発表した。

また、シリア人権監視団によると、5月13日にアフリーン市一帯に対してシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域から行われた砲撃で重体に陥っていたトルコ軍兵士1人が死亡した。

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ハサカ県では、ANHA(5月19日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町やアブー・ラースィーン(ザルカーン)町に地かいクブール・ガラージナ村、シャイフ・アリー村を砲撃した。

AFP, May 19, 2022、ANHA, May 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2022、Reuters, May 19, 2022、SANA, May 19, 2022、SOHR, May 19, 2022などをもとに作成。

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ヒムス県東部砂漠地帯でシリア軍部隊がダーイシュの要撃を受け、兵士2人死亡(2022年5月18日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市郊外のドゥーワ地区とアムール山の間に位置するザカーラー渓谷でシリア軍部隊がダーイシュ(イスラーム国)の要撃を受け、兵士2人が死亡、複数が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるザッル村の給水所に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を攻撃した。

AFP, May 18, 2022、ANHA, May 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2022、Reuters, May 18, 2022、SANA, May 18, 2022、SOHR, May 18, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア国民軍とともにラッカ県、アレッポ県各所を激しく砲撃(2022年5月18日)

ラッカ県では、ANHA(5月18日付)によると、トルコ軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村、ハーリディーヤ村、フーシャーン村、ジャディーダ村、マアラク村、アイン・イーサー・キャンプ、サクル・レストラン、M4高速道路沿線、サイダー村、ファーティサ村、ジャフバル村、ムシャイリファ村、スカイルー村、ヒーシャ村、ナヒール・レストラン、穀物サイロ、カルタージュ農場、タッル・サマン村を砲撃した。

SANA(5月18日付)によると、この砲撃で、住居などが被害を受け、住民多数が避難を余儀なくされた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、早朝にシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域からトルコ占領下のマーリア市一帯に向けてロケット弾複数発が発射された。

一方、ANHA(5月18日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊のズール・マガール村、シュユーフ・ファウカーニー町を砲撃した。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市、同市近郊のカフル・ナーヤー村、ダイル・ジャマール村、カフル・アントゥーン村、イルシャーディーヤ村、タッル・アッジャール村、ハラービシャー村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、シリア国民軍がマンビジュ市北のムフスィンリー村一帯に潜入を試み、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

また、同監視団によると、同日晩、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域からトルコ占領下のアフリーン市一帯に向けてロケット弾6発が発射された。

 

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市でシリア民主軍の憲兵隊の隊員どうしが撃ち合いとなり、2人が死亡、4人が負傷した。

AFP, May 18, 2022、ANHA, May 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2022、Reuters, May 18, 2022、SANA, May 18, 2022、SOHR, May 18, 2022などをもとに作成。

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シリア国民軍がアレッポ県キーマール村近郊でシリア民主軍の車輌を地対地ミサイルで攻撃、兵士1人負傷(2022年5月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアフリーン市南東のキーマール村近郊で、シリア国民軍が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌を地対地ミサイルで攻撃、兵士1人が負傷した。

AFP, May 16, 2022、ANHA, May 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2022、Reuters, May 16, 2022、SANA, May 16, 2022、SOHR, May 16, 2022などをもとに作成。

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