ロシア軍戦闘機複数機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュに対して10回余りの爆撃を実施(2022年3月10日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して10回余りの爆撃を実施した。

AFP, March 10, 2022、ANHA, March 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2022、Reuters, March 10, 2022、SANA, March 10, 2022、SOHR, March 10, 2022などをもとに作成。

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ダーイシュはアブー・イブラーヒーム・クラシー指導者とアブー・ハムザ・クラシー報道官の死亡を認め、アブー・ハサン・ハーシミー・クラシーが新カリフに就任したと発表(2022年3月10日)

ダーイシュ(イスラーム国)の広報部門の一つフルカーン広報制作機構は、音声声明を発表し、アブー・イブラーヒーム・クラシー指導者(カリフ)が殺害され、後任の指導者にアブー・ハサン・ハーシミー・クラシーが就任したと発表した。

アブー・イブラーヒームは2月2日、米主導の有志連合のイドリブ県での空挺作戦で殺害されていた。

音声声明ではまた、アブー・ハムザ・クラシー報道官もアブー・イブラーヒームとともに殺害されたことも明らかにされた。

AFP, March 10, 2022、ANHA, March 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2022、Reuters, March 10, 2022、SANA, March 10, 2022、SOHR, March 10, 2022などをもとに作成。

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米占領下のタンフ国境通行所一帯で活動する革命特殊任務軍が「国際社会がこの地域の民間人を無視するなか、人道的義務を果たている」と主張(2022年3月9日)

ヒムス県では、米国の占領下にあるタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する革命特殊任務軍がツイッターのアカウント(https://twitter.com/MaghaweirThowra/)を通じて、同地での人道活動を行ったと発表した。

ツイッターでの書き込みの内容は以下の通り。

悪天候は、革命特殊任務軍が民間人に対する人道的義務を遂行することを妨げない。国際社会、世界のすべての機関がこの地域の民間人を無視するなかでも。

#タンフ #ルクバーン #キャンプ #シリア #ウクライナ #人道

AFP, March 9, 2022、ANHA, March 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2022、Reuters, March 9, 2022、SANA, March 9, 2022、SOHR, March 9, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県、ハマー県を激しく砲撃(2022年3月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、バーラ村、フライフィル村、カンスフラ村、マシューン村、アイン・ラールーズ村、イフスィム町、バイニーン村、バルシューン村、ダイル・サンバル村に対して50発以上の砲弾を撃ち込んだ。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるサッハーラ村一帯に対して20発以上の砲弾を撃ち込んだ。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サフム・ジャウラーン村で2人組の武装グループが住民を自宅前で銃で撃ち殺害した。

また、ジャースィム市で前日に正体不明の武装集団によって銃で撃たれた元反体制武装集団メンバーが死亡した。

AFP, March 9, 2022、ANHA, March 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2022、Reuters, March 9, 2022、SANA, March 9, 2022、SOHR, March 9, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年3月9日)

ラッカ県では、ANHA(3月9日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線、ナヒール・レストランを砲撃した。

AFP, March 9, 2022、ANHA, March 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2022、Reuters, March 9, 2022、SANA, March 9, 2022、SOHR, March 9, 2022などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市とバーブ市でシリア国民軍に所属する武装グループどうしが激しく交戦(2022年3月9日)

アレッポ県では、ANHA(3月9日付)によると、トルコの占領下にあるジャラーブルス市内でシリア国民軍に所属する武装グループどうしが激しく交戦した。

シリア人権監視団によると、バーブ市でも人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するシャーム戦線とシャーム自由人イスラーム運動が交戦し、1人が負傷した。

AFP, March 9, 2022、ANHA, March 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2022、Reuters, March 9, 2022、SANA, March 9, 2022、SOHR, March 9, 2022などをもとに作成。

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スプートニク通信:イドリブ県、アレッポ県からアル=カーイダ系組織の戦闘員ら450人がトルコ経由でウクライナ入り(2022年3月8日)

スプートニク通信(アラビア語版、3月7日付)は、イドリブ県からアラブ諸国および外国籍の戦闘員ら450人が、3日程前にシリアを出国し、トルコを経由して、ロシア軍に対する戦闘に参加するためにウクライナ入りしたと伝えた。

ウクライナに到着した戦闘員の親族らのはなしによると、シャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)の複数の司令官が先週初め、トルキスタン・イスラーム党、アンサール・タウヒード、フッラース・ディーン機構の司令官らと複数回にわたり会合を開き、トルキスタン・イスラーム党、アンサール・タウヒード、フッラース・ディーン機構に所属する一部外国人戦闘員がトルコ経由でウクライナに入ることを認める合意を交わした。

複数筋の話によると、イドリブ県からウクライナ入りした外国人戦闘員の数は現在のところ150人あまりで、ベルギー、フランス、中国、モロッコ、チュニジア、チェチェン、英国出身者がほとんど。

加えて、イドリブ県やアレッポ県の複数地域からシャーム解放機構、アンサール・タウヒード、シャーム軍団を含む国民解放戦線のメンバーら300人も派遣されたという。

このうち、シャーム解放機構のメンバーは、組織の幹部らとの間に問題を抱え、監禁やハッド刑といった厳しい嫌がらせに直面していた者たち。

ウクライナへの派遣は幹部とメンバーがの双方にとって関係を修復する好機と捉えられているという。

450人の戦闘員は3月3日に3回に分けてイドリブ県のヒルバト・ジャウズ村からトルコ領内に入り、トルコの諜報機関に所属すると思われる複数の監督者によって統轄され、3月6日夜にウクライナに移送されたという。

ウクライナに派遣される戦闘員には、シリア人で月1,200~1,500ドルの報酬を与えられるという。

外国人戦闘員の報酬額は定かではないという。

AFP, March 8, 2022、ANHA, March 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2022、Reuters, March 8, 2022、SANA, March 8, 2022、SOHR, March 8, 2022、Sputnik News, March 8, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ラタキア県を砲撃(2022年3月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、バーラ村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ国境に近いサルマダー市では、シャーム解放機構の総合治安機関がカフルサジュナ村出身のメディア活動家とその妻を拘束した。

拘束された活動家は人道支援活動にも携わっていたが、拘束の理由は不明。

 

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

 

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダーイル町でシリア政府との和解に応じたスンナ青年旅団の元メンバー2人が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

またジャースィム市でもシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団のメンバー1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡したほか、住民1人も銃で撃たれて死亡した。

AFP, March 8, 2022、ANHA, March 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2022、Reuters, March 8, 2022、SANA, March 8, 2022、SOHR, March 8, 2022などをもとに作成。

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国連安全保障理事会はイドリブ県で活動する新興のアル=カーイダ系組織のタウヒード・ワ・ジハード大隊をISIL(ダーイシュ)およびアルカイダ制裁委員会が指定する制裁対象個人・団体に指定、米国防省も同組織をSDGTに指定(2022年3月7日)

国連安全保障理事会は報道声明(SC/14822)を出し、イドリブ県で活動する新興のアル=カーイダ系組織のタウヒード・ワ・ジハード大隊を、国連安保理決議第1267号(1999年)、第1989号(2011年)、第2253号(2015年)に基づき、ISIL(ダーイシュ)およびアルカイダ制裁委員会が指定する制裁対象個人・団体に追加することを決定したと発表した。

これを受け、米国務省も報道声明を出し、タウヒード・ワ・ジハード大隊を特別指定国際テロリスト(SDGT)に指定したと発表した。

AFP, March 8, 2022、ANHA, March 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2022、Reuters, March 8, 2022、SANA, March 8, 2022、SOHR, March 8, 2022などをもとに作成。

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トルコの支援を受けるシリア国民軍所属のムウタスィム旅団がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のハルバル村近郊のシリア軍第4師団の拠点を砲撃し、兵士5人負傷(2022年3月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受けるシリア国民軍所属のムウタスィム旅団が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のハルバル村近郊のシリア軍第4師団の拠点を砲撃し、兵士5人が負傷した。

AFP, March 7, 2022、ANHA, March 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2022、Reuters, March 7, 2022、SANA, March 7, 2022、SOHR, March 7, 2022などをもとに作成。

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正体不明の武装集団がダイル・ザウル県シュハイル村から政府支配のバクラス村をロケット弾で攻撃し、シリア軍兵士複数人負傷(2022年3月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のシュハイル村から、正体不明の武装集団がシリア政府の支配下にある西岸のバクラス村をロケット弾で攻撃し、シリア軍兵士複数人が負傷した。

AFP, March 7, 2022、ANHA, March 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2022、Reuters, March 7, 2022、SANA, March 7, 2022、SOHR, March 7, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アブー・ハマーム市でシリア民主軍の蛮行、財産没収・略奪、拉致・誘拐に抗議するデモが行われ、参加した住民がシリア民主軍の退去を求める(2022年3月7日)

ダイル・ザウル県では、SANA(3月7日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハマーム市で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の蛮行、財産没収・略奪、拉致・誘拐に抗議するデモが行われ、参加した住民がシリア民主軍の退去を求めた。

AFP, March 7, 2022、ANHA, March 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2022、Reuters, March 7, 2022、SANA, March 7, 2022、SOHR, March 7, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で59人、北・東シリア自治局支配地域で7人(2022年3月7日)

保健省は政府支配地域で新たに59人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者180人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、3月7日現在のシリア国内での感染者数は計55,085人、うち死亡したのは3,099人、回復したのは48,447人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/263130742661576

 

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに7人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、1人が完治したと発表した。

これにより、3月2日現在のシリア国内での感染者数は計38,489人、うち死亡したのは1,564人、回復したのは2,562人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性4人、女性3人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市1人、カーミシュリー市1人、マーリキーヤ(ダイリーク)市1人、ラッカ県のラッカ市1人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1803847189805210

AFP, March 7, 2022、ACU, March 7, 2022、ANHA, March 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2022、Reuters, March 7, 2022、SANA, March 7, 2022、SOHR, March 7, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アブー・ハマーム市をシリア民主軍の部隊が強襲し、住民多数を逮捕(2022年3月6日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハマーム市を人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の部隊が強襲し、住民多数を逮捕した。

AFP, March 6, 2022、ANHA, March 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2022、Reuters, March 6, 2022、SANA, March 6, 2022、SOHR, March 6, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県、ハマー県を砲撃(2022年3月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村一帯、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるミーズナーズ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、ドゥワイル・アクラード村一帯、砲撃した。

AFP, March 5, 2022、ANHA, March 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2022、Reuters, March 5, 2022、SANA, March 5, 2022、SOHR, March 5, 2022などをもとに作成。

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タドムル市近郊の街道でダーイシュがシリア軍の宿泊用バスを襲撃、乗っていた兵士13人死亡、18人負傷(2022年3月6日)

ヒムス県では、SANA(3月6日付)が軍筋の話として伝えたところによると、タドムル市近郊の第3石油輸送ステーション(T3)東の街道で午後1時30分頃、「テロリスト」がシリア軍の宿泊用バスを襲撃、乗っていた兵士13人が死亡、18人が負傷した。

シリア人権監視団によると、襲撃を行ったのはダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル。

AFP, March 6, 2022、ANHA, March 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 6, 2022、Reuters, March 6, 2022、SANA, March 6, 2022、SOHR, March 6, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で63人、北・東シリア自治局支配地域で16人(2022年3月6日)

保健省は政府支配地域で新たに63人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者180人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、3月6日現在のシリア国内での感染者数は計55,026人、うち死亡したのは3,095人、回復したのは48,267人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/262492876058696

 

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、1人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、3月2日現在のシリア国内での感染者数は計38,482人、うち死亡したのは1,564人、回復したのは2,561人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性11人、女性5人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市5人、カーミシュリー市2人、マーリキーヤ(ダイリーク)市3人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市2人、マンビジュ市2人、ラッカ県のタブカ市2人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1803180673205195

AFP, March 6, 2022、ACU, March 6, 2022、ANHA, March 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2022、Reuters, March 6, 2022、SANA, March 6, 2022、SOHR, March 6, 2022などをもとに作成。

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RIAノーヴォスチ通信:ウクライナの諜報機関がトルコの諜報機関とともにシリア北部で活動している「テロリスト」をウクライナでのロシア軍との戦闘に参加させるため準備(2022年3月5日)

RIAノーヴォスチ通信(3月5日付)は、ロシア軍筋の話として、ウクライナの諜報機関がトルコの諜報機関とともにシリア北部で活動している「テロリスト」をウクライナでのロシア軍との戦闘に参加させるための準備を勧めていると伝えた。

同筋によると、ウクライナ軍治安機関の要員3人が、トルコの諜報機関の士官3人とともに2月4日、トルコ占領下のアレッポ県北部のアフリーン市やアアザーズ市を訪れ、同地にあるいわゆる自由シリア軍の拠点を訪問し、幹部らと会談し、戦闘員のウクライナへの派遣の可能性について議論し、秘密会合を継続することで合意した。

 

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スプートニク・ニュース(アラビア語版、3月5日付)によると、第一陣として戦闘員500人を必要が生じた場合にウクライナに派遣することが合意された。

AFP, March 5, 2022、ANHA, March 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2022、Reuters, March 5, 2022、RIA Novosti, March 5, 2022、SANA, March 5, 2022、SOHR, March 5, 2022、Sputnik News, March 5, 2022などをもとに作成。

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スプートニク・ニュース:トルコの支援を受けるシリア北部の反体制武装集団諸派がウクライナでのロシア軍に対する戦闘に参加する傭兵を募集するための徴兵事務所を開設(2022年3月5日)

スプートニク・ニュース(アラビア語版、3月5日付)は、トルコの支援を受けるシリア北部の反体制武装集団諸派がウクライナでのロシア軍に対する戦闘に参加する傭兵を募集するための徴兵事務所を開設した、と伝えた。

募集を行っているのは、ハムザ師団、シャーム軍団、スライマーン・シャー師団、東部自由人運動など「トルコマン系の武装集団」で、アレッポ県のアフリーン市、アアザーズ市、ジャラーブルス市、ラーイー村、ラッカ県のタッル・アブヤド市、ハサカ県のラアス・アイン市などに徴兵事務所を設置している。

傭兵には月収5,000ユーロが支給されるという。

AFP, March 5, 2022、ANHA, March 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2022、Reuters, March 5, 2022、SANA, March 5, 2022、SOHR, March 5, 2022、Sputnik News, March 5, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機複数機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュに対して12回あまりの爆撃を実施(2022年3月5日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して12回あまりの爆撃を実施した。

AFP, March 5, 2022、ANHA, March 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2022、Reuters, March 5, 2022、SANA, March 5, 2022、SOHR, March 5, 2022などをもとに作成。

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革命特殊任務軍は米軍がダーイシュのメンバーをウクライナに派遣するために55キロ地帯で教練しているとのロシアの主張を否定(2022年3月5日)

革命特殊任務軍はツイッターのアカウント(https://twitter.com/MaghaweirThowra/)を通じて声明を出し、米軍の占領下にあるヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ)地帯で米軍がダーイシュ(イスラーム国)のメンバーをウクライナに派遣するために教練しているとのロシア側の主張を「事実無根で、革命特殊任務軍を貶めようとする無駄な試みの一環だ」と否定した。

AFP, March 5, 2022、ANHA, March 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2022、Reuters, March 5, 2022、SANA, March 5, 2022、SOHR, March 5, 2022などをもとに作成。

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シリア人権監視団:トルコ占領下のシリア北部で、ウクライナでロシア軍に対する戦闘への参加希望者のリストが作成される(2022年3月5日)

シリア人権監視団は複数筋の話として、リビアやアゼルバイジャンでの戦闘に参加した「傭兵」の司令官や戦闘員ら数百人が、ウクライナでのロシア軍に対する戦闘への参加希望者のリストを、トルコの支援を受けるシリア国民軍諸派に提出していると発表した。

同筋によると、名簿に登録を済ませたイドリブ県西部出身のKh.Kh.は、10人の名前が記されたリストをシリア国民軍に所属するハムザ師団に提出した。

ハムザ師団をはじめとする諸派は、トルコの諜報機関の指示を受けて大量のリストを準備しているが、ウクライナにはまだ戦闘員の派遣は行われていないという。

同筋によると、ウクライナに派遣される予定の戦闘員は、ロシア軍に対するゲリラ戦を行い、月給2000米ドル以上を支給される。

だが、戦闘への参加を希望している者たちは、報酬を得た後にポーランドを経由してEU諸国への移住を考えているという。

シリア人権監視団がインタビューしたH.I.(30代、イドリブ県在住)は、どんな手段でもいいからEU加盟諸国に渡りたいとしたうえで、ウクライナ行きの準備をしていることを明かした。

EU加盟諸国への渡航には1万ユーロが必要だという。

AFP, March 5, 2022、ANHA, March 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2022、Reuters, March 5, 2022、SANA, March 5, 2022、SOHR, March 5, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県北部でシリア軍とシリア国民軍が砲撃戦(2022年3月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の占領下にあるバーブ市と、シリア政府の支配下にあるターディフ市の間に位置する境界地一帯でシリア軍とシリア国民軍が砲撃戦を行った。

 

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市サビール地区のムーサー・ブン・ヌサイル・モスク近くで正体不明の武装集団が若い男性を銃で撃ち殺害した。

AFP, March 6, 2022、ANHA, March 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2022、Reuters, March 6, 2022、SANA, March 6, 2022、SOHR, March 6, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県マンビジュ市を砲撃(2022年3月5日)

アレッポ県では、ANHA(3月5日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北東のジャート村を熱赤外線誘導ミサイルで攻撃した。

トルコ軍はまたマンビジュ市北西のアラブ・ハサン村を砲撃した。

AFP, March 5, 2022、ANHA, March 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2022、Reuters, March 5, 2022、SANA, March 5, 2022、SOHR, March 5, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県マーシフ村にあるシリア民主軍の検問所が「人民諸派」の襲撃を受け、兵士多数が死傷(2022年3月5日)

ダイル・ザウル県では、SANA(3月5日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるマーシフ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所が「人民諸派」の襲撃を受け、兵士多数が死傷した。

AFP, March 5, 2022、ANHA, March 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2022、Reuters, March 5, 2022、SANA, March 5, 2022、SOHR, March 5, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部でシリア国民軍諸派の司令官が幾度となく会合を開き、ウクライナへの戦闘員の派遣について協議(2022年3月4日)

北シリア違反記録センターの発表によると、トルコ占領下のアレッポ県北部でシリア国民軍諸派の司令官が幾度となく会合を開き、ウクライナへの戦闘員の派遣について協議しているという。

もっとも最近では3月2日にシリア国民軍に所属するハムザ師団、スルターン・ムラード師団、シャーム軍団、スライマーン・シャー師団、東部自由人運動、マジド軍団がハワール・キリス村で会合が開いた。

会合には、トルコの国家情報機構(MiT)の士官、ハムザ師団のサイフ・アブー・バクル司令官、スルターン・ムラード師団のファヒーム・イーサー司令官、スライマーン・シャー師団のムハンマド・ジャースィム司令官(通称アブー・アムシャ)、マジド軍団のヤースィル・アブドゥッラヒーム司令官、東部自由人運動のアフマド・イフサーン・ファイヤード・ハーイス司令官(通称アブー・ハーティム・シャクラー)が出席、アアザーズ市一帯やアフリーン市一帯地域で各組織の司令官にウクライナ行きを希望する戦闘員のリストを準備することが要請された。


ウクライナでの戦闘に参加する戦闘員には月1,000米ドル以上の報酬が支払われるという。

AFP, March 13, 2022、ANHA, March 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 13, 2022、Markaz Tawthiq al-Intihakat, March 4, 2022、Reuters, March 13, 2022、SANA, March 13, 2022、SOHR, March 13, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機複数がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュに対して爆撃を実施(2022年3月4日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施した。

 

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市東の塩原でシリア軍部隊の車輌が武装集団の襲撃を受け、兵士3人が死亡した。

AFP, March 4, 2022、ANHA, March 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2022、Reuters, March 4, 2022、SANA, March 4, 2022、SOHR, March 4, 2022などをもとに作成。

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米国の占領下にあるヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する革命特殊任務軍は麻薬密輸グループを摘発(2022年3月4日)

革命特殊任務軍はツイッターのアカウント(https://twitter.com/MaghaweirThowra/)を通じて声明を出し、ヨルダン領内から米国の占領下にあるヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に侵入しようとした麻薬密輸グループを逮捕したと発表した。

このグループは、悪天候に乗じてシリア政府支配地からヨルダン領に入った後、55キロ地帯に侵入しようとしたという。

AFP, March 4, 2022、ANHA, March 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2022、Reuters, March 4, 2022、SANA, March 4, 2022、SOHR, March 4, 2022などをもとに作成。

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イドリブ県ザーウィヤ山地方、アレッポ県西部で、シャーム解放機構や国民解放戦線を主導するシャーム軍団などの反体制武装集団に抗議するデモ(2022年3月4日)

シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のカフルラーター村、アレッポ県のサッハーラ村、バービカ村で、シャーム解放機構や国民解放戦線を主導するシャーム軍団などの反体制武装集団に抗議するデモが行われた。

デモに参加した住民らは、反体制武装集団による住民への抑圧に反対の意思を示す一方、国内避難民(IDPs)の帰還を訴えた。

また、サッハーラ村では、シリア軍に対して戦闘を再開するよう訴えられた。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、スフーフン村、ファッティーラ村を砲撃した。

 

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反3件(イドリブ県1件、ラタキア県2件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3173242572918477

AFP, March 4, 2022、ANHA, March 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 4, 2022、Reuters, March 4, 2022、SANA, March 4, 2022、SOHR, March 4, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構がイドリブ県ビンニシュ市で人道支援活動に従事していたIDPsを拘束(2022年3月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るビンニシュ市で同機構の総合治安機関が、人道支援活動に従事していたサラーキブ市出身の国内避難民(IDPs)の男性1人を拘束した。

この男性はフェイスブックの自身のアカウントでジハード主義武装勢力を批判する書き込みをしていたという。

AFP, March 3, 2022、ANHA, March 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2022、Reuters, March 3, 2022、SANA, March 3, 2022、SOHR, March 3, 2022などをもとに作成。

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