シリア・ロシア両軍はアレッポ市南西部郊外一帯を激しく爆撃(2016年8月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア・ロシア両軍の戦闘機がアレッポ市南部、西部、南西部郊外(ラームーサ地区)、東部、ダーラト・イッザ市、カフル・ハラブ村、アナダーン市に対して空爆を行った。

また、ARA News(8月13日付)によると、シリア政府の支配下にあるアレッポ市北西部のヌッブル市、ザフラー町をアレッポ・ファトフ軍作戦司令室が砲撃した。

一方、SANA(8月13日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市サラーフッディーン地区、ハムダーニーヤ地区、ザフラー地区、アアザミーヤ地区を砲撃し、子供1人を含む9人が死亡し、22人が負傷した。

また、アレッポ市(西部)の食糧備蓄を拡充するため、穀物取引製造公社が小麦1,500トンを貨物トラック30輌で搬入した。

なお、シリア人権監視団によると、また反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部内の市場では、ラームーサ地区を経由して搬入された食糧、燃料の売買が行われるようになる一方、シリア政府支配下のアレッポ市西部では食糧、燃料の価格がファトフ軍による「アレッポ大血戦」開始以前の1.5倍に高騰しているという。

AFP, August 13, 2016、AP, August 13, 2016、ARA News, August 13, 2016、Champress, August 13, 2016、al-Hayat, August 14, 2016、Iraqi News, August 13, 2016、Kull-na Shuraka’, August 13, 2016、al-Mada Press, August 13, 2016、Naharnet, August 13, 2016、NNA, August 13, 2016、Reuters, August 13, 2016、SANA, August 13, 2016、UPI, August 13, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュはマンビジュ市で「人間の盾」としていた住民数百人を解放(2016年8月13日)

アレッポ県では、AFP(8月13日付)が、ダーイシュ(イスラーム国)がマンビジュ市籠城時に「人間の盾」としていた住民数百人を解放したと伝えた。

住民は、ダーイシュがマンビジュ市を放棄し、トルコ国境に面するジャラーブルス市方面に敗走する際に解放されたという。

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ヒムス県では、ARA News(8月13日付)によると、シリア軍がファルハーニーヤ村にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、住民3人が死亡した。

一方、SANA(8月13日付)によると、シリア軍がジュッブ・ジャッラーフ町、マクサル・ヒサーン村、タドムル市郊外穀物サイロ地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(8月13日付)によると、シリア軍がサルダ山一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯、アイヤーシュ村、ジャフラ村、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ハミーディーヤ地区、ジュバイリーヤ地区、ハウィーカ地区でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

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スワイダー県では、SANA(8月13日付)によると、シリア軍がアーバール・ラシーダ地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, August 13, 2016、AP, August 13, 2016、ARA News, August 13, 2016、Champress, August 13, 2016、al-Hayat, August 14, 2016、Iraqi News, August 13, 2016、Kull-na Shuraka’, August 13, 2016、al-Mada Press, August 13, 2016、Naharnet, August 13, 2016、NNA, August 13, 2016、Reuters, August 13, 2016、SANA, August 13, 2016、UPI, August 13, 2016などをもとに作成。

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ファトフ軍の事実上の統括者で「サウジアラビア人」のムハイスィニー氏がアレッポ市旧市街のウマイヤ・モスク中庭でインタビューに応じた映像が公開(2016年8月12日)

アレッポ市南西部で「アレッポ大血戦」を展開するファトフ軍の事実上の統括者のサウジアラビア人説教師アブドゥッラー・ムハイスィニー氏がアレッポ市の総カーディーを務めるというイブラーヒーム・シャーシュー氏とともに、アレッポ市旧市街にあるウマイヤ・モスクの中庭と思われる場所でインタビューに応じる映像がYoutube内のアカウント「シャーム・フィー・ウスブーア」(https://www.youtube.com/watch?v=uiWEpUzyxpg)を通じて公開された。

インタビューは約30分に及び、そのなかでムハイスィニー氏は、アレッポ市東部の解囲について「神がかった戦い」だったと自賛し、戦闘に参加した兵力は全体の20%に過ぎなかったと述べた。

Youtube, August 12, 2016
Youtube, August 12, 2016
Youtube, August 12, 2016
Youtube, August 12, 2016

 

AFP, August 12, 2016、AP, August 12, 2016、ARA News, August 12, 2016、Champress, August 12, 2016、al-Hayat, August 13, 2016、Iraqi News, August 12, 2016、Kull-na Shuraka’, August 12, 2016、al-Mada Press, August 12, 2016、Naharnet, August 12, 2016、NNA, August 12, 2016、Reuters, August 12, 2016、SANA, August 12, 2016、UPI, August 12, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はマンビジュ市内のダーイシュ残党約100人の掃討を完了し、同地を制圧(2016年8月12日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会のシャルファーン・ダルウィーシュ報道官がロイター通信(8月12日付)に対して、マンビジュ市内に依然として約100人のダーイシュ(イスラーム国)戦闘員が残留しているとしたうえで、その掃討にむけた「最後の作戦、最後の攻撃」を行っていると述べた。

これに関して、シリア人権監視団は、シリア民主軍がマンビジュ市サラブ地区にあるダーイシュの最後の拠点を制圧し、ダーイシュの残党はトルコ国境に面するユーフラテス河畔のジャラーブルス市に敗走したと発表した。

シリア民主軍の司令部筋によると、同軍はダーイシュ敗走のための経路を確保、ダーイシュの残党はこの経路を通って敗走したという。

なお、シリア人権監視団によると、2016年5月に始まったシリア民主軍と有志連合によるマンビジュ解放作戦での死者は、民間人437人(うち子供105人)で、そのうちの203人が有志連合の空爆による犠牲者だという。

またシリア民主軍の死者数は299人、ダーイシュの死者数は1,091人にのぼるという。

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同じくアレッポ県では、ARA News(8月12日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県北部の反体制武装集団の戦略都市マーリア市を砲撃した。

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スワイダー県では、SANA(8月12日付)によると、シリア軍がシャンワーン村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

AFP, August 12, 2016、AP, August 12, 2016、ARA News, August 12, 2016、Champress, August 12, 2016、al-Hayat, August 13, 2016、Iraqi News, August 12, 2016、Kull-na Shuraka’, August 12, 2016、al-Mada Press, August 12, 2016、Naharnet, August 12, 2016、NNA, August 12, 2016、Reuters, August 12, 2016、SANA, August 12, 2016、UPI, August 12, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県のフーシュ・ナスル村を制圧(2016年8月12日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がドゥーマー市、アルバイン市、ナシャービーヤ町、シャイフーニーヤ村を空爆し、子供2人を含む住民3人が死亡した。

またシリア軍はダーライヤー市を砲撃、これに対して反体制武装集団はハラスター市項がのダーヒヤト・アサド町一帯を砲撃した。

一方、SANA(8月12日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにフーシュ・ナスリー村で反体制武装集団を掃討、同地を制圧した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(8月12日付)によると、シリア・ロシア両軍の戦闘機がタッルアーダ村など県内の複数の市村を空爆し、15人が死亡した。

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ダルアー県では、SANA(8月12日付)によると、シリア軍がダルアー市南東部に潜入しようとした反体制武装集団を迎撃した。

また反体制武装集団は、ダルアー市カーシフ地区、鉄道駅北部地区を砲撃した。

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ヒムス県では、ARA News(8月13日付)によると、シリア軍戦闘機がラスタン市、タルビーサ市を空爆した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、8月11日に10件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス郊外県、ラタキア県で発生し、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動などが砲撃を行ったという。


AFP, August 12, 2016、AP, August 12, 2016、ARA News, August 12, 2016、August 13, 2016、Champress, August 12, 2016、al-Hayat, August 13, 2016、Iraqi News, August 12, 2016、Kull-na Shuraka’, August 12, 2016、al-Mada Press, August 12, 2016、Naharnet, August 12, 2016、NNA, August 12, 2016、Reuters, August 12, 2016、RT, August 12, 2016、SANA, August 12, 2016、UPI, August 12, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市西部への人道回廊を確保する一方、「人権団体」を名のるトルコのIHHがアレッポ市東部に食糧物資を搬入(2016年8月12日)

RT(8月12日付)は、シリア軍がアレッポ県アレッポ市北部のバニー・ザイド地区を経由してアレッポ市西部地区(シリア政府支配下)に人道物資を搬送するための人道回廊を設置、ロシア国防省が10日に発表した3時間(午前10時から午後1時)までの人道停戦を利用して、同地に物資搬入を行う模様だと伝えた。

一方、ARA News(8月12日付)によると、「人道支援」団体」を名のるトルコのIHH(人道支援基金)が、アレッポ市東部(反体制武装集団支配地域)に支援物資を積載した貨物トラックの車列を2度にわたり派遣し、同地に野菜、穀物を配給した。

支援物資は、トルコおよびクウェートから寄せられ、トルコのハタイ県を経由して同地に運び込まれたという。

ARA News, August 12, 2016
ARA News, August 12, 2016

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同じくアレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアレッポ市北部のフライターン市、ハイヤーン町、アジア地区を空爆し、女性、子供を含む9人が少なくとも死亡、多数が負傷し、またフライターン市の小児科病院が空爆で利用不能となった。

戦闘機はまた、アレッポ市南西部のアウラム・クブラー町、ダーラト・イッザ市に対しても空爆を行い、少なくとも8人が死亡、

空爆はさらに、アレッポ市カッラーサ地区、ブスターン・カスル地区、旧市街、ダフラト・アブドゥラッブフ地区、ライラムーン交差点一帯、第1070集合住宅計画地区、スーク・ジャバス地区、ラーシディーン地区にも及んだほか、シリア軍ヘリコプターはアレッポ市旧市街各所を「樽爆弾」を攻撃、同地一帯ではシリア軍、外国人戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)などからなるファトフ軍と交戦した。

これに対して、SANA(8月12日付)は、シリア軍がアレッポ市南西部の士官学校(各学科)一帯、ヒクマ学校南部、第1070集合住宅計画地区、ラームーサ地区一帯、カフルナーハー村、カフルハムラ村、アーミリーヤ村、ガス工場南部で反体制武装集団(ファトフ軍)の拠点を空爆したと伝えた。

また、反体制武装集団は、アレッポ市ハムダーニーヤ地区、バロン通り地区、ハーディル村を砲撃し、子供と女性合わせて2人が死亡、7人が負傷したと伝えた。

一方、アレッポ市とハナースィル市を結ぶ街道が通るアレッポ市南東部の養畜所一帯では、シリア軍と反体制武装集団(バヤーン運動とナスル軍)が戦闘を続けた。

なお、クッルナー・シュラカー(8月12日付)によると、反体制武装集団は、養畜所一帯のシリア軍拠点複数カ所を制圧し、街道を遮断したという。

これが事実だとすると、反体制武装集団はアレッポ市西部に至るシリア軍の唯一の兵站路をアレッポ市南東部で寸断することに成功したことになる。

しかし、RT(8月12日付)は、これを否定、シリア軍が11日夜に養畜所一帯に進攻し、同地を奪還したと伝えた。

AFP, August 12, 2016、AP, August 12, 2016、ARA News, August 12, 2016、Champress, August 12, 2016、al-Hayat, August 13, 2016、Iraqi News, August 12, 2016、Kull-na Shuraka’, August 12, 2016、al-Mada Press, August 12, 2016、Naharnet, August 12, 2016、NNA, August 12, 2016、Reuters, August 12, 2016、SANA, August 12, 2016、UPI, August 12, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県ダーナー市を爆撃し、11人が死亡(2016年8月11日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(8月11日付)によると、ロシア軍がダーナー市を空爆し、民間人11人が死亡した。

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ヒムス県では、SANA(8月11日付)によると、シリア軍がガジャル村でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、ARA News(8月11日付)によると、同地で最大勢力を誇る5つの武装集団がハウラーン法務局に服すことを宣言する声明を出した。

声明を出した5組織は、シャーム自由人イスラーム運動、ヤルムーク軍、ムジャーヒディーン・ワ・アンサール旅団、イスラーム軍、フルカーン旅団。

一方、SANA(8月11日付)によると、シリア軍がダルアー市マンシヤ地区などで反体制武装集団と交戦した。

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ハマー県では、SANA(8月11日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにカーファート村一帯で反体制武装集団と交戦した。

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クナイトラ県では、SANA(8月11日付)によると、シリア軍がハミーディーヤ村、ウーファーニヤー村で反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス県では、SANA(8月11日付)によると、いわゆる「ファトフ軍」がアミーン地区とバーブ・サラーム地区を砲撃し、4人が負傷した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、8月10日に7件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス郊外県、ラタキア県で発生し、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動などが砲撃を行ったという。


AFP, August 11, 2016、AP, August 11, 2016、ARA News, August 11, 2016、Champress, August 11, 2016、al-Hayat, August 12, 2016、Iraqi News, August 11, 2016、Kull-na Shuraka’, August 11, 2016、al-Mada Press, August 11, 2016、Naharnet, August 11, 2016、NNA, August 11, 2016、Reuters, August 11, 2016、SANA, August 11, 2016、UPI, August 11, 2016などをもとに作成。

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ロシア国防省による3時間の人道休戦にもかかわらず、アレッポ市一帯では戦闘が続くも、シリア政府支配地域に食糧物資を積んだ車輌40輌が到着(2016年8月11日)

アレッポ県では、AFP(8月11日付)によると、ロシア国防省による3時間(午前10時から午後1時)までの人道停戦実施宣言を受け、アレッポ市での戦闘は緩和したが、完全には停止せず、アレッポ市(東部)への人道支援物資は行われなかった。

しかし、アブドゥッラー・ガルビー国内通商消費者保護大臣は、アレッポ市(西部)に食糧物資を積んだ車輌40輌が入ったと発表した。

『ハヤート』(8月13日付)によると、物資はアレッポ市西部地区、ハンダラート・キャンプ一帯、シャイフ・ナッジャール市一帯に配給されたという。

SANA, August 11, 2016
SANA, August 11, 2016

『ハヤート』(8月12日付)によると、シリア軍は、アレッポ市南西部のラームーサ地区に進軍、ロシア軍による同地への空爆が激化した。

シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市南西部で前日夜から朝にかけて反体制武装集団と激しく交戦した。

一方、ARA News(8月11日付)によると、バヤーン運動とナスル軍がアレッポ市南部のガズラーン養豚所を攻撃し、同地のシリア軍拠点複数カ所を制圧し、アレッポ市西部への包囲を強化した。

他方、SANA(8月11日付)によると、シリア軍・ロシア軍の航空支援を受けたシリア軍が「同盟部隊」とともに、アレッポ市南部郊外で反体制武装集団と交戦、士官学校(各学科)周辺と第1070集合住宅計画地区の複数拠点を制圧した。

シリア軍はまたイドリブ県のマアッラト・ヌウマーン市、サラーキブ市とダマスカス・アレッポ街道(国際幹線道路)を結ぶ回廊一帯、アレッポ市ラームーサ地区、アーミリーヤ村、ハーン・トゥーマーン村を空爆した。

これに対して、反体制武装集団はアレッポ市ハムダーニーヤ地区を砲撃し、住民4人が死亡した。

AFP, August 11, 2016、AP, August 11, 2016、ARA News, August 11, 2016、Champress, August 11, 2016、al-Hayat, August 12, 2016, August 13, 2016、Iraqi News, August 11, 2016、Kull-na Shuraka’, August 11, 2016、al-Mada Press, August 11, 2016、Naharnet, August 11, 2016、NNA, August 11, 2016、Reuters, August 11, 2016、SANA, August 11, 2016、UPI, August 11, 2016などをもとに作成。

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ロシア空軍長距離爆撃機がダーイシュの中心都市ラッカ市を爆撃し化学兵器製造工場などを破壊(2016年8月11日)

ラッカ県では、ロシア国防省によると、ロシア国内を離陸したロシア空軍のTu-22M3長距離爆撃機4機が、ラッカ市内南東部と、同市外北部および北西部郊外にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所に対する空爆を集中的に行った。

この空爆で、ラッカ市近郊の武器弾薬燃料倉庫、市外北西部の化学兵器製造工場と教練キャンプを破壊、多数のメンバーを殲滅したという。

SANA, August 11, 2016
SANA, August 11, 2016

シリア人権監視団によると、この空爆で民間人24人を含む30人が死亡、15人が負傷した。

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ヒムス県では、ARA News(8月11日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市郊外の穀物サイロ東部にあるシリア軍拠点を攻撃した。

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スワイダー県では、SANA(8月11日付)によると、シリア軍がアーバール・ラシーダ地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, August 11, 2016、AP, August 11, 2016、ARA News, August 11, 2016、Champress, August 11, 2016、al-Hayat, August 12, 2016、Iraqi News, August 11, 2016、Kull-na Shuraka’, August 11, 2016、al-Mada Press, August 11, 2016、Naharnet, August 11, 2016、NNA, August 11, 2016、Reuters, August 11, 2016、SANA, August 11, 2016、UPI, August 11, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市の地元活動家はシリア軍が塩素ガスと思われる有毒ガスを装填した「樽爆弾」で爆撃を行ったと主張(2016年8月10日)

アレッポ県では、ロイター通信(8月11日付)によると、アレッポ市内で10日、「樽爆弾」に装填されたと塩素と思われる有毒ガスにより、複数人が死亡、数十人がクドス病院に搬送された。

クドス病院を経営するハムザ・ハティーブを名のる人物がロイター通信のカメラマンに述べたところによると、死者は4人、負傷者が55人で、7人が現在も治療を受けているという。

一方、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)によると、3人が死亡、22人が負傷したという。

クドス病院のハティーブ氏によると、患者の衣服に付着していた「樽爆弾」の破片を証拠として保管しているという。

また、アフマド・ハーリディーを名のる地元の活動家は、ARA News(8月11日付)に対して、ヘリコプターがアレッポ市ズブディーヤ地区に多数の「樽爆弾」を投下、「清掃用の塩素物質に非常によく似た臭いが拡がり、複数の民間人がこの有毒ガスを吸引し気絶、救急チームが死傷社を診察所に搬送した」と述べた。

Reuters, August 11, 2016
Reuters, August 11, 2016

AFP, August 11, 2016、AP, August 11, 2016、ARA News, August 11, 2016、Champress, August 11, 2016、al-Hayat, August 12, 2016、Iraqi News, August 11, 2016、Kull-na Shuraka’, August 11, 2016、al-Mada Press, August 11, 2016、Naharnet, August 11, 2016、NNA, August 11, 2016、Reuters, August 11, 2016、SANA, August 11, 2016、UPI, August 11, 2016などをもとに作成。

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ファトフ軍を統括する「サウジアラビア人」ムハイスィニー氏がアレッポ市東部に入って行ったとされる映像が公開(2016年8月10日)

アレッポ市南西部で「アレッポ大血戦」を展開するファトフ軍の事実上の統括者のサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏が、アレッポ市内とされる場で演説する様子がYoutube(https://youtu.be/OuKGYEVarG4)を通じて公開された。

公開に先立って、ムハイスィニー氏は、特攻自爆戦闘員(インギマースィー)1,000人とともにアレッポに到着した映像を配信すると述べていた。

Youtube, August 10, 2016
Youtube, August 10, 2016

ARA News(8月10日付)によると、ムハイスィニー氏が演説したとされる場所はアレッポ市マアーディー地区。

AFP, August 10, 2016、AP, August 10, 2016、ARA News, August 10, 2016、Champress, August 10, 2016、al-Hayat, August 11, 2016、Iraqi News, August 10, 2016、Kull-na Shuraka’, August 10, 2016、al-Mada Press, August 10, 2016、Naharnet, August 10, 2016、NNA, August 10, 2016、Reuters, August 10, 2016、SANA, August 10, 2016、UPI, August 10, 2016などをもとに作成。

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シリア軍・ロシア軍はダマスカス郊外県、イドリブ県で爆撃を続ける(2016年8月10日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハラスター市を砲撃する一方、戦闘機(所属明示せず)がハザルマー丘一帯を空爆した。

また、フーシュ・ナスリー村一帯では、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員がイスラーム軍などからなる反体制武装集団と交戦を続けた。

一方、SANA(8月10日付)によると、シリア軍がダイル・ハビーヤ村農場地帯、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯、バイト・ジン村農場地帯でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

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イドリブ県では、SANA(8月10日付)によると、シリア軍・ロシア軍の戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市、アリーハー市、ジスル・シュグール市、アルバイーン山一帯、サラーキブ市、タフタナーズ市でファトフ軍、イスラーム戦線、ナスル軍、イッザ連合の拠点に対する空爆を集中的に行った。

これに関して、クッルナー・シュラカー(8月10日付)は、ロシア軍による空爆で子供と女性を含む10人が死亡したと伝えた。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(8月10日付)によると、ダルアー市内でのシリア軍と反体制武装集団の砲撃戦で住民4人が死亡した。

一方、SANA(8月10日付)によると、シリア軍がダルアー市郵便局東部一帯、ジャムリーン村で反体制武装集団と交戦した。

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ラタキア県では、ARA News(8月10日付)によると、反体制武装集団がクルド山一帯を砲撃した。

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ヒムス県では、ARA News(8月10日付)によると、シリア軍がラスタン市を空爆した。

一方、SANA(8月10日付)によると、シリア軍がリーハーニーヤ村に侵入しようとした反体制武装集団(タルビーサ自由人旅団など)と交戦した。

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ハマー県では、SANA(8月10日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにカッバースィーン村でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)の拠点を攻撃した。

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クナイトラ県では、SANA(8月10日付)によると、シリア軍が、フッリーヤ村・ハミーディーヤ村間、ハーン・アルナバ市、ジャッバー村で反体制武装集団と交戦した。

2016年政令第15条に従い、地元和解プロセスの一環で反体制武装集団メンバー135人が当局に投降、放免となった。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、8月8日に6件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス郊外県、ラタキア県で発生し、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動などが砲撃を行ったという。

AFP, August 10, 2016、AP, August 10, 2016、ARA News, August 10, 2016、Champress, August 10, 2016、al-Hayat, August 11, 2016、Iraqi News, August 10, 2016、Kull-na Shuraka’, August 10, 2016、al-Mada Press, August 10, 2016、Naharnet, August 10, 2016、NNA, August 10, 2016、Reuters, August 10, 2016、SANA, August 10, 2016、UPI, August 10, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市一帯で爆撃と戦闘が続くなか、シリア軍による事実上の包囲が続くアレッポ市東部に野菜などの食糧品を積んだトラック複数台が約1ヶ月ぶりに入る(2016年8月10日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月10日付)によると、シリア軍による事実上の包囲が続くアレッポ市東部に野菜などの食糧品を積んだトラック複数台が入った。

同地に食糧物資が搬入されるのは約1ヶ月ぶりだという。

Kull-na Shuraka', August 10, 2016
Kull-na Shuraka’, August 10, 2016

また、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(8月10日付)によると、アレッポ市南部で反体制武装集団がアレッポ市南西部のシャイフ・サイード地区(セメント工場一帯)でシリア軍と交戦する一方、戦闘機(所属明示せず)が同地を含むアレッポ市南西部一帯(ラーシディーン地区、ラームーサ地区など)、カルム・カーティルジー地区、ダマスカス・アレッポ街道一帯、アウラム・クブラー町、カフルナーハー村を空爆し、住民少なくとも5人が死亡した。

ドゥラル・シャーミーヤによると、空爆を行ったのはロシア軍で、白リン弾などが使用されたという。

反体制武装集団はまた、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区を砲撃した。

一方、SANA(8月10日付)によると、アレッポ市南部郊外でシリア・ロシア両軍の戦闘機が反体制武装集団(ファトフ軍)の拠点に対する空爆を集中的に行った。

これに対して反体制武装集団はアレッポ市ハムダーニーヤ地区を砲撃し、14人が死亡、44人が負傷した。

AFP, August 10, 2016、AP, August 10, 2016、ARA News, August 10, 2016、Champress, August 10, 2016、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2016、al-Hayat, August 11, 2016、Iraqi News, August 10, 2016、Kull-na Shuraka’, August 10, 2016、al-Mada Press, August 10, 2016、Naharnet, August 10, 2016、NNA, August 10, 2016、Reuters, August 10, 2016、SANA, August 10, 2016、UPI, August 10, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュとの戦闘の末マンビジュ市内の治安厳戒地区を完全制圧(2016年8月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マンビジュ市の北部、南部、そして西部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が交戦した。

また、シリア民主軍に参加するマンビジュ軍事評議会は、マンビジュ市中心街の治安厳戒地区を完全制圧したと発表した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(8月10日付)によると、シリア軍がジャフラ村、ダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ラシュディーヤ地区などでダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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スワイダー県では、SANA(8月10日付)によると、シリア軍がバーラク村東部でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

AFP, August 10, 2016、AP, August 10, 2016、ARA News, August 10, 2016、Champress, August 10, 2016、al-Hayat, August 11, 2016、Iraqi News, August 10, 2016、Kull-na Shuraka’, August 10, 2016、al-Mada Press, August 10, 2016、Naharnet, August 10, 2016、NNA, August 10, 2016、Reuters, August 10, 2016、SANA, August 10, 2016、UPI, August 10, 2016などをもとに作成。

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『ハヤート』:ヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)などのイスラーム過激派と「穏健な反体制派」が初めて大規模な連携を行ったことがアレッポ市東部解囲成功の理由の一つ(2016年8月10日)

『ハヤート』(8月10日付、イブラーヒーム・ハミーディー記者)は、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、シャーム自由人イスラーム運動などのジハード主義武装集団からなるファトフ軍と、ヌールッディーン・ザンキー運動などの「穏健な反体制派」とシャームの民のヌスラ戦線などのジハード主義武装集団の混成組織であるアレッポ・ファトフ軍によるアレッポ市東部の解囲に関して、10の理由をあげることができると伝えた。

10の理由とは以下の通り:

1. ファトフ軍とアレッポ・ファトフ軍の双方合わせて8,000人から10,000人とされる兵力。
2. 戦闘地域の拡大。
3. ファトフ軍とアレッポ・ファトフ軍側がアレッポ市東部を喪失することを「死活問題」とみなしたこと。
4. ファトフ軍がアレッポ市北部のカースティール街道一帯の奪還ではなく、アレッポ市南西部で奇襲攻撃を行ったこと。
5. 「穏健な反体制派」とジハード主義武装集団による初の大規模な連携。
6. 域内諸国、欧米諸国から独立したファトフ軍、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室の意思決定。
7. トルコによると思われるファトフ軍側への高性能兵器(無人偵察機など)の供与。これはアレッポ市南西部でのファトフ軍の作戦計画が、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領とロシアのヴラジミール・プーチン大統領の会談(8月9日)日程決定前に策定されたため。
8. アレッポ市東部の包囲をめぐるロシアとの意見の相違を背景とする米国の黙認。
9. シリア軍および人民防衛諸集団と、ヒズブッラー、パレスチナ人のクドス旅団、イラク人、アフガン人、イラン人民兵の連携不足。
10. ロシア軍戦闘機が参加していたかどうかの確証が得られておらず、同軍の参加が限定的だった可能性があること。

AFP, August 9, 2016、AP, August 9, 2016、ARA News, August 9, 2016、Champress, August 9, 2016、al-Hayat, August 10, 2016、Iraqi News, August 9, 2016、Kull-na Shuraka’, August 9, 2016、al-Mada Press, August 9, 2016、Naharnet, August 9, 2016、NNA, August 9, 2016、Reuters, August 9, 2016、SANA, August 9, 2016、UPI, August 9, 2016などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動のナッハース報道官「シャーム・ファトフ戦線(ヌスラ戦線)を含むすべての革命諸勢力の接近が肝要」(2016年8月10日)

シャーム自由人イスラーム運動のラビーブ・ナッハース報道官は『ハヤート』(8月10日付)とのインタビューに応じ、そのなかで同運動が所属するファトフ軍およびアレッポ・ファトフ軍作戦司令室によるアレッポ市一帯での戦闘の最終目的が「アレッポ市の包囲解除と…全土解放」にあるとしたうえで、同地での勝利が「ゲームのルールを変え…国際社会は政治プロセス、そしてそのなかでのアサドの役割を再検討することを余儀なくされるだろう」と強調した。

また、シャームの民のヌスラ戦線がアル=カーイダとの関係解消を宣言し、シャーム・ファトフ戦線に改称ついては、「遅きに失したが正しい方向に向けた前向きなステップであり、「シリア革命を軍事、政治の両面からかたち作ってきた様々な勢力が長らく求めてきたこと」だと高く評価した。

そのうえで「シャーム・ファトフ戦線は偉大な(シリア)国民の一部をなしており、アサド政権とその同盟者に対してもっとも激しい戦闘を行っている当事者だ。それゆで、彼らを愛国的な革命プロジェクトのなかに包摂することが、みなにとっての最優先事項にならねばならない」と付言し、シャーム・ファトフ戦線との共闘を主唱した。

なお、ヌスラ戦線最高指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏は以前、ジャズィーラ・チャンネルのインタビューで、ヌスラ戦線の主導的戦闘員は外国人で、その数はメンバーの3割程度を占めていると述べており、実際に幹部の多くはシリア人以外の外国人からなっている。

また、シャーム・ファトフ戦線は、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍に所属するとともに、同運動が参加するアレッポ・ファトフ軍作戦司令室と共闘関係にある。

一方、シャーム自由人イスラーム運動とシャーム・ファトフ戦線の違いに関して、ナッハース氏は、外国のアジェンダとの関係の有無、サラフィー・ジハード主義以外のイスラーム主義の潮流との関係の有無をあげたうえで、後者がアル=カーイダとの関係解消を組織面に限定すべきでないと主張し、「シリア革命のプロジェクト」に歩み寄るべきだとしつつ、「シャーム・シャーム戦線を含む多様な革命諸勢力どうしが接近し、革命に資する共通のヴィジョンに至ることが肝要」と述べ、シャーム・ファトフ戦線(ヌスラ戦線)を「革命勢力」とみなした。

AFP, August 9, 2016、AP, August 9, 2016、ARA News, August 9, 2016、Champress, August 9, 2016、al-Hayat, August 10, 2016、Iraqi News, August 9, 2016、Kull-na Shuraka’, August 9, 2016、al-Mada Press, August 9, 2016、Naharnet, August 9, 2016、NNA, August 9, 2016、Reuters, August 9, 2016、SANA, August 9, 2016、UPI, August 9, 2016などをもとに作成。

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シリア・ロシア両軍がアレッポ市南西部への兵站路遮断に向け、イドリブ県サラーキブ市、タフタナーズ市を爆撃(2016年8月9日)

イドリブ県では、SANA(8月9日付)、ARA News(8月9日付)によると、シリア・ロシア両空軍戦闘機がサラーキブ市南部、タフタナーズ市を空爆し、イドリブ県とアレッポ市南部・西部郊外を結ぶ兵站路を寸断したほか、サルマダー市に対しても空爆を行った。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタルビーサ市を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市各所、第52旅団基地一帯、ラハム村・東カラム村街道一帯を砲撃した。

一方、SANA(8月9日付)によると、シリア軍がダルアー市アッバースィーヤ製パン工場西部、郵便局一帯、ワーディー・ザイディーとブスラー・シャーム市間の地域などで反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがダーライヤー市を「樽爆弾」、地対地ミサイルと思われる砲弾で攻撃し、同市一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

シリア軍はまたドゥーマーシを砲撃、戦闘機(所属明示せず)もナシャービーヤ町、フーシュ・サーリヒーン村など東グータ地方一帯を砲撃した。

さらにフーシュ・ナスリー村一帯では、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦を続けた。

なお、ARA News(8月9日付)によると、東グータ地方各所に空爆を行ったのはシリア・ロシア両軍戦闘機。

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SANA(8月9日付)によると、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、イドリブ県で、2016年政令第15号に従い、94人が国民和解委員会の呼びかけに応じるかたちで当局に出頭、免罪となった。

AFP, August 9, 2016、AP, August 9, 2016、ARA News, August 9, 2016、Champress, August 9, 2016、al-Hayat, August 10, 2016、Iraqi News, August 9, 2016、Kull-na Shuraka’, August 9, 2016、al-Mada Press, August 9, 2016、Naharnet, August 9, 2016、NNA, August 9, 2016、Reuters, August 9, 2016、SANA, August 9, 2016、UPI, August 9, 2016などをもとに作成。

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ファトフ軍による解囲にもかかわらずアレッポ市東部への物資搬入は依然として滞ったまま(2016年8月9日)

アレッポ県では、アレッポ市東部の反体制武装集団支配地域への食糧、燃料といった物資の搬入が、ファトフ軍による解囲成功にもかかわらず、依然として滞っている、とARA
News(8月9日付)が伝えた。

また、シリア人権監視団によると、アレッポ市南部郊外、南西部郊外(マフルーカート丘など)、そして西部郊外一帯(ラーシディーン地区など)、ハフルハムラ村、ダフラト・アブドゥラッブフ地区などで、シリア軍、シリア人および外国人からなる民兵とファトフ軍が交戦するなか、戦闘機(所属明示せず)が同地を空爆した。

またアレッポ市東部のサーフール地区、カラム・ナズハ地区、タッル・ザラーズィール地区などに対しても戦闘機(所属明示せず)が空爆を行った。

一方、SANA(8月9日付)によると、シリア・ロシア両空軍戦闘機がアレッポ市南部および西部郊外一帯(士官学校各学科、ハーン・トゥーマーン村、フライターン市、カフルハムラ村、ヒクマ学校南部、1070計画地区、アーミリーヤ村)で反体制武装集団(ファトフ軍)に対して集中的な空爆を実施した。

両軍戦闘機はまた、ズィルバ村を空爆し、イドリブ県とアレッポ市南部・西部郊外を結ぶ兵站路を寸断したほか、ハーン・アサル村、アターリブ市に対しても空爆を行った。

またファフド・ジャースィム・フライジュ国防大臣がアサド大統領の指示を受けアレッポ市一帯で任務にあたるシリア軍地上部隊を視察した。

AFP, August 9, 2016、AP, August 9, 2016、ARA News, August 9, 2016、Champress, August 9, 2016、al-Hayat, August 10, 2016、Iraqi News, August 9, 2016、Kull-na Shuraka’, August 9, 2016、al-Mada Press, August 9, 2016、Naharnet, August 9, 2016、NNA, August 9, 2016、Reuters, August 9, 2016、SANA, August 9, 2016、UPI, August 9, 2016などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍戦闘機がヒムス県、ダイル・ザウル県のダーイシュ拠点を爆撃(2016年8月9日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がカルヤタイン市郊外、シャーイル油断一帯、ウンク・ハワー村、シャンダーヒーヤ村、ジュッブ・ジャッラーフ町、ウンム・サフリージュ村でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆、同地およびタドムル市郊外の穀物サイロ地区一帯でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(8月9日付)によると、シリア軍がジュッブ・ジャッラーフ町に近い西ハブラ村、東ハブラ村、ウンク・ハワー村、ラッフーム村、ラジャム・カスル村東部、ウンム・シャルシューフ村西部、マクサル・ヒサーン村西部でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(8月9日付)によると、シリア軍戦闘機がムハイミーダ村を空爆し、住民19人が死亡、数十人が負傷した。

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スワイダー県では、SANA(8月9日付)によると、シリア軍がカスル村、ウルヤー丘東部、ブサイナ丘東部、サアド遺跡、マスィーダ村、ラジャム・ダウラ村、サーキヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

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アレッポ県では、ARA News(8月9日付)によると、ハワール・キリス作戦司令室が県北部でダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、カサージク村、タッル・シャイール村を制圧した。

AFP, August 9, 2016、AP, August 9, 2016、ARA News, August 9, 2016、Champress, August 9, 2016、al-Hayat, August 10, 2016、Iraqi News, August 9, 2016、Kull-na Shuraka’, August 9, 2016、al-Mada Press, August 9, 2016、Naharnet, August 9, 2016、NNA, August 9, 2016、Reuters, August 9, 2016、SANA, August 9, 2016、UPI, August 9, 2016などをもとに作成。

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BBCはシリア領内で任務につく英特殊部隊の写真を入手・公開(2016年8月9日)

BBC(8月9日付)は、シリア国内で任務につく英特殊部隊の車輌や兵士の写真を公開した。

写真の撮影日付は、ダーイシュ(イスラーム国)がヒムス県の対イラク国境に位置するタンフ国境通行所一帯に展開する「新シリア軍」の基地を襲撃した2016年6月で、撮影された英特殊部隊は「新シリア軍」の基地一帯を守るために展開していたものと思われる。

BBCによると、新シリア軍の報道官は写真についてのコメントを拒否、「我々は英国と米国から特殊訓練を受けている。我々はまた、航空支援と合わせてペンタゴンから武器・装備を支給されている」と述べるのとどまったという。

BBC, August 9, 2016
BBC, August 9, 2016

 

AFP, August 9, 2016、AP, August 9, 2016、ARA News, August 9, 2016、BBC, August 9, 2016、Champress, August 9, 2016、al-Hayat, August 10, 2016、Iraqi News, August 9, 2016、Kull-na Shuraka’, August 9, 2016、al-Mada Press, August 9, 2016、Naharnet, August 9, 2016、NNA, August 9, 2016、Reuters, August 9, 2016、SANA, August 9, 2016、UPI, August 9, 2016などをもとに作成。

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ロシア空軍長距離爆撃機とシリア軍戦闘機がヒムス県東部のダーイシュ拠点を爆撃(2016年8月8日)

ヒムス県では、ロシア国防省の声明によると、長距離爆撃機6機がロシア国内の基地から出撃し、県東部のスフナ市一帯、アーラーク村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

また、SANA(8月8日付)によると、シリア軍が県東部のアーラーク油田一帯、マヌーフ村、ウンク・ハワー村、ジュッブ・ジャッラーフ町一帯、カルヤタイン・ダム北部、ウンム・サフリージュ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して空爆を実施した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がマンビジュ市内に潜伏していたダーイシュ(イスラーム国)の残党の掃討を完了した。

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ハマー県では、SANA(8月8日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアブー・アラーヤー村を砲撃した。

AFP, August 8, 2016、AP, August 8, 2016、ARA News, August 8, 2016、Champress, August 8, 2016、al-Hayat, August 9, 2016、Iraqi News, August 8, 2016、Kull-na Shuraka’, August 8, 2016、al-Mada Press, August 8, 2016、Naharnet, August 8, 2016、NNA, August 8, 2016、Reuters, August 8, 2016、SANA, August 8, 2016、UPI, August 8, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍がファトフ軍支配下のイドリブ県での爆撃を継続するなか、シリア軍はラタキア県キンサッバー市一帯の治安と安定を回復(2016年8月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がイドリブ市を白リン爆弾で空爆した。

ロシア軍はまた、サラーキブ市一帯に対しても断続的に空爆、住民数百世帯が避難した。

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ラタキア県では、SANA(8月8日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにシャルフ砦、トゥーバール丘を完全制圧し、同地に近いキンサッバー町の治安と安定を回復した。

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ダマスカス郊外県では、イスラーム軍は声明を出し、フーシュ・ファーラ村一帯のシリア軍およびヒズブッラーの拠点複数カ所を制圧し、シリア軍兵士20人以上を殺害したと発表した。

またシリア人権監視団によると、ハムーリーン村近郊(アシュアリー農場)でラフマーン軍団司令官が何者かによる暗殺未遂に遭った。

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ハマー県では、ARA News(8月8日付)によると、反体制武装集団がハマー市郊外のハマー航空基地を砲撃した。

一方、SANA(8月8日付)によると、シリア軍がマアルカバ村周辺の丘陵地帯を反体制武装集団との戦闘の末に制圧した。

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ARA News(8月8日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動が主導する反体制武装集団がシャイフ・マスキーン市一帯でシリア軍への攻撃を開始した。

一方、SANA(8月8日付)によると、シリア軍がシャイフ・マスキーン市一帯で反体制武装集団と交戦した。

また、SANA(8月8日付)によると、2016年政令第15号に従い、120人が投降し、免罪となった。

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クナイトラ県では、SANA(8月8日付)によると、シリア軍がバアス市一帯でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と交戦した。

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スワイダー県では、SANA(8月8日付)によると、シリア軍がハラバー村・ジュビーブ村間で反体制武装集団の拠点を攻撃、破壊した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、8月7日に8件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス郊外県、ラタキア県で発生し、イスラーム軍などが砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は952件。

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シリア軍はアレッポ市南部の全街道・回廊を射程圏内に収めることを明らかにしすることで、ファトフ軍によるアレッポ市東部包囲解除を事実上認める(2016年8月8日)

アレッポ県では、SANA(8月8日付)によると、シリア軍・ロシア軍の戦闘機がアレッポ市南部郊外の士官学校各学科一帯、ハーン・トゥーマーン村回廊、ズィルバ村回廊、サラーキブ市(イドリブ県)・アレッポ市回廊で反体制武装集団拠点に対して空爆を加えた。

これに対して、反体制武装集団は、アレッポ市サアドッラー・ジャービリー広場一帯を砲撃し、子供6人を含む9人が負傷した。

また『ハヤート』(8月9日付)などによると、アレッポ市南西部のハムダーニーヤ地区一帯、3000集合住宅計画地区、サラーフッディーン地区、セメント工場一帯、水道会社一帯でも反体制武装集団(ファトフ軍)がシリア軍と戦闘を続けた。

さらにクッルナー・シュラカー(8月8日付)によると、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員、イラン人民兵らがアレッポ市ラームーサ地区やマフルーカート丘への突入を試み、ファトフ軍と交戦、シリア軍、ロシア軍が同地を空爆、砲撃した。

一方、クッルナー・シュラカー(8月8日付)によると、地中海沖に展開するロシア海軍艦艇から発射された艦対地ミサイルと思われる砲弾がダーラト・イッザ市に着弾し、6人が死亡した。

また、ARA News(8月8日付)は、地元活動家の話として、シリア軍が有毒ガスを焦点した砲弾でアレッポ市東部を空爆、住民複数人が中毒症状を訴えたと伝えた。

他方、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室に属する「命じられるまま正しく進め」連合によると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)はアレッポ市イザーア地区方面でシリア軍が陣地として使用していたビルを爆破した。

爆破はビルの地下に掘削したトンネルにしかけた爆弾の爆発によるもの。

また、ARA News(8月8日付)によると、アレッポ市北部のアルド・マッラーフ地区農場地帯では、シリア軍とアレッポ・ファトフ軍作戦司令室が交戦した。

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なお、シリア軍消息筋は、シリア軍地上部隊が航空部隊の支援と協調のもと、アレッポ市南部での作戦地域におけるすべての街道と回廊を射程圏内に納めたことを明らかにした。

シリア軍は6日までアレッポ市南部郊外でのファトフ軍の進軍によるアレッポ市東部包囲解除を否定してきたが、上記消息筋の発言により、包囲が解除されていたことを事実上認めた。

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シリア人権監視団によると、シリア軍を支援するためシリア人、イラク人、イラン人の民兵、ヒズブッラー戦闘員合わせて約2,000人が増援部隊としてシリア中部からアレッポ市北部のカースティールー街道を経由してアレッポ市南西部に向かった。

また『ワタン』(8月8日付)によると、アレッポ市北部のハンダラート・キャンプ一帯などでの戦闘に参加しているパレスチナ人からなるクドス旅団も大規模部隊をアレッポ市南部シャイフ・サイード地区(セメント工場方面)に派遣したという。

シリア人権監視団によると、これに対して、ファトフ軍を構成するシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)とトルコ系戦闘員数百人が、イドリブ県からアレッポ市西部郊外に到着したという。

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シリア軍総司令部は、アレッポ治安軍事委員会のアディーブ・ムハンマド委員長(少将)を解任し、ザイド・サーリフ少将を後任委員長に任命した。

ARA News(8月8日付)が伝えた。

AFP, August 8, 2016、AP, August 8, 2016、ARA News, August 8, 2016、Champress, August 8, 2016、al-Hayat, August 9, 2016、Iraqi News, August 8, 2016、Kull-na Shuraka’, August 8, 2016、al-Mada Press, August 8, 2016、Naharnet, August 8, 2016、NNA, August 8, 2016、Reuters, August 8, 2016、SANA, August 8, 2016、UPI, August 8, 2016、al-Watan, August 8, 2016などをもとに作成。

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ファトフ軍支配下のイドリブ県での爆撃でホワイト・ヘルメット拠点が被弾(2016年8月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がファトフ軍支配下のサラーキブ市、カフルヌブル市、カフルアミーム村を空爆し、サラーキブ市の民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)の拠点が被弾した。

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ラタキア県では、ARA News(8月7日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、トルキスターン・イスラーム党などからなる「ヤルムークの戦い」作戦司令室は、クルド山に位置するシャルフ村、シャルフ砦一帯に侵攻し、シリア軍と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(8月7日付)によると、シリア軍が予備部隊の支援を受け、ジハード主義武装集団と交戦し、フーシュ・ナスリー村の大部分を制圧した。

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ダルアー県では、SANA(8月7日付)によると、シリア軍がダルアー市郊外のタファス市・ヤードゥーダ村街道で反体制武装集団を要撃した。

また2016年政令第15号の恩赦を受け、264人の指名手配者が出頭、免罪となった。

AFP, August 7, 2016、AP, August 7, 2016、ARA News, August 7, 2016、Champress, August 7, 2016、al-Hayat, August 8, 2016、Iraqi News, August 7, 2016、Kull-na Shuraka’, August 7, 2016、al-Mada Press, August 7, 2016、Naharnet, August 7, 2016、NNA, August 7, 2016、Reuters, August 7, 2016、SANA, August 7, 2016、UPI, August 7, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部包囲解除をめぐり、シリア人権監視団代表は「シリア軍の重大な敗北を喫し、シリア政府支配下のアレッポ市西部が逆に反体制派に包囲された」と評する一方、SANAは包囲解除を引き続き否定(2016年8月7日)

アレッポ市東部の包囲解除に関して、AFP(8月7日付)特派員は、トマト、ポテトを積載した車輌がラームーサ地区を経由して、アレッポ市東部に搬入されたと伝えた。

しかし、シリア人権監視団によると、食糧を搬入した車輌はたったの3台で、包囲解除を誇示するための「象徴的な動き」に過ぎず、ラームーサ地区の街道の安全は確保されておらず、住民の往来は不可能なままだという。

SANA(8月7日付)もまた、軍消息筋の話として「テロ組織はアレッポ市東部に対する包囲を解除できていない」と伝え、アレッポ市包囲解除に関する報道を否定し続けるとともに、SANAのアレッポ特派員は、アレッポ市ハムダーニーヤ地区第4街区に反体制武装集団が進攻したとの一部報道を事実無根だと伝えた。

なお、シリア人権監視団のアブドゥッラフマーン代表によると、シリア軍は「ロシア軍の600回におよぶ空爆にもかかわらず重大な敗北を喫し」、またファトフ軍は「アレッポ市東部の包囲を解除できただけでなく、(シリア政府が支配する)アレッポ市西部に通じるシリア軍側の最後の兵站路も遮断し、アレッポ市西部を逆に包囲した」という。

『ハヤート』(8月8日付)によると、アレッポ市東部の反体制武装集団支配地域には25万人の住民が、アレッポ市西部のシリア政府支配地域には20万人の住民が暮らしているという。

AFP, August 7, 2016、AP, August 7, 2016、ARA News, August 7, 2016、Champress, August 7, 2016、al-Hayat, August 8, 2016、Iraqi News, August 7, 2016、Kull-na Shuraka’, August 7, 2016、al-Mada Press, August 7, 2016、Naharnet, August 7, 2016、NNA, August 7, 2016、Reuters, August 7, 2016、SANA, August 7, 2016、UPI, August 7, 2016などをもとに作成。

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アレッポ県南部および南西部一帯でシリア軍とファトフ軍の戦闘が続くなか、シリア・ロシア両軍が86回にわたり爆撃(2016年8月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市南西部の士官学校各学部一帯で、シリア軍とファトフ軍(シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、シャーム自由人イスラーム運動などからなる武装連合体)が交戦、戦闘機(所属明示せず)による空爆が散発的に行われた。

同監視団およびARA News(8月7日付)によると、空爆は前日にファトフ軍によって制圧された士官学校の砲兵科、武器科一帯のほか、アレッポ市スッカリー地区、ブアイディーン地区に対して行われたという。

一方、SANA(8月7日付)によると、シリア軍地上部隊が、予備部隊の支援とシリア・ロシア両空軍航空部隊との連携のもと、アレッポ市南西部の士官学校各学科一帯に陣地を確保し、反体制武装集団(ファトフ軍)に対して集中砲火を浴びせ、その攻撃を封じた。

このうち航空部隊は、過去12時間で21回の出撃を行い、アレッポ市南部および南西部の郊外一帯に対して86回の空爆を実施したという。

またシリア・ロシア両空軍は、ハーン・トゥーマーン村、ハーン・アサル村、アターリブ市、カフルナーハー村、アウラム・クブラー町、ズィルバ村、ハルサ村、サラーキブ市(イドリブ県)・アレッポ市間回廊、タフタナーズ市(イドリブ県)・アレッポ市間回廊でファトフ軍の拠点、車輌を激しく空爆したという。

これに対して、反体制武装集団は、アレッポ市ルーワード協会地区を砲撃し、女児1人、女性2人の合わせて3人が死亡、4人が負傷した。

しかし、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表はAFP(8月7日付)に対して、戦闘・空爆は「比較的小規模」だったと述べた。

このほか、クッルナー・シュラカー(8月7日付)は、ファトフ軍を主導するシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)がSNSを通じて、アレッポ市南西部の士官学校航空技術科制圧時にシリア軍准将を捕捉したと発表したと伝えた。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、8月6日に8件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス郊外県、ラタキア県で発生し、イスラーム軍などが砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は944件。

AFP, August 7, 2016、AP, August 7, 2016、ARA News, August 7, 2016、Champress, August 7, 2016、al-Hayat, August 8, 2016、Iraqi News, August 7, 2016、Kull-na Shuraka’, August 7, 2016、al-Mada Press, August 7, 2016、Naharnet, August 7, 2016、NNA, August 7, 2016、Reuters, August 7, 2016、SANA, August 7, 2016、UPI, August 7, 2016などをもとに作成。

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ファトフ軍はアレッポ市全土解放に向けた「アレッポ大血戦」の戦い第4段階の開始を宣言する一方、アレッポ市南西部ではシリア軍とファトフ軍の戦闘が続く(2016年8月7日)

アレッポ県では、ファトフ軍の作戦司令室は声明を出し、「アレッポ大血戦」の戦いの第4段階を開始すると宣言した。

第4段階は「イブラーヒーム・ユースフの攻撃」と銘打たれ、アレッポ市の全土解放に向けて兵力を倍増させるという。

また、声明において、ファトフ軍は、アレッポ市のすべての住民に対して、政権に協力せず、シャームの民に刃向かわなければ身の安全を保障すると呼びかけ、その目的が体制打倒のみにあると表明した。

そのうえで、シリア軍将兵に対しても離反を呼びかけた。

なおクッルナー・シュラカー(8月7日付)によると、第4段階はアレッポ市南西部のラームーサ地区に確保された兵站路の拡大を目的とするという。

Kull-na Shuraka', August 7, 2016
Kull-na Shuraka’, August 7, 2016

AFP, August 7, 2016、AP, August 7, 2016、ARA News, August 7, 2016、Champress, August 7, 2016、al-Hayat, August 8, 2016、Iraqi News, August 7, 2016、Kull-na Shuraka’, August 7, 2016、al-Mada Press, August 7, 2016、Naharnet, August 7, 2016、NNA, August 7, 2016、Reuters, August 7, 2016、SANA, August 7, 2016、UPI, August 7, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュは米英が支援する「新シリア軍」所属組織の基地を襲撃(2016年8月7日)

ヒムス県では、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を宣伝するアアマーク通信(8月7日付)によると、ダーイシュの特攻自爆戦闘員(インギマースィー)2人が、タンフ国境通行所近く(タンフ農業計画地区)にある「新シリア軍」所属部隊の基地に対して自爆攻撃を行った。

新シリア軍は米英の支援を受ける「穏健な反体制派」。

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同じくヒムス県では、SANA(8月7日付)によると、シリア軍がシャーイル油田一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

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ハサカ市では国防隊とアサーイシュが逮捕合戦(2016年8月6日)

ハサカ県では、ARA News(8月6日付)によると、ハサカ市東ヌシューワ地区近くで国防隊が西クルディスタン移行期民政局アサーイシュの隊員多数を逮捕したことを受け、アサーイシュも対抗措置としてシリア軍兵士多数を逮捕した。

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YPG主体のシリア民主軍がダーイシュとの戦闘の末、マンビジュ市をほぼ完全に制圧する一方、ダーイシュは反体制派の拠点都市アアザーズ市に侵攻(2016年8月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団などによると、米主導の有志連合の航空支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がマンビジュ市中心部の治安厳戒地区をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧、同市を「ほぼ完全」に制圧した。

シリア民主軍に参加するマンビジュ軍事評議会のシャルファーン・ダルウィーシュ報道官はロイター通信(8月6日付)に対して、マンビジュ市の約90%からダーイシュを排除したことを明らかにした。

ARA News(8月6日付)によると、これに対して、ダーイシュ(イスラーム国)が、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)を含むジハード主義武装集団と「穏健な反体制派」の県北部における中心拠点アアザーズ市東部方面の複数カ所から市内に侵入、シャーム軍団、ハムザ旅団などと交戦した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(8月6日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市北西部のバズーク丘一帯、南西部のパノラマ交差点一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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