ロイター通信:シャルア移行期政権下での人民議会選挙に「代表性に欠け、中央集権的過ぎる」との非難、政治的包摂性への懸念が生じる(2025年10月3日)

ロイター通信によると、10月5日に投票が行われる(暫定)人民議会の間接選挙に関して、移行期の重要な一歩である一方で、北・東シリア地域民主自治局支配地での投票が行われない、女性議員やマイノリティ宗派・エスニック集団議員の当選を担保するためのクオータ制が導入されなかったなどの理由で、勝者総取り方式は「代表性に欠け、中央集権的過ぎる」との非難が散見され、アフマド・シャルア移行期政権下での政治的包摂性への懸念が生じていると伝えた。

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SANAによると、人民議会選挙の候補者たちは、ハマー県の支部委員会および選挙人団の前で自らの選挙プログラムを提示した。

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SANAによると、アレッポ県ジャバル・スィムアーン郡で、支部委員会と選挙人団が選挙候補者たちの選挙プログラムを聴取した。

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SANAによると、人民議会選挙高等委員会のナウワール・ナジュマ報道官は、以下の通り述べた。

本日をもって選挙運動は終了し、明日は「選挙沈黙日となる。すべての郡の投票所は、投票手続きに必要なあらゆる手段を備えて準備が整っている。投票は国内、アラブ諸国、諸外国のメディアの立会いのもとで行われる。投票終了後にはただちに開票作業が始まり、各郡(選挙区)で順次、暫定的な結果が公表されることになる。

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社会問題労働省は国内の非政府組織(NGO)に対し、主管当局への事前通知なしにシリア国外に本部を置く組織に加入・参加すること、または無許可で外部資金を受け入れることを禁止(2025年10月2日)

ムラースィルーンによると、社会問題労働省は通達第626号を発出し、国内の非政府組織(NGO)に対し、主管当局への事前通知なしにシリア国外に本部を置く組織に加入・参加すること、または無許可で外部資金を受け入れることを禁止する警告を発し、1958年法律第93号の関連条文を遵守するよう求めた。

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シャルア移行期政権の内務治安部隊が県南部のアレッポ県タッル・アラン町でクルド語の歌を聴いていたとの理由でクルド人の若い男性を逮捕(2025年10月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊が県南部のクルド人が多く暮らすタッル・アラン町で、クルド語の歌を聴いていたとの理由でクルド人の若い男性を逮捕した。

この男性は、イラク・クルディスタン地域からシリアに一時帰国中で、近く同地域に戻る予定だった。

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タルトゥース県では、内務省(フェイスブック)によると、内務治安部隊はドゥライキーシュ郡で無力化に成功していた犯罪者のバッシャール・ハンムードのセルのメンバーを逮捕した。

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シリア人権監視団によると、地方行政環境省はラタキア市役所に勤務していた78人の職員を解雇する決定を下した。

解雇された大半はアラウィー派。

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ダイル・ザウル県、ダルアー県で、シャルア移行期政権の軍部隊、内務治安部隊が相次いで襲撃を受ける(2025年10月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市とマヤーディーン市を結ぶ街道沿線のトゥーブ村の分岐付近で、第86師団所属の兵士を乗せた小型貨物車輛が即席爆発装置による攻撃を受け、兵士2人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で、正体不明の武装グループが内務治安部隊の車輛を銃撃、同乗していた隊員の姪(8歳)が負傷した。

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ハマー市の県庁舎前で、学生、宗教指導者、教師、保護者らが集まり、学校でのイスラーム教の授業時間の削減に抗議するデモ(2025年10月2日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市の県庁舎前で、学生、宗教指導者、教師、保護者らが集まり、学校でのイスラーム教の授業時間の削減に抗議するデモを行った。

シリア人権監視団によると、デモ参加者らのなかには、「気をつけろ」、「我々には死を愛する男たちがいる、お前たちが生を愛するように」といった脅迫的なスローガンを掲げ、連呼する者もいた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、教師らが抗議集会を開き、教育養育省が下した強制的な異動命令に反対した。

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首都ダマスカスでサウジアラビアのガザ地区への対応を批判するデモ(2025年10月2日)


ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、市内中心部でデモが行われ、参加者はパレスチナ国旗を掲げ、サウジアラビア政府を非難するスローガンを唱え、ガザ地区支援のための総動員を要求した。

同様のデモは、9月26日に、旧市街のウマイヤ・モスク前(ハーミディーヤ市場)でも行われ、参加者らがエジプト政府を侮辱するスローガンを連呼したが、主催者の1人ムハンマド・イスマーイール・スーフィー氏が「当局の事前承認を得ており、全てのスローガンは事前に知らされていた」と主張した。

外務在外居住者省は謝罪声明で声明を出したが、主催者は謝罪を拒んでいる。

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ビータール国防省航空防空部訓練局長がコルネンコ海軍少将率いるロシア軍代表団と会合(2025年10月2日)

SANAによると、国防省のヤフヤー・ビータール航空防空部訓練局長(准将)が、オレグ・ヴィクトロヴィッチ・コルネンコ海軍少将率いるロシア軍代表団と会合を行った。

会合では、訓練局、砲兵局、空軍局、付属部門、装甲部隊の責任者らとともに、各専門分野の訓練・発展のあり方について協議が行われた。

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SANAによると、アリー・ナアサーン参謀総長(少将)が率いる国防省代表団は、ロシア連邦訪問の一環として、ロシア軍中央国立軍事公園を訪れ、防空システム、偵察・攻撃型の武装無人航空機、さらに重装備兵器を視察した。

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バーバー内務省報道官は省内に「政治治安局」が存在し、政治的・思想的な意見に基づいて市民を追跡しているとの一部情報を否定(2025年10月2日)

SANAによると、ヌールッディーン・バーバー報道官は、内務省内に「政治治安局」が存在し、政治的・思想的な意見に基づいて市民を追跡しているとの一部情報について、根拠のない噂だと否定した。

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人民議会選挙高等委員会はタルトゥース県の人民議会候補者のハイダル・シャーヒーン氏が暗殺されたことを強く非難(2025年10月2日)

人民議会選挙高等委員会は、フェイスブックを通じて、9月30日にタルトゥース県の人民議会候補者のハイダル・シャーヒーン氏が暗殺されたことを強く非難した。

委員会は内務省の取り組みを支持し、犯人を追跡し裁判にかける必要性を強調した。

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ヒムス県ワーディー・ナサーラー出身のガッサーン・ユースフ・シャーミー氏が人民議会選挙への立候補を辞退(2025年10月2日)

フェイスブックの「ムヒッビー・ワーディー・ナサーラー」(ワーディー・ナサーラー愛好者たち)は、人民議会選挙への立候補を辞退するとのガッサーン・ユースフ・シャーミー氏の発表を掲載した。

発表の内容は以下の通り。

私は人民議会議員候補者のガッサーン・ユースフ・シャーミーです。
私は自らの立候補を取り下げることを発表します。
そして、次期議会において、無秩序に拡散する武器を取り締まるための法律が制定されることを願っています。

マン・フムによると、シャーミー氏は、マシュリク製薬工業会社共同創設者の1人で、ヒムス県で医薬品および血清の製造プロジェクトを手掛けている。

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ヒムス県ワーディー・ナサーラーでのキリスト教徒殺害を受けて同地でゼネスト、首都ダマスカスでも追悼デモ(2025年10月2日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、10月1日にアナーズ村でキリスト教徒2人が正体不明の武装グループによって殺害されたことを受けてワーディー・ナサーラー(ナサーラー渓谷)で発生していた抗議行動は、2日になって一度は収束した。

だが、シリア人権監視団によると、同地の住民らは全域でゼネストを実施し、多くのレストランや商店が閉鎖された。

また、シリア人権監視団によると、タッルカラフ市近郊のハワーシュ町では、アナーズ村で殺害された2人を追悼するデモが行われ、住民らは十字架やロウソクを掲げて行進を行い、犯人の処罰を要求した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、キリスト教徒が多く住むバーブ・トゥーマ地区で、アナーズ村で殺害された2人を追悼するデモが行われ、住民らは十字架やロウソクを掲げて行進を行った。

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人民議会選挙の立候補者、選挙人団、支部委員会メンバーが各地で会合を開催し、候補者の選挙プログラムやヴィジョンが紹介される(2025年10月2日)

人民議会選挙高等委員会は、フェイスブックを通じて、各県の選挙人団体における人民議会議員候補者の選挙キャンペーンの一環として、支部委員会が、候補者が自らの経歴、選挙プログラム、次期人民議会における活動への展望を発表するためのセッションを開催していると発表した。

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人民議会選挙高等委員会は、フェイスブックを通じて、タルトゥース県バーニヤース郡の選挙人団会合で、人民議会議員候補者たちが自己紹介を行い、それぞれの選挙プログラムを提示した。

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人民議会選挙高等委員会は、フェイスブックを通じて、支部委員会が人民議会候補者たちを紹介するための会合を開き、候補者たちは自らの選挙プログラムを説明した。

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SANAによると、ハマー県の支部委員会が、人民議会選挙の候補者と選挙人団とともに会合を開き、候補者は自身の選挙プログラムやヴィジョンを紹介した。

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SANAによると、ダマスカス県内の国立図書館(旧アサド図書館)で県の選挙人団の会合が開催され、立候補者が自らの選挙プログラムやヴィジョンを披露した。

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ダマスカス郊外県では、SANAによると、県の政治局(ダマスカス県に所在)が選挙人団に選挙制度を理解させ、社会への貢献と候補者の成功の機会を高めることを目的とした参加型講演会を開催した。

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クナイトラ県では、SANAによると、県の支部委員会が、人民議会選挙の候補者と選挙人団とともに会合を開き、候補者は自身の選挙プログラムやヴィジョンを紹介した。

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シャルア暫定大統領は政令で、シリア石油会社の設立、人事異動、大学の統廃合などを決定(2025年10月2日)


SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は2025年政令第187号を発布し、アブドゥルバーリー・ムハンマド・サージュ氏を民間航空航空運輸総局の行政財務担当副長官に任命した。

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SANAによると、シャルア暫定大統領は2025年政令第189号を発布し、全額出資国有会社のシリア石油会社(SPC)を創設した。

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SANAによると、シャルア暫定大統領は2025年政令第190号を発布し、アブドゥルカリーム・イドリース氏を不動産総局の局長に任命した。

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SANAによると、シャルア暫定大統領は2025年政令第191号を発布し、ウバーダ・ムハンマド・ターミル氏をシリア仮想大学の学長に任命した。

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SANAによると、シャルア暫定大統領は2025年政令第193号を発布し、イドリブ大学を2015年8月2日付で設立したとみなすことを決定した。

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SANAによると、シャルア暫定大統領は2025年政令第194号を発布し、イドリブ大学病院を2020年1月21日付で設立とみなすことを決定した。

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SANAによると、シャルア暫定大統領は2025年政令第195号を発布し、「解放区」に所在していたアレッポ大学の学部を、アレッポ大学本体に統合することを決定した。

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SANAによると、シャルア暫定大統領は2025年政令第196号を発布し、2008年5月18日付政令第139号で設立されたアレッポ大学イドリブ分校を廃止することを決定した。

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SANAによると、シャルア暫定大統領は2025年政令第197号を発布し、2023年政令第117号を廃止し、アフマド・アブドゥッラウーフ・カマールッディーン・シャンマート氏の石油副大臣(精製・配分担当)としての職務委任を無効とした。

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SANAによると、
アフマド・シャルア暫定大統領は2025年政令第198号を発布し、2021年政令第136号を廃止し、ハムディー・イマードッディーン・イブラーヒーム・ファッタール氏の水資源副大臣(インフラ担当)の職務委任を無効とした。

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ヒムス県ワーディー・ナサーラーでキリスト教徒2人が覆面をした4人組の武装グループに銃撃され死亡:住民らがデモ(2025年10月1日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ワーディー・ナサーラー(ナサーラー渓谷)のアナーズ村で、キリスト教徒2人が覆面をした4人組の武装グループに銃撃され死亡した。
同監視団の情報源によれば、襲撃犯はおよそ30発の銃弾を乱射し、現場にいた人々に無差別に撃ち込み、2人が即死した。

事件発生を受けて、住民は道路を封鎖、地元有力者らが犠牲者の家族への連帯と、暴力の連鎖を拒否する意思を示すため、ワーディー・ナサーラーでゼネストを呼びかけた。

内務省(フェイスブック)によると、事件に関して、ヒムス県内務治安部隊のムルハフ・ナアサーン司令官(准将)は次のように述べた。

本日夕方、ワーディー・ナサーラーのアナーズ村で、何者かによる銃撃事件が発生し、若い男性3人が死亡した。
我々はこの卑劣な犯罪を最も強い表現で非難し、社会の安全と安定を脅かすあらゆる形態の暴力を断固として拒否する。この犯罪行為の目的は、地域の安全を揺るがし、住民に恐怖を与え、人民議会選挙の進行に影響を及ぼすことにある。
関係当局は直ちに地域を封鎖、事件を追跡し、犯人の検挙と司法への引き渡しに向けて必要な措置を講じた。
また、住民に対し、冷静さを保ち、噂や挑発に流されないよう呼びかけるとともに、事件の全容解明と関係者全員を専門の裁判所に引き渡し、公正な処罰を受けさせるために、慎重かつ徹底した捜査を継続していると強調した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ヒヤーリーン町出身の兄弟3人が、正体不明の武装グループによって公開処刑された。

また、シリア人権監視団が10月2日に発表したところによると、ナブア・タイイブ村にいたる街道でアラウィー派の若い男性が、正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

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シャルア暫定政権に属する武装勢力がティシュリーン・ダム一帯でシリア民主軍の軍事拠点に潜入を試み、シリア民主軍がこれを阻止(2025年10月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア暫定政権に属する武装勢力が北・東シリア地域民主自治局支配下のティシュリーン・ダム一帯でシリア民主軍の軍事拠点に潜入を試み、シリア民主軍がこれを阻止、戦闘となり、武装勢力は撤退した。

これに関して、シリア民主軍の広報センターは、フェイスブックを通じて、シャルア移行期政権に属する武装グループが重火器でティシュリーン・ダムおよびその周辺地域への攻撃を続け、砲弾がダム本体を直撃したほか、労働者の住居や周辺の村々にも命中し、民間人の生命を脅していると非難した。

一方、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア暫定政権に属する部隊が、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアレッポ市のシャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区の周辺に新たな土嚢を築き、両地区と移行期政権支配下のアレッポ市各所を結ぶ主要道路を遮断した。

同監視団の情報源によれば、アシュラフィー公園とシーハーン広場を結ぶ道路、さらにシャイフ・マクスード地区とアレッポ東部を結ぶ幹線であるジュンドゥール広場の道路が閉鎖された。
シリア人権監視団によると、これに対して、アシュラフィーヤ地区とシャイフ・マクスード地区の住民が、アフマド・シャルア移行期政権による封鎖を非難する公式声明を発表した。

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シャルア移行期政権の支配地域からスワイダー市に無人攻撃機が飛来する一方、イスラエル軍ヘリコプターがスワイダー県を超低空で飛行(2025年10月1日)

スワイダー県では、スワイダー24シリア人権監視団によると、スワイダー市および同市郊外で激しい銃撃音が確認された。

銃撃は、アフマド・シャルア移行期政権の支配地域から飛来した無人攻撃機が迎撃するためのもの。

また、スワイダー24シリア人権監視団によると、県西部の県境付近に2機のヘリコプターが超低空で飛行しているのが確認された。

ヘリコプターが飛来したのはドゥルーズ派勢力とシャルア移行期政権の支配地の境界のハディード丘、アリーカ村一帯上空。

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シャイバーニー外務在外居住者大臣は、フサイン・サラーマ総合諜報機関長官とともに、サウジアラビアのウラー市で開催されたミュンヘン指導者会議(MLM)に参加(2025年10月1日)

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、フサイン・サラーマ総合諜報機関長官とともに、サウジアラビアのウラー市で開催されたミュンヘン指導者会議(MLM)に参加した。

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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、ウラー市で、湾岸協力会議(GCC)のジャースィム・ムハンマド・ブダイウィー事務総長と会談した。

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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、ドイツのニルス・アーネン経済協力開発担当国務大臣と会談した。

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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、レバノンのミシェル・ムサンナー国防大臣と会談した。

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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、MLMの一環として開かれた「シリアにおける移行期の支援、経済、復興」をテーマとする討論会に参加した。

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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、サウジアラビアファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード外務大臣と会談した。

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首都ダマスカス中心部のマルジャ広場にある旧内務省庁舎で修復工事中に天井の一部が崩落(2025年10月1日)

民間防衛機構(旧シリア民間防衛隊、ホワイト・ヘルメット)によると、首都ダマスカス中心部のマルジャ広場にある旧内務省庁舎において、修復工事中に天井の一部が崩落した。

この建物は6月に火災被害を受けていたもので、5〜6人の作業員が瓦礫の下に閉じ込められた。

民間防衛機構によると、同機構の救急隊は、5人の作業員全員を救出した。

しかし、民間防衛機構によると、その後の捜索・救助活動で3人の作業員が死亡したことが確認された。

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シャルア暫定大統領は「シリア・フランス・フォーラム」に参加したフランスの実業家・投資家の代表団と会談(2025年10月1日)

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は首都ダマスカスの人民宮殿において、フランスの実業家および投資家の代表団を迎え、エネルギー、航空、観光、デジタル・トランスフォーメーション、資源管理などの分野における協力強化の方策について議論した。

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SANAによると、投資庁が主催し、複数の省庁とフランス経済・外交代表団が参加する「シリア・フランス・フォーラム」が首都ダマスカス郊外のイブラー・シャーム・ホテルで開幕した。

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ナアサーン参謀総長が率いる国防省の公式代表団がロシアの首都モスクワに到着(2025年10月1日)


SANAによると、アリー・ナアサーン参謀総長が率いる国防省の公式代表団がロシアの首都モスクワに到着、ユーヌス・ベク・エフキューロフ国防副大臣の出迎えを受けた。

訪問は、両国国防省間の調整メカニズムを発展させる枠組みの一環として行われた。

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シリア人権監視団によると、ラタキア県にあるフマイミーム航空基地に駐留するロシア軍の大型貨物車輛や装甲車輛など40台以上が、タルトゥース県に向けて移動した。

移動の理由は不明。

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人民議会選挙高等委員会は2025年の決定第63号を発出し、各県選挙区の投票所の場所を決定(2025年10月1日)

人民議会選挙高等委員会はフェイスブックを通じて、2025年の決定第63号を発出し、各県選挙区の投票所の場所を決定、これを発表した。

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人民議会選挙高等委員会は、フェイスブックを通じて、2025年の決定第64号を発出し、選挙にかかる実施細則を発表した。

細則は、以下の事柄を定めている。

・候補者が出馬した選挙区の支部委員会に正式な書面を提出すれば、いつでも立候補を取り下げることができる。
・辞退が受理された日以降に投じられた票はすべて無効となる。
・現職の判事、配偶者、2人以上の兄弟姉妹、親子が選挙人団にいる場合、投票資格を失うこと。
・学歴証明(高校または大学の卒業証書)の偽造が確認された場合、立候補資格は失効すること。
選挙人団メンバーは投票の際、身分証明書(有効な身分証明証、パスポート、または正式に認証された戸籍抄本)を提示しなければならないこと。
・候補者が代理人を指名したい場合は、代理人の氏名と本人確認書類を投票日の24時間前までに地方委員会の委員長に提出すること。
・秘密投票。

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SANAによると、ラアキア県ジャブラ郡の有権者と人民議会候補者が選挙綱領について議論を行った。

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人民議会選挙に立候補していたハイダル・ユーヌス・シャーヒーン博士が自宅で殺害される(2025年9月30日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団が10月1日に発表したところによると、農業エンジニアがミーアール・シャーキル村にある自宅で、正体不明の武装グループに銃撃され死亡した。

シリア・テレビが10月2日に伝えたによると、殺害されたのは、ハイダル・ユーヌス・シャーヒーン博士で、人民議会選挙の選挙人団のメンバーに選出され、同選挙に立候補していた。

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『エルサレム・ポスト』:バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使の「高速外交」は不安定化を助長し、同盟国を遠ざけ、地域全体の不信感を深めた(2025年9月30日)

『エルサレム・ポスト』は、トーマス・バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使の「高速外交」が裏目に出て、不安定化を助長し、同盟国を遠ざけ、地域全体の不信感を深めていると伝えた。

同紙によると、バッラク対しは中東外交をビジネス取引のように扱い、迅速な発表と目に見える成果を追求してきたとしたうえで、「このスタイルは不動産取引では通用するかもしれないが、シリア、レバノン、トルコにおいては不安定化を深める危険性を伴う。現実の複雑さよりも見栄えを優先することで、彼は地域の力学を見落とし、スワイダー県のドゥルーズ派などの共同体がその代償を払っている」と批判した。

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世界ユダヤ人会議(WJC)のラウダー会長は国連総会に際してシャルア暫定大統領と会談したと発表(2025年9月30日)

世界ユダヤ人会議(WJC)のロナルド・S・ラウダー会長は、Xで以下の通り投稿した。

先週の国連総会に際して、シリアのアフマド・シャルア大統領と初めて会う機会を得た。イスラエルとシリアの国交正常化について、非常に前向きな議論を行った。

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光の男たちジャワード連隊はハマー県ジャリーン村でのアラウィー派建設労働者4人殺害への報復として、シリア軍、あるいは内務治安部隊に対する攻撃を行ったと発表(2025年9月30日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムーア村で、ジャドリーン村でのアラウィー派の建設労働者殺害を非難する抗議デモが行われた。

一方、ハマー県は、フェイスブックを通じて、県内務治安部隊がジャリーン村でアラウィー派の建設労働者4人を殺害した容疑者3人を逮捕したと発表した。

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一方、光の男たちジャワード連隊はフェイスブックを通じてビデオ声明を出し、ジャリーン村でのアラウィー派建設労働者4人殺害への報復として、シリア軍、あるいは内務治安部隊に対する攻撃を行ったと発表、その画像を公開した。

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ダルアー県では、イナブ・バラディーによると、カルファー村で、ロストム・ガザーリー准将が組織していた人民諸委員会のメンバーで当局によって拘束されていた男性が、裁判を経ずに釈放されたことに抗議するデモが行われた。

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国防省は軍の記章の使用を管理し、無許可での流通を防ぐため、あらゆる軍用の襟章・徽章・階級章の縫製や編み込みを固く禁止するとする通達を発出(2025年9月30日)

国防省は、フェイスブックを通じて、軍の記章の使用を管理し、無許可での流通を防ぐため、あらゆる軍用の襟章・徽章・階級章の縫製や編み込みを固く禁止するとする通達を発出した。

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シャルア暫定大統領がビリヤードを楽しむ映像がSNSを通じて拡散:中国在住のシリア人実業家の代表団と会談(2025年9月30日)

大統領府広報局は、アフマド・シャルア暫定大統領がビリヤードを楽しむ映像を公開した。

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シリア軍は北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアレッポ市のシャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区の公園や施設を軍事拠点化、検問所一帯の土塁を構築(2025年9月30日)


アレッポ県では、ANHAによると、シリア軍部隊が北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアレッポ市アシュラフィーヤ地区の外れにあるターリク・ブン・ズィヤード公園および隣接する病院などを軍事拠点に転用した。

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また、ANHAによると、シリア軍はアレッポ市シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区周辺に設置されている北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)と合同検問所近くに土塁を構築した。

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ヒムス県とタルトゥース県でアラウィー派5人が殺害される(2025年9月30日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、9月10日にシーン町近郊で武装グループに拉致されていたタルトゥース県サーフィーター市出身のアラウィー派3人が遺体で発見された。

また、シリア人権監視団によると、内務治安部隊がタッルカラフ市近郊のムシャイリファ検問所でアラウィー派の若い男性を射殺した。

治安要員は、男性を侮辱・罵倒した後、頭部と脚部を銃で撃ち殺害した。

さらに、シリア人権監視団が10月1日に発表したところによると、40代の男性がヒムス市ヌズハ地区のファーラービー学校付近で武装グループの銃撃を受け、重傷を負った。
また、ヒムス市ザフラー地区でも若い女性が、内務治安部隊に属すると見られる武装グループの銃撃を受けた。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、ヒムス県で遺体で発見された3人の葬儀が行われた。

また、シリア人権監視団によると、ドゥライキーシュ市近郊のアズラーイール村で、内務治安部隊所属の武装グループがアラウィー派を仮設の検問所で射殺した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍第40師団の兵士が正体不明の武装グループにフラーク市郊外の自宅で襲撃され、死亡した。

一方、SANAによると、麻薬対策支局が内務治安部隊と連携し、麻薬密売・密輸組織の拠点を標的とした作戦を実施し、多量の麻薬、武器、弾薬を押収した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団が10月1日に発表したところによると、アレッポ市のジャービリーヤ地区で、前政権の空軍情報部の要員が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

また、アレッポ市のスッカリーヤ地区でも前政権の予備部隊に協力していた男性が殺害された。

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