ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは6件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2017年8月20日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月20日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(アレッポ県1件、ハマー県4件、ラタキア県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 20, 2017をもとに作成。

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シリア人権監視団:米主導の有志連合は過去5日間で民間人90人を殺害(2017年8月19日)

シリア人権監視団は、米主導の有志連合が19日、ダーイシュ(イスラーム国)が籠城を続けるラッカ市を空爆し、住民少なくとも7人を殺害したと発表した。

これにより、8月14日からの5日間での有志連合による空爆で殺害された住民の数は90人(うち子供30人、女性17人)を記録した。

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ラッカ県では、ARA News(8月19日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市ダルイーヤ地区、ラウダ地区、バリード地区、マンスール地区、ラシード地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, August 19, 2017、AP, August 19, 2017、ARA News, August 19, 2017、Champress, August 19, 2017、al-Hayat, August 20, 2017、Kull-na Shuraka’, August 19, 2017、al-Mada Press, August 19, 2017、Naharnet, August 19, 2017、NNA, August 19, 2017、Reuters, August 19, 2017、SANA, August 19, 2017、UPI, August 19, 2017などをもとに作成。

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米国務省ナウアート報道官「米国はダーイシュ掃討後もシリアに駐留することは計画していない」(2017年8月19日)

米国務省のヘザー・ナウアート報道官は、米軍がシリア北部に長期にわたって駐留するとしたシリア民主軍のサッルー報道官の発言に関して、「米国はダーイシュ(イスラーム国)掃討後もシリアに駐留することは計画していない。シリア人が自分自身で国を指導しなければならない」と述べ、否定した。

ナウアート報道官は「我々の目標はダーイシュを打ち負かすことで、それ以外の何ごともするつもりはない。我々は、米国、そしてそれ以外の勢力ではなく、シリア人が自分たちの国を指導することを望んでいる…。私たちの目標は(シリアに駐留することではなく)ダーイシュを殲滅することだ」と述べた。

ARA News(8月19日付)が伝えた。

ARA News, August 19, 2017

AFP, August 19, 2017、AP, August 19, 2017、ARA News, August 19, 2017、Champress, August 19, 2017、al-Hayat, August 20, 2017、Kull-na Shuraka’, August 19, 2017、al-Mada Press, August 19, 2017、Naharnet, August 19, 2017、NNA, August 19, 2017、Reuters, August 19, 2017、SANA, August 19, 2017、UPI, August 19, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍のサッルー報道官「米国はこの先数十年にわたりシリア北部に駐留する」(2017年8月19日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のタラール・サッルー報道官は、ロイター通信(8月19日付)の取材に対し、「米国には(シリア北部に)留まる戦略的利益がある…。彼らにはこの先数十年にわたる戦略的な政策がある」と述べ、米軍が西クルディスタン移行期民政局の支配地域への駐留を続けるだろうとの見方を示した。

サッルー報道官はまた「軍事、経済、政治面で、北部地域の指導部(西クルディスタン移行期民政局、北シリア民主連邦当局)と米政権との間で長期的な合意が交わされることになろう」と付言した。

AFP, August 19, 2017、AP, August 19, 2017、ARA News, August 19, 2017、Champress, August 19, 2017、al-Hayat, August 20, 2017、Kull-na Shuraka’, August 19, 2017、al-Mada Press, August 19, 2017、Naharnet, August 19, 2017、NNA, August 19, 2017、Reuters, August 19, 2017、SANA, August 19, 2017、UPI, August 19, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは4件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2017年8月19日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月19日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(アレッポ県1件、ラタキア県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間にアレッポ県、ハマー県、イドリブ県の14カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

また、過去24時間に違法な武装集団1組織の幹部がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,202市町村、武装組織の数は229組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 19, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は8月17日、ラッカ市近郊などで27回の爆撃を実施(2017年8月18日)

米中央軍(CENTCOM)は、8月17日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して27回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は22回でブーカマール市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(18回)で実施された。

CENTCOM, August 18, 2017をもとに作成。

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ラッカ市内でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュが交戦(2017年8月18日)

ラッカ県では、ARA News(8月18日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内のマンスール地区、ラシード地区、旧市街でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, August 18, 2017、AP, August 18, 2017、ARA News, August 18, 2017、Champress, August 18, 2017、al-Hayat, August 19, 2017、Kull-na Shuraka’, August 18, 2017、al-Mada Press, August 18, 2017、Naharnet, August 18, 2017、NNA, August 18, 2017、Reuters, August 18, 2017、SANA, August 18, 2017、UPI, August 18, 2017などをもとに作成。

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「国境なき医師団」はロジャヴァ支配下のハサカ国立病院への医療支援を開始(2017年8月18日)

ハサカ県では、ARA News(8月18日付)が匿名消息筋の話として伝えたによると、「国境なき医師団」が、西クルディスタン移行期民政局の支配地域内にあるハサカ国立病院(ハサカ市)で2週間前から医療支援活動を開始したと伝えた。

「国境なき医師団」は同病院内の救急科と集中治療科で支援活動を行っており、薬学科への支援や発電機などの機器供与も予定しているという。

ハサカ国立病院は、西クルディスタン移行期民政局の掌握後にシリア政府側からの医薬品などの配給が停止し、4ヶ月前から利用不能となっていた。

ARA News, August 18, 2017

AFP, August 18, 2017、AP, August 18, 2017、ARA News, August 18, 2017、Champress, August 18, 2017、al-Hayat, August 19, 2017、Kull-na Shuraka’, August 18, 2017、al-Mada Press, August 18, 2017、Naharnet, August 18, 2017、NNA, August 18, 2017、Reuters, August 18, 2017、SANA, August 18, 2017、UPI, August 18, 2017などをもとに作成。

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シリア民主軍はトルコ軍の支配下にあるバーブ市を、トルコ軍側はロジャヴァの拠点都市アフリーン市をそれぞれ砲撃(2017年8月18日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月18日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、トルコ軍およびその支援を受ける「家の者たち」作戦司令室の支配下にあるバーブ市各所を砲撃した。

バーブ市がシリア民主軍の砲撃を受けるのはこれが初めてで、これによって子供を含む複数の民間人が負傷し、トルコ領内に救急搬送された。

ARA News, August 18, 2017
ARA News, August 18, 2017

ARA News(8月18日付)によると、これに対して、トルコ軍と「家の者たち」作戦司令室が、アフリーン市、同市郊外のカスタル村、アレッポ市北部のタッル・リフアト市一帯(シャフバー地区)を砲撃した。

アフリーン市に対する砲撃は文化センター通り、アフリーン大学一帯が標的となり、民間人複数人が負傷した。

ARA News, August 18, 2017

AFP, August 18, 2017、AP, August 18, 2017、ARA News, August 18, 2017、Champress, August 18, 2017、al-Hayat, August 19, 2017、Kull-na Shuraka’, August 18, 2017、al-Mada Press, August 18, 2017、Naharnet, August 18, 2017、NNA, August 18, 2017、Reuters, August 18, 2017、SANA, August 18, 2017、UPI, August 18, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方で活動するラフマーン軍団がロシアとの停戦に合意(2017年8月18日)

ダマスカス郊外県では、東グータ地方アイン・タルマー村一帯およびダマスカス県ジャウバル地区一帯で活動を続けるラフマーン軍団が声明を出し、ロシア我が代表との3日にわたる交渉を経て、停戦合意を交わしたことを明らかにしたうえで、現地時間の8月18日午後9時からこの合意が発効すると発表した。

声明によると、停戦合意は、戦闘停止に加えて、東グータ地方に対するシリア軍の包囲解除などが定められているという。

スマート・ニュース(8月22日付)によると、ロシアとラフマーン軍団の停戦合意において、ラフマーン軍団側はシャーム解放機構、ダーイシュ(イスラーム国)の排除、および両組織との戦闘を、またロシア側はシャーム解放機構戦闘員のイドリブ県への退去を保障することをそれぞれ誓約しているという。

また、ラフマーン軍団は、シリア軍による食糧、医薬品といった人道支援物資、さらには建設資材などの搬入についても認めることが定められている。

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これに関連して、ラフマーン軍団と対立を続けるイスラーム軍のムハンマド・アッルーシュ報道官は、スマート・ニュース(8月18日付)に対して、東グータ地方への人道支援物資の搬入に関して「相互理解」はあると述べた。

アッルーシュ報道官はしかし、どの当事者との間に「相互理解」があるのかについては言明しなかった。

AFP, August 18, 2017、AP, August 18, 2017、ARA News, August 18, 2017、Champress, August 18, 2017、al-Hayat, August 19, 2017、Kull-na Shuraka’, August 18, 2017、al-Mada Press, August 18, 2017、Naharnet, August 18, 2017、NNA, August 18, 2017、Reuters, August 18, 2017、SANA, August 18, 2017、SMART News, August 18, 2017、August 22, 2017、UPI, August 18, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは1件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2017年8月18日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月18日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(ハマー県)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも3件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件、ハマー県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間にイドリブ県の4カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,188市町村、武装組織の数は228組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 18, 2017をもとに作成。

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米国務省高官らがロジャヴァ支配下のラッカ県アイン・イーサー市でラッカ文民評議会メンバーらと会談(2017年8月17日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の調整軍事作戦センターは声明を出し、ブレット・マクガーク米大統領特使、マイケル・ラトニー米国務省シリア問題担当特使、ロバート・ジョーンズ有志連合副司令官らからなる使節団がラッカ県のアイン・イーサー市を訪問し、ラッカ民政評議会およびラッカ市一帯の部族長や名士と会談し、ラッカ市一帯の住民の状況、シリア民主軍および有志連合による「テロと戦い」の進捗などについて意見を交わした。

ARA News(8月17日付)が伝えた。

ARA News, August 27, 2017

AFP, August 17, 2017、AP, August 17, 2017、ARA News, August 17, 2017、Champress, August 17, 2017、al-Hayat, August 18, 2017、Kull-na Shuraka’, August 17, 2017、al-Mada Press, August 17, 2017、Naharnet, August 17, 2017、NNA, August 17, 2017、Reuters, August 17, 2017、SANA, August 17, 2017、UPI, August 17, 2017などをもとに作成。

 

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トルコ軍の支援を受ける「家の者たち」作戦司令室はアレッポ県タッル・リフアト市内のYPG拠点を特殊作戦で攻撃し破壊(2017年8月17日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月17日付)によると、トルコ軍の支援を受ける「家の者たち」作戦司令室が、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるタッル・リフアト市内の人民防衛隊の拠点複数カ所に対して特殊作戦を実施し、これを破壊した。

「家の者たち」作戦司令室のシャハム・アルファード広報局長によると、特殊作戦は市内にあるバフジャト養鶏場と市内に造成された丘陵地にある人民防衛隊の拠点に対して行われ、「家の者たち」作戦司令室が人民防衛隊との交戦の末に、10人以上を殲滅、拠点を破壊したという。

Kull-na Shuraka’, August 16, 2017
Youtube, August17, 2017
Youtube, August17, 2017
Youtube, August17, 2017

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一方、ARA News(8月17日付)によると、トルコ軍はバーブ市一帯に戦車などからなる増援部隊を派遣した。

ARA News, August 27, 2017

AFP, August 17, 2017、AP, August 17, 2017、ARA News, August 17, 2017、Champress, August 17, 2017、al-Hayat, August 18, 2017、Kull-na Shuraka’, August 17, 2017、al-Mada Press, August 17, 2017、Naharnet, August 17, 2017、NNA, August 17, 2017、Reuters, August 17, 2017、SANA, August 17, 2017、UPI, August 17, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル県各所を爆撃し、民間人6人を殺害(2017年8月17日)

ダイル・ザウル県では、SANA(8月17日付)によると、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)支配下のジャラー町、タヤーナ村、ザバーリー村、バクラス村、スバイハーン市を爆撃し、民間人6人を殺害した。

AFP, August 17, 2017、AP, August 17, 2017、ARA News, August 17, 2017、Champress, August 17, 2017、al-Hayat, August 18, 2017、Kull-na Shuraka’, August 17, 2017、al-Mada Press, August 17, 2017、Naharnet, August 17, 2017、NNA, August 17, 2017、Reuters, August 17, 2017、SANA, August 17, 2017、UPI, August 17, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは13件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2017年8月17日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月17日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を13件(アレッポ県8件、ラタキア県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、スワイダー県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間にイドリブ県の4カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,188市町村、武装組織の数は228組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 17, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は8月16日、ラッカ市近郊などで23回の爆撃を実施(2017年8月17日)

米中央軍(CENTCOM)は、8月16日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して29回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は23回でダイル・ザウル市近郊(2回)、ラッカ市近郊(20回)で実施された。

CENTCOM, August 17, 2017をもとに作成。

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イスラエル民放チャンネル2:イランはシリア北部に長距離ミサイル製造施設を建設している(2017年8月16日)

イスラエルの民放テレビ局チャンネル2(8月16日付)は、イスラエルがシリア北部に長距離ミサイルの製造施設を建設していると伝え、そのことを示す衛星写真を公開した。

同チャンネルによると、長距離ミサイル製造施設とされる施設が建設されているのはタルトゥース県バーニヤース市近郊で、衛星写真からは爆発物貯蔵用の複数の施設の存在が確認できるという。

Youtube, August 16, 2017
Youtube, August 16, 2017
Youtube, August 16, 2017
Youtube, August 16, 2017
Youtube, August 16, 2017

AFP, August 16, 2017、AP, August 16, 2017、ARA News, August 16, 2017、Champress, August 16, 2017、al-Hayat, August 17, 2017、Kull-na Shuraka’, August 16, 2017、al-Mada Press, August 16, 2017、Naharnet, August 16, 2017、NNA, August 16, 2017、Reuters, August 16, 2017、SANA, August 16, 2017、UPI, August 16, 2017などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣「ロシアは、YPGに懸念を抱くトルコの姿勢を米国よりもよく理解している」(2017年8月16日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、ハベル・チャンネル(8月16日付)のインタビューに応じ、そのなかで、イドリブ県における緊張緩和地帯設置に向けて、ロシアおよびイラン両国軍の参謀長との協議を行うことを明らかにした。

チャヴシュオール外務大臣は「イドリブ県でのにおける緊張緩和地帯設置に関する(ロシアとの)会合は続いている。またテヘランでも8月初めから専門家レベルの会合が行われている。イラン軍参謀総長は昨日、トルコに到着し、ロシアの参謀総長も近く合流する」と述べた。

チャヴシュオール外務大臣はまた、アレッポ県北部でのトルコ軍と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の緊張関係に関して、「ロシアは人民防衛隊に懸念を抱くトルコの姿勢を米国よりもよく理解している」と述べた。

AFP, August 16, 2017、AP, August 16, 2017、ARA News, August 16, 2017、Champress, August 16, 2017、al-Hayat, August 17, 2017、Kull-na Shuraka’, August 16, 2017、al-Mada Press, August 16, 2017、Naharnet, August 16, 2017、NNA, August 16, 2017、Reuters, August 16, 2017、SANA, August 16, 2017、TRT Haber, August 16, 2017、UPI, August 16, 2017などをもとに作成。

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米国の支援を受けるシリア・エリート部隊内のバッカーラ部族戦闘員数百人がラッカ市での戦闘参加を拒否、ダイル・ザウル県での戦闘に注力するため離反(2017年8月16日)

『ハヤート』(8月17日付)は複数の反体制消息筋の話として、米国の支援を受け、ラッカ市解放作戦に参加しているシリア・エリート部隊から、ヤースィル・ダフラ氏が指揮するバッカーラ部族の戦闘員数百人が離反した、と伝えた。

シリア・エリート部隊は、シリア革命反体制勢力国民連立の元代表でシリア・ガド潮流の代表を務めるアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー氏が組織した武装集団。

兵員は約3,000人で、うち480人がカダー部族、1,000人がシュアイタート部族、1,500人がバッカーラ部族だという。

ジャルバー氏は、エジプトの首都カイロを拠点とし、最近では、ダマスカス郊外県東グータ地方やヒムス県北部での緊張緩和地帯設置にかかるロシアと反体制武装集団の交渉を仲介した。

複数の消息筋によると、離反は、ダフラ氏らはダイル・ザウル県での戦闘を優先すべきだと主張し、ラッカ市での戦線への参加命令を拒否したことが発端。

ジャルバー氏はたびたびこうした動きを封じようと説得を行ってきたが、奏功しなかったという。

シリア・エリート部隊を離反した戦闘員たちは、ダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)と戦うために、米軍の車輌でハサカ県シャッダーディー市に到着した「自由シリア軍」に合流し、ダイル・ザウル県北東部に進攻しようとしているという。

なおこの「自由シリア軍」とは、ヒムス県タンフ国境通行所を拠点としていた「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)に所属する武装集団だと思われる。

AFP, August 16, 2017、AP, August 16, 2017、ARA News, August 16, 2017、Champress, August 16, 2017、al-Hayat, August 17, 2017、Kull-na Shuraka’, August 16, 2017、al-Mada Press, August 16, 2017、Naharnet, August 16, 2017、NNA, August 16, 2017、Reuters, August 16, 2017、SANA, August 16, 2017、UPI, August 16, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍と「家の者たち」作戦司令室はアレッポ県北部のロジャヴァ支配地域を砲撃(2017年8月16日)

アレッポ県では、ARA News(8月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける「家の者たち」作戦司令室が、北シリア民主連邦(西クルディスタン移行期民政局)のアフリーン地区(アフリーン市一帯)およびシャフバー地区(タッル・リフアト市一帯)を砲撃した。

トルコ軍らが砲撃したのは、カスタル・ジンドゥー村、バーファルーナ村、マリーミーン村、バースィラ村、タッル・リフアト市、シャイフ・イーサー村、ハルバル村、ウンム・フーシュ村、ハスィーヤ村、ハリーサ村、アイン・ダクナ村など。

AFP, August 16, 2017、AP, August 16, 2017、ARA News, August 16, 2017、Champress, August 16, 2017、al-Hayat, August 17, 2017、Kull-na Shuraka’, August 16, 2017、al-Mada Press, August 16, 2017、Naharnet, August 16, 2017、NNA, August 16, 2017、Reuters, August 16, 2017、SANA, August 16, 2017、UPI, August 16, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合はラッカ市を爆撃し、子供5人を含む民間人17人を殺害(2017年8月16日)

ラッカ県では、SANA(8月16日付)によると、米主導の有志連合が、ダーイシュ(イスラーム国)が籠城を続けるラッカ市の住宅街を爆撃し、民間人17人を殺害した。

ARA News(8月16日付)によると、有志連合の空爆はラッカ市旧市街などに対して行われ、死者の仲には子供5人が含まれていたという。

このほか、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機がスバイハーン市、カムシャ村、ザバーリー村を空爆し、3人が死亡した。

AFP, August 16, 2017、AP, August 16, 2017、ARA News, August 16, 2017、Champress, August 16, 2017、al-Hayat, August 17, 2017、Kull-na Shuraka’, August 16, 2017、al-Mada Press, August 16, 2017、Naharnet, August 16, 2017、NNA, August 16, 2017、Reuters, August 16, 2017、SANA, August 16, 2017、UPI, August 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは7件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2017年8月16日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月16日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(アレッポ県1件、ラタキア県6件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件、イドリブ県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間にイドリブ県の16カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,184市町村、武装組織の数は228組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 16, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は8月15日、ラッカ市近郊などで12回の爆撃を実施(2017年8月16日)

米中央軍(CENTCOM)は、8月15日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して21回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は12回でダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(11回)で実施された。

CENTCOM, August 16, 2017をもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍所属組織がアレッポ県に侵攻するトルコ軍と戦うため「革命家軍団」を新たに結成(2017年8月15日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属する複数の武装部隊が共同ビデオ声明(https://youtu.be/KwV6u5PYHM4)を出し、アレッポ県北部で侵攻を続けるトルコ軍およびその支援を受ける「家の者たち」作戦司令室と戦うための新たな部隊「革命家軍団」として統合したと発表した。

革命家軍団への参加を表明したのは、革命家軍、民主旅団大隊など。

Youtube, August 15, 2017

AFP, August 16, 2017、AP, August 16, 2017、ARA News, August 16, 2017、Champress, August 16, 2017、al-Hayat, August 17, 2017、Kull-na Shuraka’, August 16, 2017、al-Mada Press, August 16, 2017、Naharnet, August 16, 2017、NNA, August 16, 2017、Reuters, August 16, 2017、SANA, August 16, 2017、UPI, August 16, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍のサッルー報道官が辞任(2017年8月15日)

Rudaw(8月15日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のタラール・サッルー報道官が辞任したと伝えた。

辞任の理由は明らかにはされなかったが、『ハヤート』(8月16日付)によると、サッルー氏はラッカ市での作戦で負傷したとの噂が流れていた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内各所でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

戦闘はバリード地区、マンスール地区、ナフダ地区、ラウダ地区、ダルイーヤ地区、旧市街などで激しく行われ、米主導の有志連合がシリア民主軍を航空支援し、空爆を実施した。

AFP, August 15, 2017、AP, August 15, 2017、ARA News, August 15, 2017、Champress, August 15, 2017、al-Hayat, August 15, 2017、Kull-na Shuraka’, August 15, 2017、al-Mada Press, August 15, 2017、Naharnet, August 15, 2017、NNA, August 15, 2017、Reuters, August 15, 2017、Rudaw, August 15, 2017、SANA, August 15, 2017、UPI, August 15, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける武装集団がアレッポ県北部のロジャヴァ支配地域を砲撃(2017年8月15日)

アレッポ県では、ARA News(8月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける「家の者たち」作戦司令室(ハワール・キリス作戦司令室)がアレッポ市北部のマンナグ村、アイン・ダクナ村、シャフバー・ダム一帯の西クルディスタン移行期民政局支配地域を砲撃した。

AFP, August 15, 2017、AP, August 15, 2017、ARA News, August 15, 2017、Champress, August 15, 2017、al-Hayat, August 15, 2017、Kull-na Shuraka’, August 15, 2017、al-Mada Press, August 15, 2017、Naharnet, August 15, 2017、NNA, August 15, 2017、Reuters, August 15, 2017、SANA, August 15, 2017、UPI, August 15, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは7件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2017年8月15日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月15日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(アレッポ県2件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件、クナイトラ県1件、ダルアー県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも5件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件、イドリブ県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 15, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は8月14日、ラッカ市近郊などで31回の爆撃を実施(2017年8月15日)

米中央軍(CENTCOM)は、8月14日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して38回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は31回で、シャッダーディー市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(27回)で実施された。

CENTCOM, August 15, 2017をもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市内でダーイシュとの戦闘を続ける(2017年8月14日)

ラッカ県では、ARA News(8月14日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市のバリード地区、ナズラト・シハーダ地区、ルーマーニーヤ地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, August 14, 2017、AP, August 14, 2017、ARA News, August 14, 2017、Champress, August 14, 2017、al-Hayat, August 15, 2017、Kull-na Shuraka’, August 14, 2017、al-Mada Press, August 14, 2017、Naharnet, August 14, 2017、NNA, August 14, 2017、Reuters, August 14, 2017、SANA, August 14, 2017、UPI, August 14, 2017などをもとに作成。

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ヨルダンのムーマニー内閣報道官「国境地帯への宗派主義的民兵の存在を拒否する」(2017年8月14日)

ヨルダンのムハンマド・ムーマニー内閣報道官(メディア担当大臣)はシリア軍がスワイダー県南東部の国境地帯を制圧したことに関して、記者会見で「王国国境におけるいかなる宗派主義的民兵の存在も拒否されることであり、決して受け入れられない」と述べた。

ムーマニー報道官はまた、シリア軍と親政権武装勢力の進駐に関して「こうした駐留は戦略的な脅威であり、国境地帯の安全と安定を確保するために必要な措置を講じる」と付言した。

ムーマニー報道官はさらに「シリア・ヨルダン国境の再開は両国共通の国益になる。我々は国境通行所に限らず、シリア全体の治安状況が正しい方向に向かうことを確認したいと考えている」と述べ、ダルアー県ナスィーブ国境通行所再開に前向きな姿勢を示した。

ARA News(8月14日付)が伝えた。

AFP, August 14, 2017、AP, August 14, 2017、ARA News, August 14, 2017、Champress, August 14, 2017、al-Hayat, August 15, 2017、Kull-na Shuraka’, August 14, 2017、al-Mada Press, August 14, 2017、Naharnet, August 14, 2017、NNA, August 14, 2017、Reuters, August 14, 2017、SANA, August 14, 2017、UPI, August 14, 2017などをもとに作成。

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