ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは11件の停戦違反を、トルコ側は7件の違反を確認(2017年5月26日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月26日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が4件、ダルアー県が2件、ラタキア県が2件、ハマー県が3件。

またトルコ側の監視チームも7件(ダルアー県4件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件、ヒムス県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間に、クナイトラ県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は1,508市町村、武装組織の数は219組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 26, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は5月25日、ラッカ県、ダイル・ザウル県を中心に19回の爆撃を実施する一方、シリア北部で米軍兵士1人が事故死(2017年5月26日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月25日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して30回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は19回で、ブーカマール市近郊(2回)、フール市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(5回)、タドムル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(9回)で実施された。

**

米国防総省は声明を出し、シリア北部で米軍兵士1人が乗っていた車輌が転倒し重傷を負って死亡した、と発表した。

CENTCOM, May 26, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合はダイル・ザウル県マヤーディーン市中心街を爆撃し、住民35人を殺害(2017年5月25日)

ダイル・ザウル県では、SANA(5月26日付)、ARA News(5月26日付)によると、米主導の有志連合が25日午後7時半頃、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のマヤーディーン市中心街の市場や民間人が住む4階建ビルを空爆し、女性と子供を含む35人を殺害した。

一方、この空爆に関して、シリア人権監視団は、民間人50人以上が死亡したと発表した。

AFP, May 26, 2017、AP, May 26, 2017、ARA News, May 26, 2017、Champress, May 26, 2017、al-Hayat, May 27, 2017、Kull-na Shuraka’, May 26, 2017、al-Mada Press, May 26, 2017、Naharnet, May 26, 2017、NNA, May 26, 2017、Reuters, May 26, 2017、SANA, May 26, 2017、UPI, May 26, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はラッカ市のダーイシュ戦闘員に5月31日までに投降するよう呼びかける(2017年5月25日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍(「ユーフラテスの怒り」作戦司令室)は声明を出し、ラッカ市および同市郊外で活動を続けるダーイシュ(イスラーム国)戦闘員に対して、5月31日にまでに武器を棄て投降するよう改めて呼びかけた。

「ユーフラテスの怒り」作戦司令室は5月15日の声明で、25日までに投降するよう呼びかけていた。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米軍特殊部隊の支援および有志連合の航空支援を受けてダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同市西部のカディーラーン村を制圧した。

AFP, May 25, 2017、AP, May 25, 2017、ARA News, May 25, 2017、Champress, May 25, 2017、al-Hayat, May 26, 2017、Kull-na Shuraka’, May 25, 2017、al-Mada Press, May 25, 2017、Naharnet, May 25, 2017、NNA, May 25, 2017、Reuters, May 25, 2017、SANA, May 25, 2017、UPI, May 25, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はアフリーン市(アレッポ県)近郊での戦闘でトルコ軍兵士1人を殺害(2017年5月25日)

アレッポ県では、ARA News(5月25日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がアフリーン市近郊のアズリー村、トゥーバール村、カルドゥーフ村一帯でトルコ軍と交戦、トルコ軍兵士1人を殺害した。

ARA News, May 25, 2017

**

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月25日付)によると、ハワール・キリス作戦司令室、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団の拠点都市アアザーズ市東部地区で2度にわたり爆弾が爆発し、4人が負傷した。

Kull-na Shuraka’, May 25, 2017

AFP, May 25, 2017、AP, May 25, 2017、ARA News, May 25, 2017、Champress, May 25, 2017、al-Hayat, May 26, 2017、Kull-na Shuraka’, May 25, 2017、al-Mada Press, May 25, 2017、Naharnet, May 25, 2017、NNA, May 25, 2017、Reuters, May 25, 2017、SANA, May 25, 2017、UPI, May 25, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは10件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2017年5月25日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月25日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が3件、ダルアー県が2件、ラタキア県が2件、ハマー県が3件。

またトルコ側の監視チームも5件(ダルアー県4件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 25, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は5月24日、ラッカ市近郊を中心に21回の爆撃を実施(2017年5月25日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月24日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して34回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は21回で、フール市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(15回)で実施された。

CENTCOM, May 25, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合はラッカ県、ダイル・ザウル県での爆撃で、子供5人を含む18人を殺害(2017年5月24日)

ラッカ県では、ARA News(5月24日付)、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合がラッカ市西部のバールーダ村を空爆し、子供5人を含む16人が死亡した。

犠牲者のほとんどはヒムス県東部での戦闘を避けるために逃れて来た避難民だという。


一方、ダーイシュ(イスラーム国)はラッカ市北西部のバーラーン村に西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍拠点に対して、7度にわたり自爆攻撃を行い、シリア民主軍の隊員6人を殺害した。

これに対して、シリア民主軍はダーイシュとの戦闘の末に、ハムラト・ナースィル村、ハムラト・バラースィム村を制圧した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合と思われる戦闘機がマヤーディーン市を空爆し、男性1人と女性1人の合わせて2人が死亡した。

**

シリア人権監視団は、4月23日から5月23日までの1ヶ月間で、米主導の有志連合の空爆により、355人が死亡したと発表した。

死者の内訳は、民間人225人(うち子供44人、女性36人)、反体制武装集団戦闘員122人、親政権武装勢力戦闘員8人だという。

なお、米国側の発表によると、2014年8月に始まったイラク、シリア両国に対する空爆で死亡した民間人の数は352人に過ぎないという。

AFP, May 24, 2017、AP, May 24, 2017、ARA News, May 24, 2017、Champress, May 24, 2017、al-Hayat, May 25, 2017、Kull-na Shuraka’, May 24, 2017、al-Mada Press, May 24, 2017、Naharnet, May 24, 2017、NNA, May 24, 2017、Reuters, May 24, 2017、SANA, May 24, 2017、UPI, May 24, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハリジャン米空軍司令官はラッカ市での航空作戦過密化を受け、ロシアとの調整を強化したと発表(2017年5月24日)

米空軍中央司令部司令官のジェフリー・ハリジャン中将は、シリアで空爆を行っている有志連合が、ラッカ市の領空での航空作戦の過密化を受けて、ロシアとの調整を強化したことを明らかにした。

調整の強化は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が続行する「ユーフラテスの怒り」作戦が、ラッカ市解放を目的とする第4段階に入ったことを受けたものだという。

『ハヤート』(5月25日付)が伝えた。

AFP, May 24, 2017、AP, May 24, 2017、ARA News, May 24, 2017、Champress, May 24, 2017、al-Hayat, May 25, 2017、Kull-na Shuraka’, May 24, 2017、al-Mada Press, May 24, 2017、Naharnet, May 24, 2017、NNA, May 24, 2017、Reuters, May 24, 2017、SANA, May 24, 2017、UPI, May 24, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは10件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2017年5月24日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月24日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、アレッポ県が1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が4件、ダルアー県が2件、ラタキア県が2件、ハマー県が2件。

またトルコ側の監視チームも4件(ダルアー県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 24, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は5月23日、ラッカ市、ブーカマール市近郊で18回の爆撃を実施(2017年5月24日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月23日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して12回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は5回で、ブーカマール市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(3回)で実施された。

CENTCOM, May 24, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はラッカ市東西で2カ村をダーイシュから奪取(2017年5月23日)

ラッカ県では、ARA News(5月23日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市西部郊外でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、バアス・ダム北西部に位置するヤマーマ村を制圧した。

シリア民主軍はまたラッカ市東部郊外でもダーイシュと交戦し、ビール・ハマド村を制圧した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機がマヤーディーン市各所を空爆し、子供2人が死亡した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市近郊の国境地帯でトルコ軍国境警備隊がシリア領に向かって発砲し、男性2人が死亡した。

AFP, May 23, 2017、AP, May 23, 2017、ARA News, May 23, 2017、Champress, May 23, 2017、al-Hayat, May 24, 2017、Kull-na Shuraka’, May 23, 2017、al-Mada Press, May 23, 2017、Naharnet, May 23, 2017、NNA, May 23, 2017、Reuters, May 23, 2017、SANA, May 23, 2017、UPI, May 23, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・ロシア両軍はダルアー市内のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団を攻撃(2017年5月23日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月23日付)によると、ロシア軍戦闘機とシリア軍ヘリコプターが22日より、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が攻略をめざすダルアー市各所、イブタア町などを60回にわたって空爆した。

また、シリア人権監視団によると、ダルアー市、イブタア町に対するシリア軍の砲撃と同地でのシャーム解放機構などからなる反体制武装集団との戦闘で、戦闘員4人を含む5人が死亡した。

一方、SANA(5月23日付)によると、「テロ集団」がダルアー市サハーリー地区を砲撃し、子供1人と女性1人が負傷した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カフルバトナー町に対するシリア軍の砲撃で2人が死亡した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カフルバッティーフ村で、シャーム解放機構と協力関係にある「穏健な反体制派」のナスル軍の司令官を務める離反士官(大尉)が武装集団の襲撃を受け、死亡した。

またムアスラーン村でもヒムス県出身のジハード主義武装集団司令官が武装集団に殺害された。

AFP, May 23, 2017、AP, May 23, 2017、ARA News, May 23, 2017、Champress, May 23, 2017、al-Hayat, May 24, 2017、Kull-na Shuraka’, May 23, 2017、al-Mada Press, May 23, 2017、Naharnet, May 23, 2017、NNA, May 23, 2017、Reuters, May 23, 2017、SANA, May 23, 2017、UPI, May 23, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは9件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2017年5月23日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月23日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、アレッポ県が1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が1件、ダルアー県が1件、ラタキア県が2件、ハマー県が3件、クナイトラ県が1件。

またトルコ側の監視チームも2件(ダルアー県2件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間に、国内の2カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は1,507市町村、武装組織の数は219組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 23, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は5月22日、ラッカ市、ブーカマール市近郊で18回の爆撃を実施(2017年5月23日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月22日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して27回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は18回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(13回)で実施された。

CENTCOM, May 23, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合所属と思われる戦闘機のダイル・ザウル県、ハサカ県での爆撃で、住民6人が死亡(2017年5月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機(有志連合と思われる)が、マヤーディーン市内の市街地を3度空爆し、子供2人が死亡、13人が負傷した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属と思われる戦闘機がシャッダーディー市南東部のルワイジュ村を空爆し、女性2人を含む住民4人が死亡した。

AFP, May 22, 2017、AP, May 22, 2017、ARA News, May 22, 2017、Champress, May 22, 2017、al-Hayat, May 23, 2017、Kull-na Shuraka’, May 22, 2017、al-Mada Press, May 22, 2017、Naharnet, May 22, 2017、NNA, May 22, 2017、Reuters, May 22, 2017、SANA, May 22, 2017、UPI, May 22, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍地上部隊の支援を受ける革命特殊任務軍は、ヒムス県南東部の砂漠地帯に進軍する「ハマード浄化のため我々は馬具を備えし」作戦司令室所属組織を支援(2017年5月22日)

ヒムス県では、スマート・ニュース(5月22日付)が革命特殊任務軍のバッラー・ファーリス広報局長の話として伝えたところによると、米軍地上部隊の支援を受ける革命特殊任務軍が、「ハマード浄化のため我々は馬具を備えし」作戦司令室を主導する武装集団の一つカルヤタイン殉教者旅団を支援し、県南東部の砂漠地帯のハルバ地区に進軍し、同地からダーイシュ(イスラーム国)を掃討した。

ファーリス広報局長によると、革命特殊任務軍は、ブーカマール市での戦闘に向けてヒムス県南東部での東進を続けるという。


AFP, May 22, 2017、AP, May 22, 2017、ARA News, May 22, 2017、Champress, May 22, 2017、al-Hayat, May 23, 2017、Kull-na Shuraka’, May 22, 2017、al-Mada Press, May 22, 2017、Naharnet, May 22, 2017、NNA, May 22, 2017、Reuters, May 22, 2017、SANA, May 22, 2017、SMART News, May 22, 2017、UPI, May 22, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はラッカ市西部のバアス・ダムに向けて進軍を続ける(2017年5月22日)

ラッカ県では、ARA News(5月22日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、同市西部の西サルハビーヤ村、東サルハビーヤ村を制圧、シリア第3の規模を誇るバアス・ダムから2キロの地点にまで進軍した。

syria.liveuamap.com, May 22, 2017

 

AFP, May 22, 2017、AP, May 22, 2017、ARA News, May 22, 2017、Champress, May 22, 2017、al-Hayat, May 23, 2017、Kull-na Shuraka’, May 22, 2017、al-Mada Press, May 22, 2017、Naharnet, May 22, 2017、NNA, May 22, 2017、Reuters, May 22, 2017、SANA, May 22, 2017、UPI, May 22, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは10件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2017年5月22日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月22日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が5件、ラタキア県が1件、ハマー県が4件。

またトルコ側の監視チームも3件(内訳はダマスカス・ダマスカス郊外県1件、ダルアー県2件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 22, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は5月19日~21日の3日間でラッカ県、イラク国境地帯を重点的に爆撃(2017年5月22日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月19日~21日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

5月19日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し8回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は4回で、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(3回)に対して行われた。

5月20日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して23回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は16回で、ブーカマール市近郊(7回)、フール市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、ラッカ市近郊(5回)に対して攻撃が行われた。

5月21日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して22回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は18回で、ダイル・ザウル市近郊(4回)、ラッカ市近郊(13回)、タブカ市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, May 22, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「シリア国民軍」を名乗る武装集団はバーブ市近郊でシリア軍兵士3人を捕捉(2017年5月21日)

アレッポ県では、アナトリア通信(5月21日付)によると、「シリア国民軍」を名乗る武装集団がバーブ市郊外のアミーヤ村近くでシリア軍兵士3人を捕捉した。

Kull-na Shuraka’, May 21, 2017

AFP, May 21, 2017、Anadolu Ajansı, May 21, 2017、AP, May 21, 2017、ARA News, May 21, 2017、Champress, May 21, 2017、al-Hayat, May 22, 2017、Kull-na Shuraka’, May 21, 2017、al-Mada Press, May 21, 2017、Naharnet, May 21, 2017、NNA, May 21, 2017、Reuters, May 21, 2017、SANA, May 21, 2017、UPI, May 21, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは12件の停戦違反を、トルコ側は6件の違反を確認(2017年5月21日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月21日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が2件、ハマー県が9件、ダルアー県が1件。

またトルコ側の監視チームも4件(内訳はハマー県5件、アレッポ県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 21, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア南部砂漠地帯でのシリア軍と米軍の緊張を受け、ロシア軍一個大隊がスワイダー県に進駐(2017年5月20日)

スワイダー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月22日付)が、シリア軍および親政権武装勢力のダマスカス郊外県南部、ヒムス県南東部、スワイダー県東部の砂漠地帯への進軍と、「ハマード浄化のため我らは馬具を備えし」作戦司令室、革命特殊任務軍との緊張化を受けて、ロシア軍一個大隊が20日にヒルバト・アウワード村に進駐したと伝えた。

AFP, May 22, 2017、AP, May 22, 2017、ARA News, May 22, 2017、Champress, May 22, 2017、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2017、al-Hayat, May 23, 2017、Kull-na Shuraka’, May 22, 2017、al-Mada Press, May 22, 2017、Naharnet, May 22, 2017、NNA, May 22, 2017、Reuters, May 22, 2017、SANA, May 22, 2017、UPI, May 22, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

タンフ国境通行所に向けて進軍するシリア軍・親政権武装勢力と革命特殊任務軍の戦闘に米軍、ヨルダン軍も参加(2017年5月20日)

スマート・ニュース(5月22日付)は、革命特殊任務軍が20日、ヒムス県のタンフ国境通行所の北西約27キロの地点に位置するザルカー地区一帯に進軍したシリア軍および親政権武装勢力と交戦、戦闘には米軍とヨルダン軍も参加したと伝えた。

AFP, May 22, 2017、AP, May 22, 2017、ARA News, May 22, 2017、Champress, May 22, 2017、al-Hayat, May 23, 2017、Kull-na Shuraka’, May 22, 2017、al-Mada Press, May 22, 2017、Naharnet, May 22, 2017、NNA, May 22, 2017、Reuters, May 22, 2017、SANA, May 22, 2017、SMART News, May 22, 2017、UPI, May 22, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合の爆撃にもかかわらず親政権武装勢力とシリア軍はヒムス県南東部の米英の軍事拠点タンフ国境通行所に向けて進軍を続ける(2017年5月20日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(5月20日付)によると、親政権民兵組織が、県南東部の砂漠地帯に位置するザルカ地区に進軍し、同地を掌握した。

ザルカ地区は、ダマスカス県とイラクの首都バグダードを結ぶ幹線道路沿いに位置し、タンフ国境通行所北西に位置する。

また、シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県サブア・ビヤール区東部のザーザー三角地帯に展開するシリア軍および親政権武装勢力がシリア砂漠を南東に向かった数十キロ進軍、ヒムス県南東部のイラクとの国境に位置するタンフ国境通行所から約55キロの地点に位置するザルカ地区に到達した。

これに関して、米英軍の地上部隊の支援を受ける革命特殊任務軍のバラー・ファーリス報道官は、「我々は当初、シリア砂漠の民兵が進軍し、ザルカ地区を制圧したことを否定していた…。しかし同地の作戦司令室との通信が回復すると、同司令室からザルカ地区が民兵の進軍を受けたとの報告を受けた」と述べた。

そのうえで、ファーリス報道官は、革命特殊任務軍が民兵組織と交戦し、戦車2輌を破壊したものの、民兵組織には増援部隊が合流、ザルカ地区に展開したという。

**

一方、SNN(5月20日付)によると、シーア派民兵部隊がスワイダー県からダマスカス郊外県東部砂漠地帯、ヒムス県南東部タンフ国境通行所に向けて進軍を開始したという。

Kull-na Shuraka’, May 20, 2017

**

タンフ国境地帯には、米軍および英軍がシリア国内での対ダーイシュ(イスラーム国)掃討戦のために拠点化し、革命特殊任務軍も同地に拠点を構えている。

AFP, May 20, 2017、AP, May 20, 2017、ARA News, May 20, 2017、Champress, May 20, 2017、al-Hayat, May 21, 2017、Kull-na Shuraka’, May 20, 2017、al-Mada Press, May 20, 2017、Naharnet, May 20, 2017、NNA, May 20, 2017、Reuters, May 20, 2017、SANA, May 20, 2017、SNN, May 20, 2017、UPI, May 20, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは11件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2017年5月20日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月20日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が5件、ハマー県が3件、ラタキア県が3件。

またトルコ側の監視チームも4件(内訳はハマー県、ダマスカス県・ダマスカス郊外県、アレッポ県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 20, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

マティス米国防長官「我々はシリア内戦における役割を拡げるつもりはないが、米軍以外の部隊も参加する我々の部隊を守る」(2017年5月19日)

ジェームズ・マティス米国防長官は、米主導の有志連合がヒムス県タンフ国境通行所近郊でのシリア軍、ヒズブッラーの車列に対して行ったとされる威嚇空爆に関して、「我々はシリア内戦における自分たちの役割を拡げるつもりはない。だが、我々は、米軍以外の部隊も参加している我々の部隊を守る」と述べた。

『ハヤート』(5月20日付)が伝えた。

AFP, May 19, 2017、AP, May 19, 2017、ARA News, May 19, 2017、Champress, May 19, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 19, 2017、al-Mada Press, May 19, 2017、Naharnet, May 19, 2017、NNA, May 19, 2017、Reuters, May 19, 2017、SANA, May 19, 2017、UPI, May 19, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ジュネーブ6会議は「何らの重要な突破口」も見出せず閉幕(2017年5月19日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、スイスのジュネーブで記者会見を開き、シリア政府代表団の憲法にかかる専門家とデミストゥラ代表側の専門家との間で新憲法起草にかかる非公式会合に関して、「我々はこの会合を通じて新憲法を制定する計画はないし、そうすることもめざしていない…。シリア国民が政治的解決の文脈のなかでこの問題を推し進めることを支援したい」と述べた。

SANA(5月19日付)が伝えた。

**

スイスのジュネーブにある国連本部で開催されていたシリア政府と反体制派の代表団による和平協議「ジュネーブ6会議」が閉幕した。

シリア政府代表団を率いるバッシャール・ジャアファリー国連シリア代表は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表との会合後に記者団に対し、「我々の専門家と特別代表側の専門家の間で行われた一度目の専門家会合が(ジュネーブ6会議における)唯一の成果だった」と振り返った。

ジャアファリー国連シリア代表はまた、米主導の有志連合がヒムス県タンフ国境通行所近郊でのシリア軍、ヒズブッラーの車列に対して行ったとされる威嚇空爆に関して「我々の国に対する米国の敵対行為によってもたらされた虐殺については詳しく述べてきた…。この問題において重要なことは、我々の政治的願望が崇高であるということだ…。なぜなら我々はテロとの戦、すなわちテロ組織によるテロ、一部の外国やその政府によるテロとの戦いに対して引き続き力点を置きたいと考えているからだ…。そのなかには当然、米国の攻撃、そしてフランスや英国の我が国に対する攻撃が含まれている」と述べた。

SANA(5月19日付)が伝えた。

SANA, May 19, 2017

**

最高交渉委員会のナスル・ハリーリー団長もスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表との会談後に記者団に対して、「ジュネーブ6会議においては、何らの重要な突破口も生じなかった」と述べた。

AFP, May 19, 2017、AP, May 19, 2017、ARA News, May 19, 2017、Champress, May 19, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 19, 2017、al-Mada Press, May 19, 2017、Naharnet, May 19, 2017、NNA, May 19, 2017、Reuters, May 19, 2017、SANA, May 19, 2017、UPI, May 19, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは6件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2017年5月19日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月19日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が3件、ハマー県が3件。

またトルコ側の監視チームも1件(内訳はハマー県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間に、ハマー県の6カ村、クナイトラ県の2カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は1,505市町村、武装組織の数は219組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 19, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は5月18日、ラッカ県、イラク国境地帯で19回の爆撃を実施(2017年5月19日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月18日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して27回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は19回で、ブーカマール市近郊(5回)、タンフ国境通行所近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(8回)、タブカ市近郊(3回)で実施された。

CENTCOM, May 19, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.