ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは6件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2017年5月15日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月15日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が2件、ダルアー県が2件、ハマー県が2件。

またトルコ側の監視チームも3件(内訳はヒムス県3件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間に、スワイダー県アルカ(al-Alqa)村、ナズィヒ(al-Nazihi)村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は1,497市町村、武装組織の数は218組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 15, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は5月14日、ラッカ県、ダイル・ザウル県で17回の爆撃を実施(2017年5月15日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月14日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して23回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は17回で、ブーカマール市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(5回)、ラッカ市近郊(9回)、タブカ市近郊(11回)で実施された。

CENTCOM, May 15, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はラッカ市に向けて進軍を続ける(2017年5月14日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍およびこれと連携するシリア・エリート部隊が米軍主導の有志連合の支援を受けてラッカ市北部、北東部、北西部一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ラッカ市北東部4キロ、北部8キロ、北西部13キロの地点まで進軍した。

また、ARA News(5月14日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受けて、ラッカ市に向け進軍を続け、同市北部および北西部のマッラーリー村、ムアーッズ村、アトシャーナ村を制圧した。

ARA News, May 14, 2017

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、有志連合がシャアファ村を空爆した。

AFP, May 14, 2017、AP, May 14, 2017、ARA News, May 14, 2017、Champress, May 14, 2017、al-Hayat, May 15, 2017、Kull-na Shuraka’, May 14, 2017、al-Mada Press, May 14, 2017、Naharnet, May 14, 2017、NNA, May 14, 2017、Reuters, May 14, 2017、SANA, May 14, 2017、UPI, May 14, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは4件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2017年5月14日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月14日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が3件、ラタキア県が1件。

またトルコ側の監視チームも2件(内訳はダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 14, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は5月12日~13日の2日間でラッカ県、ダイル・ザウル県などを爆撃(2017年5月14日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月12日~13日の2日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

5月12日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し22回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は15回で、ブーカマール市近郊(1回)、フール市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(6回)、ラッカ市近郊(5回)、タブカ市近郊(2回)に対して行われた。

5月13日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して36回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は22回で、ブーカマール市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、ラッカ市近郊(13回)、タブカ市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, May 14, 2017をもとに作成。

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トルコ軍はアレッポ県北部のロジャヴァ支配地域を激しく砲撃し、住民1人を殺害(2017年5月13日)

アレッポ県では、ARA News(5月13日付)によると、アアザーズ市南部の西クルディスタン移行期民政局支配地域内に位置するウンム・フーシュ村、タッル・マディーク村、ハスィーヤ村、スムーカ村がトルコ軍の激しい砲撃を受け、住民1人が死亡、5人が負傷した。

AFP, May 13, 2017、AP, May 13, 2017、ARA News, May 13, 2017、Champress, May 13, 2017、al-Hayat, May 14, 2017、Kull-na Shuraka’, May 13, 2017、al-Mada Press, May 13, 2017、Naharnet, May 13, 2017、NNA, May 13, 2017、Reuters, May 13, 2017、SANA, May 13, 2017、UPI, May 13, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは8件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2017年5月13日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月13日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が4件、ラタキア県が2件、ハマー県が2件。

またトルコ側の監視チームも3件(内訳はヒムス県1件、ダルアー県1件、イドリブ県1件、ヒムス県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 13, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのラヴロフ外務大臣「シリア政府の合意のもとに米国が停戦監視に参加するのであれば、歓迎する」(2017年5月12日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、北極評議会に参加するために訪問中の米アラスカ州フェアバンクスで、シリア情勢について言及し、ロシア、トルコ、イランがアスタナ4会議で署名した「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」が定める停戦監視を目的とした三カ国合同作業グループに関して、諸外国に理解を求めるとともに、シリア政府の合意のもとに米国が作業グループに参加するのであれば、歓迎すると述べた。

『ハヤート』(5月13日付)が伝えた。

AFP, May 12, 2017、AP, May 12, 2017、ARA News, May 12, 2017、Champress, May 12, 2017、al-Hayat, May 13, 2017、Kull-na Shuraka’, May 12, 2017、al-Mada Press, May 12, 2017、Naharnet, May 12, 2017、NNA, May 12, 2017、Reuters, May 12, 2017、SANA, May 12, 2017、UPI, May 12, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍が「命じられるまま正しく進め」連合などの武装集団とともに、シャーム解放機構などのイスラーム過激派掃討に向け「第一軍団」の新設と「イドリブの盾」作戦を準備(2017年5月12日)

ARA News(5月12日付)は、イドリブ県で活動するメディア活動家アイマン・フサイン氏の話として、トルコが、自らの支援する反体制武装集団を再編し「第一軍団」と称される新たな連合組織の結成をめざしていると伝えた。

フサイン氏によると、第一軍団には、「ユーフラテスの盾」作戦に参加したハワール・キリス作戦司令室所属の組織を含む7組織から構成されるという。

7組織とは、「命じられるまま正しく進め」連合、イドリブ自由軍、イスラーム軍など。

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これに関連して、シリア人権監視団は、トルコ軍が反体制武装集団とともにシリア領内に進攻し、イドリブ県を制圧することを認める「ファトワー」を発することを呼びかける声明が、トルコ領内およびシリア領内(反体制武装集団支配地域)のシリア人ウラマーらに回付されたと発表された。

「シャイフの一団」によるこの声明では、「シャーム解放機構などのジハード主義集団の根絶」が求められるとともに、「シリア軍による空爆からのシリア人の保護」と「市民の自治能力の強化」が主唱されているという。

同監視団によると、トルコ軍による新たな作戦は、「ユーフラテスの盾」作戦に倣い、「イドリブの盾」作戦と名づけられる模様だという。

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一方、メディア活動家アイマン・フサイン氏とシリア人権監視団によると、「第一軍団」結成の動きが明らかになった直後、シャーム自由人イスラーム運動が、イドリブ県バービスカー村の「命じられるまま正しく進め」連合の本部を襲撃し、反対の意思を示したという。

AFP, May 12, 2017、AP, May 12, 2017、ARA News, May 12, 2017、Champress, May 12, 2017、al-Hayat, May 13, 2017、Kull-na Shuraka’, May 12, 2017、al-Mada Press, May 12, 2017、Naharnet, May 12, 2017、NNA, May 12, 2017、Reuters, May 12, 2017、SANA, May 12, 2017、UPI, May 12, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは9件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2017年5月12日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月12日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が5件、ハマー県が3件、ラタキア県が1件。

またトルコ側の監視チームも4件(内訳はヒムス県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ダルアー県2件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 12, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は5月11日、ラッカ県、ダイル・ザウル県で15回の爆撃を実施(2017年5月12日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月11日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して34回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は23回で、ブーカマール市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、ラッカ市近郊(8回)、タブカ市近郊(11回)で実施された。

CENTCOM, May 12, 2017をもとに作成。

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オーストリア法廷はシリア軍兵士20人を殺害した罪でシリア人難民申請者に終身刑を求刑(2017年5月11日)

ロイター通信(5月11日付)によると、オーストリアの法廷は、ヒムス市近郊で反体制武装集団に参加し、シリア軍兵士20人を殺害した罪で、シリア人難民申請者1人(27歳)に終身刑を求刑した。

AFP, May 11, 2017、AP, May 11, 2017、ARA News, May 11, 2017、Champress, May 11, 2017、al-Hayat, May 12, 2017、Kull-na Shuraka’, May 11, 2017、al-Mada Press, May 11, 2017、Naharnet, May 11, 2017、NNA, May 11, 2017、Reuters, May 11, 2017、SANA, May 11, 2017、UPI, May 11, 2017などをもとに作成。

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ヨルダン空軍戦闘機はシリア領内から飛来した無人航空機を撃墜(2017年5月11日)

ロイター通信(5月11日付)によると、ムハンマド・ムーマニー内閣報道官は、シリア国境からヨルダン領内に接近した無人航空機をヨルダン空軍のM-16戦闘機が撃墜したと発表した。

AFP, May 11, 2017、AP, May 11, 2017、ARA News, May 11, 2017、Champress, May 11, 2017、al-Hayat, May 12, 2017、Kull-na Shuraka’, May 11, 2017、al-Mada Press, May 11, 2017、Naharnet, May 11, 2017、NNA, May 11, 2017、Reuters, May 11, 2017、SANA, May 11, 2017、UPI, May 11, 2017などをもとに作成。

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トルコのユルドゥルム首相はマティス米国防長官と会談し、NATO同盟国としてトルコの防衛に専念するよう求める(2017年5月11日)

アナトリア通信(5月11日付)によると、トルコのビンアリ・ユルドゥルム首相はソマリア支援会議に出席するために訪問中の英国の首都ロンドンで、ジェームズ・マティス米国防長官と会談した。

米国防総省報道官によると、約30分の会談で、ユルドゥルム首相は、米国による西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊への直接武器供与に関して、NATO同盟国であるトルコの防衛に専念するようマティス国防大臣に要請したという。

AFP, May 11, 2017、Anadolu Ajansı, May 11, 2017、AP, May 11, 2017、ARA News, May 11, 2017、Champress, May 11, 2017、al-Hayat, May 12, 2017、Kull-na Shuraka’, May 11, 2017、al-Mada Press, May 11, 2017、Naharnet, May 11, 2017、NNA, May 11, 2017、Reuters, May 11, 2017、SANA, May 11, 2017、UPI, May 11, 2017などをもとに作成。

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米国務省はシャーム解放機構の指導者ジャウラーニー氏に懸賞金をかけ情報提供を呼びかける(2017年5月11日)

米国務省は、シャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)の指導者アブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏の所在地に関する情報提供者に最高で1,000万米ドルの懸賞金を支払うと発表した。

ARA News, May 11, 2017

AFP, May 11, 2017、AP, May 11, 2017、ARA News, May 11, 2017、Champress, May 11, 2017、al-Hayat, May 12, 2017、Kull-na Shuraka’, May 11, 2017、al-Mada Press, May 11, 2017、Naharnet, May 11, 2017、NNA, May 11, 2017、Reuters, May 11, 2017、SANA, May 11, 2017、UPI, May 11, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは8件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2017年5月11日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月11日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が3件、ハマー県が2件、アレッポ県が1件。

またトルコ側の監視チームも3件(内訳はダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ハマー県2件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 11, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は5月10日、ラッカ県、ダイル・ザウル県で15回の爆撃を実施(2017年5月11日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月10日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は15回で、ダイル・ザウル市近郊(2回)、ラッカ市近郊(11回)、タブカ市近郊(2回)で実施された。

CENTCOM, May 11, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トランプ米政権による「直接」武器供与決定を受け、YPGに重火器、装甲車、戦車が供与される(2017年5月10日)

クッルナー・シュラカー(5月11日付)は、ドナルド・トランプ米政権が西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊への「直接」武器供与を決定したことを受け、ハサカ県マーリキーヤ(ダイリーク)市に展開する人民防衛隊に米国の武器が供与されたと伝え、写真を公開した。

供与されたのは、重火器、装甲車、戦車など。

Kull-na Shuraka’, May 11, 2017
Kull-na Shuraka’, May 11, 2017

AFP, May 11, 2017、AP, May 11, 2017、ARA News, May 11, 2017、Champress, May 11, 2017、al-Hayat, May 12, 2017、Kull-na Shuraka’, May 11, 2017、al-Mada Press, May 11, 2017、Naharnet, May 11, 2017、NNA, May 11, 2017、Reuters, May 11, 2017、SANA, May 11, 2017、UPI, May 11, 2017などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣はトランプ米政権によるYPGへの直接武器供与を「トルコにとっての脅威」と非難(2017年5月10日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、ドナルド・トランプ米政権がラッカ市解放のために西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)への直接武器供与を決定したことに関して、「クルディスタン労働者党(PKK)とYPGはテロ組織で、両者の間には名前以外に違いはない。YPGが手にするいかなる武器もトルコにとっての脅威だ」と述べた。

『ハヤート』(5月11日付)が伝えた。

AFP, May 10, 2017、AP, May 10, 2017、ARA News, May 10, 2017、Champress, May 10, 2017、al-Hayat, May 11, 2017、Kull-na Shuraka’, May 10, 2017、al-Mada Press, May 10, 2017、Naharnet, May 10, 2017、NNA, May 10, 2017、Reuters, May 10, 2017、SANA, May 10, 2017、UPI, May 10, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍がダーイシュの拠点都市タブカ市とユーフラテス・ダムを完全制圧(2017年5月10日)

ラッカ県は、ARA News(5月10日付)、クッルナー・シュラカー(5月10日付)などが西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に近い複数の消息筋の話として、同組織がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、タブカ市およびタブカ・ダム(ユーフラテス・ダム)を完全制圧したと伝えた。

Kull-na Shuraka’, May 10, 2017


AFP, May 10, 2017、AP, May 10, 2017、ARA News, May 10, 2017、Champress, May 10, 2017、al-Hayat, May 11, 2017、Kull-na Shuraka’, May 10, 2017、al-Mada Press, May 10, 2017、Naharnet, May 10, 2017、NNA, May 10, 2017、Reuters, May 10, 2017、SANA, May 10, 2017、UPI, May 10, 2017などをもとに作成。

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トランプ米大統領はラヴロフ・ロシア外務大臣との会談で「シリア政府、イラン、イランのプロキシを抑える」よう求める(2017年5月10日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は米国を訪問し、レッックス・ティラーソン国務長官、そしてドナルド・トランプ大統領と会談し、シリア情勢、クリミア情勢、北朝鮮情勢などについて意見を交わした。

ホワイト・ハウス(5月10日付)の声明によると、ラブロフ外務大臣との会談で、トランプ大統領は、「シリアでの紛争を終わらすために共に行動する必要」を確認するとともに、シリア政府、イラン、そしてイランのプロキシを抑える」ようロシアに求めた。

AP, May 10, 2017

AFP, May 10, 2017、AP, May 10, 2017、ARA News, May 10, 2017、Champress, May 10, 2017、al-Hayat, May 11, 2017、Kull-na Shuraka’, May 10, 2017、al-Mada Press, May 10, 2017、Naharnet, May 10, 2017、NNA, May 10, 2017、Reuters, May 10, 2017、SANA, May 10, 2017、UPI, May 10, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合はラッカ県サーリヒーヤ村を爆撃し、子供4人を含む11人を殺害(2017年5月10日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合と思われる戦闘機がラッカ市北部のサーリヒーヤ村を空爆し、子供4人を含む11人が死亡した。

AFP, May 10, 2017、AP, May 10, 2017、ARA News, May 10, 2017、Champress, May 10, 2017、al-Hayat, May 11, 2017、Kull-na Shuraka’, May 10, 2017、al-Mada Press, May 10, 2017、Naharnet, May 10, 2017、NNA, May 10, 2017、Reuters, May 10, 2017、SANA, May 10, 2017、UPI, May 10, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは12件の停戦違反を、トルコ側は8件の違反を確認(2017年5月10日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月10日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が7件、ラタキア県が4件、ハマー県が5件。

またトルコ側の監視チームも8件(内訳はダマスカス県・ダマスカス郊外県3件、ハマー県5件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間に、イドリブ県タルマラ村、クナイトラ県マジャル・シャムス(Majal Shams、マジュダル・シャムス村のことか?)村、スィドヤーナー(Sidiana)村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は1,495市町村、武装組織の数は218組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 10, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は5月9日、ダイル・ザウル県、ラッカ県で11回の爆撃を実施(2017年5月10日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月9日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して21回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は11回で、ブーカマール市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、タブカ市近郊(7回)で実施された。

CENTCOM, May 10, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国防総省報道官「トランプ大統領は米国によるYPGへの直接武器供与を許可した」(2017年5月9日)

米国防総省のデーナ・ホワイト報道官は、ジェームズ・マティス国防長官に同行して訪問中のリトアニアで、ドナルド・トランプ政権が西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に対して直接武器供与を許可したと発表した。

ホワイト報道官は声明で「我々はトルコの安全保障上の懸念を充分承知している…。米国はこれ以上のいかなる安全保障上の脅威も阻止し、NATOのパートナーであるトルコを守ることに専念する、我々はそのようにトルコの国民と政府を安心させたい」としつつ、ダーイシュ(イスラーム国)の中心都市であるラッカ市解放に向けた戦いでの「明確な勝利を保障するための必要な措置」として、人民防衛隊への「直接」武器供与に踏み切ることをトランプ大統領は許可したことを明らかにした。

米国は、これまでにも人民防衛隊に武器兵站支援、技術支援を行っているが、「直接」支援ではなく、人民防衛隊主体のシリア民主軍に支援を行っているとして、西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党(PYD)や人民防衛隊を「テロ組織」とみなすトルコに配慮してきた。


AFP, May 9, 2017、AP, May 9, 2017、ARA News, May 9, 2017、Champress, May 9, 2017、al-Hayat, May 10, 2017、Kull-na Shuraka’, May 9, 2017、al-Mada Press, May 9, 2017、Naharnet, May 9, 2017、NNA, May 9, 2017、Reuters, May 9, 2017、SANA, May 9, 2017、UPI, May 9, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍とダーイシュはタブカ市で戦闘を続ける(2017年5月9日)

ラッカ県では、ARA News(5月9日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がタブカ市(サウラ市)の第1地区、第2地区でダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦した。

また、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合と思われる戦闘機がラッカ市各所を空爆した。

AFP, May 9, 2017、AP, May 9, 2017、ARA News, May 9, 2017、Champress, May 9, 2017、al-Hayat, May 10, 2017、Kull-na Shuraka’, May 9, 2017、al-Mada Press, May 9, 2017、Naharnet, May 9, 2017、NNA, May 9, 2017、Reuters, May 9, 2017、SANA, May 9, 2017、UPI, May 9, 2017などをもとに作成。

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ヨルダン北部のラクバーン地区にあるシリア人難民キャンプの支援物資配給ポイントを管理する部族自由人軍が発砲を受け、1人死亡(2017年5月9日)

クッルナー・シュラカー(5月9日付)が伝えたところによると、ヨルダン北部のシリア国境地帯に位置するルクバーン地区のシリア人難民キャンプにある支援物資配給ポイントが発砲を受け、部族自由人軍の戦闘員1人が死亡した。

この配給ポイントは国連の人道支援物資を難民に配給するため設置され、部族自由人軍が管理していたという。

Kull-na Shuraka’, May 9, 2017

 

AFP, May 9, 2017、AP, May 9, 2017、ARA News, May 9, 2017、Champress, May 9, 2017、al-Hayat, May 10, 2017、Kull-na Shuraka’, May 9, 2017、al-Mada Press, May 9, 2017、Naharnet, May 9, 2017、NNA, May 9, 2017、Reuters, May 9, 2017、SANA, May 9, 2017、UPI, May 9, 2017などをもとに作成。

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ロシア・シリア両軍はアレッポ県におけるダーイシュ最後の拠点都市マスカナ市一帯で攻勢を強める(2017年5月9日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月9日付)によると、県東部におけるダーイシュ(イスラーム国)最後の拠点都市マスカナ市に近いラスム・ファーリフ村の郊外で、ロシア軍が車を爆撃し、女性7人を含む住民少なくとも16人が死亡した。

また、ARA News(5月9日付)によると、シリア軍地上部隊がマスカナ市一帯、ジャッラーフ航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(5月9日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部墓地地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、またムーハサン市、ムッラート村、ブー・ウマル村を空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシューマリーヤ山地一帯、タドムル市郊外の穀物サイロ地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, May 9, 2017、AP, May 9, 2017、ARA News, May 9, 2017、Champress, May 9, 2017、al-Hayat, May 10, 2017、Kull-na Shuraka’, May 9, 2017、al-Mada Press, May 9, 2017、Naharnet, May 9, 2017、NNA, May 9, 2017、Reuters, May 9, 2017、SANA, May 9, 2017、UPI, May 9, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは12件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2017年5月9日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月9日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が3件、ラタキア県が4件、ダルアー県が1件、ハマー県が3件。

またトルコ側の監視チームも2件(内訳はダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ハマー県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間に、ダルアー県のジャディーヤ村、イドリブ県のKursian、ラジャム・クット村、al-Hrayba、ブランナーン村、ハワー村、Jaydet-Nuaf、Um-Hlahi、Shaaraの代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は1,492市町村、武装組織の数は213組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 9, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は5月8日、ダイル・ザウル県、ラッカ県などで16回の爆撃を実施(2017年5月9日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月8日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して27回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は16回で、ブーカマール市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(4回)、ラッカ市近郊(3回)、タブカ市近郊(8回)で実施された。

CENTCOM, May 9, 2017をもとに作成。

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