ロシアのラヴロフ外務大臣はシリアでの「テロとの戦い」でロシアと協力できないと述べたマクガーク米大統領特使を「前政権の姿勢」と非難(2017年2月20日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ブレット・マクガーク米大統領特使(有志連合調整担当)がシリアでのダーイシュ(イスラーム国)との「テロとの戦い」においてロシアとの協力は不可能だと述べたことに関して、「(バラク・オバマ)前政権の姿勢、前政権期のペンタゴンの姿勢で、この発言が、個人的な職務怠慢に過ぎないことを願っている。なぜならマクガーク氏は旧政権を代表しているに過ぎないからだ」と批判した。

マクガーク氏は19日、ミュンヘンでの第53回安全保障会議で、ロシアがシリア軍による民間人や反体制派への空爆を支援している限り、ロシアとは協力できないと発言していた。

『ハヤート』(2月21日付)が伝えた。

AFP, February 20, 2017、AP, February 20, 2017、ARA News, February 20, 2017、Champress, February 20, 2017、al-Hayat, February 21, 2017、Iraqi News, February 20, 2017、Kull-na Shuraka’, February 20, 2017、al-Mada Press, February 20, 2017、Naharnet, February 20, 2017、NNA, February 20, 2017、Reuters, February 20, 2017、SANA, February 20, 2017、UPI, February 20, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省はロシア軍兵士4人が手製の爆弾の爆発に巻き込まれて死亡したと発表(2017年2月20日)

ロシア国防省は声明を出し、2月16日にロシア軍兵士4人が手製の爆弾の爆発に巻き込まれて死亡したと発表した。

死亡した4人は、ラタキア県のフマイミーム航空基地からヒムス県方面に移動するシリア軍の車列に同行中に爆発に巻き込まれたという。

AFP, February 20, 2017、AP, February 20, 2017、ARA News, February 20, 2017、Champress, February 20, 2017、al-Hayat, February 21, 2017、Iraqi News, February 20, 2017、Kull-na Shuraka’, February 20, 2017、al-Mada Press, February 20, 2017、Naharnet, February 20, 2017、NNA, February 20, 2017、Reuters, February 20, 2017、SANA, February 20, 2017、UPI, February 20, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は2月18日、ダイル・ザウル県、ラッカ県などに対して26回の爆撃を実施(2017年2月19日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月18日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して40回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は26回で、ブーカマール市近郊(3回)、バーブ市近郊(3回)、ラッカ市近郊(10回)、ダイル・ザウル市近郊(10回)に対して攻撃が行われた。

AFP, February 20, 2017、AP, February 20, 2017、ARA News, February 20, 2017、Champress, February 20, 2017、al-Hayat, February 21, 2017、Iraqi News, February 20, 2017、Kull-na Shuraka’, February 20, 2017、al-Mada Press, February 20, 2017、Naharnet, February 20, 2017、NNA, February 20, 2017、Reuters, February 20, 2017、SANA, February 20, 2017、UPI, February 20, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍によるダーイシュ拠点都市バーブ市への攻撃で住民5人が死亡(2017年2月19日)

アレッポ県では、ARA News(2月19日付)が、トルコ軍の発表として伝えたによると、トルコ軍地上部隊がバーブ市内のダーイシュ(イスラーム国)拠点への空爆・砲撃を続けた。

この攻撃により、バーブ市内で住民5人が死亡、10人が負傷した。

AFP, February 19, 2017、AP, February 19, 2017、ARA News, February 19, 2017、Champress, February 19, 2017、al-Hayat, February 20, 2017、Iraqi News, February 19, 2017、Kull-na Shuraka’, February 19, 2017、al-Mada Press, February 19, 2017、Naharnet, February 19, 2017、NNA, February 19, 2017、Reuters, February 19, 2017、SANA, February 19, 2017、UPI, February 19, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍の後援を受ける反体制武装集団がロジャヴァ支配下のタッル・リフアト市(アレッポ県)を砲撃(2017年2月18日)

アレッポ県では、ARA News(2月18日付)によると、トルコ軍の後援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が、西クルディスタン移行期民政局支配下のアフリーン市郊外のタッル・リフアト市を砲撃した。

AFP, February 18, 2017、AP, February 18, 2017、ARA News, February 18, 2017、Champress, February 18, 2017、al-Hayat, February 19, 2017、Iraqi News, February 18, 2017、Kull-na Shuraka’, February 18, 2017、al-Mada Press, February 18, 2017、Naharnet, February 18, 2017、NNA, February 18, 2017、Reuters, February 18, 2017、SANA, February 18, 2017、UPI, February 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室はバーブ市でダーイシュと一進一退の攻防を続ける(2017年2月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市各所を空爆・砲撃し、男女2人が死亡した。

同監視団によると2016年11月13日にトルコ軍および同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がバーブ市に対する作戦を開始して以降、同市で死亡した民間人のかずは432人に上っているという。

トルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室はまた、バーブ市西部、北部一帯でダーイシュとの戦闘を続けた。

しかし、ARA News(2月18日付)によると、ダーイシュはこの戦闘で、バーブ市北部のラーイー交差点、シハービー農場を奪還した。

一方、ARA News(2月18日付)によると、トルコ軍と同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室が、バーブ市郊外のバザーア村、カッバースィーン村にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して激しい攻撃を加えた。

AFP, February 18, 2017、AP, February 18, 2017、ARA News, February 18, 2017、Champress, February 18, 2017、al-Hayat, February 19, 2017、Iraqi News, February 18, 2017、Kull-na Shuraka’, February 18, 2017、al-Mada Press, February 18, 2017、Naharnet, February 18, 2017、NNA, February 18, 2017、Reuters, February 18, 2017、SANA, February 18, 2017、UPI, February 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダマスカス県東部各所を砲撃し10人以上が死亡(2017年2月18日)

ダマスカス県では、ARA News(2月18日付)によると、シリア軍はハラスター市(ダマスカス郊外県)とダマスカス県カーブーン地区間で葬儀の会葬者を地対地ミサイルと思われる砲弾などで砲撃し、民間人10人が死亡、数十人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍がバルザ区、ティシュリーン地区、カーブーン地区一帯を激しく砲撃し、女性1人を含む3人が死亡、数十人が負傷した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市、バイト・ナーイム村一帯を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍などからなる堅固な建造物作戦司令室が侵攻を続けるダルアー市マンシヤ地区、ウンム・マヤーズィン町、ブスラー・シャーム市、ヤードゥーダ村、ヌアイマ村、マアルバ町などを戦闘機およびヘリコプター(所属明示せず)が70回以上にわたり激しく空爆し、少なくとも10人が死亡した。

またダルアー市マンシヤ地区では、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が激しく交戦した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒムス市ワアル地区を砲撃、また戦闘機(所属明示せず)が同地を空爆した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がタマーニア町、バアルブー村、タッル・アース村を空爆した。

同地は、シャーム解放機構が旧ジュンド・アクサー機構(アクサー旅団)との戦闘の末に制圧したばかり。

一方、SANA(2月18日付)によると、シリア軍がフバイト村、ラカーヤー・サジュナ村でシャーム解放機構の拠点を攻撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がアレッポ市ハムダーニーヤ地区、ハラブ・ジャディーダ地区を砲撃する一方、シリア軍もシャーム解放機構やシャーム軍団の支配下にあるラーシディーン地区一帯を砲撃した。

**

ハマー県では、SANA(2月18日付)によると、シリア軍がアトシャーン村でシャーム解放機構の車輌を攻撃した。

AFP, February 18, 2017、AP, February 18, 2017、ARA News, February 18, 2017、Champress, February 18, 2017、al-Hayat, February 19, 2017、Iraqi News, February 18, 2017、Kull-na Shuraka’, February 18, 2017、al-Mada Press, February 18, 2017、Naharnet, February 18, 2017、NNA, February 18, 2017、Reuters, February 18, 2017、SANA, February 18, 2017、UPI, February 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合がダーイシュ支配下のラッカ市近郊の橋を爆撃で破壊(2017年2月18日)

ラッカ県では、SANA(2月18日付)によると、米主導の有志連合がラッカ市東部郊外マアダーン町郊外にあるマガッラ橋を空爆し、破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市北東部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦する一方、戦闘機(所属明示せず)がタブカ・ダム近郊を空爆した。

ARA News(2月18日付)によると、シリア民主軍はシュワイハーン村を制圧したという。

AFP, February 18, 2017、AP, February 18, 2017、ARA News, February 18, 2017、Champress, February 18, 2017、al-Hayat, February 19, 2017、Iraqi News, February 18, 2017、Kull-na Shuraka’, February 18, 2017、al-Mada Press, February 18, 2017、Naharnet, February 18, 2017、NNA, February 18, 2017、Reuters, February 18, 2017、SANA, February 18, 2017、UPI, February 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は2月15~17日にかけてYPG主体のシリア民主軍、シリア軍がダーイシュと戦うラッカ市一帯、タドムル市一帯を重点的に爆撃(2017年2月18日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月15~17日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

2月15日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して24回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は15回で、ブーカマール市近郊(2回)、シャッダーディー市近郊(4回)、ラッカ市近郊(5回)、ダイル・ザウル市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

2月16日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して41回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は34回で、ブーカマール市近郊(5回)、バーブ市近郊(1回)、ラッカ市近郊(17回)、ダイル・ザウル市近郊(11回)に対して攻撃が行われた。

2月17日はシリア、イラク領内のダーイシュ(ダーイシュ)拠点などに対して20回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は15回で、ブーカマール市近郊(1回)、バーブ市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(2回)、ラッカ市近郊(7回)、ダイル・ザウル市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

AFP, February 18, 2017、AP, February 18, 2017、ARA News, February 18, 2017、Champress, February 18, 2017、al-Hayat, February 19, 2017、Iraqi News, February 18, 2017、Kull-na Shuraka’, February 18, 2017、al-Mada Press, February 18, 2017、Naharnet, February 18, 2017、NNA, February 18, 2017、Reuters, February 18, 2017、SANA, February 18, 2017、UPI, February 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・ロシア両軍はダルアー市一帯を20回以上にわたり激しく爆撃(2017年2月17日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア・ロシア両軍がダルアー市内各所を10回以上、ヌアイマ村を6回以上にわたり空爆したほか、シリア軍がダーイル町を砲撃し、男性1人が死亡、複数が負傷した。

また、クッルナー・シュラカー(2月17日付)によると、ロシア軍による空爆はブスラー・シャーム市、サイダー町、ヌアイマ村、ウンム・マヤーズィン町、ダルアー市各所(カーシフ地区など)を30回以上にわたり空爆した。

一方、SANA(2月17日付)によると、シリア軍がダルアー市の旧税関地区南部、西ガーリヤ橋西部、ヌアイマ村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

これに対して、シャーム解放機構はダルアー市内の東カーシフ地区を砲撃し、住民3人が死亡、5人が負傷した。

Kull-na Shuraka', February 17, 2017
Kull-na Shuraka’, February 17, 2017

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区で活動を続ける反体制武装集団がタルトゥース市とヒムス市を結ぶ高速道路一帯を狙撃する一方、シリア軍はハウラ地方、ブルジュ・カーイー村を砲撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタイバト・イマーム市各所、カフルズィーター市、ラターミナ町、バーナ村、ジャービリーヤ村、サラミーヤ市西部郊外のサトヒーヤート地区を空爆した。

シリア軍はまた、カルアト・マディーク町一帯にビラを散布し、反体制武装集団に投降を呼びかけた。

これに対して、ジハード主義武装集団はサルハブ市、ラビーア村を砲撃した。

一方、SANA(2月17日付)によると、シリア軍がカルカート村、サイヤード村、タイバト・イマーム市でシャーム解放機構の拠点などを空爆、攻撃した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がマダーヤー町を空爆、またシリア軍がシャフシャブー山のウライニバ村一帯を「樽爆弾」で攻撃した。

一方、マアッラト・ヌウマーン市では、反体制武装集団の統合と体制打倒を訴えるデモが発生した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区への空爆で子供1人と女性1人が死亡した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市で反体制武装集団の統合とダルアー市との連帯を訴えるデモが発生した。

**

スワイダー県では、SANA(2月17日付)によると、シャーム解放機構がバカー村、バルド村、ムジャイミル村を砲撃し、住民1人が死亡した。

AFP, February 17, 2017、AP, February 17, 2017、ARA News, February 17, 2017、Champress, February 17, 2017、al-Hayat, February 18, 2017、Iraqi News, February 17, 2017、Kull-na Shuraka’, February 17, 2017、al-Mada Press, February 17, 2017、Naharnet, February 17, 2017、NNA, February 17, 2017、Reuters, February 17, 2017、SANA, February 17, 2017、UPI, February 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室は、アレッポ県北西部でロジャヴァ支配下の村を砲撃(2017年2月17日)

アレッポ県では、ARA Newa(2月17日付)によると、トルコ軍の支援を受ける武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市郊外のカトマ村を砲撃した。

またマーリア市郊外のシャイフ・イーサー村一帯では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とハワール・キリス作戦司令室が交戦した。

AFP, February 17, 2017、AP, February 17, 2017、ARA News, February 17, 2017、Champress, February 17, 2017、al-Hayat, February 18, 2017、Iraqi News, February 17, 2017、Kull-na Shuraka’, February 17, 2017、al-Mada Press, February 17, 2017、Naharnet, February 17, 2017、NNA, February 17, 2017、Reuters, February 17, 2017、SANA, February 17, 2017、UPI, February 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍はラッカ県タッル・アブヤド市郊外で民家5棟を破壊(2017年2月17日)

ラッカ県では、ARA Newa(2月17日付)によると、トルコ軍が国境沿いのユーフラテス河畔に位置するタッル・アブヤド市近郊のサリーブ・カッラーン村で民家5棟を破壊した。

AFP, February 17, 2017、AP, February 17, 2017、ARA News, February 17, 2017、Champress, February 17, 2017、al-Hayat, February 18, 2017、Iraqi News, February 17, 2017、Kull-na Shuraka’, February 17, 2017、al-Mada Press, February 17, 2017、Naharnet, February 17, 2017、NNA, February 17, 2017、Reuters, February 17, 2017、SANA, February 17, 2017、UPI, February 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「シリアの友連絡グループ」はトランプ政権発足後初となる外相会合を開催(2017年2月17日)

G20外相会議に出席するためにドイツのボンを訪問中の「シリアの友連絡グループ」の外相会合を開いた。

「シリアの友連絡グループ」が外相会合を開くのは、ドナルド・トランプ米政権発足後初めて。

会合後、ドイツのジグマール・ガブリエル外務大臣は「すべての参加者は政治的解決を欲している。なぜなら、軍事的解決はシリアに和平をもたさないからだ」と述べた。

またフランスのジャン=マルク・エロー外務大臣は「米国とともにシリアのこの問題について信頼できる対話を行うのが肝要で重要だ…。我々は、今朝みなでこのことに合意した」と述べた。

エロー外務大臣はまた「アサド政権に圧力をかけ、反体制派すべてをテロリストのみなさないようにさせるようロシアに求めている。さもなければ、ジュネーブでの協議は行われないだろう」と付言した。

AFP, February 17, 2017、AP, February 17, 2017、ARA News, February 17, 2017、Champress, February 17, 2017、al-Hayat, February 18, 2017、Iraqi News, February 17, 2017、Kull-na Shuraka’, February 17, 2017、al-Mada Press, February 17, 2017、Naharnet, February 17, 2017、NNA, February 17, 2017、Reuters, February 17, 2017、SANA, February 17, 2017、UPI, February 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア、トルコ、イランは停戦監視、捕虜逮捕者交換、「テロとの戦い」に向けた作業グループ設置で合意(2017年2月17日)

カザフスタンの首都アスタナでのシリア政府と反体制武装集団の和平協議(アスタナ2会議)を仲介するロシア、トルコ、イランの三カ国は、国連の参加のもと、シリア国内での停戦監視、捕虜・逮捕者の交換、ダーイシュ(イスラーム国)とシャーム解放機構に対する「テロとの戦い」にかかる三カ国作業グループを設置することに合意した。

三カ国はまた、「穏健な反体制派」とテロ組織の展開地域を画定するための地図作成、停戦違反の特定・対応の仕組みの構築について引き続き協議することを確認した。

『ハヤート』(2月18日付)によると、三カ国の合意は、ロシアが提示した三つの文書に基づくもの。

三つの文書とは、①停戦監視合同委員会設置に関する文書、②停戦違反の特定および対応の仕組みに関する文書、③停戦の対象となる「穏健な反体制派」とテロリストの展開地域を画定した地図作成および両者の峻別に関する文書。

このうち、合意されたのは①のみで、②③については、アスタナでの会議で、シリア政府、反体制武装集団を含む関係当時者によって審議され、合意がめざされているという。

なお、ロシア外務省によると、セルゲイ・ラブロフ外務大臣、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣、イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は電話会談で「テロとの戦いに向けた連携強化、停戦の強化、政治的問題解決への参与」に関して協議したという。

AFP, February 17, 2017、AP, February 17, 2017、ARA News, February 17, 2017、Champress, February 17, 2017、al-Hayat, February 18, 2017、Iraqi News, February 17, 2017、Kull-na Shuraka’, February 17, 2017、al-Mada Press, February 17, 2017、Naharnet, February 17, 2017、NNA, February 17, 2017、Reuters, February 17, 2017、SANA, February 17, 2017、UPI, February 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリアの外務在外居住者省は国連に書簡を送り、トルコの度重なる領土侵犯を非難(2017年2月17日)

シリアの外務在外居住者省は国連事務総長および安保理議長に書簡を送り、トルコが2016年12月半ばから2017年1月半ばにかけて、ハサカ県アームーダー市郊外のトゥーキー村、ハルザ村一帯、ジュワーディーヤ村近郊のアタバ村一帯、アレッポ県アフリーン市郊外のアラブ・ジュムア村、カルマトラク村、ハザフィーヤ村一帯などに重機を投入し、樹木伐採、堀や道路建設を違法に建設していると報告、トルコの領土侵犯を厳しく非難するとともに、安保理に国際の平和と安定を守るため責任ある行動をとるよう要請した。
SANA(2月17日付)が伝えた。


AFP, February 17, 2017、AP, February 17, 2017、ARA News, February 17, 2017、Champress, February 17, 2017、al-Hayat, February 18, 2017、Iraqi News, February 17, 2017、Kull-na Shuraka’, February 17, 2017、al-Mada Press, February 17, 2017、Naharnet, February 17, 2017、NNA, February 17, 2017、Reuters, February 17, 2017、SANA, February 17, 2017、UPI, February 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍長距離爆撃機がイラン、イラク領空を通過し、シリア領空に飛来、ラッカ市郊外のダーイシュ拠点を爆撃(2017年2月17日)

ロシア国防省は、ロシア空軍の長距離戦略爆撃機Tu-95MS複数機がロシアからイラン、イラク領空を通過し、シリア領空に飛来、ラッカ市郊外のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して爆撃を実施した。

空爆はダーイシュダーイシュの教練キャンプ、司令部などに対して重点的に行われたという。


AFP, February 17, 2017、AP, February 17, 2017、ARA News, February 17, 2017、Champress, February 17, 2017、al-Hayat, February 18, 2017、Iraqi News, February 17, 2017、Kull-na Shuraka’, February 17, 2017、al-Mada Press, February 17, 2017、Naharnet, February 17, 2017、NNA, February 17, 2017、Reuters, February 17, 2017、SANA, February 17, 2017、UPI, February 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍はバーブ市を爆撃し民間人10人あまりを殺害、有志連合はラッカ県タブカ市一帯を爆撃し民間人10人以上を殺害(2017年2月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市を砲撃し、女性3人を含む民間人9人が死亡した(クッルナー・シュラカー(2月17日付)によると、死亡したのは民間人19人)。

一方、シリア軍、ヒズブッラーのエリート部隊、ロシア軍機甲大隊は、バーブ市南部のダイル・ハーフィル市近郊の戦略的要衝の丘をダーイシュから奪取した。

またARA Newa(2月17日付)によると、シリア軍はシュハイリフ村をダーイシュとの戦闘の末に制圧した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合がタブカ市、ティシュリーン農場を空爆し女性1人、子供2人を含む11人が死亡した(クッルナー・シュラカー(2月17日付)によると、死亡したのは民間人18人)。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市西部郊外の柑橘農園一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(2月17日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにタドムル市西部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、柑橘農園内のキラービーヤ村を制圧した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍が、電気保全旅団、ラッカ橋一帯、バルーク丘北部、ダイル・ザウル市ジュバイリーヤ地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, February 17, 2017、AP, February 17, 2017、ARA News, February 17, 2017、Champress, February 17, 2017、al-Hayat, February 18, 2017、Iraqi News, February 17, 2017、Kull-na Shuraka’, February 17, 2017、al-Mada Press, February 17, 2017、Naharnet, February 17, 2017、NNA, February 17, 2017、Reuters, February 17, 2017、SANA, February 17, 2017、UPI, February 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アスタナ2会議は、カザフスタン入りした反体制武装集団が出席を拒むなかで開幕、シリア政府代表は反体制派の「無責任」な遅刻を非難(2017年2月16日)

カザフスタンの首都アスタナで、同国外務省主催によるシリア政府と反体制武装集団の和平協議(アスタナ2会議)が開幕した。

しかし、ARA News(2月16日付)によると、反体制武装集団の代表団が遅れてアスタナ入りし、またシリア・ロシア両軍による空爆継続を理由に開会式への出席を拒否したため、開会は予定より2時間遅れた。

また、初日の会合は、反体制武装集団の代表団が欠席したまま行われた。

**

アスタナに到着した反体制武装集団代表団の団長を務めるイスラーム軍のムハンマド・アッルーシュ氏は「ロシアが空爆停止を誓約するまで議場には入らない」と述べているという。

**

『ハヤート』(2月17日付)などによると、シリア政府の代表団長を務めるバッシャール・ジャアファリー国連シリア代表は会合後の記者会見で、反体制武装集団側が「政治的解決を信じる勢力とテロリストを峻別する合意への署名を拒否している」と指摘するとともに、「反体制武装集団とトルコの代表団の無責任な遅刻ゆえに…アスタナ2会議は閉幕声明を採択することができなくなった」と批判した。

一方、ロシアとイランの代表は、停戦維持や対話開始への支持を表明した。

SANA, February 16, 2017
SANA, February 16, 2017

AFP, February 16, 2017、AP, February 16, 2017、ARA News, February 16, 2017、Champress, February 16, 2017、al-Hayat, February 17, 2017、Iraqi News, February 16, 2017、Kull-na Shuraka’, February 16, 2017、al-Mada Press, February 16, 2017、Naharnet, February 16, 2017、NNA, February 16, 2017、Reuters, February 16, 2017、SANA, February 16, 2017、UPI, February 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はロシアの国防相、外務相と相次いで会談(2017年2月16日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はロシアを訪問し、セルゲイ・ショイグ国防大臣、セルゲイ・ラブロフ外務大臣と個別に会談し、シリア情勢への対応について意見を交わした。

会談で、ショイグ国防大臣は「政府軍と穏健な反体制派の直接戦闘を終わった」との見方を示すとともに、「穏健な反体制派とテロ組織の支配地域を正確な地図」案を、ロシアがアスタナ2会議の交渉に向けて作成したことを明らかにし、この案が承認されることへの期待を寄せた。

また政治プロセスについては、ロシアが提案した新憲法草案をシリア社会全体で検討する必要があると述べた。

これに対して、デミストゥラ氏は、アスタナでのロシア、トルコ、イラン仲介によるシリア政府と反体制武装集団との交渉で停戦が確固たるものとなれば、紛争終結への地平が切り開かれると述べる一方、現在も一部地域で戦闘が続いていることに懸念を示した。

一方、ラブロフ外務大臣は、ロシアによる新憲法草案提起について、憲法をめぐるさまざまな草案を議論することを促すことが目的だと述べる一方、停戦地域の拡大への取り組みを継続する意思を示した。

『ハヤート』(2月17日付)が伝えた。

SANA, February 16, 2017
SANA, February 16, 2017

AFP, February 16, 2017、AP, February 16, 2017、ARA News, February 16, 2017、Champress, February 16, 2017、al-Hayat, February 17, 2017、Iraqi News, February 16, 2017、Kull-na Shuraka’, February 16, 2017、al-Mada Press, February 16, 2017、Naharnet, February 16, 2017、NNA, February 16, 2017、Reuters, February 16, 2017、SANA, February 16, 2017、UPI, February 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.


米国のティラーソン新国務長官がロシアのラヴロフ外務大臣と初会談、シリア情勢、ウクライナ情勢について意見を交わす(2017年2月16日)

米国のレックス・ティラーソン新国務長官は、G20外相会議出席のため、ドイツ西部のボンを訪問、同地でロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と個別会談を行い、シリア情勢、ウクライナ情勢について意見を交わした。

シリア情勢については、会談後、ラブロフ外務大臣は、「テロとの戦い」やシリア情勢への対応において協力することに共通の利益があることを確認したと述べた。

『ハヤート』(2月17日付)が伝えた。

一方、カザフスタン外務省は、反体制武装集団9組織が17日にアスタナに到着し、18日から会議に参加すると発表した。

AFP, February 16, 2017、AP, February 16, 2017、ARA News, February 16, 2017、Champress, February 16, 2017、al-Hayat, February 17, 2017、Iraqi News, February 16, 2017、Kull-na Shuraka’, February 16, 2017、al-Mada Press, February 16, 2017、Naharnet, February 16, 2017、NNA, February 16, 2017、Reuters, February 16, 2017、SANA, February 16, 2017、UPI, February 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.


トルコのイシク国防省「トランプ政権はシリアでのダーイシュに対する「テロとの戦い」においてYPGとの連携に固執していない」(2017年2月16日)

トルコのフィクリ・イシク国防大臣は、ドナルド・トランプ米政権がダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」において、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との連携に固執していないと述べた。

イシク国防大臣は、訪問先のブリュッセルで記者団に対して、「もしラッカでの作戦を成功させたいなら、同地域で、人民防衛隊(YPG)抜きでアラブ人部隊とともに作戦を遂行せねばならない…。米国の新政権はこのことについて(前政権と)異なった方法をとろうとしている。もはや、人民防衛隊が参加するかたちでの作戦にはこだわってはいない」。と述べた。

AFP, February 16, 2017、AP, February 16, 2017、ARA News, February 16, 2017、Champress, February 16, 2017、al-Hayat, February 17, 2017、Iraqi News, February 16, 2017、Kull-na Shuraka’, February 16, 2017、al-Mada Press, February 16, 2017、Naharnet, February 16, 2017、NNA, February 16, 2017、Reuters, February 16, 2017、SANA, February 16, 2017、UPI, February 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がダーイシュの拠点都市バーブ市の住宅街を爆撃、女性8人と子供11人を含む24人を殺害(2017年2月16日)

アレッポ県では、SANA(2月16日付)、ARA News(2月16日付)によると、トルコ軍がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市内の住宅街を空爆し、女性8人と子供11人を含む24人を殺害した。

AFP, February 16, 2017、AP, February 16, 2017、ARA News, February 16, 2017、Champress, February 16, 2017、al-Hayat, February 17, 2017、Iraqi News, February 16, 2017、Kull-na Shuraka’, February 16, 2017、al-Mada Press, February 16, 2017、Naharnet, February 16, 2017、NNA, February 16, 2017、Reuters, February 16, 2017、SANA, February 16, 2017、UPI, February 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は2月15日、ダイル・ザウル県、ラッカ県、ハサカ県に対して15回の爆撃を実施(2017年2月16日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月15日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して24回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は15回で、ブーカマール市近郊(2回)、シャッダーディー市近郊(4回)、ラッカ市近郊(5回)、ダイル・ザウル市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

AFP, February 16, 2017、AP, February 16, 2017、ARA News, February 16, 2017、Champress, February 16, 2017、al-Hayat, February 17, 2017、Iraqi News, February 16, 2017、Kull-na Shuraka’, February 16, 2017、al-Mada Press, February 16, 2017、Naharnet, February 16, 2017、NNA, February 16, 2017、Reuters, February 16, 2017、SANA, February 16, 2017、UPI, February 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とダーイシュがバーブ市内で一進一退の攻防を続けるなか、シリア軍は同市の南東部一帯で支配地域を拡大(2017年2月15日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ARA News(2月15日付)によると、トルコ軍および同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室が、バーブ市一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

また、シリア軍、ヒズブッラーのエリート部隊、そしてロシア軍機甲大隊も、バーブ市南部のターディフ市一帯で進攻し、ダーイシュとの戦闘の末、同市に隣接するアブー・タルタル村を制圧した。

シリア軍はまた、ターディフ市南東部に位置するダイル・ハーフィル市郊外のラスム・カマー村、サスム・カビール村、マシュラファ村、ビージャーン村を制圧した。

シリア軍はダーイシュの支配下にあるダイル・ハーフィル市から8~9キロの地点まで接近したという。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部の電気保全旅団基地、ティーム電力会社一帯、ルーワード丘、バルーク丘西部、ブガイリーヤ村、フサイニーヤ町でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

シリア軍はまた、予備部隊とともに、墓地地区一帯に侵攻しようとしたダーイシュを撃退した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市西部郊外の柑橘園一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がタドムル市西部郊外の柑橘農園一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地における制圧地域を拡大した。

シリア軍はまた、ヒヤーン・ガス社一帯でダーイシュの拠点を攻撃した。

AFP, February 15, 2017、AP, February 15, 2017、ARA News, February 15, 2017、Champress, February 15, 2017、al-Hayat, February 16, 2017、Iraqi News, February 15, 2017、Kull-na Shuraka’, February 15, 2017、al-Mada Press, February 15, 2017、Naharnet, February 15, 2017、NNA, February 15, 2017、Reuters, February 15, 2017、SANA, February 15, 2017、UPI, February 15, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー市マンシヤ地区でシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の攻防続く(2017年2月15日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団(堅固な建造物作戦司令室)が進攻中のダルアー市マンシヤ地区に対して、ヘリコプターで爆撃するとともに、地対地ミサイルで激しい砲撃を加えた。

ロイター通信(2月15日付)は、反体制武装集団戦闘員や目撃者の話として、ロシア軍戦闘機も同地を激しく空爆したと伝えた。

クッルナー・シュラカー(2月15日付)、ARA News(2月15日付)によると、シリア軍の砲撃により、民間人16人が死亡、シリア・ロシア両軍の空爆によって、ヤードゥーダ村などに設置された野戦病院6カ所が利用不能となったという。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍はダルアー市内の難民キャンプ地区、クーム・ルンマーン地区、西ガーリヤ村一帯、ヤードゥーダ村南部、タッル・シハーブ町一帯でシャーム解放機構に所属する反体制武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、ダルアー市マンシヤ地区に侵攻しようとした反体制武装集団を撃退した。

これに対して、シャーム解放機構に所属する反体制武装集団は、ダルアー市マンシヤ地区を砲撃し、1人が死亡、7人が負傷した。

このほか、堅固な建造物作戦司令室は、マンシヤ地区内のシリア軍検問所2カ所を制圧したと発表した。

また、ARA News(2月15日付)によると、ラジャート高原で南部戦線に所属する部族師団のタラール・ハラフ総司令官が爆弾の爆発に巻き込まれ死亡した。

**

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(2月15日付)によると、ロシア軍がラスム・ナイヤード村を空爆し、2人が死亡、多数が負傷した。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がカフル・アイン村、マダーヤー村で旧ジュンド・アクサー機構の拠点を空爆した。

**

クナイトラ県では、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がラウワイヒーニーヤ村、ムシャイリファ村、ウンム・バーティナ村などにあるシャーム解放機構などの反体制武装集団の拠点を砲撃した。

AFP, February 15, 2017、AP, February 15, 2017、ARA News, February 15, 2017、Champress, February 15, 2017、al-Hayat, February 16, 2017、Iraqi News, February 15, 2017、Kull-na Shuraka’, February 15, 2017、al-Mada Press, February 15, 2017、Naharnet, February 15, 2017、NNA, February 15, 2017、Reuters, February 15, 2017、SANA, February 15, 2017、UPI, February 15, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アスタナ2会議が16日に延期となる一方、ジュネーブ4会議に参加する反体制派代表団確定(2017年2月15日)

カザフスタン外務省は声明を出し、15日に開幕を予定していたロシア、トルコ、イラン、ヨルダンの仲介によるシリア政府と反体制武装集団の和平協議「アスタナ2会議」を「技術的理由」により16日に延期すると発表した。

**

クッルナー・シュラカー(2月15日付)は、2月20日に開幕予定のジュネーブ4会議に出席する反体制派の代表団メンバーが確定したと伝えた。

参加が確定したメンバーの氏名と所属は以下の通り:

1. ナスル・ハリーリー(シリア革命反体制勢力国民連立)
2. フアード・アリークー(シリア革命反体制勢力国民連立)
3. アブドゥルアハド・アスティーフー(シリア革命反体制勢力国民連立)
4. ムハンマド・シャマーリー(シリア革命反体制勢力国民連立)
5. アブドゥルマジード・ハンムー(民主的変革諸勢力国民調整委員会)
6. ナシュアト・トゥウマ(民主的変革諸勢力国民調整委員会)
7. アリース・ムフリジュ(民主的変革諸勢力国民調整委員会)
8. バスマ・カドマーニー(無所属)
9. ムハンマド・サブラー(無所属)
10. ハーリド・マハーミード(カイロ・プラットフォーム)
11. アラー・アラファート(モスクワ・プラットフォーム)
12. ラーカーン・ズーカーン(反体制武装集団)
13. ハーリド・アバー(反体制武装集団)
14. ムハンマド・アッルーシュ(イスラーム軍、最高交渉委員会)
15. ファーティフ・ハッスーン(反体制武装集団)
16. ムウタスィム・シャミール(反体制武装集団)
17. アフマド・ウスマーン(反体制武装集団)
18. ズィヤード・ヤリーリー(反体制武装集団)
19. バッシャール・ズウビー(反体制武装集団)
20. ハイサム・ラフマ(反体制武装集団)

また同行する顧問は以下の通り:
1. アブドゥルハミード・アウワーク(無所属)
2. バイダー・ハンムード(無所属)
3. ヒンダーウィー・アブー・アラブ(無所属)
4. ファフド・カーディー(反体制武装集団)
5. アイマン・アブー・ハーシム(反体制武装集団)
6. ムハンマド・ビールクダール(反体制武装集団)
7. ヤフヤー・アリーディー(無所属)
8. ヒシャーム・ムルーワ(シリア革命反体制勢力国民連立)
9. サイード・ナクラシュ(反体制武装集団)
10. イサーム・ライイス(反体制武装集団)
11. ターリク・クルディー(反体制武装集団)
12. ファーイズ・アスマル(反体制武装集団)
13. ラドワーン・ラフィーア(反体制武装集団)
14. ディーマー・ムーサー(シリア革命反体制勢力国民連立)
15. ウカーブ・ヤフヤー(シリア革命反体制勢力国民連立)
16. ハウワース・ハリール(シリア革命反体制勢力国民連立)
17. ウサーマ・タッルジュー(シリア革命反体制勢力国民連立)
18. ヌーラー・ガーズィー(民主的変革諸勢力国民調整委員会)
19. ハラフ・ダーフード(民主的変革諸勢力国民調整委員会)
20. ムハンマド・ザキー・フワイディー(民主的変革諸勢力国民調整委員会)

同行記者は以下の通り:
1. アフマド・カーミル
2. イブラーヒーム・ジャビーン
3. アブドゥッラヒーウ・ラブニーヤ
4. ファラフ・アタースィー
5. ラバー・ハッブーシュ
6. マダッル・アスアド
7. アフマド・ラマダーン
8. アスアド・ハンナー

AFP, February 15, 2017、AP, February 15, 2017、ARA News, February 15, 2017、Champress, February 15, 2017、al-Hayat, February 16, 2017、Iraqi News, February 15, 2017、Kull-na Shuraka’, February 15, 2017、al-Mada Press, February 15, 2017、Naharnet, February 15, 2017、NNA, February 15, 2017、Reuters, February 15, 2017、SANA, February 15, 2017、UPI, February 15, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は2月14日、ダイル・ザウル県イラク国境地帯などに対して17回の爆撃を実施(2017年2月15日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月14日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は17回で、ブーカマール市近郊(7回)、ラッカ市近郊(4回)、ダイル・ザウル市近郊(6回)に対して攻撃が行われた。

AFP, February 15, 2017、AP, February 15, 2017、ARA News, February 15, 2017、Champress, February 15, 2017、al-Hayat, February 16, 2017、Iraqi News, February 15, 2017、Kull-na Shuraka’, February 15, 2017、al-Mada Press, February 15, 2017、Naharnet, February 15, 2017、NNA, February 15, 2017、Reuters, February 15, 2017、SANA, February 15, 2017、UPI, February 15, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍(CENTCOM)はシリア領内で劣化ウラン弾5,000発以上を使用したと認める(2017年2月14日)

米中央軍(CENTCOM)のジョシュ・ジャック報道官(大佐)は、『フォーリン・ポリシー』(2月14日付)に対して、米軍主導の有志連合がシリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)に対する空爆作戦で劣化ウラン弾を使用してきたことを明らかにした。

ジャック報道官は「劣化ウランが使用されたことが確認できる…。違法な石油を輸送するためにISIS(ダーイシュ(イスラーム国)が使用する車列の破壊の可能性を保障するため、焼夷榴弾に混合された徹甲弾と白リン弾HEIAPが使用された」と述べた。

ジャック報道官によると、2015年11月16日に投下された1,790発の砲弾のうち少なくとも1,490発、また11月22日に投下された4,530発の砲弾のうちの3,775発に劣化ウランが争点されていたという。

The Foreign Policy, February 14, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロジャヴァ支配地域(ハサカ県)をダーイシュの無人航空機と、トルコ軍と思われるヘリが爆撃(2017年2月14日)

ハサカ県では、ARA News(2月14日付)によると、トルコ空軍所属の戦闘ヘリコプターと思われる戦闘機が、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村南部のタッル・アッルー村上空に飛来し、同地を空爆した。

ARA News, February 14, 2017
ARA News, February 14, 2017

**

ハサカ県では、アアマーク通信(2月14日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が無人航空機を使用してシャッダーディー市南部郊外のカシュカシュ村を空爆、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘員2人を殺害したと発表した。

AFP, February 14, 2017、AP, February 14, 2017、ARA News, February 14, 2017、Champress, February 14, 2017、al-Hayat, February 15, 2017、Iraqi News, February 14, 2017、Kull-na Shuraka’, February 14, 2017、al-Mada Press, February 14, 2017、Naharnet, February 14, 2017、NNA, February 14, 2017、Reuters, February 14, 2017、SANA, February 14, 2017、UPI, February 14, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.


シリア軍はバーブ市南東部の複数カ村をダーイシュから奪取する一方、ダーイシュはバーブ市のほぼ全域を依然死守(2017年2月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バーブ市南東部郊外一帯で、シリア軍、ヒズブッラーのエリート部隊、ロシア機甲大隊が、ダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦した。

この戦闘で、シリア軍側はマシュラファ村、ビージャーン村およびビージャーン丘一帯、アブー・ジャバール村、マガーラ村を制圧した。

しかし、ARA News(2月14日付)によると、アブー・ジャッバール村はダーイシュにまもなく奪還された。

これに対して、トルコ軍および同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室は、バーブ市北部入口一帯、および同市西部入口一帯でダーイシュとの戦闘を続けた。

これに関して、トルコのビンアリ・ユルドゥルム首相は「バーブ市は相当程度(反体制武装集団の)支配下に入った」と述べた。

しかし、シリア人権監視団によると、ダーイシュは依然としてバーブ市のほぼ全域を支配下に治めているという。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部郊外のジャフラ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また、ARA News(2月14日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部の墓地地区一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対する攻撃を激化させた。

**

ヒムス県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、タドムル市郊外のヒヤーン・ガス社一帯、柑橘農園内の学校、診察所一帯をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

**

ハマー県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がサラミーヤ市東部のアブー・フバイラート村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, February 14, 2017、AP, February 14, 2017、ARA News, February 14, 2017、Champress, February 14, 2017、al-Hayat, February 15, 2017、Iraqi News, February 14, 2017、Kull-na Shuraka’, February 14, 2017、al-Mada Press, February 14, 2017、Naharnet, February 14, 2017、NNA, February 14, 2017、Reuters, February 14, 2017、SANA, February 14, 2017、UPI, February 14, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.