イスラーム言説統一会議が憲章を発表:シャルア暫定大統領は宗教的言説の統一を通じて国民の混乱を抑制する必要を強調

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、ダマスカスのコンベンション・センターで開催された「イスラーム言説統一会議」(2月15日開幕)に出席した。

会議には、多数の宗教学者・説教師など関係者が出席し、シャルア暫定大統領は対話セッションを行った。

SANAによると、セッションでのシャルア暫定大統領の主な発言は以下の通り:

現段階では、優先事項の明確化と、市民の利益に資し、国家建設の歩みを強化するための精密な科学的計画に基づく取り組みが求められている。
シリアが直面する課題は、60年以上にわたる行政および制度上の腐敗の蓄積、さらに祝福された革命が進行する歳月の中でインフラや各部門、生活のあらゆる側面に及んだ甚大な破壊が生じたことで、非常に多く、かつ重大である…。約120万戸の住宅が全壊または一部損壊し、数百万人の被害者が存在すること、さらに国内には依然としてキャンプがあり、国外にも避難民がいる。
昨年の実績評価は政府の監督者である国民が行うべきでだが…、我々には市民に現実の状況を説明する義務がある…。我々は昨年、懸命に取り組み、大きな成果に到達した…。重要な制度基盤の構築、特に司法部門を含む複数の省庁での改革、アラブ諸国および国際関係の発展、均衡かつ持続可能な経済建設のための戦略計画策定などだ。
評価は印象ではなく精密な科学的基準に基づくべきであり、人々の利益、安全、サービス、生計は、教育、司法、インフラ、エネルギー、通信など広範な改革体系の中にある…。明確な優先順位に従った段階的取り組みが必要である。
イスラーム言説統一憲章は正しい方向に進んでいる…。言説の統一を強化し、部分的な相違による国民の混乱を抑制するからだ…。シリアは歴史的思想的対立に入る余裕はなく、差し迫った優先事項の一つは社会的道徳の規律である。
憲章に言及された諸学派は、数世紀にわたりイスラーム教徒が共有してきた学派であり、シリアの学者は対立を憎悪へ転化させずに管理できる倫理的蓄積を有している…。シリア人は本質的に対立よりも解決に近い。
世論の指導は、教育、高等教育、モスクの壇上、メディアなど複数部門の共同責任だ…。制度的枠組みの中で各機関が役割を果たし、重複や対立を避け、国家と社会の信頼を強化したい。
言葉は語り手の口における信託であり、人々の理性は壇上の説教者に託されたものである…。情報の伝達には慎重さと確認が必要であり、(説教師たるもの)SNS上で流布するすべてを壇上で扱うべきではなく…、国家建設を優先すべきだ。説教師の役割は世論と世代教育に大きな影響を持つ。
憲章は、宗教言説を規律し、扇動や対立の煽動を防ぐことで、多様性の中の安定を強化する。宗教言説の優先事項を国家建設と社会結束に資する形で定めることが重要で、説教師の役割は人々の啓発と次世代教育において中核をなし、その営為は個人単位ではなく、宗教・教育・メディア機関の協働努力である。
国家再建の基盤は制度的補完性にある…。防衛、内務から経済、宗教に至るまで、各機関がそれぞれの専門に従って役割を果たすことが、新しいシリアの健全で均衡ある建設と国家と社会の相互信頼強化につながる。

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SANAによると、対話セッションに先立ち、宗教関係省は「イスラーム言説統一憲章」を発表した。

憲章は、シリアのさまざまな学派に属する学者および説教師を包括する国民的契約で、宗教にかかる諸問題について彼らの言葉を統一することを目的としている。

検証は、宗教関係省第1回会議準備委員長であるアナス・ムーサー師が読み上げ、式典には、アブドゥッラヒーム・アトゥーン宗教問題担当大統領顧問、共和国大ムフティー兼ファトワー高等評議会議長のウサーマ・リファーイー師、ならびに各県からの公式関係者および宗教学者が出席した。

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