国防省は声明を出し、ロシア空軍との協力のもと、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県アルバイーン山地方にあるテロリストの拠点複数ヶ所を攻撃し、テロリスト数十人を殺害、複数を負傷させたと発表した。
シリア人権監視団などによると、ロシア軍は26日にイドリブ県のザーウィヤ山地方のサルジャ村とアルバイーン山地方一帯を7回にわたって爆撃、これによってザーウィヤ山地方にあるシャーム解放機構の拠点が標的となり、同機構に所属するハムザ旅団のメンバー8人が死亡、複数が負傷していた。
爆撃は、ハマー県の住宅地区の民間人に対してテロ組織が連日繰り返す攻撃への報復で、シリア軍はロシア軍の協力ものと、爆撃および高性能精密ミサイルで、武器、装備、偵察用および爆撃用の無人航空機(ドローン)、盗聴妨害機などを貯蔵していたテロ組織の拠点複数ヶ所を攻撃し、これを完全に破壊、テロリスト数十人を殺傷した。
殺害したテロリストのなかには、アブー・カラムー・ムーラク、ダーウード・ムハンマド、アブー・サイフ・ムスタファー・サーヒリー、ハイダラ・マフムード・イドリブ、アブー・バラー・アビーン、アブー・サイフー・ハマウィー、アブー・ムジャーヒド・ラビーウ・ガーブ、アブー・ズバイル・サルジー、ラドワーン・ライハーン、アブドゥルハミード・アカル、アブー・アフマド・シャイフ・スィンディヤーンといった指導者が含まれていた。
SANA(6月28日付)が伝えた。
AFP, June 28, 2023、ANHA, June 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2023、Reuters, June 28, 2023、SANA, June 28, 2023、SOHR, June 26, 2023、June 28, 2023などをもとに作成。
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