ヒズブッラーはイスラエル航空宇宙産業(IAI)などを攻撃したと発表:イスラエル軍はレバノン南部住民にリーターニー川以北に避難するよう勧告

イスラーム抵抗戦争広報局(ヒズブッラー)は、テレグラムを通じて、4日にイスラエルとの戦闘に関して23件の声明を発表したことを明らかにした。

このうち5番目の声明では、イスラエル航空宇宙産業(IAI)本部を、14時00分、11番目と14番目の声明では、首都テルアビブ南東のテル・ハショメル基地(参謀本部司令部)を、12番目の声明では、ハイファ海軍基地を自爆型無人航空機群によって攻撃したと発表された。

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AFP(転載)が国連平和維持部隊(UNIFIL)の関係者の話として伝えたところによると、イスラエル軍は、ナバティーヤ県のカファル・キーラー村、フーラ村、カファル・シューバー村、ヤールーン村、ヒヤーム村などに展開した。

AFP(転載)によると、レバノン南部でヒズブッラーが戦車2両を攻撃、イスラエル軍兵士2人が負傷した。

AFP(転載)によると、レバノン保健省は、ベイルート近郊での車両を標的としたイスラエルによる2回の爆撃により3人が死亡したと発表した。

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一方、レバノン軍は、公式サイトを通じて声明を発表し、ナウワーフ・サラーム内閣の閣議決定を受けて、同軍は過去2日間に、武器および弾薬を不法に所持していたとして27人を逮捕したと発表した。

逮捕したのは、レバノン人26人とパレスチナ人1人。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は、Xを通じて、リーターニー川以南の住民に対して避難するよう勧告した。

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ヒズブッラーのナイーム・カースィム書記長は、マナールを通じてテレビ演説を行い、そのなかで、「我々は侵略に直面している…。我々の選択は、究極の犠牲に至るまでこれに立ち向かうことであり、決して降伏することはない」と述べた。

カースィム書記長はまた、イスラエルの攻撃について、ヒズブッラーによるイスラエル北部への攻撃への報復ではなく、「事前に準備されていた侵略である」と主張、ヒズブッラーが「イスラエル・米国の侵略に対峙しており、これは正当な権利…、我々にとって存在を守るための防衛である」と主張した。

一方、サラーム内閣がヒズブッラーの軍事活動と武器保有を禁止する閣議決定を下したことについては、「イスラエル・米国の侵略を非難し、対抗手段を探る代わりに、抵抗に矛先を向け、自らの誤りを重ね、イスラエルの要求に歩調を合わせた」と非難した。

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イラク・イスラーム抵抗はサラーフッディーン県上空で米軍のMQ-9型無人航空機を撃墜したと主張

イラク・イスラーム抵抗は、テレグラムを通じて声明を発表し、イラクのサラーフッディーン県上空で米軍のMQ-9型無人航空機を適切な兵器によって撃墜したと主張した。

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アサーイシュはハサカ県に通じる主要な入口に、シャルア移行期政権の内務治安局との合同検問所を設置する作業を開始したと発表

北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)は、公式サイトを通じて、ハサカ県に通じる主要な入口に、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安局との合同検問所を設置する作業を開始したと発表した。

対象となるのは、ラッカ県、ダイル・ザウル県とハサカ県を結ぶの道路、ハサカ市とタッル・ブラーク町を結ぶ道路。

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ANHAによると、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市一帯地域の自治を担うコバネ自治局のファルハーン・ハーッジ・イーサー共同議長らが、同市南東部のジャラビーヤ村に設置されたアサーイシュと移行期政権の軍の共同検問所を視察した。

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ANHAによると、アイン・アラブ市一帯で活動する10の政治組織は声明を発表し、アイン・アラブ郡の郡長に同郡出資者でではない人物を任命しようとするシャルア移行期政権のアレッポ県議会の決定を拒否すると表明した。

声明に署名した政治組織は以下の通り:

1. 民主統一党(PYD)
2. シリア・クルド民主統一党
3. シリア・クルド民主党
4. クルド進歩民主党
5. シリア・ムスタクバル党
6. シリア・クルド左翼党
7. シリア・クルディスタン・アザーディー運動
8. シリア・クルド民主党(パールティ)
9. クルド・シリア合意党
10. クルディスタン民主平和党

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ラッカ県では、SOHRによると、アイン・イーサ市の入口にアフマド・シャルア移行期政権の警察が設置していた検問所が撤去された。

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ジュダイダト・ヤーブース国境通行所は、イスラエル軍による攻撃の噂が広まるなか一時業務を停止

ヒムス県では、SANAによると、陸路海路出入国管理総局のクタイバ・バダウィー総局長が、イスラエル軍とヒズブッラーの戦闘再開を受けてレバノンからのシリア人の帰還が急増している事態を受けて、ジュースィーヤ国境通行所を訪れ、入管手続きを監督した。

SANAによると、同通行所では、非常事態災害省の民間防衛部隊(ホワイト・ヘルメット)が帰還したシリア人に対して、必要な医療および救急サービスを提供した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア人を載せてレバノンから入国したバス数台がクサイル市に到着すると、一部の住民の間で「車内にシーア派の乗客がいる」という噂が広まり、住民の一部は道路を封鎖するなどして混乱が発生した。

短時間後、すべての乗客の身元確認が行われ、彼らがすべてシリア人であることが判明したため、事態は収拾した。

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シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県のジュダイダト・ヤーブース国境通行所に面するレバノンのマスナア国境通行所(ベカーア県)で、イスラエル軍による爆撃の可能性があるとの噂が広まった。

シリア人権監視団によると、これを受けて、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所は一時業務を停止したが、約1時間後に通常どおり通行が再開された。

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アブドゥッラッザーク公共事業住宅大臣は国連人間居住計画(UN-Habitat)シリア事務所の高林博史所長と会談


SANAによると、ムスタファー・アブドゥッラッザーク公共事業住宅大臣は、国連人間居住計画(UN-Habitat)シリア事務所の高林博史所長と会談し、住宅および復興分野における相互協力の強化について協議した。

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タルトゥース県のリン鉱石・鉱山公社は112人以上の労働者の解雇を決定、その大半はアラウィー派

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、リン鉱石・鉱山公社が県の貯蔵・積込管理局で働く112人以上の労働者を解雇する決定を下した。

解雇の対象となった労働者の大半はアラウィー派だという。

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ダマスカス郊外県では、SANAによると、アイン・タルマー村で住民2人に暴行を加えたとして、県の内務治安局が内務省の職員2人を拘束した。

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ダルアー県、ダマスカス郊外県、ハサカ県にイラン製と見られるミサイル・無人航空機の残骸が落下


SANAによると、ダルアー県のムサイフラ町とダマスカス郊外県のサイドナーヤー市に、米国とイスラエルによるイランへの攻撃と、これに対するイランのイスラエルやアラブ諸国への報復攻撃で、撃墜されたミサイルや無人航空機の残骸が落下、非常事態災害省の民間防衛機構(ホワイト・ヘルメット)が対応した。

また、SANAによると、ダルアー県のシャイフ・マスキーン市南東部の平原に無人航空機の残骸が落下、民間防衛機構がこれに対応した。

一方、シリア人権監視団によると、イラン製とみられるミサイルの残骸がダマスカス郊外県バイト・ジン村周辺に落下した。

さらに、ハサカ県のカーミシュリー市でも大きな爆発が響き、市南方の農地などにイラン製と見られるミサイルが落下したことによるものであることが確認された。

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シャルア暫定大統領は首都ダマスカスの人民宮殿でメディア関係者および市民社会の活動家らと会談

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は首都ダマスカスの人民宮殿で、メディア関係者および市民社会の活動家らと会談、公共意識の強化および国民としての責任の定着におけるメディアの役割、ならびに社会的イニシアティブの役割について議論した。

国内情勢における主要な課題や問題点、さらに現在の地域情勢の進展について説明したシャルア暫定大統領は、出席者の発言や提案に耳を傾け、国益に資し、安定と発展の道筋を強化するため、努力を結集し、チームワークの精神をもって取り組む必要があると強調した。

イナブ・バラディーによると、会談に参加した3人の情報筋の話として、シャルア暫定大統領は、2025年3月に自身が組閣した移行期内閣の閣僚に対する評価作業が進行中であることを明らかにした。

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大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領はリビアのアブドゥルハミード・ドゥバイバ首相と電話会談を行い、地域情勢について協議した。

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シリア軍は、ヒズブッラーやその他の武装勢力がシリア領内に浸透するのを阻止するためとして、レバノンとイラクの国境地帯に展開

SANAによると、シリア軍作戦委員会は4日未明、同軍部隊がレバノン、イラクとの国境全域における展開を強化したと発表した。

この増強は、米国・イスラエルによるイランへの先制攻撃とこれに対するイランのアラブ諸国、イスラエルへの報復攻撃の激化を受けたもの。

展開している部隊は、国境警備隊および偵察大隊に所属しており、国境活動の監視および密輸対策を任務としている。

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ロイター通信は3日、シリアとレバノンの8人(シリア軍士官5人と治安当局者1人、レバノンの治安当局者2人)の関係筋の話として、シャルア移行期政権の部隊が、レバノン国境にロケット弾部隊と数千人の兵士を増派したと伝えた。

増派はイスラエル軍とヒズブッラーの戦闘再開を受けた措置。

増派そのものは2月に開始されたが、ここ数日で大きく加速、武器や麻薬の密輸を防ぐとともに、ヒズブッラーやその他の武装勢力がシリア領内に浸透するのを阻止することが目的だという。

増派されたのは、シリア軍の第52師団、第84師団などで、ヒムス県やタルトゥース県南部の国境地帯に配置された。

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シリア人権監視団によると、シリア軍部隊は、ダマスカス郊外県、ヒムス県、タルトゥース県の対レバノン国境地帯に加えて、イスラエルが占領するゴラン高原に面するクネイトラ県、ヒムス県、ダイル・ザウル県、ハサカ県の対イラク国境に配置されたという。

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