国防省はヒムス市からシリア軍が撤退したとの情報を否定(2024年12月6日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、以下の通り発表した。

午前11時32分

軍事筋:
我らが軍はシリア・ロシア軍の合同軍事航空機部隊とともに、ハマー市南北でテロリストの車輛や集団を砲撃、ミサイル、航空機によって攻撃し、彼ら多数を殺傷するとともに、複数の車輛や装甲車を破壊した。

午後3時47分

軍事筋:
テロリストのホームページで報じられている「軍がヒムス市から撤退した」というニュースは事実無根である。シリア・アラブ軍はヒムス市およびその周辺地域に駐留しており、堅固で安定した防衛線に展開している。さらに、様々な装備や武器を装備した大規模増援部隊が増強されている。我らが軍は、いかなるテロリストの攻撃にも対応できる体制を整えている。

午後4時39分

軍事筋:
テロ組織とその作戦指令室は、ダマスカス県中心部の参謀本部で爆発が発生したかのように見せかけた虚偽で捏造された映像を拡散している。
総司令部は、すべての市民に対し、これらの虚偽の情報に注意し、その目的が民間人の間に混乱と恐怖を広めることで、テロ戦争と並行した心理戦の一環であることを理解するよう呼びかけている。

午後8時51分

軍事筋:
一部のメディアやテロ組織関連のホームページで報じられている、我らが軍部隊がヒムス市周辺やその郊外から撤退したというニュースは全くの事実無根である。これらの部隊は完全に備えを整え、任務を遂行し、いかなるテロ攻撃にも対処する体制を維持している。

午後11時35分

軍事筋:
勇敢なる我らが軍隊は、シリア・ロシア軍の合同航空隊部隊、砲兵部隊、ミサイル部隊、装甲部隊の支援を受け、ヒムス市北のダール・カビーラ村、タルビーサ市、ラスタン市方面で特別作戦を実施した。この作戦により、多数のテロリストを殲滅し、彼らの間に恐怖と混乱を引き起こし、大量の逃走を招いた。また、彼らの多くの車輛、装備、武器を破壊した。

AFP, December 6, 2024、ANHA, December 6, 2024、‘Inab Baladi, December 6, 2024、Reuters, December 6, 2024、SANA, December 6, 2024、Sham FM, December 6, 2024、SOHR, December 6, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts