ザマーン・ワスル(4月30日付)によると、通行路の設置に反対して、シャーム解放機構の司令官多数が離反した。
アブー・ラドワーン・ハマウィー司令官はSNSを通じて音声声明を出し、「軍事行動をとって、政権、ロシア、イランが最近占領した地域を奪還し、住民を帰還させる代わりに、政権との通商路を開通させ、経済的に衰退していた体制に力を与えようとしている」と非難し、シャーム解放機構から離反すると表明した。
シャーム解放機構に所属する「バドルの戦い」グループのアブー・ダーウード・ディマシュキー司令官も、シャーム解放機構の司令官や治安部門高官が「犯罪者アサド体制と関係を持ちし、バッシャール体制に資するような通行所を再開し、なおかつデモ参加者を意図的に殺害した」と非難、自身とグループのメンバーの離反を宣言するとともに、シャーム解放機構のすべての司令官とメンバーに対して離反を呼びかけた。
AFP, April 30, 2020、ANHA, April 30, 2020、AP, April 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 30, 2020、‘Inab Baladi, April 30, 2020、Reuters, April 30, 2020、SANA, April 30, 2020、SOHR, April 30, 2020、UPI, April 30, 2020、Zaman al-Wasl, April 30, 2020などをもとに作成。
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