民主的変革諸勢力国民調整委員会のマンナーア在外局長がモスクワでラブロフ露外相と会談、イラクのアル=カーイダは4日にイラク領で発生したシリア軍兵士への要撃をヌスラ戦線と共同で行ったと発表(2013年3月11日)

国内の暴力

2012年10月に自由シリア軍を名乗る武装集団によって拉致されたウクライナ人女性記者のアンハル・コシュネヴァ氏が逃走に成功し、ダマスカス県内の安全な場所に避難した。

AP(3月11日付)などが報じた。

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ダマスカス県では、SANA(3月11日付)によると、バーブ・シャルキー地区に反体制武装集団が発射した迫撃砲が複数発着弾し、市民3人が死亡、複数が負傷した。

迫撃砲は、ドゥワイラア通りの商店街の裏、ハーラト・マサクの民家、そしてサッカーの試合(バーニヤース精製所対ウマイヤ)が行われていたティシュリーン競技場に着弾した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バーブ・アムル地区に対して軍が空爆を加えた。

一方、SANA(3月11日付)によると、クサイル市、ジュースィーヤ村、アイン・フサイン村、ダミーナ村、ダール・カビーラ村、ガントゥー市、ハーリディーヤ村、ガースィビーヤト・ナイーム村、バルーザ村、ハーウィーク村などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヒムス市では、バーブ・アムル地区に潜入した反体制武装集団と軍が交戦し、複数の戦闘員を殺傷した。軍は現在も潜入した武装集団の掃討を継続中だという。

このほか、軍は、ヒムス市バーブ・フード地区で反体制武装集団の拠点、地下トンネルなどを発見し、破壊、同地区およびカラム・シムシム地区などで反体制武装集団と交戦した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市に対して軍が空爆を加えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーミディーヤ航空基地、ワーディー・ダイフ軍事基地への兵站路を確保するため、ヒーシュ村周辺に対して軍が空爆・砲撃を加えた。

一方、SANA(3月11日付)によると、ラーミー村、マルイヤーン村、アルマナーズ市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーを含む複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(3月11日付)によると、ダーライヤー市、フジャイラ村、バフダリーヤ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月11日付)は、反体制武装集団がハーン・シャイフ・キャンプの第137大隊本部を制圧し、キャンプに近い第68旅団本部に向かって進軍を続けた、と報じた。

これを受け、軍はハーン・シャイフおよび近隣の農村に激しい砲撃を加えたという。

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アレッポ県では、SANA(3月11日付)によると、ハーン・アサル村郊外、マンナグ村および郊外、マンスーラ村、ジブリーン市、バウワービーヤ市、ジスル・アッサーン村、アズィーザ市、バヤーヌーン町、カフルハムラ村、クワイリス市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、カルム・ジャズマーティー地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月11日付)によると、ダイル・ザウル市のラシーディーヤ地区、旧空港地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーなど、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(3月11日付)によると、ダルアー市、マアルバ町、ジャムラ村で軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

国内の動き(シリア政府の動き)

『ディヤール』(3月11日付)は、ラーミー・マフルーフが滞在先のベラルーシからレバノンのベイルート国際空港に到着、その後陸路でダマスカス県に戻ったと報じた。

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『イクティサーディー』(3月11日付)は、ラーミー・マフルーフがシリアテル社のすべての持ち株をラーマーク社に譲渡した、と報じた。

譲渡は、シリアテル社の配当金を人道活動に活用するためだという。

反体制勢力の動き

ロシア訪問中の民主的変革諸勢力国民調整委員会のハイサム・マンナーア在外局長はモスクワでロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

『ハヤート』(3月12日付)によると、会談冒頭で、ラブロフ外務大臣は、「シリアの反体制勢力を支援する外国の資金提供者の多くが、対話の開始と暴力停止を妨害している」と警鐘を鳴らした。

また民主的変革諸勢力国民調整委員会のジュネーブでの大会開催と対話に向けた動きを「建設的なステップ」と高く評価し、「シリア政府は対話開始に関する考え方を発表した。我々はこの二つのプロセスの統合に努力したい」と述べた。

一方、マンナーア在外局長は、シリアの反体制勢力が「政府との対話を行うための共通の基盤の構築」を行う必要があると述べ、2012年6月のジュネーブ合意に依拠する必要を強調する「ロシアと多くの共通点」があると指摘した。

またシリア革命反体制勢力国民連立の活動については、「イスタンブールの計略は連立内でさえも合意を得ていない」と述べ、暫定政府発足の延期を繰り返すその姿勢を批判した。

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シリア・クルド国民評議会は声明を出し、「シリアのクルド人」に対してカーミシュリーの春(2004年)の犠牲者を追悼するため、自宅や店舗のバルコニーや街路にろうそくを灯すよう呼びかけた。

また同声明では、イラク・クルディスタン地域のエルビルで12日に「平和的デモ」を行うと発表、クルド人に参加を呼びかけた。

レバノンの動き

NNA(March 11, 2013)は、サイダー県のアイン・フルワ・パレスチナ難民キャンプで、ファタハ・イスラームの指導者の一人ビラール・バドルが何者かに狙撃され、負傷したと報じた。

この襲撃により、パレスチナ人1人が死亡、ビラールの兄カマール、子供1人、女性1人の合わせて3人が負傷した。

事件を受け、ファタハ・イスラームとファタハの民兵が交戦した。

諸外国の動き

トルコのムアンメル・ギュネル内務大臣は、トルコの警察当局が、「諜報機関およびシリア軍と関係があるシリア人4人」を、2月のシリア・トルコ国境地帯(バーブ・ハワー国境検問所)でのバス爆破事件の容疑者として逮捕した、と発表した。

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イラクのアル=カーイダ(二大河のくにのアル=カーイダ機構)は、3月4日のワリード国境通行所(イラク領)でシリア軍兵士を乗せた車列を要撃し、シリア軍兵士、イラク軍兵士合わせて49人を殺害した事件の犯行を認める声明を出した。

同声明によると、アル=カーイダはこの攻撃を「祝福のアカシャート攻撃」と名付け、「シャームの同胞たちがヌサイリー派(アラウィー派)の汚れを浄化するために開始した一連の祝福された作戦を受けるかたちで準備された」と主張した。

またこの攻撃は、シャームの民のヌスラ戦線と共同で行われたという。

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ヴィクトリア・ヌーランド米ホワイトハウス報道官は、イラクのアル=カーイダ(二大河のくにのアル=カーイダ機構)が、3月4日のワリード国境通行所(イラク領)でのシリア軍兵士、イラク軍兵士の要撃殺害を認める犯行声明を出したことに関して、「こうした攻撃のすべて、すべてのテロは我々が非難すべきものである」と述べた。

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ジル・ド・ケルショヴEUテロ対策調整官は、「テロリストは、自らの活動の場を常に探し、紛争状況を利用しようとしている」としたうえで、「シリアもまた、(紛争)状況を利用しようとする欧州のジハード主義者の行く先となったが、彼らがもし戻ってきたら我々の社会を脅威にさらすことになろう」と述べた。

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イスラエルのベニ・ガンツ参謀長は、「シリアの反体制勢力とともに戦っているテロ集団が現地でそのプレゼンスを強めている。これらの組織は現段階でアサド政権と戦っているが、将来は我々に対抗するようになるだろう」と述べた。

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ベルギー日刊紙『ラ・リブレ・ベルジーク』(3月11日付)は、ベルギー治安当局筋の話として、約70人のベルギー人戦闘員がシリア国内で活動している、と報じた。

同消息筋によると、ベルギー人戦闘員は自由シリア軍ではなく、「過激なサラフィー主義」集団とともに行動しているという。

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シリアでの人権侵害を調査する国際調査委員会は、国連人権理事会に最新の調査報告書を提出した。

また委員会は、同報告書の国連安保理および総会での審議を求めるとともに、安保理に対して、シリア問題の国際刑事裁判所への付託を改めて要求した。

これに対して、シリアのファイサル・ハマウィー代表大使(在スイス・シリア大使)は国連人権理事会で、シリアでの人権侵害を調査する国際調査委員会がシリア政府の提示した情報や文書を無視し、国内外の「反体制活動家」を名乗る人物による変更した情報に依拠して報告書を作成していることに遺憾の意を示した。

AFP, March 11, 2013、Akhbar al-Sharq, March 11, 2013、al-Diyar, March 11, 2013、al-Hayat, March 12, 2013、Kull-na Shuraka’, March 11, 2013、al-Kurdiya News, March
11, 2013、La Libre Belgique, March 11, 2013、Naharnet, March 11, 2013、NNA, March 11, 2013、Reuters,
March 11, 2013、SANA, March 11, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

英国が反体制武装集団に2000万ポンド相当の武器を秘密供与したと報じられるなか、軍は反体制武装集団によって制圧されたラッカ市奪還のための新たな戦線を開く意思が現状ないことを明らかに(2013年3月10日)

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バーブ・アムル地区に軍が空爆を行った。

『ハヤート』(3月11日付)は、ウマルを名乗る活動家の話として、反体制武装集団が未明に、検問所に気づかれずにバーブ・アムル地区に潜入したのを受けて、軍の攻勢が強まったという。

一方、SANA(3月10日付)によると、ヒムス市で、バーブ・アムル地区に潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退、複数の戦闘員を殺傷した。

またタッルカラフ市郊外では、レバノンから潜入を試みた反体制武装勢力を軍が撃退した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が占拠を続けるアレッポ市ブスターン・カスル地区のクワイク川周辺で男性の遺体20体が発見された。

一方、SANA(3月10日付)によると、ラトヤーン村、マンナグ村、マッルアナーズ市、タッルアジャール市、ラフィーア市、アナダーン市、カフルダーイル村、マンスーラ村、アウラム・スグラー村、ラーシディーン市、ハーン・アサル村、バーブ市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、マイサル地区、シャッアール地区、バーブ街道、カーディー・アスカル地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ハイダリーヤ地区、バニー・ザイド地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市近くで、一家14人の惨殺体が発見された。14人のうち7人が高齢の女性、3人が子供、4人が高齢の男性だったという。

一方、SANA(3月10日付)によると、アーリヤ市、ドゥーマー市、アドラー市、ヤブルード市、フジャイラ村、ダーライヤー市、ヒルバト・ワルド市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハラスター市郊外のダーヒヤ・アサド交差点近くで、子供たちを乗せた幼稚園のバスが反体制武装集団によって襲撃され、子供1人が死亡、複数が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(3月10日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(3月10日付)によると、サラーキブ市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーを含む複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月10日付)によると、ダイル・ザウル市のハミーディーヤ地区、旧空港地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(3月10日付)によると、ダルアー市、ハイト村、ビイル・アジャル市、スッカリーヤ町などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア政府の動き(国内の動き)

『ワタン』(3月10日付)は、反体制武装集団が事実上制圧したラッカ市奪還のための軍の介入の是非に関して、「ほかの地域の戦闘の決着を遅らせるような新たな戦線をひらくべきでない」としたうえで、「ラッカの部族は、数ヶ月前から自らの地域、都市を護るための武器提供を要求しており、シリア・アラブ軍の軍事介入なくしても、ラッカをはじめとする都市を防衛できる」と論じた。

SANA, March 10, 2013
SANA, March 10, 2013

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SANA(3月10日付)は、スワイダー県スワイダー市で、バアス革命(3月8日)記念日を祝い、人民・青年・党組織が大規模行進を行い、シリア軍によるテロ掃討と治安・安定回復支持を訴えた。

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アサド大統領は2013年政令第96号を発し、2月25日に反体制武装集団によって殺害されたヤースィーン・バクーシュ氏に有功勲章を授与することを決定した。

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シリア・ファトワー最高評議会が声明を出し、「シリアの統合とシリア国民の防衛は、シリア人およびすべてのアラブ・イスラーム諸国の国民にとっての個人的義務である」とするとのファトワーを発した。

同声明はまた「我らがシリア・アラブ軍および武装部隊に対抗することは裏切りであり、シオニストおよびその背後にいる者との戦いを続けている軍を弱体化させることに資する行為」だと非難した。

シリア・アラブ・テレビ(3月10日付)が報じた。

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ムハンマド・ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣は、宗教関係局長やモスクの説教師らに対して政令(宗教関係省政令第37号(3月10日付)を出し、金曜礼拝後の説教などで国民に対して軍への積極的な参加を呼びかけるよう指示した。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立は、12日にトルコのイスタンブールで予定されていた移行期政府樹立のための会合の延期を決定した。

同連立メンバーのサミール・ナッシャールは、延期の理由に関して、「内閣の問題をめぐってさまざまな意見があった…。意見対立が激しく、この問題はさらなる時間と協議を必要とすると言える」と述べた。

ナッシャールによると、意見対立は「当事者どうしの対立ではなく、内閣そのもの考え方をめぐる」ものだったという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長は、インターネットで声明を出し、移行期政府樹立のための会合延期に関して「政権があることは非常に重要だ。しかし、政府という名前だけあればいいなどと誰が言っただろうか?行政府であれ、国民政権であれ、何であれ、目的を達成するものとしよう。その目的とは、混乱を収束させ…、シリア分割という起きてはならない失敗を回避することだ」と述べた。

ハティーブ議長は「(内閣への参加を求める)立候補者たちは誰なんだ?彼らの経歴はどこにあるのか?…政権、ないしはその他の同胞たちが呼びかけている政府の選出という案に、私は賛成票など投じていない。なぜならそれはシリア国民の権利であって、国民不在で行われてはならない」と付言し、反体制組織のみによる移行期政府発足そのものに疑義を呈した。

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シリア人権監視団は、シリア東部シャリーア委員会を名乗る組織の声明を回付した。

同声明によると、委員会はサラフィー主義武装集団によって結成され、「解放区」における自治や治安活動を行うのだという。

クルド民族主義勢力の動き

シリア・クルド・イェキーティー党はアレッポ県アフリーン市郊外での党民兵と民主統一党人民防衛隊の戦闘(7日)に関して声明を出し、「民主統一党民兵がバースータ村、ブルジュ・アブダールー村の検問所に発砲し、青年2人を殺害、その後、シリア・クルド・イェキーティー党政治局メンバーでシリア・クルド国民評議会アフリーン市メンバーのアブドゥッラフマーン・アーブー氏に自宅に突入、同氏を逮捕した」と非難した。

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民主統一党のアフリーン地区指導部はアフリーン市郊外での人民防衛隊とシリア・クルド・イェキーティー党民兵の戦闘(7日)に関して声明を出し、「トルコの支援を受けた武装集団がブルジュ・アブダールー村、バースータ村で内乱を煽動し、混乱を醸成しようとしているとの情報を得た…。武装テロ集団が村で、無差別に発砲している…との住民の苦情を受けた」とし、両村で治安維持活動を行ったことを明らかにした。

諸外国の動き

『デイリー・スター・ザンデー』(3月10日付)は、英国政府筋の話として、英国がシリアの反体制武装集団に2000万ポンド相当の武器(機関銃、対戦車砲、手榴弾など)を秘密裏に供与したと報じた。

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『シュピーゲル』(3月10日付)は、米国がヨルダンでシリアの反体制活動家に軍事教練を行っている、と報じた。

この教練に参加したとい人物の証言によると、約200人が3ヶ月にわたって訓練を受け、近い将来、ヨルダン北東部のキャンプにいる自由シリア軍メンバー1,200人をさらに教練する、という。

同報道によると、この軍事教練には、ヨルダンの諜報機関も参加しており、約10,000人からなる12の部隊を養成し、サラフィー主義者の台頭を阻止しようとしているという。

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アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は、訪問先のトルコ(アンカラ)で記者団に対して、「事態がエスカレートを続け、問題解決がなければ、今年末には、現在の2倍、ないしは3倍の数の…避難民が発生するだろう」と述べた。

AFP, March 10, 2013、Akhbar al-Sharq, March 10, 2013、The Daily Star Sunday, March 10, 2013、al-Hayat, March 11, 2013、Kull-na Shuraka’, March 10, 2013, March 15, 2013、al-Kurdiya
News, March 10, 2013、Naharnet, March 10, 2013、Reuters, March 10, 2013、SANA,
March 10, 2013、Die Spiegel, March 10, 2013、al-Watan, March 10, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領いわく「シリア・トルコ国境地帯の25%を民主統一党が、75%をアル=カーイダが制圧」、民主的変革諸勢力国民調整委員会は政府の呼びかけに対し「アサド政権との対話を行う準備は十分でない」と返答(2013年3月9日)

SANA, March 9, 2013
SANA, March 9, 2013
SANA, March 9, 2013
SANA, March 9, 2013

国内の動き(シリア政府の動き)

シリアの外務在外居住者省は国連安保理議長と事務総長に宛てた書簡で、反体制武装集団が誘拐したUNDOF要員21人の釈放にシリア政府が全面協力してきたと強調する一方、国連に対して兵力引き離し地域の住民およびUNDOFに対するテロ集団への敵対行為を非難するよう求めた。

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SANA(3月9日付)はアレッポ県アレッポ市ハムダーニーヤ地区で、住民がデモ行進を行い、軍支持、武装テロ集団の退去を求めたと報じた。

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『ジュムフリイェト』(3月9日付)は、共和人民党(CHP)のハサン・アクギョル議員を団長とするトルコ国会使節団とのダマスカスでの会談(7日)で、アサド大統領が、対シリア国境地帯の25%を民主統一党が、75%をアル=カーイダが制圧していると述べた、と報じた。

国内の暴力

ダイル・ザウル県では、複数の反体制活動家によると、使徒末裔大隊が、第113旅団との1ヶ月にわたる戦闘の末、同旅団本部を制圧した。

シリア人権監視団によると、第113旅団の本部にいた士官は逃走し、残った兵士は殺害されるか、捕捉されたという。

同旅団が保有していたミサイルのほとんどは戦闘で使用されていたという。

また同監視団によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ジュバイラ地区などで軍が反体制武装集団と交戦、対イラク国境地帯でも、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(3月9日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、旧空港地区、労働者住宅地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、タブカ航空基地と第17師団本部の周辺で、軍と反体制武装集団が交戦し、ラッカ市郊外のブーハミード村に対する軍の空爆で多数の犠牲者が出た。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のハーリディーヤ地区などに対して、軍が砲撃を加えた。

また、ヒムス市郊外のサムイール市では、軍が「アドナーン・ウクラ大隊」を名乗る反体制武装集団が交戦した。

アドナーン・ウクラは1980年代にシリア国内での武装闘争を主導したシリア・ムスリム同胞団戦闘前衛隊司令官の一人。

一方、SANA(3月9日付)によると、レバノン領内からジュースィーヤ村方面に潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハフィール市に対して、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(3月9日付)によると、ドゥーマー市周辺、アドラー市郊外、ダーライヤー市、ザバダーニー市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(3月9日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(3月9日付)によると、ハーン・アサル村、マンナグ村、カフルハーシル村、マッルアナーズ市、シャワーリガート市、ラスム・アッブード村、ブシャークティーン市、ナイラブ村、ドゥワイリーナ市、マンスーラ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、旧市街のウマイヤ・モスク、アレッポ城周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、アリーハ市郊外の煉瓦工場、ザーウィヤ山が軍の砲撃・空爆を受けた。

一方、SANA(3月9日付)によると、ナイラブ村、サラーキブ市、マアッラトミスリーン市、アブー・ズフール市、タッル・サラムー市、シャビーバ軍事基地、マジュダリヤー村などで、軍が反体制武装集団の追撃・攻撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ロイター通信(3月9日付)は、ベイルート在住のシリア人反体制活動家の話として、反体制武装集団が拉致していたUNDOF要員(フィリピン軍兵士)21人が、ヨルダン領内に入ったと報じた。

ヤルムーク殉教者旅団のアブー・マフムードを名乗る活動家は3月6日に、UNDOF要員が「ヨルダン領内におり、健康状態は良好だ」と述べていた。

ヨルダンのサミーフ・マアーイタ内閣報道官は『ハヤート』(3月9日付)に、UNDF要員が「9日晩にヨルダン領内に入り、アンマンへの途上にある。彼らは国連に引き渡されるだろう」と述べた。

ヨルダン軍国境警備隊のフサイン・ズユード司令官によると、「(ヨルダン軍は)自由シリア軍司令部と数時間にわたり連絡を行い、国際社会の要請に添って、拉致された要員の身柄を引き取った」。

UNDOF要員の引き渡しについては、8日に国連が、ダルアー県ジャムラ村に移送用の車列を派遣することで反体制武装集団と合意していたが、軍と反体制武装集団の戦闘で車列の派遣は中止されていた。

反体制勢力の動き

ハサカ県の複数の活動家は、ザマーン・ワスル(3月9日付)に対して、自由シリア軍がシャッダーディー市、ハサカ市周辺および県北部・東部の農村を、民主統一党人民防衛隊がアームーダー市、ダルバースィーヤ市、カフターニーヤ市、マアブダ市、ルマイラーン町などを制圧したことで、同県の80%が政府の支配下を事実上脱した(未確認情報)と語った。

政府はハサカ県、カーミシュリー市の支配を維持しているのみ(未確認情報)だという。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のハイサム・マンナーア在外局長は訪問先のロシアでイタルタス通信(3月9日付)に対して、「バッシャール・アサド政権と対話を行う環境はまだ充分でない」と述べた。

またアサド大統領の進退については「シリアで代議制共和政体が樹立されれば、バッシャール・アサドが残るか去るかはまったく重要ではない」と述べた。

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パリで活動するシリア民主世俗主義諸勢力連立は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立の最近の活動の迷走、反体制武装集団への順軍事支援の公言を通じた西側諸国の姿勢の過激化を非難した。

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ユーチューブ(3月9日付)に、シャームの民のヌスラ戦線の、「シャリーア委員会」警察部隊の車列多数がダイル・ザウル県ダイル・ザウル市の東部郊外を行軍する映像がアップされた。

http://www.youtube.com/watch?v=6Zo7IW9EPK8

諸外国の動き

ヨルダンのインマール・ハムード・シリア避難民問題担当報道官によると、ザアタリー避難民キャンプで火災が発生し、40歳の男性1人が死亡、子供2人が重傷を負った。

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国連の潘基文事務総長は、オーストリア『プロフィル』誌(3月9日付)に対して「シリアでのおそるべき人権侵害は、戦争犯罪、人道に対する罪とみなし得る」と述べた。

またシリアの反体制武装集団への武器供与に関して、「紛争当事者に武器がもたらされれば、戦闘の長期化と犠牲者の増大以外の何にも資さない」と警鐘を鳴らした。

さらに「ナバネセム・ピレイ人権高等弁務官は、こうした事態が国際刑事裁判所に付託されなければならないと述べた。私もこの問題を議論することを支持している」と付言した。

AFP, March 9, 2013、Akhbar al-Sharq, March 9, 2013、Cumhuriyet, March 9, 2013、al-Hayat, March 10, 2013, March 11, 2013、Kull-na Shuraka’, March 9, 2013, March
11, 2013、al-Kurdiya News, March 9, 2013、Naharnet, March 9, 2013、Reuters,
March 9, 2013、SANA, March 9, 2013、Youtube, March 9, 2013、Zaman al-Wasl,
March 10, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャアバーン補佐官がインド外相と会談し「西側諸国による軍事介入を回避」しようとするBRICs諸国の姿勢に謝意を示すなか、ヒジャーブ前首相率いるシリア公務員国民自由連合がドーハで第1回拡大大会を開催、自由シリア軍への武器供与を求める(2013年3月8日)

シリア政府の動き

ブサイナ・シャアバーン大統領府政治情報補佐官は訪問先のインド(ニューデリー)でサルマーン・クルシード外務大臣と会談し、シリア・インド二国間関係、シリア情勢などについて協議した。

シャアバーン補佐官は、「西側諸国のシリアへの軍事介入を回避」しようとするBRICs諸国の姿勢に謝意を示した。

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バッシャール・ジャアファリー国連代表大使は、ヤルムーク殉教者大隊によるUNDOF要員の拉致に関して、「UNDOF要員を拘束したテロ集団は、イスラエルと協力している…。イスラエルが国境地帯に民兵が支配する(緩衝)地帯を設置したら、南レバノンと同じ失敗を繰り返すことになろう」と警告した。

国内の動き

『ハヤート』(3月8日付)によると、反体制勢力は「シリア女性の金曜日」と銘打って反体制デモを呼びかけ、複数の地区で金曜礼拝後にデモが行われた。

アレッポ県アレッポ市ブスターン・カスル地区では、自由シリア軍アレッポ軍事評議会議長のアブドゥルジャッバール・アカイディー大佐ら武装集団がデモに参加した。

またダマスカス県アサーリー地区、ヒムス県ヒムス市ワアル地区でも反体制デモが発生した。

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SANA(3月8日付)は、アレッポ県アレッポ市アシュラフィーヤ地区で、住民がデモを行い、軍支持、テロ集団排除を訴えたと報じた。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス県ハーリディーヤ地区、旧市街などが軍の砲撃を受け、軍と反体制武装集団が交戦した。

またヒムス市郊外のダール・カビーラ村が軍の空爆を受けたという。

一方、SANA(3月8日付)によると、クサイル市、ガントゥー市、タルビーサ市、アーミリーヤ市、マクラミーヤ市、アシュラフィーヤ市、ラスタン市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またレバノン領内からクサイル市郊外への潜入を試みた反体制武装集団を、軍が撃退した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アターリブ市、バーブ市、アナダーン市などが、軍の砲撃を受けた。

またアレッポ市旧市街のウマイヤ・モスク周辺、ブスターン・カスル地区、マルジャ地区、ブアイディーン地区などで、軍と反体制武装集団が交戦し、反体制武装集団は旧市街のハーン・シャイフ地区を占拠したという。

一方、SANA(3月8日付)によると、ハーン・アサル村、アンジャーラ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、マサーキン・ハナーヌー地区、シャイフ・サイード地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア・アラブ・テレビ(3月7日付)などによると、マシュルーウ・ドゥンマル地区で、アスアド・マフナー・ダマスカス県知事事務局長が乗った車が、反体制武装集団の仕掛けた爆弾の爆発に巻き込まれ、同局長が死亡した。

一方、SANA(3月8日付)によると、アーブ市郊外、フジャイラ村、ザバダーニー市、ハジャル・アスワド市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サイフッラー大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(3月8日付)によると、ジャウバル区、ドゥンマル区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またバーブ・サギール近くの墓地に、反体制武装集団が発射した迫撃砲が着弾し、市民2人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、UNDOF要員が誘拐された現場に近いアービディーン村で、軍と反体制武装集団が激しく交戦、軍はヘリコプターを投入し、空爆を行った。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市が軍の空爆を受けた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アリーハー市、カフルナブル市、ハーッス村、フバイト村、ヒーシュ村などが、軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(3月8日付)によると、ビンニシュ市、ハーン・シャイフーン市、ハミーディーヤ市、ヒーシュ村、ナージヤ村、アブー・ズフール市、タッル・サラムー市、ウンム・ジャリーン村、ブワイティー市、ハミーディーヤ市、トゥウーム村、タルヒーヤ市、サルジャ村、マガーラ村、ナイラブ村、マジュダリヤー村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またシャビーバ軍事基地、カルミード軍事基地を襲撃しようとした反体制武装集団を軍が撃退し、複数の戦闘員を殺傷した。

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ラタキア県では、SANA(3月8日付)によると、グナイミーヤ村で、略奪を行っていたシャームの民のヌスラ戦線を軍が殲滅した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月8日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、タウヒード旅団、正統カリフ大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

反体制勢力の動き

リヤード・ファリード・ヒジャーブ前首相が率いるシリア公務員国民自由連合はカタールの首都ドーハで第1回拡大大会を開いた。

大会で、ヒジャーブ前首相は、ロシア、イラン、ヒズブッラー、そしてイラクのヌーリー・マーリキー内閣によるアサド政権支持を厳しく非難する一方、「姉妹国(アラブ諸国)、友好国」に対して、「シリア革命」支持を訴えた。

またアスアド・ムスタファー副代表は、体制打倒、自由シリア軍への武器供与、シリアの友連絡グループとの連絡強化などを骨子とする基本方針を示し、国連決議に基づく体制転換を前提とした政治解決を訴え、国際社会に「責任を果たす」よう求める一方、「多元的民主制」の樹立を主唱した。

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シリア国民民主同盟はカイロで第2回定例大会を開き、シリア国内で活動するすべての武装集団に自由シリア軍の傘下に入るよう呼びかける一方、国内外の反体制組織に対して、2012年7月にカイロで採択された「国民誓約文書」、「移行期間概要に関する共同政治ビジョン」に基づく統合と多元的市民国家建設に向けた対話を行うよう主唱した。

諸外国の動き

『ガーディアン』(3月8日付)は、ヨルダンの治安消息筋の話として、米国、英国、フランスが、シリアの世俗的な反体制武装集団に教練を行い、サラフィー主義武装集団に代わる反体制武装闘争と政権打倒後の治安維持の担い手を作り出そうとしていると報じた。

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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は訪問先の英国で記者団に対して、英独両外相とシリアへの武器禁輸措置をめぐって協議し、「一方の当事者だけが武器を持っていなかったら、最終的にこの当事者は相手を殺害するすべての機会を有することになろう」と述べ、反体制武装集団への武器供与と紛争のさらなる軍事化の必要を訴えた。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はBBC(3月7日付)に対して、「我々の原則は、いかなる体制の転換にも介入しないというものだ。我々は国内紛争への介入に反対している…。我々は、暴力停止と対話開始に前提条件を設けることに反対している。なぜなら、最優先事項は生命を守ることだからだ」と述べた。

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ヤルムーク殉教者大隊によるUNDOF要員の拉致に関して、各紙は、国連外交筋の話として、国連が人質引き渡しのため、ゴラン高原付近での攻撃を数時間停止するよう求めたが、最終的な結論には至っていないと報じた。

またヤルムーク殉教者旅団の報道官は、国連との間でUNDOF要員の引き渡しの合意が成立したが、ジャムラ村に近いナーフィア村が軍の攻撃にさらされており、国連の車輌が入ってこられない、と述べた。

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ヨルダン北部のザアタリー避難民キャンプでは、AFP(3月7日付)によると、火災が発生し、テント35張が焼失した。死傷者はなかった。

AFP, March 8, 2013、Akhbar al-Sharq, March 8, 2013、The Guardian, March 8, 2013、al-Hayat, March 9, 2013、Kull-na Shuraka’, March 8, 2013、al-Kurdiya News, March 8, 2013、Naharnet, March 8, 2013、Reuters, March 8, 2013、SANA, March 8, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの野党共和人民党がアサド大統領と会談し「トルコ国民がシリア内政干渉を拒否している」と伝えるなか、アフリーン市付近の2村で民主統一党人民防衛隊とシリア・クルド・アーザーディー党の民兵が交戦(2013年3月7日)

国内の動き(シリア政府の動き)

SANA(3月7日付)は、アサド大統領がトルコの野党、共和人民党(CHP)のハサン・アクギョル議員を団長とするトルコ国会使節団とダマスカスで会談したと報じた。

SANA, March 7, 2013
SANA, March 7, 2013

会談で、議員団は、トルコ国民がシリア内政干渉を拒否していると伝える一方、アサド大統領は、シリアの安定を支持するトルコ国民の姿勢と、テロ・過激派支援を続け、地域の安定を揺るがすことに固執するレジェップ・タイイップ・エルドアン内閣の姿勢を区別すると強調した。

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シリアの外務在外居住者省は国連安保理議長と事務総長に宛てて書簡を提出し、そのなかでトルコ政府をはじめとする一部の外国が直接、間接に、アル=カーイダと関係のある武装テロ集団のシリア国内での活動を支援し、あからさまな内政干渉を行っている、と指摘し、国際社会にこうした国の行為を非難し、断固たる対応をとるよう求めた。

また、2013年1月に400トンの武器弾薬とリビア人テロリスト250人を載せたリビア船籍が、トルコ政府の許可を得て、アレキサンドレッタ港に入ったとの情報など、レジェップ・タイイップ・エルドアン内閣がシリアの紛争に関与している確固たる証拠を、ダマスカス訪問中の共和人民党議員使節団から得たことを明らかにした。

また声明によると、トルコ政府は、サウジアラビアの輸送機3機がトルコ領空を通過して、シリア国内に武器、装備、戦闘員を派遣するのを認めている、という。

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SANA(3月7日付)は、アサド大統領の危機解決政治プログラムに沿うかたちで、レバノンに避難していたシリア人が、ダマスカス郊外県のジュダイダ・ヤーブース国境通行所を通ってシリアに帰国した、と報じた。

同報道によると、帰国した避難民は、出迎えたジョゼフ・スワイド国務大臣(シリア赤新月社担当)、キンダ・シャンマート社会問題大臣、フサイン・マフルーフ・ダマスカス郊外県知事らとともに、クドスィーヤー市郊外に設置された仮設住宅に向かったという。

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バアス党民族指導部は「バアス革命」(3月8日付)に合わせて声明を出し、米国とシオニズム、そして国内外のその手先との対決を続けることで、暴力を征し、また政治的解決に向けたシリア人どうしの対話を開始することで、危機を解決し、シリアをこれまで以上に強力な国家とするとの意思を示した。

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シリア・アラブ・テレビ(3月7日付)は、イスラエルのスパイ機器が地中海岸地方で破壊・押収されたと報じ、その映像を公開した。

同機器は、イスラエルに映像や情報を送信するために設置されたものだという。

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クッルナー・シュラカー(3月7日付)は、シリア最大のNGO、シリア開発信託のアブドゥルアズィーズ・ハッラージュ事務局長(2010年1月就任)が辞任していたと報じた。

反体制勢力の動き

ハマー県のサラミーヤ調整は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立に対して、フェイスブックの「シリア革命2011」などで、金曜日の反体制デモに宗派対立を煽るような呼称をつけないよう促すよう呼びかけた。

国内の暴力

イドリブ県では、SANA(3月7日付)によると、ビンニシュ市、マジュダリヤー村、ナイラブ村、ダウニーン市郊外などで、軍が反体制武装集団を攻撃し、シャームの民のヌスラ戦線、タウヒード旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(3月7日付)によると、ドゥーマー市、タッル・クルディー町、アドラー市、ザバダーニー市、リーマー市郊外などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(3月7日付)によると、マンナグ村、マッルアナーズ市、アルカミーヤ村、ダイル・ジャマール村、ズィヤーラ村、マーイル町、ハイヤーン町、カフル・アントゥーン村、アナダーン市郊外、タッル・シュガイブ村、カフルダーイル村、アンジャーラ村、ハーン・アサル村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ブスターン・カスル地区、カーディー・アスカル地区、ハーウーズ地区、マサーキン・ハナーヌー地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クルディーヤ・ニュース(3月8日付)は、アレッポ県アフリーン市郊外のバースータ村、ブルジュ・アブダールー村の検問所で、民主統一党人民防衛隊とシリア・クルド・アーザーディー党の民兵が交戦し、複数の死傷者が出た模様と報じた。

これに関して、『ディヤール』(3月8日付)は、民主統一党人民防衛隊と自由シリア軍が激しく交戦し、15人が死亡した、と報じた。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月7日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、『ハヤート』(3月8日付)などによると、ラッカ市に対して軍が空爆を続けた。

反体制勢力の動き

シリア国家建設潮流のルワイユ・フサイン代表は『ハヤート』(3月8日付)に対して、民主的変革諸勢力国民調整委員会のハイサム・マンナーア在外局長がパリで結成を発表した、民主市民同盟に関して、「結成の努力」を行っていると述べた。

レバノンの動き

ヒズブッラーが主導する国会会派、抵抗への忠誠ブロック代表のムハンマド・ラアド議員は、アラブ連盟外相会議でシリア政府の代表資格停止解除を主唱したアドナーン・マンスール外務大臣の発言を「シリアに対するレバノンの公的な姿勢を適切に反映している…。地域全体の安全とそこで暮らす人々の利益を守ろうとする熱意の表れだ」と支持した。

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進歩社会主義党のワリード・ジュンブラート党首は『シャルク・アウサト』(3月7日付)のインタビューに応じ、そのなかで「(アサド政権の)時代を長引かせることで、宗派対立が生じる。シリアの統合に対する陰謀があると確信している」と述べた。

ジュンブラート党首はこの「陰謀」に関して、「米国の最大の関心事はイスラエルだ。シリアは…アラブ・イスラエル間の均衡点だったが、今や破壊されようとしている。米国とイスラエルはそれを見守っている」と述べた。

またアサド大統領については「統合失調症」と中傷、「数万人が死亡、失踪という事実を無視し、彼らをテロリストだという。体制転換以外に解決策はない」と断じた。

諸外国の動き

イスラエル国防省のアモス・ゲラルド政治問題担当官は、シリアの反体制武装集団によるUNDOF要員拉致に関して、「国連が釈放できることを信じている」と述べた。

また「外国の支援を望む反体制派は国際社会との対決を望んでいないだろう」としたうえで、「イスラエル軍は事態に介入しないが、シリアでの出来事を重点的にフォローしている」と付言した。

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新華社通信(3月7日付)は、中国外務省報道官が、シリアの反体制武装集団によるUNDOF要員(フィリピン人)の拉致を厳しく非難すると述べたと報じた。

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『ハヤート』(3月8日付)は、イラクのテロ対策部隊高官の話として、イラク軍の機甲旅団が、ハサカ県ヤアルビーヤ市に面するニネベ県ルバイア国境検問所に展開したが、その後、国境地帯から100キロ以上離れた県内のシンジャール地方に再集結した、と報じた。

同高官によると、イラク軍の特殊部隊が、対シリア国境地帯の村々でシリアからイラクへの潜入者を捜索するための活動を行っているという。

しかし、ヤズィード派、アラブ人、クルド人、トルクメン人が混住するシンジャール地方へのイラク軍の再展開に関して、イラクのクルディスタン同盟幹部でクルディスタン民主党員のシャワーン・ムハンマド・ターハーは「シンジャール地方にイラク政府軍が結集することを認めない…。イラク軍はシンジャール地方に終結せずとも、国境を監視・保護できる」と述べ、反発した。

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UNICEFは声明を出し、ヨルダンでのシリア人避難民への支援活動を6月まで継続するには、8,000万米ドルの資金が必要だと発表した。

AFP, March 7, 2013、Akhbar al-Sharq, March 7, 2013、al-Diyar, March 8, 2013、al-Hayat, March 8, 2013、Kull-na Shuraka’, March 7, 2013、al-Kurdiya News, March
7, 2013、Naharnet, March 7, 2013、Reuters, March 7, 2013、SANA, March 7, 2013、al-Sharq al-Awsat, March 7, 2013、UPI, March 7, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県で反体制武装集団「ヤルムーク殉教者旅団」がUNDOFの要員21人を拘束、アラブ連盟の第139回定例外相会議でレバノンのマンスール外相がシリアの同連盟参加資格凍結を解除するよう求める(2013年3月6日)

国内の暴力

国連は、イスラエル占領下のゴラン高原に隣接する地域(ダルアー県)で反体制武装集団約30人がUNDOFの要員21人を拘束したと発表した。

これに関して、「ヤルムーク殉教者旅団」を名のる集団が、ユーチューブ(3月6日付、http://www.youtube.com/watch?v=aQMEtlHAPro)を通じて犯行を認める声明を出した。

http://www.youtube.com/watch?v=aQMEtlHAPro

声明で反体制武装集団は、シリア軍に対して24時間以内にゴラン高原近くのジャムラ村(ダルアー県)から撤退するよう要求、米国や国連に対しても、アサド政権に撤退を働きかけるよう求めた。

また要求に応じない場合、拘束された国連要員を囚人として扱うと警告した。

一方、国連安保理はただちにプレス向け声明を出し、シリアの反体制武装集団によるUNDOF要員の拉致を厳しく非難、即時釈放を求めた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が制圧したラッカ市に対する軍の空爆により、数十人が死傷した。

空爆は治安機関や政府関連の施設に対して行われたという。

ラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、総合情報部、県知事公邸を含むほとんどの政府関連施設が反体制武装集団に制圧され、軍事情報局周辺で激しい戦闘が行われているという。

また政治治安部施設が制圧されたかどうかは不明だという。

しかし、シリア・クルド青年調整連合広報局は、ラッカ市の政治治安部支部施設が反体制武装集団に制圧された、と発表した。

また反体制武装集団は、軍、バアス大隊、国防隊の兵士300人以上を捕虜として拘束している、という。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市旧市街、ハーリディーヤ地区などに軍が砲撃を加えた。

また同市ワアル地区では、国防隊兵士3人が誘拐され、数時間後に遺体で発見された。

一方、SANA(3月6日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ワリード大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市、ダーライヤー市などの郊外に対して、軍が空爆を加えた。

一方、SANA(3月6日付)によると、ダーライヤー市、リーマー市郊外、マアルーラー市郊外、ドゥーマー市、リーハーン農場郊外などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(3月6日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷した。

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アレッポ県では、SANA(3月6日付)によると、ラスム・アッブード村、タッル・ハースィル村、マンナグ村、マルアナーズ村、カフルハムラ村、フライターン市、ハーン・アサル村、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、旧市街(ウマイヤ・モスク周辺)、マサーキン・ハナーヌー地区、シャイフ・サイード地区、ブスターン・カスル地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(3月6日付)によると、アブー・ズフール市郊外、タッル・サラムー市、ウンム・ジャリーン村、マジャース市、シャマーティヤ市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘を含む複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(3月6日付)によると、ハサカ市ムシャイリファ地区の紡績工場が反体制武装集団の襲撃を受け、炎上した。

同報道によると、襲撃は、ハサカ市と県北東部の都市を結ぶ検問所が近くにあったためだという。

またクルディーヤ・ニュース(3月6日付)は、ハサカ市の軍事情報局施設とバアス党ハサカ支部施設が未明に何者かの襲撃を受け、党施設の守衛1人が死亡、武装集団メンバー1人が負傷したと報じた。

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ハバル・プレス・ネット(3月6日付)は、シリアでテロ活動を行うサラフィー主義戦闘員数千人(SANA、3月7日付)のなかで、死亡した外国人戦闘員の顔写真、氏名などを公開した。

http://alkhabarpress.com/%d8%a7%d9%84%d8%ae%d8%a8%d8%b1-%d8%a8%d8%b1%d8%b3-%d8%aa%d9%81%d8%b6%d8%ad-%d8%a8%d8%a7%d9%84%d8%b5%d9%88%d8%b1-%d9%88%d8%a7%d9%84%d8%a3%d8%b3%d9%85%d8%a7%d8%a1-%d9%88%d8%a7%d9%84%d9%88%d8%ab%d8%a7/

 

シリア政府の動き(国内の動き)

シリアの外務在外居住者省は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立にシリアの代表権を与えるとしたアラブ連盟外相会議の決定を「あらゆる代償を払ってでもシリアに軍事的介入を招き入れようと執着している」と厳しく非難した。

同声明で、外務在外居住者省は、アラブ連盟が紛争当初から、軍事介入をめざし、政治的解決を阻害しようとする一部のアラブ諸国、諸外国の利益に偏った姿勢をとってきたと非難した。

また「シリアの反体制勢力の限られた当事者」への代表権の付与が、カタールとサウジアラビアの偏った姿勢に依拠していると糾弾、シリアはこうした決定を拒否すると表明した。

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マフムード・ズウビー情報大臣は、ダマスカス県のアサド図書館でのシンポジウムで、「シャームの民のヌスラ戦線によるラッカ県への襲撃と犯罪行為は、彼らがアレッポ、ダマスカスでシリア・アラブ軍に敗北した結果としての動きで、市民に恐怖を与え、その愛国的な姿勢に復讐しようとするものだ」と述べた。

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SANA(3月6日付)によると、ヒムス県タッルカラフ市郊外のハーラート村、ハマー県ムハルダ市郊外のトゥライミサ市で、住民が、軍支持、テロ根絶、治安回復を訴えるデモを行った。

反体制勢力の動き

反体制ストリーミング放送オリエント・テレビ(3月6日付)は、ラッカ市県知事公邸で身柄を拘束されたハサン・ジャリーリー県知事、バアス党ラッカ支部指導部のスライマーン・スライマーン書記長、そして公邸を制圧した反体制武装集団へのインタビュー映像を公開した。

映像によると、公邸を制圧したのはイスラーム統一解放戦線とシューラー戦線で、前者のアミールを名のる人物は、その話し方(方言)からシリア人でないことが分かる。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=HE0Zask4qiw

 

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自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長は、訪問先のブリュッセルでEU議会の中道政党代表らに対して、「支援が受けられればアサド政権を1ヶ月で退陣させることができる」と述べ、外国の武器供与だけが頼みの綱であることを吐露した。AFP(3月6日付)が報じた。

またアラビーヤ(3月6日付)によると、イドリース参謀長は「我々は紛争を停止したいが、政府がそれを拒否している」としたうえで、「体制はダマスカスでの戦闘に負ければ崩壊するだろう」と自明の理を述べた。

Youtube, March 6, 2013
Youtube, March 6, 2013

イドリース参謀長はまた、いかなるアラブ諸国とも紛争を行いたくないと述べ、イラク軍との戦争が不本意であること暗示しつつ、イランとヒズブッラーについてはアサド政権を支援し、紛争に介入していると非難した。

一方、自身の離反に関して、イドリース参謀長が自分の故郷の村が軍の攻撃を受け、4人の村人が殺害され、家々が略奪されたことが主な理由だと述べる一方、政府がモスクを砲撃し、キリスト教徒の村や教会していると主張、自由シリア軍はこうしたことは行わないと強調した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアブドゥルアハド・アスティーフー(アッシリア教徒)は、AKI(3月6日付)に対して、トルコのガズィアンテップ市で選出されたアレッポ県地元評議会およびアレッポ市議会に関して、「民主的に選出された」と評価しつつ、キリスト教徒と女性が選出されなかったことに「憤り」を感じると述べた。

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ハサカ県のタッル・タムル町では、「タッル・タムル町のアラブ諸部族」が声明を出し、3月2日に同市郊外の民主統一党人民防衛隊検問所で発生したシャッラービーン部族子息の殺害事件に関して、シリア・クルド国民評議会、アッシリア民主機構などの仲介により、民主統一党とシャラービーン部族が以下の点を合意したと発表した。

1. 責任者の処罰。
2. タッル・タムル町内の民主統一党人民防衛隊の検問所撤廃。
3. 市内での党旗などの掲揚の禁止。
4. 地元評議会を再編し、軍事情報局施設を評議会本部とすること。

諸外国の動き

アラブ連盟の第139回定例外相会議がカイロで開催され、シリア情勢などへの対応が協議された。

『ハヤート』(3月7日付)などによると、シリア情勢への対応をめぐっては、反体制武装集団を支援するカタールを中心とする国々と、イラク、アルジェリア、そしてレバノンなど内政干渉に反対する国々との間で激しい対立が生じた。

この会議で議長国の任期を終えるレバノンは、アドナーン・マンスール外務大臣が開会の辞で、「我々の会合へのシリアの参加資格凍結を解除しよう」と呼びかけ、「政治的解決を実現するには、シリアと改めて連絡を取り合い、同国を救済し、抱擁することが必要だ」と訴えた。

また「今日シリアを包む戦争の炎、おしてあらゆる場所を打ち壊しているタクフィール主義運動の炎は、我々が沈め、抑制しなければ、明日には我々の家すべてを焼き尽くすだろう」と警鐘を鳴らした。

さらに「アラブの現体制は、我々すべてを苦しめているシリア危機の前に立ちながら、当事者どうしの国民対話を通じた政治的解決を実現することができなかった。我々がそのことに失敗したことは、世界において明らかとなっている。我々が成功したことといえば、連盟会合におけるシリアの参加資格を凍結することぐらいだった」と述べた。

複数の外交筋によると、イラクのホシェリ・ゼバリ外務大臣も、シリアの反体制組織にアラブ連盟の代表権を与えることは危険だと述べ、こうしたことをすれば近い将来、エジプトの代表権を野党連合の国民救済戦線が要求することになる、と警鐘を鳴らした、と報じた。

これに対して、カタールのハマド・ブン・ジャースィム首相兼外務大臣は、「シリアの流血の責任はバッシャールにある」とマンスール外務大臣の発言に反論し、自由シリア軍やシリア革命反体制勢力国民連立への軍事支援を提案した。

しかし、アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は、カタールのこの提案を却下し、「戦争によって対立は終わらない、我々は殺戮と破壊を止めるため対話を呼びかけねばならない」と述べた、という。

またアラビー事務総長は開会の辞で、「シリア危機の解決に向けた政治的トラックを活性化させるための希望の光はある」と述べたうえで、「アサド政権がめざしている軍事的解決という幻想のもと、この光を打ち消さないようにする必要がある」と強調、そのうえで、シリア政府に対して、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長のイニシアチブに応えるよう求めた。

なお、外相会合に先立って、サウジアラビア、エジプト、カタールの外相とアラビー事務総長が非公式会合を行い、シリア政府の連盟代表権資格停止の解除を阻止することで合意していたという。

最終的に、アラブ連盟外相会議は、在外の反体制活動家のみによって構成されるシリア革命反体制勢力国民連立に、連盟およびその下部組織におけるシリアの代表としての参加資格を与えることを決定し、ドーハで今月に予定されている連盟首脳会談に参加するための執行委員会の設置を呼びかけた。

これに関して、アラビー事務総長は、シリア革命反体制勢力国民連立にシリアの代表権を与えるとのアラブ連盟外相会議の合意は、同連立がこの代表権を行使するための執行委員会を設置し、来月末のカタールの首都ドーハでの首脳会談に出席できるようになるまで凍結されるだろう、と述べた。

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ジョン・ケリー米国務長官は、カタール滞在中にフォックスTV(3月6日付)のインタビューに応じ、そのなかで「多くの国が(軍事)教練を行っている」と述べた。

ケリー国務長官は「重要なのは、アサド大統領が…現下の方法を改め、自らの同盟者たちにこう言うことだ。交渉のテーブルに着き、平和的解決にいたらねばならない、と」と述べた。

ケリー国務長官は、欧州・中東諸国の歴訪を終え、6日に米国(ワシントンDC)に帰国した。

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『ハヤート』(3月6日付)は、イスラエル諜報筋の話として、エフード・バラク国防大臣がチャック・ヘーゲル米国防長官、マーティン・デンプスィー米陸軍参謀長との会談で、イスラエルがシリアの化学兵器の使用に充分備えていないとの非難を受けたと報じた。

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英国のウィリアム・ヘイグ外務大臣は議会で、シリアの反体制武装集団への護身用装備、装甲車両の供与を増大させると述べる一方、危機の平和的解決がもたらされなければ、英国とEUはさらなる措置を行うべきだと強調した。

ヘイグ外務大臣は、2,000万米ドル(154万ユーロ)相当の準軍事支援が、シリアで人道被害が激化するなかでの「必要、適切、法的な要請」によると主張した。

外務大臣によると、英国は「民間人を保護するための新たな非戦闘的装備」を供与する予定で、そのなかには四輪駆動の装甲車や防護服が含まれるという。

その一方で、「シリアの紛争への西側諸国の軍事介入を呼びかける西側政府はない」と述べた。

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ロシア外務省のアレクサンドル・ルカシェビィッチ報道官は声明を出し、「国際社会は、軍事的方法によるシリアの紛争の解決が不可能だと理解している…。軍事的シナリオ実施の試みは…惨劇をもたらす」と述べ、反体制武装集団への支援を強めようとする欧米諸国、湾岸アラブ諸国を案に非難した。

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アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は、声明を出し、シリア国内外の避難民に関して、「100万人が国外で、数百万人が国内で」避難生活を送っており、また「毎日数千人が国境を越えて」避難していると述べた。

レバノンの動き

進歩社会主義党のワリード・ジュンブラート党首は、『アフバール』(3月6日付)のインタビューに応じ、そのなかで「私はシリア政府に対抗するシャームの民のヌスラ戦線を支持している…。シリア国民は体制に反対するため、イスラエル以外の悪魔と与する権利がある」と述べた。

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ナジーブ・ミーカーティー首相は、アラブ連盟外相会議でのアドナーン・マンスール外務大臣の発言に関して、「レバノン政府は依然として不関与政策を続けている」と述べ、牽制した。

なおミーカーティー首相は5日、テレビのインタビューに対して「(マンスール外務大臣)は政府の立場を代表していない…。シリアに関する外務大臣の姿勢に私は同意していない」と述べた。

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サウジアラビアで事実上の亡命生活を送るレバノンのサアド・ハリーリー前首相は、アラブ連盟外相会議でのアドナーン・マンスール外務大臣の発言に関して、「シリアでの流血事態に関して、レバノン政府が果たしてきた真の醜い役割の極みだ」と非難した。

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レバノン軍団のサミール・ジャアジャア代表は、アラブ連盟外相会議でのアドナーン・マンスール外務大臣の発言に関して、「シリア問題について発言する前にまず大多数のレバノン国民の姿勢を考慮すべきだった…。少なくとも政府の同意を得るべきだった」と批判した。

AFP, March 6, 2013、al-Akhbar, March 6, 2013、Akhbar al-Sharq, March 6, 2013、AKI, March 6, 2013、Alarabia.net,
March 6, 2013、al-Hayat, March 6, 2013, March 7, 2013、Alkhabarpress, March 6, 2013、Kull-na Shuraka’,
March 6, 2013、al-Kurdiya News, March 6, 2013、Naharnet, March 6, 2013、Reuters,
March 6, 2013、SANA, March 6, 2013、UPI, March 6, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ジャミール副首相が「外国の干渉を拒否する愛国的な勢力」としての民主的変革諸勢力国民調整委員会に歩み寄りを求めるなか、カタール首相がシリアの反体制武装勢力にRPGやカラシニコフを供与していることを暗に認める(2013年3月5日)

国内の暴力

ラッカ県では、『ハヤート』(3月6日付)などによると、ラッカ市を制圧した反体制武装集団が、ハサン・ジャリーリー県知事、バアス党ラッカ支部指導部のスライマーン・スライマーン書記長を捕捉した。

シリア人権監視団によると、両名の捕捉は、市内の県知事公邸周辺での「戦闘大隊戦闘員と、軍、バアス大隊、国防隊の交戦後」に行われ、その際、警察幹部1人が殺害され、また総合情報部の上級士官1人も捕らえられたという。

これに対して、軍は、政治治安部、総合情報部の施設に対して空爆を行った。

また複数の活動家によると、ヒムス県方面からラッカ市に向かって軍の増援部隊が向かっているという。

両施設は、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人大隊などが占拠していた。

『ワタン』(3月5日付)によると、軍と治安機関は「数千人の戦闘員」が押し寄せたラッカ市で「壮絶な戦い」を繰り広げている、という。

『ハヤート』(3月6日付)は、「ラッカ市攻略は予想していたよりも容易だった。なぜなら、同市はアレッポ市やヒムス市のように、体制がさほど重視していなかったからだ」、「(ラッカ市制圧は)軍事的な重要性はないが…、革命を勢いづかせる象徴的な次元がある」との複数の活動家の話を伝えた。

一方、シャームの民のヌスラ戦線とシャーム自由人大隊は、タブカ市および第17師団司令部への攻撃を続けた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のハーリディーヤ地区、旧市街などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(3月5日付)によると、リーハーン農場郊外、アドラー市郊外、ヤブルード市郊外、ダーライヤー市、ザバダーニー市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月5日付)は、シリア軍の複数筋の話として、ダーライヤー市入り口で、国防省高官や軍司令官からなる使節団が自由シリア軍の指導者らと会談したと報じた。

会談で、国防省・軍の使節団は、反体制武装集団に撤退の条件を提示するよう求め、反体制武装集団は、ダルーシャー村とハーン・シャイフ・キャンプに隣接する農場からの軍の完全撤退を求めたが、使節団はこれを拒否したという。

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ダマスカス県では、SANA(3月5日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(3月5日付)によると、ハーン・アサル村、マーイル町、タッル・ハースィル村、ナイラブ村郊外、アンジャーラ村、カフルダーイル村、マンナグ村、アイン・ダクナ村、ダーラト・イッザ市、マンスーラ村、バーブ市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ハイダリーヤ地区、ハナーヌー地区、シャイフ・サイード地区、ブスターン・カスル地区、旧市街などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月5日付)によると、ダイル・ザウル市に潜入を試みたシャームの民のヌスラ戦線メンバーを軍が撃退、殲滅した。

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イドリブ県では、SANA(3月5日付)によると、カニーヤ村、ザルズール市、カスタン村、ミシュミシャーン村、タッル・サラムー市、ハミーディーヤ市、ウンム・ジャリーン村、クマイナース村、ナイラブ村、ビンニシュ市、サラーキブ市、マアッラトミスリーン市、ヒーシュ村、マアッラト・ヌウマーン市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(3月5日付)によると、シャイフ・マスキーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア政府の動き

カドリー・ジャミール経済問題担当副首相兼国内通商消費者保護大臣は、シリア・アラブ・テレビ(3月5日付)で、国内最大の反体制政治同盟である民主的変革諸勢力国民調整委員会に歩み寄りを求めた。

ジャミール副首相は「反体制勢力には二種類ある。外国の干渉を拒否する愛国的な勢力と、それとは逆のことを要求する勢力である」としたうえで、「反体制勢力は大衆の一部を反映しているが、我々は政治的反体制勢力と反体制的な世論を区別しなければならない」と指摘した。

そのうえで「我々は民主的変革諸勢力国民調整委員会が、外国の介入を拒否していると見ているが、幾つかの姿勢をより明確に示して欲しい。例えば、彼らは外国の干渉を拒否しながら、ロシアと中国の拒否権発動を拒否している。これは理解できない」と述べた。

一方、国内の武力紛争に関して、「2年が経ち、反体制武装集団も体制も殲滅できないことが分かった。軍事的解決は不可能だ。反体制勢力は体制打倒を掲げて目標を実現することは不可能だ。なぜなら強力で愛国的で統一された軍があり、また現在もなお…国民的結束が強いからだ」と指摘した。

さらに「キッシンジャーはかつてこう言った。我々はシリアを炎上させねばならない。しかし異なった方法でだ。二つの当事者を作り、一方が他方を打ちのめせないようにせざるを得ない、と。これはシリアで今日起きていることだ。それゆえ、我々には、流血を止めるための対話しか道はない」と強調した。

反体制武装集団については「一部の武装集団は、対話をしたいと考えている。しかしそれは降伏ではなく、コンセンサスに至るための対話だ。それゆえ我々はシリア人どうし対話と寛容の文化をはぐくまなければならない。しかしこれはシリア人以外に対する寛容ではない」と付言した。

反体制勢力の動き

トルコを拠点とするシリア国民変革潮流(アンマール・カルビー代表)は声明を出し、シャームの民のヌスラ戦線などの反体制武装集団によるラッカ市制圧を「シリア全土解放への道を開くことに資する勝利」と位置づけ、賞賛した。

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自由シリア軍合同司令部は声明を出し、ヒズブッラーがベカーア県西ベカーア郡で3日に党員への軍事教練を行い、シリアへの新たな戦闘員約5,000人の派遣を準備していると主張した。

同声明によると、ヒズブッラーは、「ヒズブッラーが占領した」というヒムス県内の8つの村などの近くに監視所、検問所を設置し、ダマスカス県からヒム図研を経由して地中海岸に至る国際幹線道路の防衛・管理をめざしているのだという。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のハイサム・マンナーア在外局長は、パリで反体制組織・活動家が「民主市民同盟」と称する新たな政治同盟を結成し、指導者の一人がシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長と会談したと発表した。

マンナーア在外局長によると、民主市民同盟には、民主的変革諸勢力国民調整委員会、シリア国家建設潮流などの組織・活動家からなり、シリアに対して影響力を行使し得る諸外国との協議などを通じて、紛争の政治的解決をめざすという。

UPI(3月7日付)が報じた。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会の広報局は声明を出し、民主市民同盟が結成されたとのハイサム・マンナーア在外局長の発言が事実に反するとして否定し、委員会が同盟には参加していないと発表した。

諸外国の動き

アンバール県議会のサアドゥーン・シャアラーン副議長は、『ハヤート』(3月6日付)の取材に応え、ワリード国境通行所(イラク領)近くでのシリアの反体制武装集団によるシリア軍およびイラク軍に対する要撃に関して、「シリア軍兵士が(イラク領に)放逐されようとしていた際、イラク軍が自由シリア軍の戦闘員に発砲していた」と述べ、イラク軍がシリアの紛争に介入しようとしていると警鐘を鳴らした。

また「イラク政府は、先週金曜日にシリア軍兵士数十人がイラク領内に避難した際に沈黙し、要撃でそのほとんどが死亡したことを受けて初めて発表した」と、イラク政府の姿勢を非難した。

そのうえで「イラク政府はシリア政府とシリア軍兵士の送還に合意していたが、シリア軍兵士は帰国したくないと求めていた」と述べ、シリア軍兵士が亡命を望んでいたと主張した。

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ジョン・ケリー米国務長官はカタールでハマド・ブン・ジャースィム首相兼外務大臣と会談し、シリア情勢への対応について協議した。

会談後の共同記者会見で、ケリー国務長官は、アサド政権の正統性を一方的に否定するとともに、カタールなどによる反体制勢力への武器供与に関して「反体制勢力を大いに信頼している。しかし我々が望まない勢力に武器がわたることを保証するものではない。我々の支援が穏健な反体制勢力を強化することを確認しなければならない」と述べた。

また「アサドは支配を続けるために国を破壊することを決心した。我々は彼を支援するイラン人、ヒズブッラー、そしてアル=カーイダと関係のある勢力と反対している」と付言した。

さらに「シリア国民が自らの運命を決定するのであって、イランとロシアはそれを支援しなければならない…。我々はジュネーブ合意を通じて平和的なプロセスを採用している」と述べた。

一方、ハマド首相は、カタールがシリアの反体制武装集団に武器供与を行っているかとの問いに、「誇張されている。私はRPGやカラシニコフが世界のシステムを脅かすとは考えていない。重要なのは、一部の体制が民間人を殺していることだ…。バッシャールが今やテロリストなのだ。彼が自らの国民を殺している」と述べ、カタールが民間人殺害に使用されているRPG、カラシニコフを供与していることを暗に認めた。

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ヨルダン国王アブドゥッラー2世がトルコを訪問し、アブドゥッラ・ギュル大統領、レジェップ・タイイップ・エルドアン首相と会談、シリア情勢への対応について協議した。

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ドイツ外務省報道官は、『ユンゲ・フライハイト』紙の記者でシリア国内で取材中に身柄拘束されていたビリー・スィクス氏が、シリア当局からダマスカスのロシア大使館に引き渡され、その後、ベイルートのドイツ大使館に引き渡されたと発表した。

スィクス氏は、2012年8月にシリア国内で失踪、その後12月にシリア軍に身柄拘束されていることが判明していた。

AFP, March 5, 2013、Akhbar al-Sharq, March 5, 2013、al-Hayat, March 6, 2013、Kull-na Shuraka’, March 5, 2013、al-Kurdiya News, March
5, 2013、Naharnet, March 5, 2013、Reuters, March 5, 2013、SANA, March 5, 2013、Syria
Steps, March 5, 2013、UPI, March 7, 2013、al-Watan, March 5, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県内の警察学校をめぐって軍と反体制武装集団の間で激しい戦闘が繰り広げられるなか、アサド大統領が英日刊紙によるインタビューに応え英国含む西側諸国のダブル・スタンダードを厳しく批判(2013年3月3日)

アサド大統領のインタビュー

アサド大統領は英日刊紙『サンデー・タイムズ』(3月3日付)のインタビューに応じた。

アサド大統領の主な発言は以下の通り。

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『サンデー・タイムズ』の記事はhttp://www.thesundaytimes.co.uk/sto/news/world_news/Middle_East/article1224162.eceを参照。

SANA, March 3, 2013
SANA, March 3, 2013

全文はhttp://www.voltairenet.org/article177726.htmlに掲載。

またインタビュー映像はhttps://www.youtube.com/watch?v=wtmb_fkyJHMを参照。

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「第1に、私が計画(危機解決政治プログラム)を発表したとき、それが対話に関心のあるすべての人に向けられていると述べた。なぜなら対話を信じていない者と、対話に基づて計画を立てることなどできないからだ…。第2に、この公開対話は、排他的な集団どうしではなく、すべてのシリア人の間でなされるべきである…」。

「(危機解決政治プログラムを)政府と一部の反体制勢力との対話と見る者もいる…。しかしそれはもっと包括的なものだ…。シリアの将来は、一部の指導者だけでなく、すべての国民の希望をもとに決せられるものだ」。

「対話のもう一つの側面は、武器を蜂起した民兵に門戸を開いている点であり、我々はこれを促すためにさまざまな恩赦を認めてきた。これはこうした集団との対話を行う唯一の方法だ…。一部の者は武器を蜂起し、通常の生活を送っている」。

「彼ら(西側諸国)は、一様でないにもかかわらず、すべての組織を一つのカゴに入れようとする。あたかも政府に反対するすべてが反体制勢力であるかのようにだ…。(しかし)政治組織もあれば武装テロリストもいる。我々は反体制勢力と対話はできるが、テロリストとはできない。我々はテロと戦っている」。

「私は、シリア国外のいわゆるシリア人組織が何なのかをコメントするつもりはない。こうした組織は自立していない…」。

「現実離れしている。英国の最近の調査では、比較的多くの英国民が「シリアに関与しない」こと望んでおり、英国政府がシリアの反乱軍に軍事供与を送るべきではないと考えている。にもかかわらず、英国政府はEUにシリアへの武器禁輸措置を解除するよう迫り続け、武装集団に重火器を供与しようとしている」。

「英国は、シリアの穏健な集団に軍事支援を行いたいと考えている。シリアにそうした穏健な集団などいないことを充分に知っているにもかかわらずである。我々は今、アル=カーイダ、ないしはその分派であるヌスラ戦線、さらには過激なイデオロギーを持つ集団と戦っている…。偽善どころではない!表現の自由を語りながら、欧州の衛星放送でシリアのテレビ・チャンネルを禁止するというのは、偽善の域を超えている。あなたがたは、テロ行為でシリアで誰かが殺されているのに涙を流しておいて、ダマスカスで先週起きた爆弾テロを非難する国連安保理声明を拒否している…。偽善だ!」。

「いわゆる自由シリア軍は、西側が読者に信じ込ませようとしているような組織ではない。数百の小さな集団で…、組織の体をなしておらず、指導部、指揮系統もない。さまざまな理由で活動するギャング集団だ。自由シリア軍は単なる見出しで、こうした組織を正当化するための傘に過ぎない」。

「むろん、紛争当初、自発的な運動がなかったわけではない。シリアで変革をめざす人々はいたし、そのことを私は何度も認めてきた。だから私は対話が紛争解決のためだけでなく、シリアの未来のためのものだと言っているのだ。なぜなら、変革を望む多くの集団が今やテロリストに反対しているからである」。

「この計画(危機解決政治プログラム)のもっとも主要な条項とは対話で、この対話によってすべての期限、計画の手順や詳細が定められる。私の計画の第1条は暴力停止だ。もし暴力を停止できなければ、国民投票や選挙などに関する条項を実現できるのか?」

「私は先ほど、多くの集団に指導部がないと述べた。しかし、真の指導部が彼らに武器や装備を供与する国、すなわち、トルコ、カタール、サウジアラビアであることを我々は知っている。もし部外者がプロセスを真に支援したいのなら、これらの国がテロリストに支援を行うのを停止するよう圧力をかけるべきだ」。

「彼ら(反体制勢力を支援する国々)は、いわゆる「在外反体制組織」が対話に参加することを妨げている…。なぜなら、彼らはこの対話が私の退任をもたらすのではなく、実はシリアをより強力にすることを知っているからだ…。対話は、シリア、テロ、シリアの将来をめぐるものであって、地位や人物をめぐるものではない。対話について語ること、そして対話によって大統領がどうなるかを語ることで人々の関心をそらすべきではない。私自身もそうしたことはしてこなかった」。

「もし誰かが、シリアを「本当に」助けたいと考え、我々の国の暴力を停止させたいのなら、彼にできることは一つだけだ。トルコに行って、エルドアンと席をともにし、彼にシリアへのテロリストの潜入を止め、装備を送るのを止め、テロリストに兵站支援を行うのを止めるよう告げることだ。サウジアラビアとカタールに行き、シリアのテロリストに資金援助をするのを止めるよう告げることだ」。

「(ジョン・ケリー米国務長官にメッセージはあるかとの問いに対して)シリア国民だけが大統領が、とどまるのか去るのかを話題にできる」。

「この政府(英国政府)との問題は、その浅はかで未熟なレトリックが、弱い者いじめと覇権主義の伝統を目立たせるだけだということだ…。問題を軍事化させようとしている英国に、何らかの役割を演じることをどうして期待できるのか?…もし役割を演じたいのであれば、こうした態度を改めねばならない。より分別のある責任をともなった行動をとらねばならない。それまでは、放火魔が消防士になることを我々は期待しない」。

「これらの数字(犠牲者数、避難民数)をどのように検証したのか?…我々は人道的介入への道を切り開くため、過去において死者数、人的被害に関する数値が操作されてきたことを知っている」。

「(一部の犠牲者は軍事攻撃によって今も殺害されているとの記者の発言を受けて)我々はまず、具体的な名前をあげずに数字について語ることはできない。殺された人には名前がある。次に、なぜ彼らは死んだのか?どこでどのように殺されたのか?誰が殺したのか?武装ギャングか、テロ集団か、犯罪者か、誘拐者か、軍か、誰なのか(答えてください)?」

「(市民の被害がこうしたすべての集団によるとの記者の発言に対して)しかしあなたは現下の状況の責任を一人の人間が負っていると含意しているかのようだ」。

「シリアでのアル=カーイダの役割は世界の他の場所と同じだ。殺人、首斬り、拷問、そして子供たちを学校に行かせないこと。なぜならアル=カーイダのイデオロギーは無知が存在する場所で栄えるからだ」。

「シリアについて心配するのであれば、それは「マイノリティ」の問題ではない。こうした考え方は浅はかだ。なぜならシリアは、宗教、宗派、エスニック集団、イデオロギーのるつぼであり、それらが混ざり合うことで均質的な社会となっているからだ…。我々は、大多数をなす穏健なシリア人のことを心配すべきだ。なぜならもし我々が(アル=カーイダの)過激主義と戦わなければ、彼らはマイノリティとなり、その存在をやめてしまうかもしれないからだ…。(アル=カーイダは)殺戮以上にイデオロギーで(シリアを)脅かしている」。

「シリアの化学兵器に関するメディアでの報道や高官のレトリックはすべて憶測に過ぎない…。世界が心配すべきは化学物質がテロリストの手にわたることだ」。

「兵器に関するロシアの姿勢はきわめて明確だ。彼らは国際法に沿って自衛のための兵器をシリアに供与している。ヒズブッラー、イラン、ロシアは、テロと戦うシリアを支援している。ロシアはきわめて建設的で、イランは支援してくれている。ヒズブッラーの役割はシリアでなくレバノンの防衛だ。我々は強力な軍と警察組織を持つ2,300万人からなる国だ。我々の国を守るために外国の戦闘員など必要としていない。我々は問わねばならないのは、それ以外の国の役割だ。カタール、トルコ、サウジアラビア、フランス、英国、米国。これらの国はシリアのテロを直接、間接、軍事的、そして非軍事的に支援している」。

「(亡命の意思があるかとの記者の問いに関して)それは大統領とは関係のない問いだ。愛国的な個人、愛国的な市民が国を去ろうと決心するとは思わない…。私は他の愛国的シリア人と同じだ」。

「(義兄のアースィフ・シャウカト副参謀長暗殺に関して)義理の兄について言及したが、これは家族の問題ではない。上級士官が暗殺されれば、国家に関わる問題となる。こうした犯罪は、テロと戦うことをより決心させる」。

国内の暴力

ダマスカス県では、ムワーサー地区とマッザ区に隣接する自由貿易区に迫撃砲2発が、またウマウィーイーン広場近くの軍武装部隊参謀本部に迫撃砲1発が着弾した、とシリア人権監視団が発表した。

これに対して、SANA(3月3日付)は、税関公社施設と自由貿易区公社倉庫に迫撃砲2発が着弾し、近くに駐車されていた車などに被害が出た(のみ)と報じた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(3月3日付)によると、ハラスター市、バストラ市郊外、アッブ農場郊外、ザバダーニー市、リーマー市郊外、アドラー市郊外などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、SANA(3月3日付)によると、ラッカ市への潜入を試みた反体制武装集団を軍が対峙した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、旧市街などに軍が砲撃を行った。

一方、SANA(3月3日付)によると、ヒムス市ジャウバル区、スルターニーヤ地区、カフル・アーヤー村、アービル村、ラスタン市、東ブワイダ市、ガントゥー市、ラービア市、ハイダリーヤ村、ブルジュ・カーイー村、タッル・ザハブ町、サアン村、ザアフラーナ村、タドムル市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アサル村の警察学校をめぐる軍と反体制武装集団の攻防戦で、軍兵士、戦闘員が少なくとも120人死亡した。

同監視団によると、反体制武装集団は警察学校をほぼ完全に制圧し、軍はアレッポ市西部最大の拠点を失ったのだという。

これに対して、AFP(3月3日付)は、軍消息筋の話として、反体制武装集団戦闘員300人がこの攻防戦で死亡した、と報じた。

一方、SANA(3月3日付)によると、ダイル・ジャマール村、マンスーラ村、カフルダーイル村、バービース村、ハーン・アサル村、カフルナーハー村、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、シャイフ・サイード地区、マサーキン・ハナーヌー地区、旧市街、バニー・ザイド地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月3日付)によると、ダイル・ザウル市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(3月3日付)によると、ムハルダ市郊外のタッル・マラフ市で、検問所を襲撃しようとしたシャームの民のヌスラ戦線メンバーら戦闘員を軍が撃退、殲滅した。

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イドリブ県では、SANA(3月3日付)によると、タッル・サラムー市、ビンニシュ市、ナイラブ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ゴラン高原に近いジャムラ村の機甲連隊の拠点を反体制武装集団が襲撃・占拠し、連隊司令官の少佐を「処刑」した。

またゴラン国境に近いマアリーヤ村の検問所も、反体制武装集団が襲撃・制圧し、軍の大尉を「処刑」し、同村に対する砲撃で、市民6人が死亡したという。

一方、SANA(3月3日付)によると、ジャムラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラームの曙旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、トルクメン山(ラビーア町一帯)各所で、軍と反体制武装集団が交戦し、15人の戦闘員が死亡した。

これに関して、AFP(3月3日付)は、軍消息筋の話として、「シリア・イスラーム解放戦線」を名のる武装集団が活動していた軍がバイト・アワーン村をはじめとする8村を制圧した、と報じた。

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ハサカ県では、クルディーヤ・ニュース(3月3日付)によると、タッル・ハミース市に軍が空爆し、自由シリア軍の戦闘員6人が死亡した。

これを受け、複数の消息筋によると、民主統一党人民防衛隊がタッル・マアルーフ町への部隊を強化した。

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『サンデー・タイムズ』(3月3日付)は、シリア国内での戦闘に参加している英国人戦闘員1人が軍との戦闘で死亡したと報じた。

同報道によると、死亡したのはイブラーヒーム・マズワージー。シリアでテロ活動を行う、サラフィー主義戦闘員に参加し、シリアで2週間前に死亡したという。

なお同報道によると、シリアでの戦闘に参加している英国人サラフィー主義戦闘員の数は80人に及ぶという。

国内の動き

『ワタン』(3月3日付)は、シリアの穀物公社のアブー・ザイド・カーティビー代表の話として、イランからシリアへ毎日500~800トンの穀物が供与されていると報じた。

反体制勢力の動き

レバノンのジャディード・チャンネル(3月3日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長がトルコからシリアに密入国し、アレッポ県マンビジュ市、ジャラーブルス市などに数時間滞在したと報じ、その映像を公開した。

http://www.youtube.com/watch?v=gNxGUtvyAII

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アブー・ファドル・アッバース旅団を名のる武装集団は、ロイター通信(3月3日付)に対して、イラクとレバノンのシーア派戦闘員がアサド政権を支援するかたちで戦闘に参加していると断じた。

同旅団は、ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町周辺で、「スンナ派を保護するため」に戦闘を行っているのだという。

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自由シリア軍国内合同司令部中央広報局のファフド・ミスリー(在レバノン)は声明を出し、重武装したヒズブッラーの戦闘員数千人がベカーア県(バアルベック、ヘルメル郡)からヒムス県クサイル、ハマー県ガーブ地方に対して「軍事侵攻」を準備していると主張した。

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シリア国民評議会は声明を出し、ハサカ県ヤアルビーヤ市での軍と反体制武装集団の戦闘にイラク軍が参加するとともに、シリア軍のイラク領からの砲撃を認めたと断じ、ヌーリー・マーリキー内閣を強く非難するとともに、アラブ連盟と国連に対してイラクの主権侵害を非難するよう求めた。

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AFP(3月3日付)は、トルコのガズィアンテップ市で、在外反体制活動家が、アレッポ県内の反体制勢力の解放区の自治を担当するための地元評議会メンバー29人を選出したと報じた。

地元評議会は、シリア国内の自治組織だと考えることが多いが、今回の選挙では、シリア国外に逃れた各地地域の活動家約240人が立候補した。

選挙結果は3月4日に正式に発表されるという。

諸外国の動き

イラクのニネベ県報道官は『ハヤート』(3月3日付)に対して、ハサカ県ヤアルビーヤ市に面するラビーア町の国境検問所を国境地帯での戦闘激化を受けて閉鎖した、と述べた。

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英国のアリスター・バート中東問題担当大臣は『ハヤート』(3月4日付)に対して、「非常に激しい暴力行為が行われている現状において、シリアにさらなる武器供与を行うことは(紛争解決に)資さない。しかし我々は広範な措置を講じることで、アサドに、こうした姿勢(弾圧)に決して依存することなどできないということが伝わるだろう」と述べた。

また「アサド大統領にできる最善策は、国連が提示した解決策を即時受諾することだ」と付言した。

AFP, March 3, 2013、Akhbar al-Sharq, March 3, 2013、al-Hayat, March 3, 2013, March 4, 2013、Kull-na Shuraka’, March 3, 2013、al-Kurdiya
News, March 3, 2013、Naharnet, March 3, 2013、Reuters, March 3, 2013、SANA,
March 3, 2013、The Sunday Times, March 3, 2013、Youtube, March 3, 2013、al-Watan, March 3, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

軍がサラフィー主義武装集団によって前日から占拠されていたヤアルビーヤ市の半分以上を制圧、人民防衛隊がルマイラーン町およびカフターニーヤ市の掌握を発表するも制圧に際し戦闘は起こらず(2013年3月2日)

シリア政府の動き

シリアのワリード・ムアッリム外務在外居住大臣がイランを訪問、マフムード・アフマディーネジャード大統領、アリー・アクバル・サーレヒー外務大臣と会談した。

SANA(3月2日付)によると、アフマディーネジャード大統領は、「生存をかけた戦争を行うシリアとともにある」と表明するとともに、暴力の停止、対話を通じた危機解決を支持することを改めて確認した。

SANA, March 2, 2013
SANA, March 2, 2013

一方、サーレヒー外務大臣は会談後の記者会見で、「次期選挙で、アサド大統領は他の候補者とともに参加し、国民が望む者を選出するだろう」と述べた。

サーレヒー外務大臣は、「なぜ彼を排除するのか?…アサド大統領も他の立候補者も国民に向かって、自らのプログラムを提示し、国民が彼らを選ばねばならない。投票箱がシリアの将来を決めるのだ」と付言した。

さらに6日間にわたるロシア訪問を終えて帰国したサーレヒー外務大臣は、「ロシアがイランに対して述べた姿勢とは、アサド大統領が(2014年の)次期大統領選挙まで正統な大統領であるというものだ」と強調した。

そのうえで「シリアの危機に軍事的解決はなく、唯一の解決策は政府と反体制勢力の対話だ…。だれもシリアの政府に武装放棄を求めることなどできず、平静を回復するため、傭兵に対抗する以外に選択肢はない」と述べた。

これに対し、ムアッリム外務在外居住者大臣は、米国が反体制武装集団への兵器以外の直接支援を決定したことに関して、「反体制勢力が人々を殺戮するなかで、このイニシアチブを理解できない」と批判した。

また反体制勢力を支援する「トルコとカタールに圧力をかける」よう呼びかけた。

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『サウラ』(3月2日付)は、米国が反体制武装集団への兵器以外の直接支援を決定したことに関して、「裏切りの政策」と非難、政治的解決策を案出するとの欧州歴訪時のジョン・ケリー米国務長官の発言と矛盾している」と指弾した。

また「テロ集団への軍事・兵站支援、さらにはエルドアン基地など近隣諸国での軍事教練は、傭兵集団に暴力、殺戮、破壊をエスカレートさせるよう呼びかけていることを意味する」と批判した。

国内の暴力

軍武装部隊総司令部は声明を出し、ハマー県サラミーヤ地方からアレッポ県アレッポ国際空港にいたる国際幹線街道一帯における反体制武装集団の浄化を完了し、治安と安全を回復したと発表した。

治安回復が発表されたのは、サラミーヤ、アスラヤー、ハナースィル、マズラア、ラスム・ナクル、ウンム・アームード・サギール、ウンム・アームード、ジュナイド、カブタイン村フライリシュ、サフィーラ、防衛工場機構、科学研究センター、バーシュクワー、タッル・アーブール村トゥルクマーン、タッル・シュガイブ、ナイラブ、ナイラブ・キャンプ、アレッポ国際空港。

これに関して、ロンドンを拠点とする反体制組織のシリア人権監視団は、「軍が金曜晩、数日間にわたる戦闘で、(アレッポ国際空港、ナイラブ航空基地にいたる)街道の制圧を完了した」と認めた。

同監視団によると、これにより、軍はハマー県からアレッポ県にいたる兵站路を確保し、反体制武装集団の浄化を加速させると見られる一方、反体制武装集団がアレッポ市での戦闘を激化させることが懸念される。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、軍がヤアルビーヤ国境通行所を奪還、またヤアルビーヤ市の半分以上を制圧した。

対イラク国境に位置するヤアルビーヤ国境通行所は、前日にシャームの民のヌスラ戦線などによって一時占拠されていた。

これに関して、ジャズィーラ自由人旅団参謀長のジャースィム・シャムリーはクルディーヤ・ニュース(3月2日付)に対して、イラク軍のヘリコプターがヤアルビーヤ国境検問所上空を通過し、シリア領内の通関事務所を攻撃したと主張した。

シャムリーによると、反体制武装集団はヤアルビーヤ国境検問所を一時完全に掌握し、シリア軍兵士はイラク領内のラビーア町方面に逃走したが、その後、イラク軍の支援を受けた軍の反撃に遭ったのだという。

なおこの戦闘で、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員1人を含む2人が死亡した。

一方、AFP(3月2日付)は、イラク国防相報道官の話として、ハサカ県ヤアルビーヤ市での反体制武装集団との戦闘で負傷したシリア軍兵士4人が、イラク領内のルバイア病院(ニネベ県)に搬送されたと報じた。

同報道官によると、シリア領内での戦闘で、イラク領内に双方の砲弾・銃弾が着弾しているが、イラク側は自制を続けているという。

このほか、クルディーヤ・ニュース(3月2日付)は、タッル・ハミース市が軍の空爆を受けたと報じた。

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同じく、ハサカ県では、民主統一党人民防衛隊が声明を出し、ルマイラーン町、カフターニーヤ市(クルド語名ディルベ・スピーイェ)の両市を制圧した、と発表した。

複数の反体制勢力筋によると、民主統一党人民防衛隊が、ルマイラーンの油田地帯に侵入、またルマイラーン町の政府、治安機関、バアス党の施設を制圧したという。

またシリア人権監視団によると、民主統一党人民防衛隊は、軍・治安部隊が撤退したカフターニーヤ市を制圧した。制圧に際して交戦はなかったという。

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イスラエル軍報道官は、占領下ゴラン高原南部の非居住地域に複数の迫撃砲が着弾した、と発表した。

同報道官によると、迫撃砲は「シリアでの戦闘によるものと思われ…、犠牲者、被害は出なかった」。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市郊外(マシュラブ、フルースィーヤ検問所周辺)で、正規軍、国防隊、親体制派民兵と反体制武装集団が激しく交戦した。

数時間続いたこの戦闘で、反体制武装集団の戦闘員16人、軍などの兵士10人が死亡した。

SANA(3月2日付)によると、反体制武装集団はラッカ中央刑務所近くおよびフルースィーヤ市の軍の検問所を襲撃、武装集団の一部がマシュラブ市を経由して北方からラッカ市内に侵入した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アサル村(警察学校周辺)で、軍と反体制武装集団の交戦が続いた。

一方、SANA(3月2日付)によると、マンナグ村、マンビジュ市、ダイル・ジャマール村、フライターン市、ラトヤーン村、バルクーム市、マンスーラ村、カフル・アントゥーン村、タッル・アッジャール村、ジスル・アッサーン村、アズィーザ市、アウラム・クブラー町、カラースィー村、ハーン・アサル村(警察学校)、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、装備・拠点を破壊した。

またアレッポ市では、旧市街、カッラーサ地区、ブスターン・カスル地区、ハナーヌー地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、装備・拠点を破壊した。

このほか、アレッポ情報センターなる組織は、ユーチューブなどを通じて、マンナグ航空基地周辺でヘリコプターを撃墜したとする映像をアップした。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市、ムウダミーヤト・シャーム市、ドゥーマー市、ヤブルード市などに軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(3月2日付)によると、アッブ農場、スバイナ町、アドラー市、ダーライヤー市、ムウダミーヤト・シャーム市、ハジャル・アスワド市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、装備・拠点を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(3月2日付)によると、バルザ区郊外に、反体制武装集団の迫撃砲が着弾し、市民2人が死亡、子供1人が負傷した。

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ダルアー県では、SANA(3月2日付)によると、ダルアー市アルバイーン地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(3月2日付)によると、タッル・サラムー市、バラーギーティー村、ハマーマート・ダーイル村、ワリーディー村、ナイラブ村、クマイナース村、アイン・バーリダ村、ミンタール村、アルマラ村、サラーキブ市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、装備・拠点を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(3月2日付)によると、ラスタン市および同市郊外、クサイル市、東ブワイダ市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、装備・拠点を破壊した。

反体制勢力の動き

ザマーン・ワスル(3月3日付)によると、トルコのガズィアンテップ市で、アレッポ市議会選挙が実施された。

同報道によるとによると、イスラーム主義者のリスト二つと世俗主義者のリストが議席を争い、イスラーム主義者の若者らからなる忠誠リストが全議席を獲得したという。

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ザマーン・ワスル(3月3日付)によると、トルコのガズィアンテップ市で、アレッポ県地元評議会(ジャラールッディーン・ハーンジー議長)大会が開催された。

大会には、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長が出席し、3日に新評議員を選ぶ選挙が実施されるという。

クルド民族主義勢力の動き

クルディーヤ・ニュース(3月2日付)によると、アレッポ県コバネ(アイン・アラブ市)のクルド人自治評議会が声明を出し、イラク・クルディスタン地域からコバネ地方、アフリーン地方に配給されるはずの人道支援物資が届いていないと発表した。

諸外国の動き

国連の潘基文事務総長はジュネーブでアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表と会談した。

国連が発表した声明によると、会談では、政府と反体制勢力双方による対話実施の意思表明を歓迎、国際機関が対話を促す用意があると表明した。

その一方、潘事務総長は、「シリアの紛争の両当事者が人名を尊重していない」と懸念を表明し、「戦争犯罪、人道に対する罪の責任者の処罰が肝要」と強調した。

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チャック・ヘーゲル米国防長官は記者団に対して「(オバマ)政権のシリア政策は明確だ。非戦闘的な支援である。米国が採用している政策は平和的なものだ」と述べた。

AFP, March 2, 2013、Akhbar al-Sharq, March 2, 2013、al-Hayat, March 3, 2013、Kull-na Shuraka’, March 2, 2013, March 3, 2013、al-Kurdiya
News, March 2, 2013、Naharnet, March 2, 2013、Reuters, March 2, 2013、SANA,
March 2, 2013、al-Thawra, March 2, 2013、Zaman al-Wasl, March 3, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

サラフィー主義武装集団が対イラク国境沿いにあるヤアルビーヤ市を制圧するなか、自由シリア軍参謀委員会参謀長が武器供与を行わないとしたシリアの友連絡グループ会合の決定を批判(2013年3月1日)

反体制勢力の動き

『ハヤート』(3月2日付)は、自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長が、ローマでのシリアの友連絡グループ会合での決定を批判、「我々は食糧、飲料、負傷者治療の保証を欲しているのではない…。我々が欲しいのは武器だ。アサド政権の犯罪を食い止められるような対戦車砲、対空砲が欲しい」と述べたと報じた。

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ゴランの鷹大隊を名のる反体制武装組織は声明を出し、ダマスカス県ヤルムーク区で略奪・強盗を行っていた反体制武装集団の戦闘員6人を逮捕した、と発表した。

声明によると、逮捕されたのはPFLP-GCを離反した戦闘員だという。

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AFP(3月1日付)によると、ダマスカス県アサーリー地区、イドリブ県ハビート市、ダルアー県マアルバ町、アレッポ県バーブ市、ハマー県カルア・マディーフ市などで、金曜礼拝後に反体制デモが発生し、反体制勢力への武器供与に踏み切らなかったシリアの友連絡グループを非難するとともに、反体制武装集団の統合などが主唱された。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、アレッポ県のマーリキーヤ村で、軍が72人を戦場処刑・焼却したと発表、「虐殺」と非難した。

同声明によると、殺害された72人のうち身元が判明したのは49人で、うち子供が7人いた、という。

これに関して、シリア人権監視団は、マーリキーヤ市に軍が突入し、数十人の民間人を殺害した、と発表した。

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マナーフ・トゥラース准将はロシアを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣との会談に先立ち、RT(3月1日付)に対して、ロシアと米国がシリアの危機解決に向けて合意に達し、ロシアが一紛争当事者(アサド政権)に圧力をかけることを希望する、と述べた。

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クッルナー・シュラカー(3月1日付)は、シリア革命総合委員会政治局メンバーが、シリア革命反体制勢力国民連立の活動拡大のため、ハサカ県カーミシュリー市を訪問したと報じた。

訪問したのは、アーミル・シャーミーら3人。

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AKI(3月1日付)は、反体制活動家(匿名)の話として、「米国はシリアの反体制武装集団の統合と、その掌握、さらには上意下達的な指揮系統の構築を真剣に行っており、武器輸出を開始した場合に混乱が生じないようにしている」と報じた。

同活動家によると、シリアの5つの反体制武装集団のうち、米国はすでに二つの武装集団の統合に成功している、という。

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シリア記者連盟は声明を出し、2013年2月だけでジャーナリスト11人がシリア国内で死亡、2011年3月以降の死者総数が138人に達したと発表した。

殺害されたジャーナリストのなかには、空軍情報部によって身柄拘束後に拷問を受け死亡したアイハム・ムスタファー・ガズール氏のほか、シリア解放旅団に批判的な記事を書いた反体制ジャーナリスト2人(アレッポ報道センター記者、アレッポ・ニュース記者)、フランス人写真家の写真家オリヴィエ・ヴォワザン氏などが含まれている。

国内の暴力

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、対イラク国境のヤアルビーヤ市を、シャームの民のヌスラ戦線、ファールーク大隊、シャーム自由人大隊などサラフィー主義武装集団が制圧した。

同市に展開していた軍の兵士は逃走し、その一部は捕虜となったという。

al-Hayat, March 2, 2013
al-Hayat, March 2, 2013

これに関連して、『ハヤート』(3月2日付)は、イラクのニネベ県タッルアフル市長の話として、シリア国境3キロの地点に位置する村にシリア領内から発射されたスカッド・ミサイルが着弾したと報じた。

同市長によると、被害、死傷者はなかったという。

一方、クッルナー・シュラカー(3月1日付)は、複数の目撃者の話として、ヤアルビーヤ市での戦闘で、イラク領から同市に向けて複数の迫撃砲が発射・着弾したと報じた。

また、複数の目撃者の話として、民主統一党人民防衛隊がルマイラーン町を事実上制圧した、と報じた。

制圧に先立って、軍・治安部隊との交戦はなく、同市と油田をつなぐ道路などに民主統一党の検問所が設置されたという。

さらに、ハサカ市ナシュワ地区など南部の複数の地区で、軍と自由シリア軍が交戦し、軍が反体制武装集団の制圧地域を砲撃した。

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SANA(3月1日付)は、ハマー県サラミーヤ地方からアレッポ県サフィーラ市に至る国際幹線道路沿いの村々で反体制武装集団を殲滅し、同地域の治安と安全を回復したと報じた。

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アレッポ県では、SANA(3月1日付)によると、ハーン・アサル村、バーブ市、マンスーラ村、ナッカーリーン村などでは、軍が反体制武装集団との戦闘を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市でも、マサーキン・ハナーヌー地区、旧市街などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アレッポ軍事評議会の司令官を含む複数の戦闘員を殺傷した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(3月1日付)によると、ダーライヤー市、ザバダーニー市、ムウダミーヤト・シャーム市、シャイフーニーヤ村、ザマルカー町、アルバイン市、アーリヤ市郊外などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(3月1日付)によると、ジスル・シュグール市郊外、アリーハー市郊外、サルミーン市郊外、ハーミディーヤ航空基地周辺、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺などで、軍が反体制武装集団への攻撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月1日付)によると、ダイル・ザウル市内各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(3月1日付)によると、バイト・シュルーク村とハドラー村で、略奪行為を行っていた反体制武装集団を軍が殲滅した。

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ヒムス県では、SANA(3月1日付)によると、ラスタン市郊外、アービル村、タルビーサ市、タッルドゥー市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

国内の動き(シリア政府の動き)

『ティシュリーン』(3月1日付)は、反体制勢力への「非戦闘的」な装甲車輌、軍事関連装備の輸出、技術支援を認めるとのEUの決定を「EUが密かに行ってきたこと…の延長で、暴力とテロを激化させ、反体制勢力に政治的解決を拒否するよう煽動するものだ」と批判した。

クルド民族主義勢力の動き

クッルナー・シュラカー(3月1日付)によると、シリア・クルド・アーザーディー党(ムスタファー・ジュムア派)がクルド最高委員会からの脱会を発表した。

これに関して、バッシャール・アミーン副書記長は、NNA(3月1日付)に対して、党が委員会から正式に脱退しておらず、シリア・クルド国民評議会の代表の交代を求めていると述べる一方、西クルディスタン人民議会が委員会結成時の合意を履行していないと批判した。

なお、この決定は、同党が参加するクルド民主政治連合からの離脱を意味しないという。

レバノンの動き

『ハヤート』(3月2日付)は、「シリア革命電気派(ジャナーフ・エレクトローニー)」を名のる集団が、レバノン内務地方自治省のホームページをハッキングし、「シリア人活動家を保護し、その粛清を回避するためシリア政府に引き渡すな」とのメッセージの書かれた画像を添付した、と報じた。

諸外国の動き

ジョン・ケリー米国務長官は、トルコを訪問し、レジェップ・タイイップ・エルドアン首相、アフメト・ダウトオール外務大臣、アブドゥッラ・ギュル大統領と会談した。

『ハヤート』(3月2日付)によると、会談では、NATOによるトルコ支援、シリア人避難民への対応、シリア政府による化学兵器使用の可能性、反体制武装集団による移行期政府の樹立などが協議された。

ケリー国務長官は、アサド政権の正統性を改めて否定し、政治的な政権移譲実現に向けた努力を積み重ねるとの意思を示したという。

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『タイムズ』(3月1日付)は、米国およびEUの複数の国が、サラフィー主義者以外の反体制勢力への支援の一環として、ヨルダンでシリア反体制活動家の教練を監督している、と報じた。

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ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はバラク・オバマ米大統領と電話会談を行い、シリア情勢について協議した。

『ハヤート』(3月2日付)などによると、この電話会談で、プーチン大統領は、早急に軍事活動を停止させる必要を強調したという。

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ロシア外務省は声明を出し、ローマでのシリアの友連絡グループ会合に関して、「ローマでの決定や声明は、文言、主旨の両面で、過激派の力による権力奪取を奨励し、一般のシリア人を必然的に苦しめるものだ」と非難し、暴力の即時停止と政治的対話の開始を求めた。

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サウジアラビアのサウード・ファイサル外務大臣は、アラブの友連絡グループ会合出席のため滞在中のローマで、シリアでの「戦闘は今や世界的な戦いとなり、シリア国民は独りではない」と述べ、欧米諸国、湾岸諸国、トルコが積極的干渉していることを認めた。

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国連の潘基文事務総長は、ジュネーブで、シリア情勢に関して、紛争の軍事的解決がシリアの「解体」をもたらすと警鐘を鳴らし、政府と反体制勢力の前に遺された「わずかな対話の機会…を強く支持し、彼らにこの機会を活用するよう」呼びかけた。

AFP, March 1, 2013、Akhbar al-Sharq, March 1, 2013, March 4, 2013、AKI, March 1, 2013、al-Hayat, March 2, 2013、Kull-na Shuraka’, March 1, 2013、al-Kurdiya News, March
1, 2013、Naharnet, March 1, 2013、NNA, March 1, 2013、Reuters, March 1, 2013、SANA,
March 1, 2013、The Times, March 1, 2013、Tishrīn, March 1, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ローマで開かれたシリアの友連絡グループ会合にハティーブ議長が参加、閉幕後の記者会見で米国務長官は「シリア革命反体制勢力国民連立の努力を支援するため」6,000万米ドル相当の非軍事支援を行うと発表(2013年2月28日)

シリアの友連絡グループ会合(ローマ)

イタリアのローマで、シリアの友連絡グループ会合が開かれ、西側諸国、湾岸アラブ諸国、トルコなど11カ国外相、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長、リヤード・ファリード・ヒジャーブ前首相らが参加した。

Reuters, February 28, 2013
Reuters, February 28, 2013

西側諸国が2011年9月から12年11月まで積極的に支援してきたシリア国民評議会(シリア・ムスリム同胞団が主導)は会合をボイコットしたが、一部のメンバーは出席した。

会合後に発表された閉幕声明の骨子は以下の通り:

1. シリア政府は住宅地区への「無差別」砲撃を即時に停止しなければならず、これらの行為は処罰を免れ得ない人道に対する罪である。
2. シリアの友連絡グループ各国は、現地におけるパワー・バランス(シリア政府の優位)を変化させる必要を確認する。
3. シリアの友連絡グループ各国は、一部諸外国によるシリア政府への武器供与が引き続き行われていることに懸念を表明する。
4. シリアの友連絡グループ各国は、シリア革命反体制勢力国民連立に対して、さらなる政治的・物的支援を行い、シリア国内に具体的な支援物資を搬入する。

しかし声明では、反体制勢力に対する支援の額、内容、そして国内での具体的な物資受入機関については明記されなかった。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブは会合後、ジョン・ケリー米国務長官と共同記者会見を開いた。

会見で、ハティーブ議長は、シリア国内への支援を行うため、ヒムス県やダマスカス郊外県ダーライヤー市への「安全保障救済回廊の設置」を求めたことを明らかにした。

また「シリア国民と革命家たちに、完全なる自衛権を与える」よう求めたとしたうえで、「反体制勢力に高度な武器を供与しない…という国際的な合意がある…。もしそうしたいのなら、過去の契約の名のもとに今日もなお続いているシリア政府への高度な兵器の兵站支援を止めよ」と述べ、ロシアやイランを非難した。

さらに国内でテロを行っている武装勢力に関して、「国内で戦っている同胞のほとんどが、武器を持つことを余儀なくされた穏健な人々だ。我々の社会にとって異質な思想を持った者が若干はいる。我々はこうした事態を明確に拒否している。タクフィール主義思想に反対している」と述べ、シャームの民のヌスラ戦線を反体制勢力の一部だとした2012年末の姿勢を撤回した。

政権との対話イニシアチブに関しては、アサド政権の退陣と抑圧的な軍・治安機関の解体が条件になると改めて述べた。

一方、ケリー国防長官は、米国が6,000万米ドル相当の支援を行うと発表、「今後数ヶ月中に、シリア革命反体制勢力国民連立の努力を支援するため、兵器以外の支援を行うだろう」としたうえで、自由シリア軍に対して「医療、食糧支援」など「直接支援が行われるだろう」と述べた。

米国がシリア国内の反体制武装勢力への直接支援を公言するのは、これが初めてだが、『ハヤート』(3月1日付)によると、米国はこれまでシリアに対して3億8500万米ドルの人道支援を行うとともに、5,400万米ドル相当の通信機器、医療物資を供与している。

なお共同記者会見終了直前、「U$A, EU, ITALY, QATAR, SAOUD, TURKEY SUPPORT TERRORISTS」と書かれたプラカードを掲げた活動家が、抗議の意思を示した。

反体制勢力の動き

シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン元事務局長は、フェイブック(2月28日付)を通じて声明を出し、3月2日のイスタンブールでのシリア革命反体制勢力国民連立の会合で選出される予定の移行期政府の首班候補の一人として自身の名があげられていることに関して、連立メンバーがいかなるポストも得るべきでなく、若者に委ねるべきだと主張してきたと述べ、首班就任を辞退する意思を示した。

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リヤード・ファリード・ヒジャーブ前首相は声明を出し、3月2日のイスタンブールでのシリア革命反体制勢力国民連立の会合で選出される予定の移行期政府の首班候補の一人として自身の名があげられていることに関して、これを辞退するとの意思を示した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のサミール・ナッシャールは、ザマーン・ワスル(2月28日付)に対して、ローマでのシリアの友連絡会合からの「政治的指示」により、3月2日にイスタンブールで予定されている移行期政府首班選出のためのシリア革命反体制勢力国民連立の会合が延期される見込みだと述べた。

ナッシャールによると、延期は、米国とロシアが、ジュネーブ合意に沿って、反体制勢力と現政府の双方が参加したかたちでの移行期政府の樹立を行う点で合意したためだという。

ナッシャールは、反体制武装勢力の間で移行期政府首班指名に関する意見の相違はないが、「事態は中東地域のコントロール外、反体制勢力の枠外に置かれてしまった」と批判した。

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シリアの友連絡グループ会合後にシリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、3月2日にイスタンブールで予定されていた移行期政府首班選出のための会合を無期限で延期すると発表した。

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自由シリア軍国内合同司令部中央広報局のファフド・ミスリー(在レバノン、写真)は、アナトリア通信(2月28日付)に対して、「シリアの主権下にあるこれらの村(ヒムス県の対レバノン国境の8村)の住民はスンナ派、シーア派、アラウィー派、キリスト教徒からなり、シーア派の村は二つしかなく、レバノン人住民はその一部に過ぎない」と述べ、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長の演説(27日)内容を否定した。

Naharnet, February 28, 2013
Naharnet, February 28, 2013

そのうえで「我々はいかなる代償を払おうとも、占領された村を奪還する」と述べたうえで、「これらの村からスンナ派の住民を排除しようとしている」と断じた。

一方、ミスリーはダマスカス郊外県アクラバー村で、自由シリア軍がヒズブッラーの戦闘員1人を殺害したと発表した。

ミスリーによると、アクラバー村とサイイド・ザイナブ市のヒズブッラー戦闘員どうしの無線通信を傍受し、殺害に至ったという。

ミスリーは、「ヒズブッラーの戦闘員が、シリア領内、とりわけダマスカス郊外で、毎時殺戮を行っている」と断じた。

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クルド最高会議とシリア革命反体制勢力国民連立の代表は、2月17日の民主統一党と自由シリア軍ハサカ革命軍事評議会のラアス・アイン市での停戦合意を承認し、同合意実施に向けて全面支援することを確認した。

国内の暴力

ヒムス県では、SANA(2月28日付)によると、ヒムス市アクラマ・ジャディード地区で、反体制武装勢力が爆弾を仕掛けた車が爆発し、市民1人が死亡、24人が負傷した。

また、ラスタン市郊外、東ブワイダ市、サッルーミーヤ市、カマーム市、アービル村などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市旧市街のウマイヤ・モスクから軍が撤退し、反体制武装勢力が同モスクを占拠した。

軍は早朝にモスクから撤退し、周辺の施設に再結集したという。

また同監視団によると、ウマイヤ・モスク周辺では依然として戦闘が続いており、反体制武装勢力は近くの裁判所などを占拠し、アレッポ城からの軍の兵站路を遮断しようとしている、という。

一方、SANA(2月28日付)によると、カフルナーハー村、アイン・ダクナ村、マンナグ村、ラスム・アッブード村、ザハビーヤ村、ナイラブ村(航空基地周辺)、タッル・アッジャール村、サフィール市、タッル・リフアト市、ハーン・アサル村(警察学校周辺)、タッル・シュガイブ村などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ダウワール・ジャズマーティー、ダウワール・マルジャ、サーリヒーン地区、アンサーリー地区、カースティールー地区、ライラムーン地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月28日付)によると、ザマルカー町、アルバイン市、ドゥーマー市、ハラスター市、アドラー市、ムウダミーヤト・シャーム市郊外、ザバダーニー市、ナブク市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム旅団、ファールーク大隊、ラフマーン大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(2月28日付)によると、ダルアー市、ブスラー・シャーム市、ウンム・マヤーズィン町などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月28日付)によると、サラーキブ市、ビンニシュ市、カフルワジーン市、マアッラトミスリーン市、タッル・マルディーフ市、ジスル・シュグール市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月28日付)によると、スライヒーン町で軍が反体制武装勢力と交戦、戦闘員を殲滅した。

国内の動き(シリア政府の動き)

シリア航空公社のガイダー・アブドゥッラティーフ総裁は、AFP(2月28日付)に対して、ダマスカス国際空港への街道は「安全で、旅行者の安全は保証されている」と述べ、各国の航空会社にダマスカス、ラタキア、カーミシュリーの国際空港への便を再開するよう呼びかけた。

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シリアの外務在外居住者省は国連安保理議長と事務総長に宛てて書簡を提出、そのなかでイスラエルによるゴラン高原での石油採掘計画に関して、「違法であり、国連諸決議の明らか違反」と非難、国際社会に「真摯な対応」を求めた。

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Damas Post(2月28日付)は、日刊紙『サウラ』、『ティシュリーン』を発行するワフダ公社消息筋の話として、同公社の地方紙『ジャマーヒール』(アレッポ県)、『フラート』(ダイル・ザウル県)、『ウルーバ』(ヒムス県)の紙媒体での配布を停止し、インターネット版のみを発行する決定を下したと報じた。

諸外国の動き

フランスのフランソワ・オランド大統領がロシアを訪問し、ウラジーミル・プーチン大統領と会談、シリア情勢などを協議した。

会談後の記者会見で、プーチン大統領は「フランス大統領は我々が示した意見の一部に同意したと思う…。シリア危機正常化をめぐって新たな提案がなされた。すべてのパートナーとこの提案を協議し、実施を試みることは可能だと思う」と述べた。

また「国際テロリストや過激派集団が自らの目的を実現するためにシリアの惨状を利用することは許されない」としたうえで、「ロシアとフランスの立場には相違があるが、我々はシリアの保全と国民統合の維持を呼びかけている」と強調した。

一方、オランド大統領は、「モスクワのこだま」ラジオに対して、「我々が政治的正常化に至らなければ、武器が輸出されるだろう。しかし、フランスからではない」と述べ、反体制武装勢力への武器供与を否定した。

しかしシリアの紛争の解決がいつ解決するかに関して、「ロシア大統領の姿勢に大きく関わっている」と述べ、ロシアの姿勢が紛争長期化をもたらしていると暗に批判した。

またアサド政権の存続の是非に関して、「我々はこの問題を議論している。権力移譲をめぐる対話が成功することを希望する…。プーチン大統領が反体制勢力承認に同意してくれればうれしい」と述べた。

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『ハヤート』(3月1日付)は、EUは、英国などの要請に基づき、シリアに対する制裁の改訂し、反体制勢力への「非戦闘的」な装甲車輌、軍事関連装備の輸出、技術支援を認める決定を下したと報じた。

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表はカイロで、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による対話イニシアチブに関して「長く待った末にようやっと示された」としたうえで、シリア政府と反体制武装勢力に対して、カイロ、イスタンブール、パリなど場所を問わず、無条件で対話を行うよう呼びかけた。

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インマール・ハムード・シリア避難民問題担当報道官は、ヨルダンのシリア人避難民の数が42万1240人に達したと発表した。

うち、ザアタリー避難民キャンプには10万8000人が収容されているという。

AFP(2月28日付)が報じた。

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クロアチア首相は、UNDOF派遣部隊の撤退を指示したと述べた。『ニューヨーク・タイムズ』(2月28日付)などが報じた。

AFP, February 28, 2013、Akhbar al-Sharq, February 28, 2013、Damas Post, February 28, 2013、al-Hayat, March 1, 2013、Kull-na Shuraka’, February 28, 2013、al-Kurdiya News, February
28, 2013、Naharnet, February 28, 2013、The New York Times, February 28, 2013、Reuters, February 28, 2013、SANA, February 28, 2013、Zaman al-Wasl, February 28, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国務長官が仏大統領との会談のなかでシリアの反体制勢力が「さらなる支援を必要としている」と強調、民主統一党のムスリム共同党首は「革命を逸脱させ、ジハード主義者を支援した」としてトルコを非難(2013年2月27日)

反体制勢力の動き

『ハヤート』(2月28日付)は、ヒムス県の反体制武装集団司令官を名のる人物の話として、トルコ経由で「複数の支援国」が1月に反体制武装勢力に武器弾薬を供与した、と報じた。

この人物は「我々は、バーブ・ハワー国境検問所を経て、これらの武器を合法的、公的、通常通り受け取った…、密輸経路を通じて入手したのではない」と述べたという。

また「しかし、これらの武器は我々が勝利するには不充分だ。トルコには別の武器補給も届いているが、まだ受け取っていない」と付言した。

一方、ダマスカス郊外で活動するという反体制武装集団の司令官は、「これらの武器を入手した者は、真の戦闘員ではない。彼ら(支援国)は、戦闘を行っていない軍事評議会に武器を提供している。前線で戦闘しているのは我々だ」と述べた。

また「彼らは、ロケット弾20発、対戦車砲などを我々に与える見返りに、我々の大隊に(軍事評議会への)参加を求めてきた。彼らはすべてを自分たちの監督下に置こうとしている。だが我々は断った」と付言した。

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自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長は、ムスタクバル・テレビ(2月28日付)のインタビューに応じ、そのなかで「我々の拠点へのヒズブッラーの砲撃を阻止するために介入するよう、ミシェル・スライマーン大統領に個人的に求めてきた」と述べた。

イドリース参謀長はまた「我々は、イランとロシアが支援する犯罪者体制との戦争状態にあるだけで、ヒズブッラーとは戦いたくない…。我々はクサイル近郊の戦闘員にヒズブッラーとの戦闘を行わないよう促してきた」と強調した。

しかし「ヒズブッラーがレバノンから自由シリア軍の拠点を標的にしているという証拠を示されることになろう」と断じた。

クルド民族主義勢力の動き

民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首はパリで記者会見を開き、「トルコは(シリアの)革命を逸脱させ、その軍事化に荷担した。ジハード主義者を支援してきた」と非難した。

また「トルコは自国の国益に沿って影響力を行使しようとしている。シリアの反体制勢力を支援することで、この運動からクルド人を排除しようとしてきた」と述べた。

さらに「(シャームの民の)ヌスラ戦線はトルコに訓練基地を持っている」と避難した。

一方、シリア革命反体制勢力国民連立に参加する「在外の反体制勢力は…、トルコ政府と密接な関係を持っており、民主統一党が支配するクルド人地区で自治組織を設置しようとするクルド最高会議に対処する意思はない」と非難した。

ムスリム共同党首は、民主統一党が自由シリア軍の活動と調整を行うとしつつ、「紛争の軍事化」を改めて拒否し、「我々が行っていることは(自由シリア軍とは)異なっている。それは自衛だ」と強調した。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、SANA(2月27日付)によると、ドゥーマー市、ダイル・アサーフィル市、シャブアー町、アーリヤ市郊外、ザマルカー町、ダーライヤー市、ナブク市、ザバダーニー市、ハジャル・アスワド市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、ハールーン・ラシード大隊メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またオートストラード・ハラスターのガソリン・スタンドに、反体制武装勢力が爆弾を仕掛け、爆破・破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(2月27日付)によると、ダマスカス大学文学部、アサド大学病院近くに迫撃砲が着弾した。

これに関して、シリア人権監視団は、マッザ区ダマスカス大学文学部近くの軍事裁判所裏に迫撃砲が着弾したと発表した。

またシリア人権監視団によると、ジャウバル区で、軍が砲撃を続け、反体制武装勢力と交戦した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月27日付)によると、ダイル・ザウル市内各所で、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月27日付)によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、タッル・サラムー村、ナフラ市、カフルジャーリス市、マアッル・ダブスィー市、バザーブール村、マアッラトミスリーン市、ナイラブ村、サラーキブ市郊外、ラーミー村、ダルサ市、ダルクーシュ町、バクサルヤー村、ダリーヤ村などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、サラーキブ市、サルミーン市が軍の砲撃・空爆を受けた。

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ハマー県では、SANA(2月27日付)によると、ザフラ・マダーイン市で、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、マジド旅団メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月27日付)によると、イドリーン地方で、レバノンから潜入しようとした反体制武装勢力を国境警備隊が撃退した。

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アレッポ県では、SANA(2月27日付)によると、アレッポ市ブスターン・カスル地区、ブスターン・バーシャー地区、カルム・マイサル地区、カラム・トゥラーブ地区、カッラーサ地区、マサーキン・ハナーヌー地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、外国人を含む複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市アタバ地区では、軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバー12人を殺害した。

ハーン・アサル村の警察学校周辺では、軍が反体制武装勢力と戦闘を続け、アブドゥッラフマーン・ブン・アウフ大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷した。

またザハビーヤ村、アッサーン村、アズィーザ市、タームーラ村、アルバイド市、タッル・シュガイブ村などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市旧市街のウマイヤ・モスク周辺で、軍と反体制武装勢力が交戦した。

同監視団によると、モスクの一部は反体制武装勢力が占拠している、という。

またマスカナ市、タッル・アーブール村、ハーン・アサル村などが軍の空爆を受けた。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(2月27日付)によると、タッル・タムル町で、自由シリア軍が「シャッビーハ」と国防隊(武装した民間人)を襲撃したが、戦闘で自由シリア軍兵士2人が死亡した。

このうち1人はトルコ領内に搬送され死亡した。

しかし同報道によると、自由シリア軍が県北部、北東部に向けて進軍を続け、対イラク国境に位置するヤアルビーヤ市の国際幹線道路およびタッル・アルウ村を制圧した。

また自由シリア軍はカフターニーヤ市に迫っており、住民の恐怖が高まっているという。

なおカフターニーヤ市は民主統一党人民防衛隊が周囲に検問所5カ所を設置し警護を行っている。

一方、DPA(2月28日付)は、自由シリア軍消息筋の話として、ラアス・アイン市での戦闘で、自由シリア軍が、PKKのシリア人メンバーでない外国のクルド人戦闘員とイラン人戦闘員多数を殺害したと主張している、と報じた。

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AFPは26日午後、シリア・インターネット軍を名のる集団が同通信社のツイッターのアカウントをハッキングし、同通信社とは無関係の文書、情報を発信した、と発表した。

シリア・インターネット軍(ウマル・イスマーイール司令官)は2012年7月18日に犠牲者に哀悼の意を示すため、活動停止を発表している。

レバノンの動き

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長がテレビ演説を行い、そのなかでシリアの紛争へのヒズブッラーの関与を疑う一連の報道が「嘘で根拠のない非難」だと一蹴した。

ナスルッラー書記長は、シリアの反体制勢力がシリア国内の農村で暮らすレバノン人を根絶しようと「軍事行動」を行い、一部の住民がスンナ派の住む農村地帯から追放されたと指摘、残った住民が自衛のために武器をとることは正当な権利だと述べた。

また「シリア国外からきた狙撃手たちがあらゆる和解を妨害した」と非難したうえで、「地域を維持し、不和を回避するために流血は止められねばならない」と強調した。

ナスルッラー書記長は、シリア領内の国境地帯に位置する23の村、12の農園に様々な宗派のレバノン人約30,000人が居住しているとしたうえで、「(レバノン)国家はこれら30,000人のレバノン市民のために何をしてきたのか?我々は軍の介入を求めているわけではないが、何らの政治的努力もなされていない。カタール、サウジアラビア、トルコ、米国は武装集団を通じて影響力を行使しているのにだ。国境地域で起きている宗教的・宗派的浄化を止めるためにどのような努力がなされたのか」と警鐘を鳴らした。

諸外国の動き

ジョン・ケリー米国務長官はパリで、フランスのフランソワ・オランド大統領と会談、シリア情勢などを協議した。

会談後、ケリー国務長官は、米国とフランスがシリアにおける政治的移行プロセスを加速させるための手段を検討していると述べるとともに、シリアの反体制勢力が「さらなる支援を必要としている」と強調した。

またケリー国務長官は、アサド大統領が退陣すべきだと改めて述べた。

一方、シリア革命反体制勢力国民連立については、「現地の一部の集団が支持していない」ことを認めつつ、「シリア国民のニーズに応えるため…(連立を)さらに支援する…。重要なのは解放区にさらなる支援を行うこと」と述べた。

これに関して、ジェイ・カーニー米ホワイトハウス報道官は、バラク・オバマ政権が「非戦闘面での支援というかたちで、シリア国民とシリアの反体制勢力への支援を増大させるだろう」と述べた。

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『ワシントン・ポスト』(2月27日付)は、複数の米国高官の話として、米国が対シリア政策の方針転換を行い、反体制勢力への装備品、軍事教練、人道支援強化などを検討している、と報じた。

同紙は、この方針案は、ジョン・ケリー米国務長官が今週の欧州・中東諸国訪問で同盟国に対して提示されるという。

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イラクのヌーリー・マーリキー首相はAP(2月27日付)のインタビューに応じ、そのなかでシリアの反体制勢力が勝利すれば、レバノンとイラクの宗派対立が激化し、地域全体を不安定化させるアル=カーイダの新たな拠点が作り出されるだろうと警鐘を鳴らした。

マーリキー首相は「世界が対話を通じた平和的解決を支持しなければ…、トンネルの先にいかなる明かりも見ることはないだろう」と懸念を表明した。

またシリアの「反体制勢力も政府も互いを抹殺などできない…。もし反体制勢力が勝利すれば、レバノンで内戦が生じ、ヨルダンは分裂し、イラクで宗派戦争が起きるだろう」と述べた。

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イラクのハーディー・アーミリー運輸大臣は、トルコとカタールによるシリアの反体制武装勢力支援がイラクへの宣戦布告の域に達しているとの見方を示し、イラクがその隣国(シリア)で宗派主義的な色合いを強めている紛争の影響に苦しんでいると述べた。

バドル機構の代表でもあるアーミリー運輸大臣は、トルコとカタールが、シリアの紛争の平和的解決をめざすすべての努力を妨害していると述べた。

また、シリア政府に対する武装闘争を行う勢力を支援するアンカラとドーハが、イラクのアル=カーイダと関係のある「シャームの民のヌスラ戦線」などのジハード主義集団への武器供与を行っていると非難した。

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ヨルダンのサミーフ・マアーイタ内閣報道官は、ヨルダンがシリア危機の当事者ではなく、「犠牲者」であると述べ、諸外国を含むすべての紛争当事者に介入を拒否し、政治的解決を受け入れるよう呼びかけた。

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シリア国内のテロ活動を支援するカタールのハマド・ブン・ハリーファ首長は、国連「文明の同盟」第5回フォーラム(オーストリア)で演説し、「シリアとパレスチナで起きている暴力行為と人権侵害」に関して、国際社会が責任をもって対処すべきだと述べた。

またハリーファ首長は、「正統性を失ったシリアの体制による国民への殺戮を支援する国の姿勢」を非難する一方、「それ以外の国は言葉で非難するだけである」と指弾した。

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AFP(2月27日付)は、イスラエル軍報道官の話として、イスラエル占領下のゴラン高原にシリア側から発射された迫撃砲が着弾したと報じた。

同報道官によると、迫撃砲は、シリア軍と反体制武装勢力の交戦で「誤射」されたものだという。

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イスラエル軍は声明を出し、ゴラン高原での軍と反体制武装勢力の戦闘(17日)で負傷し、イスラエル国内の病院に搬送、治療を受けていたシリア人7人のうち6人が退院した、と発表した。

『ハヤート』(2月27日付)は、6人はシリアに送還されたと報じた。

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ロシアのミハイル・ボクダノフ外務副大臣は、ロシア国内でシリア人避難民の問題を協議するための国際会議を開催する用意があると述べた。

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国連安保理でシリア情勢に関する非公式会合が行われ、バレリー・アモス人道問題担当事務次長がシリアへの人道支援の進捗状況などを報告した。

アモス事務次長は会合後、国連による人道支援のペースがシリアでの危機の悪化のペースに追いつかない現状を吐露する一方、「費用の上昇への深刻な懸念にも襲われている」と述べた。

これに対して、シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表は、シリア政府が最大限の努力を行っていることを強調した。

ジャアファリー代表は「我々は人道的危機に曝されており、国連の支援を必要としている。我々は国連人道調整事務所との合意に署名した。我々は同事務所が成功することを望んでいる。しかし、我々、そしてあなた方国連は、シリアの主権を尊重するという国連総会決議46/186の諸条項を遵守しなければならない」と述べた。

AFP, February 27, 2013、Akhbar al-Sharq, February 27, 2013、AP, February 27, 2013、DPA, February 28, 2013、al-Hayat, February 27, 2013, February 28, 2013, March 1, 2013、Kull-na Shuraka’,
February 27, 2013、al-Kurdiya News, February 27, 2013、al-Mustaqbal TV, February
28, 2013、Naharnet, February 27, 2013、Reuters, February 27, 2013、SANA, February
27, 2013、UPI, February 27, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装勢力がアレッポ市のウマイヤ・モスクに爆弾を仕掛け付近に甚大な被害が生じる、トルコ赤新月社、シリア赤新月社、ヒヴィ協会などの人道支援物資がラアス・アイン市に到着(2013年2月26日)

国内の動き

クッルナー・シュラカー(2月26日付)は、ハサカ県ラアス・アイン市での民主統一党と自由シリア軍(ハサカ革命軍事評議会)の停戦合意を受け、トルコ赤新月社、シリア赤新月社、ヒヴィ協会(クルド人NGO)などの人道支援物資が同市に到着、配給されたと報じた。

また停戦合意に基づき、20人の民間人からなる自治評議会が発足した。

同評議会は、民主統一党、シリア・クルド進歩民主党、シリア・クルド左派党、自由シリア軍を支持する元バアス党員、シリア・ムスリム同胞団員などからなり、反体制デモを主導してきた若者、シリア・クルド国民評議会は排除された、という。

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SANA(2月26日付)は、ダマスカス郊外県のフサン・マフルーフ知事のイニシアチブのもと、バービッラー市とダッフ・シューフ地区の住民が、両市からの武装集団退去を求める運動を開始したと報じた。

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『ワタン』(2月26日付)は、シリアの工業省の試算として、2011年3月以降の紛争による工業施設の損害額が405億シリア・ポンド(4億2000万米ドル)相当に達している、と報じた。

反体制勢力の動き

民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表はダマスカスで記者会見を開き、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣がモスクワ訪問時(25日)に行った対話呼びかけを断固拒否すると発表した。

アブドゥルアズィーム代表は「我々は、政府、反体制勢力のいずれが呼びかけたとしても、政府監督下での会合や対話を支持しない」と述べた。

また「こうした呼びかけは、現政権のイメージを改善することが目的」と断じた。

そのうえで「我々は、民主的・多元的・代議制民主主義体制への転換という国際的・地域的なコンセンサスのもと、移行期、移行期政府に関する交渉を支持する」と付言した。

また記者会見では、サフワーン・アッカーシャが委員会の声明を出し、政府による対話イニシアチブを断固として拒否すると発表した。

反体制勢力の動き

ヨルダンの匿名サラフィー主義活動家は、UPI(2月26日付)に対して、シリア国内で破壊活動を行うサラフィー主義者が劣勢に立たされていることを初めて認めた。

この活動家は「シャームの民のヌスラ戦線、タウヒード旅団などのムジャーヒドゥーン組織は、シリア各県、とりわけダマスカス、アレッポ、ダルアー、イドリブで政府軍の激しい治安対策に曝され、住民のなかに姿を隠さざるを得なくなっている」と証言した。

しかし、ダイル・ザウル県のメンバーの戦況は「非常に良好だ」と述べた。

この活動家によると、ヨルダンからシリアへと不法に潜入するサラフィー主義者戦闘員の数は、95%も減少した、という。

なおこの発言に先立って、ヨルダンのサラフィー主義潮流は、ダルアー県で、シャームの民のヌスラ戦線が軍の「非常に激しい」攻勢にさらされていると発表していた。

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ハサカ県で反体制活動を行っているスライマーン・ユースフ(アッシリア教徒)はAKI(2月26日付)に対して、アサド政権から危機解決政治プログラム実施のための国民対話への参加を求める招待状を受け取ったが、参加を拒否すると述べ、アサド政権の退陣を要求した。

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AFP(2月26日付)は、2月22日のトルコでのシリア革命反体制勢力国民連立の総合委員会会合で選出予定の移行期政府首班に関して、5人の候補者の名前が反体制勢力のなかであがっていると報じた。

シリア国民評議会のサミール・ナッシャールによると、評議会は、ブルハーン・ガルユーン、サーリム・ムスラト、ウサーマ・カーディーの3人を擁立することを決定したとしたうえで、この3人を国民連立に提示し、コンセンサスが得られるかを見極めるという。

またこの3人のほかに、リヤード・ファリード・ヒジャーブ前首相、ハーリド・ムスタファーが首班候補として名前が挙がっている。

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クッルナー・シュラカー(2月26日付)などは、シリア・クルド民主党アブドゥルハキーム・バッシャール派の党員が、イラク・クルディスタン地域政府のマスウード・バールザーニー大統領宛てに公開書簡を発表、そのなかで、党幹部のムハンマド・イスマーイール、スウード・ムッラー、アブドゥルハキーム・バッシャール書記長が、イラク・クルディスタン地域のもとで党員の指導に非党員を当たらせているとの苦情を申し立て、その中止を求めた。

国内の暴力

アレッポ県では、反体制武装勢力がアレッポ市のウマイヤ・モスクの南側の壁に爆弾を仕掛けて爆破し、モスクと隣接する建物などに甚大な被害を受けたとSANA(2月26日付)が報じた。

またAFP(2月26日付)は、軍消息筋の話として、この爆破は「反体制勢力がモスクの中庭に潜入するため」だと報じた。

これに対して、シリア人権監視団は、反体制武装勢力がウマイヤ・モスクの中庭に突入し、軍と激しく交戦したと発表した。

またシリア人権監視団によると、ハーン・アサル村の警察学校周辺でも、軍と反体制武装勢力の戦闘が続いた。

一方、SANA(2月26日付)によると、ハーン・アサル村で、軍が警察学校の制圧を試みる反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

またカフルナーハー村、アウラム・クブラー町、ハイヤーン町、マンスーラ村、マンナグ村、クシャイシュ市、アイン・ダクナ村などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、DP-News(2月27日付)は、アレッポ市での戦闘激化を受け、ロシア領事館職員の家族25人が25、26日にシリア軍のヘリコプターでラタキア市に退避した、と報じた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月26日付)によると、ダーライヤー市、ナブク市、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、アルバイン市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、イスラーム旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また反体制武装勢力はジャルマーナー市で爆破テロを行い、複数の市民が負傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、軍がジャウバル区に対して砲撃を行い、反体制武装勢力の戦闘員6人が死亡した。

一方、SANA(2月26日付)によると、バルザ区にある衛生教育チャンネルの施設が反体制武装勢力の砲撃を受け、一部損壊した。死傷者は出なかった。

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イドリブ県では、SANA(2月26日付)によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ハーミディーヤ航空基地周辺、ラーミー村、バシーリーヤ市、ダルクーシュ町、ナイラブ村、アブー・ズフール市郊外、サルミーン市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(2月26日付)によると、ダーイル町の軍の検問所を襲撃しようとした反体制武装勢力に軍が応戦し、複数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、SANA(2月26日付)によると、東ブワイダ市、アクラブ町、タッルドゥー市、サアン村、タルビーサ市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また反体制武装勢力は、ダマスカス県・ヒムス市間の国際幹線道路で、ガス輸送トラックを襲撃した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月26日付)によると、ダイル・ザウル市各所で、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また反体制武装勢力がキバル地方の住宅地区に仕掛けようとしていた爆弾が誤って爆発し、複数の戦闘員が死亡した。

諸外国の動き

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はドイツを訪問し、ジョン・ケリー米国務長官と会談した。

ヴィクトリア・ヌーランド米国務省報道官によると、会談は約45分にわたって行われ、シリア情勢などが「真剣かつ深く」協議された。

同報道官によると、会談では、移行期政府樹立を実現するためにジュネーブ合意をどのように実施するかに焦点が当てられ、ラブロフ外務大臣は、反体制勢力に対してシリア政府との対話を行う代表を指名するよう求めたという。

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ラブロフ外務大臣は、ドイツ訪問に先立って、モスクワで記者会見を開き、「シリアの問題を軍事的に解決しようとする過激派が対話開始のイニシアチブを妨害している…。彼らはシリア革命反体制勢力国民連立を含むシリアの反体制勢力を今や牛耳っている」と述べた。

また「ワシントンは、対話開始前にアサドを退陣させる必要があるとの要求をとりさげるよう反体制勢力を説得しなければならない」と述べた。

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『シャルク・アウサト』(2月26日付)は、トルコの複数の消息筋の話として、PKKのアブドゥッラ・オジャランが、シリア北部のクルド人に圧力をかけ、アサド政権から距離を置くよう説得、これを受け彼らが柔軟な姿勢を示すようになったと報じた。

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『ニューヨーク・タイムズ』(2月26日付)は、湾岸諸国がクロアチアで購入した武器をシリアの反体制武装勢力に提供したと報じた。

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ファルハーン・ハック国連報道官はUNDOF職員1人が行方不明となり、現在国連が行方を調査している、と発表した。

行方不明となっている職員は、オーストリア生まれでカナダ国籍の法律顧問カール・カンポ氏。

AFP, February 26, 2013、Akhbar al-Sharq, February 26, 2013、AKI, February 26, 2013、DP-News, February 27, 2013、al-Hayat, February 27, 2013、Kull-na Shuraka’, February 26, 2013、al-Kurdiya News,
February 26, 2013、Naharnet, February 26, 2013、Reuters, February 26, 2013、SANA,
February 26, 2013、al-Sharq al-Awsat, February 26, 2013、Syria News, February 26, 2013、UPI, February 26, 2013、The New York Times, February 26, 2013、al-Watan, February 26, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ムアッリム外相がラブロフ露外相と会談し「武装勢力とを根絶する」とのこれまでの姿勢を転換する意思を明示、アレッポ県ではハーン・アサル村での軍と反体制武装勢力の戦闘が継続し双方の死者が46名に(2013年2月25日)

シリア政府の動き

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣がモスクワを訪問し、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

ムアッリム外務在外居住者大臣には、ブサイナ・シャアバーン大統領府政治情報補佐官、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣、アフマド・アルヌース次官、リヤード・ハッダード駐ロシア・シリア大使が同行した。

SANA, February 25, 2013
SANA, February 25, 2013

会談に先立って、ムアッリム外務在外居住者大臣は記者団に対して、シリアが「両手に武器を握っている者であっても、対話を望むすべての者と対話する用意がある。なぜなら、我々は流血でなく、対話によって改革が前進すると信じているからである」と述べ、武装勢力とを根絶するとのこれまでの姿勢を転換する意思を明示した。

また「シリアの現下の対立はテロとの戦いであり、我々はヌスラ戦線と戦っている。この組織はチェチェンなど28カ国の戦闘員をシリアに動員したアル=カーイダの一派である」と付言した。

一方、ロシア政府の対シリア政策に謝辞を述べ、「危機の平和的正常化の地平は近づきつつある」と述べた。

これに対し、ラブロフ外務大臣は、ロシアが「シリアとシリア国民の平和維持」をめざしており、「いかなる個人をも支援しておらず、国民の苦しみを終わらせる解決策の案出をめざしている」と述べた。

またシリア政府に対して、対話に向けた方針を強化するよう求めるとともに、「交渉開始を支持する者の数は増えている」と付言した。

さらに反体制勢力については、「流血を望む勢力がおり、そのことがシリアの国家と社会を分裂の脅威に曝している。しかし、対話を通じて危機解決を支持する者もいる」と述べた。

なお予定されていた会談後の共同記者会見は中止となった。

また会談を終えたムアッリム外務在外居住者大臣らはテヘラン経由でシリアに帰国した。

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クッルナー・シュラカー(2月25日付)は、アサド大統領が内務省に対して、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長ら在外活動家のパスポートの期限延長を指示し、同省が23日付で決定第530号を発したと報じた。

決定第530号の骨子は以下の通り。

1. 2013年1月1日付で、6年間有効のパスポートの有効期間を10年に延長する。
2. 各県の入国管理局は、有効期限が切れるパスポートの期限を無条件で2年間延長する。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、SANA(2月25日付)によると、ヤブルード市、シャイフーニーヤ村郊外、アーリヤ市、サイイダ・ザイナブ町、フジャイラ村、バフダリーヤ村、ムウダミーヤト・シャーム市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区で反体制武装勢力が軍の検問所に対して自爆攻撃を行い、兵士8人が死亡、複数が負傷した。

一方、ANA(2月25日付)によると、カーブーン区に反体制武装勢力の迫撃砲が着弾し、子供1人が負傷した。同じくカーブーン区では、反体制武装勢力が自爆テロを行い、複数の市民が死傷した。

他方、アフバール・シャルク(2月25日付)などによると、喜劇俳優のヤースィーン・バクーシュ氏がアサーリー地区で車を運転中にRPG弾を被弾し、死亡した。

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シリア人権監視団によると、ハーン・アサル村(警察学校)での軍と反体制武装勢力の戦闘での過去24時間の双方の死者数は46人に達した。

戦死者の内訳は反体制武装勢力戦闘員16人に対して、軍兵士30人。

またマンナグ航空基地周辺では、軍のヘリコプターが炎上・墜落したという。

一方、SANA(2月25日付)によると、アレッポ市カーディー・アスカル地区、マアスラーニーヤ地区、ジャズマーティー地区、ライラムーン地区、ハーン・アサル村、カフルナーハー村、サフィーラ市、マンスーラ村などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月25日付)によると、イドリブ中央刑務所(イドリブ・ハーリム間)、カフル・ルーヒーン市、カフル・ジャーリス市、ダーナー市、ザルダナー村、バルユーン市、ハザーヌー町、サラーキブ市、タッル・サラムー村、ウンム・ジャリーン村周辺、ジスル・シュグール市郊外、ムウタリム村、ナフラ村、ラーミー村、マガール村、シュグル村、アイン・スーダ村、マアッラトミスリーン市、タフタナーズ市、サルミーン市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、シャームの鷹旅団メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月25日付)によると、タッルドゥー市、クサイル市郊外、カフル・アーヤー村、タルビーサ市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(2月25日付)によると、ダーイル町で軍が反体制武装勢力の拠点を攻撃、複数の戦闘員を殺傷した。

またヨルダンからの潜入を試みるシャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を撃退、殲滅した。

反体制勢力の動き

自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長は、アラビーヤ(2月25日付)に対して、ムアッリム外務在外居住者大臣の発言(武装勢力との対話への意思表明)に関して「アサド大統領が退任し、軍と治安機関の幹部が裁かれなければ、紛争を終わらせるための交渉などあり得ない」と拒否した。

また「反体制武装勢力はこの要求が実現しない限り、対話に出向くことはない」と付言した。

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自由シリア軍合同司令部中央広報局は声明を出し、バッサーム・ダーダー報道官を解任したと発表した。

声明によると、ダーダー報道官は、2012年6月9日に、リヤード・アスアド大佐によって解任され、また2月25日に自由シリア軍参謀委員会によって再び解任された。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長はエジプトのムハンマド・カーミル・アムル外務大臣と会談し、シリアの友連絡グループ会合への出席見送りの是非について協議した。

会談で、ハティーブ議長は、アレッポ市での軍によるスカッド・ミサイル使用を強く非難し、事態悪化への懸念を示したという。

一方、アムル外務大臣は、ローマでのシリアの友連絡グループ会合が、シリア情勢の変化を促すような国際社会および地域の実質的な行動のきっかけになることへの期待を表明、シリア革命反体制勢力国民連立の参加見合わせ撤回を促した。

会談には、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表も同席した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長はカイロの本部での西側諸国大使との会談を受けて、声明を出し、ローマでのシリアの友連絡グループ会合への出席について「検討中」としたうえで、「会談で話し合われた約束が満たされたことが分かったら、ローマの会合に出席する機会は生じるだろう」と述べた。

同声明によると、各国大使に対して、ハティーブ議長は、シリアでの民間人への砲撃の停止を求めるとともに、アレッポ市での軍によるスカッド・ミサイル使用を非難する国連安保理声明の採択をロシアが拒否したことを強く非難した。

またアサド政権との対話に関しては、「対話は時間稼ぎでも先送りでもない。政府はもっとも人道的なこと、すなわち逮捕者釈放さえも拒否した…。政府はこの点に関して何らの措置もとっておらず、恒常的な延期を行うことで対話を拒否している」と政権側の姿勢を批判した。

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『ハヤート』(2月26日付)は、米高官の話として、シリア国民評議会の内部対立がシリア革命反体制勢力国民連立のシリアの友連絡グループ会合への参加と米露訪問の見合わせの背景にあると報じた。

同報道によると、シリア国民評議会内のシリア・ムスリム同胞団およびその支持者は、参加見送りを支持しているが、ハティーブ議長はこの問題についてさほど固執してはいない、という。

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シリア国民評議会のムハンマド・サルミーニーは、DPA(2月25日付)に、米国とトルコがシリア国内の反体制武装勢力に高度な武器を供与したが、その量は少なく、体制との戦いを決着させるには不充分だと述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長は声明を出し、西側諸国の「説得」に応え、28日にローマで開催予定のシリアの友連絡グループ会合への「参加見合わせを停止した」と発表した。

諸外国の動き

ジョン・ケリー米国務長官は英国でデヴィッド・キャメロン首相、ウィリアム・ヘイグ外務大臣と会談し、シリア危機などについて協議した。

会談後、ケリー国務長官は、ローマでのシリアの友連絡グループ会合について、「我々はローマにただ話しに行くのではなく、次のステップについて話すために行く」と述べた。

また、シリア革命反体制勢力国民連立に対してローマでのシリアの友連絡グループ会合への参加見合わせを撤回するよう呼びかけた。

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ジェイ・カーニー米ホワイトハウス報道官はムアッリム外務在外居住者大臣の発言(武装勢力との対話への意思表明)に関して、「我々はシリア反体制勢力と同盟国と、シリア国民が自らの政府を発足できるような未来をシリアが持てるよう行動している…。この未来にアサドが加わることはできない」と述べた。

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ヨルダン軍は、シリア軍戦闘機が政権を離反し、ヨルダン領内に逃走したとの一部情報を否定した。

AFP, February 25, 2013、Akhbar al-Sharq, February 25, 2013, February 26, 2013、Alarabia.net, February 25, 2013、DPA, February 25, 2013、al-Hayat, February 26, 2013、Kull-na Shuraka’, February 25, 2013、al-Kurdiya News,
February 25, 2013、Naharnet, February 25, 2013、Reuters, February 25, 2013、SANA,
February 25, 2013、UPI, February 25, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民評議会の使節団がアラブ連盟事務総長と会談、シャームの民のヌスラ戦線は2月6日にハマー県で発生した爆破テロの犯行を主張(2013年2月24日)

シリア政府の動き

クッルナー・シュラカー(2月24日付)は、アリー・ハイダル国民和解問題担当国務大臣が、カイロのシリア革命反体制勢力国民連立とイスタンブールのシリア国民評議会に密使を派遣したと報じた。

同報道によると、密使は、アサド政権の危機解決政治プログラムに基づく国民対話への参加を求めることが目的だという。

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SANA(2月24日付)は、メディア筋の話として、アサド政権の使節団が在外反体制組織と秘密会談したとの報道を否定した。

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(2月24日付)は、ハサカ県ダルバースィーヤ市にシャームの民のヌスラ戦線メンバーが乗った自動車4台が入ったと報じた。

同報道によると、4台の自動車とともに、民主統一党の旗が掲げられた自動車数台も同市に入ったという。

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シリア国民評議会の使節団がカイロでアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長と会談した。

使節団は、ジョルジュ・サブラー事務局長、アブドゥルバースィト・スィーダー前事務局長、アフマド・ラマダーン、サイード・ラフドゥー、スライマーン・ヒラーキー、タグリード・ハジャリーによって構成されていた。

サブラー事務局長によると、会談で使節団は、アラビー事務総長に、シリア国内でのアサド政権による「ジェノサイド」へのアラブ連盟の沈黙に抗議し、シリア国内での殺戮・破壊を停止させるために、アサド政権に圧力をかけるよう求めた。

これに対して、アラビー事務総長は、アレッポ市東部への軍による地対地ミサイルでの攻撃(22日)と、反体制武装勢力によるダマスカス県サウラ通りでの爆破テロ(21日)の双方を批判した。

そのうえで、国連安保理に対して、即時暴力停止に向けて断固たる姿勢をとるよう求めるとともに、アレッポ市など被災地への人道支援の必要を強調した。

さらに、移行期政府樹立や、合意された期間内に政権交代を実現するための政治プロセス開始に向けた努力を続ける必要があることを確認した。

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シャームの民のヌスラ戦線は、2月6日にハマー県ブラーク市の工場(防衛工場機構)近くで発生した爆破テロの犯行声明をインターネット上で発表した。

声明によると、爆破テロには2.5トンの爆発物が使用され、「ヌサイリー派(アラウィー派)とその支持者たちの犯罪に苦しむスンナ派イスラーム教徒の子供たちのための復讐」として犯行に及んだという。

このテロでは約60人の市民が死亡している。

AFP(2月24日付)が報じた。

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アラブ社会主義者運動アブドゥルガニー・アイヤーシュ派は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立のシリアの友連絡グループ会合への参加見合わせ決定を「失政」と非難した。

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AFP(2月26日付)は、ダイル・ザウル県ダイル・ザウル市で反体制勢力の地元評議会メンバー(定数5人)を選出するための「自由選挙」が軍による砲撃が続くなかで実施されたと報じた。

同報道によると、自由シリア軍が投票には参加せず、また司令官の一人は「民間人の声を聞くチャンスだ。我々は体制と戦わねばならない」と述べたという。

国内の暴力

アレッポ県では、反体制武装勢力がハーン・アサル村の警察学校を包囲しているとシリア人権監視団が発表した。

同監視団によると、軍が駐留しているこの警察学校を制圧すれば、反体制武装勢力はアレッポ県西部全土を掌握したことになるという。

一方、SANA(2月24日付)は、ハーン・アサル村の警察学校を反体制武装勢力が襲撃したが、軍が撃退し、ムウタスィム・ビッラー旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、装備を破壊したと報じた。

またカフルナーハー村、カフルダーイル村、アウラム・クブラー町、アターリブ市、タッル・ハースィル村、タアーナ村、タッル・サラムー村、ズィフニーヤ村、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点装備を破壊した。

アレッポ市では、カルム・マイサル地区、カラム・トゥラーブ地区、シャッアール地区、カッラーサ地区、ブスターン・カスル地区、バーブ・アンターキヤー地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月24日付)によると、ドゥーマー市、ハラスター市、ザマルカー町、アルバイン市、ナブク市、ヤブルード市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、イスラーム旅団メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(2月24日付)によると、カッサーア地区のカシュラ通りにあるカトリック教会に迫撃砲が着弾した。死傷者は出なかったが建物の一部が破損した。

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ヒムス県では、SANA(2月24日付)によると、レバノン領からタッルカラフ市郊外に潜入しようとした反体制武装勢力を軍が撃退した。

またディーバ村、シャムスィーン村、タルビーサ市郊外、タッル・ザハブ町、ダブア市、タッルドゥー市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月24日付)によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ハーミディーヤ航空基地周辺、マジャーズィル村、ダイル・ザグド村、サラーキブ市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点装備を破壊した。

レバノンの動き

NNA(2月24日付)は、北部県アッカール郡ワーディー・ハーリド地方で、シリア領からヒーシャ村方面に発砲・砲撃があり、レバノン人男性1人が銃弾を受けて死亡したと報じた。

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ミシェル・スライマーン大統領は声明を出し、ワーディー・ハーリド地方でシリアからの発砲により、23、24日に男性2人が死亡したことに遺憾の意を表明、「シリア側」に発砲・砲撃を自制するよう求めた。

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ナジーブ・ミーカーティー首相は声明を出し、ワーディー・ハーリド地方でシリアからの発砲により、23、24日に男性2人が死亡したことに関して、「我々は無関係なレバノン人が殺害されたことを非難する。シリア当局に適切な措置を講じ、こうした事件の再発を防ぐよう求める」と発表した。

また「外務大臣に対して、シリア当局にこうした行為を拒否するとの意思を公式に伝えるよう指示した」と付言した。

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ヒズブッラーのムハンマド・ヤズバク政治会議議長は、シリアの反体制武装勢力に殺害されたレバノン人の葬儀(ベカーア県ヘルメル郡カスル村)に参列し、「シリアの村に在住し、危害と不正に苦しむレバノン人住民を防衛するため、すべてのレバノン人が声を上げねばならない…。我々は誰も攻撃はしないが、誰にも攻撃させない。我々の民、女性、子供が攻撃されているのに怠けていることはできない」と述べた。

また「自分たちを強いと思っている者は、(パレスチナの)聖地を解放しなければならない…。なぜ彼らはパレスチナ解放のために戦闘員を送らないのか」とシリアの反体制武装勢力を非難、「シリアでの問題解決は政治と対話以外にない」と強調した。

諸外国の動き

フランス外務省は、フリーの写真家オリヴィエ・ヴォワザン氏が、21日にイドリブ県の反体制武装勢力を取材中に重傷を負い、搬送先のトルコのアンタキア国際病院で死亡した、と発表した。

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ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、トルコの対シリア国境地帯に展開するドイツ軍(NATO軍)を視察、「中国とロシアは、シリアのアサド大統領が去らねばならないということを充分理解すべきだ」と述べた。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は訪問先のUAEシャルジャで、「シリアでは多くの無実の人々が毎日命を落としている。我々は自国民に対して犯罪を行う者たちに沈黙することはない。我々は不正な独裁者、すなわちシリアの口のきけない悪魔がやっていることに沈黙できない」と述べた。

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インマール・ハムード・シリア避難民問題担当報道官は、AFP(2月24日付)に対して、ヨルダン国内に避難したシリア人が40万6079人に達したと述べた。

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アフバール・シャルク(2月24日付)は、米政府高官の話として、28日にローマで開催予定のシリアの友連絡グループ会合への参加見合わせを発表したシリア革命反体制勢力国民連立に対して、西側諸国が出席を説得している、と報じた。

同報道によると、カイロにある連立の本部には、米国、フランス、英国、イタリア、ノルウェーの大使が訪問し、出席を説得したという。

AFP, February 24, 2013、Akhbar al-Sharq, February 24, 2013、al-Hayat, February 25, 2013、Kull-na Shuraka’, February 24, 2013, February 26, 2013、al-Kurdiya
News, February 24, 2013、Naharnet, February 24, 2013、NNA, February 24, 2013、Reuters,
February 24, 2013、SANA, February 24, 2013、UPI, February 24, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県では反体制武装勢力がスカッド・ミサイルの基地となっているキバル地点を完全制圧、停戦合意に至った民主統一党とハサカ革命軍事評議会の間で対立が表面化(2013年2月23日)

国内の暴力

自由シリア軍合同司令部報道官を名のるウマル・アブー・ライラーは、ロイター通信(2月24日付)に対して、2007年にイスラエルが核(疑惑)施設破壊を口実に越境空爆を行ったダイル・ザウル県のキバル地点(キバル村)を反体制武装勢力が完全制圧したと述べた。

アブー・ライラーによると、キバルは、スカッド・ミサイルの基地となっており、政府軍が退却時にそれらを破壊したが、反体制武装勢力はミサイル1基を捕獲したという。

http://www.youtube.com/watch?v=tYHFNJcvuOY

シリア人権監視団によると、数日にわたる戦闘の末、軍が撤退したのだという。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月23日付)によると、ダーライヤー市、ウタイバ村、マンスーラ村、バフダリーヤ村、ドゥーマー市郊外、ハラスター市郊外、ザマルカー町、アルバイン市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月23日付)によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、サルミーン市郊外、ナイラブ村、ハーン・スブル村、ビンニシュ市、イフスィム町、サルジャ村、マアッラトミスリーン市、カフルルーマー村、カフルルーヒーン村、カミーサーン市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月23日付)によると、ラスタン市、ザアフラーン市、タッル・ザハブ町、ハウラ地方、カフル・アーヤー村、スルターニーヤ市、ハッバート村、シューマリーヤ村、バイト・ラービア村などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またタッルカラフ市郊外のウユーン・シャアラ地点とウザイル地点で、レバノン領から潜入を試みる反体制武装勢力を軍が撃退した。

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シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラー代表はAFP(2月23日付)に対して、軍が数週間前からアレッポ県アレッポ市東部から進軍を続け、現地にエリート部隊を派遣し、攻撃の準備を行っている、と述べ、地対地ミサイルでの攻撃(22日)が「この進軍の一環」だとの見方を示した。

同じくアレッポ県では、SANA(2月23日付)によると、ナイラブ村、タッル・ハースィル村、タッル・シュガイブ村、カフル・アントゥーン村、タッル・アッジャール村、マンナグ村、マーイル町、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ダウワール・フルワーニーヤ地区、カラム・トゥラーブ地区、旧バーブ街道、バニー・ザイド地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(2月23日付)によると、マリク村、バイト・ジャルディー村に潜伏していた反体制武装勢力が略奪品の配分をめぐり衝突、複数の戦闘員が死傷した。

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ハマー県では、SANA(2月23日付)によると、ハマー市のマシャーウ・アルバイーン地区で、軍が反体制武装勢力と交戦、複数の戦闘員を殺傷した。

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(2月23日付)は、ラアス・アイン市で停戦合意に至った民主統一党とハサカ革命軍事評議会(ハサン・アブドゥッラー大佐)の間で、同市の自治評議会の人選をめぐり対立が表面化している、と報じた。

民主統一党は部族の代表らの参加を求めているのに対し、革命軍事評議会は反体制運動に参加した若者らの参加を主張している、という。

国内の動き

SANA(2月23日付)は、ゴラン高原住民がクナイトラ県マジュダル・シャムス村のスルターン・バーシャー・アトラシュ広場で、ダマスカス県サウラ通りでの爆破テロに抗議するデモを行ったと報じた。

レバノンの動き

NNA(2月24日付)は、北部県アッカール郡ワーディー・ハーリド地方で、シリア領からザハビーヤ村、ヌーラ村方面に発砲・砲撃があり、レバノン人男性1人が銃弾を受けて死亡したと報じた。

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NNA(2月23日付)はベカーア県ザフレ郡マジュダル・アンジャル市のダマスカス・ベイルート街道を150人の活動家らが封鎖し、シリアへの燃料輸送トラックの通行を阻止しようとしたと報じた。

諸外国の動き

ヴィクトリア・ヌーランド米ホワイトハウス報道官は、アレッポ市のアルド・ハムラー地区とバーブ街道地区に対する地対地ミサイルを「蛮行」と厳しく非難、「アサド体制には正統性はなく、野蛮な力によってのみ支配を維持している」と述べた。

またヌーランド報道官は、「米国は、勇敢なシリア国民が、この体制の指導者を…暫定政府の一員として受け入れることを示す兆候はないと考える」と付言した。

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英国外務省は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立に対して2月28日にイタリアのローマで開催予定のシリアの友連絡グループへの参加見合わせを再考するよう求めた。

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ロイター通信(2月23日付)は、ドイツとオランダの国防大臣が、両国軍が保有するNATOのパトリオット・ミサイルが配備されたトルコ領内の軍事基地2カ所を視察したと報じた。

AFP, February 23, 2013、Akhbar al-Sharq, February 23, 2013、al-Hayat, February 24, 2013、Kull-na Shuraka’, February 23, 2013、al-Kurdiya News, February 23, 2013、Naharnet, February 23, 2013、NNA, February 23, 2013, February 24, 2013、Reuters, February 23, 2013, February 24, 2013、SANA, February 23, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

自由シリア軍参謀委員会がラアス・アイン市での民主統一党と自由シリア軍の停戦合意への拒否を表明するなか、ハティーブ議長はシリア国内での殺戮への国際社会の沈黙に抗議の意を示す(2013年2月22日)

国内の暴力

アレッポ県では、アフバール・シャルク(2月22日付)によると、アレッポ市のアルド・ハムラー地区とバーブ街道地区に地対地ミサイルが少なくとも3発着弾し、子供を含む市民数十人が死亡、多数が負傷した。

https://www.youtube.com/watch?v=2xW09AZanPk

『ハヤート』(2月25日付)によると、この攻撃で、子供36人を含む58人が死亡した。

一方、SANA(2月22日付)によると、ザハビーヤ村、アズィーザ市、タッル・ハースィル村、マンナグ村、アナダーン市、マーイル町、フライターン市、タッル・シュガイブ村、マーリア市、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市の旧市街、マサーキン・ハナーヌー地区、カーディー・アスカル地区、マイサル地区、ハルワーニーヤ地区、ブスターン・カスル地区、ライラムーン地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月22日付)によると、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、ハジャル・アスワド市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月22日付)によると、タッルドゥー市、アクラブ町、タッル・ザハブ町、カフル・アーヤー村、スルターニーヤ市、ヒムス市ジャウバル区、カマーム市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またタッルカラフ市郊外の対レバノン国境地帯で、レバノン側から潜入しようとした反体制武装勢力を軍が撃退した。

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イドリブ県では、SANA(2月22日付)によると、サラーキブ市で、反体制武装勢力どうしが略奪品の分配をめぐって衝突、複数の戦闘員が死傷した。

また、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ハーミディーヤ航空基地周辺、アームーダ市、ザルズール市、ハーン・スブル村、タフタナーズ市、マアッラト・ヌウマーン市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

国内の動き

SANA(2月22日付)は、メディア消息筋の話として、「政治体制、政府や選挙のありようはシリアの問題であり、バッシャール・アサド大統領はこうした国内問題をシリア人以外のいかなる者とも議論しない…。ブラーヒーミー共同特別代表は、何よりもまず主権を重んじるシリア的論理を理解できない」と報じた。

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SANA(2月22日付)は、シリア各地で、ダマスカス県サウラ通りでの爆破テロ(20日)の犠牲者を追悼するための礼拝が金曜礼拝後に行われたと報じた。

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ラッカ県では、アフバール・シャルク(2月22日付)によると、ラッカ市で「怒りのラッカは自由への途上にある」と銘打った反体制デモが発生し、治安当局の発砲によって複数名が負傷した。

また同報道によると、ダマスカス郊外県カーラ市、ヒムス県ヒムス市ワアル地区などで、ヒズブッラーの介入を批判する反体制デモが発生したという。

このほか、イドリブ県カフルナブル市で、アサド政権打倒のため「我々は過激派が必要だ」とのプラカードなどを掲げて、反体制デモが行われたという。

反体制勢力の動き

在外活動家によって構成されるシリア革命反体制勢力国民連立はカイロでの総合委員会月例会合の審議を終え、閉幕声明を発表した。

同声明では、以下8項目からなる紛争の政治解決案が発表された。

1. 公正、自由、尊厳というシリア革命の目標の実現、殺戮と破壊の停止、地理的・政治的・社会的統合の維持、市民的多元的民主体制の確立。
2. アサド大統領と軍・治安機関高官の退任。彼らを排除し、政治的解決に参加させないこと。彼らが行った犯罪への制裁・処罰。
3. シリア国民に対する犯罪に関与していない国家機関のメンバー、バアス主義者、政治・市民・社会勢力を含むすべてのシリア人による紛争の政治解決。
4. 上記の政治解決への期限と、明確で公表された目標の設定。
5. 安保理決議採択を通じた、国際社会、国連安保理、とりわけ米露による、政治解決に向けたプロセスの保護と保証。
6. 現地の力関係を変更するため、現地の革命家たちの継続的支援。
7. 上記の政治解決のため友好国、アラブ諸国からの支援獲得。
8. シリア革命反体制勢力国民連立の総合委員会を、連立の名のもとで政治的イニシアチブを提示し得る唯一の機関とする。

また声明では、3月2日に開催される次回総合委員会会合で、移行期政府の首班を選出することが決定されたことが発表された。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長はフェイスブック(2月22日付)で声明を出し、シリア国内での殺戮への国際社会の沈黙に抗議し、イタリアで開催予定のシリアの友連絡グループ会合への参加を見合わせ、米国、ロシア訪問の招待を辞退する、と発表した。

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シリア・イスラーム解放戦線を名のる集団が声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による対話イニシアチブを「体制打倒に体現されるインティファーダの目的を無視している」と拒否する姿勢を示した。

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シリア革命反体制勢力国民連立に対抗する反体制政治同盟のシリア国民民主同盟はダマスカスで声明を出し、「シリア国民を構成するすべての成員、革命に参加した市民運動と武装組織に対して、「サイクス・ピコ条約以来、シリアと地域に対して繰り返される危険な陰謀に対抗するため、統合、エネルギーの結集、行動調整を合意」するよう呼びかけた。

同声明はまた、イラン、ヒズブッラー、そしてアサド政権を「悪の枢軸」と位置づけ、「革命の意思」を破壊し、宗派主義を助長すると非難する一方、米国と欧州諸国の役割低下に危機感を示した。

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クルディーヤ・ニュース(2月22日付)は、トルコで活動する自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長が声明を出し、ラアス・アイン市での民主統一党と自由シリア軍の停戦合意(2月17日)を拒否したと報じた。

イドリース参謀長は声明で、この停戦合意を「無効だとみなす」としたうえで、民主統一党と合意したハサカ革命軍事評議会について「評議会の任務は現場に限られる。司令部(参謀委員会)とシリア革命反体制勢力国民連立以外の誰も合意を結ぶ権利はない」と批判した。

また一部のクルド人勢力が「革命のデリケートな時期に「政治的利益」を獲得しようとしているとしたうえで、「外国のクルド人戦闘員はイラク・クルディスタンのキンディール山地に戻るべきだ」と主張した。

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ハサカ県では、自由シリア軍が占拠したタッル・ハミース市に軍が数日前から砲撃を激化させ、子供1人を含む複数の市民が死傷したと、クッルナー・シュラカー(2月23日付)が報じた。

また同報道によると、自由シリア軍によるタッル・ハミース市侵攻と住民の市外への避難を受け、民主統一党が市内外に検問所を設置する一方、市内のクルド最高委員会、アラブ国民委員会、ヤズィーディー派代表、シリア正教諸組織の代表が、合同評議会を設置することに合意したという。

同評議会は、クルド人10人、アラブ人10人、シリア正教徒5人、ヤズィーディー派5人からなり、タッル・ハミース市の自治を担う一方、民主統一党人民防衛隊の検問所運営には干渉しない、という。

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シリア国家建設潮流のルワイユ・フサイン代表は、「シリアの反体制武装勢力への武器供与をジョン・ケリー米国務長官に説得する」とのイタリアのジュリオ・テルツィ・ディ・サンターガタ外務大臣の発言に関して、「(米国は)シリア危機の政治的解決を真剣に検討し始めている…。伊外相の説得が成功することはないだろう」と述べた。

クルド民族主義勢力の動き

クッルナー・シュラカー(2月22日付)は、ハサカ県のジュワーディーヤ市を民主統一党人民防衛隊が制圧したと報じた。

レバノンの動き

UNHCRはレバノン国内に少なくとも305,753人のシリア人が避難していると発表した。

諸外国の動き

AFP(2月22日付)によると、ヨルダン北部のザアタリー避難民キャンプで、金曜午後の礼拝後に避難民約300人がデモを行い、国際社会に対して自由シリア軍への武器供与を求めた。

ザアタリー避難民キャンプには、約83,000人のシリア人が収容されている。

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ロイター通信(2月22日付)は、EU外交筋の話として、EUが反体制勢力の「解放区」への石油禁輸措置の緩和を検討していると報じた。

同報道によると、提案はドイツによって行われ、来月中に解除がなされ、EU諸国による通商が可能となり、反体制勢力の資金源が作り出される、という。

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マルコ・アントニオ・ルビオ米上院議員(フロリダ州、共和党)は、「リビアの教訓から学ぶことを希望している」としたうえで、アサド政権崩壊後に発足されるであろう新政権が、国を支配するに充分な武器を保有してしかるべきだと述べ、反体制勢力への武器供与を支持する姿勢を示した。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、モスクワで中国の楊潔チ外交部長と会談した。

会談後、ラブロフ外務大臣は、国連でのダマスカス県サウラ通りでの爆破テロ(20日)を非難する安保理決議の採択を、米国が妨害したと述べた。

SANA(2月22日付)が報じた。

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表は声明を出し、国連でのダマスカス県サウラ通りでの爆破テロ(20日)を「戦争犯罪」と非難した。

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カタール政府は、シリア革命反体制勢力国民連立の人道支援調整ユニット(ACU)に1億米ドルの義援金を供与したと発表した。カタール通信(2月22日付)が報じた。

AFP, February 22, 2013、Akhbar al-Sharq, February 22, 2013、AKI, February 22, 2013、al-Hayat, February 23, 2013, February 25, 2013、Kull-na Shuraka’, February 22, 2013、al-Kurdiya
News, February 22, 2013、Naharnet, February 22, 2013、Reuters, February 22,
2013、SANA, February 22, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス県マズラア地区で車に仕掛けられた爆弾が爆発し53名が死亡、与野党や国内で活動する反体制組織がこれを激しく非難するなか、シリア革命反体制勢力国民連立はアサド政権の責任を糾弾(2013年2月21日)

SANA, February 21, 2013
SANA, February 21, 2013
SANA, February 21, 2013
SANA, February 21, 2013
SANA, February 21, 2013
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国内の暴力

ダマスカス県では、マズラア地区に面するサウラ通りで、車に仕掛けられた爆弾が爆発し、シリア保健省が出した声明によると、この爆破テロで、子供を含む53人が死亡、235人が負傷した。

SANA, February 21, 2013
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SANA, February 21, 2013
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また近くのアブドゥッラ・ブン・ズバイル私立学校、ハヤート病院が爆発の被害を受けた。

ダマスカス県のバシュル・サッバーン県知事は、ロイター通信(2月21日付)に対して、爆破テロに使用された自動車には1.5トンの爆発物が搭載されていた、と語った。

SANA, February 21, 2013
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SANA(2月21日付)によると、治安当局は爆破テロに使われた自動車を押収するとともに、この自動車を運転していた「自爆テロ犯」1人を逮捕した。

一方、シリア人権監視団によると、爆発は「バアス党支部に近いマズラア地区の軍の検問所前」で発生した。

SANA, February 21, 2013
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他方、レバノン・ディベート(2月21日付)は、パレスチナ民主解放戦線(DFLP)広報局高官の話として、ナーイフ・ハワーティム書記長がダマスカス県サウラ通りでの爆破テロに巻き込まれ、軽傷を負ったと報じた。

なお、西側の主要メディアは爆破テロが、バアス党本部との近くで起きたと報じた。

しかしテロ現場のティシュリーン16日広場に面するバアス党の施設はダマスカス支部本部で、シリア地域指導部本部はアブー・ルンマーナ地区・アッバースィーイーン広場間に位置する。

イタルタス(2月21日付)は、ロシア外交官の話として、爆発現場に面しているロシア大使館の施設の窓ガラスが割れたが、職人に負傷者は出なかった、と報じた。

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同じくダマスカス県では、サウラ通りでの爆破テロの直後、バルザ区の治安機関拠点近くで、2台の車に仕掛けられた爆弾が相次いで爆発、その後、現場で戦闘があった、とシリア人権監視団が発表した。

SANA, February 21, 2013
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さらにイフバーリーヤ(2月21日付)は、サウラ通りでの爆破テロの数時間後、ウマウィーイーン広場に近い軍武装部隊参謀本部に迫撃砲2発が打ち込まれたと報じた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月21日付)によると、ダーライヤー市、ナブク市、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、ザマルカー町、アルバイン市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(2月21日付)によると、タッル・シュガイブ村、アズィーザ市、ズィフニーヤ市、タッル・ハースィル村、ハイヤーン町、ハーン・アサル市、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ジャズマーティー地区、シャッアール地区、カラム・マイサル地区、旧市街などで、軍が反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月21日付)によると、アームード村、ジャミーリーヤ市、ジャーヌーディーヤ町、アイン・ティーナ村などで、軍が反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またイドリブ県の地の団体、和解委員会、当局の努力により、2月14日に反体制武装勢力が誘拐していた旅客バス乗客47人が無事釈放された。

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ヒムス県では、SANA(2月21日付)によると、タルビーサ市、カフルラーハー市、ラスタン市、ハイダリーヤ村、シューマリーヤ市、カマーム市、ガントゥー市、タッルダハブ市、ハウラ地方などで、軍が反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またレバノン領からのタッルカラフ市郊外への潜入を試みた反体制武装勢力を軍が撃退した。

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ハマー県では、SANA(2月21日付)によると、ハマー市の水利プロジェクト公社を反体制武装勢力が襲撃、器物を破壊、略奪を行った。

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ダルアー県では、今週に入ってダルアー市への侵攻を開始した南部統一旅団を名のる反体制武装勢力の司令官が、同市が少なくとも5度にわたって軍の空爆を受けたと発表した。

アブドゥッラー・ムサッラマを名のる活動家によると、この空爆は、反体制武装勢力がダルアー市の一部の解放を発表したことを受けた動きだという。

またシリア人権監視団は、ダルアー市のザイゥーン・ダム街道地区と避難民キャンプの間に位置する「野戦病院」が軍の空爆を受け、18人が死亡したと発表した。

国内の動き

シリア外務在外居住者省は、国連安保理議長と事務総長宛てに書簡を送り、ダマスカス県サウラ通りでの爆破テロをはじめとするシリア国内での一連のテロに関して、アル=カーイダと関係のある武装テロ集団の犯行だと指弾、またこれらのテロ集団による域内諸国の武器・兵站、政治、情報面での支援が国際法に反していると批判した。

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人民議会はダマスカス県サウラ通りでの爆破テロに対する非難声明を採択した。

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シリアの与野党、および国内で活動する反体制組織・非公認組織などが、ダマスカス県サウラ通りでの爆破テロへの非難声明を次々と発表した。

非難声明を発表した主な政党、組織は以下の通り。

1. 進歩国民戦線加盟政党(与党)
アラブ社会主義バアス党シリア地域指導部(進歩国民戦線)
シリア民族社会党マハーイリー派
シリア共産党ファイサル派
シリア共産党ニムル派
アラブ社会主義連合党
アラブ社会主義者運動

2. 変革解放人民戦線(与党)
人民意思党
シリア民族社会党シャーム派(インティファーダ派)

3. 野党
民主前衛党
国民青年公正成長党
人民党

4. 反体制組織・非公認組織
シリア救済国民潮流
シリアクルド人国民イニシアチブ
シリア人権監視ネットワーク

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クルディーヤ・ニュース(2月21日付)は、クルド最高委員会アフマド・ハーッジなどの話しとして、ラッカ県の対トルコ国境の町タッル・アブヤドで、クルド民族主義勢力と自由シリア軍の緊張が緩和し、共存が実現しつつあると報じた。

ハーッジによると、国境の検問所は自由シリア軍が管理する一方、クルド人、アラブ人、トルクメン人、キリスト教徒住民からなる地元評議会が自治を行っているという。

反体制勢力の動き

自由シリア軍参謀委員会は声明を出し、ヒムス県クサイル市郊外で「ヒズブッラーの戦闘員」の車列を迫撃砲で攻撃、またレバノン領内(ベカーア県バアルベック郡フーシュ・サイイド・アリー地方)のヒズブッラーの拠点を砲撃した、と発表した。

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また、ファールーク大隊参謀長を名乗るターリブ・ダーイフもレバノンの声ラジオに対して、ヒズブッラーの拠点2カ所を砲撃したと述べた。

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しかしスカイ・ニュース(2月21日付)は、自由シリア軍の複数の消息筋がヒズブッラーの拠点への砲撃を否定したと報じた。

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自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長は声明を出し、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長を「犯罪者」、「シャッビーハの指導者」と非難した。

イドリース参謀長はまた「我々はお前にどうやって近づくかを知っている。お前の時代は実質的に終わっている…。我らが国民に攻撃する者は、誰であっても大きな代償を払うことになろう」と脅迫した。

しかしイドリース参謀長は、イスラエル軍によるダマスカス郊外県ジャムラーヤーへの越境空爆に際しては、こうした報復予告は行っていない。

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カイロに本部を持つシリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、「一連の醜い爆破…の第一の責任者は、アサドのテロ体制にある」と非難、実行犯への追及を避けた。

声明では「7万人以上のシリア人が命を失ったことは、アサド体制が域内最大のテロ集団であることを明確に示している」と強調、自らが支援するヌスラ戦線などによるテロ行為については一切批判しなかった。

しかしその後、シリア革命反体制勢力国民連立はフェイスブック(2月21日付)で別の声明を出し、「ダマスカスを狙った爆破テロを強く非難する」と発表し、遺族に哀悼の意を示した。

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シリア革命反体制勢力国民連立はカイロで総合委員会月例会合を開催した。

会合は22日まで行われる予定で、アフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による対話イニシアチブなどが審議された。

フェイスブック(2月21日付)で公開された声明によると、国民連立は会合で、「シリアでの流血の責任があるバッシャール・アサド、軍治安機関幹部の退任を要求」することを確認した。

またメンバーの一人によると、ハティーブ議長の対話イニシアチブに期限を設定することが確認されたという。

諸外国の動き

ロシア外務省のアレクサンドル・ルカシェビィッチ報道官はインターネットを通じて声明を出し、ダマスカス県サウラ通りでの爆破テロを強く非難、「すべての国と当事者に、過激派・急進派への影響力を行使し、彼らに圧力をかけ、こうしたテロ行為を即時に停止するよう求めることを呼びかける」と発表した。

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ロシア外務省のゲンナージー・ガティロフ外務次官は、2月19日に公表された国連国際調査委員会によるシリアでの人権侵害に関する報告書に関して、「明確なバイアス」が見られ、「一方的な制裁を解除すべきだと提言しないまま、シリア問題を国際刑事裁判所に付託するよう呼びかけている」と批判した。

RT(2月21日付)が伝えた。

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イラン外務省は声明を出し、ダマスカス県サウラ通りでの爆破テロについて、「シリアの敵は、テロ活動を通じて、政治改革を阻害し、治安と安定を揺るがそうとしている」と非難した。

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吴泽献駐レバノン中国大使は、滞在先のサイダー町で、ダマスカス県サウラ通りでの爆破テロを批判した。

AFP, February 21, 2013、Akhbar al-Sharq, February 21, 2013、al-Hayat, February 22, 2013、Kull-na Shuraka’, February 21, 2013、al-Kurdiya News,
February 21, 2013、Lebanon Debate, February 21, 2013、Naharnet, February
21, 2013、Reuters, February 21, 2013、SANA, February 21, 2013、Sky News, February
21, 2013などをもとに作成。

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イスラーム旅団の創設者の一人がシリア軍の攻撃を受け負傷、自由シリア軍参謀委員会がヒズブッラーの「シリア国内での活動」を受けレバノン領内への越境攻撃を示唆(2013年2月20日)

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、「ダマスカス中心部で早朝、反体制武装勢力の統一司令部本部が攻撃を受け、イスラーム旅団創設者の一人、シャイフ・ザフラーン・アッルーシュが負傷した。

『ハヤート』(2月21日付)などが、反体制活動家の話として報じた。

SANA, February 20, 2013
SANA, February 20, 2013

アッルーシュの甥のイスラーム・アッルーシュは「シャイフの容態は公表できない」と述べ、詳細については明らかにしていないが、複数の活動家によると、ドゥーマー市近郊で攻撃を受けたという。

また攻撃には、スカッド・ミサイルが投入されたという。

イスラーム旅団の指導者の一人は、「シャイフ・アッルーシュが殺害されたら大きな損失だ。イスラーム旅団は現地で最強であり、シャイフ・アッルーシュはその力の背後に知性を備えている」と述べた。

一方、Elaph.com(2月20日付)によると、ハムーリーヤ市を軍が空爆し、20人が死亡した(シリア人権監視団によると、死者数は9人)。

この空爆に関連して、フェイスブック(2月20日付)では、戦闘機が炎を上げながら飛行する映像が「自由シリア軍が戦闘機を撃墜した映像」としてアップされた(http://www.youtube.com/watch?v=TlPrChRp1o4&feature=player_embedded)。

他方、SANA(2月20日付)によると、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、リーハーン農場郊外、カフルバトナー町、シャイフーニーヤ村、ダーライヤー市、アルバイン市、ザマルカー町、ナブク市、ズィヤービーヤ町などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、バラームカ地区のティシュリーン・スポーツ・シティーに迫撃砲2発が着弾し、ヒムス県のサッカー・チーム「ワスバ」のユースフ・スライマーン選手が死亡、複数が負傷した。

各紙が報じた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ナイラブ航空基地、クワイリス航空基地の周辺で、軍と反体制武装勢力が交戦した。

一方、SANA(2月20日付)によると、ナイラブ村周辺、タッル・シュガイブ村、タッル・ハースィル村、アズィーザ市、クシャイシュ市、フライターン市、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、カラム・マイサル地区、ハイダリーヤ地区、シャイフ・ルトフィー地区、スッカリー地区、シャイフ・サイード地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アナトリア通信(2月20日付)は、レバノンの信頼できる複数の消息筋の話として、シャームの民のヌスラ戦線が、ヒムス県クサイル市郊外の対レバノン国境のザイター村をパトロール中のヒズブッラー・メンバー8人を襲撃し、3人を殺害したと報じた。

一方、SANA(2月20日付)によると、タッルカラフ市郊外の対レバノン国境地帯で、国境警備隊がレバノン領からの潜入を試みる武装集団を撃退した。

またヒムス市ワアル地区、東ブワイダ市、ラスタン市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月20日付)によると、シュグル市、バシーリーヤ市、ディーター市、マアッラトミスリーン市、ナイラブ村、アブー・ズフール市南部などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月20日付)によると、ラターミナ町、サイジャル村、ムハルダ市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(2月20日付)によると、ダルアー市、ジャースィム市、ブスラー・シャーム市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ハサカ市にあるシリア正教文化協会本部に治安機関が突入し、メンバー2人を逮捕した、とクッルナー・シュラカー(2月20日付)が報じた。

同報道によると、協会は避難民への支援活動を行っていたという。

一方、クルディーヤ・ニュース(2月20日付)は、タッル・ハミース市の複数の消息筋の話として、自由シリア軍が同市を制圧したとの一部情報を否定した。

シリア政府の動き

ワーイル・ハルキー首相は、燃料不足に対処するための委員会を各地に設置する政令を発した。

SANA(2月20日付)が報じた。

反体制勢力の動き

トルコで活動するジャズィーラ・ユーフラテス解放戦線が声明を出し、17日に発表された民主統一党人民防衛隊と自由シリア軍(ハサカ革命軍事評議会)のラアス・アイン市での停戦合意を「承認しない」と発表した。

同戦線は、この停戦合意が「被害者と屠殺人、シャッビーハと革命家を同一視し、離反した傭兵を革命家とみなしている」と批判した。

ジャズィーラ・ユーフラテス解放戦線はまた別の声明を発表し、2月22日に国内で大会を開き、ナウワーフ・ラーギブ・バシール(シリア革命反体制勢力国民連立メンバ-)の後任としてリヤード・ハフルを代表に選出する、と発表した。

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シリア民主フォーラム代表のミシェル・キールーはAFP(2月20日付)に対して、ラアス・アイン市を侵攻していた「自由シリア軍は、(シャームの民の)ヌスラ戦線以外のすべての武装勢力を代表して(民主統一党との)停戦合意に署名した」と述べた。

キールーによると、ヌスラ戦線はそもそもラアス・アイン市の侵攻に参加していなかったが、停戦協議には参加し、停戦に同意している、という。

またシャーム外国人大隊も、この停戦合意を支持している、と付言した。

なお『ハヤート』(2月21日付)によると、停戦交渉には、自由シリア軍のハサン・アブドゥッラー大佐、シャームの民のヌスラ戦線のファフド・ジャーイド、民主統一党人民防衛隊のジュワーン・イブラーヒーム、シリア・クルド国民評議会のムハンマド・サーリフ・アティーヤ、そしてクルド最高委員会の代表が参加していたという。

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「ハーヴィダール」を名乗るクルド人活動家は、シリア革命反体制勢力国民連立が反体制武装勢力にラアス・アイン市での停戦合意を遵守させることをクルド民族主義政党が望んでいる、と述べた。『ハヤート』(2月21日付)が報じた。

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マスウード・アックーを名乗るクルド人活動家は、「シャーム外国人大隊は、クルド人すべてが体制を支持しており、満足行くようなイスラーム主義者でないとみなしている」と述べ、ラアス・アイン市での停戦合意の遵守を疑問視した。

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自由シリア軍参謀委員会(トルコが拠点)のサリーム・イドリース参謀長は、AFP(2月20日付)に対して、「我々は、ヒズブッラーがレバノンの主権をもてあそび、シリア領内と自由シリア軍に砲撃することを受け入れられない」と非難した。

また「最後通告を発し次第、我々は発射地点への反撃を始めるだろう」と述べ、レバノン領内への越境砲撃を示唆した。

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Zamān al-Wasl, February 20, 2013
Zaman al-Wasl, February 20, 2013

ザマーン・ワスル(2月20日付)は、現地の自由シリア軍の複数消息筋の話として、反体制武装勢力が地対地ロケット「ファドル1」、「ファドル2」、「ファドル3」を開発したと報じ、その写真を公開した。

同報道によると、これらのロケットは、100~300平方メートルの破壊力がある、という。

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トルコで活動する在外活動家のラドワーン・ズィヤーダは、フェイスブック(2月20日付)で、ダマスカス郊外県アドラー市の軍が「部隊ごと」離反したと吹聴した。

レバノンの動き

NNA(2月20日付)は、レバノンの軍事裁判所イマード・ザイン判事が、自由シリア軍への武器供与や負傷者の輸送を行っていたとされるS.M.容疑者(ベカーア県バアルベック郡カーア地方出身)に逮捕状を発行したと報じた。

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NNA(2月21日付)は、シリア領内で発射された地対空ミサイルSAM-17のテイル部分が、ベカーア県ラーシャイヤー郡ダイル・アシャーイル市郊外に着弾した、と報じた。

諸外国の動き

エジプト、レバノン、クウェート、イラク各国外相とアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長がロシアを訪問し、モスクワでセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談し、シリア危機などへの対応を協議した。

会談後の共同記者会見、ラブロフ外務大臣は、ジュネーブ合意に沿った早急な停戦と対話開始の必要を確認したと述べた。

ラブロフ外務大臣は「各国外相が(ジュネーブ合意の)文言を会談で読み直し、各国の立場の違いはなかった」と述べた。

また「武力行使を通じてシリアの紛争を正常化しようとすれば、国の破壊をもたらすだろう」と警鐘を鳴らした。

しかし、『ハヤート』(2月21日付)によると、危機解決に向けた政治対話におけるアサド大統領の役割をめぐって意見の一致は見なかった。

すなわち、アラビー事務総長は副大統領への大統領権限の移譲を呼びかけたのに対し、ロシアは、対話を阻害する前提条件を課すべきでないと反対した、という。

一方、レバノンのアドナーン・マンスール外務大臣は、セルゲイ・ラブロフ外務大臣ら高官との会談で、「シリアへの外国の浸透は、危機を深刻化させ、際限ないものとする」と警鐘をならした。

また「シリアへの武装勢力への武器・資金供与に常に警告を発してきた」としたうえで、こうした介入が「地域の文化や歴史と無縁の武装勢力の台頭、過激化を招く」と強調した。

ナハールネット(2月20日付)などが報じた。

AFP, February 20, 2013、Akhbar al-Sharq, February 20, 2013、al-Hayat, February 21, 2013、Kull-na Shuraka’, February 20, 2013、al-Kurdiya News,
February 20, 2013、Naharnet, February 20, 2013、NNA, February 20, 2013、Reuters,
February 20, 2013、SANA, February 20, 2013、Zaman al-Wasl, February 20, 2013などをもとに作成。

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アレッポ市バドルー山地区にシリア軍の「スカッド」が着弾し50名が死亡、「自由シリア軍司令部」を名乗る組織がレバノン国民に対しヒズブッラーの「砲撃」を48時間以内に停止させるよう呼びかけ(2013年2月19日)

国内の暴力

アレッポ県では、反体制活動家らが、アレッポ市バドルー山地区にシリア軍の「スカッド」が着弾したと発表した。

『ハヤート』(2月20日付)などによると、これにより住宅10棟が倒壊、約50人が死亡した。

al-Hayat, February 20, 2013
al-Hayat, February 20, 2013

同地区は反体制武装勢力が数ヶ月前から占拠しているが、アブー・ムジャーヒドを名乗る活動家(SNNのメンバー)によると、「戦略的に重要ではない」という。

活動家らによると、シリア軍はアレッポ県、ダイル・ザウル県の反体制武装勢力制圧地域に対する「スカッド」での攻撃を強化しているのだという。

一方、SANA(2月19日付)によると、ナイラブ村、ドゥワイリーナ市、タッル・ハースィル村、アッサーン村、ムスリミーヤ村、ヒルバ市、カフルナーハー村、アウラム・クブラー市などで、軍が反体制武装勢力への攻撃を続け、戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、カラム・トゥラーブ地区、ナッカーリーン・バーブ街道回廊地区、カラム・ジャズマーティー地区、マアーディー地区、マサーキン・ハナーヌー地区などで、軍が反体制武装勢力への攻撃を続け、戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(2月19日付)によると、ダマスカス小児病院とムワーサー病院の近くに迫撃砲2発が着弾した。

迫撃砲は、ティシュリーン宮殿の南側の壁に向かって、発射され、病院の近くに着弾、一部に物的損害が生じたが、死傷者は出なかった、という。

ティシュリーン宮殿は、マッザ区とムハージリーン区の間に位置し、外国の要人を出迎える迎賓館として使用されている。

なおダマスカス県には、ティシュリーン宮殿のほか、人民宮殿(ダマスカス県西部の山頂)、ラウダ宮殿(大統領執務室)がある。

このテロに関して、ダマスカスおよび同郊外軍事評議会広報局はフェイスブック(2月19日付)で声明を出し、「ティシュリーン宮殿に迫撃砲を発射し、負傷者が出たことを確認した」と発表した。

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クッルナー・シュラカー(2月19日付)は、ハサカ県で自由シリア軍とシリア軍が捕虜交換を行ったと報じた。

同報道によると、自由シリア軍はタッル・ブラーク町制圧時に捕捉したシリア軍の大尉と曹長を釈放、これに対してシリア軍は自由シリア軍の戦闘員3人を釈放した、という。

戦闘員3人は、ラアス・アイン市の自由シリア軍ジャズィーラ自由人大隊本部に帰還した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月19日付)によると、ダーライヤー市、バービッラー市、アルバイン市、ザマルカー町などで、軍が反体制武装勢力への攻撃を続け、イスラーム旅団メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジュダイダト・ファドル町では、車に仕掛けられた爆弾が爆発し、複数の市民が死傷した。

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ヒムス県では、SANA(2月19日付)によると、シャムスィーン地方、タッルカラフ地方(対レバノン国境)などで、軍が反体制武装勢力への攻撃を続け、戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月19日付)によると、サラーキブ市・アブー・ズフール市間街道、カフルハーヤー村などで、軍が反体制武装勢力への攻撃を続け、戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(2月19日付)によると、ザイズーン・ダム街道の検問所を襲撃しようとした反体制武装勢力を軍が撃退し、複数の戦闘員を殺傷した。

シリア政府の動き

カドリー・ジャミール経済問題担当副首相兼国内通商消費者保護大臣は、人民議会で「経済封鎖によって人は死なないと誰が言ったのか?封鎖によって餓死、凍死、病死したシリア人の数をまだ算出してはいない…。我々は不当な封鎖を科し、数千というシリア人の命を奪った世界の高官らを制裁する…ことを求めるだろう」と述べた。

Kull-na Shuraka', February 19, 2013
Kull-na Shuraka’, February 19, 2013

反体制勢力の動き

「自由シリア軍司令部」を名乗る組織が声明を出し、レバノン国民、とりわけベカーア県ヘルメル郡住民に対して、シリア国内でのヒズブッラーによる「砲撃」を48時間以内に停止させるよう呼びかけ、「砲撃」停止が実現しない場合、報復を行うと脅迫した。

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自由シリア軍国内合同司令部のファフド・ミスリー報道官は「レバノンの声」ラジオ(2月19日付)で、「自由シリア軍司令部」なる集団が発表した声明と自由シリア軍国内合同司令部は無関係だと述べた。

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『シャルク・アウサト』(2月19日付)は、ムハンマド・ヤフヤー・ビータール空軍准将が離反した空軍パイロットらと「第1空軍師団」を結成し、自由シリア軍の「要請のもとあらゆる任務を遂行する準備がある」と発表したと報じた。

同報道によると、「第1空軍師団」は10機の戦闘機を保有するというが、真偽は定かでない。

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アサド政権を離反したマナーフ・トゥラース准将(共和国護衛隊第105旅団司令官)が、DPA(2月19日付)のインタビューに応じ、ファールーク・シャルア副大統領に関して「彼の手は直接血で汚されていないと信じている…。彼は今後の政権移行において役割を果たすことができる」と述べた。

トゥラース准将はまた「彼(シャルア副大統領)を完全に中立だとは思わないが、それなりにコンセンサスを得ている人物であり、政権は必要とあらば、彼をカードとして利用することもあれば、中道的との理由で遠ざけたこともある」と付言した。

アサド大統領については、政権内で「孤立しており…、彼の周りで何が起きているかを評価する能力をもはや持っていない」と断じた。

一方、反体制勢力に関しては、ほとんどの勢力と連絡を取り合い、良好な関係を築いているとしつつ、「狭量な者たちが…地位や分け前に思いをめぐらせ、自分たちの利益だけを追求している」と非難した。

そのうえで、自身が「危機から脱却し、国民の痛みを軽減するための行程表を付く出すことを支援する役割を担っていると述べた。

また国際社会に対しては、「穏健と中庸のシナリオを支持し…混乱や過激化」を回避するよう求めた。

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Orient News(2月19日付)は、シリア・ムスリム同胞団が機関紙『アフド』を復刊し、「解放区」での配布を開始した、と報じた。

諸外国の動き

国連バレリー・アモス人道問題担当事務次長はジュネーブで、シリア政府がトルコ国境からの人道支援の受け入れを拒否したと発表した。

アモス事務次長は「シリア北部に我々が限定的にしか行けないことは大いに問題だ。シリア政府に何度も(対トルコ)国境からの越境を求めた。もっとも最近では一昨日も要請したが、返事は変わらず、拒否された」と述べた。

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国連人権問題調整事務所(OCHA)は、400万人以上のシリア人が支援を必要としていると発表した。

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WHOは、ダイル・ザウル県内の反体制武装勢力制圧地域で約2,500人が腸チフスに感染していると発表した。

ユーフラテス川の汚染水を飲んだことが原因だという。

ロイター通信(2月19日付)が報じた。

AFP, February 19, 2013、Akhbar al-Sharq, February 19, 2013、DPA, February 19, 2013、al-Hayat, February 20, 2013、Kull-na Shuraka’, February 19, 2013、al-Kurdiya News,
February 19, 2013、Naharnet, February 19, 2013、Orient News, February 19,
2013、Reuters, February 19, 2013、SANA, February 19, 2013、al-Sharq al-Awsat, February 19, 2013などをもとに作成。

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反体制武装勢力がアレッポ国際空港街道の検問所を占拠するなか、アリー駐レバノン・シリア大使はヒズブッラーがシリア国内で支援を行っているとの噂を否定(2013年2月18日)

シリア政府の動き

アリー・アブドゥルカリーム・アリー駐レバノン・シリア大使は、アドナーン・マンスール外務大臣と会談した。

会談後、記者団に対して、アリー大使は、ヒムス県クサイル地方での16日のレバノン人と反体制武装勢力の戦闘に関して、「レバノンのレジスタンス(ヒズブッラー)がシリア国内で支援を行っていると一部の人々が広めようとしているが、こうした噂は常に繰り返されてきたことだ」と述べた。

また「シリア、レバノン両国の国籍を持つ人々がおり、シリア領内のレバノン人は、攻撃に曝された場合、武装集団に対抗する」と付言した。

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ国際空港街道の検問所1カ所を反体制武装勢力が占拠した。

SANA, February 18, 2013
SANA, February 18, 2013

またクワイリス航空基地、マンナグ航空基地周辺で、軍と反体制武装勢力が交戦した。

アレッポ市内でも旧市街、シャイフ・サイード地区など反体制武装勢力が占拠する地区で、断続的に戦闘があった。

一方、SANA(2月18日付)によると、タッル・シュガイブ村、アズィーザ市、ザハビーヤ村、タッル・ハースィル村、ジスル・アッサーン村、サフィーラ市などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、アレッポ旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、カルム・マイサル地区、カラム・トゥラーブ地区、ダウワール・ハーウーズ、カラム・ジャズマーティー地区などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヒルバト・ガザーラ町近くの国際幹線道路で爆発があり、軍の兵士4人が殺害された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、17日夜から反体制武装勢力が占拠するダイル・ザウル市内の検問所で激しい戦闘が続き、戦闘員10人と軍兵士26人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ナブク市南部の検問所を反体制武装勢力が襲撃し、兵士8人が殺害された。

またダーライヤー市などに対して軍が空爆・砲撃を続けた。

一方、SANA(2月18日付)によると、ダーライヤー市、ズィヤービーヤ町などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、ヒッティーン旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月18日付)によると、アービル村、タッルドゥー市、カフルラーハー市、東ブワイダ市、ラスタン市、タルビーサ市、クサイル市郊外などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

『ガーディアン』(2月18日付)は、ヒムス県タッルカラフ市でムハンマド・ハビーブ・ファンディーの仲介により、反体制武装勢力のアブー・ウダイとタッルカラフ市長が停戦に合意し、軍が砲撃を停止、反体制武装勢力が武装放棄したと報じた。

ムハンマド・ハビーブ・ファンディーは、ラッカ市のスンナ派部族の部族長で、ハティーブとしてモスクでの説教を行ってきた人物。

一方、アブー・ウダイは、サウジアラビアで不動産業に従事していたが、「革命が始まった」のを受け、シリアに帰国し、武装闘争に参加したという。

アブー・ウダイによると、タッルカラフ市での反体制武装闘争に外国人は参加しておらず、自身も「宗教的でない」という。

http://www.guardian.co.uk/world/2013/feb/18/syrian-city-truce-sheikh?INTCMP=SRCH

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イドリブ県では、SANA(2月18日付)によると、ビンニシュ市・マアッラトミスリーン市街道などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(2月18日付)によると、反体制武装勢力がカッサーア地区にあるフランス病院、私立ムアウワナ学校を迫撃砲で攻撃した。死傷者は出なかったが、建物の一部が破壊された。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、「革命開始当初から…イランを支持するヒズブッラーが、シリア人に対する殺戮、犯罪行為に直接関与してきた」としたうえで、「クサイル地方への最近の軍事介入もその一環だ」と断じた。

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自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長は、反体制武装勢力の戦闘員に対して、ヒズブッラーの戦闘員を捕捉した場合、「戦争捕虜」ではなく「傭兵」として処遇するよう命令した。

イドリース参謀長は「彼らは国際法が定める条件に従って処遇されることはないだろう」と述べた。

クルド民族主義勢力の動き

民主統一党人民防衛隊のハバード・イブラーヒーム報道官は、アラビーヤ(2月18日付)に対して、シリア・アラブ反体制勢力がクルド人の存在を尊重する限り、ラアス・アイン市での(停戦)合意を遵守する」と述べた。

そのうえで「自由シリア軍との調整のもと、抑圧的な政府の支配下にある地域を解放する計画がある」と付言した。

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ミシェル・キールーは、アラビーヤ(2月18日付)に対して、ラアス・アイン市での民主統一党人民防衛隊と自由シリア軍の合意に関して「戦略的合意であり、クルド・アラブ関係を再構築し、両当事者の権利を保障する」と述べた。

また「合意は、ラアス・アイン地方に限られたものでなく、ジャズィーラ地方全体を包摂している」と付言した。

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ミシェル・キールーはトルコのアナトリア通信(2月18日付)に対して、ハサカ県ラアス・アイン市での民主統一党人民防衛隊と反体制武装勢力の対立に関して、「彼らのなかで革命が勝利すると念が強まるなか、民主統一党は困難な段階にある」との見方を示した。

またラアス・アイン市で、民主統一党が自由シリア軍との合意のもと、体制打倒のために共闘しつつあると主張した。

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民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は声明を出し、2月1日付『サフィール』に掲載されたインタビューでのイラク・クルディスタン地域マスウード・バールザーニー大統領への非難を撤回、謝罪した。

レバノンの動き

NNA(2月18日付)は、北部県アッカール郡の対シリア国境に面するアリーダ市で、住民が道路を再び封鎖し、燃料輸送用トラックのシリア(タルトゥース県)への入国を阻止したと報じた。

道路封鎖は、シリアの反体制武装勢力と軍の戦闘での迫撃砲の流れ弾が同市に着弾したことに抗議するかたちで始められた。

諸外国の動き

EU外相会議がブリュッセルで開かれ、シリアへの武器禁輸措置解除(反体制勢力への武器・兵站支援)の是非について審議した。

会議では、禁輸措置解除を強く主張する英国とそれに慎重なドイツや北欧の意見がまとまらず、妥協案として、武器禁輸措置を3ヶ月延長する一方、防弾チョッキなど「非殺傷」型の軍事支援を強化することで合意した。

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サウジアラビア政府は、シリア危機に対処するための国際社会のヴィジョンの統一を呼びかけるとともに、政権移行と即時流血停止の必要を強調した。

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国連人権理事会が任命した国際調査委員会はシリアの人権侵害に関する報告書を公表し、アサド政権と反体制武装勢力の双方が人道に対する罪などの戦争犯罪を犯していると指摘したうえで、国連安全保障理事会に対し、国際刑事裁判所(ICC)への付託を求めた。

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ラタキア県の殉教者バースィル・アサド国際空港に、人道支援物資46トンを積んだロシアの貨物航空機2機が到着した。

AFP, February 18, 2013、Akhbar al-Sharq, February 18, 2013、Alarabia.net, February 18, 2013、The Guardian, February 18, 2013、al-Hayat, February 19, 2013、Kull-na Shuraka’, February 18, 2013、al-Kurdiya News,
February 18, 2013、Naharnet, February 18, 2013、NNA, February 18, 2013、Reuters,
February 18, 2013、SANA, February 18, 2013などをもとに作成。

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民主統一党と自由シリア軍がラアス・アイン市内での合同の検問所設置などを骨子とする停戦合意を結ぶ、ブラーヒーミー共同特別代表はアラブ連盟事務総長との会談のなかでハティーブ議長による対話イニシアチブを高く評価(2013年2月17日)

国内の動き(シリア政府の動き)

ワーイル・ハルキー首相は人民議会で演説し、トルコを初めとする避難民受け入れ国が「シリア人避難民・被災者の数が60万人に達した」と述べたことを明らかにした。

「事実と異なる架空のデータベースを提示しているが、これらの国のキャンプにいる避難民・被災者の数は20万人以下だと言おう」と述べた。

そのうえでハルキー首相は「ヨルダン、レバノン、トルコで最近起きているように、近隣諸国への物的支援供与のため、避難民が物心面で取引材料となっていることは非常に遺憾だ」と付言した。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、SANA(2月17日付)によると、シャイフーニーヤ村郊外、マルジュ・スルターン村、ドゥーマー市、スバイナ町、カーラ市郊外、ヤブルード市郊外、ダーライヤー市、マダーヤー町、ハジャル・アスワド市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、アッラーの獅子大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月17日付)によると、カフルヤーヤー市、アイン・スーダー村、シュグル市、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ハーミディーヤ航空基地周辺、アリーハー市、タッル・カッブー村、グルバール村などで、軍が反体制武装勢力の追撃・攻撃を続け、ファールーク大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月17日付)によると、タッル・フワーシュ村などで、軍が反体制武装勢力の追撃・攻撃を続け、ファールーク大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(2月17日付)によると、アレッポ市ナイラブ地区、マイサル地区、トゥラーブ地区、旧市街、サーフール地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月17日付)によると、ハウラ地方、ラスタン市郊外などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

反体制勢力の動き・クルド民族主義勢力の動き

クルディーヤ・ニュース(2月17日付)は、ハサカ県ラアス・アイン市で、民主統一党と自由シリア軍が、市内での合同の検問所設置などを骨子とする停戦合意を行った、と報じた。

停戦合意の主な内容は以下の通り:

1. ラアス・アイン市の完全武装解除
2. ラアス・アイン市の自治運営を目的とする地元評議会の設置
3. 民主統一党人民防衛隊と反体制武装勢力の合同検問所の設置
4. ハサカ県内の都市解放のための人民防衛隊と自由シリア軍の協調

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ユーフラテス通信(2月17日付)は、シリア・クルド民主党(アル・パールティ)アブドゥルハキーム・バッシャール派の民兵が同通信社のジューディー・ダッハーム特派員をハサカ県ダイリーク市で拉致した、と報じ、非難した。

レバノンの動き

AFP(2月17日付)は、ヒズブッラー高官(匿名)の話として、ヒムス県クサイル地方で反体制武装勢力が16日、シリア在住のシーア派レバノン人3人を殺害、13人を負傷させたと報じた。

同高官は、殺害されたレバノン人住民が「自衛」行為を行っていたことを認めたが、ヒズブッラーのメンバーだったかどうかは言及しなかった。

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自由シリア軍参謀委員会政治広報調整官を名乗るルワイユ・ミクダードはムスタクバル・テレビ(2月17日付)に対して、ヒズブッラーがシリア領内の5つの村に展開し、戦闘を行っている、と非難した。

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自由シリア軍「最高評議会報道官」を名乗るルワイユ・ミクダードは、『ナハール』(2月18日付)に対して、ヒムス県クサイル地方でのレバノン人と反体制武装勢力の戦闘をヒズブッラーの攻撃と断じたうえで、「シリア政府の空軍との連携にもとに行われた…前例のない侵略」だと批判した。

またこの攻撃が、ヒズブッラーの「ムスタファー・バドルッディーンとワフィーク・サファー」の監督のもとに行われたと断じた。

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自由シリア軍「最高評議会報道官」を名乗るルワイユ・ミクダードは一方、LBCI(2月17日付)に対して、ヒムス県の村を攻撃したヒズブッラーの戦闘員40人以上が死亡したと述べるとともに、「ナスルッラーの演説が終わるとともに攻撃が開始された」と付言した。

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NNA(2月17日付)は、レバノン民主党のタラール・アルスラーン党首がダマスカスを訪問し、アサド大統領と会談した、と報じた。

諸外国の動き

『ハヤート』(2月17日付)は、モサドに近いイスラエルの複数の消息筋の話として、1月30日のダマスカス郊外県ジャムラーヤーの軍科学研究センターへの空爆が、イラン・イスラーム革命防衛隊メンバーのハサン・サーティリー議長の暗殺を目的としていたことを明かした、と報じた。

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イスラエル国防省のアモス・ゲラルド政治問題担当官はイスラエル軍のラジオ(2月17日付)で、[現在のところ、シリアが保有する化学兵器はアサド政権の管理下にある」としたうえで、「国際社会の圧力のもと、シリア政府はこれらの武器が反体制勢力の手に渡ることを許さなかったが、シリア政府は崩壊過程にあり、常に注意が必要だ」述べた。

また「アル=カーイダやヒズブッラーといったテロ組織がシリアで勢力を強めている」と警鐘を鳴らした。

一方、16日、ゴラン高原(シリア領内)での軍と反体制武装勢力の戦闘で負傷したシリア人7人がイスラエルの病院に搬送され治療を受けているとの報道に関して、ジェラルド担当官は、「個人として人道支援を求めてきた」と認めたもの、搬送されたシリア人が反体制武装勢力の戦闘員か軍の兵士かを明言しなかった。

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表はアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長とカイロで会談した。

会談後、ブラーヒーミー共同特別代表は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による対話イニシアチブに関して「シリアの危機の政治的解決を再生した」と高く評価した。

そのうえで「反体制勢力とシリア政府の許容可能な使節団との対話が国連のどこかの本部で始まれば、トンネルから抜け出ることの始まりとなろう」と期待感を寄せた。

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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は、記者団に対してトルコ政府がアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表の紛争解決に向けたイニシアチブを常に支援してきたと述べる一方、「シリア政府がすべてのイニシアチブに常に消極的に対応してきた」と非難した。

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これに対して、ヨルダンのザアタリー避難民キャンプの運営を担当するインマール・ハンムードは、2011年3月以降、37万9785人のシリア人避難民がヨルダンに入国、うち8万3000人がザアタリー避難民キャンプに収容されている、と述べた。『ハヤート』(2月18日付)などが報じた。

AFP, February 17, 2013、Akhbar al-Sharq, February 17, 2013、al-Hayat, February 17, 2013, February 18, 2013、Kull-na Shuraka’, February 17, 2013、al-Kurdiya
News, February 17, 2013、LBCI, February 17, 2013、al-Mustaqbal TV, February
17, 2013、al-Nahar, February 18, 2013、Naharnet, February 17, 2013、NNA, February 17, 2013、Reuters, February 17, 2013、SANA, February 17, 2013、UPI, February 27, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県では前日に発生したシーア派宗徒40人の誘拐をきっかけに反体制武装勢力と政権支持勢力の間で誘拐の応酬が激化し、被害者は計300人以上に(2013年2月16日)

国内の暴力

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アルナバ市の検問所を反体制武装勢力が一時占拠したが、軍によって撃退され、ジャバーサー市方面へ退却した。

なおこの戦闘と時を一にするかたちで、負傷したシリア人7人がイスラエル領内に入り、イスラエルの病院に搬送された。

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シリア人権監視団は声明を出し、2月14日の反体制武装勢力によるフーア市、カファルヤー町住民40人(シーア派)の誘拐をきっかけに激化した反体制武装勢力と政府を支持する勢力双方による住民拉致によって、過去48時間で300人以上が誘拐された、と発表した。

両勢力は、サラーキブ市、ビンニシュ市、サルミーン市、キームナース市、マアッラト・ヌウマーン市、マアッラトミスリーン市で住民を誘拐している、という。

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ダルアー県では、複数の反体制武装勢力が対ヨルダン国境に面したザイズーン村近くの国境監視所の一つを制圧したとシリア人権監視団が発表した。

しかし、この攻撃に先立って、軍がザイズーン村の反体制武装勢力を砲撃し、複数の戦闘員が死傷し、捕らえられたという。

一方、SANA(2月16日付)によると、サナマイン市、サフウ市の軍の拠点を反体制武装勢力が襲撃したが、撃退され、複数の戦闘員が死傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、クサイル市周辺の村々が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(2月16日付)によると、ラスタン市東部、タッル・ダハブ市、ハウラ地方、タッル・シュール市、タッル・ウマリー市、ハスヤー町、ダブア市、ガントゥー市、フワイジャ市、ハワーシュ町などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シャッダーディー市郊外の村にある軍の拠点をシャームの民のヌスラ戦線が攻撃したが、同戦線の「アミール」が死亡したとシリア人権監視団が発表した。

この戦闘では、軍の兵士7人も死亡したという。

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アレッポ県では、サフィーラ市での反体制武装勢力との戦闘で、共和国護衛隊のイブラーヒーム・ハッダード准将が戦死した、とアクス・サイル(2月16日付)が報じた。

またアッシリア人権ネットワークは声明を出し、アレッポ市郊外のICARDA近くで、キリスト教のギリシャ正教とアルメニア・カトリックの神父が武装集団に誘拐された、と発表した。

一方、SANA(2月16日付)によると、タッル・ハースィル村、アッサーン村、カマーリー村、サフィーラ市、ザハビーヤ村、アズィーザ市、カフル・アントゥーン市、タッル・シュガイブ村、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、バーブ・ナイラブ地区、ダウワール・ジャズマーティー、カラム・マイサル地区、トゥラーブ地区、旧市街などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月16日付)によると、マルジュ・スルターン村、スバイナ町、ハッラーン・アワーミード市、ウタイバ村、ハジャル・アスワド市などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、イスラーム旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またザバダーニー市郊外では、反体制武装勢力が仕掛けようとしていた爆弾が爆発し、戦闘員2人が死亡、3人が負傷した。

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イドリブ県では、SANA(2月16日付)によると、ジダール・ビカフルーン村、マアッラト・ニウマーン市、マルイヤーン村、ハーン・サブル市などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、アブドゥッラフマーン旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(2月16日付)によると、ルバイア地方カビール村で、軍がシャームの民のヌスラ戦線に属する二つの武装集団を殲滅した。

反体制勢力の動き

シリア国民評議会は声明を出し、ヒムス県クサイル市郊外のアブー・フーリー村、ブルハーニーヤ村、サクラジャ村をヒズブッラーの戦闘員が攻撃し、シリア人民間人の間に負傷者が出た、と発表、非難した。

クルド民族主義勢力の動き

クルド最高会議のメンバーはイラク・クルディスタン自治政府のマスウード・バールザーニー大統領とエルビル市で会談し、シリア情勢について協議した。クルディーヤ・ニュース(2月16日付)が報じた。

レバノンの動き

UNHCRは、レバノン国内に少なくともシリア人28万3000人が逃れ、避難生活をしている、と発表した。

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SANA(2月16日付)シリアの喜劇俳優ドゥライド・ラッハームがレバノンの北部県トリポリ市郊外のカラムーン地方で、サラフィー主義集団の襲撃を受けたと報じた。

しかし、クッルナー・シュラカー(2月16日付)は、アサド政権を支持するラッハームの退去を住民が求めたと報じた。

諸外国の動き

AFP(2月16日付)によると、トルコの首都アンカラで、約150人の活動家が、米国のパトリオット・ミサイルの対シリア国境への配備に反対するデモを行った。

同報道によると、アンカラの中国大使館前でも、アサド政権を支持する中国を非難する別のデモが行われた。

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イラン学生通信(2月16日付)は、イラン・イスラーム革命防衛隊クドス軍団のアリー・シーラーズィーが、2月15日のハサン・サーティリー議長の死亡に関して、イスラエルに対抗するイランの意志を高め、早急に報復すると述べたと報じた。

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フランスのジャン・イブ・ルドリアン国防大臣は、訪問先のUAEアブダビで、シリアにおける「移行期プロセスに、アサド大統領の居場所はない」と述べた。

AFP, February 16, 2013、Akhbar al-Sharq, February 16, 2013、‘Aks al-Sayr, February 16, 2012、al-Hayat, February 17, 2013、Kull-na Shuraka’, February 16, 2013、al-Kurdiya News,
February 16, 2013、Naharnet, February 16, 2013、Reuters, February 16, 2013、SANA,
February 16, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ国際空港およびナイラブ航空基地の制圧をめざす反体制武装勢力と軍が激しく交戦、双方合わせて150人以上が死亡(2013年2月15日)

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ国際空港、ナイラブ航空基地周辺で、両空港の制圧をめざす反体制武装勢力が軍と激しく交戦した。

同監視団によると、軍は第80旅団基地の奪還のため、空爆・砲撃などを強めており、反体制武装勢力も砲撃で応戦、双方合わせて150人以上が死亡、軍の上級士官も戦死したという。

またサフィール市郊外のタッル・アラン市周辺でも、軍と反体制武装勢力が激しく交戦した。

一方、ダマスカス報道ネットワーク(ストリーミング放送)によると、マンビジュ市で、シャームの民のヌスラ戦線が拠点としていた3階建てのビルに対して、軍が「強力な爆発力を有する中性能ミサイル」で攻撃した。

同放送によると、このミサイルは「100%シリア製」で、これによりビルは破壊され、「テロリスト」数十人が死亡したという。

他方、SANA(2月15日付)によると、サフィール市、タッル・ハースィル村、ムスリミーヤ村、フライターン市、ブシュカーティーン市、アレッポ・イドリブ街道沿い、アイン・ジャーラ市、アズィーズィーヤ市、ハイヤーン町、マンナグ村、クワイリス市などで、反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市のカーディー・アスカル地区、カラム・マイサル地区、シャッアール地区、バーブ街道地区、旧市街、シャイフ・サイード地区などで、反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

さらに、アレッポ市マアーディー地区では、シャームの民のヌスラ戦線とタウヒード旅団が、略奪品の分配をめぐって衝突し、双方に多数の死傷者が出た。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・シャイフーン市に対する軍の砲撃で11人が死亡した。

またワーディー・ダイフ軍事基地、ハーミディーヤ航空基地周辺でも、軍と反体制武装勢力が激しく交戦した。

一方、SANA(2月15日付)によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ハーミディーヤ市周辺などで、軍が反体制武装勢力の攻撃に応戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またシュグル市、カフルルーマー村、カフルハーヤー村、ラーミー村、サルミーン市・ビンニシュ市街道、サルジャ村、ハーン・サブル市、サルミーン市などで、反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区に軍が砲撃を加えた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市、ダーライヤー市などに軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(2月15日付)によると、ウタイバ村、イバーダ市、ドゥーマー市、ザマルカー町、タッル・クルディー市などで、反体制武装勢力を攻撃、イスラーム旅団、シャーム自由人大隊のメンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月15日付)によると、東ブワイダ市、タルビーサ市郊外、アーミリーヤ市郊外、ラスタン市郊外、ハウラ地方などで、反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月15日付)によると、ダイル・ザウル市の旧空港地区、ハウィーカ地区などで、反体制武装勢力を攻撃、ハドラー大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

国内の動き(シリア政府の動き)

シリアの外務在外居住者省は国連安保理議長および事務総長に宛てて書簡を提出、そのなかで、トルコがシリアへの敵対的姿勢をエスカレートさせ、シリアの一部の反体制組織にアサド政権の危機解決政治プログラムを拒否するよう圧力をかけ、危機の平和的解決を阻止しようとしている、と抗議した。

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国内で活動する国民潮流(旧民主国民イニシアチブ)のムハンマド・サルマーン(元情報大臣)は声明を出し、政権交代が可能な民主的文民体制を樹立するための「国民大会」の開催を呼びかけ、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表にその主催を求めるとともに、すべての政治・社会勢力に参加を呼びかけた。

同声明によると、「国民大会」において、全権を有する挙国一致移行期政府樹立、軍の統合維持、国会選挙などが決定され、国際社会とアラブ世界の保証のもとに、移行期政府樹立から1年以内の決定事項の履行が義務づけられる、という。

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SANA(2月15日付)は、アレッポ県アレッポ市イザーア地区、サイフ・ダウタ地区で、テロ集団による犯罪や外国の敵対行為を非難する抗議デモが発生したと報じた。

反体制勢力の動き

『ハヤート』(2月16日付)は、反体制活動家の話として、反体制武装勢力がアレッポ県ジャッラーフ軍事空港などで捕獲した熱感知ミサイル(イフラースA18<إغلاس. إي ١٨>)を14日のアレッポ県とイドリブ県の戦闘で投入したと報じた。

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「スワイダー県宗教関係者たち」を名のる集団(ドゥルーズ派)が声明を出し、県民に軍から離反するよう呼びかけた。クッルナー・シュラカー(2月15日付)が報じた。

諸外国の動き

アナトリア通信(2月15日付)によると、トルコのハタイ県(シリア領アレキサンドレッタ地方)のヤイァダー村に、イドリブ県から発射された迫撃砲が着弾した。

迫撃砲着弾による被害はなかったが、トルコ軍が迫撃砲で応戦した。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はドイツのARD(2月15日付)のインタビューに応じ、シリアの「反体制勢力はいかなる政治的オルターナティブも提示していない。反体制勢力を統一させている唯一のものは現体制だ…。彼らは体制が好きでなく、飽きているだけだ。しかし反体制勢力は2年もの間、いかなる建設的なプランも導出していない」と述べた。

AFP, February 15, 2013、Akhbar al-Sharq, February 15, 2013、al-Hayat, February 16, 2013、Kull-na Shuraka’, February 15, 2013、al-Kurdiya News,
February 15, 2013、Naharnet, February 15, 2013、Reuters, February 15, 2013、SANA,
February 15, 2013、UPI, February 15, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヌスラ戦線を含むサラフィー主義武装集団がアレッポ県やハサカ県の複数拠点を制圧、また同戦線メンバーで「セレ・カニ・イスラーム国」のアミールを務めてきたクルド人が人民防衛隊との戦闘で死亡(2013年2月13日)

国内の暴力

アレッポ県では、アレッポ国際空港とナイラブ航空基地を防衛する第80旅団本部を、シャームの民のヌスラ戦線、タウヒード旅団、ムハージリーン大隊などがほぼ完全に制圧したとシリア人権監視団が発表した。

一方、SANA(2月13日付)によると、アズィーズ村、タッル・アラン市、マンナグ村、クワイリス市、カマーリー村、マーイル町、フライターン市、ハーン・アサル市、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、シリアの盾大隊メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、マイスィル地区、ブスターン・カスル地区、アズィーズィーヤ地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン山地一帯で、シリア防衛アラブ青年戦線のアリー・イスマンディル書記長と息子2人、甥が乗った車を反体制武装勢力が要撃し、4人全員を殺害した。

シリア防衛アラブ青年戦線は、シリア憲法や国際法などに依拠して、「テロ集団」の犯罪を告発することを目的として2012年2月に発足したNGO。

フェイスブックなどの書き込みによると、ラタキア県カルダーハ市出身の集団が要撃したという(未確認情報)。

またシリア人権監視団によると、ダーライヤー市で軍と反体制武装勢力が激しく交戦した。

一方、SANA(2月13日付)によると、ドゥーマー市および同市郊外、ザマルカー町、シャイフーニーヤ村、リーハーン農場などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、ハムザ大隊メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区が砲撃を受け、子供を含む12人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カフルナブル市が軍の砲撃を受け、マアッラト・ニウマーン市に近いハーミディーヤ検問所周辺では軍と反体制武装勢力が交戦し、戦闘員8人が死亡した。

一方、SANA(2月13日付)によると、イフスィム町、ナフラ村、カフルハーヤー村、ラスム・アービド村、マジャース村などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シャッダーディー市をシャームの民のヌスラ戦線が襲撃、軍との戦闘の末に制圧した。

この戦闘では、軍兵士20人以上、外国人戦闘員3人を含むヌスラ戦線戦闘員16人が死亡したという。

その後、シリア人権監視団は、3日間にわたるシャッダーディー市での戦闘で、シリア軍兵士が少なくとも100人、シャームの民のヌスラ戦線メンバー30人が死亡したと発表した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月13日付)によると、ダイル・ザウル市の旧空港地区、ジュバイラ地区などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、ムハンマド末裔大隊、カアカーウ旅団、ズバイル・ブン・アワーム大隊メンバーなどを殲滅した。

国内の動き(シリア政府の動き)

2012年12月に「離反」したと報じられた元外務在外居住者省報道官のジハード・マクディスィーが声明を出し、私的な動機で国を去り、国民対話を通じた平和的変革プロセスを望んでいるとの意思を表明、外国の介入や武装闘争・弾圧に異議を唱えた。

声明でマクディスィーは、「個人的、そして独自の決断により国を去った」としたうえで、現在2人の兄弟のもとに一時的に身を寄せていることを明らかにするとともに、「欧州、米国には足を踏み入れたことはない」と西側諸国に保護されているとの一部情報を否定した。

またアサド政権の施政については「具体的な措置が執られたが、現地での血塗られた痛ましい出来事がシリア人の希望を奪った」と述べた。

さらに「憎しみ、過激主義、外国の軍事介入を排除し、一つの祖国の民が愛国的関係と国民対話を通じて、期待されている平和的変革プロセス」への支持を表明し、「これがシリアの危機の最適で唯一な政治的手口である」と述べた。

一方、現下の紛争に関しては「シリアでの戦いは、シリア人どうしの戦いではない。イスラーム教徒とキリスト教徒の戦いでもない。シリアを破壊し尽くそうとする戦いで、そこには勝利も関係正常化もない」と述べた。

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シリアの外務在外居住者省は声明を出し、近くモスクワを訪問するワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣が、同地で反体制勢力の代表らと会談するだろうとしたロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣の発言を否定した。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ニザール・ヒラーキー駐カタール代表に対してカタール政府がドーハのシリア大使館を明け渡し、ヒラーキーを含む3人に外交特権を付与する決定を下したと発表した。

同声明によると、この決定は2月12日に、シリア革命反体制勢力国民連立に通知された。

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チュニジアのエクスプレスFM(2月13日付)は、アレッポ県で外国人サラフィー主義者132人が軍との戦闘で殺害されたと報じた。

同ラジオ局が、匿名消息筋の話として得た情報によると、殺害された外国人戦闘員のほとんどがスィディブジド出身のチュニジア人で、シャームの民のヌスラ戦線が遺体の写真などを送付してきた、という。

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ザマーン・ワスル(2月13日付)は、複数の消息筋の話として、アレッポ県軍事評議会議長のアブドゥルジャッバール・アカイディー大佐が、アレッポ県のジャッラーフ軍事空港で捕獲した戦闘機が使用可能だと語ったと報じた。

なおユーチューブ(2月12日付)には、ジャッラーフ軍事空港で捕獲した戦闘機の映像がアップされている。

http://www.youtube.com/watch?v=03bpo10Gtww&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=OcCOv4foKd8&feature=player_embedded

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シリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー前事務局長はクルディーヤ・ニュース(2月13日付)に対して、バーブ・ハワー検問所でのバス爆破事件に関して「いかなる勢力が犯行に利用されたとしても、政府が唯一の筆頭容疑者だ」と断じた。

またクルド問題に関して「クルド国家を建設し得る状況があれば、それを要求するだろう。しかし今は、分権的で、地方が大幅な権限を持つ多元的民主国家建設を建設するために活動している」と述べた。

一方、シリア・クルド国民評議会については、「当初、シリア国民評議会への参加を我々は歓迎していたが、シリア・クルド国民評議会からは何の要請もない」と述べた。

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クッルナー・シュラカー(2月13日付)は、シャームの民のヌスラ戦線メンバーで「セレ・カニ・イスラーム国」のアミールを務めてきたクルド人、アブー・ライス・クルディーが民主統一党人民防衛隊との戦闘で死亡した、と報じた。

同報道によると、アブー・ライスは、シャームの民のヌスラ戦線に参加した初めてのクルド人で、同戦線が2012年11月8日にラアス・アイン市(クルド語名セレ・カニ)に潜入して以降、アミールを務めてきたという。

レバノンの動き

SANA(2月13日付)は、ベカーア県バアルベック郡アルサール市が「自由シリア軍の避難場所、兵站基地と化している」と報じた。

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MTV(2月13日付)は、ベカーア県バアルベック郡のシリア国境に近いマシャーリーウ・カーアにシリア軍が侵入し、レバノン人2人を身柄拘束しようとしたが、2人は逃走したと報じた。

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NNA(2月13日付)は、北部県アッカール郡の対シリア国境に面するアリーダ市で、住民が道路を封鎖し、燃料輸送用トラックのシリア(タルトゥース県)への入国を阻止していると報じた。

諸外国の動き

カタール政府がシリア革命反体制勢力国民連立にシリア大使館を明け渡したことに関して、ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は「ヴァージャル国家によるヴァーチャル組織の承認は現状を何ら変えるものではない」と述べた。

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米国のジョン・ケリー国務長官はヨルダンのナースィル・ジャウダ外務大臣と会談し、シリア情勢などについて協議した。

会談後、ケリー国務長官は、「国際社会はアサド大統領とその体制がシリア国民と地域に対して行っていることへの責任を負わせることが重要」だと述べたが、その詳細には触れなかった。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は、イドリブ県バーブ・ハワー検問所でのバス爆発に関して、「トルコ領内で起きていたら、(攻撃の)標的は、トルコを巻き込み、挑発することにあったのだろうが、そのような疑いはない」と述べた。

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PKKのロジュ・ヴェラート報道官は、クルド語サイトで、ラアス・アイン市での民主統一党と自由シリア軍の戦闘に関して触れ、そのなかで、トルコがラアス・アイン市を侵攻する反体制武装勢力への支援を続けるのなら、我々は同市に戦闘員を派遣することに何ら躊躇しない、と述べた。

クルディーヤ・ニュース(2月13日付)が報じた。

AFP, February 13, 2013、Akhbar al-Sharq, February 13, 2013、al-Hayat, February 14, 2013、Kull-na Shuraka’, February 13, 2013, February 14, 2013、al-Kurdiya
News, February 13, 2013、MTV, February 13, 2013、Naharnet, February 13, 2013、NNA,
February 13, 2013、Reuters, February 13, 2013、SANA, February 13, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハイダル国務大臣が「訪問できる外国の都市でハティーブ議長と会談する用意がある」ことを明らかに、イスラーム主義者の武装集団がアレッポ・ラッカ街道沿いに位置するジャッラーフ航空基地を制圧(2013年2月12日)

SANA, February 12, 2013
SANA, February 12, 2013

国内の動き(シリア政府の動き)

アサド大統領は、9日に新たに任命した閣僚の任命式を行ったのち、ワーイル・ハルキー改造内閣の閣議を召集した。

閣議において、アサド大統領は、シリアが直面する現状のなかで国民の内閣への希望がこれまで以上に高まっていると指摘、各省庁に対して自らの責任感を国民の希望を実現するための原動力とするよう指示した。

また「シリアを標的とする勢力は国のインフラを破壊するため、体系的な活動を行っている」と反体制武装活動を非難した。

SANA(2月12日付)が報じた。

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アリー・ハイダル国民和解問題担当国務大臣は『ガーディアン』(2月11日付)のインタビューに応え、そのなかで、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長と「訪問できる外国の都市で会談する用意がある」と述べた。

ハイダル国務大臣はまた、国民対話に関して「国会と大統領を選ぶ自由選挙を行う仕組みを拡充する手段」と位置づけたうえで、同問題が対話における主要な議題になるとの認識を示した。

そのうえで「実質的な国民対話はシリア国内で行われねばならない。なぜならそれはシリアの尊厳に関わる問題だからだ」と述べた。

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アリー・ハイダル国民和解問題担当国務大臣は、赤十字国際委員会の使節団(マリアン・ガセル団長ら)とダマスカスで会談し、シリア国内での人道支援活動の状況について協議した。

SANA, February 12, 2013
SANA, February 12, 2013

会談後、ハイダル国務大臣は、記者団に対し、「(危機解決政治プログラム)閣僚委員会が検討を行うような公式文書によるいかなるイニシアチブもまだ受け取っていない」と述べ、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による条件付き対話プログラムを牽制し、アサド政権の危機解決政治プログラムに沿った対話を暗に呼びかけた。

またハイダル国務大臣は「国民対話は、シリア人のみの運営、参加のもと、シリア国内で行われるだろう」としつつ、「対話に前提条件はなく、誰も前提条件やいわゆる譲歩を求められることはない」と強調した。

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ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は『ワタン』(2月12日付)に対して、ジョン・ケリー国務長官就任に関して、「米国の新政権は自らの中東地域における国益、そしてシリア国民の国益に合致しない政策を転換することを希望する」と述べた。

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イマード・ハミース電力大臣は、シリア国内での破壊行為による停電で2180億シリア・ポンドの経済的損失が生じている、と述べた。

SANA(2月12日付)が報じた。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、SANA(2月12日付)によると、ザマルカー町、アルバイン市、ドゥーマー郊外、ハラスター市、アドラー市などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、イスラーム主義者の武装集団がアレッポ・ラッカ街道沿いに位置するジャッラーフ航空基地(クシャイシュ航空基地)を戦闘の末に制圧したとシリア人権監視団が発表した。

同監視団によると、反体制武装勢力による飛行場制圧はこれが初めてだが、飛行場には若干の装備が残されていただけだった、という。

この戦闘で軍の兵士40人以上が死傷、捕捉され、反体制武装勢力の戦闘員も5人が死亡、2人が負傷した。

イスラーム主義者の武装集団は「アレッポ広報局」の名で声明を出し、ナイラブ航空基地、アレッポ国際空港、そして両空港を防衛する第80旅団、マナーラ検問所に対する「大規模な攻撃を早朝」開始したと発表した。

シリア人権監視団によると、この攻撃で、反体制武装勢力はマナーら検問所を制圧、一方、軍は第80旅団の基地周辺に対して空爆を行った。

アブー・ヒシャームを名乗る活動家はAFP(2月12日付)に対して、「これらの軍事拠点は、装備の入手源であるため重要だ」と述べ、攻撃の目的が制圧ではなく、武器・弾薬の略奪であることを示唆した。

しかしシリア人権監視団は、これらの空港の警備が堅固で、反体制武装勢力が戦果を得ることは困難との見方を示した。

一方、SANA(2月12日付)によると、サフィーラ市、アナダーン市、マンスーラ村、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、シャッアール地区、マサーキン・ハナーヌー地区、サーフール地区、フルワーニーヤ地区、ハーン・バカル地区、ジスル・ナイラブ地区などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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SANA, February 12, 2013
SANA, February 12, 2013

イドリブ県では、SANA(2月12日付)によると、アブー・ズフール市郊外などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またSANA(2月12日付)は、マアッラト・ヌウマーン市にあるアブー・アアラー・マアリー(アッバース朝時代の詩人・哲学者)の銅像の首がはねられた写真を公開し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーの犯行だと報じた。

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ヒムス県では、SANA(2月12日付)によると、反体制武装勢力がヒムス市郊外の石油精製所の北側のゲートを砲撃し、職員1人が死亡、複数が負傷した

反体制勢力の動き

AFP(2月13日付)は、イドリブ県アティマ市で武装闘争を続けるアブー・マフムードを名乗る司令官の証言を掲載した。

アブー・マフムードはそのなかで「我々の美しい革命を盗人と腐敗した者どもが盗んだ…。自由シリア軍の司令官たちは私服を肥やす一方、真の革命家たちは現地で死んで行っている」と在外の活動家を痛烈に批判した。

アブー・マフムードはまた「彼らは前線に着ても、盗みや略奪しかしない。戦闘には参加しない…。彼らはトルコで密売するために持って行けるあらゆるものを盗む…ためにしか来ない」と付言した。

一方、サラフィー主義者については、「イスラーム主義者?こいつらが持ち込んだイスラームは私が知っているイスラームじゃない」と批判した。

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自由シリア軍合同司令部中央広報局を名乗る組織が声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による条件付きの政権との対話イニシアチブに関して、「死産だったが…拒否はしていない」「殺戮を止めるあらゆるイニシアチブを支持する」としつつ、武装勢力の統合、市民の自由シリア軍への参加などを呼びかけた。

諸外国の動き

国連のナバネセム・ピレイ人権高等弁務官は、シリアでのこれまでの死者数が70,000人近くに達していると述べた。

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国連の潘基文事務総長は、安保理に対して、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による条件付きでの対話イニシアチブを支援するよう呼びかけた。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は、11日のイドリブ県バーブ・ハワー検問所でのバス爆破事件に関して、「躊躇せず必要な措置を講じる」と述べた。

AFP, February 12, 2013、Akhbar al-Sharq, February 12, 2013、The Guardian, February 11, 2013、al-Hayat, February 13, 2013、Kull-na Shuraka’, February 12, 2013、al-Kurdiya News, February 12, 2013、Naharnet, February 12, 2013、Reuters, February 12, 2013、SANA, February 12, 2013、UPI, February 12, 2013、al-Watan, February 12, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県国境付近でシリア国民評議会メンバーらを乗せた車列を狙った爆弾テロが発生するなか、ハティーブ議長はカイロでアラブ連盟事務総長、ブラーヒーミー共同特別代表とそれぞれ会談(2013年2月11日)

国内の暴力

イドリブ県では、『ハヤート』(2月12日付)などによると、バーブ・ハワー国境検問所で、シリア国民評議会のジョルジュ・サブラー事務局長らを乗せた車列が通過する数分前に、バスに仕掛けられた爆弾が爆発した。

al-Hayat, February 12, 2013
al-Hayat, February 12, 2013

『ハヤート』(2月12日付)によると、この爆発によって、7人が死亡、アフラール・プレス(2月11日付)によると、20人が死亡、数十人が負傷した。

その後、各紙はシリア人、トルコ人の死者が14人に達したと報じた。

アフラール・プレス(2月11日付)は、アブドゥルバースィト・スィーダー前事務局長の話として、爆発時に、サブラー事務局長らシリア国民評議会使節団が乗った車列は、バーブ・ハワー国境通行所に面するトルコ領内(ハタイ県レイハンル市郊外)を走行中で、反体制武装勢力の合同司令部とシリア国内で会合を行う予定だったという。

アサド政権による犯行かとの問いに対して、スィーダー前事務局長は「詳細は分からないが…、調査しなければならない問題だ」と応えたという。

一方、シリア国民評議会のアフマド・ラマダーン執行委員会メンバーは『ハヤート』(2月12日付)に対して、バーブ・ハワーでの爆発が、国民評議会指導部を狙ったものだ」としたうえで、「執行委員会のメンバーは全員無事だ」と述べた。

使節団は、自由シリア軍参謀委員会と会談を予定しており、ラマダーンらが国境通行所で出迎えようとしていた、という。

またラマダーンによると、シリア国民評議会使節団は、2月11日からシリア国内を回り、アレッポ県アアザーズ市、マンビジュ市、ジャラーブルス市などで自由シリア軍、現地の医療チームなどと会談を続けてきたという。

そのうえでラマダーンは「政府が爆破の背後にいる…。2日前にも(シリア国民評議会の)指導部を狙った未遂事件があった…。我々は今シリア国内にいる」としたうえで、「政府はこのイニシアチブ(シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による条件付きでの対話イニシアチブ)を改めて挫折させようとしたことは明白だ…。政府は力と血という言葉以外理解しない」と批判した。

『ハヤート』(2月12日付)によると、使節団は、サブラー事務局長、スィーダー前事務局長、ファールーク・タイフール(シリア・ムスリム同胞団)、アブドゥルアハド・アスティーフー、サーリム・ムトラク、ジャマール・ワルド、アフマド・ラマダーン、バッシャール・ヒラーキー、ムハンマド・シャルマニーからなっていた。

他方、トルコ外務省は、爆発がジルヴェギョズ国境通行所から40メートルしか離れていないシリア領内の駐車場で発生したことを明らかにした。

また、トルコのハタイ県レイハンル市長は、NTV(2月11日付)に対して、爆破テロに使用された車がシリアのナンバー・プレートを付けていたと述べた。

その後(11日)、シリア国民評議会は声明を出し、爆発がサブラー事務局長らの現地訪問の3日目に発生し、事務局長、同行した執行委員会メンバー全員が無事だと発表した。

SANA, February 11, 2013
SANA, February 11, 2013

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同じく、イドリブ県では、SANA(2月11日付)によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ラーミー村、ナイラブ村、ジャーヌーディーヤ町、アブー・ズフール市、マジャース市、タッル・サラムー市などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、「シャームの民のヌスラ戦線、タブカ自由人大隊、ウワイス・カルニー大隊が、タブカ市のユーフラテス・ダムの管制室に侵入し、その後軍の攻撃を恐れ、ダムの入り口に再結集した」とシリア人権監視団が発表した。

同監視団によると、ダムは稼働中で、「ダム制圧は…シリア政府にとって革命以来最大の経済的敗北だ」という。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市の総合情報部と軍事情報局に対して自爆攻撃が行われ、治安要員14人が死亡した。

また同市では、軍と反体制武装勢力が交戦した、という。

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ダマスカス県では、『ハヤート』(2月12日付)によると、ジャウバル区に反体制武装勢力が再び突入し、検問所の一つを制圧、これを受け、軍が同地区に増援部隊を派遣した。

クッルナー・シュラカー(2月11日付)によると、ティシュリーン・スポーツ・シティで、シャリーフ・シハーダ人民議会議員の車に仕掛けられた爆弾が爆発した。

シハーダ人民議会議員は無事だった。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月11日付)によると、ドゥーマー市郊外、ウタイバ村、ザマルカー町、アルバイン市、ダーライヤー市、ザバダーニー市などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月11日付)によると、ハマーミーヤート村で、軍がシャームの民のヌスラ戦線とハマーの盾旅団の残党を殲滅し、同市の治安を回復した。

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ヒムス県では、SANA(2月11日付)によると、タッルドゥー市、アービル村、アッシュ・ウルール村、タイバ村、ラスタン市郊外、ジューバル市、クサイル市郊外などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(2月11日付)によると、バーブ市、マンスーラ村、カフルハムラ村、タッル・ラッハール村、ザハビーヤ村、クシャイシュ市、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市バーブ・ナイラブ地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

国内の動き(シリア政府の動き)

アサド大統領は、ヨルダンのアラブ弁護士連合サミーフ・フライス書記長補を団長とするヨルダンの政治家、弁護士、医師、技師からなる使節団とダマスカスで会談した。

SANA, February 11, 2013
SANA, February 11, 2013

SANA(2月11日付)によると、使節団は、陰謀に立ち向かうシリアを孤立させないため、ヨルダン国民がシリア国民のさまざまな階層と連帯する意志を伝えた。

これに対して、アサド大統領は謝意を示し、「シリアが鼓動するアラブの心臓であり続け、いかなる圧力を受けようとも、またシリア、さらにはアラブ人への陰謀がいかなるものであろうと、この原則と基礎を譲歩することはない」と明言した。

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アサド大統領は、10日に就任したギリシャ正教アンタキア総主教区のヨハネ10世ヤーズジー総司教とダマスカスで会談した。

SANA(2月11日付)によると、アサド大統領は会談で、総司教就任への祝辞を述べるとともに、ギリシャ正教会が、シリアの現下の危機において国民統合強化に果たしている役割を賞賛した。

これに対し、ヨハネ10世ヤーズジー総司教は、シリアが危機を脱却し、国民統合が強化されることを強く信じていると応えた。

SANA, February 11, 2013
SANA, February 11, 2013

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ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長と、ウムラーン・ズウビー情報大臣は、エジプト・ナセル党のアフマド・ハサン書記長が率いるエジプト政治家の使節団とダマスカスでそれぞれ会談した。

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ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、PLO執行委員会使節団とダマスカスで会談した。

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アレッポ県では、SANA(2月11日付)によると、アレッポ市シャイフ・ナッジャール地区で、武装テロ集団退去を求めるデモを市民が行った。

反体制勢力の動き

AFP(2月11日付)は、複数の目撃者の話として、イドリブ県の対トルコ国境地域で、シャームの民のヌスラ戦線と地元住民との衝突が最近少なくとも4件発生し、外国人サラフィー主義戦闘員への市民の不満がこれまで以上に増している、と報じた。

衝突が起きたのはイドリブ県カーフ村、アティマ村、ダーナー市など。

住民らによると、カーフ村での衝突は、交通事故を起こし、宗教を冒涜するような罵倒を吐いた住民をヌスラ戦線戦闘員がアレッポ県ダール・イッザ市の「イスラーム法廷」に連行しようとして発生した、という。

2人の男を車で連行しようとしたヌスラ戦線の車に、武装集団が発砲し、タイヤをパンクさせ、ヌスラ戦線の司令官の一人を身柄拘束した、という。

この司令官は事件の2日後に釈放された。

またアティマ村では、ヌスラ戦線メンバーのヨルダン人シャイフが、モスクでの金曜礼拝時に説教を行おうとしたが、住民が阻止し、両者が衝突したのだという。

ダーナー市でも、ヌスラ戦線メンバーのクウェート人シャイフが、モスクで説教を行おうとし、住民と衝突した事件が発生したという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長はカイロでアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表とそれぞれ会談した。

会談後、アフマド議長は記者団に対して「国民の苦しみを解消するためすべての方法を試みる」と述べ、10日を猶予期間と設定した対話イニシアチブ継続する意思を示した。

アフマド議長は、対話イニシアチブに関して、シリア政府が「今のところ明確な回答をしていない」と批判する一方、政府との対話をめぐって反体制勢力内の対立が激化していることに関して「革命期の民主主義の一種だと考えている」と述べた。

アフマド・ベン・ヒッリー事務次長は会談後に声明を出し、アフマド議長が、自身の対話イニシアチブへの連盟の支援を要請したことを明らかにしたうえで、「シリア政府内ではなく、政府と反体制勢力の対話が行うかという点に関して、シリア政府側からの明確な反応が求められている」と付言した。

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リヤード・ファリード・ヒジャーブ前首相が、カイロでアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長と会談し、シリア情勢について協議した。

会談に関して、ヒジャーブ前首相は、アラビー事務総長がシリア革命反体制勢力国民連立にアラブ連盟の代表権を与えることを約束した、と述べた。

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ラアス・アイン市で民主統一党と自由シリア軍(ハサカ県革命軍事評議会)の停戦調停を行う「和解平和使節団」団長のミシェル・キールー(シリア民主フォーラム代表)はクルディーヤ・ニュース(2月11日付)に対して、両当事者が意見の相違を克服しようとしている、と述べ、停戦に向けた協議が依然続いていることを明らかにした。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会は声明を出し、アレッポ市アシュラフィーヤ地区での軍と民主統一党人民防衛隊の戦闘に関して、「住民が…ありとあらゆる重火器の砲撃に曝されている」と政権を非難し、「同地区の人民防衛隊は住民とともに自衛を行っている」と民主統一党への支持を表明した。

諸外国の動き

カタールのハマド・ブン・ジャースィム首相兼外務大臣は訪問先のクウェートで、シリアのアサド政権はアラブ世界に悪いイメージを与えている、と述べた。

カタールはシリアへの外国人テロリストの潜入を支援している。

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『ワタン』(2月11日付)は、イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣が「シリア政府が倒れると賭け、そう考える者がもしいるなら、その考えは誤りだ」と述べた、と報じた。

サーレヒー外務大臣はしかし「同時に反体制勢力は現存する事実であり、それを無視することはできない」と付言、「穏健で知的な声が高まりつつある」として、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による条件付きでの対話イニシアチブを暗に評価した。

AFP, February 11, 2013、Ahrarpress.com, February 11, 2013、Akhbar al-Sharq, February 11, 2013、al-Hayat, February 12, 2013、Kull-na Shuraka’, February 11, 2013, February 12, 2013、al-Kurdiya
News, February 11, 2013、Naharnet, February 11, 2013、Reuters, February 11,
2013、SANA, February 11, 2013、al-Watan, February 11, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア革命反体制勢力国民連立のハティーブ議長はアサド政権への対話呼びかけの猶予期間が当日中に切れたことに関し遺憾の意を表明(2013年2月10日)

国内の動き(シリア政府の動き)

ダマスカス県カッサーア地区にある聖十字架教会で、ギリシャ正教アンタキア総主教区のヨハネ10世ヤーズジーの総司教就任式が行われ、レバノン・マロン派のビシャーラ・ラーイー総大司教、同じくギリシャ・カトリック教会アンタキア総大司教のグレゴリウス3世ラッハーム、シリアのキリスト教諸派の司教・司祭ら、マンスール・アッザーム大統領担当国務大臣、ムハンマド・ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣らが参列した。

SANA, February 10, 2013
SANA, February 10, 2013

総司教ヨハネ10世は、参列者を前に「国内での対話を通じた危機の政治的解決」を呼びかけた。

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ヒムス国民和解人民委員会が「シリアのための寛容」と題した会合をヒムス市内で開催した。

会合には、アフマド・ムニール・ムハンマド県知事、与野党、反体制組織の代表者らが出席した。

SANA(2月10日付)が報じた。

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イランで2012年11月に開催されたシリア国民対話会合に参加した与野党、反体制組織の代表がダマスカス県のダーマー・ルーズ・ホテルでフォローアップ会合を開き、包括的国民対話開催のための政治的、社会的環境作りを急ぐことで合意した。

SANA(2月10日付)が報じた。

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『ワシントン・ポスト』(2月10日付)は、米国および中東諸国の高官(匿名)の話として、ヒズブッラーとイランがシリアにおける権益を維持するため、民兵のネットワークを構築しつつある、と報じた。

http://articles.washingtonpost.com/2013-02-10/world/37026054_1_syrian-government-forces-iran-and-hezbollah-president-bashar

国内の暴力

ラッカ県では、シャームの民のヌスラ戦線、ウワイス・カルニー大隊、タブカ自由人大隊が、タブカ市の機甲連隊を制圧し、重火器や装備を奪った、とシリア人権監視団が発表した。

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ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル市北部に展開する第113旅団が反体制武装勢力の砲撃を受けたとシリア人権監視団と発表した。

またダイル・ザウル市内のマタール・カディーム地区、ハウィーカ地区などで、軍が反体制武装勢力と交戦した。

一方、SANA(2月10日付)によると、ダイル・ザウル市内各所で、軍が反体制武装勢力を攻撃し、シャームの民のヌスラ戦線、フザイファ・ブン・ヤマーン大隊メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ドゥワイリーナ市で、シャームの民のヌスラ戦線の軍拠点への爆破テロによって、兵士4人が死亡、20人が負傷した。

またサフィーラ市、マンナグ航空基地周辺などで、軍がシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装勢力と交戦した。

これに対し、SANA(2月10日付)は、ドゥワイリーナ市で軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊したと報じた。

またマンスーラ村、タッル・アラン市、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の外国人戦闘員を殲滅したという。

さらにアレッポ市でも、バーブ・ハディード地区、マサーキン・ハナーヌー地区、カーディー・アスカル地区、バニー・ザイド地区などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の外国人戦闘員を殲滅したと報じた。

一方、民主統一党人民防衛隊は、アレッポ市アシュラフィーヤ地区での軍との戦闘で死亡した人民防衛隊兵士7人の遺体を回収した、と発表した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ルクンッディーン区で爆発があり、市民3人が死亡した。

またアサーリー地区、カダム区に対して砲撃があった。

一方、SANA(2月10日付)によると、アルヌース広場に駐車中の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、市民2人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザマルカー町、ダーライヤー市、ナブク市、ハジャル・アスワド市などに軍が空爆・砲撃を加えた。

一方、SANA(2月10日付)によると、アルバイン市、ザマルカー町、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、アドラー市、ダーライヤー市などで、軍が反体制武装勢力を追撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月10日付)によると、ラーミー村、シャグル市、ヤアクービーヤ村、ジャーヌーディーヤ町、ジスル・シュグール市近郊、ナイラブ軍事基地周辺、マアッラト・ニウマーン市、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、カフルルーマー村、ヒーシュ村、ダイル市などで、軍が反体制武装勢力と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月10日付)によると、ハマーミーヤート村で、軍が反体制武装勢力を攻撃し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の外国人戦闘員を殲滅した。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長はフェイスブック(2月10日付)に声明を出し、「シリア政府が条件付き対話イニシアチブに応じなかったことはきわめて否定的なメッセージだ」として、対話呼びかけの猶予期間が切れたとの立場を示した。

そのうえで「連立の政治委員会にこの問題を付託することを要請するだろう」と付言した。

なおこの声明で、ハティーブ議長はシリア北部の「解放区」での対話実施を改めて呼びかけた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフは、『ハヤート』(2月11日付)に対して、アフマド・マアーッズ・ハティーブ議長によるアサド政権との条件付きでの対話の意思表明に関して、「死産だった」と述べた。

この意思表明は、2月10日に猶予期間切れとなっていた。

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クルド最高委員会のアフマド・スライマーン書記官が、シリア・クルド進歩民主党のHPを通じて声明を出し、ハサカ県ラアス・アイン市で民主統一党と自由シリア軍が停戦合意を行ったとの一部声明を否定した。

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『アフラーム』(2月10日付)は、ヨルダンで亡命生活を送るリヤード・ファリード・ヒジャーブ前首相がエジプトに到着したと報じた。

諸外国の動き

ヨルダンのザアダリー避難民キャンプで、人道支援物資倉庫を襲おうとしたシリア人避難民200人以上を、ヨルダン治安当局が催涙ガスなどを使用して強制排除した。

AFP(2月10日付)が報じた。

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表はアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長とカイロで会談した。

AFP, February 10, 2013、al-Ahrām, February 10, 2013、Akhbar al-Sharq, February 10, 2013、al-Hayat, February 11, 2013、Kull-na Shuraka’, February 10, 2013、al-Kurdiya News, February 10, 2013、Naharnet, February 10, 2013、Reuters, February 10, 2013、SANA, February 10, 2013、The Washington Post, February 10, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

民主統一党と自由シリア軍の間で合意が生じたと報じられるなか、レバノンのマロン派総大司教が1943年の委任統治時代以来初めてダマスカスを訪問(2013年2月9日)

国内の動き(シリア政府の動き)

アサド大統領は政令2013年第15号を発し、社会問題労働省を社会問題省と労働省に分割した。

SANA, February 9, 2013
SANA, February 9, 2013

またアサド大統領は政令2013年第61号を発し、ワーイル・ハルキー内閣の改造を行った。

同政令で新たに任命された閣僚は以下の通り:

フサイン・ファルザード住宅都市開発大臣(アラブ社会主義者運動)
フサイン・アルヌース公共事業大臣(バアス党)
ハサン・ヒジャーズィー労働大臣
アフマド・カーディリー農業・農業改革大臣
スライマーン・アッバース石油鉱物資源大臣
イスマーイール・イスマーイール財務大臣
キンダ・シャンマート社会問題大臣

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ワーイル・ハルキー首相は、危機解決政治プログラム実施閣僚委員会会合で、ウマル・ウースー人民議会議員(シリア・クルド人国民イニシアチブ)と会談し、クルド人がシリアの国民生活の基本的な構成要素をなしていることを強調した。

また「政府が、対話を基礎とする政治プロセスへの参加を望むすべての政治社会勢力、反体制勢力に対して門戸を開いており、外国の干渉を拒否する」と改めて述べた。

SANA(2月9日付)が報じた。

SANA, February 9, 2013
SANA, February 9, 2013

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザマルカー町、ドゥーマー市、スバイナ町、ダーライヤー市などに軍が空爆・砲撃を加えた。

一方、SANA(2月9日付)によると、ダーライヤー市、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、ザマルカー町、アルバイン市、アイン・タルマー村、スバイナ町、フジャイラ村、ナブク市、ヤブルード市などで軍が反体制武装勢力の追撃を続け、イスラーム大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市で、反体制武装勢力が爆弾を爆発させ、複数の市民が死傷した(シリア人権監視団によると、市民2人が死亡、13人が負傷)。

さらにムウダミーヤト・シャーム市では、反体制武装勢力の砲撃で民間人16人が負傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装勢力と交戦し、戦闘員3人を殺害した。

またルクンッディーン区では、激しい爆発音が聞こえたという。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カフルナーヤー市で、軍が反体制武装勢力と交戦市、戦闘員4人を殺害した。

またヒムス市ジャウバル区、スルターニーヤ地区が砲撃を受けた。

一方、SANA(2月9日付)によると、カフルナーヤー市、アービル村、ラスタン市、カルアト・ヒスン市などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、反体制武装勢力がマンナグ航空基地に突入、これを受け軍が飛行場を空爆したとシリア人権監視団が発表した。

また同監視団によると、アレッポ市のアシュラフィーヤ地区で、シリア軍およびアサド政権支持者が民主統一党人民防衛隊と交戦し、兵士3人、民兵5人が死亡した。

一方、SANA(2月9日付)によると、アレッポ市ハイダリーヤ地区、フルヤーニーヤ地区、バニー・ザイド地区、ライラムーン地区などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またサフィーラ市、マンナグ村、アイン・ダクナ村、マーイル町などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバー(外国人)を含む複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月9日付)によると、ウンム・ジャリーン村、ハミーディーヤ村、アブー・ズフール市などで、軍が反体制武装勢力の拠点を破壊し、複数の戦闘員を殲滅した。

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(2月8日付)は、民主統一党に近い消息筋の話として、ミシェル・キールー(シリア民主フォーラム代表)率いる「和解平和使節団」のラアス・アイン市訪問により、民主統一党と自由シリア軍が捕虜交換、検問所の共同管理などで合意に達したと報じた。

同報道によると、両者間の主な合意内容は以下の通り:

1. 「革命旗」(委任統治領シリアの旗)と民主統一党の旗をともに掲揚する。
2. ラアス・アイン市外に検問所を設置し、民主統一党と自由シリア軍が共同管理する。
3. シャーム外国人部隊と、ラアス・アイン市で設置予定の地元評議会が、対トルコ国境の通行所を管理する。
4. ハサカ県での自由シリア軍の軍事行動は、民主統一党の人民防衛隊への慈善通達と合意を必要とする。
5. 双方による捕虜釈放。
6. 双方の武装勢力のラアス・アイン市からの撤退。
7. クルド最高委員会、地元評議会、そして自由シリア軍が設置予定の警察がラアス・アイン市の自治執行機関を設置する。

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アナトリア通信(2月9日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立のヒシャーム・ムルーワ法務委員会メンバーが、2月20日に予定されている連立の会合で、アサド政権の高官らを含むかたちでの移行期政府発足に向けたイニシアチブを提示すると述べた、と報じた。

しかしムルーワは、その直後に声明を出し、アサド家が高官を含んだかたちでの移行期政府発足の意思は連立にはないと否定した。

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在外の反体制組織、シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ハマー県ブラーク地方での2月8日の爆破テロに関して、「体制の手による可能性を排除し得ない」と非難し、政府による自作自演を疑った。

しかし、国内の反体制活動家らは、シャームの民のヌスラ戦線のテロだと断じている。

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リヤード・ファリード・ヒジャーブ前首相が率いるシリア公務員国民自由連合が事務局会合を開き、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長によるアサド政権との条件付き対話イニシアチブについて審議し、「政治的対話を含むあらゆる合法的手段を通じて、暴力停止をめざす」ことを確認した。

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シリア国民評議会のジョルジュ・サブラー事務局長らが、トルコから不法入国し、アレッポ県のアアザール市など反体制武装勢力制圧地区(解放区)を視察し、その映像がフェイスブックで公開された。

視察には、灰色の嵐旅団の戦闘員が同行した。

http://www.youtube.com/watch?v=dV_TeGX5nf8&feature=player_embedded

レバノンの動き

レバノンのマロン派のビシャーラ・ラーイー総大司教がダマスカスを訪問した。

レバノンのマロン派総大司教がシリアを訪問するのは1943年の委任統治時代以来となる。

『ハヤート』(2月10日付)によると、マスナア・ヤーブース国境通行所からシリアに入国したラーイー総大司教は、アサド大統領の公用車に乗って、ダマスカス県に入り、バーブ・トゥーマー地区の聖アントニウス教会で聖マロン聖誕祭のミサを行った。

礼拝後、ラーイー総大司教は説教で「アッラーがシリア国内、中東地域、そして世界の高官の心に訴え、シリアでの暴力と戦争の継続を停止させ、相互理解と対話を通じて対立点を解消し、和平が訪れるよう、我々は礼拝する」と述べた。

また「ダマスカスから、我々は、この悲劇に関わるすべての人々に、戦い、暴力、殺戮はもう充分だと言いたい…。彼らは国家、祖国のための改革のためだという。しかし改革は外国から押しつけられてはならず、内側から生じなければならない…。(改革は)対話と協力を通じて実現する」と付言した。

AFP, February 9, 2013、Akhbar al-Sharq, February 9, 2013、al-Hayat, February 10, 2013, February 11, 2013、Kull-na Shuraka’, February 9, 2013,
February 10, 2013、al-Kurdiya News, February 9, 2013、Naharnet, February
9, 2013、Reuters, February 9, 2013、SANA, February 9, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県でヌスラ戦線やイスラーム主義者戦闘員が市民国家建設を求めるデモ参加者らを襲撃、シリア・クルド民主党書記長はシリア北西部におけるクルド政府の発足が「時期尚早である」と述べる(2013年2月8日)

国内の動き(アサド政権の動き)

ウムラーン・ズウビー情報大臣は、シリア・アラブ・テレビ(2月8日付)に出演し、そのなかで、周辺諸国は反体制武装勢力への武器支援を停止し、危機解決政治プログラムを成功させるために支援すべきだ、と述べた。

ズウビー情報大臣はまた、「我々のもとに来て、議論、対話したいすべてのシリア人に門戸は開かれている…。対話について言及した際、我々は誰も排除しない無条件の対話となると話した。議論ではいかなるテーマも排除されず、前提条件もない」と述べ、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長がアサド政権との条件付き対話に応じる姿勢を示したことを牽制した。

国内の暴力

シリア人権監視団は声明を出し、イドリブ県サルキーヤ市で市民国家建設を求めるデモ参加者を、シャームの民のヌスラ戦線やイスラーム主義者戦闘員が襲撃した、と発表した。

ユーチューブ(2月8日付、http://www.youtube.com/watch?v=R_1xdQX33pM)にアップされた映像によると、デモでは当初、イスラーム教、シリア革命の旗の双方が掲げられていたが、イスラーム教の黒い旗を掲げた一団が「我々が永遠の指導者、サイイドナー・ムハンマド」、「それは、それは、それはイスラームのカリフ制」とシュプレヒコールを繰り返すと、別の集団が「一つ、一つ、一つ、シリア国民は一つ」、「統一、自由、市民国家」と対抗し、衝突が発生した。

http://www.youtube.com/watch?v=R_1xdQX33pM

なおハーフィズ・アサド前大統領は「我らが永遠の指導者」と呼ばれ、バアス党の基本原則は「統一、自由、社会主義」である。

またシリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市、カフルルーマー村などに対して、軍が空爆を加えた。

一方、SANA(2月9日付)によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺で軍が反体制武装勢力を攻撃し、戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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『ハヤート』(2月9日付け)は、6日にダマスカス郊外県の軍の防衛ラインを突破し、ダマスカス県ジャウバル区などに侵入した反体制武装勢力に対して軍が空爆・砲撃を加えたと報じた。

同紙によると、軍と反体制武装勢力はダマスカス県を囲む環状線南東部で激しく行われた模様で、反体制武装勢力はダマスカス県を包囲するかたちで防衛ライン内の軍拠点や検問所の制圧を進めようとしている、という。

また活動家の一人によると、反体制武装勢力はダマスカス県内のアッバースィーイーン広場周辺にまで到達したという。(未確認情報)。

一方、アブー・フィダーを名乗る活動家はAP(2月8日付)にスカイプで、反体制武装勢力がダマスカス県とシリア北部を結ぶ高速道路の検問所の一つを制圧した、と述べた。

シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県ザマルカー町、ダーライヤー市、ダマスカス県ジャウバル区、カーブーン区を軍が砲撃・空爆を加えた。

これに対し、SANA(2月9日付)は、ダマスカス郊外県のアルバイン市、ザマルカー町、タッル・クルディー町、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、フジャイラ村、スバイナ町、ダーライヤー市、ハジャル・アスワド市などで、軍が反対武装勢力を攻撃し、イスラーム旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊したと報じた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市郊外のブラーク地方の軍需工場で爆発があり、女性11人を含む工場労働者54人が死亡した。

『ハヤート』(2月9日付)は、シリア人活動家の多くが、過激なイスラーム主義者の犯行だと主張し、民間人を標的としたテロへの関与を否定している、と報じた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、サフィーラ市などが軍の砲撃を受けた。

同市では、シャームの民のヌスラ戦線が市内の軍需施設を包囲、制圧を試みている、という。

一方、SANA(2月9日付)によると、アレッポ市のハイダリーヤ地区、マサーキン・ハナーヌー地区、バニー・ザイド地区、インザーラート地区、スッカリー地区、シャッアール地区、サーリヒーン地区、ハルワーニーヤ地区、旧市街などで、軍が反対武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアターリブ市、クワイリス市、サフィール市などでも、軍が反対武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月9日付)によると、カフル・アーヤー村、ヒムス市ジャウバル区、スルターニーヤ地区、ラスタン市郊外、ハウラ地方タッルドゥー市などで、軍が反対武装勢力を攻撃し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(2月9日付)によると、スーラース遺跡に侵入しようとした反体制武装勢力を軍が殲滅した。

反体制勢力の動き

民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表はクウェート日刊紙『ラアユ』(2月8日付)に対して、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長がアサド政権との条件付きでの交渉に応じたことを「在外の反体制勢力からの初めての重要な立場の提示」と高く評価した。

しかし「ハティーブは、ロシア、中国に接近し出した米国の姿勢の真の変化を認識した…。ハティーブの姿勢は米国の外交政策の変化と結びついている」と述べ、在外の反体制勢力が欧米諸国に追随していることを暗に批判した。

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SANA(2月8日付)が伝えたところによると、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長はイスラエルの『イェディオト・アハロノト』のインタビューに応じ、「化学兵器問題においてイスラエルが心配することはない。我々は…現体制の武器のすべてを掌握するだろうが、ヒズブッラーなどにそれを渡すことはない」と述べた。

またハティーブ議長は、この問題をめぐって欧米諸国の諜報機関から情報を得ていることを認めた。

クルド民族主義勢力の動き

クルディーヤ・ニュース(2月8日付)によると、シリア・クルド民主党(アル・パールティ)のアブドゥルハキーム・バッシャール書記長は、シリア北西部のクルド人が居住する地域でのクルド政府の発足に関して「時期尚早」だと否定したうえで、現下の最優先課題がシリアのほかの反体制勢力との協力関係のしくみを構築することになると述べた。

諸外国の動き

フランスのフランソワ・オランド大統領はブリュッセルで、「危機解決正常化のための政治対話が行われる可能性がある限り、EUはシリアの反体制勢力への武器禁輸を解除しない」と述べた。

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ジョン・ケリー米国務長官は、「我々は(シリア)情勢の評価を現在行っている。可能なステップ、とりわけ外交的ステップを考えている…きわめて複雑で危険な事態」としたうえで、「シリアの紛争を終わらせる意思」があると述べた。

また2012年夏にシリアの反体制勢力への軍事支援が提言されていたことに関して、「就任前の決定に関しては知らなかった」としたうえで、紛争解決に向けて「前進する計画がある」と述べた。

AFP(2月8日付)が報じた。

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トルコのムハンマド・シムシェク財務大臣はツイッター(2月8日付)、シリア人避難民(約17万7000人)への対処するため、過去2年間でこれまでトルコ政府が6億1050万トルコ・リラ(3億4400万ドル)を支出したと綴った。

ロイター通信(2月8日付)が報じた。

トルコは、シリアの反体制武装勢力に武器、兵站、拠点を提供し、国内の暴力を助長、こうした武装勢力と軍の戦闘によって、避難民が発生している。

AFP, February 8, 2013、Akhbar al-Sharq, February 8, 2013、AP, February 8, 2013、al-Hayat, February 9, 2013、Kull-na Shuraka’, February 8, 2013、al-Kurdiya News,
February 8, 2013、Naharnet, February 8, 2013、al-Ra’y, February 8, 2012、Reuters, February 8, 2013、SANA, February 8, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.