トルコのハカン外務大臣:「シリア民主軍はイスラエルと協調し、地域におけるイスラエルの分割支配政策に奉仕する主体に変貌している」(2026年1月8日)

アナトリア通信によると、トルコのハカン・フィダン外務大臣は首都アンカラでのオマーンのバドル・ビン・ハマド・ブサイディー外務大臣との会談後の共同記者会見で「シリアは国民統合の時にある。シリア民主軍は自らの役割を果たさなければならない」と述べた。

また、「にもかかわらず、シリア民主軍がイスラエルと協調し、この地域におけるイスラエルの分割支配政策に奉仕する主体へと変貌していることは、残念ながら偶然ではない」と批判した。

さらに、「我々は状況を極めて注意深く注視している。また、地域および国内のパートナーと緊密に連携し、意思疎通を行っている。我々が望んでいるのは、安定と地域の平和である」と付言、「それ以外の目的はない。しかし、イスラエルの地域における拡張主義的政策は、このビジョンとは相反する状況を生み出している。特に、分断、混乱、脆弱性を糧とする安全保障戦略を追求しており、これは変わらなければならない」と警鐘を鳴らした。

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バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使は、シャルア移行期政権とシリア民主軍に対してアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区での戦闘を停止するよう求める(2026年1月8日)

トーマス・バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使は、Xに以下の通り綴り、アレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区でのアフマド・シャルア移行期政権とシリア民主軍の戦闘の停止を求めた。

米国は、アレッポ市のアシュラフィーヤ地区およびシャイフ・マクスード地区における情勢の進展を深刻な懸念をもって注視している。我々は、すべての当事者に対し、最大限の自制を行使し、民間人の生命および財産の保護を、他のいかなる考慮事項よりも最優先に置くよう強く求める。
過去13ヵ月間、シリアは、数十年に及ぶ壊滅的な紛争を経て、安定、国民的和解、復興に向けて歴史的な前進を遂げてきた。今週行われたイスラエル代表との画期的な協議は、より広範な地域的平和に向けた重要な一歩であり、半世紀以上にわたり同国を苦しめてきた暴力、苦難、残虐行為の連鎖を断ち切ろうとするシリアの揺るぎない決意を示すものである。
このような深遠な変革は、一朝一夕に成し遂げられるものではない。長期にわたる紛争が残した深い傷が癒えるには時間を要し、持続的な進展には、忍耐、寛容、そしてシリア社会のあらゆる構成員の間における真の相互理解が不可欠である。
それでもなお、我々は、スンナ派、クルド人、ドゥルーズ派、キリスト教徒、アラウィー派、その他すべての共同体を例外なく含む、すべての市民に完全な包摂と平等な権利を保障するシリアというビジョンに、断固としてコミットし続ける。
先週、我々は、2025年3月10日に合意された、シリア民主軍とシリア政府との統合合意を成功裏に最終化できる瀬戸際に立っていた。この合意は、安全保障協調、共同統治、そして国家的統一を大きく前進させるものであった。その目標は、今なお十分に達成可能である。
我々は同盟国および責任ある地域のパートナーとともに、緊張緩和のための努力を促進し、シリアとその国民に対し、分断ではなく対話の道を選ぶ新たな機会を与える用意がある。
それゆえ、我々はシリア政府の指導部、シリア民主軍、クルド人が行政を担う地域の地域当局、そして現地のすべての武装主体に対し、緊急の呼びかけを行う。敵対行為を一時停止し、直ちに緊張を緩和し、エスカレーションの抑制にコミットすることである。銃火の応酬に代えて、意見や建設的提案の交換を優先しよう。
アレッポの未来、そしてシリア全体の未来は、その人々のものであり、暴力ではなく、平和的手段によって形づくられなければならない。
この重大な局面において、地域は、過去1年間に達成された顕著な進展を損なおうとし、米国大統領の中東和平イニシアティブが残した永続的な遺産を侵食しようとする、破壊的な外部勢力とその代理勢力に対して、結束して立ち向かわなければならない。彼らの目的は不安定化の再燃であり、我々の目的は、相互尊重と共有された繁栄に根差した永続的な平和である。
シリアの新たな章は、対立ではなく協力の章である。我々は共に、そこへ到達する。

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イスラエルのサアル国防大臣はシャルア移行期政権によるアレッポ市への攻撃を非難(2026年1月8日)

イスラエルのギデオン・サアル国防大臣は、Xに以下の通り綴り、アフマド・シャルア移行期政権を非難した。

シリアの政権部隊がアレッポ市でクルド人少数派に対して行っている攻撃は、極めて重大かつ危険である。国際社会全体、とりわけ西側諸国は、ダーイシュ(イスラーム国)と勇敢かつ成功裏に戦ったクルド人に対し、名誉に基づく負債を負っている。シリアに存在するさまざまな少数派に対する組織的で殺人的な弾圧は、「新しいシリア」を掲げる約束と明白に矛盾する。国際社会が沈黙を続ければ、シリアの政権による暴力のさらなる激化を招くことになる。

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イスラエル軍はクナイトラ県で若者4人を一時拘束(2026年1月8日)

クネイトラ県では、SANAシリア人権監視団によると、軍用車両5両からなるイスラエル軍部隊がジュバーター・ハシャブ村とアイン・バイダー村を結ぶ道路上に一時検問所を設置、ジュバーター・ハシャブ村出身の若者4人を逮捕した。

SANAによると、イスラエル軍はその後、この4人を釈放した。

また、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊は県中部のブライカ村、ビイル・アジャム村に侵入、クードナ村を経由して西アフマル丘の前哨基地に向かった。

一方、シリア人権監視団によると、国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)が県北部農村地域に展開した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊がジャムラ村とスィースーン村の間の地域に侵入した。

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シャルア移行期政権の部隊がアレッポ県ダイル・ハーフィル市の住宅街に対して無人航空機と重火器で攻撃を行い、子ども3人を含む6人が死亡(2026年1月8日)

アレッポ県では、ANHAシリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の部隊がダイル・ハーフィル市の住宅街に対して無人航空機と重火器で攻撃を行い、子ども3人を含む6人が死亡、複数の住民が負傷した。

これに関して、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、アムシャート師団(スルターン・スライマーン・シャー師団)の砲撃で子供2人を含む民間人3人が負傷したと発表した。

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ハマー県では、ANHAによると、シャルア移行期政権が北・東シリア地域民主自治局の支配地とを結ぶイスリヤー村とラッカ県タブカ市を結ぶ街道を封鎖した。

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ハサカ県では、シリア民主軍(フェイスブック)によると、同軍が米主導の有志連合と共同軍事演習を実施した。

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スワイダー市で市民および活動家数十人が、アレッポ市シャイフ・マクスードとアシュラフィーヤ両地区の住民との連帯集会を開催(2026年1月8日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市で市民および活動家数十人が、アレッポ市シャイフ・マクスードとアシュラフィーヤ両地区の住民との連帯集会を開催し、北・東シリア地域民主自治局への支持を表明した。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は沿岸地域、アレッポ市シャイフ・マクスード地区・アシュラフィーヤ地区での人権侵害、国民を構成する諸集団への直接的脅威を強く非難、国際社会に対応を求める(2026年1月8日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は、フェイスブックを通じて、沿岸地域、アレッポ市のシャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区でのアフマド・シャルア移行期政権の当局による恣意的逮捕、超法規的な殺害、過剰な治安部隊の展開を重大な人権侵害、シリア国民を構成する諸集団への直接的脅威だとして強く非難、国際社会に対して沈黙することなく責任を果たすよう訴えた。

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シリア民主軍のアブディー総司令官はアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区に対する攻撃を非難(2026年1月8日)

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、マズルーム・アブディー総司令官の以下の声明を発表した。

一方的な解決策を押し付けるために戦闘を行い、戦争の言説を継続することは容認できず、そうした行為はこれまでにもシリア沿岸部およびスワイダーにおいて、戦争犯罪に相当する虐殺を引き起こしてきた。
アレッポ市の各地区に戦車や砲兵部隊を展開し、非武装の民間人を砲撃・強制移住させること、さらに交渉が行われている最中にクルド人地区への突入を試みることは、合意形成の可能性を著しく損ない、危険な人口動態の変化を招く条件を整えるもので、両地区に取り残された民間人を大量虐殺の危険にさらすものである。
我々は、シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤの住民と連帯する立場を明確にしつつ、数日前からすべての関係当事者と協力し、これらの攻撃を停止させるために取り組んできた。
殉教者となった人々の家族に対し、深い哀悼と心からの慰めの意を表するとともに、負傷者の一日も早い回復を祈る。

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アブディー総司令官は、ANHAの取材に応じ以下のように述べた。

(アレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区に対する)攻撃が激化し、住民にとって存在的脅威となる場合、我々は決して手をこまねいて見過ごすことはない。
軽武装で数でも劣る内務治安部隊(アサーイシュ)と、彼らを支える両地区の若者たちが、大規模かつ重武装の攻撃部隊に対して示している抵抗は英雄的であり、住民の不屈の意思と忍耐は称賛に値する。
ダマスカス政府が両地区を「軍事区域」と宣言し、無差別砲撃を継続していることについて、クルド人住民を強制的に追放するための組織的軍事作戦であり、戦争犯罪に該当する。それは、3月10日合意と、4月1日にシャイフ・マクスード・アシュラフィーヤ地区総評議会と移行期政権代表との間で締結された合意、とりわけ「内務省が内務治安部隊と協力して住民の保護を担う」と定めた第3条に反する行為である。
すべての問題解決の基礎は対話であり、暴力と殺戮の連鎖を終わらせるため、対話への復帰に向けてあらゆる努力を惜しまない。

アレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区でシャルア移行期政権の部隊が構成、県内務治安部隊が外出禁止令を発出し、アシュラフィーヤ地区に展開(2026年1月8日)

アレッポ県では、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区と隣接するアフマド・シャルア移行期政権の支配地で、内務治安部隊(アサーイシュ)と移行期政権に所属する武装勢力の戦闘が続いた。

北・東シリア地域民主自治局側は、アレッポ内務治安部隊(アサーイシュ)がフェイスブックを通じて、シャルア移行期政権に所属する武装勢力が未明にアレッポ市シュカイフ地区を砲撃したと発表した。

アレッポ・アサーイシュは、フェイスブックを通じて、移行期政権に所属する武装勢力がシャイフ・マクスード地区東部の住宅地を戦車およびグラード・ロケットで砲撃したと発表した。

アレッポ・アサーイシュは、フェイスブックを通じて、移行期政権に所属する武装勢力が、シャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ両地区に対して砲撃、ロケット弾、戦車、無人航空機による攻撃を行った結果、両地区での民間人の犠牲者数は、死亡8人、負傷57人に達した。

アレッポ・アサーイシュは、フェイスブックを通じて、移行期政権に所属する武装勢力が、民間の公共サービス施設(農業局)を軍事拠点および戦車基地に転用、そこからシャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両地区を攻撃していると発表した。

アレッポ・アサーイシュは、フェイスブックを通じて、移行期政権に所属する武装勢力による攻撃について、民間人が居住する地域を標的としており、いかなる正当な治安・軍事措置とも見なすことはできないと非難した。

アレッポ・アサーイシュは、フェイスブックを通じて、移行期政権に所属する武装勢力がアシュラフィーヤおよびシャイフ・マクスード両地区に対して砲撃と狙撃を行い、民間人2名が死亡、4名が負傷したと発表した。

アレッポ・アサーイシュは、を通じて、移行期政権に所属する武装勢力の侵攻を阻止し、甚大な損害を与えたと発表した。

アレッポ・アサーイシュは、フェイスブックを通じて、移行期政権の国防省がシリア民主軍の拠点だとして発表している写真について、まったくの虚偽で、実際には民間人が居住する住宅だと発表した。

アレッポ・アサーイシュは、フェイスブックを通じてカスティールー、シュカイフ両地区で移行期政権に所属する武装勢力の侵攻に対抗、またアシュラフィーヤ地区のザイトゥーン交差点で無人航空機1機を撃墜したと発表した。

アレッポ・アサーイシュは、フェイスブックを通じて、移行期政権に所属する武装勢力が戦車、砲兵、無人航空機を用いた大規模で無差別かつ野蛮な砲撃を行っているのに対して、無人航空機2機を撃墜したと発表した。

アレッポ・アサーイシュは、フェイスブックを通じて、移行期政権に所属する武装勢力が60両以上の戦車・装甲車、数十台の軍用車両、数千人の武装勢力を投入し、無人航空機の直接支援と火力支援のもとで、シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区への地上侵攻を試みたが、これを撃退、戦車1両、軍用車両5台を破壊し、自爆型無人航空機7機を撃墜、多数の兵士を殺害、彼らを撤退・逃走に追い込んだと発表した。

アレッポ・アサーイシュは、を通じて、アシュラフィーヤ地区の住宅街を砲撃するために投入されていた移行期政権に所属する武装勢力の戦車1両を爆破したと発表した。

アレッポ・アサーイシュは、フェイスブックを通じて、アサーイシュがアレッポ市内から撤退するため、移行期政権側に「安全回廊」の設置したとの一部情報について、根拠のない虚偽報道だと批判した。

アレッポ・アサーイシュは、フェイスブックを通じて、移行期政権によるアシュラフィーヤおよびシャイフ・マクスード両地区への攻撃による犠牲者数は、民間人の死亡者12名、負傷者64名に達したと発表した。

アレッポ・アサーイシュは、フェイスブックを通じて、シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両地区への侵入を試みた移行期政権に所属する武装勢力の装甲車2両を劇は、乗っていた兵士を殺害した。

アレッポ・アサーイシュは、フェイスブックを通じて、移行期政権に所属する武装勢力とのこれまでの戦闘で、13人を殺害、2人を捕捉したと発表した。

一方、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、アレッポ市バニー・ザイド地区で、移行期政権に所属する部隊が発射した無人航空機の攻撃で、民間人2名が負傷したと発表した。

シリア民主軍はまた、フェイスブックを通じて、移行期政権の武装勢力が、民間の公共サービス施設(農業局)を軍事拠点および戦車基地に転用していると非難した。

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シリア人権監視団によると、トルコ製の無人航空機がシャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両得の上空を飛行、これと前後してウスマーン病院周辺が無人航空機および砲撃の標的となった。

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ANHAは、シャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ、バニー・ザイド各地区へのシャルア移行期政権の無差別砲撃によって13人が死亡、64人が負傷したと伝え、その氏名を公開した。

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これに対して、SANAによると、シリア軍(移行期政権国防省部隊、所属武装勢力)は、アレッポ市シャイフ・マクスード地区において、シリア民主軍が軍事拠点として使用し、市内各地区および住民を砲撃しているとされる地点を示した地図と正確な座標を公開、当該地点が今後攻撃対象となるとして、住民に対して即時退避を求めた。

また、SANAによると、アレッポ県保健局のムニール・ムハンマド広報課長はシリア民主軍によるアレッポ市内各地区への攻撃の結果、民間人の犠牲者数が死亡7人、負傷者52人に増加したと明らかにした。

SANAによると、ムハンマド広報課長はその後、民間人の犠牲者数が死亡9人、負傷者55人に達したと改めて発表した。

SANAによると、シリア民主軍がアシュラフィーヤ地区周辺を迫撃砲で攻撃したことで、報道関係者4人が負傷した。

SANAによると、シリア民主軍の攻撃で昨年1年間で民間人73人が死亡し、その中には子ども15人、女性14人が含まれ、さらに12人が拷問によって死亡したと宣伝した。

SANAによると、シリア軍がシリア民主軍によるジャラー地区方面への侵攻を阻止し、兵士複数を殺害した。

SANAによると、シリア軍「作戦司令部」は、アレッポ市のアシュラフィーヤ地区およびバニー・ザイド地区の住民に対し、窓から離れ、速やかに各建物の下階へ避難するよう求める重要な通達を出した。

SANAによると、アレッポ県のアッザーム・ガリーブ知事は、シリア民主軍が住民を「人間の盾」として利用するだけでなく、標的扱いし、人道や倫理の最小限の基準すら顧みることなく住宅、病院、政府機関を砲撃していると非難、これらは許されない犯罪で、決して無対応のままにはならないと強調した。

SANAが政府筋の話として、シャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ、バニー・ザイド各地区の住民が、その一部を国家に引き渡し始める一方、シリア民主軍の構成員の相次ぐ離脱が確認されており、移行期政権の内務治安部隊が同地域への展開に向けた準備を進めていると伝えた。

SANAによると、ガリーブ知事も、シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両地区でシリア民主軍構成員の大規模な離脱が記録され、一部は逃走したと述べた。

内務省(フェイスブック)によると、アシュラフィーヤ地区において、シリア民主軍に属する武装集団が撤退したのを受けて、内務治安部隊の展開が開始された。

SANAによると、シリア政府は以下の声明を発表した。

我々シリア政府は、クルド人がシリア国民を構成する基本的かつ不可欠な要素であることを、明確かつ断固として確認する。国家は彼らを、分離された存在や例外的な存在としてではなく、祖国における完全なパートナーとして位置づけている。
シリア国家は、クルド人同胞をはじめ、アラブ人の兄弟姉妹とともに、国内避難民の受け入れと保護を担ってきた。当局は、国家的・人道的責務に基づき、彼らに住居および基礎的サービスを提供し、安全と尊厳をもって元の居住地域へ帰還させることを目的として対応してきた。
我々は、解決が使い古されたメディア言説や非難の応酬によってではなく、国家機関への委ねを通じてこそ実現されると確認する。国家こそが、国の統一を保障し、すべての国民を保護する唯一の担い手である。
現在見られる混乱および現地での緊張激化は、シリア民主軍による4月1日合意の破棄に直接起因するものであり、これが従来の合意を揺るがし、緊張と不安定化への扉を開いた。
現時点における国家の役割は、アレッポ市周辺の安全確保、発砲源の排除、民間人の保護、そして情勢がさらなるエスカレーションへと悪化することを防ぐ点に集中している。
我々は、シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両地区から武装民兵勢力を撤退させること、ならびに民間人の生命を脅かし、いかなる真剣な政治的解決をも妨げているこの軍事的状況を終結させることを、明確に要求する。
我々は、国家の枠組み外に存在する武器のもとでは安定は実現し得ないこと、そして唯一の解決の道は、法と制度の権威の回復にあることを改めて強調する。それこそが、シリアの統一と、すべての国民の安全を保障する道である。

SANAによると、県の内務治安司令部は、住民の安全確保および治安維持を目的として、アシュラフィーヤ、シャイフ・マクスード、バニー・ザイド、スィルヤーン、ハラク、マイダーンの各地区において、本日夕刻より追って通知があるまで完全な外出禁止令を発令すると発表した。

SANAによると、民間防衛機構は、シリア民主軍の砲撃によってアレッポ市サビール地区の製パン所で発生した大規模火災の消火作業にあたった。

SANAによると、アシュラフィーヤ地区で、県の内務治安部隊がシリア民主軍が使用していた武器および弾薬を押収した。

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シリア人権監視団は、フェイスブックを通じて、アレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区などでの戦闘の様子を撮影した動画を公開(転載)した。

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ハマー県西部でシャルア移行期政権の内務治安部隊がアラウィー派数十人を逮捕(2026年1月8日)

ダルアー県では、内務省(フェイスブック)によると、対テロ対策局が、前政権の軍事情報局(第215支部)に所属していたムハンマド・ハイル・ファウズィー・アリー容疑者を逮捕した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ウルード地区で、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊が約2時間にわたって突如外出禁止令を発出、住民の外出を禁じた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の拘禁施設に2週間前から収容されていたアラウィー派の若者が拷問と医療放置によって死亡した。

また、シリア人権監視団が9日に発表したところによると、覆面をした武装グループがヒムス市キンディー私立病院で勤務していた医師1人、看護師2人、女性技師1人を至近距離から発砲して殺害した。

4人はいずれもアラウィー派で、このほかにも1人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、県西部のサルハブ市、ワーディー・ウユーン村、ビースィーン村、スカイラービーヤ市、ダイル・サリーブ村などで、県の内務治安部隊が大規模な治安作戦を実施し、アラウィー派数十人を拘束した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「社会平和委員会」による「社会的和解の強化」と称する枠組みの下、同県出身の39人が釈放された。

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