ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月10日付)を公開し、12月9日に難民676人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは94人(うち女性28人、子供32人)、ヨルダンから帰国したのは519人(うち女性156人、子供265人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は60,998人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者29,801人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者31,197人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 290,278人(うち女性87,105人、子供147,941人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,614人(うち女性1,994,284人、子供3,390,283人)。
一方、国内避難民259人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは26人(うち女性9人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは232人(うち女性75人、子供92人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は177,369人(うち女性54,523人、子供87,993人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,259,731人(うち女性379,521人、子供640,376人)となった。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件(アレッポ県3件、ハマー県2件、ラタキア県5件、イドリブ県2件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームも9件の停戦違反(アレッポ県2件、ハマー県2件、ラタキア県2件、イドリブ県3件)を確認した。
Ministry of Defence of the Russian Federation, December 10, 2018をもとに作成。
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