アサド大統領のいとこのラーミー・マフルーフ氏は大統領の退陣を暗に呼びかける(2021年1月7日)

アサド大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏は、自身のフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/RamiMakhloufSY/)にメッセージとビデオ映像を投稿し、政府を改めて批判した。

ビデオ映像のなかで、マフルーフ氏は「奇跡がなければ、シリアのこの暗いトンネルと聞きから抜け出すことはできない」として、アサド大統領の退陣を暗に呼びかけた。

マフルーフ氏はまた「2020年を通じて世界が目の当たりにした悲劇は、小さな兆候に過ぎない。2021年こそが決定的な年になる…。火山噴火、地震、隕石落下、大洪水、さらには金融崩壊、さらなる死者発生が起きれば、我々は終末の兆候が現れる時代にいることになる。それに対処するため、これまでとは違った姿勢が必要になる…。一丸となって一つのことを求めれば、我々は奇跡を作り出すことができる。私はあなた方にこう求めたい。一人の男として、我々の状況の改善を求めるという姿勢をとることを。散り散りはもうたくさんだ。これが最後のチャンスだ」と述べた。

AFP, January 7, 2021、ANHA, January 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2021、Reuters, January 7, 2021、SANA, January 7, 2021、SOHR, January 7, 2021などをもとに作成。

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