ロシア軍の護衛を受けたUNICEFの使節団を乗せた車列がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地からトルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市の一つハサカ県ラアス・アイン市を訪れる(2023年8月28日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市の一つラアス・アイン市を、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地からUNICEFの使節団を乗せた車列が訪れた。

車列は、装甲したジープ4輌、ピックアップ・トラック1輌からなり、ロシア軍の装甲車3輌とヘリコプター2機がこれを護衛し、アサディーヤ村の通行所からトルコ占領地に入り、ラアス・アイン市まで誘導した。

AFP, August 28, 2023、ANHA, August 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2023、‘Inab Baladi, August 28, 2023、Reuters, August 28, 2023、SANA, August 28, 2023、SOHR, August 28, 2023などをもとに作成。

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ヨルダン国境警備隊はシリアから東部軍管区に侵入したドローン1機を撃破(2023年8月28日)

ヨルダン軍総司令部は声明を出し、27日夜に国境警備隊がシリアから東部軍管区に無人航空機(ドローン)1機が侵入したことを捕捉し、これを撃破したと発表した

AFP, August 28, 2023、ANHA, August 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2023、‘Inab Baladi, August 28, 2023、Reuters, August 28, 2023、SANA, August 28, 2023、SOHR, August 28, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市で抗議デモが続く一方、シャーム解放機構の支配下にあるビンニシュ市でも連帯デモ(2023年8月28日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善などを訴えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるビンニシュ市でデモが発生し、スワイダー県での抗議デモとの連帯、体制打倒などが訴えられた。

AFP, August 28, 2023、ANHA, August 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2023、‘Inab Baladi, August 28, 2023、Reuters, August 28, 2023、SANA, August 28, 2023、SOHR, August 28, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュは、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)でシリア軍兵士2人を処刑(2023年8月28日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)でシリア軍兵士2人を処刑した。

処刑された兵士は、イドリブ県ザーウィヤ山地方(フマイスィーヤ村)とダマスカス郊外県ルハイバ市の出身。

2人は、同地に展開するシリア軍部隊に合流する途中で、ダーイシュのメンバーに拘束され、銃殺された。

AFP, August 28, 2023、ANHA, August 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2023、‘Inab Baladi, August 28, 2023、Reuters, August 28, 2023、SANA, August 28, 2023、SOHR, August 28, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県マンビジュ市北のファーラート村に設置されているシリア軍基地を砲撃し、兵士1人死亡、2人負傷(2023年8月28日)

ハサカ県では、ANHA(8月28日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のシャイフ・アリー村を砲撃した。

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アレッポ県では、アレッポ県では、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北のファーラート村に設置されているシリア軍基地を砲撃し、兵士1人が死亡、2人が負傷した。

また、トルコの占領下にあるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府の支配地の境界に位置するターディフ市一帯でシリア軍とシリア国民軍が交戦した。

AFP, August 28, 2023、ANHA, August 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2023、‘Inab Baladi, August 28, 2023、Reuters, August 28, 2023、SANA, August 28, 2023、SOHR, August 28, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領は2023年法令第30号を施行し累進課税の課税金額と税率を変更、また同31号を施行し、国立機関に勤務する医師の定年を延長(2023年8月28日)

アサド大統領は2023年法令第30号を施行し、所得税法(2023年法律第24号およびその修正条項)の一部修正を行い、累進課税の課税金額と税率を変更した。

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アサド大統領は2023年法令第31号を施行し、国立機関に勤務する医師の定年を65歳まで延長するとともに、70歳まで年度更新を可能とすることを定めた。

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SANA(8月28日付)が伝えた。

AFP, August 28, 2023、ANHA, August 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2023、‘Inab Baladi, August 28, 2023、Reuters, August 28, 2023、SANA, August 28, 2023、SOHR, August 28, 2023などをもとに作成。

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シリア中央銀行は1米ドル=10,800シリア・ポンド、1ユーロ=11,670.48シリア・ポンドに引き下げたと発表(2023年8月28日)

シリア中央銀行は、28日付の送金為替速報で、1米ドル=10,800シリア・ポンド、1ユーロ=11,670.48シリア・ポンドに引き下げたと発表した。

SANA(8月28日付)が伝えた。

AFP, August 28, 2023、ANHA, August 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2023、‘Inab Baladi, August 28, 2023、Reuters, August 28, 2023、SANA, August 28, 2023、SOHR, August 28, 2023などをもとに作成。

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シリア軍のドローンがダルアー県タファス市にある地元民兵司令官の自宅に爆発物を投下(2023年8月28日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の無人航空機(ドローン)がタファス市にある地元民兵司令官のムハンマド・バディーウィー・ズウビー氏の自宅に爆発物を投下、爆発が複数回発生した。

狙われたズウビー氏は、すでに暗殺されている地元民兵の司令官ハルドゥーン・バディーウィー・ズウビー氏のきょうだい。

一方、サナマイン市では、麻薬密売業者1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, August 28, 2023、ANHA, August 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2023、‘Inab Baladi, August 28, 2023、Reuters, August 28, 2023、SANA, August 28, 2023、SOHR, August 28, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍とシリア軍がイドリブ県南部でアンサール・タウヒードとシャーム解放機構の拠点複数ヵ所に対して爆撃とミサイル攻撃を実施(2023年8月28日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、ハマー県とイドリブ県の農村地帯で活動する軍の拠点や陣地に対するテロ組織の最近の攻撃に対する対抗措置として、シリア軍がロシア軍と連携して、イドリブ県南部農村地帯でアンサール・タウヒードとシャーム解放機構の拠点複数ヵ所に対して爆撃とミサイル攻撃を行い、これらを完全に破壊、テロリスト多数を殺傷したと発表し、攻撃時に映像を公開した。

殺害したテロリストのなかには、シャーム解放機構のマフムード・サルミーニー、マムドゥーフ・アッルーシュ、アンサール・タウヒードのアブー・ライヤーン・マウア、アブー・カスーラ・ガルビーといった指導者が含まれているという。

https://youtu.be/DBP2FkE40SU

SANA(8月28日付)が伝えた。

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ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の拠点や指揮を爆撃したと発表した。

クリット副センター長の発表は以下の通り。

8月28日、ロシア空軍はテロ組織シャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)の施設を爆撃し、シリア政府軍の陣地や民間インフラに対する攻撃の計画と実行に関与した違法な武装集団の本拠地と指揮所2ヵ所を攻撃した。

RIAノーヴォスチ通信(8月28日付)が伝えた。

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これに関して、シリア人権監視団は、ロシア軍戦闘機複数機が、シャーム解放機構の支配下にある県南部のファターティラ村一帯を爆撃したと発表した。

同監視団によると、また地上では、シリア軍がシャーム解放機構などと激しく交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にある県西部を砲撃し、同機構のメンバー1人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある県北部のサッラーフ村近郊を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、シリア軍もシャーム解放機構の支配下にあるトルコマン山地方でシャーム解放機構の戦闘員1人を狙撃し殺害した。

AFP, August 28, 2023、ANHA, August 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2023、‘Inab Baladi, August 28, 2023、Reuters, August 28, 2023、RIA Novosti, August 28, 2023、SANA, August 28, 2023、SOHR, August 28, 2023などをもとに作成。

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ステファン・ドゥジャリク国連事務総長付報道官はイスラエル軍によるアレッポ国際空港への爆撃について「非常に懸念している」と非難(2023年8月28日)

国連のステファン・ドゥジャリク事務総長付報道官は記者会見で、イスラエル軍によるアレッポ国際空港への爆撃について「非常に懸念している」と非難した。

ドゥジャリク事務総長付報道官は以下の通り述べた。

これ(イスラエル軍の爆撃)により(アレッポ国際)空港は閉鎖され、少なくとも1便の国連人道支援便が欠航となった。アレッポは人道支援における極めて重要な中継地点だ。
我々はこうした爆撃についての報道を非常に懸念している。事務総長はシリアでの暴力をもっとも強い言葉で非難し、当事者に対して、国際法に基づく義務を遵守するよう呼びかけている。民間人と民間インフラは保護されなければならない。

AFP, August 28, 2023、ANHA, August 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2023、‘Inab Baladi, August 28, 2023、Reuters, August 28, 2023、SANA, August 28, 2023、SOHR, August 28, 2023などをもとに作成。

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イスラエル軍がアレッポ国際空港を狙って爆撃、空港が利用不能に(2023年8月28日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、8月28日午前4時半頃、イスラエル軍がラタキア県西の地中海方面からアレッポ国際空港を狙って爆撃を行い、空港が損害を受け、利用できなくなったと発表した。

外務在外居住者省も声明を出し、米国や西欧諸国がテロやテロ組織を支援し、シリア国民に対する経済制裁を続けるなかで行われたと非難、国連安保理に対してイスラエルの犯罪の責任を追及するよう求めた。

SANA(8月28日付)が伝えた。

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ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、アレッポ国際空港に対するイスラエル軍の爆撃について、隣接するナイラブ航空基地のインフラが攻撃を受けたと発表した。

クリット副センター長の発表は以下の通り。

8月28日4時20分から4時27分にかけて、イスラエル空軍のイスラエルF-16戦術戦闘機4機が地中海からシリア領空を侵犯することなく、ナイラブ航空基地のインフラを攻撃した。イスラエルの空爆の結果、コンクリートの舗装面が部分的に損傷したが、空港の機能は停止しなかった。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍がアレッポ国際空港を爆撃し、利用不能としたほか、隣接するナイラブ航空基地の貯蔵施設複数棟を狙ってミサイルを発射した。

AFP, August 28, 2023、ANHA, August 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2023、‘Inab Baladi, August 28, 2023、Reuters, August 28, 2023、RIA Novosti, August 28, 2023、SANA, August 28, 2023、SOHR, August 28, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を9件、55キロ地帯への侵犯を18件確認したと発表(2023年8月28日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に9件確認したと発表した。

クリット副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所(55キロ地帯)で、F-35戦闘機4機、F-16戦闘機2機、タイフーン戦闘機2機、MQ-1C無人航空機2機による領空侵犯を18件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(8月28日付)が伝えた。

RIA Novosti, August 28, 2023をもとに作成。

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シリア民主軍がダイル・ザウル軍事評議会司令官を包囲、拘束し、両者の緊張が一気に高まるなか、グワイラーン刑務所でダーイシュ収監者が暴動(2023年8月27日)

ハサカ県では、RT(8月27日付)やシリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、同軍に所属するアラブ系部族からなるダイル・ザウル軍事評議会のアフマド・ハビール(アブー・ハウラ)司令官を、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のワズィール休憩所で拘束、軟禁するとともに、ハビール司令官の護衛部隊を包囲した。

ハビール司令官は、ワズィール休憩所に設置されているシリア民主軍のマズルーム・アブディー司令官の本営で開催される緊急会合への参加を求められ、同地を訪れていた。

シリア民主軍のダイル・ザウル軍事評議会に対する締め付け、関係者らの逮捕の一環で、ワズィール休憩所に対するシリア民主軍の包囲が続くなか、ダイル・ザウル軍事評議会の司令官の1人ジャラール・ハビール氏は、事態打開に向けて米主導の有志連合に介入を要請する一方、アカイダート部族に対してダイル・ザウル県内のシリア民主軍の拠点を包囲するよう呼びかけた。

これを受け、シリア民主軍側もラッカ県の部隊をダイル・ザウル県に派遣するとともに、内務治安部隊(アサーイシュ)がダイル・ザウル県農村地帯で外出禁止令を発出した。

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シリア人権監視団によると、同刑務所では収監中のダーイシュのメンバーが暴動を起こし、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)が刑務所を封鎖した。

ダーイシュがハサカ市グワイラーン刑務所での暴動は、シリア民主軍とダイル・ザウル軍事評議会の対立激化に乗じるかたちで発生したという。

イフバーリーヤ(8月27日付)によると、北・東シリア自治局の管理下にあるハサカ市のグワイラーン刑務所(ハサカ県グワイラーン地区工業高校)に収監されていたダーイシュ(イスラーム国)のメンバー数人が脱走した。

暴動は約2時間で鎮圧され、ダーイシュのスリーパーセルのメンバーと見られる3人が拘束された。

一方、サアダ村では、ダーイシュのスリーパーセルと見られるオートバイ2台に乗った武装グループがシリア民主軍の車輌を襲撃し、兵士1人を殺害、1人を負傷させた。

AFP, August 27, 2023、ANHA, August 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 27, 2023、al-Ikhbariya, August 27, 2023、‘Inab Baladi, August 27, 2023、Reuters, August 27, 2023、RT, August 27, 2023、SANA, August 27, 2023、SOHR, August 27, 2023などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍とアンサール・タウヒードの戦闘が続き、シリア軍兵士6人とアンサール・タウヒードの戦闘員8人が死傷(2023年8月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が前日のアンサール・タウヒードとの戦闘で占拠されたザーウィヤ山地方のミラージャ村一帯の陣地を奪還するため、同地に激しい砲撃を加えた。

アンサール・タウヒードもこれに応戦、砲撃戦が続き、シリア軍兵士2人が死亡、4人が負傷、アンサール・タウヒードの戦闘員5人が死亡、3人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるマリク丘一帯を砲撃し、シリア軍士官(大尉)1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, August 27, 2023、ANHA, August 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 27, 2023、‘Inab Baladi, August 27, 2023、Reuters, August 27, 2023、SANA, August 27, 2023、SOHR, August 27, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ジュダイド・バッカーラ村でスワイダー県での抗議デモに連帯を表明するデモ(2023年8月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジュダイド・バッカーラ村で住民数十人がスワイダー県での抗議デモに連帯を表明するデモを行った。

AFP, August 27, 2023、ANHA, August 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 27, 2023、‘Inab Baladi, August 27, 2023、Reuters, August 27, 2023、SANA, August 27, 2023、SOHR, August 27, 2023などをもとに作成。

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抗議デモ参加者がスワイダー市のバアス党支部指導部ビルや政府関連施設に押し入り、これを占拠し封鎖(2023年8月27日)

スワイダー県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(8月27日付)によると、スワイダー市サイル広場、マジャーディル村、シャフバー町、ムルダク村、フワイヤー村、ウルマーン村で、同市や周辺町村の住民らが、困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモを続け、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善などを訴えた。

このうち、スワイダー市では、デモに参加していた若い男性数十人が、バアス党のスワイダー支部指導部ビルや政府関連施設に押し入り、これを占拠、封鎖した。



AFP, August 27, 2023、ANHA, August 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 27, 2023、‘Inab Baladi, August 27, 2023、Reuters, August 27, 2023、SANA, August 27, 2023、SOHR, August 27, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊を砲撃(2023年8月27日

ハサカ県では、ANHA(8月27日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村を砲撃した。

AFP, August 27, 2023、ANHA, August 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 27, 2023、‘Inab Baladi, August 27, 2023、Reuters, August 27, 2023、SANA, August 27, 2023、SOHR, August 27, 2023などをもとに作成。

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トルコの当局がシリア難民65人を国外追放し、ラッカ県タッル・アブヤド国境通行所でシリア国民軍の憲兵隊にその身柄を引き渡す(2023年8月27日)

ANHA(8月27日付)は、ラッカ県タッル・アブヤド市の地元筋の話として、トルコの当局がシリア難民65人を国外追放し、同市の国境通行所でシリア国民軍の憲兵隊にその身柄を引き渡したと伝えた。

これにより、8月にトルコから強制追放され、タッル・アブヤド市に帰還させられたシリア難民の数は1273人となった。

AFP, August 27, 2023、ANHA, August 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 27, 2023、‘Inab Baladi, August 27, 2023、Reuters, August 27, 2023、SANA, August 27, 2023、SOHR, August 27, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領は2023年政令第223号を施行し、サッバーグ国連シリア代表を外務在外居住者副大臣に任命(2023年8月27日)

アサド大統領は2023年政令第223号を施行し、バッサーム・サッバーグ国連シリア代表を外務在外居住者副大臣に任命した。

SANA(8月27日付)が伝えた。

AFP, August 27, 2023、ANHA, August 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 27, 2023、‘Inab Baladi, August 27, 2023、Reuters, August 27, 2023、SANA, August 27, 2023、SOHR, August 27, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領は2023年法令第27号を施行し、技師、獣医、地質関係者、地質物理学関係者の常勤職員、契約職員対して、給与の50%分の補助金を支給(2023年8月27日)

アサド大統領は2023年法令第27号を施行し、技師、獣医、地質関係者、地質物理学関係者の常勤職員、契約職員対して、給与の50%分の補助金を支給すると定めた。

SANA(8月27日付)が伝えた。

AFP, August 27, 2023、ANHA, August 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 27, 2023、‘Inab Baladi, August 27, 2023、Reuters, August 27, 2023、SANA, August 27, 2023、SOHR, August 27, 2023などをもとに作成。

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国内通商消費者保護省はハイオクガソリン、ディーゼル、燃料、液化ガスの価格を改定すると発表(2023年8月27日)

国内通商消費者保護省は、ハイオクガソリン(オクタン価95)、ディーゼル(灯油)、燃料、液化ガスの価格を改定すると発表した。

価格改定は産業部門などへの配給が目的で、これによりハイオクガソリンは1リットルあたり14700シリア・ポンド、ディーゼルは12800シリア・ポンド、燃料は1トンあたり8532400シリア・ポンド、液化ガスは1トンあたり10040000シリア・ポンドとなる。


SANA(8月27日付)が伝えた。

AFP, August 27, 2023、ANHA, August 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 27, 2023、‘Inab Baladi, August 27, 2023、Reuters, August 27, 2023、SANA, August 27, 2023、SOHR, August 27, 2023などをもとに作成。

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米下院議員3人がアレッポ県バーブ・サラーマ国境通行所を経由してシリア北部に進入、IDPsキャンプを視察(2023年8月27日)

AP(8月27日付)は、フレンチ・ヒル米下院議員(共和党、アーカンソー州選出)ら米議員3人が、2月6日のトルコ・シリア大地震で大きな損害を受けたシリア北西部を訪問したと伝えた。

ヒル議員に同行したのは、ベン・クライン下院議員(共和党、バージニア州選出)、スコット・フィッツジェラルト下院議員(共和党、ウィスコンシン州選出)。

同紙によると、3人はトルコ側のキリス県オンジュプナル国境通行所(シリア側はアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所)を経由して、シリア領内に進入し、同地に短期間滞在した。

米議員が同地を訪問するのは10年ぶりだという。

シリア人権監視団によると、3人はシリア領内の国内避難民(IDPs)キャンプを訪れたが、1時間も滞在しなかったという。

AFP, August 27, 2023、ANHA, August 27, 2023、AP, August 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 27, 2023、‘Inab Baladi, August 27, 2023、Reuters, August 27, 2023、SANA, August 27, 2023、SOHR, August 27, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を14件、55キロ地帯への侵犯を14件確認したと発表(2023年8月27日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に14件確認したと発表した。

クリット副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所(55キロ地帯)で、F-35戦闘機3機、F-16戦闘機3機、MQ-1C無人航空機2機による領空侵犯を14件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(8月27日付)が伝えた。

RIA Novosti, August 27, 2023をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはトルキスタン・イスラーム党がイドリブ県ミラージャ村を砲撃、シリア軍の第一防衛線を突破しようとしたが、シリア軍が迎撃、過激派18人以上を殺害したと発表(2023年8月27日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、中国新疆ウィグル自治区出身者からなるトルキスタン・イスラーム党が、シリア政府の支配下にあるイドリブ県ミラージャ村を砲撃、シリア軍の第一防衛線を突破しようとしたが、シリア軍が迎撃、過激派18人以上を殺害したと発表した。

一方、県東部のマアッルシャムシャ村では、シリア軍の陣地に反体制武装集団が無人航空機(ドローン)で爆発物を投下し、爆発によって兵士2人が死亡した。

RIAノーヴォスチ通信(8月27日付)が伝えた。

RIA Novosti, August 27, 2023をもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場などでの抗議デモ続く(2023年8月26日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場で、同市や周辺町村の住民数百人が、困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモを続け、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善などを訴えたほか、スワイダー県内のバアス党の事務所を閉鎖するよう要請した。

参加者らは、「国民は体制打倒を望む」、「バッシャール・アサドは裏切者」、「シリアは自由、自由、バッシャールは出ていけ」、「シリア万歳、バッシャール・アサドは倒れる」などと言ったシュプレヒコールを連呼、スワイダー市議会議事堂に掲げられているアサド大統領の写真を赤く塗り潰すなどして抗議の医師を示した。

デモはスワイダー市以外でも、マラフ町、ラーヒサ村、ミヤーマース村、ウルマーン村、サリーム村などでも行われ、マラフ町でのデモでは、参加者が町庁舎に掲げられているアサド大統領の写真を引きずり下ろした。

AFP, August 26, 2023、ANHA, August 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2023、‘Inab Baladi, August 26, 2023、Reuters, August 26, 2023、SANA, August 26, 2023、SOHR, August 26, 2023などをもとに作成。

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新興のアル=カーイダ系組織に一つアンサール・タウヒードが、イドリブ県ミラージャ村近郊で特攻自爆(インギマースィー)攻撃を行い、シリア軍兵士5人死亡、20人あまり負傷、これを受けロシア軍が同県南部を爆撃(2023年8月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(8月26日付)によると、新興のアル=カーイダ系組織に一つアンサール・タウヒードが、シリア政府の支配下にあるミラージャ村近郊のシリア軍および親政権民兵の陣地複数ヵ所に対して特攻自爆(インギマースィー)攻撃を行い、シリア軍兵士5人が死亡、20人あまりが負傷した。

攻撃により、アンサール・タウヒードはミラージャ村を一時制圧した。

これに対して、ロシア軍戦闘機複数機が、シャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯を複数回にわたって爆撃した。

爆撃はアンサール・タウヒードの兵站線を遮断するために行われたという。

また、シリア軍も、同地一帯を激しく砲撃したほか、シャーム解放機構の支配下にあるジスル・シュグール市、ザーウィヤ山地方のアイン・ラールーズ村、マウザラ村、カンスフラ村などを砲撃した。

このうちジスル・シュグール市では、砲弾1発が利用されていない学校に着弾したほか、マンスフラ村に対する砲撃で子供2人が死亡、4人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構に所属するウスマーン・ブン・アッファーン旅団がシリア政府の支配下にあるジューリーン村、ナーウーラト・ジューリーン村、バラカ村、ミールザー砦などを砲撃し、女性2人を含む5人が負傷した。

これに対して、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のフマイマート村、ズィヤーラ町、ハミーディーヤ村、マシーク村、サルマーニーヤ村を砲撃した。

AFP, August 26, 2023、ANHA, August 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2023、‘Inab Baladi, August 26, 2023、Reuters, August 26, 2023、SANA, August 26, 2023、SOHR, August 26, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2023年8月26日)

アレッポ県では、ANHA(8月26日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村を砲撃した。

AFP, August 26, 2023、ANHA, August 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2023、‘Inab Baladi, August 26, 2023、Reuters, August 26, 2023、SANA, August 26, 2023、SOHR, August 26, 2023などをもとに作成。

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トルコ当局がシリア難民95人を国外追放し、ラッカ県タッル・アブヤド国境通行所でシリア国民軍の憲兵隊にその身柄を引き渡す(2023年8月26日)

ANHA(8月26日付)は、ラッカ県タッル・アブヤド市の地元筋の話として、トルコの当局がシリア難民95人を国外追放し、同市の国境通行所でシリア国民軍の憲兵隊にその身柄を引き渡したと伝えた。

これにより、8月にトルコから強制追放され、タッル・アブヤド市に帰還させられたシリア難民の数は1207人となった。

AFP, August 26, 2023、ANHA, August 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2023、‘Inab Baladi, August 26, 2023、Reuters, August 26, 2023、SANA, August 26, 2023、SOHR, August 26, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】マフルーフ地方行政環境大臣はラタキア市の国民サービス・センターを訪れ、地震被災者支援国民基金の受給対象者からの陳情の様子などを視察(2023年8月26日)

フサイン・マフルーフ地方行政環境大臣は、2月6日のトルコ・シリア大地震で被災したラタキア県ラタキア市の国民サービス・センターを訪れ、地震被災者支援国民基金の受給対象者からの陳情の様子などを視察した。

SANA(8月27日付)が伝えた。

AFP, August 26, 2023、ANHA, August 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2023、‘Inab Baladi, August 26, 2023、Reuters, August 26, 2023、SANA, August 26, 2023、SOHR, August 26, 2023などをもとに作成。

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鉄道公社はシリア民主軍がダイル・ザウル県とハサカ県内の展開地域複数ヵ所で鉄道インフラや施設に対する略奪を続けていると非難(2023年8月26日)

鉄道公社は声明を出し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダイル・ザウル県とハサカ県内の展開地域複数ヵ所で鉄道インフラや施設に対する略奪を続けており、最近では、ダイル・ザウル県のフサイニーヤ町にある旅客用の駅や穀物サイロ近くの貨物駅から、CONOCOガス田に物資を輸送するためのタービヤト・ジャズィーラ村の駅、さらにはダイル・ザウル市とブーカマール市を結ぶ建設中の路線の線路や設備などを解体、盗奪したと発表した。


AFP, August 26, 2023、ANHA, August 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2023、‘Inab Baladi, August 26, 2023、Reuters, August 26, 2023、SANA, August 26, 2023、SOHR, August 26, 2023などをもとに作成。

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