ハマー県でシリア軍と反体制武装集団が交戦(2018年11月14日)

ハマー県では、SANA(11月14日付)によると、シリア軍が、雨天に乗じてラターミナ町からハマー市北部のシリア軍拠点複数カ所に潜入しようとした反体制武装集団を撃退した。

AFP, November 14, 2018、ANHA, November 14, 2018、AP, November 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2018、al-Hayat, November 15, 2018、Reuters, November 14, 2018、SANA, November 14, 2018、UPI, November 14, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから116人、ヨルダンから905人の難民が帰国、避難民236人が帰宅(2018年11月14日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月14日付)を公開し、11月13日に難民1,021人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは116人(うち女性35人、子供59人)、ヨルダンから帰国したのは905人(うち女性272人、子供462人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は37,469人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者24,270人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者13,119人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 266,749人(うち女性80,012人、子供135,927人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,614人(うち女性1,994,284人、子供3,390,283人)。

一方、国内避難民236人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは35人(うち女性11人、子供9人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは201人(うち女性69人、子供100人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は166,593人(うち女性50,646人、子供83,930人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,248,955人(うち女性375,644人、子供636,313人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(アレッポ県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 14, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合の爆撃でダーイシュ・メンバーの家族22人を含む28人が死亡(2018年11月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が県南東部を爆撃し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーの家族22人を含む28人が死亡した。

AFP, November 13, 2018、ANHA, November 13, 2018、AP, November 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2018、al-Hayat, November 14, 2018、Reuters, November 13, 2018、SANA, November 13, 2018、UPI, November 13, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構はイドリブ県東部でダーイシュ・メンバー12人を拘束(2018年11月13日)

イドリブ県では、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構に近いイバー・ネット(11月13日付)によると、シャーム解放機構の治安部隊が県東部で9日、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー12人を拘束、彼らが仕掛けた爆発物の撤去・押収作業を行った。

Shabaka al-Iba’ al-Ikhbariya, November 13, 2018

AFP, November 13, 2018、ANHA, November 13, 2018、AP, November 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2018、al-Hayat, November 13, 2018、Reuters, November 13, 2018、SANA, November 13, 2018、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, November 13, 2018、UPI, November 13, 2018などをもとに作成。

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アサド大統領はダーイシュによって拉致されていたスワイダー県住民と面談(2018年11月13日)

アサド大統領は、ダーイシュ(イスラーム国)によって7月に拉致され、3ヶ月にわたって人質として拘束された末、8日にシリア軍によって解放されたスワイダー県東部出身の住民を首都ダマスカスに迎え、彼らと懇談した。

SANA(11月13日付)によると、アサド大統領は、解放された女性、子供とその家族に祝意を述べ、「拉致されていたみなさん、そしてその御家族の忍耐と力…、そして彼らを解放するために一部犠牲となった軍の英雄たちの決意、これらは愛国心、そして愛国的行為の教訓となる…。愛国心とは言葉だけでなく、行動を通じて表明される。最高の愛国心とは祖国防衛だ。この義務を果たさなかった者は、シリアに対する「テロとの戦い」の被害の責任を負うことになる。この戦いにおける痛ましい一幕が、ダーイシュ(イスラーム国)によるスワイダー県東部農村への攻撃だった」と述べた。

これに対して、拉致されていた住民とその家族は大統領に祝意を述べた。

SANA, November 13, 2018

AFP, November 13, 2018、ANHA, November 13, 2018、AP, November 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2018、al-Hayat, November 13, 2018、Reuters, November 13, 2018、SANA, November 13, 2018、UPI, November 13, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合はハサカ県北東部で空挺作戦を敢行し、ダーイシュ・メンバー3人を連行(2018年11月13日)

SANA(11月13日付)は、複数の住民筋およびメディア筋の話として、米主導の有志連合が、11月10日、ヘリコプター複数機を投入してハサカ県北東部のスワイディーヤ町で空挺作戦を敢行し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる3人を連れ去った、と伝えた。

AFP, November 13, 2018、ANHA, November 13, 2018、AP, November 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2018、al-Hayat, November 13, 2018、Reuters, November 13, 2018、SANA, November 13, 2018、UPI, November 13, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はアル=カーイダ(シャーム解放機構)やイッザ軍とハマー県、イドリブ県で交戦(2018年11月13日)

ハマー県では、SANA(11月13日付)によると、ブライディージュ村の軍事基地一帯に展開するシリア軍がジャナービラ村一帯から潜入を試みた反体制武装集団に対して砲撃を加え、複数の戦闘員を殺傷した。

シリア軍はまた、タッル・サフル村一帯で活動を続けるイッザ大隊(イッザ軍)を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷した。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(11月13日付)は、ブライディージュ村の軍事基地一帯に展開するシリア軍部隊が、シリア政府支配地域と反体制派支配地域の境界地帯で地雷・爆発物を撤去するため進軍を試みたが、進軍直後に地雷に触れ、多数の兵士が死傷、撤退したと伝えた。

SANA, November 13, 2018

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月13日付)がシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構からの情報として伝えたところによると、タッル・トゥーカーン村に進軍を試みたシリア軍部隊をシャーム解放機構が迎撃し、兵士10人を殺害した。

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ヒムス県では、SANA(11月13日付)によると、ヒムス市ザフラー地区で、セルヴィス内に持ち込まれた手榴弾が誤って爆発し、乗客6人が負傷した。

AFP, November 13, 2018、ANHA, November 13, 2018、AP, November 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2018、al-Hayat, November 13, 2018、Reuters, November 13, 2018、SANA, November 13, 2018、UPI, November 13, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから128人、ヨルダンから798人の難民が帰国、避難民287人が帰宅(2018年11月13日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月13日付)を公開し、11月12日に難民926人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは128人(うち女性42人、子供55人)、ヨルダンから帰国したのは798人(うち女性217人、子供404人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は36,448人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者24,154人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者12,294人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 265,728人(うち女性79,705人、子供135,406人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,643,618人(うち女性1,993,085人、子供3,321,809人)。

一方、国内避難民287人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは34人(うち女性9人、子供13人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは253人(うち女性82人、子供128人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は166,357人(うち女性50,566人、子供83,821人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,248,719人(うち女性375,564人、子供636,204人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(アレッポ県3件、イドリブ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 13, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合は11月4日~11月10日までの7日間でシリア領内で146回の爆撃を実施(2018年11月13日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月4日~11月10日の7日間でのシリア、イラク両国における有志連合の爆撃の戦果をHPで発表した。

11月4日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し30回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は30回で、ハジーン市近郊に対して実施された。

11月5日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し17回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は17回で、ハジーン市近郊に対して実施された。

11月6日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し15回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は15回で、ハジーン市近郊に対して実施された。

11月7日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し26回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は25回で、ハジーン市近郊に対して実施された。

11月8日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し19回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は17回で、ハジーン市近郊に対して実施された。

11月9日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し20回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は19回で、ハジーン市近郊に対して実施された。

11月10日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し23回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は23回で、ハジーン市近郊に対して実施された。

CENTCOM, November 13, 2018をもとに作成。

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ダマスカス郊外県ジャルマーナー市で酒に酔ったロシア軍兵士がシリア軍兵士をチェチェン人と間違えて暴行(2018年11月12日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月12日付)によると、ジャルマーナー市で酒に酔ったロシア軍兵士1人が、シリア軍兵士2人に暴行を加えたと伝えた。

このロシア軍兵士は、シリア軍兵士がチェチェン人だと勘違いし、「イスラーム教徒め」、「チェチェン人め」と罵り、暴行に至ったという。

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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シリア国民連合傘下の暫定内閣は「アッラーの他に神なし、ムハンマドはアッラーの使徒なり」と書かれた新たな革命旗を拒否(2018年11月12日)

シリア革命反体制勢力国民連立の傘下にある暫定内閣は声明を出し、シリア革命旗を委任統治シリアの国旗から「アッラーの他に神なし、ムハンマドはアッラーの使徒なり」と書かれた新たな旗に変更するとしたシリア総会設置評議会の決定に関して、これまでの旗が「愛国的・革命的シンボルであり…、文民、軍事革命諸勢力すべてがこれに同意している」と反論、受け入れない意向を示した。

al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018
al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合はYPG主体のシリア民主軍に対しユーフラテス川以東地域でオジャラン氏の写真を撤去するよう要請(2018年11月12日)

スマート・ニュース(11月12日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍内の消息筋の話として、米主導の有志連合が、シリア北東部のユーフラテス川以東地域で、クルディスタン労働者党(PKK)の指導者アブドゥッラ・オジャラン氏の写真、PKK、YPGなどの旗を撤去し、同地に対する軍事組織の支配を自治組織(ロジャヴァや民政評議会など)の支配に移行するよう要請している、と伝えた。

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、SMART News, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構はイドリブ県での軍事作成開始の準備を完了したと発表(2018年11月12日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構(防衛科軍事部門)は声明を出し、イドリブ県の緊張緩和地帯で活動を続ける同組織の全部門が軍事作戦開始の準備を完了したと発表した。

al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタマーニア町、ジャルジャナーズ町、スカイク村、フワイン村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のアレッポ市ハムダーニーヤ地区に迫撃砲弾複数発が着弾した。

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン市で拘束された東グータ地方のメディア活動家が同地の武装集団から拷問を受ける(2018年11月12日)

ドゥラル・シャーミーヤ(11月12日付)は、トルコの実質占領下にあるアレッポ県のアフリーン市で、ダマスカス郊外県東グータ地方から武装集団とともに退去していたメディア活動家のビラール・サルユール氏が市内で撮影中に国民軍に所属するスルターン・ムラード師団によって拘束された事件に関して、3日にわたる拘束中に同氏が拷問を受けていたと伝え、その写真を転載した。

 

al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018
al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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ロジャヴァ傘下のダイル・ザウル文民評議会は学校での女子生徒のニカーブ着用を禁止(2018年11月12日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会の傘下で自治を行っているダイル・ザウル民政評議会は、ダイル・ザウル県内の支配地域における学校での女子生徒のニカーブ着用に関して、これを認めないとする決定を下したと告示した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月12日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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シリア軍は政府との和解に応じたファッルージャ・ハウラーン師団司令官を拘束(2018年11月12日)

ダマスカス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月12日付)によると、シリア軍が、シリア政府との和解に応じたダルアー県の反体制武装集団の一つファッルージャ・ハウラーン師団のスライマーン・カッダーフ司令官を拘束した。

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプにシリア政府の支配回復後初めて建築資材が搬入される。使用目的はバアス党施設の修復(2018年11月12日)

ダマスカス県では、反体制派系サイトのヤルムーク・キャンプ・ニュース(11月12日付)によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ地区にシリア政府による支配回復後初となる建築資材の搬入作業が行われた。

同サイトによると、搬入作業を受けて住民は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構などとシリア軍との戦闘で破壊された住居の修復・建て直しが開始されると沸いたが、搬入された資材は、同地区内のバアス党の施設を修復するためのものだという。

al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018、Yarmouk News, November 12, 2018などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県のジャラーブルス市で車が爆発(2018年11月12日)

アレッポ県では、ANHA(11月12日付)によると、トルコの占領下にあるユーフラテス川沿いのジャラーブルス市内で、トルコの支援を受ける反体制武装集団の憲兵隊の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、9人が負傷した。

負傷した9人が戦闘員なのか、民間人なのかは不明だという。

https://youtu.be/7nx-QHyVZAM

Youtube, November 12, 2018

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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イラク人民動員隊のイマーム・フサイン旅団がサファー丘でのダーイシュとの戦いに参加(2018年11月12日)

反体制派系サイトのドゥラル・シャーミーヤ(11月12日付)は、シリア軍がダマスカス郊外県のサファー丘の岩石砂漠地帯でのダーイシュ(イスラーム国)との戦闘に、イラクの人民動員隊の一つイマーム・フサイン旅団を投入することを決定したと伝えた。

イマーム・フサイン旅団のフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/لواء-الامام-الحسين-ع-الموقع-الرسمي-500674723445460/)には、シリア軍第4師団や親政権民兵のガイス軍団とともに、「スワイダー郊外での新たな勝利」に向けて進軍を開始したことが紹介され、車列の映像が公開された。

https://www.facebook.com/500674723445460/videos/1134034086770860/

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AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル県東部を爆撃し、住民60人以上が死傷(2018年11月12日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月12日付)が複数の住民筋の話として伝えたところによると、米主導の有志連合が、県東部のシャフア村を爆撃し、住民60人以上が死傷した。

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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アサド大統領は新たに着任した中国とキューバの大使と会談(2018年11月12日)

アサド大統領は、首都ダマスカスの人民宮殿で行われた新たに着任した中国の冯飚(Feng Biao)駐シリア大使とキューバのミギュエル・ポルト・パルガ駐シリア大使の信任状捧呈式に出席、両大使と個別に会談した。

SANA(11月12日付)が伝えた。

SANA, November 12, 2018

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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アサド大統領はイランのアンサーリー外務副大臣と会談(2018年11月12日)

アサド大統領は、シリアを訪問したイランのホセイン・ジャーベリー・アンサーリー外務副大臣(アラブ・アフリカ担当)と首都ダマスカスで会談した。

SANA(11月12日付)によると、会談では、シリア国内でのテロとの戦い、危機解決に向けた政治プロセス(制憲委員会設置に向けた動き)など同国情勢の進捗について意見が交わされたほか、シリア・イラン二国間関係が、中東地域に混乱をもたらし、域内諸国を弱体化させようとする米国とその「手先」の政策に対抗し、地域を安定させる要因として重要であることが確認された。

SANA, November 12, 2018

会談には、ブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣らが同席した。

アンサーリー外務副大臣はまた、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相とも個別に会談し、二国間関係、シリア情勢の進捗などについて意見を交わした。

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは3件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年11月12日)

ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(アレッポ県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 12, 2018をもとに作成。

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シリア総会設置評議会はシリア革命旗を委任統治時代のシリア国旗から「アッラーの他に神なし、ムハンマドはアッラーの使徒なり」と書かれた新デザインに変更(2018年11月11日)

シリア総会設置評議会が声明を出し、シリア革命の旗を変更すると発表した。

シリア革命をめざす活動家は、緑、白、黒の3色に赤い星3つを配したフランス委任統治時代のシリア国旗を使用していたが、この決定により、シリア革命の公式旗は緑、白、黒の3色に赤字で「アッラーの他に神なし、ムハンマドはアッラーの使徒なり」を配したものに変更されたという。

シリア総会設置評議会の公式サイト(https://www.sygfc.net/)によると、同評議会は「研究者や革命家のチームのイニシアチブによって発足」した組織で、抑圧体制の打倒を通じてシリア革命の諸目的を実現することをめざしているという。

メンバーには、自由シリア軍の創設者であるリヤード・アスアド大佐などがおり、トルコで活動している。

al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018
al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018

AFP, November 11, 2018、ANHA, November 11, 2018、AP, November 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 11, 2018、SANA, November 11, 2018、UPI, November 11, 2018などをもとに作成。

 

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ヨルダン軍国境警備隊がルクバーン・キャンプに発砲、シリア難民の老女が死亡(2018年11月11日)

米軍主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯(55キロ地帯)に隣接するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプに対して、ヨルダン軍国境警備隊が発砲し、キャンプに身を寄せていたシリア難民の老女1人が死亡した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月11日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、対シリア国境に設置されているヨルダン軍の監視地点から朝6時にキャンプに対して発砲があったという。

発砲の理由は明らかではない。

AFP, November 11, 2018、ANHA, November 11, 2018、AP, November 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 11, 2018、SANA, November 11, 2018、UPI, November 11, 2018などをもとに作成。

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軍事情報局はシリア政府と和解した元武装集団に軽火器の引き渡しを要求(2018年11月11日)

ダルアー県では、ザマーン・ワスル(11月11日付)によると、軍事情報局のダルアー支部長のルワイユ・アリー准将が、シリア政府との和解に応じたムウタッズ・ビッラー旅団に対して、48時間以内に所持している軽火器を引き渡すよう最期通告を出した。

AFP, November 11, 2018、ANHA, November 11, 2018、AP, November 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 11, 2018、SANA, November 11, 2018、UPI, November 11, 2018、Zaman al-Wasl, November 11, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍は、トルコの侵攻を受けて中止していたダイル・ザウル県でのダーイシュに対する「テロ駆逐の戦い」を再開すると発表(2018年11月11日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、トルコ軍のシリア北東部への攻撃激化を受けて10月31日に中止していたダイル・ザウル県でのダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロ駆逐の戦い」を再開すると発表した。

ANHA(11月11日付)が伝えた。

AFP, November 11, 2018、ANHA, November 11, 2018、AP, November 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 11, 2018、SANA, November 11, 2018、UPI, November 11, 2018などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける反体制武装集団とYPG主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会が交戦(2018年11月11日)

アレッポ県では、ANHA(11月11日付)によると、マンビジュ市一帯の西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の支配地域とジャラーブルス市一帯のトルコ占領地域の境界に位置するサージュール川河畔地域で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下で活動するマンビジュ軍事評議会が、10日深夜にロジャヴァ支配地域に潜入しようとした反体制武装集団と交戦し、これを撃退した。

戦闘は11日早朝まで続き、アウン村やムフスィンリー村の民家にも被害が及び、住民2人が巻き添えとなって負傷した。

AFP, November 11, 2018、ANHA, November 11, 2018、AP, November 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 11, 2018、SANA, November 11, 2018、UPI, November 11, 2018などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける東部自由人連合がアフリーン郡のアラウィー派聖者廟を略奪・破壊(2018年11月11日)

ANHA(11月11日付)は、トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン郡のムバーター村にあるアラウィー派の聖者廟が、トルコの支援を受ける東部自由人連合によって略奪、破壊されたと伝え、その映像(https://youtu.be/54nBH0ygqXI)を公開した。

この聖者廟は160年以上前に作られたもので、アフリーン郡には今回破壊された聖者廟以外にも数十の廟があり、アラウィー派宗徒の巡礼地となっているという。

https://youtu.be/54nBH0ygqXI

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ハマー県でシリア軍がシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルキスタン・イスラーム党と交戦(2018年11月11日)

ハマー県では、SANA(11月11日付)によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と中国新疆ウィグル自治区がムーリク市、タッル・サフル村、ラターミナ町、マアルカバ村一帯に侵攻し、シリア軍拠点を攻撃した。

これに対してシリア軍が応戦し、潜入した戦闘員を撃退した。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月11日付)によると、トルコとの国境に位置するアティマ村の学校で爆発が起きた。

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構のアティマ村評議会の治安部門責任者であるアブー・シャーディー・サーリフ氏によると、地元の青年が爆発物らしきものを発見、現場に駆けつけた関係当局の指示に従って、壁に投げつけことで爆発したという。

al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018

AFP, November 11, 2018、ANHA, November 11, 2018、AP, November 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 11, 2018、SANA, November 11, 2018、UPI, November 11, 2018などをもとに作成。

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