シリア軍がシャーム解放機構などとの戦闘の末、ウンム・ジャラール村に続いてイドリブ県南東部の9カ村・農場を新たに制圧(2019年12月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍とパレスチナ人民兵組織のクドス旅団が、シリア・ロシア軍戦闘機・ヘリコプターの航空支援を受けて、県南東部でシャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室と激しく交戦し、ウンム・ジャラール村に続いて、ラッファ村、ウンム・トゥワイナ村、ハリーバ村、ルバイア村、シャッアーラ村、バルナーン村、サハール村、ファルジャ村、アブー・フッバ村を制圧した。

SANA(12月20日付)によると、シリア軍地上部隊が新たに制圧したのは、ウンム・ジャラール村(19日に制圧)、ルバイア村、ハリーバ村、シャアラ(シャアラ・アジャーイズ)村、ウンム・トゥワイナ村、タッル・マフウ農場、ファリーハ農場、ブライサ村、アブー・フッバ村、タッル・シャイフ村。

シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊はまた、クラスター弾などでマアッラト・ヌウマーン市、ジャルジャナーズ町およびその周辺を砲撃した。

一方、シリア軍ヘリコプターは、ガドファ村およびその一帯、マアッラト・ヌウマーン市郊外、ラッファ村、アブー・フッバ村、ダイル・シャルキー村、タッル・マンス村、ブルジュ村、ティーナ村、放棄された大隊基地、サハール村、タッフ村を「樽爆弾」で爆撃、戦闘機もマアッラト・ヌウマーン市東部郊外一帯を爆撃した。

ロシア軍戦闘機も、マアッルシャムシャ村およびその一帯、アブー・ズフール町東部郊外一帯、カトラ村、マアッラト・ヌウマーン市およびその一帯、ダイル・シャルキー村、ラッファ村、ムアスラーン村、ガドファ村、マアッルシューリーン村、ジャルジャナーズ町などを爆撃した。

他方、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(12月20日付)は、シャーム解放機構はカッバーナ村での戦闘でシリア軍の偵察用小型無人航空機(ドローン)を撃墜したと伝え、その写真を公開した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がクースィンヤー村を爆撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

これに対して、反体制武装集団がシリア軍地上部隊に反撃し、兵士5人を殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を58件(イドリブ県29件、ラタキア県13件、アレッポ県12件、ハマー県4件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を57件(イドリブ県17件、ラタキア県13件、アレッポ県6件、ハマー県19件)確認した。

AFP, December 20, 2019、ANHA, December 20, 2019、AP, December 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 20, 2019、Reuters, December 20, 2019、SANA, December 20, 2019、SOHR, December 20, 2019、UPI, December 20, 2019、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, December 20, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県でダーイシュがシリア軍・国防軍を攻撃し4人殺害(2019年12月19日)

ダイル・ザウル県では、バーディヤ24(12月19日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県西部のアドマーン村で国防軍の車を襲撃し、2人を殺害した。

ダーイシュはまた、ビシュリー山麓の砂漠地帯でもシリア軍の拠点を攻撃し、兵士2人を殺害した。

AFP, December 19, 2019、ANHA, December 19, 2019、AP, December 19, 2019、al-Badiya 24, December 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 19, 2019、Reuters, December 19, 2019、SANA, December 19, 2019、SOHR, December 19, 2019、UPI, December 19, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はハサカ県のM4高速道路の南側を砲撃(2019年12月19日)

ハサカ県では、ANHA(12月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がスルーク町とアイン・イーサー市(ラッカ県)間に位置するカンタリー近郊のM4高速道路の南側の地域を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(12月19日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村、シャワーリガ砦を砲撃した。

AFP, December 19, 2019、ANHA, December 19, 2019、AP, December 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 19, 2019、Reuters, December 19, 2019、SANA, December 19, 2019、SOHR, December 19, 2019、UPI, December 19, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県タッル・ハラフ村での爆発で住民5人死亡(2019年12月19日)

ハサカ県では、SANA(12月19日付)によると、トルコの占領下にあるタッル・ハラフ村で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民5人が死亡、11人が負傷した。

AFP, December 19, 2019、ANHA, December 19, 2019、AP, December 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 19, 2019、Reuters, December 19, 2019、SANA, December 19, 2019、SOHR, December 19, 2019、UPI, December 19, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県南東部の戦略的要衝ウンム・ジャラール村を制圧、シャーム解放機構、国民解放戦線などからなる「必勝」作戦司令室は徹底抗戦の意志を表明(2019年12月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がウンム・ジャラール村、ハリービー村、サキーヤート村一帯でシャーム解放機構や国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる反体制武装集団と交戦、県南東部の戦略的要衝ウンム・ジャラール村を制圧した。

この戦闘で、反体制武装集団戦闘員29人、シリア軍兵士17人が死亡した。

シリア軍はまた、地上部隊がマアッラト・ヌウマーン市を地対地ミサイルなどで砲撃し、女性1人と女児1人を含む5人が死亡、戦闘機がダイル・サンバル村、マガーラ村、バーラ村、カフルナブル市、ブナイン村、マアッラト・ヌウマーン市一帯を爆撃し、ダイル・サンバル村で女性1人が死亡した。

さらにヘリコプターがジャルジャナーズ町、タッル・マルディーフ村、ガドファ村、マアッルシューリーン村、マアッルシャムシャ村、タッル・マンス村、タッフ村、カルサア村を「樽爆弾」で爆撃した。

一方、ロシア軍はタッル・マルディーフ村、マアッラト・ヌウマーン市、マアッル・シャマーリーン村、マアッルシューリーン村、サラーキブ市およびその一帯、ハーン・スブル村を爆撃し、タッル・マルディーフ村、マアッラト・ヌウマーン市で女性2人と子ども2人を含む5人が死亡した。

これに対して、シャーム解放機構や国民解放戦線は、タッル・カラーティーン村、マガーラ村を砲撃した。

また、シャーム解放戦線、国民解放戦線、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室は声明を出し、イドリブ県住民に向けて支配地域を死守し、同地をシリア軍とどの同盟者(ロシア)の墓場にするとの意志を表明、また反体制武装集団に対して共闘を呼びかけた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団、SANA(12月19日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市ライラムーン地区、ハムダーニーヤ地区、第3000団地計画地区を砲撃し、住民3人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカッバーナ村一帯を爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を54件(イドリブ県18件、ラタキア県16件、アレッポ県12件、ハマー県8件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を51件(イドリブ県42件、ラタキア県8件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認した。

AFP, December 19, 2019、ANHA, December 19, 2019、AP, December 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 19, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 19, 2019、Reuters, December 19, 2019、SANA, December 19, 2019、SOHR, December 19, 2019、UPI, December 19, 2019などをもとに作成。

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シリア民主軍が米主導の有志連合とともにダイル・ザウル県東部で強制捜査を行い、IDPs3人を拘束(2019年12月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が米主導の有志連合の航空支援を受けて、県東部のスブハ村の民家に対して強制捜査を行い、国内避難民(IDPs)の若者3人を拘束した。

一方、シュハイル村では、シリア民主軍の検問所で、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる武装集団とシリア民主軍が交戦した。

AFP, December 18, 2019、ANHA, December 18, 2019、AP, December 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 18, 2019、Reuters, December 18, 2019、SANA, December 18, 2019、SOHR, December 18, 2019、UPI, December 18, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のタッル・アブヤド市とラアス・アイン市近郊で爆弾が相継いで爆発し子どもと女性を含む9人死亡(2019年12月18日)

ラッカ県では、シリア人権監視団、SANA(12月18日付)によると、トルコ占領下にあるタッル・アブヤド市の入り口で爆弾が爆発し、子ども2人と女性1人を含む4人が死亡、4人が負傷した。

一方、ANHA(12月18日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、シャルカラーク村とアイン・イーサー市を結ぶM4道路沿線、タッル・アブヤド市近郊のヒルバト・バカル村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が県北部のシャルカラーク村一帯でトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍と交戦した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団、SANA(12月18日付)によると、トルコ占領下にあるラアス・アイン(スィリー・カーニヤ)市近郊のマブルーカ村で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、5人が死亡、15人が負傷した。

一方、ANHA(12月18日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・タムル町近郊のバーブ・ハイル村一帯を砲撃した。

AFP, December 18, 2019、ANHA, December 18, 2019、AP, December 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 18, 2019、Reuters, December 18, 2019、SANA, December 18, 2019、SOHR, December 18, 2019、UPI, December 18, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍によるイドリブ県への爆撃・砲撃でシャーム自由人イスラーム運動メンバー5人を含む10人死亡(2019年12月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がマアッル・シャマーリーン村にあるシャーム自由人イスラーム運動の拠点を爆撃し、戦闘員5人が死亡した。

シャーム自由人イスラーム運動は、国民解放戦線に参加するアル=カーイダ系組織。

ロシア軍戦闘機はまた、ハーン・スブル村、ダイル・シャルキー村に対しても爆撃し、2人が死亡した。

ロシア軍戦闘機の爆撃はこのほかにも、マアッルシューリーン村、ジャルジャナーズ町、ハラーキー村、マアッラト・ヌウマーン市一帯、ハルバ村、バーブーリーン村、タッル・マルディーフ村、ガドファ村、タッル・マンス村にも及んだ。

一方、シリア軍は戦闘機で、タッル・マンス村、ガドファ村、バービーラー村、ハーン・スブル村一帯、ジャルジャナーズ町、マアッラト・ヌウマーン市、サラーキブ市一帯、マアッルシューリーン村、ジスル・シュグール市、スッカリーヤ村、バルナーン村、ハルバ村を爆撃した。

またシリア軍ヘリコプターが、マアッル・シャマーリーン村、マアッラト・ヌウマーン市を「樽爆弾」で爆撃し、2人が死亡した。

シリア軍ヘリコプターはまた、タッル・マンス村、タッフ村、ラッファ村、カトラ村、ガドファ村、マアッルシャムシャ村、マアッルシューリーン村、ダイル・ガルビー村、タッフ村、タッル・シャイフ村、マアッラト・ヌウマーン市一帯に対しても「樽爆弾」で爆撃した。

シリア軍地上部隊もマアッラト・ヌウマーン市を砲撃し、1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を45件(イドリブ県14件、ラタキア県12件、アレッポ県11件、ハマー県8件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を40件(イドリブ県32件、ラタキア県4件、アレッポ県4件、ハマー県0件)確認した。

AFP, December 18, 2019、ANHA, December 18, 2019、AP, December 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 18, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 18, 2019、Reuters, December 18, 2019、SANA, December 18, 2019、SOHR, December 18, 2019、UPI, December 18, 2019などをもとに作成。

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ヒムス県でアフガン人の民兵組織ファーティミーユーン旅団司令官が地雷により死亡(2019年12月17日)

ヒムス県では、バーディヤ24(12月17日付)によると、アフガン人の民兵組織ファーティミーユーン旅団のムーサー・ハイダリー司令官が乗った車が、スフナ市とタドムル市を結ぶ街道で地雷に触れて大破し、ハイダリー司令官が死亡した。

AFP, December 17, 2019、ANHA, December 17, 2019、AP, December 17, 2019、al-Badiya 24, December 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 17, 2019、Reuters, December 17, 2019、SANA, December 17, 2019、SOHR, December 17, 2019、UPI, December 17, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県のトルコ国境近くでシャーム解放機構のサウジ人司令官が暗殺される(2019年12月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ(ハタイ県)との国境に近いサルマダー市で、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構のサウジアラビア人司令官が何者かによって暗殺された。

AFP, December 17, 2019、ANHA, December 17, 2019、AP, December 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 17, 2019、Reuters, December 17, 2019、SANA, December 17, 2019、SOHR, December 17, 2019、UPI, December 17, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍がシャーム解放機構の軍事・治安権限下にあるイドリブ県各所を爆撃、民間人23人が死亡。ホワイト・ヘルメットはメンバー1人の家族が犠牲になったと発表(2019年12月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がタッル・マンス村を爆撃し、女児1人と女性2人を含む一家7人が死亡した。

シリア軍ヘリコプターも同地を「樽爆弾」で爆撃し、女性1人を含む2人が死亡した。

シリア軍戦闘機はまた、ビダーマー町を爆撃し、子ども3人と女性1人を含む一家6人が死亡した。

この爆撃に関して、ホワイト・ヘルメットは、ツイッターやフェイスブックを通じて、ブダーマー町への爆撃で、ホワイト・ヘルメットのメンバーの一人アンワル・フマイディー氏の家族が死亡したと発表し、弔意を示した。

https://twitter.com/SyriaCivilDef/status/1206945928801853440


シリア軍はさらに、戦闘機がムアスラーン村、バービーラー村一帯を爆撃し、ムアスラーン村では6人が、バービーラー村では1人が死亡したほか、ヘリコプターがマアッルシャムシャ村を「樽爆弾」で爆撃し、1人が死亡した。

シリア軍はこのほかにも、戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市、ジャルジャナーズ町、マアッルシューリーン村、バービーラー村一帯、ハルーバ村、マアッル・シャマーリーン村、アブー・フッバ村、マアッラト・ヌウマーン市近郊の高速道路、ガドファ村、カナーイス村、ジスル・シュグール市、カフルルーマー村を爆撃、ヘリコプターが「樽爆弾」でハラーキー村、ハーッス村、ジャルジャナーズ町、ガドファ村、タッル・マンス村一帯、バービーラー村、ハルバ村、タッフ村、マアッルシューリーン村を爆撃した。

一方、ロシア軍戦闘機は、スィフヤーン村、バーブーリーン村、ジャルジャナーズ町、カラーティー村、タッフ村、ダイル・シャルキー村、マアッルシューリーン村、タッル・マルディーフ村、マアッラト・ヌウマーン市、アブー・ズフール町一帯、アルバイーン山を爆撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村を砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(12月17日付)によると、ハラサ村一帯に進攻したシリア軍を国民解放戦線(国民軍所属)が迎撃、これを撃退した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を50件(イドリブ県16件、ラタキア県19件、アレッポ県8件、ハマー県7件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を40件(イドリブ県30件、ラタキア県5件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認した。

AFP, December 17, 2019、ANHA, December 17, 2019、AP, December 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 17, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 17, 2019、Reuters, December 17, 2019、SANA, December 17, 2019、SOHR, December 17, 2019、UPI, December 17, 2019などをもとに作成。

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反体制組織のシリア対応調整者:10月以降ロシア・シリア軍の攻撃で10万人弱が新たに避難(2019年12月16日)

反体制組織のシリア対応調整者は声明を出し、緊張緩和地帯第1ゾーン(イドリブ県、ラタキア県北東部、アレッポ県西部、ハマー県北部)の境界地帯に設置されている非武装地帯に対するシリア・ロシア軍の攻撃により、10月以降9万8000人以上(1万7761世帯)が避難を余儀なくされたと発表した。

また12月に入って以降の寒波で、国内避難民(IDPs)5761世帯が再避難を余儀なくされたという。

AFP, December 16, 2019、ANHA, December 16, 2019、AP, December 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 16, 2019、Reuters, December 16, 2019、SANA, December 16, 2019、SOHR, December 16, 2019、UPI, December 16, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍はアレッポ県北部、ラッカ県を砲撃(2019年12月16日)

アレッポ県では、ANHA(12月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村、マーリキーヤ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(12月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊の」カズアリー村を砲撃した。

AFP, December 16, 2019、ANHA, December 16, 2019、AP, December 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 16, 2019、Reuters, December 16, 2019、SANA, December 16, 2019、SOHR, December 16, 2019、UPI, December 16, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア両軍が反体制派支配下のイドリブ県への爆撃を強化、ヒズブッラー、国防隊、ロシア軍特殊部隊が県南東部に増派(2019年12月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハッラーン村、ラッファ村、ムアスラーン村一帯、マアッル・シャマーリーン村、ビンニシュ市一帯、ハーミディーヤ村、イドリブ市東部一帯、サイヤーディー村、マアッラト・ヌウマーン市一帯、マアッルシューリーン村、カフルルーマー村を爆撃した。

シリア軍も、戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市および同市郊外を通る高速道路を爆撃、ヘリコプターがハラーキー村、ダイル・シャルキー村一帯、サルマーン村一帯、ムアスラーン村、ガドファ村、アブー・ダフナ村、マアッル・シャマーリーン村、マアッルシャムシャ村、アブー・マッキー村、ワーディー・ダイフ村、タッル・マンス村、マアッラト・ヌウマーン市東部一帯、タフターヤー村、マアッルシューリーン村、ジャルジャナーズ町、アイン・クライウ村を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊がマアッラト・ヌウマーン市一帯、ブダーマーを砲撃した。

一方SANA(12月16日付)によると、シリア軍がスィンジャール町一帯に進攻を試みた反体制武装集団を撃退した。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月16日付)によると、ガドファ村に対する攻撃で子ども2人が、マアッル・シャマーリーン村では女性2人と女児1人が死亡した。

他方、ザマーン・ワスル(12月16日付)によると、ヒズブッラーの戦闘員500人、国防隊隊員600人が、ダマスカス国際空港からハマー県ハマー市のハマー航空基地に空路で派遣された。

また、ロシア軍がタマーニア町にある「イランの民兵」の作戦司令室との連携のもと、戦車、装甲車、四輪駆動車など最新鋭の兵器を前線に配備し、ハーン・シャイフーン市およびカムハーナ町方面から、アブー・ズフール航空基地にロシア軍第25特殊任務師団所属の歩兵180人以上を終結させたという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がジャズラーヤー村を爆撃した。

シリア軍地上部隊もハイヤーン町を砲撃した。

一方、SANA(12月16日付)によると、反体制武装集団がザフラー町を砲撃し、住民多数が負傷した。

また、ANHA(12月16日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発がシリア政府支配下のアレッポ市ハーリディーヤ地区・シルヤーン地区間の一帯に着弾した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ダマスカス県では、SANA(12月16日付)によると、ナフル・イーシャ地区で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が死亡した。

AFP, December 16, 2019、ANHA, December 16, 2019、AP, December 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 16, 2019、Reuters, December 16, 2019、SANA, December 16, 2019、SOHR, December 16, 2019、UPI, December 16, 2019、Zaman al-Wasl, December 16, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がラッカ県アリーダ村を砲撃(2019年12月15日)

ラッカ県では、ANHA(12月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアリーダ村を砲撃した。

AFP, December 15, 2019、ANHA, December 15, 2019、AP, December 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 15, 2019、Reuters, December 15, 2019、SANA, December 15, 2019、SOHR, December 15, 2019、UPI, December 15, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県への爆撃を再開(2019年12月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がシャーム解放機構など反体制武装集団の支配地域への爆撃を3日ぶりに再開、アブー・マッキー村、ハッラーン村、サルマーン村一帯、ジャルジャナーズ町一帯を攻撃した。

シリア軍地上部隊も、ヒーシュ村、スィフヤーン村、サハール村、サルジュ村、タッル・ダム村、ナージヤ村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団は、ビダーマー町、スィンジャール町一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊が同地を砲撃した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月15日付)によると、ナーフタ町とブスル・ハリール市を結ぶ街道で、警官2人が何者かの襲撃を受け、1人が死亡、1人が負傷した。

また、ナーミル村とスーラ町を結ぶ街道では第52旅団の車輌が爆弾の爆発に巻き込まれ、乗っていた士官らが負傷した。

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ヒムス県では、バーディヤ24(12月15日付)によると、タドムル市とスフナ市を結ぶ街道でファーティミーユーン旅団の車が爆弾の爆発に巻き込まれ、多数が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を19件(イドリブ県9件、ラタキア県5件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を12件(イドリブ県11件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

AFP, December 15, 2019、ANHA, December 15, 2019、AP, December 15, 2019、al-Badiya 24, December 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 15, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 15, 2019、Reuters, December 15, 2019、SANA, December 15, 2019、SOHR, December 15, 2019、UPI, December 15, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアレッポ県、ラッカ県各所を砲撃(2019年12月14日)

アレッポ県では、ANHA(12月14日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がカズアリー村と同地の穀物サイロを砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がバーブ市西のダグルバーシュ村方面に進攻、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がこれを撃退した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団、ANHA(12月14日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市西のフーシャーン村、サイダー村を砲撃した。

AFP, December 14, 2019、ANHA, December 14, 2019、AP, December 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 14, 2019、Reuters, December 14, 2019、SANA, December 14, 2019、SOHR, December 14, 2019、UPI, December 14, 2019などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県、ハマー県各所を砲撃(2019年12月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がタッフ村、タフターヤー村、ラカーヤー・サジュナ村、ジャルジャナーズ町、ウンム・ジャラール村、ラッファ村、タッル・シャイフ村、ハルバ村、カフルサジュナ村、シャイフ・ムスタファー村を地対地ミサイルなどで砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がズィヤーラ町、ジスル・バイト・ラース村を砲撃した。

AFP, December 14, 2019、ANHA, December 14, 2019、AP, December 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 14, 2019、Reuters, December 14, 2019、SANA, December 14, 2019、SOHR, December 14, 2019、UPI, December 14, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がハサカ県、ラッカ県、アレッポ県各所を砲撃(2019年12月13日)

ハサカ県では、シリア人権監視団、ANHA(12月13日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・ワルド村に近いウンク・ハワー村、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町に近いタッル・シャイール村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(12月13日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のカズアリー村および同地の穀物サイロ、ビールカヌー村、サアルナジュキー村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(12月13日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のハルバル村をトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が砲撃した。

AFP, December 13, 2019、ANHA, December 13, 2019、AP, December 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2019、Reuters, December 13, 2019、SANA, December 13, 2019、SOHR, December 13, 2019、UPI, December 13, 2019などをもとに作成。

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ホワイト・ヘルメットのメンバー3人がハマー県で爆死、シリア人権監視団、ホワイト・ヘルメット、ロシア・メディアはそれぞれ異なった死因を発表・報道(2019年12月13日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、カストゥーン村にあるホワイト・ヘルメットの本部で地雷が爆発し、メンバー3人が死亡、2人が負傷した。

爆発は、不発弾処理部門の施設で発生したという。

これに関して、ホワイト・ヘルメットは声明を出し、3人はシリア軍の爆撃・砲撃を受けた場所を訪れていた際に地雷が爆発、死亡したと発表した。

一方、スプートニク・ニュース(12月13日付)は、3人が救急車両で搬送していた爆発物が社内で爆発して、死亡したと伝えた。

AFP, December 13, 2019、ANHA, December 13, 2019、AP, December 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2019、Reuters, December 13, 2019、SANA, December 13, 2019、SOHR, December 13, 2019、Sputnik News, December 13, 2019、UPI, December 13, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦(2019年12月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が県南東部の放棄された大隊基地一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦、同地を砲撃した。

シリア軍地上部隊はまた、ビダーマー町、ヒーシュ村、タッフ村、タフターヤー村、バーブーリーン村を砲撃した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月13日付)によると、サナマイン市にある空軍情報部の士官が所有する酒屋に何者かがRPG弾を打ち込んだ。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を21件(イドリブ県8件、ラタキア県6件、アレッポ県5件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を13件(イドリブ県8件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県3件)確認した。

AFP, December 13, 2019、ANHA, December 13, 2019、AP, December 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 13, 2019、Reuters, December 13, 2019、SANA, December 13, 2019、SOHR, December 13, 2019、UPI, December 13, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍とトルコ軍がハサカ県ダルバースィーヤ市西の国境地帯で合同パトロール(2019年12月12日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍がダルバースィーヤ市西の国境地帯で合同パトロールを実施した。

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アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコ占領下のカフルハーシル村で11日、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍を攻撃し、戦闘員2人を殺害したと発表した。

ANHA(12月12日付)が伝えた。

AFP, December 12, 2019、ANHA, December 12, 2019、AP, December 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 12, 2019、Reuters, December 12, 2019、SANA, December 12, 2019、SOHR, December 12, 2019、UPI, December 12, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県で、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が激戦(2019年12月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が、ナージヤ村、タフターヤー村、ヒーシュ村、放棄された大隊基地、シャイフ・イドリース村、ムアスラーン村、ウンム・ジャラール村、ラッファ村を砲撃、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と激しく交戦した。

シリア軍地上部隊はまた、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるジャルジャナーズ町を地対地ミサイルで攻撃した。

ロシア軍戦闘機もジャルジャナーズ町、ウンム・ティーナ村を爆撃した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団はアブー・クマイス村を砲撃した。

また、新興のアル=カーイダ系組織のアンサール・タウヒードも、アブー・ズフール町、ハフィーヤ村、スッカリーヤ村、タッル・アッズー村、ザハビーヤ村、ハミーマート・ダーイル村、バラーギースィー村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がバドリーヤ村一帯でシリア軍地上部隊との砲撃戦・戦闘の末、シリア軍を撤退させた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団メンバーが何者かに撃たれて死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ジュダイダト・アルトゥーズ町の高等学校の壁に、「イランの民兵」の退去、逮捕者釈放を求める落書きが書かれているのが発見された。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(12月13日付)によると、

ザーキヤ町ではシリア政府を批判する落書きが多数発見された。

落書きには、いずれも「カシオン連隊」、「ザーキヤ革命家たち」という組織名が合わせて記されていたという。

一方、カナーキル村では、治安部隊の拠点複数カ所が武装集団の襲撃を受けた。

 

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を27件(イドリブ県6件、ラタキア県8件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を28件(イドリブ県18件、ラタキア県3件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認した。

AFP, December 12, 2019、ANHA, December 12, 2019、AP, December 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 12, 2019、December 13, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 12, 2019、Reuters, December 12, 2019、SANA, December 12, 2019、SOHR, December 12, 2019、UPI, December 12, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるマルアナーズ村、マンナグ航空基地一帯(アレッポ県)をトルコ軍と国民軍が砲撃(2019年12月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるマルアナーズ村、マンナグ航空基地一帯をトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が砲撃した。

一方、トルコ占領下のバーブ市で、国民軍所属のスルターン・ムラード師団の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、メンバー1人が死亡した。

このほか、アフリーン解放軍団は声明を出し、8~9日にシャッラー村近郊のマイダーニカ村・カルマク村間の街道とアアザーズ市近郊で国民軍所属のスルターン・ムラード師団とハムザ師団を攻撃し、戦闘員9人を殺害したと発表した。

ANHA(12月11日付)が伝えた。

AFP, December 11, 2019、ANHA, December 11, 2019、AP, December 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 11, 2019、Reuters, December 11, 2019、SANA, December 11, 2019、SOHR, December 11, 2019、UPI, December 11, 2019などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がイドリブ県南東部の放棄された大隊基地を制圧(2019年12月11日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月11日付)やシャーム解放機構に近いイバー・ネット(12月11日付)によると、シャーム解放機構のアサーイブ・ハムラー(赤鉢巻)部隊とアブー・バクル・スィッディーク軍がシリア軍との激しい戦闘の末に、県南東部の放棄された大隊基地を制圧した。

シリア人権監視団によると、この戦闘でシリア軍兵士10人、シャーム解放機構戦闘員5人が死亡した。

同監視団によると、シリア軍地上部隊は、放棄された大隊基地(シャーム解放機構支配下)に進軍を試み、同地を砲撃、ロシア軍戦闘機もが同地を爆撃した。

シリア軍地上部隊はまた、タッフ村、ダイル・シャルキー村、ダイル・ガルビー村、ウンム・ジャラール村一帯、イウジャーズ村一帯、アブー・ズフール町一帯、ラッファ村、ハルバ村、サルジュ村、カルサンタ村、アブー・マッキー村、ビダーマー町を砲撃した。

さらに、シリア軍戦闘機がウンム・ティーナ村を爆撃した。

これに対して、反体制武装集団は無人化大隊基地一帯でシリア軍地上部隊を迎撃するとともに、マダーヤー村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がズィヤーラ町を砲撃した。

一方、SANA(12月11日付)によると、シリア軍がフライカ村で反体制武装集団の無人航空機(ドローン)を撃墜した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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ダマスカス郊外県では、サウト・アースィマ(12月12日付)によると、東グータ地方ドゥーマ市にある総合情報部の検問所が何者かの襲撃を受けた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県9件、ラタキア県6件、アレッポ県4件、ハマー県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を12件(イドリブ県2件、ラタキア県3件、アレッポ県5件、ハマー県5件)確認した。

AFP, December 11, 2019、ANHA, December 11, 2019、AP, December 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 11, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 11, 2019、Reuters, December 11, 2019、SANA, December 11, 2019、Sawt al-‘Asima, December 12, 2019、SOHR, December 11, 2019、UPI, December 11, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領地とマンビジュ市一帯地域を結ぶアウン・ダーダート村(アレッポ県)の通行所が2ヶ月ぶりに再開、住民の往来可能に(2019年12月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下地域(「ユーフラテスの盾」地域)とシリア軍が駐留した北・東シリア自治局支配下のマンビジュ市一帯地域が接するアウン・ダーダート村に設置されている通行所が2ヶ月ぶりに再開された。

これにより、両地域の住民の往来が可能となる。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がタッル・タムル町近郊のタッル・ワルド村を砲撃した。

AFP, December 10, 2019、ANHA, December 10, 2019、AP, December 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2019、Reuters, December 10, 2019、SANA, December 10, 2019、SOHR, December 10, 2019、UPI, December 10, 2019などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける国民解放戦線はハマー県北部を砲撃、シリア軍兵士3人を殺害(2019年12月10日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民解放戦線(国民軍所属)などからなる反体制武装集団がフワイズ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士3人が死亡した。

これに対して、シリア軍地上部隊がタッル・ワースィト村、シャリカ村、アリーマ村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がジャルジャナーズ町、ヒーシュ村、タッフ村、タフターヤー村、スィフヤーン村、バーブーリーン村、ジスル・シュグール市、ジャーヌーディーヤ町、ビダーマー町、カフルサジュナ村、シャイフ・ムスタファー村、ウライニバ村、ウンム・ジャラール村、ティーナ村、サハール村、ファルワーン村、カトラ村、シャッアーラ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃、ブルカーン丘、タッラト・シャイフ・ユースフ丘、ダッバーバート丘を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団は、トルコマン山のサッラーフ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がハーン・アサル村、アレッポ市西部郊外の電力協会地区一帯、ハミーラ村、カラースィー村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャジャラ町の町長が何者かに撃たれて死亡した。

また、イズラア市とフラーク市を結ぶ街道で、治安機関協力者が何者かに襲撃され、死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヘルモン山(シャイフ山)麓のバイト・ジン村で逮捕者釈放、「イランの民兵」退去を訴える落書きが発見された。

AFP, December 10, 2019、ANHA, December 10, 2019、AP, December 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2019、Reuters, December 10, 2019、SANA, December 10, 2019、SOHR, December 10, 2019、UPI, December 10, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がハサカ県タッル・ワルド村などを砲撃し、住民1人死亡(2019年12月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアブー・ラースィーン(ザルカーン)町一帯の村々を砲撃し、タッル・ワルド村で住民1人が死亡した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のアリーダ村、アブー・ズフール村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下のアフリーン市を砲撃し、複数が負傷した。

これに対して、トルコ軍とその支援を受ける国防軍は、北・東シリア民主自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のウンム・フーシュ村、ハルバル村を砲撃した。

AFP, December 9, 2019、ANHA, December 9, 2019、AP, December 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 9, 2019、Reuters, December 9, 2019、SANA, December 9, 2019、SOHR, December 9, 2019、UPI, December 9, 2019などをもとに作成。

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反体制派の砲撃によりアレッポ県マンヤーン村で住民2人が死亡(2019年12月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がアレッポ市西のマンヤーン村を砲撃し、SANA(12月9日付)によると、住民2人が死亡した。

これに対して、シリア軍地上部隊はジャズラーヤー村、カフルナーハー村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がジュッブ・スライマーン村、カストゥーン村、カラ・ジュルン村を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はジューリーン村のシリア拠点を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がタフターヤー村、タッフ村、ヒーシュ村、カフルサジュナ村、ナージヤ村を砲撃した。

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ダルアー県では、ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で総合情報部の協力者が何者かの襲撃を受けて死亡した。

また、カラク(東カラク)村にある空軍情報部の検問所も何者かの襲撃を受けた。

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月9日付)によると、シリア軍がハラスター市内に設置されている各検問所で若者十数人以上を拘束した。

拘束の理由は不明だが、ハラスター市では、シリア政府との和解を拒否したまま同地にとどまっていた反体制武装集団元メンバー100人以上がこれまでに逮捕されているという。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を40件(イドリブ県13件、ラタキア県13件、アレッポ県9件、ハマー県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を21件(イドリブ県12件、ラタキア県2件、アレッポ県0件、ハマー県9件)確認した。

AFP, December 9, 2019、ANHA, December 9, 2019、AP, December 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 9, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 9, 2019、Reuters, December 9, 2019、SANA, December 9, 2019、SOHR, December 9, 2019、UPI, December 9, 2019などをもとに作成。

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所属不明の航空機による7日の爆撃で死亡したシャーム自由人イスラーム運動メンバーとされる3人のうち1人は元ダーイシュで、逃亡していたシャーム解放機構治安部門責任者(2019年12月8日)

シャーム解放機構に近いイバー・ネット(12月8日付)は、7日にアレッポ県北部のトルコ占領地(アフリーン市・アアザーズ市間のキーバール村)に対する所属不明の航空機の爆撃で死亡した3人のうちの1人の身元を明らかにした。

同ネットによると、死亡したのは、シャーム解放機構の治安部門の責任者のディヤーッディーン・ウマル氏。

アレッポ県ハナースィル市西のフッス村出身で、シャーム解放機構に加入する前はダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓っていたムハンマド・ファフド・ワーウィー大隊に所属していた。

ウマル氏は、死亡したほかの2人とともに、イドリブ県からトルコ占領下のアレッポ県アフリーン郡に1年以上前に逃亡、シャーム解放機構の治安機関が、殺人、汚職、そしてダーイシュに加入していた容疑が指名手配していた。

なお、ドゥラル・シャーミーヤ(12月7日付)など複数の反体制派系サイトは、死亡したのが国民軍国民解放戦線に参加しているアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動のメンバーだと伝えていた。

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一方、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の治安部隊がイドリブ県のムサイビーン村とイドリブ市郊外の複数の民家で強制捜査を行い、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー少なくとも2人を拘束した。

AFP, December 8, 2019、ANHA, December 8, 2019、AP, December 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 8, 2019、Reuters, December 8, 2019、SANA, December 8, 2019、SOHR, December 8, 2019、UPI, December 8, 2019などをもとに作成。

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