トルコ軍がアレッポ県アフリーン郡各所を砲撃(2019年3月19日)

アレッポ県では、ANHA(3月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団がアフリーン郡シーラーワー町のバナー村、スーハンキー村、シャッラー村のマーリキーヤ村を砲撃した。

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一方、アフリーン解放軍団が声明を出し、18日のアフリーン市タルナダ地区でトルコの支援を受ける反体制武装集団を標的とした爆破攻撃を行い、戦闘員6人を殺害したと発表した。

アフリーン解放軍団はまた、同日にアフリーン市マフムーディーヤ地区にある武装集団拠点を爆破し、戦闘員2人を殺害、タッル・マーリド村で武装集団戦闘員を狙撃し、1人を殺害したと発表した。

ANHA(3月19日付)が伝えた。

AFP, March 19, 2019、ANHA, March 19, 2019、AP, March 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2019、al-Hayat, March 20, 2019、Reuters, March 19, 2019、SANA, March 19, 2019、UPI, March 19, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はバーグーズ避難民キャンプを解放、ダーイシュ戦闘員1,000人が投降するも、1,000人は抵抗を続ける(2019年3月19日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(3月19日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地バーグーズ村での戦闘を続け、同地近郊にある避難民キャンプ(バーグーズ・キャンプ)を解放した。

これを受け、ダーイシュの戦闘員訳1,000人がシリア民主軍に投降した。

しかし、シリア民主軍のアドナーン・アフリーン司令官によると、戦闘員1,000人が投降を拒否し、バーグーズ村の丘陵地帯で抵抗を続けているという。

AFP, March 19, 2019、ANHA, March 19, 2019、AP, March 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2019、al-Hayat, March 20, 2019、Reuters, March 19, 2019、SANA, March 19, 2019、UPI, March 19, 2019などをもとに作成。

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反体制派はアレッポ市を走行中のバスを狙撃し、子供1人を殺害(2019年3月19日)

アレッポ県では、SANA(3月19日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市ザフラー地区を走行中のバスを狙撃し、乗っていた5歳の子供1人が死亡、女性1人が負傷した。

バスは、児童グラブの子供たちと女性教員を乗せて、ザフラー地区のヌールス交差点に向かっていた。

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ハマー県では、SANA(3月19日付)によると、シリア軍がバーブ・ターカ村にあるシャーム解放機構の拠点を集中的に砲撃した。

砲撃は、同地のシャーム解放機構の攻撃を受けたもの。

シリア軍はまた、ムーリク市方面からシリア政府支配地域に潜入しようとした反体制武装集団を撃退した。

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イドリブ県では、SANA(3月19日付)によると、シリア軍がスィフヤーン村、タッル・マンス村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を17件(アレッポ県3件、ハマー県3件、イドリブ県2件、ラタキア県9件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を33件(ハマー県25件、イドリブ県1件、アレッポ県5件、ラタキア県2件)確認した。

AFP, March 19, 2019、ANHA, March 19, 2019、AP, March 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2019、al-Hayat, March 20, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 19, 2019、Reuters, March 19, 2019、SANA, March 19, 2019、UPI, March 19, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構はアナトリア通信、AFPの記者らに暴行・暴言を加える(2019年3月18日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月18日付)が複数の活動家の話として伝えたところによると、シャーム解放機構が県南部のアイス丘を取材していたAFP記者のウマル・ハーッジ・カッドゥール氏、SNN記者のガイス・サイイド氏、アナトリア通信協力者のイブラーヒーム・ハティーブ氏の3人を、バルクーム橋近くの検問所で静止し、暴行・罵倒した。

カッドゥール氏はフェイスブックのアカウントで「私と2人の同僚は(検問所で)停車した。なぜなら、我々はトルコ軍のパトロールを取材するため、シャーム軍団との調整は行っていたが、彼らとは調整していなかったからだ」と綴り、暴行を受けた理由を明らかにした。

AFP, March 18, 2019、ANHA, March 18, 2019、AP, March 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 18, 2019、al-Hayat, March 19, 2019、Reuters, March 18, 2019、SANA, March 18, 2019、UPI, March 18, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍の攻撃によってイドリブ県などで過去1週間で民間人150人が死亡(2019年3月18日)

シリア対応調整者はフェイスブックのアカウントで、2019年3月9~15日までの1週間で、イドリブ県を中心とする緊張緩和地帯第1ゾーンに対するシリア軍(およびロシア軍)の攻撃による被害を示したインフォグラフィアを発表した。

https://www.facebook.com/humanitarianresponse1/posts/2571920612852644?__xts__%5B0%5D=68.ARDzNcHKdxyNLhVwKjlRGpq9rHKOnKQQCBKD-9rAlEk2dvaOfcYbGhv1gDvsJRzjtySTS5XaUpQIOQG1vD7wYW0NVbhP7yNuxOd5PL6D4d776_71gDZh6Or6TZa58LMNVuJM7yo7ecbx0o_tVNpGUwB8sVHICS7pYCnTm08zIh2WAYFfRuSH1c9vnQa-7DMKhi9nRpxB5dvB2svz5azTo8f4JYq46LWtPouswk-7H4K8xXaXlnAhQoZovxh6RSQyTnBvm757JnoCcSK2IaayDZxTj7vaUP1STkRCoZyGNBRX8_1Zgi66c5u48equNlmpuNe-sLXupR6IXPj4G9gqZUmkFm62&__tn__=-R

それによると、民間人の死者は150人で、このうちイドリブ県で死亡した民間人は83人で、約半数の47人が子供、またハマー県で死亡した民間人は12人(うち子供6人)、アレッポ県は2人。

また、シリア・ロシア軍の攻撃で標的となったのは104カ所にのぼり、ち15カ所が爆撃、89カ所が砲撃の標的となったという。

県別ではイドリブ県が39カ所、ハマー県が34カ所、アレッポ県が16カ所。

さらに、16日までに攻撃によって避難した住民は1万7467世帯、11万939人にのぼるという。

AFP, March 18, 2019、ANHA, March 18, 2019、AP, March 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 18, 2019、al-Hayat, March 19, 2019、Munassiqu Istijaba Suriya, March 18, 2019、Reuters, March 18, 2019、SANA, March 18, 2019、UPI, March 18, 2019などをもとに作成。

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女装して逃走を試みたダーイシュ・メンバーとされる男性の映像公開(2019年3月18日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(3月18日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がバーグーズ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

Mix Show(3月17日付)はバーグーズ村のトンネルでシリア民主軍がダーイシュ戦闘員を捕らえる瞬間の映像を公開した。

捕らえられた戦闘員は女性服の纏い、逃走を試みていたという。

AFP, March 18, 2019、ANHA, March 18, 2019、AP, March 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 18, 2019、al-Hayat, March 19, 2019、Mix Show, March 18, 2019、Reuters, March 18, 2019、SANA, March 18, 2019、UPI, March 18, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県、イドリブ県でシャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党などと激しく砲撃、トルコの庇護を受ける国民解放戦線も応戦(2019年3月18日)

ハマー県では、SANA(3月18日付)によると、反体制武装集団がラスィーフ村一帯を砲撃し、民家などが被害を受けた。

これに対して、シリア軍はフワイズ村、フワイジャ村、ジスル・バイト・ラース村、トゥワイナ村、シャリーア、サハーブ村、ムーリク市にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

シリア軍はまた、フワイズ村、ラターミナ町、サハーブ村にあるトルキスタン・イスラーム党、イッザ軍の拠点に対しても攻撃を行った。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(3月18日付)によると、トルコの庇護を受ける国民解放戦線が県北部の戦線でシリア軍の拠点を米国製TOW対戦車ミサイルで攻撃、兵士多数を殺傷した。

これに対して、シリア軍がフワイズ村、シャリーア村、フワイジャ村の砲撃で住民1人が負傷した。

これらの村の住民は全員避難したという。

シリア軍はさらに、ムーリク市、ラターミナ町、ジャナービラ村、サルマーニーヤ村、トゥワイナ村を砲撃したが、負傷者はなかった。

このほか、イシュリーン監視団(3月18日付)によると、「革命家」がラスィーフ村にあるシリア軍の拠点を砲撃した。

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イドリブ県では、SANA(3月18日付)によると、シリア軍がワーディー・フワイル渓谷、ハーン・シャイフーン市、タッル・マンス村、マアッラト・ヌウマーン市、シャフシャブー山一帯に攻撃範囲を拡げ、マアッラト・ヌウマーン市東部一帯、シャフシャブー山でシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(3月18日付)によると、シリア軍がマアッラト・ヌウマーン市をクラスター弾で砲撃し、住民多数が負傷した。

シリア軍はまたハーン・シャイフーン市、タッル・マンス村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(イドリブ県4件、アレッポ県2件、ハマー県2件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を25件(ハマー県24件、イドリブ県1件)確認した。

AFP, March 18, 2019、ANHA, March 18, 2019、AP, March 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 18, 2019、al-Hayat, March 19, 2019、al-Marsad ‘Ishrin, March 18, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 18, 2019、Reuters, March 18, 2019、SANA, March 18, 2019、UPI, March 18, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構はイドリブ中央刑務所脱獄犯の追跡を継続、追い詰められたダーイシュ・メンバーが自爆(2019年3月17日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月17日付)によると、シャーム解放機構が13日のロシア軍によるイドリブ中央刑務所への爆撃に乗じて脱獄した服役者を摘発するための大規模な捜索活動を行った。

捜索活動はサルミーン市、ムサイビーン村、イドリブ市近郊で行われた。

サルミーン市では脱獄した服役者の1人で、アブー・ハマームを名のるダーイシュ(イスラーム国)幹部がシャーム解放機構の治安部隊に追い詰められ、民家で自爆し、住民1人が巻き添えとなり負傷したという。

AFP, March 17, 2019、ANHA, March 17, 2019、AP, March 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 17, 2019、al-Hayat, March 18, 2019、Reuters, March 17, 2019、SANA, March 17, 2019、UPI, March 17, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はバーグーズ村で投降したダーイシュ・メンバーの家族が3万人弱、脱出した住民が3万5000人に達すると発表、米主導の有志連合の爆撃で住民10人死亡(2019年3月17日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のキーヌー・ガーブリイール報道官は声明を出し、ダイル・ザウル県南東部でのダーイシュ(イスラーム国)の殲滅を目的として2018年9月11日に開始された「テロ撲滅の戦い」の最新の戦果を発表した。

声明によると、2019年1月9日から3月17日までの2ヶ月半で、ダーイシュ・メンバーの家族2万9600人が投降し、戦闘員520人が拘束され、民間人3万4000人がシリア民主軍支配地域に脱出したという。

またこの間の戦闘で死亡したダーイシュ戦闘員は1,306人、シリア民主軍兵士は82人だった。

ANHA(3月17日付)が伝えた。

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一方、SANA(3月17日付)が複数の住民の情報として伝えたところによると、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地であるバーグーズ村一帯を爆撃し、少なくとも住民10人が死亡した。

また、ANHA(3月17日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がバーグーズ村でダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦した。

この戦闘で、シリア民主軍はダーイシュの武器弾薬庫1棟を破壊した。

AFP, March 17, 2019、ANHA, March 17, 2019、AP, March 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 17, 2019、al-Hayat, March 18, 2019、Reuters, March 17, 2019、SANA, March 17, 2019、UPI, March 17, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍部隊が非武装地帯での監視のためにシリア領内に入るなか、シリア軍はハマー県北部のシャーム解放機構拠点を砲撃(2019年3月17日)

ハマー県では、SANA(3月17日付)によるとシリア軍がカルアト・マディーク町一帯でシャーム解放機構などの反体制武装集団の拠点を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はムーリク市を砲撃した。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月17日付)によると、トルコ軍部隊がヒルバト・ジャウズ村に設置された通行所を通じて、シリア領内に入り、イシュタブリク村を経由してハマー県ガーブ平原方面に向かった。

同部隊は、非武装地帯でのパトロールを行うために派遣されたものと思われる。
http://norsforstudies.org/wp-content/uploads/2019/03/Idlib-17-03-2019@4x-15.jpg

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件(アレッポ県3件、イドリブ県4件、ラタキア県2件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を18件(アレッポ県3件、イドリブ県4件、ラタキア県1件、ハマー県10件)確認した。

AFP, March 17, 2019、ANHA, March 17, 2019、AP, March 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 17, 2019、al-Hayat, March 18, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 17, 2019、Reuters, March 17, 2019、SANA, March 17, 2019、UPI, March 17, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合がダイル・ザウル県南東部のダーイシュ支配地を爆撃し、住民が死傷(2019年3月16日)

ダイル・ザウル県では、SANA(3月16日付)が複数の住民の情報として伝えたところによると、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地であるバーグーズ村一帯を爆撃し、住民複数が死傷した。

一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターによると、バーグーズ村で活動を続けていたダーイシュ(イスラーム国)の外国人およびシリア人戦闘員数十人が、シリア民主軍に投降した。

さらに、ANHA(3月16日付)によると、ダーイシュが悪天候に乗じて、バーグーズ村一帯のシリア民主軍の拠点を襲撃した。

このほか、SANA(3月16日付)によると、シューラー村でダーイシュ(イスラーム国)が残した地雷に住民が触れて爆発、4人が死亡、36人が負傷した。

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ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月16日付)が複数の親政権系サイトの情報として伝えたところによると、県東部のサワーナ町にダーイシュ(イスラーム国)の細胞が潜入し、内で発砲、5人が死亡した。

AFP, March 16, 2019、ANHA, March 16, 2019、AP, March 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 16, 2019、al-Hayat, March 17, 2019、Reuters, March 16, 2019、SANA, March 16, 2019、UPI, March 16, 2019などをもとに作成。

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ハマー県でシリア軍は反体制武装集団と交戦(2019年3月16日)

ハマー県では、SANA(3月16日付)によると、シリア軍がシャリーア村、トゥワイナ村一帯からカリーム村方面に潜入しようとした反体制武装集団を迎撃した。

シリア軍はまた、ジャマーサ村、一帯、カフルヌブーダ町西一帯を砲撃した。

これに対し、反体制武装集団は、スカイラビーヤ市、ジューリーン村を砲撃し、女性1人が死亡、4人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はトゥワイナ村、シャリーア村のほか、サフル丘、ラターミナ町、カフルズィーター市、ウスマーン丘、ジャナービラ村、ムーリク市、カルアト・マディーク町を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(アレッポ県4件、イドリブ県1件、ラタキア県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を19件(アレッポ県3件、イドリブ県2件、ラタキア県6件、ハマー県8件)確認した。

AFP, March 16, 2019、ANHA, March 16, 2019、AP, March 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 16, 2019、al-Hayat, March 17, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 16, 2019、Reuters, March 16, 2019、SANA, March 16, 2019、UPI, March 16, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県南東部でダーイシュ戦闘員数十人がYPG主体のシリア民主軍に投降(2019年3月15日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(3月15日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が総攻撃を続けるダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地バーグーズ村で、負傷したダーイシュ戦闘員数十人がシリア民主軍に新たに投降した。

一方、ダーイシュは、バーグーズ村近郊にシリア民主軍が開設した回廊3カ所で、投降した戦闘員と家族に対して3回にわたり自爆攻撃を行った。

この攻撃で投降した戦闘員6人が死亡したという。

このほか、シリア民主軍は、バーグーズ村近郊の拠点に潜入しようとしたダーイシュ戦闘員4人を拘束した。

AFP, March 15, 2019、ANHA, March 15, 2019、AP, March 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2019、al-Hayat, March 16, 2019、Reuters, March 15, 2019、SANA, March 15, 2019、UPI, March 15, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会はマンビジュ市でダーイシュのスリーパー・セルを摘発(2019年3月15日)

アレッポ県では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会の広報センターによると、同評議会テロ撲滅部隊がマンビジュ市でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパー・セルのメンバー5人を拘束した。

5人はダイル・ザウル県南東部のバーグーズ村から潜入し、マンビジュ市でテロを行おうとしていたという。

一方、アフリーン解放軍団も声明を出し、13日にシーラーワー町近郊のキーマール村、アアザーズ市、マーリア市でハムザ師団を攻撃し、3人を殺害したと発表した。

 

ANHA(3月15日付)が伝えた。

AFP, March 15, 2019、ANHA, March 15, 2019、AP, March 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2019、al-Hayat, March 16, 2019、Reuters, March 15, 2019、SANA, March 15, 2019、UPI, March 15, 2019などをもとに作成。

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ハマー県、イドリブ県でシリア軍が反体制武装集団と交戦(2019年3月15日)

ハマー県では、SANA(3月15日付)によると、シリア軍が、ラハーヤー村、ムーリク市、カフルズィーター市、ウスマーン丘、サフル丘一帯からシリア政府支配地域に潜入しようとした反体制武装集団を砲撃した。

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イドリブ県では、SANA(3月15日付)によると、シリア軍がフバイト村方面からシリア政府支配地域に潜入しようとした反体制武装集団を砲撃した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月15日付)によると、ダーイル町にある空軍情報部が設営した陣地が、何者かの攻撃を受け、数時間にわたって戦闘が起きた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を18件(ハマー県8件、ラタキア県6件、アレッポ県1件、イドリブ県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を27件(ハマー県9件、ラタキア県3件、アレッポ県14件、イドリブ県1件)確認した。

AFP, March 15, 2019、ANHA, March 15, 2019、AP, March 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2019、al-Hayat, March 16, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 15, 2019、Reuters, March 15, 2019、SANA, March 15, 2019、UPI, March 15, 2019などをもとに作成。

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バーグーズ村(ダイル・ザウル県)からダーイシュ戦闘員と家族1,300人がシリア民主軍に新たに投降(2019年3月14日)

ダイル・ザイル県では、ANHA(3月14日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地であるバーグーズ村に留まっていたダーイシュ(イスラーム国)戦闘員の男女数百人が、同地への総攻撃を続ける人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に投降した。

シリア民主軍広報センターによると、新たに投降したダーイシュの戦闘員とその家族は1,300人近くに達したという。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(3月14日付)によると、ダーイシュは砂嵐に乗じて、シリア民主軍の拠点を攻撃し、11人を殺害したという。

AFP, March 14, 2019、ANHA, March 14, 2019、AP, March 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 14, 2019、al-Hayat, March 15, 2019、Reuters, March 14, 2019、SANA, March 14, 2019、UPI, March 14, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のバーブ市で爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発、オリーブの怒り作戦司令室が関与を認める(2019年3月14日)

アレッポ県では、ANHA(3月14日付)によると、トルコの占領下にあるバーブ市のシャイフ・ドゥーシャー・モスク前で爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発し、反体制武装集団の戦闘員1人が負傷した。

これに関して、人民防衛隊(YPG)に近いオリーブの怒り作戦司令室は声明を出し、武装集団戦闘員3人を殺害したと発表し、関与を認めた。

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オリーブの怒り作戦司令室はまた別の声明を出し、トルコの占領下にあるアアザーズ市で、トルコ諜報機関の教練を受けたマフムード・アブー・サティーフなる工作員を暗殺したと発表した。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(3月14日付)は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がアアザーズ市西に潜入を試みたが、反体制武装集団がこれを撃退したと伝えた。

AFP, March 14, 2019、ANHA, March 14, 2019、AP, March 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 14, 2019、al-Hayat, March 15, 2019、Reuters, March 14, 2019、SANA, March 14, 2019、UPI, March 14, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はシャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党とハマー県、イドリブ県、アレッポ県で交戦(2019年3月14日)

アレッポ県では、SANA(3月14日付)によると、シリア軍がアレッポ市南のザンマール町一帯を移動する反体制武装集団を砲撃した。

シリア軍はまたアレッポ市西のハーン・トゥーマーン村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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ハマー県では、SANA(3月14日付)によると、シリア軍がジャービリーヤ村、ウスマーン丘からシリア政府支配地域に潜入しようとしたトルキスタン・イスラーム党を撃退し、ハウワーシュ村、ラハーヤー村にある反体制武装集団の拠点を砲撃した。

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イドリブ県では、SANA(3月14日付)によると、シリア軍がハーッス村、マアッル・シャマーリーン村、ジャルジャナーズ町にあるシャーム解放機構などの拠点を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を16件(ハマー県8件、ラタキア県5件、アレッポ県4件、イドリブ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を38件(アレッポ県18件、ラタキア県9件、イドリブ県6件、ハマー県5件)を確認した。

AFP, March 14, 2019、ANHA, March 14, 2019、AP, March 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 14, 2019、al-Hayat, March 15, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 14, 2019、Reuters, March 14, 2019、SANA, March 14, 2019、UPI, March 14, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュ最後の支配地バーグーズ村でYPG主体のシリア民主軍の総攻撃続く(2019年3月13日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(3月13日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地であるバーグーズ村で、前日に引き続きダーイシュと激しく交戦した。

シリア民主軍はこの戦闘で、ヤズィード教徒の子供2人を救出することに成功した


また、ANHAは、ダーイシュの外国人戦闘員数十人が12日夜にシリア民主軍に投降したと伝え、その写真、映像を公開した。

一方、シリア民主軍広報センターは、バーグーズ村での過去24時間の戦闘で、ダーイシュ戦闘員43人を殲滅したと発表した。

AFP, March 13, 2019、ANHA, March 13, 2019、AP, March 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 13, 2019、al-Hayat, March 14, 2019、Reuters, March 13, 2019、SANA, March 13, 2019、UPI, March 13, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団がアレッポ県北部を砲撃し、住民1人とシリア軍兵士3人が負傷(2019年3月13日)

アレッポ県では、ANHA(3月13日付)によると、トルコの占領下にあるガンドゥーラ町近郊のキーマール村に展開するトルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、シーラーワー町近郊のズィヤーラ村を砲撃し、住民1人とシリア軍兵士3人が負傷した。

また、マーリア市に展開するトルコ軍と反体制武装集団はまた、タッル・リフアト市近郊のウンム・フーシュ村を砲撃した。

一方、北・東シリア自治局の支配下にあるマンビジュ市南部の街道では、仕掛けられていた爆弾が爆発した。

被害はなかった。

AFP, March 13, 2019、ANHA, March 13, 2019、AP, March 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 13, 2019、al-Hayat, March 14, 2019、Reuters, March 13, 2019、SANA, March 13, 2019、UPI, March 13, 2019などをもとに作成。

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ダルアー県でシリア政府と和解した反体制武装集団の元司令官が暗殺される(2019年3月13日)

ダルアー県では、ハウラーン自由人連合がフェイスブックのアカウントを通じて明らかにしたところによると、シリア政府との和解に応じた反体制武装集団(自由シリア軍ハウラーン大隊タウヒード師団)のナースィル・フサイン・アマーリー元司令官(アブー・ワスィーム)が、東ムライハ村とナーフタ町を結ぶ街道で、何者かの襲撃を受けて、死亡した。

アマーリー元司令官と一緒にいた娘も負傷した。AFP, March 13, 2019、ANHA, March 13, 2019、AP, March 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 13, 2019、al-Hayat, March 14, 2019、Reuters, March 13, 2019、SANA, March 13, 2019、UPI, March 13, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍はトルコと連携して、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市を精密爆撃、武器弾薬庫を破壊したほか、イドリブ県各所を爆撃、シリア軍もハマー県、アレッポ県各所を砲撃(2019年3月13日)

ロシア国防省は声明を出し、ロシア軍戦闘機が、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県の中心都市イドリブ市にある武器弾薬庫に対して精密爆撃を行ったと発表した。

声明は以下の通り:

「ロシア空軍戦闘機複数が、3月13日、トルコ側と連携し、イドリブ市内にあるシャーム解放機構の武器弾薬庫に対して精密爆撃を行った…。複数のチャンネルを通じて確認した情報によると、武装集団は直前にこの武器弾薬庫に多数の無人航空機を搬入していた。テロリストはこれらを(シリア駐留ロシア軍の司令部があるラタキア県の)フマイミーム航空基地への攻撃に使用することを計画していた」。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月13日付)によると、イドリブ市への爆撃で住民9人が死亡、30人以上が負傷した。

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一方、イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月13日付)やANHA(3月13日付)によると、ロシア軍はタマーニア町を白リン弾を使用して爆撃した。
また、ドゥラル・シャーミーヤによると、ロシア軍はまた、カフルアミーム村にある避難民キャンプを爆撃し、女性2人が死亡、20人が負傷した。

負傷者のほとんどは子供だという。
ロシア軍はさらに、イドリブ市西部のイドリブ中央刑務所を爆撃し、受刑者を含む数十人が死傷、多数の受刑者が脱走した。

ANHAは、シャーム解放機構がアレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路、アレッポ市とハマー市を結ぶM5高速道路一帯地域へのロシア軍憲兵隊の展開を拒否したことを受けて、爆撃が実施されたと伝えた。

これに対して、これらの爆撃に関して、シャーム解放機構の広報部門の責任者だというイマードッディーン・ムジャーヒド氏は報道向け声明を出し、シャーム解放機構の治安部隊が12日にシリア駐留ロシア軍の本部があるラタキア県のフマイミーム航空基地に所属するシリア諜報機関の細胞を摘発したと発表したことへの報復だとの見方を示した。

この細胞は2月18日のイドリブ市内での連続爆破事件に関与していたのだという。

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ハマー県では、SANA(3月13日付)によると、シリア軍がイドリブ県のマアッラト・ハルマ村、フワイン村、ザルズール村一帯からシリア政府支配地域に潜入しようとした反体制武装集団を砲撃、これを撃退した。

また、ANHA(3月13日付)によると、シリア軍がマサースィナ村を砲撃し、シャーム解放機構と交戦した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月13日付)によると、シリア軍がアレッポ市北部のフライターン市、アナダーン市、ハイヤーン町、カフルハムラ村、マンスーラ村を砲撃、フライターン市近郊のアジア製薬工場などが被弾した。

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ラタキア県では、SANA(3月13日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾1発がラタキア市クナイニス地区の住居を直撃し、住民1人が負傷し、建物に被害が出た。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を17件(アレッポ県4件、イドリブ県4件、ラタキア県5件、ハマー県4件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を23件(アレッポ県9件、イドリブ県6件、ラタキア県5件、ハマー県3件)を確認した。

AFP, March 13, 2019、ANHA, March 13, 2019、AP, March 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 13, 2019、al-Hayat, March 14, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 13, 2019、Reuters, March 13, 2019、RT, March 13, 2019、SANA, March 13, 2019、UPI, March 13, 2019などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるバーブ市のセンター交差点で、爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発(2019年3月12日)

アレッポ県では、ANHA(3月12日付)によると、トルコの占領下にあるバーブ市のセンター交差点で、爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(3月12日付)によると、トルコの庇護を受ける国民軍の総合治安部隊がバーブ市とガンドゥーラ町でオートバイに仕掛けられていた爆弾を撤去した。

このほか、バーブ市近郊のブーガーズ村では、トルコの支援を受ける反体制武装集団が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するバーブ軍事評議会の拠点が攻撃を受け、バーブ軍事評議会が応戦した。

AFP, March 12, 2019、ANHA, March 12, 2019、AP, March 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2019、al-Hayat, March 13, 2019、Reuters, March 12, 2019、SANA, March 12, 2019、UPI, March 12, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュ最後の支配地バーグーズ市に対するYPG主体のシリア民主軍の攻撃続く(2019年3月12日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(3月12日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地であるバーグーズ村に対する総攻撃を続け、各地でダーイシュと交戦した。

また、同地に留まっていたダーイシュ戦闘員が新たにシリア民主軍に投降した。

シャーム解放機構などからなる反体制派がアレッポ市を砲撃、ハマー県のシリア軍拠点を特攻攻撃、対するシリア軍はハマー県、イドリブ県を爆撃・砲撃(2019年3月12日)

アレッポ県では、SANA(3月12日付)によると、アレッポ市ザフラー地区、ムーカーンブー地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、住民1人が死亡、3人が負傷した。


また、ANHA(3月12日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、シリア軍はこの砲撃に対して、シャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下にあるハイヤーン町、カフルハムラ村、フライターン市を砲撃した。

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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月12日付)によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構のアサーイブ・ハムラー(赤鉢巻)がムハルダ市近郊のシーザル、村のシリア軍拠点に対して特攻自爆(インギマースィー)攻撃を敢行し、シリア軍兵士数十人が死傷した。

これに関して、SANA(3月12日付)は、反体制武装集団がムハルダ市近郊にあるシリア軍拠点に対して2回にわたり自爆攻撃を試み、シリア軍がこれを迎撃したと伝えた。

一方、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属は明示せず)がイドリブ県南部および西部から同北部を旋回し、カフルズィーター市を爆撃した。

またシリア軍が、マアルカバ村、ブワイダ村、ラターミナ町を砲撃した。

これに対して、SANA(3月12日付)はシリア軍が、ジャディーダ村一帯のシリア軍拠点を攻撃したシャーム解放機構と交戦したと伝えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタウィール・ハリーブ村県東部の放棄された大隊基地などを砲撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月12日付)によると、フバイト村へのクラスター弾による攻撃で女性1人が死亡、2人が負傷した。

このクラスター弾はハマー県北部のロシア軍の基地から発射されたという。

また、県東部に展開するシリア軍もサルミーン市に向けてクラスター弾を発射し、住民1人が負傷したという。

このほか、前日のシリア軍の砲撃で負傷した住民1人が死亡した。

一方、SANA(3月12日付)によると、シリア軍がフバイト村一帯に潜入しようとしたシャーム解放機構に対して砲撃を加えた。

シリア軍はまた、アービディーン村の灌木地帯にあるシャーム解放機構の基地を砲撃した。

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ラタキア県では、新興のアル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構が主導する「信者を煽れ」作戦司令室が、声明を出し、離反したシリア軍兵士1人を受け入れたことを明らかにした。

声明では「2019年3月12日朝、ラタキア県郊外のトルコマン山のヌサイリー軍1人の離反が保証された」と発表した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(アレッポ県3件、イドリブ県3件、ラタキア県3件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を28件(イドリブ県11件、アレッポ県4件、ラタキア県3件、ハマー県10件)を確認した。

AFP, March 12, 2019、ANHA, March 12, 2019、AP, March 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2019、al-Hayat, March 13, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 12, 2019、Reuters, March 12, 2019、SANA, March 12, 2019、UPI, March 12, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダーイシュ最後の拠点バーグーズ村を爆撃、YPG主体のシリア民主軍の総攻撃続く(2019年3月11日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(3月11日付)によると、10日晩からダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地バーグーズ村で再開された人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による総攻撃は、11日早朝まで続き、ダーイシュとの間で激しい戦闘が行われた。

シリア民主軍は11日に入っても、攻撃を続け、バーグーズ村内のダーイシュ最大の武器弾薬庫を破壊した。

これに対して、ダーイシュのスリーパー・セルは、ブサイラ市でシリア民主軍を襲撃し、1人が死亡、1人が負傷した。

戦闘激化を受けて、ダーイシュの戦闘員とその家族数十人がシリア民主軍に投降した。

また、米主導の有志連合が11日夜、バーグーズ村に対する爆撃を実施した。

この爆撃に関して、SANA(3月11日付)は、複数の住民の話として、住民50人が死亡、数十人が負傷したと伝えた。

犠牲者のほとんどは女性と子供だという。

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なお、シリア民主軍の広報センターによると、バーグーズ村での11日の戦闘で、シリア民主軍はダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員38人を殲滅した。

シリア民主軍側は3人が戦死、10人が負傷したという。

ANHA(3月12日付)が伝えた。

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このほか、一方、ダイル・ザウル24(3月11日付)は、シリア民主軍が9日、バーグーズ村で女性1人とその子供たち多数を処刑、その画像がシリア民主軍のメンバーによって公開されたと伝えた。

 

AFP, March 11, 2019、ANHA, March 11, 2019、March 12, 2019、AP, March 11, 2019、Dayr al-Zawr 24, March 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 11, 2019、al-Hayat, March 12, 2019、Reuters, March 11, 2019、SANA, March 11, 2019、UPI, March 11, 2019などをもとに作成。

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アレッポ県北部でシリア民主軍所属のバーブ軍事評議会とトルコの支援を受ける武装集団が砲撃戦(2019年3月11日)

アレッポ県では、ANHA(3月11日付)によると、トルコの支援を受ける反体制武装集団が、ブワイヒジュ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するバーブ軍事評議会の拠点を砲撃、バーブ軍事評議会が応戦した。

AFP, March 11, 2019、ANHA, March 11, 2019、AP, March 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 11, 2019、al-Hayat, March 12, 2019、Reuters, March 11, 2019、SANA, March 11, 2019、UPI, March 11, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県、イドリブ県、ラタキア県でシャーム解放機構などと交戦(2019年3月11日)

ハマー県では、SANA(3月11日付)によると、ハーン・シャイフーン市、タッル・マンス村で活動を続けるシャーム解放機構がシリア政府支配地域を砲撃、シリア軍が同地にあるシャーム解放機構の拠点や陣地を砲撃して、応戦した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフルズィーター市を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市、タマーニア町、ナージヤ村、ビダーマー町、ジャルジャナーズ町、スカイク村、ウンム・ハラーヒール村、フワイン村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がクルド山、タルディーン村、ハッダーダ村を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団もアブー・アスアド丘のシリア軍拠点を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を21件(アレッポ県7件、ラタキア県5件、イドリブ県6件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を22件(ラタキア県7件、イドリブ県7件、ハマー県8件)を確認した。

AFP, March 11, 2019、ANHA, March 11, 2019、AP, March 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 11, 2019、al-Hayat, March 12, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 11, 2019、Reuters, March 11, 2019、SANA, March 11, 2019、UPI, March 11, 2019などをもとに作成。

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ダルアー市でハーフィズ・アサド前大統領の像再建に反対するデモが発生、像再建を支持するデモは何者かの発砲を受け中止に(2019年3月10日)

ダルアー県では、ハウラーン自由人連合がフェイスブックのアカウントを通じて発表したところによると、ダルアー市各所で抗議デモが発生した。

デモは、ダルアー市内にハーフィズ・アサド前大統領の像が再建されたことに抗議するもので、デモ参加者は、イドリブ県との連帯、イドリブ県の反体制派支配地域に対する砲撃反対、逮捕者釈放などを訴えた。

ドゥラル・シャーミーヤはまた、インターネットを通じて、デモ参加者数百人が体制打倒などを訴える様子を撮影した映像を公開した。

https://youtu.be/07hyAjNDhP0


ハーフィズ・アサド前大統領の像は、2011年の抗議デモに際して、デモ参加者によって破壊されていた。

ハウラーン自由人連合によると、ダルアー市ではまた、バアス党員の呼びかけにより、鉄道駅地区(マハッタ地区)でシリア政府を支持する行進も行われたが、何者かの発砲を受けた。

行進は、ハーフィズ・アサド前大統領の像再建を歓迎するためのものだったが、発砲を受け中止された。

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スワイダー県では、スワイダー24(3月10日付)によると、スワイダー市東のザフル・ジャバル検問所を通行しようとした若者1人がシリア軍兵士に射殺されたことへの報復として、若者の家族や地元の武装集団がこの検問所を迫撃砲などで攻撃した。

AFP, March 10, 2019、ANHA, March 10, 2019、AP, March 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2019、al-Hayat, March 11, 2019、HoranFreeMedia, March 10, 2019、Reuters, March 10, 2019、SANA, March 10, 2019、Suwayda 24, March 10, 2019、UPI, March 10, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュ最後の支配地バーグーズ村への攻撃を再開(2019年3月10日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(3月10日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が10日18時00分、ダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地であるバーグーズ村に対する攻撃を再開した。

シリア民主軍は、バーグーズ村に留まっていた住民、ダーイシュ戦闘員とその家族の退去・投降を促すため、一時攻撃を停止していた。

攻撃再開を受け、シリア民主軍はバーグーズ村を四方から攻撃、ダーイシュと激しく交戦した。

AFP, March 10, 2019、ANHA, March 10, 2019、AP, March 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2019、al-Hayat, March 11, 2019、Reuters, March 10, 2019、SANA, March 10, 2019、UPI, March 10, 2019などをもとに作成。

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