シリア軍はダーイシュとの戦闘の末、ダマスカス郊外県南東部サファー丘山頂部分を制圧(2018年11月17日)

ダマスカス郊外県では、SANA(11月17日付)、スワイダー24(11月17日付)によると、スワイダー県東部に隣接するサファー丘の岩石砂漠地帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)への攻撃を続け、サファー丘山頂部分を制圧した。

al-Durar al-Shamiya, November 17, 2018

AFP, November 17, 2018、ANHA, November 17, 2018、AP, November 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2018、al-Hayat, November 18, 2018、Reuters, November 17, 2018、SANA, November 17, 2018、Suwayda 24, November 17, 2018、UPI, November 17, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍はロジャヴァ支配下のラッカ県タッル・アブヤド市を攻撃(2018年11月17日)

ラッカ県では、ANHA(11月17日付)によると、トルコ軍が西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の支配下にあるタッル・アブヤド市を中火器で攻撃した。

AFP, November 17, 2018、ANHA, November 17, 2018、AP, November 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2018、al-Hayat, November 18, 2018、Reuters, November 17, 2018、SANA, November 17, 2018、UPI, November 17, 2018などをもとに作成。

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サファー丘でのダーイシュとの戦闘で第5軍団に従軍する元反体制武装集団戦闘員5人が死亡(2018年11月16日)

ダマスカス郊外県では、スワイダー24(11月16日付)によると、シリア軍第5軍団がスワイダー県東部に隣接するサファー丘の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)と戦闘を続けた。

この戦闘で第5軍団に従軍している元反体制武装集団戦闘員5人が死亡したという。

AFP, November 16, 2018、ANHA, November 16, 2018、AP, November 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2018、al-Hayat, November 17, 2018、Reuters, November 16, 2018、SANA, November 16, 2018、Suwayda 24, November 16, 2018、UPI, November 16, 2018などをもとに作成。

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新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構とイッザ軍がハマー県、ラタキア県のシリア軍拠点を攻撃(2018年11月16日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月16日付)によると、新興のアル=カーイダ系組織フラース・ディーン機構が主導する「信者を煽れ」作戦司令室が、県北部のサルマーニーヤ村一帯およびフールー村一帯のシリア軍拠点を攻撃した。

攻撃は、特攻自爆戦闘員(インギマースィー)によって行われ、武器、弾薬を捕獲したのち撤退したという。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表も、新興のアル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構が、非武装地帯の南側に面する県北部のシリア政府支配地域内のシリア軍拠点を攻撃し、シリア軍と交戦し、シリア軍兵士および親政権民兵の戦闘員9人が死亡、フッラース・ディーン機構の戦闘員5人が死亡したと発表した。

一方、SANA(11月16日付)は、シリア軍が、サルマーニーヤ村一帯に潜入しようとした反体制武装集団と交戦、これを撃退した、と伝えた。

この戦闘で、反体制武装集団の戦闘員複数が死傷、シリア軍側にも負傷者が出たという。

また、SANAによると、イッザ大隊(イッザ軍)は、同地のシリア軍拠点を重火器・中火器で砲撃、シリア軍がこれに応戦した。

イッザ大隊はこのほかにも、ムーリク市一帯のシリア軍拠点に対して発砲を行い、シリア軍が応戦した。

SANA, November 16, 2018

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ラタキア県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月16日付)によると、新興のフッラース・ディーン機構が主導する「信者を煽れ」作戦司令室が、クルド山のカトフ・ハッスーン地区、ブルカーン丘一帯のシリア軍拠点を攻撃し、兵士18人を殺害した。

al-Durar al-Shamiya, November 16, 2018

AFP, November 16, 2018、ANHA, November 16, 2018、AP, November 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2018、al-Hayat, November 17, 2018、Reuters, November 16, 2018、SANA, November 16, 2018、UPI, November 16, 2018などをもとに作成。

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トルコ日刊紙:PYDは学校でのアラビア語の使用、ヒジャーブ着用を禁止(2018年11月15日)

トルコ日刊紙『イェニ・シャファク』(11月15日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)や人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会を主導する民主統一党(PYD)が、支配地域内の学校でのアラビア語使用を禁じるとともに、生徒に征服の着用を義務づけ、女子生徒にはヒジャーブの着用を禁止する告示を発したと伝えた。

AFP, November 15, 2018、ANHA, November 15, 2018、AP, November 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2018、al-Hayat, November 16, 2018、Reuters, November 15, 2018、SANA, November 15, 2018、UPI, November 15, 2018、Yeni Safak, November 15, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合がダイル・ザウル県南東部を爆撃し住民多数が死亡(2018年11月15日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月15日付)によると、米主導の有志連合が県南東部のブーバドラーン村、スーサ町の住宅街を爆撃し、住民23人が死亡した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(11月15日付)も、有志連合が上バーグーズ村を爆撃し、住民18人(うち子供13人、女性4人)が死亡したと発表した。

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月15日付)によると、スワイダー県東部に隣接するサファー丘一帯の岩石砂漠地帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

AFP, November 15, 2018、ANHA, November 15, 2018、AP, November 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2018、al-Hayat, November 16, 2018、Reuters, November 15, 2018、SANA, November 15, 2018、UPI, November 15, 2018などをもとに作成。

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シリア軍とイッザ軍がハマー県で交戦(2018年11月15日)

ハマー県では、SANA(11月15日付)によると、ラターミナ町方面からザッリーン村一帯に潜入しようとしたイッザ大隊(イッザ軍)をシリア軍げ撃退した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月16日付)によると、「人民抵抗」を名のる反体制武装集団が、ジャースィム市のシリア軍拠点に手榴弾を投げ込み、兵士1人が死亡した。

AFP, November 15, 2018、ANHA, November 15, 2018、AP, November 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2018、November 16, 2018、al-Hayat, November 16, 2018、Reuters, November 15, 2018、SANA, November 15, 2018、UPI, November 15, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュの司令官1人をラッカ市で拘束(2018年11月14日)

ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターによると、シリア民主軍がラッカ市で、バシール・フワイディー氏暗殺に関与したと思われるダーイシュ(イスラーム国)の司令官1人を拘束した。

ANHA(11月14日付)が伝えた。

AFP, November 14, 2018、ANHA, November 14, 2018、AP, November 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2018、al-Hayat, November 15, 2018、Reuters, November 14, 2018、SANA, November 14, 2018、UPI, November 14, 2018などをもとに作成。

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ハマー県でシリア軍と反体制武装集団が交戦(2018年11月14日)

ハマー県では、SANA(11月14日付)によると、シリア軍が、雨天に乗じてラターミナ町からハマー市北部のシリア軍拠点複数カ所に潜入しようとした反体制武装集団を撃退した。

AFP, November 14, 2018、ANHA, November 14, 2018、AP, November 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2018、al-Hayat, November 15, 2018、Reuters, November 14, 2018、SANA, November 14, 2018、UPI, November 14, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構はイドリブ県東部でダーイシュ・メンバー12人を拘束(2018年11月13日)

イドリブ県では、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構に近いイバー・ネット(11月13日付)によると、シャーム解放機構の治安部隊が県東部で9日、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー12人を拘束、彼らが仕掛けた爆発物の撤去・押収作業を行った。

Shabaka al-Iba’ al-Ikhbariya, November 13, 2018

AFP, November 13, 2018、ANHA, November 13, 2018、AP, November 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2018、al-Hayat, November 13, 2018、Reuters, November 13, 2018、SANA, November 13, 2018、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, November 13, 2018、UPI, November 13, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はアル=カーイダ(シャーム解放機構)やイッザ軍とハマー県、イドリブ県で交戦(2018年11月13日)

ハマー県では、SANA(11月13日付)によると、ブライディージュ村の軍事基地一帯に展開するシリア軍がジャナービラ村一帯から潜入を試みた反体制武装集団に対して砲撃を加え、複数の戦闘員を殺傷した。

シリア軍はまた、タッル・サフル村一帯で活動を続けるイッザ大隊(イッザ軍)を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷した。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(11月13日付)は、ブライディージュ村の軍事基地一帯に展開するシリア軍部隊が、シリア政府支配地域と反体制派支配地域の境界地帯で地雷・爆発物を撤去するため進軍を試みたが、進軍直後に地雷に触れ、多数の兵士が死傷、撤退したと伝えた。

SANA, November 13, 2018

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月13日付)がシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構からの情報として伝えたところによると、タッル・トゥーカーン村に進軍を試みたシリア軍部隊をシャーム解放機構が迎撃し、兵士10人を殺害した。

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ヒムス県では、SANA(11月13日付)によると、ヒムス市ザフラー地区で、セルヴィス内に持ち込まれた手榴弾が誤って爆発し、乗客6人が負傷した。

AFP, November 13, 2018、ANHA, November 13, 2018、AP, November 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2018、al-Hayat, November 13, 2018、Reuters, November 13, 2018、SANA, November 13, 2018、UPI, November 13, 2018などをもとに作成。

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シリア国民連合傘下の暫定内閣は「アッラーの他に神なし、ムハンマドはアッラーの使徒なり」と書かれた新たな革命旗を拒否(2018年11月12日)

シリア革命反体制勢力国民連立の傘下にある暫定内閣は声明を出し、シリア革命旗を委任統治シリアの国旗から「アッラーの他に神なし、ムハンマドはアッラーの使徒なり」と書かれた新たな旗に変更するとしたシリア総会設置評議会の決定に関して、これまでの旗が「愛国的・革命的シンボルであり…、文民、軍事革命諸勢力すべてがこれに同意している」と反論、受け入れない意向を示した。

al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018
al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合はYPG主体のシリア民主軍に対しユーフラテス川以東地域でオジャラン氏の写真を撤去するよう要請(2018年11月12日)

スマート・ニュース(11月12日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍内の消息筋の話として、米主導の有志連合が、シリア北東部のユーフラテス川以東地域で、クルディスタン労働者党(PKK)の指導者アブドゥッラ・オジャラン氏の写真、PKK、YPGなどの旗を撤去し、同地に対する軍事組織の支配を自治組織(ロジャヴァや民政評議会など)の支配に移行するよう要請している、と伝えた。

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、SMART News, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構はイドリブ県での軍事作成開始の準備を完了したと発表(2018年11月12日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構(防衛科軍事部門)は声明を出し、イドリブ県の緊張緩和地帯で活動を続ける同組織の全部門が軍事作戦開始の準備を完了したと発表した。

al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタマーニア町、ジャルジャナーズ町、スカイク村、フワイン村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のアレッポ市ハムダーニーヤ地区に迫撃砲弾複数発が着弾した。

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン市で拘束された東グータ地方のメディア活動家が同地の武装集団から拷問を受ける(2018年11月12日)

ドゥラル・シャーミーヤ(11月12日付)は、トルコの実質占領下にあるアレッポ県のアフリーン市で、ダマスカス郊外県東グータ地方から武装集団とともに退去していたメディア活動家のビラール・サルユール氏が市内で撮影中に国民軍に所属するスルターン・ムラード師団によって拘束された事件に関して、3日にわたる拘束中に同氏が拷問を受けていたと伝え、その写真を転載した。

 

al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018
al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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ロジャヴァ傘下のダイル・ザウル文民評議会は学校での女子生徒のニカーブ着用を禁止(2018年11月12日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会の傘下で自治を行っているダイル・ザウル民政評議会は、ダイル・ザウル県内の支配地域における学校での女子生徒のニカーブ着用に関して、これを認めないとする決定を下したと告示した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月12日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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シリア軍は政府との和解に応じたファッルージャ・ハウラーン師団司令官を拘束(2018年11月12日)

ダマスカス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月12日付)によると、シリア軍が、シリア政府との和解に応じたダルアー県の反体制武装集団の一つファッルージャ・ハウラーン師団のスライマーン・カッダーフ司令官を拘束した。

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県のジャラーブルス市で車が爆発(2018年11月12日)

アレッポ県では、ANHA(11月12日付)によると、トルコの占領下にあるユーフラテス川沿いのジャラーブルス市内で、トルコの支援を受ける反体制武装集団の憲兵隊の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、9人が負傷した。

負傷した9人が戦闘員なのか、民間人なのかは不明だという。

https://youtu.be/7nx-QHyVZAM

Youtube, November 12, 2018

AFP, November 12, 2018、ANHA, November 12, 2018、AP, November 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 12, 2018、SANA, November 12, 2018、UPI, November 12, 2018などをもとに作成。

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シリア総会設置評議会はシリア革命旗を委任統治時代のシリア国旗から「アッラーの他に神なし、ムハンマドはアッラーの使徒なり」と書かれた新デザインに変更(2018年11月11日)

シリア総会設置評議会が声明を出し、シリア革命の旗を変更すると発表した。

シリア革命をめざす活動家は、緑、白、黒の3色に赤い星3つを配したフランス委任統治時代のシリア国旗を使用していたが、この決定により、シリア革命の公式旗は緑、白、黒の3色に赤字で「アッラーの他に神なし、ムハンマドはアッラーの使徒なり」を配したものに変更されたという。

シリア総会設置評議会の公式サイト(https://www.sygfc.net/)によると、同評議会は「研究者や革命家のチームのイニシアチブによって発足」した組織で、抑圧体制の打倒を通じてシリア革命の諸目的を実現することをめざしているという。

メンバーには、自由シリア軍の創設者であるリヤード・アスアド大佐などがおり、トルコで活動している。

al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018
al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018

AFP, November 11, 2018、ANHA, November 11, 2018、AP, November 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 11, 2018、SANA, November 11, 2018、UPI, November 11, 2018などをもとに作成。

 

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軍事情報局はシリア政府と和解した元武装集団に軽火器の引き渡しを要求(2018年11月11日)

ダルアー県では、ザマーン・ワスル(11月11日付)によると、軍事情報局のダルアー支部長のルワイユ・アリー准将が、シリア政府との和解に応じたムウタッズ・ビッラー旅団に対して、48時間以内に所持している軽火器を引き渡すよう最期通告を出した。

AFP, November 11, 2018、ANHA, November 11, 2018、AP, November 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 11, 2018、SANA, November 11, 2018、UPI, November 11, 2018、Zaman al-Wasl, November 11, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍は、トルコの侵攻を受けて中止していたダイル・ザウル県でのダーイシュに対する「テロ駆逐の戦い」を再開すると発表(2018年11月11日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、トルコ軍のシリア北東部への攻撃激化を受けて10月31日に中止していたダイル・ザウル県でのダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロ駆逐の戦い」を再開すると発表した。

ANHA(11月11日付)が伝えた。

AFP, November 11, 2018、ANHA, November 11, 2018、AP, November 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 11, 2018、SANA, November 11, 2018、UPI, November 11, 2018などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける反体制武装集団とYPG主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会が交戦(2018年11月11日)

アレッポ県では、ANHA(11月11日付)によると、マンビジュ市一帯の西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の支配地域とジャラーブルス市一帯のトルコ占領地域の境界に位置するサージュール川河畔地域で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下で活動するマンビジュ軍事評議会が、10日深夜にロジャヴァ支配地域に潜入しようとした反体制武装集団と交戦し、これを撃退した。

戦闘は11日早朝まで続き、アウン村やムフスィンリー村の民家にも被害が及び、住民2人が巻き添えとなって負傷した。

AFP, November 11, 2018、ANHA, November 11, 2018、AP, November 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 11, 2018、SANA, November 11, 2018、UPI, November 11, 2018などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける東部自由人連合がアフリーン郡のアラウィー派聖者廟を略奪・破壊(2018年11月11日)

ANHA(11月11日付)は、トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン郡のムバーター村にあるアラウィー派の聖者廟が、トルコの支援を受ける東部自由人連合によって略奪、破壊されたと伝え、その映像(https://youtu.be/54nBH0ygqXI)を公開した。

この聖者廟は160年以上前に作られたもので、アフリーン郡には今回破壊された聖者廟以外にも数十の廟があり、アラウィー派宗徒の巡礼地となっているという。

https://youtu.be/54nBH0ygqXI

AFP, November 11, 2018、ANHA, November 11, 2018、AP, November 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 11, 2018、SANA, November 11, 2018、UPI, November 11, 2018などをもとに作成。

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ハマー県でシリア軍がシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルキスタン・イスラーム党と交戦(2018年11月11日)

ハマー県では、SANA(11月11日付)によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と中国新疆ウィグル自治区がムーリク市、タッル・サフル村、ラターミナ町、マアルカバ村一帯に侵攻し、シリア軍拠点を攻撃した。

これに対してシリア軍が応戦し、潜入した戦闘員を撃退した。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月11日付)によると、トルコとの国境に位置するアティマ村の学校で爆発が起きた。

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構のアティマ村評議会の治安部門責任者であるアブー・シャーディー・サーリフ氏によると、地元の青年が爆発物らしきものを発見、現場に駆けつけた関係当局の指示に従って、壁に投げつけことで爆発したという。

al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018

AFP, November 11, 2018、ANHA, November 11, 2018、AP, November 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 11, 2018、SANA, November 11, 2018、UPI, November 11, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュはYPG主導の民主軍メンバー10人を焼き殺す、シリア民主軍も報復としてダーイシュ・メンバー10人を処刑(2018年11月10日)

「ラッカは沈黙によって惨殺される」(11月10日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ県の住民10人を焼き殺したことへの報復として、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、ラッカ県出身のダーイシュ・メンバー10人を処刑した。

ダーイシュが焼き殺した10人のほとんどは、ラッカ市東のカラーマ村出身で、シリア民主軍に徴兵されたが、ダーイシュに捕捉されていた。

AFP, November 10, 2018、ANHA, November 10, 2018、AP, November 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2018、al-Hayat, November 10, 2018、Raqqa-sl, November 10, 2018、Reuters, November 10, 2018、SANA, November 10, 2018、UPI, November 10, 2018などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける反体制武装集団がマンビジュ市(アレッポ県)北東で住民に発砲(2018年11月10日)

アレッポ県では、ANHA(11月10日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)支配地域とトルコの実質占領地域が接するマンビジュ市北東のハムラーン村で、オリーブの実を収穫していた住民がトルコの支援を受ける反体制武装集団の発砲を受けた。

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ラッカ県では、ANHA(11月10日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の支配下にあるスルーク町で、爆弾が爆発した。

ANHA, November 10, 2018

AFP, November 10, 2018、ANHA, November 10, 2018、AP, November 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2018、al-Hayat, November 10, 2018、Reuters, November 10, 2018、SANA, November 10, 2018、UPI, November 10, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュはサファー丘(ダマスカス郊外県)でシリア軍と交戦、シャーム解放機構はイドリブ県でダーイシュ・メンバーを拘束(2018年11月10日)

ダマスカス郊外県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(11月10日付)によると、スワイダー県東部に隣接するサファー丘でダーイシュとシリア軍が交戦、シリア軍兵士10人が死亡した。

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イドリブ県では、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構に近いイバー・ネット(11月10日付)によると、シャーム解放機構の治安部隊が、タッル・マンス村でダーイシュ(イスラーム国)のメンバー12人を拘束した。

AFP, November 10, 2018、ANHA, November 10, 2018、AP, November 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2018、al-Hayat, November 10, 2018、Reuters, November 10, 2018、SANA, November 10, 2018、UPI, November 10, 2018などをもとに作成。

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ハマー県北部でシリアのアル=カーイダのシャーム解放機構がイッザ軍に対する攻撃への報復としてシリア軍拠点を攻撃、兵士多数を殺害。シリア人権監視団はシリア軍の停戦違反を示唆するも、トルコは停戦違反を報告せず(2018年11月10日)

ハマー県では、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構に近いイバー・ネット(11月10日付)によると、10日のシリア軍によるイッザ軍拠点攻撃への報復として、シャーム解放機構のアサーイブ・ハムラー部隊が県北部のタラービーア村にあるシリア軍の作戦司令室を攻撃し、兵士20人以上を殺害した。

SANA(11月10日付)も、ハスラーヤー村で活動を続ける反体制武装集団が、タッル・ミルフ村一帯に潜入し、シリア軍拠点を攻撃し、シリア軍は武装集団を撃退したが、兵士数人が死傷したと伝えた。

ロシア国防省の発表によると、シリア軍兵士6人が死亡、5人が負傷した。

この戦闘に関して、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、AFP(11月10日付)に対して、非武装地帯近郊、すなわち同地帯に隣接する反体制派支配地域(緊張緩和地帯)で戦闘が発生し、シリア軍少なくとも8人がシャーム解放機構によって殺害されたと述べ、シリア軍側の停戦違反を示唆した。

だが、ロシア国防省によると、ロシア・トルコ停戦監視委員会のトルコ側監督チームからの緊張緩和地帯での停戦違反についての報告はない。

一方、SANAによると、シリア軍はまた、ザッリーン村およびズラーキーヤート村一帯でイッザ大隊(イッザ軍)との戦闘を続けた。

SANA, November 10, 2018

AFP, November 10, 2018、ANHA, November 10, 2018、AP, November 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2018、al-Hayat, November 10, 2018、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 10, 2018、Reuters, November 10, 2018、SANA, November 10, 2018、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, November 10, 2018、UPI, November 10, 2018などをもとに作成。

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シリア人権監視団のアブドゥッラフマーン代表は「イラン・イスラーム革命防衛隊とシリア諜報機関が10万4000人の拘置者・逮捕者を殺害した」と喧伝(2018年11月9日)

英国で活動する反体制組織のシリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、アラビーヤ・チャンネル(11月9日付)に対して、政権内部から得た情報だとして、シリア軍およびムハーバラート(諜報機関)所轄の拘置所・刑務所で10万4000人の拘置者・逮捕者が死亡したと述べた。

アブドゥッラフマーン代表は、「政権内部から得た情報」の詳細については明らかにしなかったが、死亡した拘置者・逮捕者の約83%が2013年3月から2015年10月にかけて死亡し、30万人がダマスカス郊外県のサイドナーヤー刑務所で収監されていたという。

シリアの拘置所・刑務所は、イラン・イスラーム革命防衛隊とシリアのムハーバラートによって監視され、両組織が拘置者・逮捕者の殺害を黙認、サイドナーヤー刑務所では1日2~3人が病気や飢えで死亡していたのだという。

また、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領も、シリア政府に対する国際世論の批判を回避するために、こうした拘置所・刑務所を監督していたのだという。

アブドゥッラフマーン代表は、イラン・イスラーム革命防衛隊、ジャミール・ハサン少将を長とする空軍情報部をはじめとするムハーバラートの手によって10万4000人が殺されたと断じたうえで、現在も80万人あまりが各地の拘置所・刑務所に収監されており、政府は拘置者・逮捕者がすでに死亡したと、家族に対して伝えていたが、新たな軍事作戦のための条件として彼らの身柄を利用しようとしているのだという。

https://www.facebook.com/syriahro/videos/569806136790851/

syriahr.com, November 9, 2018

AFP, November 11, 2018、ANHA, November 11, 2018、AP, November 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2018、al-Hayat, November 12, 2018、Reuters, November 11, 2018、SANA, November 11, 2018、Syriahr.com, November 9, 2018、UPI, November 11, 2018などをもとに作成。

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トルコの庇護を受ける国民解放戦線を主導するシャーム自由人イスラーム運動、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構は、イッザ軍に対するシリア軍による攻撃に報復するとし臨戦態勢に(2018年11月9日)

トルコの庇護を受ける国民解放戦線に所属するアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動は、シリア軍、ないしはイラン・イスラーム革命防衛隊、ヒズブッラーによるハマー県ズラーキーヤート村一帯のイッザ軍拠点に対する攻撃を受けて声明を出し、「この攻撃が報復無しでは済まされないと誓約する」と表明した。

al-Durar al-Shamiya, November 9, 2018

またジャービル・アリー・バーシャー総司令官はテレグラムのアカウントを通じて、シリア北部で活動する反体制武装集団に対して、シリア軍との戦闘に備えるよう呼びかけた。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構も声明を出し、「殉教した者のために報復する」と宣言した。

al-Durar al-Shamiya, November 9, 2018

シャーム解放機構はまた、臨戦態勢をとるため、メンバーに対して動員令を発した。

al-Durar al-Shamiya, November 9, 2018

AFP, November 9, 2018、ANHA, November 9, 2018、AP, November 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2018、al-Hayat, November 9, 2018、Reuters, November 9, 2018、SANA, November 9, 2018、UPI, November 9, 2018などをもとに作成。

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