ダーイシュは砂嵐に乗じてYPG主体のシリア民主軍に制圧されていたスーサ町、上バーグーズ村などを奪還(2018年10月27日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月27日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による県北東部への攻勢で25~26日に制圧していたスーサ町、上バーグーズ村、ハジーン市一帯の複数カ所を、砂嵐に乗じて襲撃、奪還した。

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(10月28日付)によると、26、27日の戦闘でダーイシュはシリア民主軍の戦闘員40人以上(シリア人権監視団によると60人)を殺害し、スーサ町、上バーグーズ村を奪還した。

AFP, October 27, 2018、ANHA, October 27, 2018、AP, October 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018、Euphrates Post, October 28, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 27, 2018、SANA, October 27, 2018、UPI, October 27, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県を中心とする反体制派支配地域で「移行期統治委員会(設置を)、アサドの悪党打倒を」と銘打ったデモが行われる、金曜日の抗議デモはこれで9週連続(2018年10月26日)

反体制派系サイトのザマーン・ワスル(10月26日付)は、イドリブ県各所、アレッポ県東部、ハマー県北部の反体制派支配地域で金曜の集団礼拝後にデモが行われ、数万人が参加したと報じた。

デモが行われたのは、イドリブ県のイドリブ市、アリーハー市、マアッラト・ヌウマーン市、マアッラト・ミスリーン市、サラーキブ市、カフルナブル市、ムハムバル村、マアッラト・ハルマ村、ハーリム市、ハーン・シャイフーン市、サルキーン市、ジスル・シュグール市、カフル・ウワイド村、カフルサジュナ村、カンスフラ村、サルマダー市、サルミーン市、ダーナー市、アティマ村避難民キャンプ、マアッルシューリーン村、マストゥーマ村、ハマー県のカフルズィーター市、ラターミナ町、ジャーヌーディーヤ町、アレッポ県のアアザーズ市、バーブ市、アフリーン市、ダーラト・イッザ市、バータブー村、ラタキア県のナリラヤー村など70の市町村。

金曜日にデモが行われるのは、これで9週連続。

デモは、「移行期統治委員会(設置を)、アサドの悪党打倒を」と銘打たれ、体制打倒、革命継続、ソチ合意(ロシア・トルコ両政府による非武装地帯設置合意)拒否などが主唱された。

Zaman al-Wasl, October 26, 2018

AFP, October 27, 2018、ANHA, October 27, 2018、AP, October 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 27, 2018、SANA, October 27, 2018、UPI, October 27, 2018、Zaman al-Wasl, October 26, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県北部で活動する反体制派はシリア政府の身分証明書が無効になったと住民に布告(2018年10月26日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月26日付)によると、トルコ国境に近い県北部の反体制派の拠点都市であるアアザーズ市の地元評議会は、住民に対して、シリア政府発行の身分証明書を破棄し、新たな身分証明書を取得するよう求める布告を発した。

同評議会によると、シリア政府発行の身分証明書は反体制派支配地域(いわゆる「ユーフラテスの盾」作戦司令室所属組織支配地域)において無効で、新たな身分証明書を取得しなければ、学校、裁判所、警察などでの福祉サービスを受けられないという。

al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018

AFP, October 26, 2018、ANHA, October 26, 2018、AP, October 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018、al-Hayat, October 27, 2018、Reuters, October 26, 2018、SANA, October 26, 2018、UPI, October 26, 2018などをもとに作成。

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レバノンのマヤーディーン・チャンネルによると、イドリブ県の反体制派がホワイト・ヘルメットともに有毒ガスをイドリブ市近郊に移動させる(2018年10月26日)

レバノンのマヤーディーン・チャンネル(10月26日付)は、イドリブ県で活動する反体制武装集団が、ホワイト・ヘルメットとともにイドリブ市から同市近郊のヒルバト・アームード村に有毒物質を搬送したと伝えた。

AFP, October 26, 2018、ANHA, October 26, 2018、AP, October 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018、al-Hayat, October 27, 2018、Qanat al-Mayadin, October 26, 2018、Reuters, October 26, 2018、SANA, October 26, 2018、UPI, October 26, 2018などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県東部でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2018年10月26日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(10月26日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がハジーン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦した。

ANHA, October 26, 2018

AFP, October 26, 2018、ANHA, October 26, 2018、AP, October 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018、al-Hayat, October 27, 2018、Reuters, October 26, 2018、SANA, October 26, 2018、UPI, October 26, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県を、反体制派はアレッポ市を砲撃(2018年10月26日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月26日付)によると、シリア軍が県東部のラッファ村を砲撃し、女性3人と子供3人を含む7人が死亡した。

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アレッポ県では、SANA(10月26日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がアレッポ市を砲撃、ナイル通りに放談が着弾した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月26日付)によると、シリア政府との和解に応じたシリア革命家戦線の元司令官アフマド・ファッルーフ氏がサナマイン市でシリア軍に拘束された。

AFP, October 26, 2018、ANHA, October 26, 2018、AP, October 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018、al-Hayat, October 27, 2018、Reuters, October 26, 2018、SANA, October 26, 2018、UPI, October 26, 2018などをもとに作成。

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ヒムス県東部砂漠地帯でダーイシュがヒズブッラー戦闘員を要撃、5人を殺害(2018年10月25日)

ヒズブッラーは、ヒムス県東部の砂漠地帯で数日前に、ダーイシュ(イスラーム国)の要撃によって、ヒズブッラーの司令官の1人ジャミール・スカーフ氏(愛称ダニエル)を含むメンバー5人が殺害されたと発表した。

遺体は収容されたという。

『ハヤート』(10月26日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018

AFP, October 26, 2018、ANHA, October 26, 2018、AP, October 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 26, 2018、SANA, October 26, 2018、UPI, October 26, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県アフリーン郡の自由警察がトルコを批判した女性活動家を尋問(2018年10月25日)

ドゥラル・シャーミーヤ(10月25日付)は、トルコの実質占領下にあるアレッポ県アフリーン郡の自由警察が、ダマスカス県ヤルムーク・キャンプ地区から退去した女性活動家がトルコ政府を批判したとして尋問・追及したと伝えた。

追放されたのはナウワール・サッカールさん。

サッカールさんが発表した報道向け声明によると、アフリーン郡ジンディールス町の自由警察の隊員12人が、彼女が身を寄せていたダイル・バッルート村の避難民キャンプで強制捜査を行ったという。

サッカールさんはこのときキャンプに隠れて、身柄拘束を逃れたが、その後、ジンディールス町の自由警察に出頭したという。

出頭した際、対応したムハンマド・ナビール・サーリハ警部から、「トルコ政府に反対するよう人々を扇動し、フェイスブックにトルコを中傷する書き込みをした」容疑がかけられていると告げられたという。

al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018

AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県ムウダミーヤト・シャーム市の元反体制派戦闘員が召集され第4師団に配属される(2018年10月25日)

サウト・アースィマ(10月25日付)は、ダマスカス郊外県ムウダミーヤト・シャーム市で活動を続けてきた元反体制武装集団の戦闘員たちが、召集され、ギヤース・ダッラ准将指揮下の第4師団(マーヒル・アサド少将が実質司令官)に配属された、と伝えた。

第4師団に召集されたのは、ムウダミーヤト・シャーム市出身者約30人で、1週間の訓練を受けたのち、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構やトルキスタン・イスラーム党などが活動を続けるラタキア県北東部のクルド山に派遣されたという。

al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018

AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、Sawt al-‘Asima, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

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元イスラーム軍司令官がパレスチナ民兵の司令官として東グータ地方の若者を勧誘(2018年10月25日)

サウト・アースィマ(10月25日付)は、サウジアラビアの支援を受け今年春までダマスカス郊外県東グータ地方で活動していたイスラーム軍の元司令官が、パレスチナ人民兵組織のクドス旅団の司令官として、同地方の若者を勧誘していると伝えた。

東グータ地方の若者の勧誘を行っているのはアブー・ヤースィーン・マンドゥーを名のる人物で、クドス旅団の本拠地であるアレッポ市(ハンダラート・キャンプ)から数週間前に東グータ地方に入ったという。

複数の消息筋によると、マンドゥー氏が勧誘した若者はこれまでに50人にのぼり、彼らは、総合情報部が発効した捜査免除許可証と月収65,000シリア・ポンド(約130米ドル)を受け取っているという。

なお、クドス旅団は先週、新たに加入した戦闘員30人を地中海岸地域でシリア軍を支援するために派遣したという。

al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018

AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、Sawt al-‘Asima, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がダイル・ザウル県南東部でダーイシュとの戦闘を続ける(2018年10月25日)

ダイル・ザウル県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターが、上バーグーズ村一帯、ハジーン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘員37人を殺害した。

米主導の有志連合も同地を14回にわたって爆撃した。

ANHA(10月25日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、ダーイシュはハジーン市近郊の有志連合基地一帯のシリア民主軍拠点を攻撃したという。

AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がアレッポ市を砲撃(2018年10月25日)

アレッポ県では、SANA(10月25日付)によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構などからなる反体制武装集団がアレッポ市ザフラー協会地区一帯、裁判所一帯を砲撃した。

AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県で23日から交戦状態にあった国民解放戦線(シャームの鷹旅団)とシャーム解放機構が停戦合意(2018年10月24日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月24日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市東部一帯で23日から交戦状態に入っていた国民解放戦線(シャームの鷹旅団)とシャーム解放機構が停戦に合意した。

両者が交わした合意は、双方が拘束した逮捕者の釈放、検問所の撤去などを骨子としているという。

al-Durar al-Shamiya, October 24, 2018

AFP, October 24, 2018、ANHA, October 24, 2018、AP, October 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2018、al-Hayat, October 25, 2018、Reuters, October 24, 2018、SANA, October 24, 2018、UPI, October 24, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県北部でシリア軍と反体制武装集団が交戦(2018年10月24日)

アレッポ県では、ANHA(10月24日付)によると、アレッポ市内のマフラブ軍事基地に進駐しているシリア軍部隊が、トルコの支援を受ける反体制武装集団の支配下にあるカフルハムラ村一帯にロケット弾40発あまりを撃ち込み、激しい攻撃を加えた。

これに対して、反体制武装集団もアレッポ市内のラーシディーン地区などに砲撃を加えた。

SANA(10月24日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾は、アレッポ市内のサイフ・ダウラ地区、アアザミーヤ地区、アクラミーヤ地区に着弾、住民10人が負傷した。

https://youtu.be/b9ut2o7ujg0

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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月24日付)によると、シリア軍が非武装地帯に位置する県北部のサルマーニーヤ村一帯を砲撃した。

AFP, October 24, 2018、ANHA, October 24, 2018、AP, October 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2018、al-Hayat, October 25, 2018、Reuters, October 24, 2018、SANA, October 24, 2018、UPI, October 24, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がダイル・ザウル県南東部でダーイシュと激しく交戦、有志連合の爆撃で住民多数が死傷(2018年10月24日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(10月24日付)によると、「テロ駆逐の戦い」を続行する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ハジーン市一帯上バーグース村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦し、戦闘員51人を殲滅した。

また米主導の有志連合も18回の爆撃を実施した。

これに関して、SANA(10月24日付)は複数の住民筋の話として、米主導の有志連合がスーサ町およびその周辺を爆撃し、住民多数が死傷したと伝えた。

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一方、シリア民主軍の広報センターは声明を出し、国防総省がシリア民主軍に新たな武器支援を行う旨決定したと発表した。

声明によると、900台以上からなる貨物車輌が武器、弾薬、装備を積載し、イラク領内からハサカ県のスィーマルカー(フィーシュ・ハーブール)国境通行所を経由して、シリア民主軍支配地域に入ったという。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月24日付)が伝えた。

AFP, October 24, 2018、ANHA, October 24, 2018、AP, October 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2018、al-Hayat, October 25, 2018、Reuters, October 24, 2018、SANA, October 24, 2018、UPI, October 24, 2018などをもとに作成。

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シリアで反体制派に拘束されていたとされる日本人が解放される(2018年10月23日)

菅義偉官房長官は23日夜、緊急の記者会見を開き、2015年にシリアに不法入国し、反体制派に拘束されていたとされる安田純平氏と思われる男性が、トルコ南西部のアンタキア市の入館施設に保護されているとの情報が入ったことを明らかにした。

首相官邸のホームページによると記者会見での管官房長官の発言は以下の通り。

本日、日本時間19時40分頃、3年前にシリアで拘束された安田純平氏が、早ければ本日中に解放されるという情報が、カタール国からもたらされました。その後、日本時間21時頃、カタール国からの連絡として、安田純平氏が解放され、トルコ当局のアンタキヤの入管施設にいるとの情報がもたらされております。現在、トルコ当局等を通じて、人定関係を確認中でありますが、諸般の情報を総合すれば、安田純平氏本人である可能性が高いものと考えられ、その旨を安田氏の御夫人にもお伝えいたしました。なお、人定関係の確認には一定の時間を要する見込みであります。

Kyodo, February 18, 2015

首相官邸ホームページなどをもとに作成。

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イドリブ県でトルコの庇護を受ける国民解放戦線に所属するシャームの鷹旅団とシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が交戦、住民2人が死亡(2018年10月23日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月23日付)によると、トルコの庇護を受ける国民解放戦線に所属するシャームの鷹旅団とシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が、マアッラト・ヌウマーン市東部一帯で交戦し、住民2人が戦闘に巻き込まれて死亡、複数人が負傷した。

戦闘は、ジャルジャナーズ町とガドファ村を隔てる検問所の管理をめぐって発生したという。

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ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月23日付)によると、県北部(緊張緩和地帯第2ゾーン)に展開していたロシア軍憲兵隊の部隊が撤退した。

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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月23日付)によると、シリア軍が非武装地帯に含まれる県北部のラターミナ町、ザリーン村近郊の農地を砲撃した。

AFP, October 23, 2018、ANHA, October 23, 2018、AP, October 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2018、al-Hayat, October 24, 2018、Reuters, October 23, 2018、SANA, October 23, 2018、UPI, October 23, 2018などをもとに作成。

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シリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会が刑期を終えたダーイシュ・メンバー102人を釈放(2018年10月23日)

ハサカ県では、ANHA(10月23日付)によると、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会が共同支配(分割支配)しているハサカ市の拘置所に収監されていたダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーが釈放された。

釈放されたのは、ダーイシュに与していたシリア人とイラク人の102人で、シリア民主評議会所轄下のジャズィーラ地方ハサカ地区の名士らが同席するなか、市内のラシュー・サロンで出所手続きを行った。

釈放された102人はいずれもシリア民主軍の拘置所で刑期を終え、釈放されたという。

https://youtu.be/lzzn9C4pGz8

ANHA, October 23, 2018

AFP, October 23, 2018、ANHA, October 23, 2018、AP, October 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2018、al-Hayat, October 24, 2018、Reuters, October 23, 2018、SANA, October 23, 2018、UPI, October 23, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県南東部のハーウィー・スーサ村を制圧(2018年10月23日)

ダイル・ザウル県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターによると、シリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、スーサ町に隣接するハーウィー・スーサ村を制圧、解放した。

広報センターによると、シリア民主軍が上バーグーズ村一帯、ハジーン市一帯でもダーイシュと交戦し、戦闘員29人を殲滅した。

有志連合はこの戦闘で10回にわたり爆撃を実施したという。

ANHA(10月23日付)が伝えた。

なお、ユーフラテス・ポスト(10月23日付)によると、一連の戦闘で、ダーイシュの英国人司令官のアブー・ルーミーヤ・バリーターニー氏、イエメン人司令官のナースィル・アフマド・ムサンナー氏を含む多数の戦闘員が死亡したという。

AFP, October 23, 2018、ANHA, October 23, 2018、AP, October 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2018、Euphrates Post, October 23, 2018、al-Hayat, October 24, 2018、Reuters, October 23, 2018、SANA, October 23, 2018、UPI, October 23, 2018などをもとに作成。

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シリア国内で活動する民主的変革諸勢力国民調整委員会はPYDが主導するシリア民主評議会を制憲委員会に参画させるよう主張(2018年10月23日)

シリア政府支配地域内で反体制活動を続けている民主的変革諸勢力国民調整委員会の政治局が首都ダマスカスで会合を開き、国内外の情勢への対応について協議した。

会合後、政治局は声明を出し、1月のソチでのシリア国民対話大会で設置合意され、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表のイニシアチブのもとに設置準備が行われている制憲委員会に関して、「シリア国内で活動するすべての愛国的で民主的な勢力、市民社会代表、とりわけシリア北東部で活動する勢力の参加を要請する」と主唱、これまで排除されてきた西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会を参画させるよう呼びかけた。

ANHA(10月23日付)が伝えた。

AFP, October 23, 2018、ANHA, October 23, 2018、AP, October 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2018、al-Hayat, October 24, 2018、Reuters, October 23, 2018、SANA, October 23, 2018、UPI, October 23, 2018などをもとに作成。

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ホワイト・ヘルメット幹部「ホワイト・ヘルメットの目的はコーランの聖句から発している」(2018年10月22日)

ホワイト・ヘルメットの幹部の1人でハマー県地区の人材部門責任者のアブー・ハーズィム氏(本名不明)は、ドゥラル・シャーミーヤ(10月22日付)の取材に対し、組織の目的がコーランに基づいていると述べた。

アブー・ハーズィム氏は「ホワイト・ヘルメットは人道組織で、その目的はコーランの聖句から発している…。コーランの聖句に息吹を与える者は、同じようにしてすべての人々に息吹を与える…。戦時下においては、避難場所の提供、救急活動、民間人支援もめざしている」と述べた。

また「ロシアがホワイト・ヘルメットを毛嫌いしているのは、ホワイト・ヘルメットがシリア国民に対して行われている犯罪を暴いてきたからだ…。ホワイト・ヘルメットに対するロシアの非難キャンペーンへの反応として、デモ、そしてホワイト・ヘルメットへの連帯が民衆によって行われた」と付言した。

https://youtu.be/78d2NvSIQ-s

Youtube, October 22, 2018

AFP, October 22, 2018、ANHA, October 22, 2018、AP, October 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 22, 2018、al-Hayat, October 23, 2018、Reuters, October 22, 2018、SANA, October 22, 2018、UPI, October 22, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がダイル・ザウル県南東部にあるダーイシュ支配下のスーサ町に突入(2018年10月22日)

ダイル・ザウル県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターによると、シリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるスーサ町に突入、市街戦の末、町の約半分を制圧した。

シリア民主軍広報センターはまた、スーサ町以外にも、上バーグーズ村一帯、バフラ村一帯、ハジーン市一帯でダーイシュと交戦し、戦闘員14人を殲滅、拠点63カ所を制圧したと発表した。

有志連合も7回にわたり爆撃を行ったという。

ANHA(10月22日付)が伝えた。

ANHA, October 22, 2018

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一方、ユーフラテス・ポスト(10月22日付)によると、シリア民主軍がダーイシュと、ダーイシュ支配地域への食糧物資の搬入の見返りとして、ダーイシュが拘束している捕虜、戦闘員の遺体の引き渡しを求める交渉を行った。

AFP, October 22, 2018、ANHA, October 22, 2018、AP, October 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 22, 2018、Euphrates Post, October 22, 2018、al-Hayat, October 23, 2018、Reuters, October 22, 2018、SANA, October 22, 2018、UPI, October 22, 2018などをもとに作成。

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反体制武装集団がアレッポ市を砲撃(2018年10月22日)

アレッポ県では、SANA(10月22日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がアレッポ市ナイル通り地区に着弾し、女児1人が負傷した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(10月22日付)によると、国防隊がアレッポ市シャッアール地区の民家に押し入り、現場に駆けつけた警察に発砲した。

AFP, October 22, 2018、ANHA, October 22, 2018、AP, October 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 22, 2018、al-Hayat, October 23, 2018、Reuters, October 22, 2018、SANA, October 22, 2018、UPI, October 22, 2018などをもとに作成。

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シリア駐留ロシア軍はシリア政府との和解に応じた反体制派司令官・戦闘員を軍事教練(2018年10月21日)

反体制派系サイトのザマーン・ワスル(10月21日付)は、ラタキア県フマイミーム航空基地に駐留するロシア軍が、シリア政府との和解に応じたダルアー県の反体制武装集団の司令官・戦闘員に対して教練を行っていると伝えた。

複数の消息筋の話によると、この教練にシリア政府はまったく関与していないという。

教練は、約1ヶ月間にわたりフマイミーム航空基地で行われ、教練を受けた司令官は月200米ドル相当の報酬を受けるという。

教練を受けた司令官や戦闘員は、シリア軍第5軍団に従軍し、スワイダー県やダマスカス郊外県でのダーイシュ(イスラーム国)掃討戦に参加するか、クナイトラ県に展開する第90旅団、ないしはダルアー県(シャイフ・サアド村)に展開する第61旅団に配属され、兵力引き離し地域での監視活動に従事すると見られるという。

AFP, October 21, 2018、ANHA, October 21, 2018、AP, October 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 21, 2018、al-Hayat, October 22, 2018、Reuters, October 21, 2018、SANA, October 21, 2018、UPI, October 21, 2018、Zaman al-Wasl, October 21, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県南東部で有志連合の航空支援を受けてダーイシュとの戦闘を続ける(2018年10月21日)

ダイル・ザウル県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターによると、シリア民主軍が上バーグーズ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、6人を殺害した。

攻撃には有志連合も航空支援を行い、6回の爆撃を実施したという。

ANHA(10月21日付)が伝えた。

AFP, October 21, 2018、ANHA, October 21, 2018、AP, October 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 21, 2018、al-Hayat, October 22, 2018、Reuters, October 21, 2018、SANA, October 21, 2018、UPI, October 21, 2018などをもとに作成。

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YPGはトルコ占領下のアフリーン郡(アレッポ県)で反体制武装集団への攻撃を続ける(2018年10月21日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の広報センターによると、YPGがトルコ実質占領下のアフリーン郡ブルブル町近郊のカスタル・ハドリヤー村で反体制武装集団を襲撃した。

また、YPGに近い「オリーブの怒り」作戦司令室は、18日にアフリーン市内で反体制武装集団の車輌2台を攻撃し、戦闘員4人を殲滅したと発表した。

ANHA(10月21日付)が伝えた。

AFP, October 21, 2018、ANHA, October 21, 2018、AP, October 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 21, 2018、al-Hayat, October 22, 2018、Reuters, October 21, 2018、SANA, October 21, 2018、UPI, October 21, 2018などをもとに作成。

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ヒムス県の元反体制武装集団戦闘員175人の免罪手続きが完了(2018年10月21日)

ヒムス県では、SANA(10月21日付)によると、地元和解プロセスの一環として、ヒムス市および同地一帯出身の元反体制武装集団戦闘員175人が武器を引き渡し、当局に投降、祖国の治安や市民の安全を脅かすいかなる行為も行わない旨制約し、免罪となった。

SANA, October 21, 2018

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スプートニク・ニュース:シャーム解放機構は塩素ガスとサリンをイドリブ県内のマアッラトミスリーン市からジスル・シュグール市方面に移動させる(2018年10月21日)

スプートニク・ニュース(10月21日付)は、イドリブ県消息筋の話として伝えたところによると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が同県のマアッラトミスリーン市に保管していた塩素ガスとサリンをジスル・シュグール市方面に移動させた。

AFP, October 21, 2018、ANHA, October 21, 2018、AP, October 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 21, 2018、al-Hayat, October 22, 2018、Reuters, October 21, 2018、SANA, October 21, 2018、Sputnik News, October 21, 2018、UPI, October 21, 2018などをもとに作成。

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反体制派系サイトはナスィーブ国境通行所を通じてシリアに食糧品の買い出しに行くヨルダン人を非難する書き込みが反響を呼んでいると伝える(2018年10月20日)

反体制派系サイトのザマーン・ワスル(10月20日付)は、シリアで安価な食品を購入するために、ダルアー県のナスィーブ国境通行所を経由してシリアに入国するヨルダン人を非難するフェイスブックの書き込みがSNSで反響を呼んでいると伝えた。

この書き込みはマアーン科学チャンネルに20日に書き込まれたもので、「フィダー・ザタリー」という女性の名の署名入り。

書き込みでは、「あなたたちの車がシリアに行き…、殉教者の血で潤った土地で育ったジャガイモやリンゴを山積みにして戻ってくる…。あなたたちは自分の子供たちに、あなたたちが食べたこのジャガイモの下には集団墓地があって、そこにはあなたたちと同じような人たちが埋められている、と言えますか?」、「保護を求めていた住民が2ヶ月にわたり国境に留め置かれていたダルアー県を通り過ぎ…、化学兵器の臭いが残っている(ダマスカス郊外県の)東グータ地方に行くのですか?」などと、シリアに入国するヨルダン人に語りかけている。

そして「あなたたちの笑いで犠牲者に不快な思いをさせないでください…。あなたたちが(シリアから)家に戻ったら…、人間性を失ってしまっていることを思い知って下さい」と締めくくっている。

Zaman al-Wasl, October 20, 2018

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シリア軍と反体制派がトルコ実質占領下のアレッポ県バーブ市近郊で交戦(2018年10月20日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月20日付)によると、トルコの実質占領下にある県北部の中心都市バーブ市近郊に、シリア軍がターディフ市方面から潜入を試みたが、反体制武装集団がこれを撃退した。

一方、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)に近い「オリーブの怒り」によると、15日に、トルコの実質占領下にあるユーフラテス川沿いのジャラーブルス市近郊で、同作戦司令室所属部隊が反体制武装集団の工作員を殺害した。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月20日付)によると、シリア軍がザルズール村、ウンム・ハラーヒール村および両村周辺の農地を砲撃した。

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