アフリーン郡(アレッポ県)に退去した東グータ地方出身の避難民がシリア政府支配地域への帰還を求めて、トルコの支援を受ける武装集団と衝突(2018年8月19日)

アレッポ県では、ANHA(8月19日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市および同市一帯に退去してきたダマスカス郊外県東グータ地方の避難民が、シリア政府支配地域への帰還を求めて、反体制武装集団と衝突した。

この衝突により、双方に死傷者が出たという。

複数の地元筋によると、避難民2世帯が帰国を求めて反体制武装集団に反抗、アフリーン市を去ろうとしていたところを反体制武装集団によって攻撃されたという。

避難民を攻撃したのはハムザ師団で、アフリーン市一帯からの避難民の退去を阻止している。

ANHA, August 19, 2018

AFP, August 19, 2018、ANHA, August 19, 2018、AP, August 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 19, 2018、al-Hayat, August 20, 2018、Reuters, August 19, 2018、SANA, August 19, 2018、UPI, August 19, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団がアフリーン郡(アレッポ県)で住民・民兵多数を拘束(2018年8月19日)

アレッポ県では、ANHA(8月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団がアフリーン郡ジンディールス町近郊のカフルサフラ村の住民ら多数を拘束、連行した。

拘束された者のなかには、トルコの支援を受けてきたクルド人民兵組織のミシュアル・タンムー大隊の戦闘員多数も含まれているという。

AFP, August 19, 2018、ANHA, August 19, 2018、AP, August 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 19, 2018、al-Hayat, August 20, 2018、Reuters, August 19, 2018、SANA, August 19, 2018、UPI, August 19, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はスワイダー県に隣接するサファー丘でダーイシュ掃討を続ける(2018年8月19日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月19日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部の砂漠地帯に隣接するサファー丘でダーイシュ(イスラーム国)の残党の追撃を続けた。

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スワイダー県では、スワイダー24(8月19日付)によると、トゥルバー村東部のフスン地区近くで、ダーイシュ(イスラーム国)が敷設した地雷が爆発し、地元の武装勢力(親政権民兵)のメンバー5人が死亡した。

AFP, August 19, 2018、ANHA, August 19, 2018、AP, August 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 19, 2018、al-Hayat, August 20, 2018、Reuters, August 19, 2018、SANA, August 19, 2018、Suwayda 24, August 19, 2018、UPI, August 19, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県とハマー県の地元評議会が会合を開き、トルコによる介入と福祉機関支援を求める(2018年8月18日)

ドゥラル・シャーミーヤ(8月19日付)によると、イドリブ県南部とハマー県北部および東部の自治を担う地元評議会が会合を開き、シリア軍の進攻への対応について協議し、5項目からなる方針に合意した。

合意された5項目とは以下の通り:

1. シリア革命の諸原則の誇示。
2. 我らが殉教者が死をもって獲得した成果の維持
3. アサドの悪党、占領者ロシアが我々の地域に介入することへの断固拒否。
4. アサドの悪党に属し、解放区の村や町を代表すると主張する者は自分自身しか代表していない。
5. トルコ政府に対して、トルコの提言を実施するための即時介入を求める。トルコ同胞が自治を行うのを支援すると誓約する。また、解放区における教育、福祉、保健といった各機関の活性化をトルコに求める。

al-Durar al-Shamiya, August 19, 2018
al-Durar al-Shamiya, August 19, 2018
al-Durar al-Shamiya, August 19, 2018
al-Durar al-Shamiya, August 19, 2018
al-Durar al-Shamiya, August 19, 2018

なお、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構は17日にメンバー向け声明を出し、シリア軍の砲撃が激化している同県各所に設置されている同組織の意思決定機関であるシューラー評議会を解体し、同地の活動家による地元評議会を住民の唯一の正当な代表をみなすことを決定した旨、通知した。

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YPG主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会幹部「シリア民主軍はシリア軍の一部になってもよい」(2018年8月18日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会のイルハーム・アフマド執行委員会共同議長はBBC(8月18日付)のインタビューに応じ、そのなかで「シリアの将来、そしてシリアでの分権制をめぐるシリア政府との交渉で合意に達すれば、シリア民主軍はシリア軍の一部になってもよい」と述べた。

AFP, August 18, 2018、ANHA, August 18, 2018、AP, August 18, 2018、BBC, August 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 18, 2018、al-Hayat, August 19, 2018、Reuters, August 18, 2018、SANA, August 18, 2018、UPI, August 18, 2018などをもとに作成。

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ホワイト・ヘルメットのサーリフ代表「シリア難民に帰国を求めるロシアの呼びかけはプロパガンダ、プーチン大統領はウソをつくのを止めて欲しい」(2018年8月18日)

ホワイト・ヘルメットのラーイド・サーリフ代表はDWチャンネル(8月18日付)の取材に応じ、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領に「ウソをつくのを止めて欲しい」と訴えた。

サーリフ氏は、「ロシア大統領がシリアでの政治的解決を推し進めたい、あるいはそう主張するのなら、病院や学校、そして民間人を爆撃するのをまず止めねばならない…。爆撃が止んだら、犯罪者、とりわけ化学兵器を使用した者たちの処罰などを含む政治移行について話すことができるようになる」と述べた。

サーリフ氏はまた、シリア国内で安全な地域が増えたとして、シリア難民に帰国を求めるロシアの呼びかけを「プロパガンダ」だと一蹴、シリア政府の支配下に復帰した「ダーライヤー市(ダマスカス郊外県)、アレッポ市、ヒムス市、東グータ地方(ダマスカス郊外県)から移住させられた民間人は誰一人戻っていない」と主張した。

al-Durar al-Shamiya, August 18, 2018

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シリア政府と和解した反体制武装集団のタウヒード軍が、離反兵23人をシリア政府当局に引き渡す(2018年8月18日)

ドゥラル・シャーミーヤ(8月18日付)は、シリア政府と和解した反体制武装集団のタウヒード軍が、離反兵23人をシリア政府当局に引き渡したと伝えた。

離反兵23人は、そのほとんどがヒムス県タルビーサ市出身者で、タウヒード軍は彼らを空軍情報部ヒムス支部に引き渡したという。

23人はその後、ダマスカス県にある軍事情報局第293課に移送されたという。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月18日付)によると、空軍情報部がマハッジャ町で強制捜査を行い、シリア政府との和解に応じ、ヤルムーク川河畔地域でのダーイシュ(イスラーム国)掃討戦に参加していた元反体制武装集団メンバー4人を拘束した。

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ロジャヴァ支配下のラッカ市で米国高官からなる使節団を狙った爆発が発生する一方、ダーイシュはダイル・ザウル県の有志連合基地一帯を攻撃(2018年8月18日)

ラッカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月18日付)が複数の地元筋の話として伝えたによると、ラッカ市を訪問中の米国高官からなる使節団を狙った爆発が発生したと伝えた。

爆発は、ラッカ市のヌール・モスク近くのバースィル・アサド通りをこの高官が乗った車が通過しようとした際に発生し、護衛をしていた西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車が被害を受けたが、死傷者はなかったという。

ラッカ市には、最近になってウィリアム・ロバック(William Roebuck)元駐バーレーン米国大使と有志連合を主導する米軍士官が訪問していたが、狙われた使節団が、この使節団だったかどうかは不明。

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ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月18日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部のウマル油田にある有志連合の基地および西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点複数カ所に対して大規模な攻撃を行った。

al-Durar al-Shamiya, August 18, 2018

 

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トルコの支援を受ける反体制武装集団はサウジアラビアがロジャヴァ支配地域の安定回復のために1億米ドルを供与したことに遺憾の意を示す(2018年8月18日)

トルコの支援を受けるムウタスィム旅団のムスタファー・スィージャリー政治局長はツイッターのアカウント(https://twitter.com/MustafaSejari/)を通じて、サウジアラビアが西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の実効支配地域の安定回復のために1億米ドルを供与したことに関して遺憾の意を示した。

スィージャリー政治局長は「サウジアラビアの兄弟たちも知り得ない理由で、自由シリア軍への支援が完全に停止したことは遺憾だ」と綴った。

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イドリブ県にある国民解放戦線の拠点前で爆弾が仕掛けられた車1台が爆発(2018年8月18日)

イドリブ県では、ANHA(8月18日付)によると、カフルラーター村近郊にある国民解放戦線の拠点の前で爆弾が仕掛けられた車1台が爆発し、近くにいた複数人が負傷した。

ANHA, August 18, 2018

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シリア軍はハマー県でシャーム解放機構やイッザ軍の拠点を砲撃(2018年8月18日)

ハマー県では、SANA(8月18日付)によると、シリア軍がムーリク市、アブー・ウバイダ村、マアルカバ村にあるシャーム解放機構と共闘するイッザ軍の拠点を砲撃した。

シリア軍はまた、サフル丘一帯、カフルズィーター市にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

al-Durar al-Shamiya, August 18, 2018

一方、アブー・アマーラ特殊任務中隊は声明を出し、ハマー県ミスヤーフ市近郊で、軍事情報局のアフマド・アイス・ハビーブ氏を暗殺したと発表した。

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シャーム解放機構はシューラー評議会を解体し、地元評議会をイドリブ県の住民の唯一の代表とみなす(2018年8月17日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月17日付)によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がメンバー向け声明を出し、シリア軍の砲撃が激化している同県各所に設置されている同組織の意思決定機関であるシューラー評議会を解体し、同地の活動家による地元評議会を住民の唯一の正当な代表をみなすことを決定した旨、通知した。

al-Durar al-Shamiya, August 17, 2018

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アレッポ県東部でシャーム解放機構が国民解放戦線を攻撃・包囲、トルキスタン・イスラーム党とともに部隊を増強(2018年8月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が県西部の支配地域に至る街道で厳戒態勢を強化、重武装した増援部隊がイドリブ県、ハマー県から同地に入った。

また、新疆ウィグル自治区出身者からなるトルキスタン・イスラーム党の増援部隊も同地に到着したという。

同監視団によると、厳戒態勢と増援の理由は不明だが、同地では数日まえ、シャーム解放機構が、カフルハムラ村にある国民解放戦線の本部を吸収し、メンバー多数を拘束、設備などを押収し、緊張が高まっていたという。

シャーム解放機構はまた、アレッポ県北部のハイヤーン町にある国民解放戦線の拠点も包囲しているという。

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シリア軍はハマー県、イドリブ県、アレッポ県でシャーム解放機構などの反体制武装集団の拠点を攻撃(2018年8月17日)

ハマー県では、SANA(8月17日付)によると、シリア軍が県北部のマアルカバ村一帯、ラターミナ町西部および南部一帯で、シャーム解放機構や同組織と共闘するイッザ軍などの拠点を砲撃した。

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イドリブ県では、SANA(8月17日付)によると、シリア軍がハマー県との県境に位置するウンム・ハラーヒール村、フワイン村、マルイー丘、シャイフ丘でシャーム解放機構などの反体制武装集団の拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月17日付)がトルコの支援を受けるムウタスィム旅団のファールーク・アブー・バクル司令官の話として伝えたところによると、シリア軍が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支援を受け、県北部にある反体制武装集団の拠点都市の一つマーリア市に向けて進攻した。

シリア軍は、ロジャヴァからシリア政府に移譲されたハルバル村方面から進攻し、反体制武装集団と交戦したという。

AFP, August 17, 2018、ANHA, August 17, 2018、AP, August 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 17, 2018、al-Hayat, August 17, 2018、Reuters, August 17, 2018、SANA, August 17, 2018、UPI, August 17, 2018などをもとに作成。

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YPGに近い「オリーブの怒り」作戦司令室はアフリーン郡(アレッポ県)でムスタファー中隊を名乗る武装集団の司令官を殺害(2018年8月17日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)に近い「オリーブの怒り」作戦司令室は声明を出し、トルコの実質占領下のアレッポ県アフリーン郡でムスタファー中隊を名乗る武装集団の司令官を殺害したと発表した。

AFP, August 17, 2018、ANHA, August 17, 2018、AP, August 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 17, 2018、al-Hayat, August 17, 2018、Reuters, August 17, 2018、SANA, August 17, 2018、UPI, August 17, 2018などをもとに作成。

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有志連合、ないしはイラク軍がダイル・ザウル県東部のダーイシュ支配地域を爆撃(2018年8月17日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、17日の深夜から18日の未明にかけて、有志連合、ないしはイラク軍が県東部のスーサ町にあるダーイシュ(イスラーム国)の支配地域を爆撃し、18人が死亡した。

AFP, August 17, 2018、ANHA, August 17, 2018、AP, August 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 17, 2018、al-Hayat, August 17, 2018、Reuters, August 17, 2018、SANA, August 17, 2018、UPI, August 17, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県サファー丘一帯でダーイシュを追撃する一方、ダーイシュはダイル・ザウル県東部で反撃(2018年8月17日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月17日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部の砂漠地帯に隣接するサファー丘(ラフバ地区、ガーニム丘、ウンム・マルザフ地区、カブル・シャイフ・フサイン地区一帯)でダーイシュ(イスラーム国)の残党の追撃を続けた。

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スワイダー県では、『ハヤート』(8月18日付)によると、住民数十人が抗議デモを行い、ダマスカス郊外県サファー丘一帯のダーイシュ(イスラーム国)支配地域に対するシリア軍の攻撃により、7月25日に県東部でダーイシュによって拉致された人質の命が危険に曝されていると訴えた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル航空基地に近いティーム油田シリア軍、親政権民兵を攻撃、7人を殺害した。

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イドリブ市内で激しい銃撃と大規模な爆発:シャーム解放機構の武器弾薬庫の爆発か武装集団による戦闘による爆発(2018年8月16日)

イドリブ県では、『ハヤート』(8月17日付)によると、イドリブ市内で激しい銃撃戦が発生、また複数回にわたって大規模な爆発が起きた。

爆発は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の武器弾薬庫の爆発か、武装集団どうしの戦闘による爆発で、人的被害が出た模様。

一方、シリア人権監視団によると、県東部のアーフィス村近くで武装集団が仕掛けた爆弾が爆発し、戦闘員2人が死亡した。

このほか、シリア人権監視団によると、シリア軍が県南部を砲撃し、子供1人を含む4人が死亡した。

AFP, August 16, 2018、ANHA, August 16, 2018、AP, August 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 16, 2018、al-Hayat, August 17, 2018、Reuters, August 16, 2018、SANA, August 16, 2018、UPI, August 16, 2018などをもとに作成。

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イラク軍はシリア領内にあるダーイシュの作戦司令室を越境爆撃(2018年8月16日)

イラク軍は声明を出し、空軍のF-16戦闘機複数機が、シリア領内にあるダーイシュ(イスラーム国)の「作戦司令室」を越境爆撃したと発表した。

ダーイシュは、この「作戦司令室」で、イラク領内での自爆攻撃を計画していたという。

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シャーム自由人イスラーム運動は新最高司令官を任命(2018年8月16日)

シャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、最高司令部がジャービル・アリー・バーシャー氏(1984年生まれ)をハサン・スーファーン氏の任期(1年)終了を受けて、後任の総司令官に任命したと発表した。

al-Durar al-Shamiya, August 16, 2018

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シリア軍はスワイダー県東部に隣接するサファー丘一帯でダーイシュの追撃を続ける(2018年8月16日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月16日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部の砂漠地帯に隣接するサファー丘でダーイシュ(イスラーム国)の残党の追撃を続けた。

AFP, August 16, 2018、ANHA, August 16, 2018、AP, August 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 16, 2018、al-Hayat, August 17, 2018、Reuters, August 16, 2018、SANA, August 16, 2018、UPI, August 16, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構はイドリブ県でシリア政府との和解を求める住民や活動家をまた拘束(2018年8月15日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月15日付)によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がマアッラト・ハルマ村、ナキール村で強制捜査を実施し、シリア政府との和解をめざす住民や活動家らを拘束した。

al-Durar al-Shamiya, August 15, 2018

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ムウタスィム旅団のスィージャリー政治局長「我々はイドリブ県でのヌスラ戦線(シャーム解放機構)をめぐる問題を終わらせる用意があるが、シリアに影響力を持つ諸外国は真剣ではない」(2018年8月15日)

トルコの支援を受けるムウタスィム旅団のムスタファー・スィージャリー政治局長は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/MustafaSejari/)を通じて、「我々はイドリブ県でのヌスラ戦線(シャーム解放機構)をめぐる問題を終わらせる用意があり、近々そうなるだろう。だが実際のところ、シリアに影響力を持つ諸外国はこの問題を終わらせようとする真剣さを欠いている」と述べた。

AFP, August 15, 2018、ANHA, August 15, 2018、AP, August 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 15, 2018、al-Hayat, August 16, 2018、Reuters, August 15, 2018、SANA, August 15, 2018、UPI, August 15, 2018などをもとに作成。

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ハマー県北部の監視所に展開するトルコ軍部隊が地元名士と会談し、シリア軍の爆撃を阻止するため防空兵器を配備すると述べる(2018年8月15日)

ドゥラル・シャーミーヤ(8月15日付)、ムーリク報道センター(8月15日付)は、複数の消息筋の話として、ハマー県北部に設置されている監視所に進駐しているトルコ軍部隊がムーリク市で、イドリブ県南部やハマー県北部の地元の名士らと会談したと伝えた。

会談に出席したのは、イドリブ県のタマーニア町、フワイン村、ウンム・ジャッラール村、ハマー県のアトシャーン村、スカイク村、ウンム・ハラーヒール村の名士たち。

会談では、イドリブ県の処遇に対するトルコ政府のヴィジョンが示され、トルコ軍士官の1人は「我々はテロを口実とするイドリブ県への砲撃を認めない。我々はこの問題に対処する」と述べたという。

また、トルコ軍士官らは「アサド軍の解放区への進軍はない。停戦合意は両当事者(ロシアとトルコ)の間で有効だ」と付言、監視所を対空兵器を配備し、シリア軍による爆撃に対処するとの意思を示した。

AFP, August 15, 2018、ANHA, August 15, 2018、AP, August 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 15, 2018、al-Hayat, August 16, 2018、Markaz Murik al-I’lami, August 15, 2018、Reuters, August 15, 2018、SANA, August 15, 2018、UPI, August 15, 2018などをもとに作成。

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国民解放戦線は声明を出し、11の武装集団が新たに参加したと発表(2018年8月15日)

国民解放戦線は声明を出し、11の武装集団が新たに参加したと発表した。

国民解放戦線は6月に、シャーム軍団、自由イドリブ軍、第1沿岸師団、第2沿岸師団、第1歩兵師団、第2軍、精鋭軍、ナスル軍、ダーライヤー・イスラーム殉教者旅団、自由旅団、第23師団が結成した連合体で、8月1日にアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動とバラク・オバマ米政権の支援を受けていた「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動からなるシリア解放戦線、シャームの鷹旅団、自由人軍、ダマスカス連合が加わっていた。

今回新たに参加した11の武装集団とは、殉教者ムハンマド・サッルーム大隊、ジュンキョウシャアリー・バッルー大隊、北部の鷹大隊、殉教者ラビーア・ハムシュー大隊、北部革命家大隊、ムバッシリーン大隊、殉教者フドル・ハムシュー大隊、アンダーン特殊任務大隊、北部の騎士大隊、殉教連隊、殉教者アブー・サルムー・シャッガール大隊、殉教者アフマド・アッルー大隊。

al-Durar al-Shamiya, August 15, 2018

AFP, August 15, 2018、ANHA, August 15, 2018、AP, August 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 15, 2018、al-Hayat, August 16, 2018、Reuters, August 15, 2018、SANA, August 15, 2018、UPI, August 15, 2018などをもとに作成。

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トルコの実質占領下のアフリーン市で住民が反トルコデモ、東グータ地方からの難民が武装集団と交戦(2018年8月15日)

アレッポ県では、ANHA(8月15日付)によると、トルコの実質占領下のアフリーン市のマフムーディーヤ地区で若者数十人が、トルコ軍や反体制武装集団の蛮行に抗議するデモを行った。

だが、部反体制武装集団は青年多数を拉致・連行し、デモを強制排除した。

また、ダマスカス郊外県東グータ地方から退去し、アフリーン郡に移住した住民らが、東部自由人連合と交戦した。

交戦に至った理由は不明。

ANHA, August 15, 2018

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西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の広報センターは声明を出し、トルコの実質占領下のアレッポ県アフリーン郡で12日、トルコ軍部隊とハムザ師団を攻撃し、10人を殺害したと発表した。

AFP, August 15, 2018、ANHA, August 15, 2018、AP, August 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 15, 2018、al-Hayat, August 16, 2018、Reuters, August 15, 2018、SANA, August 15, 2018、UPI, August 15, 2018などをもとに作成。

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シリア当局は、「武装テロ集団」の支配地域から脱出を望む市民のために、24時間、イドリブ県南東部のアブー・ズフール町の通行所を開放することを決定した(2018年8月15日)

イドリブ県では、SANA(8月15日付)によると、シリア軍が県南東部のサルジャ村、ウンム・ラジーム村、タッフ村、タマーニア町などでシャーム解放機構をはじめとする反体制武装集団(イッザ軍、トルキスタン・イスラーム党など)の拠点や兵站路に対して集中的な攻撃を加えた。

一方、スプートニク・ニュース(8月16日付)は、シリアの治安筋の話として、シリア当局が15日、「武装テロ集団」の支配地域から脱出を望む市民のために、24時間、イドリブ県南東部のアブー・ズフール町の通行所を開放することを決定した、と伝えた。

『ハヤート』(8月16日付)によると、アブー・ズフール町西方の反体制武装集団支配地域は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と連携する「コーカサスの兵」の支配下にあり、住民が脱出するのは困難。

その後、スプートニク・ニュース(8月16日付)は、シリア政府がアブー・ズフール町の通行所開放を延期したと伝えた。

AFP, August 15, 2018、ANHA, August 15, 2018、AP, August 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 15, 2018、al-Hayat, August 16, 2018、Reuters, August 15, 2018、SANA, August 15, 2018、Sputnik News, August 15, 2018、August 16, 2018、UPI, August 15, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会はシリア政府(地方自治省)高官と地方自治、連邦制について協議(2018年8月14日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会の幹部の1人ヒクマト・ハビーブ氏は、7人からなる技術使節団が首都ダマスカスを訪問し、地方自治省次官らと会談したことを明らかにした。

ハビーブ氏によると、会談では、シリア民主評議会やロジャヴァが推し進める連邦制と、地方自治を定めた政令第107号(改正地方自治法)の共通点、相違点について洗い出され、妥協点が模索されたという。

バウワーバト・ハサカ(8月14日付)が伝えた。

AFP, August 14, 2018、ANHA, August 14, 2018、AP, August 14, 2018、Bawwaba al-Hasaka, August 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 14, 2018、al-Hayat, August 15, 2018、Reuters, August 14, 2018、SANA, August 14, 2018、UPI, August 14, 2018などをもとに作成。

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YPGに近い「オリーブの怒り」作戦司令室はアレッポ県アフリーン郡でスルターン・ムラード師団の戦闘員1人を殺害(2018年8月14日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)に近い「オリーブの怒り」作戦司令室は声明を出し、トルコの実質占領下のアレッポ県アフリーン郡のクーリヤー村でスルターン・ムラード師団の戦闘員1人を殺害したと発表した。

AFP, August 14, 2018、ANHA, August 14, 2018、AP, August 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 14, 2018、al-Hayat, August 15, 2018、Reuters, August 14, 2018、SANA, August 14, 2018、UPI, August 14, 2018などをもとに作成。

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シリア軍は、ラタキア県、イドリブ県、ハマー県の県境地帯での砲撃・爆撃を続ける(2018年8月14日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がイドリブ県、ハマー県の県境に近いトルコマン山、クルド山を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラタキア県、ハマー県の県境に近いジスル・シュグール市西方一帯(ナージヤ村、キンダ村、マルアンド村)を砲撃した。

シリア軍はまた、フワイン村に対しても「樽爆弾」などで爆撃・砲撃を加えた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がイドリブ県、ラタキア県の県境に近いフワイズ村一帯、バイト・ラース村一帯を砲撃した。

AFP, August 14, 2018、ANHA, August 14, 2018、AP, August 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 14, 2018、al-Hayat, August 15, 2018、Reuters, August 14, 2018、SANA, August 14, 2018、UPI, August 14, 2018などをもとに作成。

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