CENTCOMは7日にシリアで爆撃を実施し、ダーイシュのリーダーのウサーマ・ムハージルを殺害したと発表(2023年7月9日)

米中央軍(CENTCOM)は声明を出し、7月7日にシリアで爆撃を実施し、同国東部で活動するダーイシュ(イスラーム国)のリーダーの一人ウサーマ・ムハージルを殺害したと発表した。

声明によると、爆撃は、ロシア軍機に遭遇し、約2時間にわたって嫌がらせを受けたMQ-9が実施、爆撃による市民の死者はなく、負傷者が出たとの情報もないという。


AFP, July 9, 2023、ANHA, July 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2023、‘Inab Baladi, July 9, 2023、Reuters, July 9, 2023、SANA, July 9, 2023、SOHR, July 9, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領はブーシャーマ駐シリア・アルジェリア大使の就任式に臨む(2023年7月9日)

アサド大統領は新たに着任したカマール・ブーシャーマ駐シリア・アルジェリア大使の就任式に臨み、アルジェリア政府からの信任状を受けとった。


SANA(7月9日付)が伝えた。

AFP, July 9, 2023、ANHA, July 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2023、‘Inab Baladi, July 9, 2023、Reuters, July 9, 2023、SANA, July 9, 2023、SOHR, July 9, 2023などをもとに作成。

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トルコの当局は13歳の少年をトルコ占領下のラッカ県タッル・アブヤド市に追放(2023年7月9日)

ANHA(7月9日付)は、トルコの当局が8日、アフマド・タラール・マウワース・イーサーくん(13歳)をトルコ領内からトルコ占領下のラッカ県タッル・アブヤド市に強制出国させたと伝えた。

アフマドくんはアレッポ県のディブスィー・アフナーン村の出身で、羊飼いとして働いていたという。

AFP, July 9, 2023、ANHA, July 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2023、‘Inab Baladi, July 9, 2023、Reuters, July 9, 2023、SANA, July 9, 2023、SOHR, July 9, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県ではシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市とトルコ占領下のガンドゥール町近郊で車が相次いで爆発し、戦闘員3人と子供1人を含む8人が死亡(2023年7月9日)

アレッポ県では、イナブ・バラディー(7月9日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市のサブア・バフラート交差点近くで、車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

これに関して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会は声明を出し、戦闘員3人が死亡したと発表した。

シリア人権監視団によると、その後(7月11日)、死者は4人となった。

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一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内に位置するガンドゥーラ町西のシャーワー村でも、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、子供1人を含む5人が死亡、子供3人を含む10人が負傷した。

AFP, July 9, 2023、ANHA, July 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2023、‘Inab Baladi, July 9, 2023、Reuters, July 9, 2023、SANA, July 9, 2023、SOHR, July 9, 2023、July 10, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合が過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に12回にわたって違反したと発表(2023年7月9日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、米主導の有志連合が過去24時間に、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に12回にわたって違反したことを確認したと発表した。

このうち8件の違反はシリア・ロシア軍の合同軍事演習の実施に伴い航空機の運航が禁止されている空域で発生したという。

グリノフ副センター長によると、ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)でも、米軍のF-16戦闘機2機が領空を侵犯したと付言した。

RIAノーヴォスチ通信(7月9日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 9, 2023をもとに作成。

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アフリーン解放軍団がトルコ占領地への潜入を試み、シリア国民軍ハムザ師団の迎撃を受けて1人死亡(2023年7月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下で活動するアフリーン解放軍団が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域の境界に位置するジャルバル村に潜入を試みたが、シリア国民軍に所属するハムザ師団の東部騎士旅団がこれを迎撃し、戦闘員1人を殺害した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市南東のムシャイリファ村一帯を砲撃した。

AFP, July 8, 2023、ANHA, July 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2023、‘Inab Baladi, July 8, 2023、Reuters, July 8, 2023、SANA, July 8, 2023、SOHR, July 8, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内で3回の砲撃を確認したと発表(2023年7月8日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」内でシリア軍の拠点に対して3回(イドリブ県2回、ラタキア県1回)の砲撃を行ったことを記録したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月8日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 8, 2023をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合が過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に15回にわたって違反したこと発表(2023年7月8日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、米主導の有志連合が過去24時間に、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に15回にわたって違反したことを確認したと発表した。
交わした合意

15回の違反のうち9件は無人航空機(ドローン)、6件はユーロファイター・タイフーン戦闘機2機、ラファール戦闘機2機、F-16戦闘機2機によるものだという。

RIAノーヴォスチ通信(7月8日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 8, 2023をもとに作成。

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ロシアは越境(クロスボーダー)人道支援の6ヵ月の延長を認める決議案を国連安保理に提出(2023年7月7日)

トルコからの越境(クロスボーダー)人道支援や、政府支配地からの境界経由(クロスライン)の人道支援、早期復旧プログラムの推進などを定めた国連安保理決議第2672号(2023年1月9日採択)の期限切れが2023年7月10日に迫るなか、ロシアはイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所1ヵ所を通じたクロスボーダーでの人道支援を6ヵ月間延長することを定めた決議案を安保理に提出した。

なお、これに先立って、スイス、ブラジルはバーブ・ハワー国境通行所1ヵ所を通じたクロスボーダーでの人道支援を12ヵ月間延長することを定めた決議案を提出しており、近く両決議案の採決が行われる。

ANHA(7月8日付)が伝えた。

AFP, July 8, 2023、ANHA, July 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2023、‘Inab Baladi, July 8, 2023、Reuters, July 8, 2023、SANA, July 8, 2023、SOHR, July 8, 2023などをもとに作成。

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アゼルバイジャンの首都バクーを訪問中のミクダード外務在外居住者大臣はニカラグア、ベラルーシ、キューバの外務大臣らと会談(2023年7月7日)

非同盟諸国外務大臣会議(7月5~6日)に出席するためにアゼルバイジャンの首都バクーを訪問中のファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、ニカラグアのデニス・モンカダ・コリンドレス外務大臣、ベラルーシのセルゲイ・アレイニク外務大臣、キューバのヘラルド・ペニャルベル外務副大臣と個別に会談した。



SANA(7月7日付)が伝えた。

AFP, July 7, 2023、ANHA, July 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2023、‘Inab Baladi, July 7, 2023、Reuters, July 7, 2023、SANA, July 7, 2023、SOHR, July 7, 2023などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はカナダ外務省施設団にダーイシュのカナダ人メンバーの家族5人を身柄引き渡す(2023年7月7日)

ハサカ県では、ANHA(7月7日付)によると、カナダ外務省の領事業務局のビクトリア・フェラー局長とラスター・ダエイ駐シリア特使を代表とする使節団が、北・東シリア自治局の障害関係局を訪れ、ダーイシュ(イスラーム国)のカナダ人メンバーの家族5人(女性2人、子供3人)の身柄引き渡しが行われた。

AFP, July 7, 2023、ANHA, July 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2023、‘Inab Baladi, July 7, 2023、Reuters, July 7, 2023、SANA, July 7, 2023、SOHR, July 7, 2023などをもとに作成。

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米主導の有志連合所属と見られるドローンがトルコ占領下のアレッポ県北部を爆撃し、2人を殺傷(2023年7月7日)

アレッポ県では、ホワイト・ヘルメットによると、所属不明の無人航空機(ドローン)がトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内に位置するバーブ市と同市の西に位置するバザーア村を結ぶ街道を走行中のオートバイを狙って爆撃を行い、乗っていた男性1人が死亡、民間人1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、ドローンは米主導の有志連合所属と見られる。

イナブ・バラディー(7月7日付)によると、爆撃現場では、ミサイル4発の残骸が確認された。

同サイトが目撃者の話として伝えたところによると、殺害されたのはハサカ県ハサカ市出身のハマーム・アブー・アナスを名乗る男性。

また、負傷したのは、バザーア村出身のアドナーン・ドゥライイーなる人物。

同サイトは第80監視団(アブー・アミーン)が、米主導の有志連合の航空機2機が午後4時11分に爆撃を実施したと発表したと伝えているが、第80監視団のツイッターのアカウント(https://twitter.com/Najdat567)、テレグラムのアカウント(https://t.me/s/syrianevent1)にそうした書き込みはない。










シリア人権監視団によると、軍服を着た武装グループが、爆撃を受けて、バザーア村にある殺害されたアブー・アナス氏の自宅を強襲、また自宅で通信機器やパソコンが発見されたという。

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一方、シリア人権監視団によると、シリア軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内に位置するアレッポ県のバーブ市西のクファイル村に設置されているトルコ軍の基地を砲撃した。

これに対して、トルコ軍とシリア国民軍は同地の南側に広がるシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地を砲撃した。

また、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村一帯でシリア軍、シリア民主軍とトルコ軍、シリア国民軍が砲撃戦を行った。

このほか、ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のクーザリーヤ村にあるシリア軍の陣地を砲撃した。

AFP, July 7, 2023、ANHA, July 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2023、‘Inab Baladi, July 7, 2023、Reuters, July 7, 2023、SANA, July 7, 2023、SOHR, July 7, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合が過去24時間に、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に9回にわたって違反したと発表(2023年7月7日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、米主導の有志連合が過去24時間に、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に9回にわたって違反したことを確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月7日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 7, 2023をもとに作成。

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クリラCENTCOM司令官はシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」にロシアが違反を続けていると非難(2023年7月7日)

米中央軍(CENTCOM)のマイケル・クリラ司令官(陸軍大将)は前日に続いて、ロシア軍がシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への違反を続け、同地における安全上の重大な懸念となっていると発表した。

AFP, July 7, 2023、ANHA, July 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2023、‘Inab Baladi, July 7, 2023、Reuters, July 7, 2023、SANA, July 7, 2023、SOHR, July 7, 2023などをもとに作成。

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クリラCENTCOM司令官はシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」にロシアが定期的に違反していると非難(2023年7月6日)

米中央軍(CENTCOM)のマイケル・クリラ司令官(陸軍大将)は、ロシア軍がシリア上空で危険かつプロ意識を欠いた行動を続け、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に定期的に違反し、事態悪化や不測の事態が発生するリスクが高まっていると発表した。

AFP, July 6, 2023、ANHA, July 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2023、‘Inab Baladi, July 6, 2023、Reuters, July 6, 2023、SANA, July 6, 2023、SOHR, July 6, 2023などをもとに作成。

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非同盟諸国外務大臣会議は「バクー宣言」を採択して閉幕:イスラエルのゴラン高原占領を非難(2023年7月6日)

アゼルバイジャンの首都バクーで5日に開幕した非同盟諸国外務大臣会議は「バクー宣言」を採択して閉幕した。

「バクー宣言」は、シリアについても言及、国連安保理決議第242号、第338号、第497号に従い、1967年6月にイスラエルが占領したゴラン高原からの撤退を求めるとともに、同地の地位の変更は無効だと表明した。

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バクーではまた、国連憲章を守る有志グループが発足2周年を記念する祝典が、議長国であるベネズエラによって開催され、ミクダード外務在外居住者大臣も出席した。

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非同盟諸国外務大臣会議に出席するためにアゼルバイジャンの首都バクーを訪問中のファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣と同地で会談し、地域情勢や国際情勢の進展について意見を交わし、ヨルダン川西岸地区のジェニン市などでイスラエルがパレスチナ人民に対して繰り返す虐殺を非難した。

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SANA(7月6日付)が伝えた。

AFP, July 6, 2023、ANHA, July 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2023、‘Inab Baladi, July 6, 2023、Reuters, July 6, 2023、SANA, July 6, 2023、SOHR, July 6, 2023などをもとに作成。

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トルコ国防省のアクトゥルク報道官はシリア難民100万人以上が「自発的」に帰還したと発表(2023年7月6日)

トルコ国防省のゼキ・アクトゥルク報道官は記者会見で、これまでにシリア難民100万人以上が「自発的」に帰還したと発表した。

このうちの47万人以上はイドリブ県に帰還したという。

アナトリア通信(7月6日付)が伝えた。

AFP, July 6, 2023、Anadolu Ajansı, July 6, 2023、ANHA, July 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2023、‘Inab Baladi, July 6, 2023、Reuters, July 6, 2023、SANA, July 6, 2023、SOHR, July 6, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による1回の砲撃を確認したと発表(2023年7月6日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)が「緊張緩和地帯設置」内のシリア軍の拠点に対して1回(イドリブ県)の砲撃を行ったことを記録したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月6日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 6, 2023をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはロシア・シリア両軍の合同演習に関連して米主導の有志連合がシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に9回にわたって違反したと発表(2023年7月6日)

ロシア空軍(ロシア航空宇宙軍)は声明を出し、同軍がシリア空軍とともに、領空軍と電子戦部隊の合同演習の第1段階を実施しているとしたうえで、シリア領空の制圧に向けた検討を進め、防空システムの有効性を実験中だと発表した。

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これに関連して、ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、米主導の有志連合が過去24時間に、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に9回にわたって違反したことを確認したと発表した。

これらの違反はいずれも、ロシア・シリア両軍の合同演習に関連して発生したものだという。

RIAノーヴォスチ通信(7月6日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 6, 2023をもとに作成。

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トルコ軍がシリア国民軍とともにハサカ県タッル・タムル町一帯、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市一帯を砲撃(2023年7月5日)

ハサカ県では、ANHA(7月5日付)、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のヒルバト・シャイール村、クブール・ガラージナ村、シャイフ・アリー村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(7月5日付)、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市南東のナウルーズ広場を砲撃し、救急チームの隊員2人が負傷した。

トルコ軍はまた市の南に位置する塗料工場を砲撃した。

AFP, July 5, 2023、ANHA, July 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2023、‘Inab Baladi, July 5, 2023、Reuters, July 5, 2023、SANA, July 5, 2023、SOHR, July 5, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍部隊はシリア軍との合同軍事演習でトルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内に位置するアレッポ県のバーブ市一帯やバザーア村一帯に燃料気化爆弾を投下(2023年7月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア駐ロシア軍部隊とシリア軍が合同軍事演習を開始した。

演習には、両空軍、シリア軍防空部隊、電子戦部隊などが参加、ロシア軍戦闘機複数機がトルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内に位置するバーブ市一帯、バザーア村一帯に演習用の燃料気化爆弾を投下やミサイルを発射し、燃料気化爆弾の着弾地で火災が発生した。

AFP, July 5, 2023、ANHA, July 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2023、‘Inab Baladi, July 5, 2023、Reuters, July 5, 2023、SANA, July 5, 2023、SOHR, July 5, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合の違反が複数件確認されていると発表(2023年7月5日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合の違反が複数件確認されていると発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月5日付)が伝えた。


RIA Novosti, July 5, 2023をもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、有志連合とシリア自由軍が実弾を使用した合同演習を開始(2023年7月4日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、米国が主導する有志連合とシリア自由軍(旧革命特殊任務軍)が実弾を使用した合同演習を開始した。

演習は数日にわたって、55キロ地帯全域で行われるという。

有志連合(「生来の決意」作戦合同任務部隊(CJTF-OIR(Combined Joint Task Force – Operation Inherent Resolve))は7月1日から4日にかけて連日声明を出し、ハサカ県、ザイル・ザウル県、タンフ国境通行所一帯地域で軍事演習を行うと発表を続けていた。

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ハサカ県では、SANA(7月4日付)によると、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー43輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)を経由してイラク領内に移動した。

AFP, July 4, 2023、ANHA, July 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2023、‘Inab Baladi, July 4, 2023、Reuters, July 4, 2023、SANA, July 4, 2023、SOHR, July 4, 2023などをもとに作成。

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イタリアでトリノ王立美術館とシリア開発信託の共催による「シャームのバラ(ダマローズ)…シリアからトリノへ」が開幕(2023年7月4日)

イタリアのトリノで、トリノ王立美術館とシリア開発信託の共催、サンタガタ文化経済機構協力にによる、シリアと地中海諸国の文化交流を目的とした「シャームのバラ(ダマローズ)…シリアからトリノへ」が開幕した。

「シャームのバラ…シリアからトリノへ」は1週間にわたり開催され、その間、写真展、コンサート、映画上映などが行われる。



SANA(7月4日付)が伝えた。

AFP, July 4, 2023、ANHA, July 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2023、‘Inab Baladi, July 4, 2023、Reuters, July 4, 2023、SANA, July 4, 2023、SOHR, July 4, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは7月5日からロシア・シリア両軍の合同軍事演習を行うと発表(2023年7月4日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、7月5日から6日間の日程で、ロシア・シリア両軍の合同軍事演習を行うと発表した。

演習では、爆撃に対処するため、航空、兵力、防空・電子戦の手段の共同行動の問題を解決することが計画されているという。

RIAノーヴォスチ通信(7月4日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 4, 2023をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党による6回の砲撃を確認したと発表(2023年7月4日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党が「緊張緩和地帯設置」内のシリア軍の拠点に対して6回(イドリブ県3回、アレッポ県2回、ラタキア県1回)の砲撃を行ったことを記録したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月4日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 4, 2023をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合が過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に9回にわたって違反したことを確認したと発表(2023年7月4日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、米主導の有志連合が過去24時間に、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に9回にわたって違反したことを確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月4日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 4, 2023をもとに作成。

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北・東シリア自治局はロジュ・キャンプに収容していたダーイシュのフランス人メンバーの家族35人フランスの使節団に引き渡す(2023年7月3日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の渉外委員会が、ロジュ・キャンプに収容していたダーイシュ(イスラーム国)のフランス人メンバーの家族35人(女性10人、子供25人)の身柄をフランスの使節団に引き渡した。

AFP, July 4, 2023、ANHA, July 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2023、‘Inab Baladi, July 4, 2023、Reuters, July 4, 2023、SANA, July 4, 2023、SOHR, July 4, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領はヨルダンのサファディー外務大臣と会談し、シリア難民の帰還問題、二国間関係などについて意見を交わす(2023年7月3日)

アサド大統領はシリアを公式訪問したヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣と会談し、シリア難民の帰還問題、二国間関係などについて意見を交わした。

会談のなかで、アサド大統領は、シリア難民の安全な帰還はシリアの国家にとって最優先事項であり、そのための基本インフラや、あらゆるかたちでの復旧・復興の要件を確保し、帰還者が日常生活を取り戻せるようになるための早期回復プログラムの支援が必要だとしたうえで、シリアの国家が実施してきたすべての措置が難民帰還に向けた最善の環境を拡充するのに貢献していると指摘した。

そのうえで、難民問題が純粋に人道的、道徳的な問題で、いかなる政治利用も許されないと改めて強調した。

これに対して、サファディー外務大臣は、シリア難民の帰還に向けたヨルダンの取り組み、アラブ諸国や国連との連携のもとに案出された新たなアイデアについて披露、シリアにおける安定を支援し、二国間関係強化に向けてシリア政府と取り組み、難民帰還に貢献する意思を表明、シリアにおける危機の影響に対処することがより現実的で実利的な選択肢となっていると指摘した。


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サファディー外務大臣はまた、ミクダード外務在外居住者大臣と個別に会談し、二国間関係、シリア情勢、シリア難民の安全な帰還、アラブ連盟首脳会談後の進捗などについて意見を交わした。

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SANA(7月3日付)が伝えた。

AFP, July 3, 2023、ANHA, July 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2023、‘Inab Baladi, July 3, 2023、Reuters, July 3, 2023、SANA, July 3, 2023、SOHR, July 3, 2023などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣はロシアのラヴロフ外務大臣と電話会談を行い、二国間関係、とりわけ国連や国際社会における政治対話、連携、相互支援の方途について意見を交わす(2023年7月3日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣はロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣と電話会談を行い、二国間関係、とりわけ国連や国際社会における政治対話、連携、相互支援の方途について意見を交わした。

会談のなかで、ミクダード外務在外居住者大臣は、ウクライナでのロシアの特別軍事作戦に改めて支持を表明、シリアでのロシアによる「テロとの戦い」支援を高く評価するとともに、シリアおよび中東地域情勢の進捗について説明した。

これに対して、ラヴロフ外務大臣は、西側諸国に対抗するロシアに対するシリアの支援に謝意を示す一方、シリアのアラブ連盟復帰などアラブ世界での事態の好転に歓迎の意を示し、アラブ地域の安定、アラブ諸国との共通の課題に取り組むための協力強化に向けた取り組みを支持すると述べた。

SANA(7月3日付)、RIAノーヴォスチ通信(7月3日付)などが伝えた。

AFP, July 3, 2023、ANHA, July 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2023、‘Inab Baladi, July 3, 2023、Reuters, July 3, 2023、RIA Novosti, July 3, 2023、SANA, July 3, 2023、SOHR, July 3, 2023などをもとに作成。

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