ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合が過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に14回にわたって違反したことを確認したと発表(2023年7月3日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、米主導の有志連合が過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に14回にわたって違反したことを確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月3日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 3, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア対外情報庁:米国はシリアでアル=カーイダ系組織やダーイシュによる化学兵器攻撃を支援する準備(2023年7月3日)

ロシア対外情報庁は、米国政府がシリアとアラブ諸国の国交正常化を妨害し、シリアの指導部の信用を失墜させるためにあらゆる措置を講じ、そのために化学兵器を使用した挑発を準備しているとするセルゲイ・ナルイシキン長官の声明を発表した。

ナルイシキン長官は以下の通り述べたという。

ロシア対外情報局の入手可能なデータによると、化学兵器を使用する手法は、5月にシリアのイドリブ県で反体制武装勢力によって実践された。
CIAの統制下にある現地のアル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構、トルキスタン・イスラーム党の過激派によって、民間人約100人が毒殺された。

ナルイシキン長官はまた、米国によるダーイシュ(イスラーム国)支援の実態について以下の通り述べた。

米国はシリア南部で活動するダーイシュに有毒物質を詰めた弾頭を装填したミサイルを供与した…。それはタンフ基地(米国(有志連合)がヒムス県タンフ国境通行所に違法に設置している基地)からさほど遠くないХавия村とЗаврия村で行われた。

この場所は真の「悪党の巣窟」となっている。そこでは最近になって、米英の「共同情報委員会」が創設され、シリア南部と首都ダマスカス一帯におけるダーイシュの活動を統制する本部となっている。同委員会は米中央軍(CENTCOM)のジェームズ・メロイ副司令官の指揮下にある。

アングロサクソン人は、いつものように、強力なメディア・キャンペーンで自らの陰謀を支援する準備をしている。その目的は、アラブ世界の国々に、アサド大統領との対話再開を支持する選択が「戦略的間違い」であることを示そうとするものだ。このアプローチに同意しない者は直接制裁の脅威に晒されることになる、と。

RIAノーヴォスチ通信(7月3日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 3, 2023をもとに作成。

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ロシア軍の装甲車3輌が、シリア民主軍の車輛1輌とシリア軍の貨物車輛1輌を伴い、ハサカ県ダルバースィーヤ市農村地帯に設置されているシリア軍の拠点に兵站物資を輸送(2023年7月2日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍の装甲車3輌が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍渉外局の車輛1輌とシリア軍の貨物車輛1輌を伴い、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるダルバースィーヤ市農村地帯に設置されているシリア軍の拠点に兵站物資を輸送した。

AFP, July 2, 2023、ANHA, July 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2023、‘Inab Baladi, July 2, 2023、Reuters, July 2, 2023、SANA, July 2, 2023、SOHR, July 2, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領はシリアを訪問中のオーストラリアのキリスト教会使節団と会談し、西側諸国によるシリア制裁への解除に向けた取り組みにつけて意見を交わす(2023年7月2日)

アサド大統領はシリアを訪問中のオーストラリアのキリスト教会使節団と会談し、西側諸国によるシリア制裁への解除に向けた取り組みにつけて意見を交わした。

使節団は、アルメニア・カトリック、アルメニア正教、コプト教会の司祭からなり、アサド大統領は、シリアの問題や同国が直面する政治的・経済的戦争に対して、オーストラリアなどの諸外国の東方教会が道徳的・倫理的問題において果たしている役割、オーストラリアのシリア人コニュニティやそのほかのアラブ人コミュニティに対して教会長らが家族の価値、アイデンティティ、祖国への帰属などを強化するために果たしている役割について検討した。



https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/661700302662953

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使節団はまたファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣とも個別に会談した。

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SANA(7月2日付)が伝えた。

AFP, July 2, 2023、ANHA, July 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2023、‘Inab Baladi, July 2, 2023、Reuters, July 2, 2023、SANA, July 2, 2023、SOHR, July 2, 2023などをもとに作成。

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イスラエル軍がヒムス県を爆撃する一方、シリア軍が発射した地対空ミサイル1発がイスラエル南部に着弾(2023年7月2日)

国防省は声明を出し、シリア軍が2日の午前0時20分頃、イスラエル軍がレバノンの首都北東上空方面からヒムス県ヒムス市一帯の複数ヶ所に対して爆撃を行い、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、被害は物的被害に限定されたと発表した。

https://www.facebook.com/mod.gov.sy/posts/601887518754805

また、SANA(7月2日付)はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/syrianarabnews/)で2日午前0時49分、ツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/SanaAjel/)で0時50分に、爆撃が行われたと速報で伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/251316377631797

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一方、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は2日午前0時48分、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)を通じて、シリア領内からイスラエル領内に向けて対空ミサイル1発が発射され、同ミサイルは上空で爆発したと見られるとの速報を発表した。

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アヴィハイ・アドライ報道官はまた午前4時53分に、イスラエル軍の戦闘機複数機が、イスラエル領内にミサイルを発射したシリア領内の防空ミサイル発射台を狙ったと発表した。

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さらに午前11時1分、イスラエル軍の戦闘機複数機が、イスラエル領内にミサイルを発射したシリア領内の防空ミサイル発射台を爆撃したとしたうえで、同地の複数の標的も爆撃したと発表した。

また、シリア領内から発射されたミサイルについて、上空で爆発したことを確認、死傷者もなかったと発表した。

https://twitter.com/AvichayAdraee/status/1675323817713971201

イスラエル国防省も12日午前0時49分とツイッターのアカウント(https://twitter.com/IDF/)を通じて、シリア領内からイスラエルに向かって対空ミサイルが発射され、ミサイルがイスラエル領空で爆発したと発表した。

また0時56分、これに対する報復として、イスラエル軍戦闘機複数機が地対空ミサイル発射台などを爆撃したと発表した。

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これに関して、ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は以下の通り発表した。

7月2日の午前0時20分から午前0時30分にかけて、イスラエル空軍のF-15戦術戦闘機4機が、地中海からレバノン北部を経由して、ヒムス県一帯の標的に8発の誘導ミサイルによる爆撃を行った。また、午前4時35分から4時39分にかけて、イスラエル空軍F-16戦術戦闘機2機が、レバノン北部からハマー県ミスヤーフ市一帯地域のインフラ施設に対して2発の誘導ミサイルによる爆撃を行った。

なお、グリノフ副センター長の発表によると、この爆撃による死傷者はなかった。

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タイム・オブ・イスラエル(7月2日付)は、発射されたのがロシア製のS-200ミサイル・システムだとしたうえで、ミサイル1発がイスラエル領空で爆発し、その金属片が同国南部のラハトに着弾したと伝え、金属片の写真を公開した。

https://twitter.com/SAMSyria0/status/1675260486038814727

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シリア人権監視団によると、爆撃は、ヒムス市北東のナジュマ村にある貯蔵庫を狙ったもので、「イランの民兵」1人が死亡、外国人4人が負傷した。

また、タルトゥース県のカドムース町近郊のS-200防空システムが配備された基地が狙われ、シリア軍防空部隊の兵士4人が負傷した。

AFP, July 2, 2023、ANHA, July 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2023、‘Inab Baladi, July 2, 2023、Reuters, July 2, 2023、RIA Novosti, July 2, 2023、SANA, July 2, 2023、SOHR, July 2, 2023、The Time of Israel, July 2, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合が過去24時間に、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に14回にわたって違反したことを確認したと発表(2023年7月2日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、米主導の有志連合が過去24時間に、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に14回にわたって違反したことを確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月2日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 2, 2023をもとに作成。

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トルコの当局はこの1週間で「一時保護身分証」を取得しているシリア難民390人をアレッポ県に強制出国(2023年7月1日)

シリア人権監視団は、トルコの当局がこの1週間で、「一時保護身分証」(TPID、 Kimlik)を取得しているシリア難民390人をアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所経由で占領下の「ユーフラテスの盾」地域内に位置するアアザーズ市に強制出国させたと発表した。

AFP, July 1, 2023、ANHA, July 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2023、‘Inab Baladi, July 1, 2023、Reuters, July 1, 2023、SANA, July 1, 2023、SOHR, July 1, 2023などをもとに作成。

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アレッポ市のギリシャ・カトリック聖ジョージ教会で、オーストラリアの使節団が出席するなか、平和への祈りをささげるミサ(2023年7月1日)

アレッポ県では、アレッポ市にあるギリシャ・カトリックの聖ジョージ教会で、オーストラリアの同教会のロバート・ラバート司教を代表とする使節団が出席するなか、平和への祈りをささげるミサが行われた。

オーストラリアのギリシャ・カトリック使節団は、アレッポとの連帯を示すため、2日間の予定で同地を訪問していた。

SANA(7月1日付)が伝えた。

AFP, July 1, 2023、ANHA, July 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2023、‘Inab Baladi, July 1, 2023、Reuters, July 1, 2023、SANA, July 1, 2023、SOHR, July 1, 2023などをもとに作成。

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シリア外務在外居住者省はフランスの首都パリ郊外のナンテールで発生したフランス警察によるアルジェリア系移民2世の射殺事件を非難、抗議デモへの連帯を表明(2023年7月1日)

外務在外居住者省の公式筋は、6月27日にフランスの首都パリ郊外のナンテールで発生したフランス警察によるアルジェリア系移民2世の射殺事件に関して、「冷酷且つ意図的に殺害された」、「無謀で無責任な(当局の)振る舞いに抗議して数百万人がデモを行うことになった」として「強く非難する」としたうえで、「フランスの警察、治安当局、高官らの根深い人種差別感情や振る舞いを抑えるよう求めている勢力を擁護する」と表明した。

SANA(7月1日付)が伝えた。

AFP, July 1, 2023、ANHA, July 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2023、‘Inab Baladi, July 1, 2023、Reuters, July 1, 2023、SANA, July 1, 2023、SOHR, July 1, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センター:シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合の有人・無人航空機による違反が6月の1ヵ月間だけで315件確認(2023年7月1日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合の友人・無人航空機による違反が、6月の1ヵ月間だけで315件確認されたと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月1日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 1, 2023をもとに作成。

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ロシアを訪問中のアスマー・アフラス大統領夫人がRTのインタビューに応じる:「全世界に最大の課題は、国民アイデンティティを溶解させようとするネオリベラリスムに対処することです」(2023年6月30日)

ロシアのRTアラビア語放送(6月30日付)は、モスクワを訪問中のアスマー・アフラス大統領夫人との単独インタビューを行った。

アスマー夫人は、アサド大統領の長男のハーフィズ・バッシャール・アサド氏が修士号を取得したM.V.ロモノーソフ・モスクワ国立総合大学(モスクワ大学、МГУ)での大学院修了式・学位授与式に招待されていた。

インタビューはSANA(6月30日付)でも映像と全文が掲載された。


https://youtu.be/iIKKgdJAESY

アスマー夫人の発言は以下の通り。

(修士課程を修了したハーフィズ氏に母親としてどのような言葉をかけたのかとの問いに対して)私にとって、優等学位は、その人の性格のなかにある一連の原則を反映したものです。献身、挑戦、責任、忍耐といった一連の原則が、その人をこの学位に至らせます。今日、私が抱いているのは、誇りの気持ちで、それは、これらの資質を持つ子供たちの母親の気持ちと同じです。これらの資質は成功や優秀な成績に至る道なのです。また、満足感も抱いています。なぜなら、家族とは常にもっとも優秀な子供を国に捧げたいと考えているからです。これこそが今日、私がハーフィズの優秀さのなかに見たものです。
(完璧さという言葉をどのように理解しているかとの問いに対して)完璧さとはもちろん万世の主のものです。でも、確かなのは、私たちは優秀な成績を数字としてではなく、概念として見ているということです。優秀な成績という概念とは、人が、あらゆるものが完璧ではないからといって受け入れることはないということです。こうした念が生きるための文化となります。それは科学にかかわっているだけではなりません。仕事、スポーツ、個人の人生にかかる生きるための文化なのです。例えば、個人が祖国に半分だけ帰属する、あるいは家族に半分だけ属すということはあり得ません。私たちは自分たちの専攻を特定の段階だけ好きですと言うことはできません。それは、数字としての狭義の成績がよりも大きな思考にかかわる文化なのです。

(生きるための文化が個人にとって未来の武器になるかとの問いに対して)、優秀な生徒たちと行ったすべての懇談のなかで、彼らがいつも逆のことを言っていることだけは確かです。これは彼らにとって最大のインセンティブなのです。なぜなら、彼らが何らかの段階に至る時、彼ら自身が天井を引き上げるからです。優秀な学生が持つ野心はいつも無限の野心なのです。常により良いものをめざしています。私たちの社会にはこうした文化が必要なのです。こうした思考が必要なのです。それによって私たちは真の覚醒を生み出すことができます。

(留学が持つ二面性について)良い面と悪い面は実施のところ、それにどのように対処するかにかかっています。でも、私にとって、そのことの意義は様々な側面に潜んでいます。まず、数学の分野で世界的なレベルにあることで知られるモスクワ大学のような由緒ある大学、あるいはハーフィズが卒業したダマスカスの応用科学テクノロジー高等学院のような先進的な専門大学で研究をすれば、高い学歴を得ることができます。第2の側面は、より意義のあることですが、第2の文化への道が開かれることです。この開放それ自体がその人の地平を切り開くのに資するのです。とくに、ロシアの文化は東洋の文化です。また、それは、概念や原則などのさまざまな側面でシリア社会と交差しています。こうしたことのすべてが強力な基盤を気づく素地となり、若者たちの間で、深淵で幅広い対話が行われることになります。さらに、既存のコミュニケーションの架け橋を強固なものとしていきます。

(ロシアとシリアにとって共通の課題とは何かとの問いに対して)もちろん課題を共有しています。とくに、世界は今日、SNSの普及によって狭くなりました。また、ロシアとシリアには、社会面、政治面で、共通点、類似点がいくつもあります。両国は近代史から今日に至るまで、分割、周縁化、包囲を主たる目的とする多くの試みにさらされてきました。もちろん、両国の決定を掌握しようとするものです。これ自体は今日、そして未来において大きなものになっています。でも、全世界にとってより包括的で一般的な課題は、諸国民に課されようとしているネオリベラリスムに対処するという課題です。その目的はもちろん、国民アイデンティティを溶解させることにあります。国民アイデンティティだけでなく、人としてのアイデンティティを作り出しているすべての要素、祖国への帰属、習慣、伝統、健全な社会的概念、社会の調和を維持するための道徳をです。もちろん、家族がどの社会においても基本的な細胞をなしています。私は、こうした問題について、世界の若者、とりわけ私たち東洋の社会の若者たちの間で対話がなされなければいけないと見ています。なぜならこれらの社会は第1に、そして直接に脅威に晒されているからです。でも、これらの社会は、その文化、道徳、価値観によってこうした攻撃を退ける能力を持ってもいます。

(共通の課題への解決策は何だと思うかとの問いに対して)解決策や役割はもちろん対話の結果として確定します。対話せずに決めることはできません。でも、基本的には、教育、研究、思考、文化、青少年にかかる機関などの関係機関があります。それらは、特に社会や経済といった分野で、コミュニケーションや交流関係を築くことができます。これは、深く根付いたものであり、数千もの家族がともに作り出してきました。これは、対話の基礎があることの証拠です。これが対話を成功させる追加要素となることは確かです。

(ロシア訪問直前にワグネル・グループ社創設者のエフゲニー・プリゴジン氏の反乱が起きたことに恐怖は抱かなかったのかとの問いに対して)ロシアの友人は、私たちの戦争において私たちに寄り添うに際して、躊躇しませんでした。私たちも(ロシアが直面している)この戦争においてロシアの人々と寄り添うことを躊躇しませんでしたし、躊躇はしていません。

(ロシアを学ぶことはできるかとの問いに対して)言語はコミュニケーションと文化の懸け橋です。ロシアの文化は非常に由緒があり、その歴史は非常に古いものです。仕事の負担が減り、将来、この言語(ロシア語)を学ぶ機会を持てればと願っています。

 

AFP, June 30, 2023、ANHA, June 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 30, 2023、Reuters, June 30, 2023、SANA, June 30, 2023、SOHR, June 30, 2023などをもとに作成。

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シリア軍事外交筋:米国の諜報員とウクライナ保安庁が、シリアにおけるロシアのプレゼンスに対抗するため、イラクで定期的に協議を行い、シリア国内でテロ組織を増員することを決定した(2023年6月30日)

RIAノーヴォスチ(6月30日付)は、シリアの軍事外交筋の話として、米国の諜報員とウクライナ保安庁が、シリアにおけるロシアのプレゼンスに対抗するため、イラクで定期的に協議を行っており、シリア国内でテロ組織を増員する決定が下されたと伝えた。

この軍事外交筋は、以下の通り述べているという。

イラクでは、米国の諜報員とウクライナ治安局の職員が、シリアにおけるロシアのプレゼンスに対抗するため定期的に協議を行っている。特に、テロ組織を増員するという決定もなされた。
過激派の募集とシリアへの移送の任務は通常は、イラク・クルドディスタン地域のファルハード・アリー・シャーキル・ウクライナ名誉領事に委ねられている。テロリストの戦闘訓練は、米軍の教練を受けたウクライナ人専門家によってイラク国内の基地で行われることになる。

RIA Novosti, June 30, 2023をもとに作成。

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米国務省はシリア政府が関与しているとされるカプタゴンの生産や拡散に対抗するための戦略を記した報告書を議会に提出(2023年6月29日)

米国務省は、シリア政府が関与しているとされるカプタゴンの生産や拡散に対抗するための戦略を記した報告書を議会に提出した。

報告書は以下4点を骨子とする。

1. 法執行機関の捜査に対する外交面および諜報面の支援。
2. シリアの体制の密輸ネットワークを標的とした経済制裁やそのほかの金融措置の活用。
3. 麻薬を撲滅し、カプタゴンなどの違法薬物の製造に使用される違法合成薬物の供給を絶つのに必要な能力を構築するための協力国への支援や教練、多国間による関連機関の協力。
4. シリアの体制への外交圧力。

AFP, June 30, 2023、ANHA, June 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 30, 2023、Reuters, June 30, 2023、SANA, June 30, 2023、SOHR, June 30, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領長男のハーフィズ氏がモスクワ大学で純粋数学の修士号を取得、アスマー夫人がモスクワでの修了式・学位授与式に参列(2023年6月29日)

シリアの優秀創造性機構(DCA)はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/DCA.SYRIA/)などを通じて、アサド大統領の長男のハーフィズ・バッシャール・アサド氏がロシアのM.V.ロモノーソフ・モスクワ国立総合大学(モスクワ大学、МГУ)の大学院修士課程を修了し、純粋数学の修士号を取得したと発表した。

https://www.facebook.com/DCA.SYRIA/posts/pfbid02zRkrBBJj1FiuGdCWexr2CuE58RnnXP5RfF4XxzYuwg4QaAUuKqacpbqx5ADajgC4l

ハーフィズ氏のウラジーミル・チュバリコフ教授の指導のもと、「整数の二次関数の値の合計として現れる整数」と題した修士論文を提出し、論文審査試験を優秀な成績を収めて、修了証書を受け取った。

ハーフィズ氏は、大学が優秀な学生に対して認める措置として、2年間の課程を1年で修め、修士号を取得した。

なお、ハーフィズ氏は、国際科学オリンピックへの参加経験があり、2018年に高等教育を優秀な成績で修了、応用科学テクロノジー高等研究所に就学、その後2022年にモスクワ大学の大学院に進学していた。

修了式・学位授与式には、母親で、DCCの会長を務めるアスマー・アフラス大統領夫人も参列した。

RIAノーヴォスチ通信(6月29日付)によると、アスマー夫人は、ヴィクトル・A・サドーヴニチィ総長の招待を受け、ロシアを訪問した。

AFP, June 29, 2023、ANHA, June 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 29, 2023、Reuters, June 29, 2023、RIA Novosti, June 29, 2023、SANA, June 29, 2023、SOHR, June 29, 2023などをもとに作成。

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イスラエル占領下のゴラン高原で巨大な爆発が発生(2023年6月29日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるハドル村に面するイスラエル占領下のゴラン高原(サヒータ地区)で巨大な爆発が発生した。

イナブ・バラディー(6月29日付)によると、爆発は、イスラエル軍が同地に敷設していた地雷を爆発させたことによるもの。

AFP, June 29, 2023、ANHA, June 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 29, 2023、‘Inab Baladi, June 29, 2023、Reuters, June 29, 2023、SANA, June 29, 2023、SOHR, June 29, 2023などをもとに作成。

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国連総会はシリアが反発するなか、同国での行方不明者の消息を調査するための独立機関の設置を決定する一方、安保理では越境(クロスボーダー)人道支援延長をめぐる審議が本格化(2023年6月29日)

国連総会(193ヵ国)は、2011年以降シリアで、当局によって拘束されるなどして失踪したとされる行方不明者約10万人の消息を調査するための独立機関(シリア・アラブ共和国における失踪者にかかる独立機関)の設置を定めた決議案を賛成多数で決定した。

決議案はルクセンブルグが提出、米英仏、日本など83ヵ国が賛成、シリア、ロシア、中国、イラン、キューバ、北朝鮮、ベネズエラなど11ヵ国が反対、インドなど62ヵ国が棄権した。

決議採択を受けて、シリアのバッサーム・サッバーグ国連代表は、この機関設置を定めて決議について、「シリアを標的とした、政治利用された新たな決議で、シリアの内政にあからさまに干渉しようとする姿勢を明らかに反映しており、米国を筆頭とする一部西側諸国がシリアに対して敵対的な手法を継続しようとするさらなる証拠だ」と非難した。

賛成した83ヵ国は、アルバニア、アンドラ、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、バハマ、ベルギー、ベニン、ボスニアヘルツェゴビナ、ブラジル、ブルガリア、カーボベルデ、カナダ、チリ、コロンビア、コスタリカ、キプロス、コートジボワール、クロアチア、キプロス、チェコ、デンマーク、ドミニカ、エクアドル、エストニア、フィジー、フィンランド、フランス、ガンビア、ジョージア、ドイツ、ギリシャ、グアテマラ、ホンジュラス、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本、キリバス、クウェート、ラトビア、リベリア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、マーシャル諸島、メキシコ、ミクロネシア、モナコ、モンテネグロ、ミャンマー、オランダ、ニュージーランド、北マケドニア、ノルウェー、パラオ、パナマ、パプアニューギニア、ペルー、ポーランド、ポルトガル、カタール、韓国、モルドバ、ルーマニア、サモア、サンマリノ、スロバキア、スロベニア、スペイン、スリナム、スウェーデン、スイス、トンガ、トルコ、ウクライナ、英国、米国、ウルグアイ、バツアツ。

反対した11ヵ国、バラルーシ、ボリビア、中国、キューバ、北朝鮮、エリトリア、イラン、ニカラグア、ロシア、シリア、ザンビア。

棄権した62ヵ国は、アルジェリア、アンゴラ、アルメニア、アゼルバイジャン、バーレーン、バングラデシュ、ベリーズ、ブルネイ、ブルンジ、カンボジア、カメルーン、中央アフリカ、チャド、コンゴ、ジプチ、エジプト、エルサルバドル、エチオピア、ガボン、ガーナ、ガイアナ、インド、インドネシア、イラク、ヨルダン、カザフスタン、ケニヤ、キルギスタン、ラオス、レバノン、マダガスカル、マレーシア、モーリタニア、モーリシャス、モンゴル、モロッコ、ネパール、ナイジェリア、オマーン、パキスタン、フィリピン、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン、サウジアラビア、セネガル、セルビア、シンガポール、ソロモン諸島、南アフリカ、スリランカ、タジキスタン、タイ、東チモール、トーゴ―、トリニダード・トバゴ、チュニジア、ウガンダ、アラブ首長国連邦、タンザニア、ウズベキスタン、ベトナム、イエメン。

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国連安保では、シリアの人道・政治情勢にかかる会合が開かれた。

会合では、マーティン・グリフィス国連人道問題担当事務次長とナジャート・ルシュディー国連シリア担当副特使が、7月10日に失効するシリアへの越境(クロスボーダー)での人道支援の期間を12ヵ月再延長するよう訴えた。

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これに対して、シリアのバッサーム・サッバーグ国連代表は、シリアにおける人道状況の改善には、シリアへの持続的な支援を充実させることが必要だとしたうえで、早期復旧プロジェクトへの支援を求めた。

また、難民の帰還をめぐる問題を政治利用すべきでないと主張するとともに、境界経由(クロスライン)による人道支援の輸送に何らの進展が見られず、越境支援では物資を届けることができない要支援者への支援が、テロ組織による境界経由支援への妨害によって行えていないと訴えた。


イナブ・バラディー(6月29日付)、SANA(6月29日付)などが伝えた。

AFP, June 29, 2023、ANHA, June 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 29, 2023、Reuters, June 29, 2023、SANA, June 29, 2023、SOHR, June 29, 2023などをもとに作成。

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外務在外居住者省はスウェーデンでイスラーム教の聖典コーランが燃やされた事件をもっともも厳しい表現で非難(2023年6月29日)

外務在外居住者省の公式筋は声明を出し、スウェーデンでイスラーム教の聖典コーランがイラクからの難民とされる男性によって燃やされた事件について「もっともも厳しい表現で非難する」と発表した。

また、アラブ作家連合、ビラード・シャーム・ウラマー連合も声明を出し、これを非難した。

SANA(6月29日付)が伝えた。

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スウェーデンでは、首都ストックホルムで28日、コーランを燃やす抗議行動があった。

ロイター通信(6月29日付)などによると、モスクの前で行われた抗議行動は2人の男性による小規模なもので、2人のうちの1人がモスクの外でコーランを破き、それで自分の靴を拭いた後に燃やした。

火をつけた男性は、イラクから数年前に逃れてきたという難民で、コーランの内容を批判していたとされる。

周囲にいた約200人がこの様子を目撃し、「(コーランを)燃やせ」などと叫ぶ賛同者もいたという。

AFP, June 29, 2023、ANHA, June 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 29, 2023、Reuters, June 29, 2023、SANA, June 29, 2023、SOHR, June 29, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合がシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に10回違反したと発表(2023年6月29日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、米主導の有志連合がシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への違反を続けているとしたうえで、29日の1日間で10回の違反を確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(6月29日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 29, 2023をもとに作成。

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トルコ当局はシリア難民40人をシリアに強制退去(2023年6月28日)

ラッカ県では、ANHA(6月29日付)が地元筋の話として伝えたところによると、トルコの当局が、同国で暮らしていたシリア難民40人あまりに「自発的帰還」を望むとする書類への署名を強要、トルコの占領下にある「平和の泉」地域内に位置するタッル・アブヤド市のシリア国民軍憲兵隊に身柄を引き渡した。

シリア人権監視団によると、強制退去を余儀なくされたのは約30人で、250トルコ・リラの一時金を支給され、シリア国民軍に身柄を引き渡されたという。

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一方、イナブ・バラディー(6月29日付)は、キリス県にあるいわゆるキリス・キャンプで暮らしていた難民約40人がキャンプからの逃走を図ったことを受け、130人をシリアに強制退去させたと伝えた。

https://www.facebook.com/ahmed.katiee/posts/pfbid035xHfGmp9vwFcbp9H7gJypJ4G6GKA92sFq4W6iCXR9ZgrW2fct36Q2njhbPM1mvqql?ref=embed_post

AFP, June 29, 2023、ANHA, June 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 29, 2023、‘Inab Baladi, June 29, 2023、Reuters, June 29, 2023、SANA, June 29, 2023、SOHR, June 29, 2023などをもとに作成。

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米国防総省高官はシリア国内でワグネル・グループ社の司令官多数が拘束されたと主張する一方、『ウォール・ストリート・ジャーナル』はロシアがシリアに対して同社の部隊をロシアに送還しないよう求めたと伝える(2023年6月28日)

スカイ・ニュース・アラビア語版(6月28日付)は、米国防総省の高官の話として、ロシア軍の諜報機関がシリア国内でワグネル・グループ社の司令官多数を拘束したと伝えた。

同サイトによると、これに関して、ドイツの国防省の元高官も、シリア軍とロシア軍がシリア国内でワグネル・グループ社の要員多数を拘束したと主張していた。

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一方、『ウォール・ストリート・ジャーナル』(6月28日付)は、26日のロシアのセルゲイ・ヴェルシニン外務副大臣のシリア訪問とアサド大統領との会談について、ヴェルシニン外務副大臣がシリア側に対して、ロシア政府と連携せずにワグネル・グループ社の部隊をロシアに送還しないよう求めるとともに、シリア各地に駐留する同社の戦闘員に対して、シリア駐留ロシア軍の司令部が設置されているラタキア県のフマイミーム航空基地に帰還するよう指示したことを粗かにした、と伝えた。

Sky News Arabic, June 28, 2023、The Wall Street Journal, June 28, 2023をもとに作成。

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シリア人権監視団:ロシア軍はシリアで活動するワグネル・グループ社の部隊に、シリアを立ち去るか、ロシア軍に従軍しするかを選ぶよう求める(2023年6月28日)

シリア人権監視団は、ロシア軍が、シリアで活動するワグネル・グループ社の部隊に対して、シリアを立ち去るか、ロシア軍に従軍し、シリア駐留ロシア軍司令部のもとで任務を継続するかのいずれかを選ぶための猶予を与える一方、同社の業務を請け負ってきたシリアの業者との契約解除を進めていると発表した。

この動きは、ワグネル・グループ社の創設者であるエフゲニー・プリゴジン氏がロシアで武装反乱(24日)を企てたことを受けたもの。

同監視団によると、シリアにはワグネル・グループ社によって雇われた、旧ソ連諸国出身の戦闘員が2,000人以上駐留している。

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なお、同監視団によると、シリア国内には、旧ソ連構成諸国出身の戦闘員2,000人以上が駐留している一方、シリア人3,000人以上を戦闘員として雇用している。

戦闘員には、月額で1200~4000米ドルが報酬として支払われてきた。

AFP, June 28, 2023、ANHA, June 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2023、Reuters, June 28, 2023、SANA, June 28, 2023、SOHR, June 28, 2023、June 29, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県アームーダー市近郊を移動中の車をドローンで爆撃(2023年6月28日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアームーダー市近郊を移動中の車を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

爆撃による死傷者はなかった。

AFP, June 28, 2023、ANHA, June 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2023、Reuters, June 28, 2023、SANA, June 28, 2023、SOHR, June 28, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】UAEでの治療を終えた被災者3人がシリアに帰国し、ラタキア県知事の慰問を受ける(2023年6月28日)

ラタキア県のアーミル・ヒラール知事は、アサド大統領とアスマー・アフラス夫人の名代として、アラブ首長国連邦(UAE)での治療を終えて帰国した被災者3人(マフムード・スクールさん、ラウワーン・イーサーさん、アリー・ランムーさん)を慰問した。

3人は、28日朝にダマスカス国際空港に帰国、ラタキア県に移動していた。


SANA(6月28日付)が伝えた。

AFP, June 28, 2023、ANHA, June 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2023、Reuters, June 28, 2023、SANA, June 28, 2023、SOHR, June 28, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領はムハンマドUAE大統領とイード・アル=アドハーの祝電を交わす(2023年6月28日)

アサド大統領はアラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領とイスラーム教の犠牲祭(イード・アル=アドハー)の祝電を交わした。

AFP, June 28, 2023、ANHA, June 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2023、Reuters, June 28, 2023、SANA, June 28, 2023、SOHR, June 28, 2023などをもとに作成。

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シリア公式筋:ワグネル・グループ社は現在、シリアでの軍事作戦に参加していない(2023年6月27日)

RTアラビア語版(6月27日付)は、シリアの複数の公式筋の話として、シリア国内でロシアのワグネル・グループ社が現在いかなる活動も行っていないと伝え、同国での軍事作戦に参加しているとの見方を否定した。

RT Arabic, June 27, 2023などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプに支援物資が輸送される(2023年6月27日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプにタンフ国境通行所の基地方面から支援物資が輸送された。

物資が輸送されるのは20日に続いて2回目。

AFP, June 27, 2023、ANHA, June 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2023、Reuters, June 27, 2023、SANA, June 27, 2023、SOHR, June 27, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がイドリブ県ザーウィヤ山地方などを7回にわたって爆撃し、シャーム解放機構メンバー8人を殺害(2023年6月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のサルジャ村、アルバイーン山地方一帯を7回にわたって爆撃した。

この爆撃で、ザーウィヤ山地方にあるシャーム解放機構の拠点が狙われ、同機構に所属するハムザ旅団のメンバー8人が死亡、複数が負傷した。

シリア軍も、ザーウィヤ山地方のバーラ村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のジューリーン村を砲撃し、住民2人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サフワ村とジュビーブ村を結ぶ街道に設置されているシリア軍第5軍団の検問所で、静止を振り切って通過しようとした若者2人と検問所に駐留する部隊が交戦、若者1人が死亡、3人が負傷した。

AFP, June 27, 2023、ANHA, June 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2023、Reuters, June 27, 2023、SANA, June 27, 2023、SOHR, June 27, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構は同機構の軍事部門の幹部と総合治安局の幹部複数人をシリア政府や米主導の有志連合と内通していた容疑で逮捕(2023年6月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がトルコの国家情報機関(MIT)から得た情報をもとに、同機構の軍事部門の幹部と総合治安局の幹部複数人をシリア政府や米主導の有志連合と内通していた容疑で逮捕した。

逮捕された場所は不明だが、シャーム解放機構は数日前からイドリブ市、ジスル・シュグール市、サルキーン市、アティマ村で厳戒態勢を強めていた。

AFP, June 27, 2023、ANHA, June 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2023、Reuters, June 27, 2023、SANA, June 27, 2023、SOHR, June 27, 2023などをもとに作成。

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シリアを訪問中のロシアのヴェルシニン外務副大臣はスーサーン外務在外居住者省次官と会談(2023年6月27日)

シリアを訪問中のロシアのセルゲイ・ヴェルシニン外務副大臣は、アイマン・スーサーン外務在外居住者省次官と会談し、両国関係、地域情勢と国際情勢の進展などについて意見を交わした。

SANA(6月26日付)が伝えた。

AFP, June 27, 2023、ANHA, June 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2023、Reuters, June 27, 2023、SANA, June 27, 2023、SOHR, June 27, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領はエジプトのスィースィー大統領からイード・アル=アドハーの祝辞を受け取る(2023年6月27日)

アサド大統領はエジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領からイスラーム教の犠牲祭(イード・アル=アドハー)の祝辞を受け取った。

SANA(6月26日付)が伝えた。

AFP, June 27, 2023、ANHA, June 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2023、Reuters, June 27, 2023、SANA, June 27, 2023、SOHR, June 27, 2023などをもとに作成。

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