ハサカ県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー60輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に(2023年1月4日)

ハサカ県では、SANA(1月4日付)によると、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー60輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

AFP, January 4, 2023、ANHA, January 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2023、Reuters, January 4, 2023、SANA, January 4, 2023、SOHR, January 4, 2023などをもとに作成。

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UAEのアブドゥッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン外務大臣がシリアを訪問し、アサド大統領と会談(2023年1月4日)

UAEのアブドゥッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン外務大臣を代表とする使節団とともに、シリアを訪問し、アサド大統領と会談した。

https://www.youtube.com/watch?v=cs43GupEMSA

SANA(1月4日付)によると、会談でアサド大統領はアブドゥッラー外務大臣らと、両国の友好関係、経済通商関係の発展の方途、地域情勢、国際情勢について意見を交わした。

会談には、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣、マンスール・アッザーム大統領府担当国務大臣、アイマン・スーサーン外務在外居住者省次官が同席した。

アブドゥッラー外務大臣は、アリー・ビン・ハマード・シャーミスィー国民安全保障評議会副書記長、サイード・ムバーラク・ハージリー経済通称問題担当外務副大臣らとともに4日午後に首都ダマスカスに到着していた。






https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02a34NKuKm1isLqujXV4K4kejJoRfdvjSXuNqWH8NRfJ4bJ1mFmUMf5AFojHXzHoT2l

AFP, January 4, 2023、ANHA, January 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2023、Reuters, January 4, 2023、SANA, January 4, 2023、SOHR, January 4, 2023などをもとに作成。

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米軍(有志連合)が違法に基地を設置しているダイル・ザウル県ウマル油田一帯に、所属不明のドローンが飛来、複数回にわたって爆発が発生(2023年1月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあり、米軍(有志連合)が違法に基地(グリーン・ヴィレッジ基地)を設置しているウマル油田一帯に、所属不明の無人航空機(ドローン)複数機が飛来、複数回にわたって爆発が発生した。

爆発に関しては、有志連合による演習だ、イラン・イスラーム革命防衛隊のガーセム・ソレイマーニー司令官暗殺(2020年1月3日)に対する「イランの民兵」の報復との情報が錯綜した。

AFP, January 3, 2023、ANHA, January 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 3, 2023、Reuters, January 3, 2023、SANA, January 3, 2023、SOHR, January 3, 2023などをもとに作成。

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アサーイシュが米主導の有志連合の支援を受け、ラッカ市でダーイシュのメンバー2人を拘束(2023年1月3日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の特殊部隊がラッカ市マイサルーン地区で、米主導の有志連合の航空支援を受けて、前年10月26日にラッカ市で発生した人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点などに対する攻撃に関与したとされるダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー2人を逮捕、連行した。

AFP, January 3, 2023、ANHA, January 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 3, 2023、Reuters, January 3, 2023、SANA, January 3, 2023、SOHR, January 3, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県タッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村をドローンで爆撃(2023年1月3日)

ハサカ県では、ANHA(1月3日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

シリア人権監視団によると、この爆撃で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士2人が死亡した。

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アレッポ県では、ANHA(1月3日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市一帯を砲撃した。

AFP, January 3, 2023、ANHA, January 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 3, 2023、Reuters, January 3, 2023、SANA, January 3, 2023、SOHR, January 3, 2023などをもとに作成。

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シリア民主軍はダーイシュ掃討を目的とする「ジャズィーラの稲妻」作戦で戦闘員や傭兵14人を逮捕(2023年1月2日)

ハサカ県では、ANHA(1月2日付)によると、12月29日にハサカ県フール・キャンプ、タッル・ハミース市一帯、タッル・ブラーク町一帯などで、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)、米主導の有志連合とともにダーイシュ(イスラーム国)掃討を目的とする「ジャズィーラの稲妻」作戦を開始した人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、戦闘員や傭兵14人を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるシュハイル村で米主導の有志連合がシリア民主軍の支援を受けて空挺作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー1人を逮捕した。

一方、ザッル村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のパトロール部隊がダーイシュ(イスラーム国)メンバーと見られる30代の男性1人を殺害した。

AFP, January 2, 2023、ANHA, January 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2023、Reuters, January 2, 2023、SANA, January 2, 2023、SOHR, January 2, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊のドローンで攻撃(2023年1月2日)

ハサカ県では、ANHA(1月2日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のアウジャ村を無人航空機(ドローン)で攻撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍のドローンが狙ったのは民家。

また、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるいわゆる「平和の泉」地域の拠点都市の一つラアス・アイン市近くの国境地帯で、シリア国民軍東部自由人連合の手引きでトルコに密入国しようとしたダイル・ザウル県出身の男性1人が、トルコ軍憲兵隊に射殺された。

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ラッカ県では、ANHA(1月2日付)によると、トルコ軍がシリア政府の支配下にあるアイン・イーサー市西方一帯、同市近郊のサイダー村、M4高速道路沿線一帯を砲撃した。

一方、SANA(1月2日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌1台が、タッル・サマン村とアイン・イーサー市を結ぶ街道で正体不明の武装集団の襲撃を受け、兵士多数が死傷した。

AFP, January 2, 2023、ANHA, January 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2023、Reuters, January 2, 2023、SANA, January 2, 2023、SOHR, January 2, 2023などをもとに作成。

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イスラエル軍がダマスカス国際空港を爆撃、空港が一時利用不能に(2023年1月2日)

シリア軍筋は報道声明を出し、1月2日午前2時頃、イスラエル軍がガリラヤ湖(ティベリウス湖)北東方面からダマスカス国際空港(ダマスカス郊外県)をミサイル多数で攻撃し、シリア軍兵士2人が死亡、2人が負傷するとともに、若干の物的被害が生じ、空港が利用不能となった。

https://www.facebook.com/ARMY.ALASSAD1/posts/pfbid0dczfnXxcP88Qa8Swy2wsEXssjbDgGrk7W4wcV13kbJLFUD9pyPRJbVt4s8n5vubUl?__cft__[0]=AZXnEBbdPYSeB5lnfCcB9xkirlG3cMAr1npo994AhZbmSdjo343Hsxgp4GvQorc81sDTqpzgHcMYuBlOLuNBVfXB7aha2F9U-ZqYBgRY59oQ-7M3hT0eDkcqm-aAxvV3DqXtOtaeP0-ETyYxK5f49WOmBcMCKW2qT09cRa45AabUQxykxUKHahBSu0NTVTJZRfAoD4pH4VslHdLKQc5tavFz&__tn__=%2CO%2CP-R

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運輸省はその後声明を出し、職員や関係機関が復旧作業を行い、午前9時から空港の業務を再開すると発表した。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0q8Nt739Med28Z9U3ZxGiEQgjWedmk6q9sGZHLDJKePYdSr32Sv1NUUYy3f1RqPTcl&id=100064584436235&__cft__[0]=AZXLk-wJiHCBBbZ_iN7nB14wg6_bJJ5eks8Zk0dso2l972Bre0scbtj0MvbmNDr-0cqNc64sGRUrWDmlVphPBAup4L_XtcKAH8T3egViLwyfw1EIL1e8TKTGOZG9gGTL88RKVCb4FRi3qdpH72bYGNRJWplGo0Cpj-fIYHXHB86pGnE_WRkLTi68siSdSiqCMBw1jyXJ8hmzrDrGwXFr9nFa&__tn__=%2CO%2CP-R

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また、外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長に書簡を送り、主権、領土の一体性の防衛と、内政干渉を拒否するシリアおよび不屈のシリア国民に対する犯罪と非難するととも、12月30日のダイル・ザウル県でのティーム油田従業員に対するテロ攻撃の直後に行われた今回の爆撃が、ダーイシュ(イスラーム国)とイスラエルの連携を立証していると断じた。

そのうえで、国連に対して、こうした犯罪行為を非難し、再発防止に向けた緊急の行動をとるよう要請した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid036NejCpLME6XzSbRyz2grDMDB8YnJBTZ4M4tHyJBxzjhuA8Stmf1H1Szni5JJuPWil?__cft__[0]=AZWSuyLoq56MM3PbQekb_tcWcxXiMKPp4KtGnk-tdR3QY-KZL6t9qpI3liZA3G46cr6vNEo-6LuTLgbRCoJ3RG24P_sY0589wenIRYFjeJ6cN6cJUFaYmT2_gv7Z3nJfNca5No9DSMUN5CmZyeOJyeeGlRPCzM0jqSxxuFXwt6eKnTR9r-A3vqQB1O-27LD7SehyGhw_7COIQ2meYIfo5HvO&__tn__=%2CO%2CP-R

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SANA(1月2日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、爆撃は、空港近くの武器弾薬庫1棟を含む2棟が狙われ、シリア人2人を含む4人が死亡した。

また、旅客機用の滑走路の使用は再開されたが、貨物機および緊急離着陸用の滑走路の復旧作業は続いているという。

シリア人権監視団によると、その後死者は7人となった。

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タイムズ・オブ・イスラエル(1月2日付)は、攻撃直後に撮影されたとされる、ダマスカス国際空港の衛星画像を公開した。

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ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、イスラエル軍の攻撃に関して、F-16戦闘機4機がダマスカス郊外県ブライ村にある航空基地(ブライ航空基地)を狙い、兵士6人が死亡、3人が負傷したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(1月2日付)が伝えた。

AFP, January 2, 2023、ANHA, January 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2023、Reuters, January 2, 2023、RIA Novosti, January 2, 2023、SANA, January 2, 2023、SOHR, January 2, 2023、January 3, 2023、Times of Israel, January 2, 2023などをもとに作成。

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反体制組織のシリア対応調整者は国連安保理決議第2642号に基づく越境(クロスボーダー)人道支援が終了したと発表(2023年1月1日)

反体制組織のシリア対応調整者はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/humanitarianresponse1/)を通じて声明を出し、国連安保理決議第2642号に基づく越境(クロスボーダー)人道支援が終了したと発表した。

シリア対応調整者によると、貨物車輌30台からなる国連の最後の車列は、食料や医薬品のパックをイドリブ県とアレッポ県アアザーズ市方面に搬送し、活動は終了したという。

イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所経由で認められている越境人道支援は、1月10日に失効する。

 

https://www.facebook.com/humanitarianresponse1/posts/pfbid0KWPmmdmbdSmoME52k836wcR1BBymNyzYEhFqPB6yY8jcd8QorStLkvnoHz1uKzZ7l?__cft__%5B0%5D=AZXOPgmfkKt8mWjm3lvbNu-qSaFBZ6PRZT-fpqMrRM5p_DqYXupakVOpiHkF9Vy6nGvYX92vEqhuxQ_YfGd347hA5ibwS_LsLUQQHHxPHvmypNr2DoP-j6-wjcxJyEZcGMKqpy7rxcigColfC_4phd-wdIA4xbuhFp2Ar5EXE-wtAmUknk2biGhAv78XBjutqT9R665qW8h6eCtkuAIaw8T_&__tn__=%2CO%2CP-R

AFP, January 1, 2023、ANHA, January 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2023、Reuters, January 1, 2023、SANA, January 1, 2023、SOHR, January 1, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による8回の砲撃を確認したと発表(2023年1月1日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)による8回(イドリブ県3回、ラタキア県5回)の砲撃を確認したと発表した。

エゴロフ副センター長はまた、イドリブ県ルワイハ村一帯に対する「テロリスト」の砲撃で、シリア軍兵士1人が負傷したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(1月1日付)が伝えた。

RIA Novosti, January 1, 2023をもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣は、トルコ政府がシリアのミクダード外務在外居住者大臣との外相会談を2023年1月後半に行うことを提案したと明かす(2022年12月31日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、トルコ政府がシリアのファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣との外相会談を2023年1月後半に行うことを提案していることを明らかにした。
NTV(12月31日付)やハベルテゥルク(12月31日付)などによると、会談の場所は未定だが、ロシアの首都モスクワの可能性が高いという。

チャヴシュオール外務大臣はまた、シリア領内からのトルコ軍部隊の撤退については、「政治プロセス」が必要だとしたうえで、「テロ組織」がこのプロセスの隙間を埋めるべきではないと述べた。

AFP, December 31, 2022、ANHA, December 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2022、Haber Turk, December 31, 2022、NTV, December 31, 2022、Reuters, December 31, 2022、SANA, December 31, 2022、SOHR, December 31, 2022などをもとに作成。

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『ワタン』:シリア・トルコ・ロシア三ヵ国国防大臣会談で、トルコがシリア北部の占領地全域からの部隊撤退に同意(2022年12月31日)

『ワタン』(12月31日付)は首都ダマスカスの情報筋の話として、28日にロシアの首都モスクワで行われたシリアのアリー・マフムード・アッバース国防大臣、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣、トルコのフルシ・アカル国防大臣による三ヵ国国防大臣会談で、トルコがシリア北部の占領地全域からの部隊撤退に同意し、シリアの主権と領土の一体性を尊重することを確認し、合意実施に向けた専門委員会を設置することが立案されたと伝えた。

同紙によると、会談ではまた、イドリブ県中北部での停戦について定めた2020年3月のトルコとロシアの合意に基づいて、M4高速道路の再開についても議論された。

AFP, December 31, 2022、ANHA, December 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2022、Reuters, December 31, 2022、SANA, December 31, 2022、SOHR, December 31, 2022、al-Watan, December 31, 2022などをもとに作成。

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米軍(有志連合)が違法に基地を設置しているダイル・ザウル県ウマル油田上空に、「イランの民兵」所属と見られる無人航空機(ドローン)1機が飛来(2022年12月31日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあり、米軍(有志連合)が違法に基地(グリーン・ヴィレッジ基地)を設置しているウマル油田上空に、「イランの民兵」所属と見られる無人航空機(ドローン)1機が飛来、有志連合がこれを迎撃したが、ドローンは攻撃を回避し、しばらくして上空から立ち去った。

一方、シリア・テレビ(12月31日付)は30日深夜から31日未明にかけて、ウマル油田に設置されている米軍のグリーン・ヴィレッジ基地がロケット弾の攻撃を受けたと伝えた。

AFP, December 31, 2022、ANHA, December 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2022、Reuters, December 31, 2022、SANA, December 31, 2022、SOHR, December 31, 2022、Syria TV, December 31, 2021などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がハマー県、イドリブ県で交戦(2022年12月31日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のバラカ村、バフサ村、ミールザー砦、ジューリーン村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるナイラブ村、ルワイハ村一帯を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アイン・フール村の庁舎、学校、商店の壁に「国民は体制打倒を望む」、「革命は続く」、「我々は逮捕者が欲しい」、「シリアは自由、イランは出ていけ」、「占領国ロシアはシリア国民の敵」などと書かれた落書きが発見された。

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ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、ラタキア県での「テロリスト」の無人航空機(ドローン)での攻撃で、シリア軍兵士2人が負傷したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(12月31日付)が伝えた。

AFP, December 31, 2022、ANHA, December 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2022、Reuters, December 31, 2022、RIA Novosti, December 31, 2022、SANA, December 31, 2022、SOHR, December 31, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県タッル・リフアト市一帯を砲撃(2022年12月31日)

アレッポ県では、ANHA(1月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市一帯を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市で、正体不明の武装集団がシリア国民軍ハムザ師団の司令官を銃で撃ち、死亡させた。

また、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府の支配地の境界に位置するターディフ市一帯でシリア軍とシリア国民軍が交戦、シリア軍兵士1人が重傷を負い、その後死亡した。

AFP, December 31, 2022、ANHA, December 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2022、Reuters, December 31, 2022、SANA, December 31, 2022、SOHR, December 31, 2022、January 1, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市近郊のクライラシュ村に設置されているシリア軍検問所が、同地を通過しようとした米軍の車輌4輌からなる車列の通行を阻止(2022年12月30日)

ハサカ県では、SANA(12月26日付)、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市近郊のクライラシュ村に設置されているシリア軍検問所が、同地を通過しようとした米軍の車輌4輌からなる車列の通行を阻止、これを退却させた。

AFP, December 30, 2022、ANHA, December 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2022、Reuters, December 30, 2022、SANA, December 30, 2022、SOHR, December 30, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領とロシアのプーチン大統領が新年のお祝いのメッセージを交わす(2022年12月30日)

アサド大統領とロシアのヴラジーミル・プーチン大統領は、新年のお祝いのメッセージを交わした。

SANA(12月30日付)によると、アサド大統領は、来年がロシアにとってさらなる繁栄、進歩、繁栄をもたらすことを望むと伝えるとともに、「テロとの戦い」においてロシアがシリア国民に行っている大いなる支援、シリアの領土の平和と一体性維持に向けた取り組む、さらには世界の諸国民の大義に寄り添うロシアの姿勢を高く評価、シリアはロシアとの繋がりをさらに発展させ続けていくと強調した。

これに対して、プーチン大統領は、シリアの主権、領土の一体性とその保全に向けた支援を継続し、安定と復興に寄与し続け、シリア国民の平和と繁栄を願っていると応えた。

AFP, December 30, 2022、ANHA, December 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2022、Reuters, December 30, 2022、SANA, December 30, 2022、SOHR, December 30, 2022などをもとに作成。

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トルコのアカル国防大臣はシリアのアッバース国防大臣との会談について、PKK/YPG、ダーイシュといったテロ組織の無力化について議論したことを明かす(2022年12月29日)

トルコのフルシ・アカル国防大臣は、28日のロシアの首都モスクワでのシリアのアリー・マフムード・アッバース国防大臣との会談について報道声明を出し、会談でトルコ側が定期したもっとも重要な問題の一つが「テロとの戦い」だったことを明らかにした。

アカル国防大臣は、会談について、「我々にはそれ以外の目標はない。我々は、クルディスタン労働者党(PKK)/人民防衛隊(YPG)、ダーイシュ(イスラーム国)といったテロ組織のメンバーを無力化しようとしている」としたうえで、シリアとイラクの領土保全と主権を尊重すると強調、トルコへのさらなる難民の流入を阻止する取り組むべきだと述べた。

アナトリア通信(12月29日付)、RIAノーヴォスチ通信(12月29日付)などが伝えた。

AFP, December 29, 2022、Anadolu Ajansı, December 29, 2022、ANHA, December 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 29, 2022、Reuters, December 29, 2022、RIA Novosti, December 29, 2022、SANA, December 29, 2022、SOHR, December 29, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍はアレッポ県マーリキーヤ村にあるシリア軍の拠点1ヵ所をドローンで爆撃(2022年12月29日)

アレッポ県では、ANHA(12月29日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のワフシーヤ村のロシア軍基地一帯、スムーキーヤ村、タッル・マディーク村、シャフバー・ダムを砲撃した。

トルコ軍はまた、マーリキーヤ村にあるシリア軍の拠点1ヵ所に対して無人航空機(ドローン)で爆撃を行った。

AFP, December 29, 2022、ANHA, December 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 29, 2022、Reuters, December 29, 2022、SANA, December 29, 2022、SOHR, December 29, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による6回の砲撃を確認したと発表(2022年12月29日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)による6回(イドリブ県)の砲撃を確認した。

RIAノーヴォスチ通信(12月29日付)が伝えた。

RIA Novosti, December 29, 2022をもとに作成。

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ウクライナ産小麦がトルコから「ユーフラテスの盾」地域を経て、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県マンビジュ市一帯へ(2022年12月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の境界に位置するウンム・ジャッルード村と、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地の境界に位置するアウン・ダーダート村を結ぶ通行所を通じて、ウクライナ産の小麦を積んだ車列が入った。

車列は、トルコとロシアの業者の取引によるもので、ウクライナ産小麦は、トルコからトルコ占領地を経て、政府と北・東シリア自治局が共同統治下に置くマンビジュ市一帯に搬入された。

AFP, December 28, 2022、ANHA, December 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 28, 2022、Reuters, December 28, 2022、SANA, December 28, 2022、SOHR, December 28, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県でトルコ軍(あるいはシリア国民軍)のドローンが墜落(2022年12月28日)

アレッポ県では、ANHA(12月28日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のタナブ村を砲撃した。

一方、トルコ軍の無人航空機(ドローン)がマルアナーズ村に墜落した。

シリア人権監視団によると、墜落したのはトルコ軍ではなく、シリア国民軍が保有するドローンで、爆発物が装填されており、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって撃墜された。

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ラッカ県では、ANHA(12月28日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線一帯、ディブス村を砲撃した。

AFP, December 28, 2022、ANHA, December 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 28, 2022、Reuters, December 28, 2022、SANA, December 28, 2022、SOHR, December 28, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による7回の砲撃を確認したと発表(2022年12月28日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)による7回(イドリブ県)の砲撃を確認した。

RIAノーヴォスチ通信(12月28日付)が伝えた。

RIA Novosti, December 28, 2022をもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊を砲撃(2022年12月27日)

ハサカ県では、ANHA(12月27日付)、SANA(12月27日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のウンム・ハルマラ村、アサディーヤ村、ムシャイリファ村を砲撃した。

AFP, December 27, 2022、ANHA, December 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2022、Reuters, December 27, 2022、SANA, December 27, 2022、SOHR, December 27, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊のバイナ村を砲撃(2022年12月26日)

アレッポ県では、ANHA(12月26日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、ブルジュ・ハイダル村近郊とバッラーダ村近郊で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とシリア国民軍に所蔵するシャーム軍団が激しく交戦し、シャーム軍団の戦闘員6人が死亡、多数が負傷した。

AFP, December 26, 2022、ANHA, December 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2022、Reuters, December 26, 2022、SANA, December 26, 2022、SOHR, December 26, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市近郊のタッル・ザハブ村に設置されているシリア軍検問所が、同地を通過しようとした米軍の車輌5輌からなる車列の通行を阻止(2022年12月26日)

ハサカ県では、SANA(12月26日付)、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市近郊のタッル・ザハブ村に設置されているシリア軍検問所が、同地を通過しようとした米軍の車輌5輌からなる車列の通行を阻止、これを退却させた。

AFP, December 26, 2022、ANHA, December 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2022、Reuters, December 26, 2022、SANA, December 26, 2022、SOHR, December 26, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県、ラッカ県、ハサカ県を砲撃(2022年12月25日)

アレッポ県では、ANHA(12月25日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(12月25日付)によると、トルコ軍が占領下のタッル・アブヤド市近郊のザリー村に設置されているシリア軍の拠点を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(12月25日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のムシャイリファ村、アサディーヤ村を砲撃した。

AFP, December 25, 2022、ANHA, December 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2022、Reuters, December 25, 2022、SANA, December 25, 2022、SOHR, December 25, 2022などをもとに作成。

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英国防省は20日のアレッポ県バーブ市に対するドローン爆撃への関与を認める(2022年12月24日)

英国防省は声明を出し、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の拠点都市であるアレッポ県バーブ市中心部に近いハルウ地区の民家1棟が20日に所属不明の無人航空機(ドローン)の爆撃を受けて、イエメン人1人が重傷を負った件について、英軍所属のMQ-9リーパーがダーイシュ(イスラーム国)のテロリスト少なくとも1人の所在を確認し、爆撃を実施したことを明らかにした。

AFP, December 24, 2022、ANHA, December 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2022、Reuters, December 24, 2022、SANA, December 24, 2022、SOHR, December 24, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県に対して自爆型ドローンで2回の爆撃を行い、女児1人を含む住民4人が負傷(2022年12月24日)

ハサカ県では、ANHA(12月24日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のクーザリーヤ村、タッル・ラバン村を砲撃した。

トルコ軍はまた、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市近郊の農村地帯に対して自爆型の無人航空機(ドローン)で2度の攻撃を行い攻撃した。

1度目の攻撃は、カフターニーヤ氏東のカルスワール村を狙ったもので、女児1人を含む住民4人が負傷した。

2度目の攻撃は、タウィール村にいたる交差点を狙ったものだった。


一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「平和の泉」地域の拠点都市の一つラアス・アイン市近郊で、ダイル・ザウル県出身の男性2人が、東部自由人連合の密輸ルートを通ってトルコに密入国しようとしたが、トルコ軍憲兵隊に発見され射殺された。

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アレッポ県では、ANHA(12月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のバイルーニーヤ村、シャイフ・イーサー村、バイナ村、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のズィヤーラ村、ジャルガルー村、カラ・ムーグ村、ジャイシャーン村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(12月24日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市のサイダー村、アイン・イーサー・キャンプを砲撃した。

AFP, December 24, 2022、ANHA, December 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2022、Reuters, December 24, 2022、SANA, December 24, 2022、SOHR, December 24, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県、アレッポ県、ラッカ県への砲撃を続ける(2022年12月23日)

ハサカ県では、ANHA(12月23日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(12月23日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊ののシュユーフ・ファウカーニー町、ズール・マガール村、カラ・ムーグ村、ジャイシャーン村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア国民軍がシリア政府の支配地とトルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の境界に位置するアブー・ザンディーン村に潜入し、シリア軍兵士4人を殺害した。

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ラッカ県では、ANHA(12月23日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のハーリディーヤ村、フワイジャ村を砲撃した。

AFP, December 23, 2022、ANHA, December 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2022、Reuters, December 23, 2022、SANA, December 23, 2022、SOHR, December 23, 2022などをもとに作成。

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