ロシアとYPG主体のシリア民主軍は、米軍撤退後にマンビジュ市一帯にロシア軍を展開させることで合意(2019年3月11日)

アル・モニター(3月11日付)は、ロシアと人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がアレッポ県マンビジュ市一帯地域の処遇に関する合意を締結したと伝え、その内容を明らかにした。

合意は、トルコおよびその支援を受ける武装集団がマンビジュ市への侵攻を試みた場合、シリア駐留ロシア軍がこれに対峙することを定めたもの。

シリア民主軍の傘下で活動するマンビジュ軍事評議会のムハンマド・ムスタファー共同議長によると、「ロシアは米国が明日撤退したら、我々がこれにとって代わると彼ら(シリア民主軍)に通告した…。ロシア軍の司令官らは2日前、米国が退去したら、ロシアが国境に沿って部隊を展開させると述べた」という。

AFP, March 12, 2019、ANHA, March 12, 2019、Al-Monitor, March 12, 2019、AP, March 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2019、al-Hayat, March 13, 2019、Reuters, March 12, 2019、SANA, March 12, 2019、UPI, March 12, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダーイシュ最後の拠点バーグーズ村を爆撃、YPG主体のシリア民主軍の総攻撃続く(2019年3月11日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(3月11日付)によると、10日晩からダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地バーグーズ村で再開された人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による総攻撃は、11日早朝まで続き、ダーイシュとの間で激しい戦闘が行われた。

シリア民主軍は11日に入っても、攻撃を続け、バーグーズ村内のダーイシュ最大の武器弾薬庫を破壊した。

これに対して、ダーイシュのスリーパー・セルは、ブサイラ市でシリア民主軍を襲撃し、1人が死亡、1人が負傷した。

戦闘激化を受けて、ダーイシュの戦闘員とその家族数十人がシリア民主軍に投降した。

また、米主導の有志連合が11日夜、バーグーズ村に対する爆撃を実施した。

この爆撃に関して、SANA(3月11日付)は、複数の住民の話として、住民50人が死亡、数十人が負傷したと伝えた。

犠牲者のほとんどは女性と子供だという。

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なお、シリア民主軍の広報センターによると、バーグーズ村での11日の戦闘で、シリア民主軍はダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員38人を殲滅した。

シリア民主軍側は3人が戦死、10人が負傷したという。

ANHA(3月12日付)が伝えた。

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このほか、一方、ダイル・ザウル24(3月11日付)は、シリア民主軍が9日、バーグーズ村で女性1人とその子供たち多数を処刑、その画像がシリア民主軍のメンバーによって公開されたと伝えた。

 

AFP, March 11, 2019、ANHA, March 11, 2019、March 12, 2019、AP, March 11, 2019、Dayr al-Zawr 24, March 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 11, 2019、al-Hayat, March 12, 2019、Reuters, March 11, 2019、SANA, March 11, 2019、UPI, March 11, 2019などをもとに作成。

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アレッポ県北部でシリア民主軍所属のバーブ軍事評議会とトルコの支援を受ける武装集団が砲撃戦(2019年3月11日)

アレッポ県では、ANHA(3月11日付)によると、トルコの支援を受ける反体制武装集団が、ブワイヒジュ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するバーブ軍事評議会の拠点を砲撃、バーブ軍事評議会が応戦した。

AFP, March 11, 2019、ANHA, March 11, 2019、AP, March 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 11, 2019、al-Hayat, March 12, 2019、Reuters, March 11, 2019、SANA, March 11, 2019、UPI, March 11, 2019などをもとに作成。

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ロシア国防省はロシア軍がイドリブ県を爆撃しているとする一部報道を否定(2019年3月11日)

ロシア国防省は声明を出し、ロシア軍戦闘機がイドリブ県各所を爆撃しているとするアブハジア通信(ANNA News)などロシアの複数メディアの報道に関して、「事実に反する」と発表した。

スプートニク・ニュース(3月11日付)が伝えた。

AFP, March 11, 2019、ANHA, March 11, 2019、AP, March 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 11, 2019、al-Hayat, March 12, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 11, 2019、Reuters, March 11, 2019、SANA, March 11, 2019、Sputnik News, March 11, 2019、UPI, March 11, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから93人、ヨルダンから674人の難民が帰国、避難民93人が帰宅(2019年3月11日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月10日付)を公開し、3月9日に難民767人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは93人(うち女性28人、子供48人)、ヨルダンから帰国したのは674人(うち女性202人、子供344人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は155,716人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者58,884人(うち女性17,799人、子ども29,950人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者96,832人(うち女性29,075人、子ども49,370人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 384,996人(うち女性115,532人、子供196,242人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。

一方、国内避難民92人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは32人(うち女性17人、子供9人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは24人(うち女性8人、子ども11人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは36人(うち女性7人、子ども17人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は12,387人(うち女性4,277人、子供5,345人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,280,983人(うち女性386,836人、子供649,111人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 11, 2019をもとに作成。

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トルコ軍はイドリブ県内でのパトロール活動を中止(2019年3月10日)

ドゥラル・シャーミーヤ(3月10日付)は、トルコの庇護を受ける国民解放戦線傘下のシャーム軍団の司令官(匿名)の離しとして、8日にロシア軍とともにイドリブ県を中心とする緊張緩和地帯内の非武装地帯でパトロール活動を開始したトルコ軍が、10日にパトロール活動を中止したと伝えた。

同司令官によると、トルコ軍はシャーム軍団側に安全上の理由でパトロール活動を中止したと通告してきたが、理由については明らかにしなかったという。

パトロール活動は11日に再開される見込み。

AFP, March 10, 2019、ANHA, March 10, 2019、AP, March 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2019、al-Hayat, March 11, 2019、Reuters, March 10, 2019、SANA, March 10, 2019、UPI, March 10, 2019などをもとに作成。

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アサド大統領は中国の陈晓东外交部長助理と会談(2019年3月10日)

アサド大統領は、シリアを訪れた中国の陈晓东外交部長助理一行とダマスカスで会談した。

SANA(3月10日付)によると、会談では、政治、軍事、経済、文化、テクノロジーといった分野での両国の連携協力関係の強化の必要が確認された。

アサド大統領は会談で、シリアに対する戦争が、制裁や経済戦争を基礎とした新たなかたちに変容しつつあるとする一方、シリアでの「テロとの戦い」は国際社会全体で行われている戦争の一環で、過激思想は地理的に境界を越えて拡大する危険があると指摘、軍事面だけでなく、思想、イデオロギー面でも戦いを行う必要があると強調した。

また、「テロとの戦い」がシリア危機の政治的解決をもたらすものだとし、テロ拡散が続いているなかで政治的解決について話すことは、幻想であり偽りだと述べた。

陈外交部長助理はまた、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相とも個別に会談した。

AFP, March 10, 2019、ANHA, March 10, 2019、AP, March 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2019、al-Hayat, March 11, 2019、Reuters, March 10, 2019、SANA, March 10, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, March 10, 2019、UPI, March 10, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから89人、ヨルダンから824人の難民が帰国、避難民130人が帰宅(2019年3月10日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月10日付)を公開し、3月9日に難民913人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは89人(うち女性32人、子供53人)、ヨルダンから帰国したのは824人(うち女性220人、子供420人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は154,949人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者58,791人(うち女性17,771人、子ども29,374人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者96,158人(うち女性28,873人、子ども49,026人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 384,229人(うち女性115,302人、子供195,850人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。

一方、国内避難民130人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは34人(うち女性15人、子供15人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは22人(うち女性9人、子ども8人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは74人(うち女性20人、子ども28人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は12,295人(うち女性4,245人、子供5,308人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,280,891人(うち女性386,806人、子供649,074人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 10, 2019をもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「S-400購入は米国の安全保障ではなく、シリアでのトルコの活動の自由と関係している。その利用方法は明らかだ」(2019年3月9日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、統一地方選挙に向けてディアルバクル県で演説し、ロシアからのS-400防空システムの購入と、シリアでのトルコの軍事作戦の関係に言及した。

エルドアン大統領は「S-400防空システムの購入をめぐる取引と、米国の安全保障、NATO、F-35、プロジェクトも一切関係はない…。我々がS-400防空システムを購入した理由、そしてその理由に基づいてどのように利用するかは明白だ。問題はS-400防空システムの購入ではなく、トルコがこの地域、とりわけシリアでの活動の自由と関係している…。この問題をめぐってアンカラとワシントンの意見の相違が解消されることを望む」と述べた。

アナトリア通信(3月9日付)が伝えた。

AFP, March 9, 2019、Anadolu Ajansı, March 9, 2019、ANHA, March 9, 2019、AP, March 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2019、al-Hayat, March 10, 2019、Reuters, March 9, 2019、SANA, March 9, 2019、UPI, March 9, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから107人、ヨルダンから852人の難民が帰国、避難民107人が帰宅(2019年3月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月9日付)を公開し、3月8日に難民959人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは107人(うち女性33人、子供55人)、ヨルダンから帰国したのは852人(うち女性240人、子供408人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は154,036人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者58,702人(うち女性17,676人、子ども29,741人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者95,334人(うち女性28,626人、子ども48,606人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 382,357人(うち女性114,740人、子供194,859人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。

一方、国内避難民107人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは35人(うち女性14人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは28人(うち女性16人、子ども8人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは60人(うち女性16人、子ども33人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は12,058人(うち女性4,170人、子供5,210人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,280,654人(うち女性385,249人、子供647,245人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 9, 2019をもとに作成。

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トルコ・ロシア両軍がイドリブ県の非武装地帯でパトロール活動を開始(2019年3月8日)

トルコのフルシ・アカル国防大臣は、トルコ・ロシア両軍が、2018年9月17日にイドリブ県を中心とする緊張緩和地帯第1ゾーンで設置合意された非武装地帯でのパトロール活動を開始した、と発表した。

アカル国防大臣は、両軍のパトロール活動に関して「安定維持と停戦に向けた重要なステップ」だと強調しつつ、「シリア政府の停戦違反に我々はもっとも強く抗議している…。我々はシリア政府が停戦を遵守することを期待しており、ロシアにシリア軍の攻撃を停止させるよう求めている」と述べた。

また、「(シリア軍の)攻撃が続けば、(住民の)避難が始まる。350万の難民はトルコや欧州に留まるだけでなく、米国にも流れるだろう」と付言した。
アナトリア通信(3月8日付)が伝えた。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月8日付)によると、トルコ軍はアレッポ県南部アイス村近郊(アイス丘)に駐留する監視部隊が県南部一帯でパトロール活動を行ったという。

AFP, March 8, 2019、Anadolu Ajansı, March 8, 2019、ANHA, March 8, 2019、AP, March 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2019、al-Hayat, March 9, 2019、Reuters, March 8, 2019、SANA, March 8, 2019、UPI, March 8, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから120人、ヨルダンから800人の難民が帰国、避難民120人が帰宅(2019年3月8日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月8日付)を公開し、3月7日に難民920人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは120人(うち女性33人、子供55人)、ヨルダンから帰国したのは800人(うち女性240人、子供408人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は153,077人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者58,595人(うち女性17,676人、子ども29,741人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者94,482人(うち女性28,370人、子ども48,171人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 382,357人(うち女性114,740人、子供194,859人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。

一方、国内避難民120人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは35人(うち女性14人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは28人(うち女性16人、子ども8人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは60人(うち女性16人、子ども33人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は12,058人(うち女性4,170人、子供5,210人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,280,654人(うち女性385,249人、子供647,245人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 8, 2019をもとに作成。

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英国の人権派弁護士が国際刑事裁判所にアサド大統領の提訴を求める告訴状を提出(2019年3月7日)

BBC(3月7日付)は、英国の人権派弁護士のグループが、バッシャール・アサド大統領の訴追を求める告訴状を国際刑事裁判所(ICC)に提出した。

告訴状を提出したのは、ヨルダンで暮らすシリア人難民28人の代理人を務めるというテンプル・ガーデン・チェンバーズなるグループ。

弁護士グループは、28人が国外に逃げることを余儀なくされたと証言しており、アサド大統領の人道に対する罪を追及するよう求めている。

ICCに対してアサド大統領の告訴状が提出されたのはこれが初めて。

シリアはICCの設置にかかるローマ規程の締結国ではないため、ICCがシリアで起きた犯罪に訴追するには、国連安保理決議がこれを委託する必要がある。

AFP, March 7, 2019、ANHA, March 7, 2019、AP, March 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2019、al-Hayat, March 8, 2019、Reuters, March 7, 2019、SANA, March 7, 2019、UPI, March 7, 2019などをもとに作成。

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米国務省は、昨年4月の東グータ地方での化学兵器使用疑惑事件にかかるOPCWの最終報告書の結果を支持、アサド政権による使用を非難(2019年3月7日)

米国務省は声明を出し、2018年4月7日にダマスカス郊外県東グータ地方で発生した化学兵器使用疑惑事件に関する化学兵器禁止機関(OPCW)の最終報告書(S/1731/2019、2019年3月1日発表)に関して、その結果を支持すると表明、「アサド政権が塩素を化学兵器として使用することは、シリアが加盟する化学兵器禁止条約(CWC)、そして国連安保理決議第2118号に基づく義務の違反である」と非難した。

また「我々は、シリアでの化学兵器攻撃の加害者を特定するというOPCWの権限が完全に行使されることを歓迎する。この野蛮な攻撃の犠牲者とその家族は正義に値し、責任者を追及するうえでの重要なステップとなる」と表明した。

AFP, March 7, 2019、ANHA, March 7, 2019、AP, March 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2019、al-Hayat, March 8, 2019、Reuters, March 7, 2019、SANA, March 7, 2019、UPI, March 7, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダーイシュ最後の支配地バーグーズ村一帯を白リン弾で爆撃(2019年3月7日)

ダイル・ザウル県では、SANA(3月7日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地であるバーグーズ村一帯を白リン弾で爆撃し、多数の住民が死亡した。

死者のほとんどは女性と子供だという。

AFP, March 7, 2019、ANHA, March 7, 2019、AP, March 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2019、al-Hayat, March 8, 2019、Reuters, March 7, 2019、SANA, March 7, 2019、UPI, March 7, 2019などをもとに作成。

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ロシア外務省報道官「主要なテロの温床はイドリブ県に残ったままだ。モスクワは同地で抜本的な変化が起きることを期待する」(2019年3月7日)

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、定例記者会見で「シリアの現状は総じて安定してはいるが、主要なテロの温床はイドリブ県に残ったままだ。モスクワは同地で抜本的な変化が起きることを期待する」と述べた。

ザハロワ報道官はまた、2018年9月にロシア・トルコ両首脳がソチで交わした非武装地帯設置合意の実施の必要を改めて強調、「それによって事態が安定し、テロ組織の脅威も中和される」と付言した。

AFP, March 7, 2019、ANHA, March 7, 2019、AP, March 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2019、al-Hayat, March 8, 2019、Reuters, March 7, 2019、SANA, March 7, 2019、UPI, March 7, 2019などをもとに作成。

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ロシア外務省は米国の支援を受ける「武装ギャング」がルクバーン・キャンプの難民に多額の金銭を要求し帰国を阻止していると非難(2019年3月7日)

ロシア外務省は、5日に続いてロシア連邦シリア・アラブ共和国合同調整本部の名で声明を出し、米国がヒムス県南西部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)を2014年春以降違法に占領し、その南側に位置するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプで暮らすシリア難民の帰国が、米国の支援を受ける武装ギャングの存在によって阻止されていると批判した。

ルクバーン・キャンプのシリア難民は深刻な人道危機に見舞われているが、武装ギャング(革命特殊任務軍)は、キャンプを立ち去るにあたって多額な金銭を要求しているという。

ヨルダン政府は、治安状況や困難な経済状況を鑑み、キャンプに身を寄せるシリア難民の入国を認めていない。

一方、シリア政府はロシア政府とともに、「人道移送団」を設置し、シリア難民の帰還を試みているが、米国は55キロ地帯の通過を認めていない。

なお、5日の声明によると、キャンプには現在約4万人が暮らしており、そのうちの3万5000人以上がシリア政府支配地域に帰還する意思を示している。

こうした事態を鑑み、ロシア・シリア両政府は、ヒムス県、アレッポ県、ダマスカス郊外県に難民で受け入れる準備を整えるとともに、3月1日に「人道移送団」を発足させ、55キロ地帯を経由して難民の移送を行おうとしている。

しかし、米国、そしてその支援を受ける反体制武装集団(革命特殊任務軍)がこれを阻止しているという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 7, 2019をもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから112人、ヨルダンから711人の難民が帰国、避難民113人が帰宅(2019年3月7日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月7日付)を公開し、3月6日に難民823人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは112人(うち女性32人、子供53人)、ヨルダンから帰国したのは711人(うち女性194人、子供330人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は152,157人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者58,475人(うち女性17,676人、子ども29,741人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者93,682人(うち女性28,130人、子ども47,763人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 381,437人(うち女性114,464人、子供194,426人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。

一方、国内避難民113人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは37人(うち女性12人、子供16人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは24人(うち女性9人、子ども7人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは52人(うち女性11人、子ども18人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は11,938人(うち女性4,124人、子供5,157人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,280,534人(うち女性386,683人、子供648,923人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 7, 2019をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコのソイル内務大臣「トルコはイランとともにシリアでPKKに対する合同治安作戦を実施する」(2019年3月6日)

トルコのシュレイマン・ソイル内務大臣は「トルコはイランとともに、シリアでクルディスタン労働者党(PKK)に対する合同治安作戦を実施するだろう」と述べた。

アナトリア通信(3月6日付)が伝えた。

AFP, March 6, 2019、Anadolu Ajansı, March 6, 2019、ANHA, March 6, 2019、AP, March 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2019、al-Hayat, March 7, 2019、Reuters, March 6, 2019、SANA, March 6, 2019、UPI, March 6, 2019などをもとに作成。

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ロシア外務省は米国がタンフ国境地帯を違法に占領し、ヨルダンにあるルクバーン・キャンプの難民の帰国を妨害していると改めて非難(2019年3月6日)

ロシア外務省は、「ロシア連邦シリア・アラブ共和国合同調整本部」の名で声明を出し、米国がヒムス県南西部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)を2014年春以降違法に占領し、その南側に位置するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプで暮らすシリア難民の帰国を妨害していると批判した。

声明によると、キャンプには現在約4万人が暮らしており、そのうちの3万5000人以上がシリア政府支配地域に帰還する意思を示している。

こうした事態を鑑み、ロシア・シリア両政府は、ヒムス県、アレッポ県、ダマスカス郊外県に難民で受け入れる準備を整えるとともに、3月1日に「人道移送団」を発足させ、55キロ地帯を経由して難民の移送を行おうとしている。

しかし、米国、そしてその支援を受ける反体制武装集団(革命特殊任務軍)がこれを阻止しているという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 6, 2019をもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから91人、ヨルダンから778人の難民が帰国、避難民79人が帰宅(2019年3月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月6日付)を公開し、3月5日に難民869人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは91人(うち女性28人、子供46人)、ヨルダンから帰国したのは778人(うち女性233人、子供397人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は151,334人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者58,363人(うち女性17,642人、子ども29,684人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者92,971人(うち女性27,917人、子ども47,400人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 380,614人(うち女性114,217人、子供194,006人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。

一方、国内避難民79人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは33人(うち女性12人、子供15人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは19人(うち女性9人、子ども6人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは27人(うち女性6人、子ども11人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は11,825人(うち女性4,095人、子供5,116人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,280,421人(うち女性386,654人、子供648,882人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 6, 2019をもとに作成。

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イスラエル軍はクナイトラ県にあるシリア民族社会党の民兵組織「颶風の鷹」の拠点を爆撃(2019年3月5日)

クナイトラ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月5日付)によると、イスラエル軍が3日深夜から4日未明にかけて、県北部のハドル村近郊を爆撃した。

複数の消息筋によると、同地はシリア民族社会党の民兵組織「颶風(ぐふう)の鷹」が展開する地域で、爆撃は颶風の鷹の拠点複数カ所に対して行われたという。

同消息筋は、爆撃が颶風の鷹がヒズブッラーとの協力の一環として、ヒズブッラーのハドル村一帯への展開と偵察・監視活動の実施を促したことへの対抗措置だという。

AFP, March 5, 2019、ANHA, March 5, 2019、AP, March 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2019、al-Hayat, March 6, 2019、Reuters, March 5, 2019、SANA, March 5, 2019、UPI, March 5, 2019などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣がサウジアラビアのサルマーン国王と会談:「シリア危機の主要な問題すべてにおいて理解に達した」(2019年3月5日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、サウジアラビアを訪問し、首都リヤドでサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王、アーディル・ジュバイル外務担当国務大臣、イブラーヒーム・アッサーフ外務大臣との会談に関して、「モスクワとリヤドは、シリア危機の主要な問題すべてにおいて理解に達した」と述べた。

ラブロフ外務大臣はまた、リヤド国際空港のサロンで最高交渉委員会のナスル・ハリーリー代表と会談したことも明らかにした。

会談の詳細な内容については不明。

スプートニク・ニュース(3月5日付)が伝えた。

AFP, March 5, 2019、ANHA, March 5, 2019、AP, March 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2019、al-Hayat, March 6, 2019、Reuters, March 5, 2019、SANA, March 5, 2019、Sputnik News, March 5, 2019、UPI, March 5, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県バーブ市とアフリーン市で爆発が発生、戦闘員や住民が死傷、アフリーン郡に進駐するトルコ軍がYPGの砲撃を受け応戦(2019年3月5日)

アレッポ県では、ANHA(3月5日付)によると、トルコの占領下にあるバーグ市のリーハーウィー・モスク前で午後2時、爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発し、反体制武装集団戦闘員や市民5人が死亡、9人が負傷した。

この事件に関して、オリーブの怒り作戦司令室は声明を出し、関与を認めた。

アフリーン市でも午後5時頃、スィヤーサ通りにあるスルターン・ムラード師団本部近くのゴミ箱に設置された爆弾が爆発し、少なくとも3人が負傷した。

このほか、アフリーン解放軍団は声明を出し、4日にアフリーン郡シーラーワー町近郊のバースィラ村でトルコ軍の拠点を攻撃し、兵士1人を殺害、2人を負傷させたと発表した。

一方、トルコ国防省は声明を出し、PKK(クルディスタン労働者党)/YPG(人民防衛隊)のテロリストがタッル・リフアト市方面からアフリーン郡に駐留するトルコ軍部隊に発砲、トルコ軍が応戦したと発表した。

AFP, March 5, 2019、ANHA, March 5, 2019、AP, March 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2019、al-Hayat, March 6, 2019、Reuters, March 5, 2019、SANA, March 5, 2019、UPI, March 5, 2019などをもとに作成。

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ロシア国防省はルクバーン・キャンプ近くに死亡した難民を埋葬している墓地を発見したと発表、その衛星画像を公開(2019年3月5日)

ロシア国防省は声明を出し、米国が違法に占領するヒムス県南東のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に隣接するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプ一帯の衛星画像を公開し、キャンプで死亡した難民が埋葬されていると思われる墓地の存在を確認したと発表した。

墓地はキャンプの南側に位置し、約300の墓石が並んでいる。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 5, 2019をもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから153人、ヨルダンから472人の難民が帰国、避難民182人が帰宅(2019年3月5日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月5日付)を公開し、3月4日に難民625人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは153人(うち女性46人、子供78人)、ヨルダンから帰国したのは472人(うち女性142人、子供241人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は150,465人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者58,272人(うち女性17,614人、子ども29,638人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者92,193人(うち女性27,684人、子ども46,003人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 379,745人(うち女性113,956人、子供193,563人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。

一方、国内避難民182人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは39人(うち女性13人、子供18人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは26人(うち女性8人、子ども11人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは117人(うち女性34人、子ども40人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は11,564人(うち女性4,013人、子供5,015人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,280,342人(うち女性386,608人、子供648,818人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 5, 2019をもとに作成。

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アラブ議会連盟大会でサウジアラビアの代表が「ようこそ、アラブ議会連盟大会への復帰を歓迎する。シリアが平和でありますように」と発言(2019年3月4日)

ドゥラル・シャーミーヤ(3月4日付)は、複数の情報筋の話として、3月3~4日にヨルダンの首都アンマンで開催されたアラブ連盟のアラブ議会連盟大会の分科会(金融委員会)で、サウジアラビアの代表が、シリアの代表に対して「ようこそ、アラブ議会連盟大会への復帰を歓迎する。シリアが平和でありますように」と発言したと伝えた。

この発言は、分科会で、シリアがアラブ連盟への加盟資格を停止されていた期間のアラブ議会連盟への分担金の免除が提案された際に行われたという。

AFP, March 4, 2019、ANHA, March 4, 2019、AP, March 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2019、al-Hayat, March 5, 2019、Reuters, March 4, 2019、SANA, March 4, 2019、UPI, March 4, 2019などをもとに作成。

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EUはシリアの閣僚7人を新たな制裁対象に(2019年3月4日)

欧州理事会は、2018年11月26日に入閣した閣僚ら7人を制裁(EU内での資産凍結や渡航禁止)対象リストに追加したと発表した。

スプートニク・ニュース(3月4日付)によると、制裁対象リストに追加されたのは、ムハンマド・ハーリド・ラフムーン内務大臣、ムハンマド・ラーミー・ラドワーン・マルティーニー観光大臣、イマード・ムワッファク・アザブ教育大臣、スハイル・ムハンマド・アブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣、イヤード・ムハンマド・ハティーブ通信技術大臣、ムハンマド・マアン・ザイン・アービディーン・ジャズバ工業大臣。

これにより制裁対象は277人、72機関となった。

AFP, March 4, 2019、ANHA, March 4, 2019、AP, March 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2019、European Council, March 4, 2019、al-Hayat, March 5, 2019、Reuters, March 4, 2019、SANA, March 4, 2019、Sputnik News, March 4, 2019、UPI, March 4, 2019などをもとに作成。

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カタールのムハンマド外務大臣「政治解決がシリアのアラブ連盟復帰の唯一の条件」(2019年3月4日)

カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー外務大臣は、モスクワでのロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣との会談後の共同記者会見で、「シリアでの政治解決がシリア政府のアラブ連盟への復帰の唯一の条件だ」と述べた。

ムハンマド外務大臣はまた「シリアが加盟資格を停止された理由が幾つもある。これらの理由は今も続いている。この決定を変更する新たな変化は生じていない。まず政治的解決がなければならない」と述べた。

スプートニク・ニュース(3月4日付)が伝えた。

AFP, March 4, 2019、ANHA, March 4, 2019、AP, March 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2019、al-Hayat, March 5, 2019、Reuters, March 4, 2019、SANA, March 4, 2019、Sputnik News, March 4, 2019、UPI, March 4, 2019などをもとに作成。

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サウジアラビアのジュバイル外務担当国務大臣「シリアのアラブ連盟復帰は時期尚早」(2019年3月4日)

サウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務担当国務大臣は、モスクワでロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣との会談後の共同記者会見で、シリアのアラブ連盟の復帰について「時期尚早だ」と述べた。

シリア情勢やイエメン情勢などについてラブロフ外務大臣と意見を交わしたジュバイル外務担当国務大臣は「サウジアラビアは常にシリアの領土統一と政治的解決を強調してきた」としたうえで、「サウジアラビア大使館の(シリアでの)再開は政治プロセスの進展次第だ…。シリアのアラブ連盟への復帰は時期尚早だ」などと述べた。

アラビーヤ・チャンネル(3月4日付)が伝えた。

AFP, March 4, 2019、Alarabia, March 4, 2019、ANHA, March 4, 2019、AP, March 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2019、al-Hayat, March 5, 2019、Reuters, March 4, 2019、SANA, March 4, 2019、UPI, March 4, 2019などをもとに作成。

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