イラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受けるイラク人民兵組織が撤退を求められているダルアー県での戦闘に参加(2018年6月26日)

イラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受け、シリア国内で活動を続けてきたイラン人民動員隊の一つズー・フィカール旅団はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/المقاومه-الاسلاميه-لواء-ذولفقار-في-سوريا-1825406404396015/)を通じて、ダルアー県東部でのブスル・ハリール市攻略戦に参加していることを示す写真や画像を公開した。

https://www.facebook.com/1825406404396015/videos/2139590662977586/

https://www.facebook.com/1825406404396015/videos/2139547149648604/

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2139797956290190&id=1825406404396015

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2139514872985165&id=1825406404396015

ズー・フィカール旅団をはじめとする同盟部隊(反体制派が言うところの「イランの民兵」)は、シリア南部の処遇をめぐる米国、ロシア、ヨルダン(そしてイスラエル)の折衝でイスラエル占領下のゴラン高原から40キロ以内の地域から撤退することが求められていた。

AFP, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はゴラン高原の兵力引き離し地域にあるUNDOFの無人化した拠点を掌握(2018年6月26日)

タイムズ・オブ・イスラエル(6月26日付)は、シリア軍が、イスラエル占領下のゴラン高原とシリア政府支配下のクナイトラ県西部の間に位置する国連の兵力引き離し地域にあるUNDOF(国際連合兵力引き離し監視軍)の無人化した拠点1カ所を制圧、イスラエル軍が事態に対処するために必要な措置をとるとの強硬姿勢を示している、と伝えた。

この拠点は、シリア国内での戦闘激化を受けて、UNDOFが放棄したものだという。

AFP, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、The Times of Israel, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018などをもとに作成。

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トランプ大統領はシリア南西部でのシリアの政権軍による攻撃に懸念を表明(2018年6月26日)

ドナルド・トランプ米大統領はワシントンDCでヨルダン国王アブドゥッラー2世と会談した。

会談後のホワイト・ハウスは声明を出し、「米大統領は、シリア南西部でのシリアの政権軍による攻撃に懸念を表明した」と発表した。

AFP, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018などをもとに作成。

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イスラエル軍がダマスカス国際空港近くをミサイル攻撃、標的をめぐり憶測が飛び交う(2018年6月26日)

SANA(6月26日付)は、イスラエル軍が25日深夜から26日に未明にかけて、「テロ組織支援の一環」としてシリア領内を攻撃、ミサイル2発がダマスカス郊外県のダマスカス国際空港近くに着弾、火災が発生したと伝えた。

これに関して、シリア軍およびその同盟勢力の軍事攻勢を分析するサイトノールス研究センターは、テレグラム(6月26日付)を通じて、テヘランから飛来したイランの航空機2機とシリアの航空機1機がダマスカス国際空港に着陸、イスラエル軍の攻撃はこれらの航空機の貨物を標的としていたと思われると伝えた。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月26日付)は、親政権の複数のサイトでは、シリア軍の武器庫、ヒズブッラーの拠点が標的となったとの情報が錯綜していると伝えた。

AFP, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Nors for Studies, June 26, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは4件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年6月26日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月26日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(アレッポ県1件、ラタキア県1件、イドリブ県1件、1件不明)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 26, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合は6月18日~6月24日までの7日間でシリア領内で28回の爆撃を実施(2018年6月26日)

米中央軍(CENTCOM)は、6月18日~6月24日の7日間でのシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

6月18日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し3回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、シャッダーディー市近郊に対して行われた。

6月19日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し10回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は8回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

6月20日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し5回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は4回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

6月21日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し7回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は6回で、ブーカマール市近郊(5回)、タドムル市近郊(1回)に対して行われた。

6月22日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し1回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

6月23日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し8回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は7回で、ブーカマール市近郊(3回)、シャッダーディー市近郊(4回)に対して行われた。

6月24日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し1回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

CENTCOM, June 26, 2018をもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領が大統領選を制したトルコのエルドアン大統領と電話会談(2018年6月25日)

ロシア大統領府は声明を出し、ヴラジミール・プーチン大統領が、トルコでの大統領選挙を制したレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と電話会談を行い、シリアでの事態解決に関して協力を続けること、エネルギー分野などで戦略的関係を強化することを確認したと発表した。

スプートニク・ニュース(6月25日付)が伝えた。

AFP, June 25, 2018、ANHA, June 25, 2018、AP, June 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2018、al-Hayat, June 26, 2018、Reuters, June 25, 2018、SANA, June 25, 2018、Sputnik News, June 25, 2018、UPI, June 25, 2018などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は米英仏独、ヨルダン、サウジアラビアとソチでのシリア国民対話大会で設置合意された制憲委員会の運営方法について意見を交わす(2018年6月25日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、米国、英国、フランス、ドイツ、ヨルダン、サウジアラビアの代表とスイスのジュネーブにある国連本部で会談し、シリア政府と反体制派の和平プロセスへの対応、とりわけ1月のロシアのソチでのシリア国民対話大会で設置合意された制憲委員会の運営方法について意見を交わした。

会談後、デミストゥラ氏は声明を出し、6カ国が「制憲プロセス進展の機会を与えるために重要な意見交換を行った」とする一方、シリア南西部での軍事攻撃の激化に「強い懸念」を表明し、暴力の即時停止を求めたことを明らかにした。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月25日付)が伝えた。

AFP, June 25, 2018、ANHA, June 25, 2018、AP, June 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2018、al-Hayat, June 26, 2018、Reuters, June 25, 2018、SANA, June 25, 2018、UPI, June 25, 2018などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領は「勝利演説」で「シリアの国土解放」を公約(2018年6月25日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は首都アンカラにある公正発展党(AKP)本部で大統領・国会選挙での「勝利演説」を行い、そのなかでシリア情勢について「我々はシリアの国土を解放し、トルコにいるシリアからの客人、さらには世界各地で不正にあえぐ人々を支援するため道を進み続け、難民を自分たちの祖国に無事に帰国させる」と述べた。

AFP, June 25, 2018、ANHA, June 25, 2018、AP, June 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2018、al-Hayat, June 26, 2018、Reuters, June 25, 2018、SANA, June 25, 2018、UPI, June 25, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合はイラク国境地帯でダーイシュの幹部2人を移送するための空挺作戦を敢行(2018年6月25日)

ハサカ県では、SANA(6月25日付)が複数の地元消息筋の情報として伝えたところによると、米主導の有志連合が、イラク国境に近いトゥワイミーン村一帯でヘリコプター2機を投入し、空挺作戦を敢行し、ダーイシュ(イスラーム国)の幹部2人を、有志連合の基地があるハサカ県シャッダーディー市に移送した。

AFP, June 25, 2018、ANHA, June 25, 2018、AP, June 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2018、al-Hayat, June 26, 2018、Reuters, June 25, 2018、SANA, June 25, 2018、UPI, June 25, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは3件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年6月25日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月25日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(アレッポ県2件、ラタキア県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 25, 2018をもとに作成。

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イスラエル軍報道官はシリア領から飛来した無人航空機をパトリオット・ミサイルで迎撃したと発表(2018年6月24日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ(Avichay Adraee)報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)を通じて、イスラエル軍がパトリオット・ミサイル複数発をシリアから領内に接近してきた無人航空機に向けて発射した、と発表した。

この迎撃により、無人航空機は国境地帯から退避したという。

 

AFP, June 24, 2018、ANHA, June 24, 2018、AP, June 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2018、al-Hayat, June 25, 2018、Reuters, June 24, 2018、SANA, June 24, 2018、UPI, June 24, 2018などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣「トルコ軍がシリアから撤退すればダーイシュ、PKK、シリア政府が戻ってくる」(2018年6月24日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣はイタリア紙『ラ・リポブリカ』(6月24日付)のインタビューに応じ、そのなかでシリア情勢に関して「トルコ軍が(シリア国内の)展開地域から撤退すれば、ダーイシュ(イスラーム国)、テロ組織のPKK(クルディスタン労働者党)、もしくはシリアの政権が復活するだろう…。現時点でここに残留することには、シリアにとっても、我が国の安全保障にとっても異議があり、それは多くの難民の帰国を支えるものともなる」と述べた。

AFP, June 24, 2018、ANHA, June 24, 2018、AP, June 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2018、al-Hayat, June 25, 2018、La Repubblica, June 24, 2018、Reuters, June 24, 2018、SANA, June 24, 2018、UPI, June 24, 2018などをもとに作成。

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米国はシリア南部で活動する武装集団に「米国の軍事介入」を期待しないよう通達(2018年6月24日)

ロイター通信(6月24日付)は、米国が、シリアの反体制武装集団に対して、ロシアの支援を受け、ヨルダン国境地帯や占領下ゴラン高原に隣接するシリア南部で攻勢を強めるシリア軍に反撃するための支援を米国に期待しないよう文書で通達したと伝えた。

「自由シリア軍」諸派の幹部らに送付された米政府からのメッセージには「あなた方は我々の軍事介入を想定、期待して決定を下すべきでない」、「我々合衆国は、あなた方が直面している困難な状況を理解しており、ロシア・シリア両政府に緊張緩和地帯に違反するような軍事措置を講じないよう忠告している」などと綴られていたという。

AFP, June 24, 2018、ANHA, June 24, 2018、AP, June 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2018、al-Hayat, June 25, 2018、Reuters, June 24, 2018、SANA, June 24, 2018、UPI, June 24, 2018などをもとに作成。

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ロシア軍は、シャーム解放機構がビル倒壊の映像を撮影し、シリア軍に嫌疑をかけようとしているとの情報を得たと発表(2018年6月24日)

ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターは声明を出し、イドリブ県で活動を続けるシリアのアル=カーイダのシャーム解放機構が、居住ビルの一つが倒壊する映像を撮影し、シリア軍に嫌疑を向けるための準備をしているとの情報を同県住民の電話による通報で得たと発表した。

AFP, June 24, 2018、ANHA, June 24, 2018、AP, June 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2018、al-Hayat, June 25, 2018、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 24, 2018、Reuters, June 24, 2018、SANA, June 24, 2018、UPI, June 24, 2018などをもとに作成。

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ロシア軍がダルアー県東部は1年ぶりに爆撃するなか、シャーム解放機構などが参加する南部中央作戦司令室は徹底抗戦を呼びかける(2018年6月24日)

ダルアー県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(6月24日付)などによると、ロシア軍戦闘機が22日晩から23日未明にかけて、ブスル・ハリール市、東カラク村、ムサイカ村、ラフム村、ラジャート高原一帯を爆撃した。

ロシア軍がダルアー県を爆撃するのは1年ぶりだという。

シリア人権監視団によると、ロシア軍の爆撃は少なくとも25回行われたが、死傷者なかったという。

ドゥラル・シャーミーヤによると、シリア軍も、西ガーリヤ村、ムライハト・アタシュ村を砲撃し、女性1人が死亡、多数が負傷した。

また同監視団によると、シリア軍の「樽爆弾」による爆撃で子供複数を含む33人が死亡、反体制武装集団戦闘員15人が負傷したという。

SANA(6月24日付)によると、これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団は、ダルアー市マハッタ地区を砲撃し、1人が負傷した。

なお、シリア人権監視団によると、ダルアー県東部各所での戦闘でシリア軍、親政権民兵戦闘員13人が死亡した。

ダルアー県で活動を続ける南部中央作戦司令室は声明(ラーイド・ラーディー報道官)を出し、「シリア南部全レベルにおいて抵抗と防衛を行う旨決定が下された」と発表、「我々はこの犯罪者集団には降伏しない。死は屈辱で満ちた生よりもましだ」として徹底抗戦の構えを示した。

南部中央作戦司令室は20日に設置された組織で、「堅固な建造物」(ブンヤーン・マルスース)作戦司令室、「一致団結」(ラッス・スフーフ)作戦司令室、「隊列統合」(タウヒード・スフーフ)作戦司令室、「侵略者撃退」作戦司令室、「死の三角地帯」作戦司令室、「歴然たる勝利」(ナスル・ムビーン)作戦司令室、「抑圧者撃退」作戦司令室からなり、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動(シリア解放戦線)、そしていわゆる「自由シリア軍」諸派が傘下で活動している。

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スワイダー県では、SANA(6月24日付)によると、ダルアー県東部で活動を続けるシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が、スワイダー市、ダウル村、ハッラーン村を砲撃し、女児1人が死亡、3人が負傷した。

SANA, June 24, 2018

AFP, June 24, 2018、ANHA, June 24, 2018、AP, June 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2018、al-Hayat, June 25, 2018、Reuters, June 24, 2018、SANA, June 24, 2018、UPI, June 24, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは2件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年6月24日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月24日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(アレッポ県1件、ラタキア県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 24, 2018をもとに作成。

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駐レバノン・ロシア大使はシリア軍によるダルアー県での軍事攻勢を支持、イスラエルに介入しないよう警告(2018年6月23日)

アレキクンデル・ザスィプキン(Alexander Zasypkin)駐レバノン・ロシア大使は、シリア南部(ダルアー県東部)の反体制派支配地域に対してシリア軍が爆撃・砲撃を激化していることに関して、「シリア軍は、ロシア軍の支援を受けて、南部の領土の奪還を開始した…。イスラエルが「テロとの戦い」を頓挫させるためのいかなる行動をとろうとも、それを正当化する理由など今はない…。緊張緩和地帯が検討され始めた際、周辺諸国の当事者は「テロとの戦い」と国益のために共に行動した。イスラエルは南部にヒズブッラーとイランが存在するいことを恐れてはいる…。だが、最終的にテロリストは打ちのめされるだろう」と述べた。

『ハヤート』(6月24日付)などが伝えた。

AFP, June 23, 2018、ANHA, June 23, 2018、AP, June 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2018、al-Hayat, June 24, 2018、Reuters, June 23, 2018、SANA, June 23, 2018、UPI, June 23, 2018などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「選挙後にシリア国内の安全を確保し、シリア難民全員を帰国させる」(2018年6月23日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は遊説先のガジアンテップ市で支持者を前に演説、シリア難民への処遇に関して「大統領選挙と国会選挙後に、シリアで安全を確保し、シリアからの客人全員の帰宅を保証する」ことをめざすと述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月23日付)が伝えた。

AFP, June 23, 2018、ANHA, June 23, 2018、AP, June 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2018、al-Hayat, June 24, 2018、Reuters, June 23, 2018、SANA, June 23, 2018、UPI, June 23, 2018などをもとに作成。

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イラク軍戦闘機がダイル・ザウル県を越境爆撃し、ダーイシュ戦闘員45人を殲滅(2018年6月23日)

イラク軍合同作戦司令室は声明を出し、イラク空軍のF-16戦闘機複数機がダイル・ザウル県のハジーン市近郊一帯に対して越境爆撃を行い、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点3カ所を破壊し、戦闘員45人を殲滅した。

ロイター通信(6月23日付)が伝えた。

AFP, June 23, 2018、ANHA, June 23, 2018、AP, June 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2018、al-Hayat, June 24, 2018、Reuters, June 23, 2018、SANA, June 23, 2018、UPI, June 23, 2018などをもとに作成。

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国連のグテーレス事務総長はシリア南部での戦闘激化に懸念を表明、即時停戦を求める(2018年6月23日)

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、シリア南部で激化しているシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の戦闘に関して、声明で懸念を表明した。

グテーレス事務総長は「シリア南西部に対する地上攻撃や爆撃といった最近の戦闘激化に大きな懸念を感じる…。数千人が避難し、そのほとんどがヨルダン国境に向かっており、地域の安全保障への大きな脅威となっている」としたうえで、「すべての当事者に対して戦闘を即時停止し、民間人や市民インフラの補語といった国際社会の決まりを尊重」するよう呼びかけた。

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ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣は、シリア南部での戦闘激化に関して「ヨルダンは、シリア南部での緊張緩和地帯にかかる合意のパートナーである米国、ロシアと集中的に連絡を取り合い、合意の維持と停戦をめざしている…。我々は現地の進捗を注視し、合意が遵守される必要を確認している」と述べた。

『ハヤート』(6月24日付)が伝えた。

AFP, June 23, 2018、ANHA, June 23, 2018、AP, June 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2018、al-Hayat, June 24, 2018、Reuters, June 23, 2018、SANA, June 23, 2018、UPI, June 23, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは7件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年6月23日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月23日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(アレッポ県2件、ラタキア県4件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

一方、過去24時間にハサカ県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,518市町村、武装組織の数は234組織に達した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 23, 2018をもとに作成。

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米国務省報道官「YPGはマンビジュ市からの撤退に同意したと言うことができる」(2018年6月22日)

米国務省のヘザー・ナウアート報道官は、アレッポ県マンビジュ市の処遇をめぐって米国とトルコが合意に達した「工程表」に関して、「(西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG))はマンビジュ市からの撤退に同意したと言うことができるが、彼らが現時点でどこに展開しているかを言うことはできない」と述べた。

スプートニク・ニュース(6月22日付)が伝えた。

AFP, June 22, 2018、ANHA, June 22, 2018、AP, June 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2018、al-Hayat, June 23, 2018、Reuters, June 22, 2018、SANA, June 22, 2018、Sputnik News, June 22, 2018、UPI, June 22, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合がタンフ国境通行所近くでシリア軍を爆撃、米国はこれを否定しつつも「正体不明の敵」への攻撃を認める(2018年6月22日)

ヒムス県では、AFP(6月22日付)によると、米主導の有志連合が、タドムル市の南東約50キロに位置する砂漠地帯(ハルバ地区)でシリア軍の拠点に対して爆撃を行い、兵士1人が死亡、7人が負傷した。

ロイター通信(6月22日付)も、予備部隊の司令官の話として、米軍などの占領下にあるタンフ国境地帯近くのシリア軍拠点が爆撃を受けて、兵士1人が死亡したと伝えた。

SANA(6月22日付)も、21日版のハルバ地区に対する有志連合の爆撃でシリア軍兵士1人が死亡、複数が負傷したと伝えた。

しかし、米国防総省のエイドリアン・ランキン=ギャロウェイ報道官(少佐)はAFPに対して、「革命特殊任務軍と有志連合の顧問が基地近くで、「非衝突地帯」(deconfliction zone)外に展開していた正体不明の敵部隊の攻撃を受け…、自衛のために反撃した」と述べ、爆撃したとの報道を否定した。

syria.liveuamap.com, June 22, 2018

AFP, June 22, 2018、ANHA, June 22, 2018、AP, June 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2018、al-Hayat, June 23, 2018、Reuters, June 22, 2018、SANA, June 22, 2018、UPI, June 22, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ANHA「トルコの公正発展党がシリアの反体制武装集団を再教練し、イラク北部でのHPGとの戦いに投入しようとしている」(2018年6月22日)

ANHA(6月22日付)は、トルコの与党公正発展党(AKP)が、いわゆる「ユーフラテスの縦」作戦司令室に参加してきたシリア北部の反体制武装集団をトルコ領内で再教練し、イラク北部でのクルディスタン労働者党(PKK)の武装組織である人民防衛軍(HPG)との戦いに投入しようとしている、と伝えた。

AFP, June 22, 2018、ANHA, June 22, 2018、AP, June 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2018、al-Hayat, June 23, 2018、Reuters, June 22, 2018、SANA, June 22, 2018、UPI, June 22, 2018などをもとに作成。

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シリア軍がダルアー県への攻撃を激化(2018年6月22日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が反体制武装集団支配地域各所に、「樽爆弾」少なくとも12発を投下した。

シリア人権監視団やドゥラル・シャーミーヤ(6月22日付)によると、シリア軍が爆撃・砲撃を行ったのは、フラーク市、ナーフタ町、ブスル・ハリール市、ムライハト・アタシュ村、ムサイフラ町、ウンム・ワラド村、東ガーリヤ村、西ガーリヤ村、東ムライハ村、東カラク村、ダーイル町、ジャドル村、ヌアイマ村、ラジャート高原各所など。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(6月22日付)によると、「堅固な建造物」作戦司令室がダルアー市内の国立病員一帯でシリア軍を攻撃した。

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スワイダー県では、SANA(6月22日付)によると、ダルアー県東部で活動を続ける反体制武装集団がダーマー村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍は、シューマリーヤ村に対しても砲撃を行った。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(6月22日付)によると、「一致団結」(ラッス・スフーフ)作戦司令室がサマー村でシリア軍および親政権民兵(イランの民兵)と交戦した。

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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月22日付)によると、イッザ軍がマサースィナ村一帯でシリア軍の拠点を攻撃した。

AFP, June 22, 2018、ANHA, June 22, 2018、AP, June 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2018、al-Hayat, June 23, 2018、Reuters, June 22, 2018、SANA, June 22, 2018、UPI, June 22, 2018などをもとに作成。

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ロシアの国防省と外務省が共同記者会見「40トン以上の化学物質がテロリストから解放された地域で発見されたにもかかわらず、米英仏の監視下で調査を行うOPCWはこれを無視し続けている」(2018年6月22日)

ロシアの国防省と外務省は共同記者会見を開き、シリア国内での化学兵器使用やその調査の実態に関する報告を行った。

記者会見を行ったのは、ロシア軍放射線化学生物学防護部隊のイゴール・キリロヴ司令官(中将)、ロシアのマリア・ザハロワ外務省報道官ら。

会見でのキリロヴ司令官の主な発言は以下の通り:

「米英仏、そしてその同盟国は国際社会を再び誤った方向に導き、対立させようとしている。これらの国は、演出された化学兵器攻撃を利用し、シリアが化学兵器禁止条約に違反し、ロシアがそれを促していたとの非難を向けている。しかも化学兵器禁止機関(OPCW)を政治利用しようとする動きもある…。シリアでのOPCWの事実調査団は、こうした動きのなかでなくてはならない役割を担い、米国やその同盟国の監視下で調査を行っている」。

「(イドリブ県)ハーン・シャイフーン市、サラーキブ市、(ハマー県)ラターミナ町での調査が、現地での実査なしに行われたことが、プロフェッショナルさを欠いたアプローチを示している…。「おそらく」、「仮定できる」、「可能性がある」といった言葉が使われているのは偶然ではない。公式文書でこうした言葉が用いられるのは受け入れられない」。

「証拠の出所は、ホワイト・ヘルメット、シリア米・・・医療協会、暴力文書センターだけだ。だが、これらの証拠は甚だ疑わしい。特にホワイト・ヘルメットはアル=カーイダ、すなわちヌスラ戦線(シャーム解放機構)やイスラーム軍といったテロ組織を支援している。これらの組織は化学兵器を使用したと白状しており、こうしたことが公式レベルで考慮されるべきだ」。

「(2017年4月4日のハーン・シャイフーン市での化学兵器使用疑惑事件に関して)複数の証拠が示しているのは、地面に設置された小規模の爆発物によってクレーターが作られたということで、(シリア軍が)投下した爆弾によってではない。しかもこのクレーターが調査が終了する直前にコンクリートで埋められてしまった点も強調されるべきだ…。つまりは、クレーターにサリン・ガスはなかったということになる。もし化学兵器がクレーターのなか、ないしは近くで使用されていたら、近くにいた人(救出活動にあたっていたホワイト・ヘルメット)が直接被害を受けないはずない」。

「(2018年4月7日のダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市での化学兵器使用疑惑事件に関して)偽の証拠に基づくもう一つの報告書が出されようとしている」。

「40トン以上の化学物質がテロリストから解放された地域で発見された…。テロリストの秘密化学実験室と有毒ガスの貯蔵庫を多数発見した」。

「(ドゥーマー市で2018年4月17日に、テロリストが爆発物や有毒物質を製造するために使用していた化学実験室と化学物質貯蔵庫が発見された…。だが、理解不能な理由により、OPCWの調査員に提出された物質は、何の関心も得られなかった」。

http://eng.mil.ru/, June 22, 2018
http://eng.mil.ru/, June 22, 2018

 

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 22, 2018をもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは2件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年6月22日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月22日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(アレッポ県1件、ラタキア県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

一方、過去24時間にアレッポ県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,517市町村、武装組織の数は234組織に達した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 22, 2018をもとに作成。

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シリア軍が攻勢を強めるシリア南部からイランの部隊、ヒズブッラーが撤退を開始か?(2018年6月21日)

英国で活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団は、信頼できる複数の消息筋の情報として、シリア軍が攻勢を強めるシリア南部で活動を続けてきたイランの部隊(イラン・イスラーム革命防衛隊)やその支援を受ける民兵、レバノンのヒズブッラーが同地からの撤退を開始したことを明らかにした。

同監視団によると、ロシア、米国、イスラエル、ヨルダン、そしてシリア政府による合意では、これらの部隊はヨルダン国境および占領下のゴラン高原から40キロ以内の地域から撤退することになっているという。

AFP, June 21, 2018、ANHA, June 21, 2018、AP, June 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2018、al-Hayat, June 22, 2018、Reuters, June 21, 2018、SANA, June 21, 2018、UPI, June 21, 2018などをもとに作成。

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YPGがアフリーン市内での特殊作戦でトルコ軍兵士2人、武装集団戦闘員5人を殺害(2018年6月21日)

アレッポ県では、ANHA(6月21日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)と女性防衛隊(YPJ)が、アフリーン市旧市街でトルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団に対する特殊作戦を敢行し、トルコ軍兵士2人と武装集団戦闘員5人を殺害、戦闘員6人を負傷させた。

一方、反体制武装集団は、マイダーニカ村を流れるアフリーン川に浮かぶ島の森林を焼き払った。

AFP, June 21, 2018、ANHA, June 21, 2018、AP, June 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2018、al-Hayat, June 22, 2018、Reuters, June 21, 2018、SANA, June 21, 2018、UPI, June 21, 2018などをもとに作成。

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