イスラエルのリーベルマン国防大臣「アサドに「イランを追い出せ」というメッセージを送りたい」(2018年5月11日)

イスラエルのアヴィグドール・リーベルマン国防大臣は、10日の占領下ゴラン高原に対するイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス旅団によると思われるロケット弾攻撃とそれに対するイスラエル軍の報復攻撃に関して、「私はこの機会を利用して、アサドにメッセージを送りたい。イランを追い出せ!」と述べた。

リーベルマン国防大臣は「彼ら(イラン)はお前を助けない…。彼らは有害なだけで、彼らがいることで被害と問題しか生じない」と強調した。

リーベルマン国防大臣はまた、「イラン核合意から離脱というドナルド・トランプ米大統領の決定を支持する者とはいったい誰なのか? それは、イスラエル、サウジアラビア、そしてアラブ湾岸諸国だ。これらの穏健な国は穴から出てきて、「悪の枢軸」がいると公言すべき時が来たと考えている」と述べ、イランと対峙するよう呼びかけた。

AFP(5月11日付)、『イェディオト・アハロノト』(5月11日付)などが伝えた。

al-Durar al-Shamiya, May 11, 2018

AFP, May 11, 2018、ANHA, May 11, 2018、AP, May 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2018、al-Hayat, May 12, 2018、Reuters, May 11, 2018、SANA, May 11, 2018、UPI, May 11, 2018、Ynet News, May 11, 2018などをもとに作成。

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CENTCOM:YPG主体のシリア民主軍車列がダイル・ザウル市近郊で何者かの攻撃を受ける(2018年5月11日)

米中央軍(CENTCOM)は、ダイル・ザウル県ダイル・ザウル市近郊で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車列が正体不明の勢力の攻撃を受け、自衛のために反撃を行った、と発表した。

AFP, May 11, 2018、ANHA, May 11, 2018、AP, May 11, 2018、CENTCOM, May 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2018、al-Hayat, May 12, 2018、Reuters, May 11, 2018、SANA, May 11, 2018、UPI, May 11, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは4件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2018年5月11日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月11日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(アレッポ県2件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(ダルアー県)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 11, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合は5月4日~5月10日までの7日間でシリア領内で53回の爆撃を実施(2018年5月11日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月4日~5月10日の7日間でのシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

5月4日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し8回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は7回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

5月5日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し15回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は12回で、ブーカマール市近郊(10回)、シャッダーディー市近郊(2回)に対して行われた。

5月6日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し8回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は8回で、ブーカマール市近郊(5回)、シャッダーディー市近郊(3回)に対して行われた。

5月7日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し7回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は6回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

5月8日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し5回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は5回で、ブーカマール市近郊(4回)、シャッダーディー市近郊(1回)に対して行われた。

5月9日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し6回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は4回で、ブーカマール市近郊(2回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)に対して行われた。

5月10日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し4回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は4回で、ブーカマール市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)に対して行われた。

CENTCOM, May 11, 2018をもとに作成。

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イラン、イスラエル、ロシア、米国は、イラン・イスラエルの軍事的緊張への懸念を表明(2018年5月10日)

イスラエルのハサン・ロウハーニー大統領は、占領下ゴラン高原に対するイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス旅団によると思われるロケット弾攻撃とそれに対するイスラエル軍の報復攻撃に関して、「新たな緊張を望んでいない」と述べた。

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ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は「イランとイスラエルの緊張増加への懸念」としたうえで、「政治的外交的解決を望む」と表明し、自制を呼びかけた。

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はまた「すべての問題は対話を通じて解決されるべきだ」と述べ、事態悪化への懸念を示した。

ナハールネット(5月11日付)が伝えた。

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米ホワイト・ハウスは声明を出し、「イランの体制がシリアから行った挑発的ロケット弾攻撃を行った」と非難、「イスラエルによる自衛行動を支持する」したうえで、「イラン・イスラーム革命防衛隊にすべての責任があり、革命防衛隊、そしてヒズブッラーを含むすべての民兵に、挑発行為以上のことを行わないよう呼びかける」と表明した。

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イスラエル空軍もツイッターのアカウント(https://twitter.com/IAFsite/)で、占領下ゴラン高原に対するゴドス旅団によると思われるロケット弾攻撃への報復として、「シリアにあるイランの軍事的標的数十カ所を攻撃した。ゴドス軍団が攻撃の背後にいる…。イスラエル国防軍はさまざまなシナリオを準備しているが、事態の悪化を望んでいない」と発表した。

AFP, May 10, 2018、ANHA, May 10, 2018、AP, May 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2018、al-Hayat, May 11, 2018、Naharnet, May 11, 2018、Reuters, May 10, 2018、SANA, May 10, 2018、UPI, May 10, 2018などをもとに作成。

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イラン国家安全保障委員会副議長「イランはイスラエルに対して発射されたロケット弾とは無関係…シリア軍が責任を負っている」(2018年5月10日)

イランの国家安全保障委員会のアブー・ファズル・ハサン・ビーギー副議長は、「イランはイスラエルに対して発射されたロケット弾とは無関係である。イランが実施していたら、ただちに発表していた」としたうえで、「シリア軍がイスラエルの拠点に対する砲撃に責任を負っている」と強調した。

ビーギー副委員長はまた「シリア領内にイラン的プレゼンスはなく、軍事基地も存在しない…。こうした攻撃は報復なしには済まされないだろう」と付言した。

スプートニク・ニュース(5月10日付)が伝えた。

AFP, May 10, 2018、ANHA, May 10, 2018、AP, May 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2018、al-Hayat, May 11, 2018、Reuters, May 10, 2018、SANA, May 10, 2018、Sputnik News, May 10, 2018、UPI, May 10, 2018などをもとに作成。

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イスラエルのネタニヤフ首相「我が軍の適切な攻撃と防衛の備えによって、イランの作戦は失敗した…。シリア軍が我々に対抗すれば、我々も対抗するというメッセージを示した」(2018年5月10日)

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、占領下ゴラン高原に対するイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス旅団によると思われるロケット弾攻撃とそれに対するイスラエル軍の報復攻撃に関して、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/netanyahu)を通じてビデオ声明を出し、「シリア国内のイランの標的に対して極めて大規模な攻撃を実施した…イランはレッドラインを越えた。イスラエルの報復は適切だった」と述べた。

ネタニヤフ首相は以下の通り述べた。

「我が軍が行った適切な攻撃と防衛の備えによって、イランの作戦は失敗した…。我々は断続的戦いの最中にあり、我々の政策は明白だ。それは、イランがシリアを軍事拠点化するのを許さないというものだ…。昨日アサド政権に明白なメッセージを送った。それは我々の作戦はシリアにあるイランの標的を狙ったものだが、シリア軍が我々に対抗すれば、我々も対抗する。これが昨日起きたことで、シリアの防空兵器が我が軍戦闘機に対して地対空ミサイルを発射したのに対して、我々はそれを撃破したのだ」。

「繰り返し言おう。我々を攻撃する者に、我々は7倍返しする。我々を打ちのめそうとする者に、我々は先手を打って打撃を与える。このように行動してきたし、これからもそのように行動し続ける」。

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イスラエルのアヴィグドール・リーベルマン国防大臣は、ヘルツェリアでの安全保障会議後、10日未明のシリア領内に対すする爆撃・砲撃に関して「シリア国内にあるイランのすべてのインフラを破壊した。我々は「この章が終わった」ことを望んでいる…。みながこのメッセージを理解しているだろうと願っている」と述べ、イスラエル領内(占領下のゴラン高原を含む)に対するイラン(・イスラーム革命防衛隊)の砲撃が行われることはなくなるとの見方を示した。
スプートニク・ニュース(5月10日付)が伝えた。

AFP, May 10, 2018、ANHA, May 10, 2018、AP, May 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2018、al-Hayat, May 11, 2018、Reuters, May 10, 2018、SANA, May 10, 2018、Sputnik News, May 10, 2018、UPI, May 10, 2018などをもとに作成。

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イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団によるとされる占領下ゴラン高原へのロケット弾攻撃への報復として、イスラエル軍がイラン関連施設などを激しく爆撃・砲撃、シリア軍がこれを迎撃(2018年5月10日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ(Avichay Adraee)報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)を通じて、「10日午前0時10分、イランのゴドス軍団(イラン・イスラーム革命防衛隊)がゴラン高原にある前哨地に対してミサイル(missiles)約20発を発射した。その一部は撃破され、被害が出たかどうかは分からない」と綴った。

al-Hayat, May 11, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
Twitter, May 10, 2018

アドライ報道官はまた「我々はこの事件をイランの敵対行為と捉え、非常に危険だと見ている。我々はさまざまなシナリオを用意している」と付言した。

イスラエル軍のジョナサン・コンリカス報道官(中尉)はまた、ロイター通信(5月10日付)に対して「(イラン・イスラーム革命防衛隊クドス軍団の)ガーセム・ソレイマーニー司令官が(攻撃)実施を命令し、これを指揮したが、その目的は分からない」と述べた。

攻撃は、グラード・ロケット弾20発によるもので、イスラエル軍側には被害はなかったという。

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イスラエル軍は声明を出し、イラン・イスラーム革命防衛隊のゴドス軍団の砲撃への報復として、シリア領内にあるゴドス旅団の拠点数十カ所に対して爆撃を行ったと発表した。

空爆の標的となったのは、ダマスカス郊外県キスワ市近郊にある軍事拠点、兵站拠点、首都ダマスカス北部のイラン・イスラーム革命防衛隊の基地、ダマスカス国際空港内のゴドス旅団の武器庫、諜報・軍事関連拠点複数カ所。

これに対して、シリア軍は迎撃を行ったが、イスラエル軍はシリア軍のSA-17、SA-22、SA-2、SA-5といった地対空ミサイル・システムを狙って、さらに反撃したという。

イスラエル軍の声明によると、シリア軍は防空システムでイスラエル軍機を撃墜しようとしたが、イスラエル軍側に被害はなかったという。

イスラエル空軍もツイッターのアカウント(https://twitter.com/IAFsite/)で、占領下ゴラン高原に対するゴドス旅団によると思われるロケット弾攻撃への報復として、「シリアにあるイランの軍事的標的数十カ所を攻撃した。ゴドス軍団が攻撃の背後にいる…。イスラエル国防軍はさまざまなシナリオを準備しているが、事態の悪化を望んでいない」と発表した。

一方、SANA(5月10日付)は、シリア軍消息筋の話として、イスラエル軍がシリア領内各所にミサイル数十発を発射、シリア軍が防空システムでこれを応戦、そのほとんどを撃破したと伝えた。

SANA消息筋によると、イスラエル軍のミサイル攻撃を受けたクナイトラ県では、シリア軍の防空部隊がバアス市上空でミサイルを撃破し、被害を回避したほか、首都ダマスカス、ヒムス県、スワイダー県の上空で、イスラエルのミサイルが撃破されたという。

たが、迎撃を逃れたミサイル複数発が着弾し、シリア軍防空大隊の陣地、レーダー施設、武器弾薬庫が被害を受けたという。


その後、シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、10日未明にイスラエル軍が複数の軍陣地を狙って

打ち込んだミサイルの大部分を防空システムで撃破したが、3発が着弾し、3人が死亡、2人が負傷、レーダー・ステーション1カ所、武器弾薬庫1棟、防衛大隊陣地複数カ所が被害を受けたと発表した。

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シリア人権監視団は、イスラエル軍の攻撃でシリア軍兵士5人、親政権民兵の戦闘員少なくとも18人が死亡したと発表した。

また、同監視団によると、イランの拠点のほかにも、ヒズブッラーの戦闘員が駐留していると思われるムウダミーヤト・シャーム市にある拠点複数カ所、ヒムス市南西部の拠点複数カ所が爆撃の標的となったという。

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ロシア国防省は声明を出し、イスラエル軍のF-15及びF-16戦闘機28機が空対地ミサイル60発を発射、またイスラエル軍地上部隊が地対地ミサイル10発を発射し、シリア国内のシリア軍やイラン関連の拠点を攻撃、シリア軍の防空システムが約半数のミサイルを撃破、これに対して、イランの武装部隊が展開する拠点複数カ所、首都ダマスカス近郊やその南方にあるシリア軍防空施設が、イスラエルの攻撃を受けた、と発表した。

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イスラエル軍の反撃に関して、ドゥラル・シャーミーヤ(5月10日付)は、複数の現地消息筋の話として、クナイトラ県のハーン・アルナバ市、バアス市、カブア丘、ハドル村、同地に隣接するダマスカス郊外県南西部にあるシリア軍と「イランの民兵」(イラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受ける「同盟部隊」のこと)の陣地複数カ所が、イスラエル軍の爆撃と砲撃を受けたと伝えた。

また、RT(5月10日付)は、イスラエル軍がダマスカス郊外県のサアサア町近郊にあるシリア軍第137機甲連隊基地、バリー航空基地などにも爆撃を行ったと伝えた。

また、ドゥマイル市近郊の第116連隊基地、第122航空基地などでも大きな爆発が発生したという。

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NNA(5月10日付)がレバノン軍の発表として伝えたところによると、このシリアへのミサイル攻撃と時を同じくして、イスラエル軍戦闘機4機が、レバノン領空を侵犯した。

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なお、フッラ・チャンネル(5月11日付)は、米高官の話として、イラン政府がシリア領内に約7万人の戦闘員を派遣、10の武装集団が各地に進駐していると伝えた。

このなかで最大の戦闘員を擁するのが、レバノンのヒズブッラー(1万人)で、続いてイラン・革命防衛隊のゴドス軍団やバースィージュ(5万人)、ファーティミーユーン旅団、イラン人民動員隊などが続くという。

AFP, May 10, 2018、Alhurra, May 11, 2018、ANHA, May 10, 2018、AP, May 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2018、al-Hayat, May 11, 2018、Naharnet, May 10, 2018、NNA, May 10, 2018、Reuters, May 10, 2018、RT, May 10, 2018、SANA, May 10, 2018、UPI, May 10, 2018などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室がシリア政府支配下のダルアー市を砲撃(2018年5月10日)

ダルアー県では、SANA(5月10日付)によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区で活動を続ける反体制武装集団が隣接するバアス党ダルアー支部一帯や難民キャンプ地区を砲撃し、女性1人を含む2人が負傷した。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(5月10日付)は、アル=カーイダ系のシャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室が、シリア政府支配下にあるダルアー市ダルアー・バラド地区の治安厳戒地区を重火器で攻撃したと伝えた。

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ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(5月10日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対する爆撃・砲撃を継続、同地でダーイシュと交戦した。

AFP, May 10, 2018、ANHA, May 10, 2018、AP, May 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2018、al-Hayat, May 11, 2018、Reuters, May 10, 2018、SANA, May 10, 2018、UPI, May 10, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは4件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2018年5月10日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月10日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(アレッポ県2件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(ハマー県)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 10, 2018をもとに作成。

 

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(速報)イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団が占領下ゴラン高原のイスラエル軍前哨地をミサイル攻撃

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ(Avichay Adraee)報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)を通じて、「10日午前0時10分、イランのゴドス軍団(イラン・イスラーム革命防衛隊)がゴラン高原にある前哨地に対してミサイル約20発を発射した。その一部は撃破され、被害が出たかどうかは分からない」と綴った。

アドライ報道官はまた「我々はこの事件をイランの敵対行為と捉え、非常に危険だと見ている。我々はさまざまなシナリオを用意している」と付言した。

十発」がゴラン高原のイスラエル軍の陣地に対して発射され、イスラエル軍がシリア領内に対して報復として攻撃を行った、と伝えた。

これに関して、レバノンのマヤーディーン・チャンネル(5月10日付)は、「ミサイル数十発」がゴラン高原のイスラエル軍の陣地に対して発射され、イスラエル軍がシリア領内に対して報復として攻撃を行った、と伝えた。

Naharnet, May 10, 2018、Qanat al-Mayadin, May 10, 2018などをもとに作成。

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トルコ大統領府報道官「タッル・リフアト市からYPGは浄化されたが…同地から攻撃を受ければ、トルコは介入を躊躇しない」(2018年5月9日)

トルコのイブラヒム・カリン大統領府報道官は記者会見で、シリア北部の情勢に関して、「トルコはタッル・リフアト市(アレッポ県)から攻撃を受けた場合、同地への介入を躊躇しない」と述べつつ、「タッル・リフアト市からは(西クルディスタン移行期民政局の)クルドの人民防衛隊が浄化された」との見方を示した。

『ハヤート』(5月10日付)などが伝えた。

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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ハマー県北部の住民が緊張緩和地帯を拡大し、帰村させるようトルコに求めるデモを国境地帯で実施(2018年5月9日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月9日付)によると、ハマー県ジャルニーヤト・タール村の住民がトルコ国境に面するカフル・ルーサイン村で座り込みデモを行い、トルコ政府に対して、ハマー県北西部アースィー川(オロンテス川)流域の村々を緊張緩和地帯に含め、帰還可能な状態にするよう求め、トルコ当局に要望書を提出した。

al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018
al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018
al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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ムウタスィム旅団はトランプ米政権によるイラン核合意離脱に反対の姿勢を示す西側諸国を批判(2018年5月9日)

アレッポ県北部でトルコの支援を受け活動するムウタスィム旅団のムスタファー・スィージャリー政治局長は、ドナルド・トランプ米大統領が8日にイラン核合意(2015年)からの離脱と対イラン制裁の再開を決定したことに関して、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/MustafaSejari/)で「国際社会(フランス、ドイツ、英国、EU)が示した反応は…、イランがこれらの国の庇護のもと、中東地域で勢力を伸長し、シリアやイエメンを支配するようになったことを明確に示している…。イラン人が我々に対して行うテロ行為のすべてが(これらの国の)青信号のもとに行われてきた」と綴った。

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは8、9日の2日間で7件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2018年5月9日)

ロシア国防省は声明を出し、5月8日に「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(アレッポ県1件、ラタキア県2件)、9日に4件(アレッポ県1件、ラタキア県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは8日には、停戦違反を確認せず、9日には2件(ハマー県)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 8, 2018、May 9, 2018をもとに作成。

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ロシアのニュースサイト「スヴォボドナヤ・プレサ」:ロシアは自らの意に反してイランがシリアで影響力を増しているため、イスラエルの爆撃を黙認している(2018年5月8日)

ロシアのニュースサイト「スヴォボドナヤ・プレサ」(5月8日付)は、頻発化しているイスラエル軍によるシリアへの攻撃をロシアが黙認していることに関して、「イスラエルはシリア国内の拠点を爆撃できる。だが、シリア領空の支配する国々の合意に従い…「禁じられた拠点」を決して攻撃しないだろう」と伝えた。

同紙によると、「イスラエルは(攻撃を行う)拠点に関する前データを、ロシア、米国、そしてトルコに提示せねばならない…。だが、トルコが掌握する拠点は、イスラエルにとってみれば少ないため、連絡は行われていない…。一方、ロシアと米国は、頻繁に連絡が行われている。破壊し尽くされたシリア上空であっても、戦闘機やミサイルを飛ばすのが容易でないと理解すべきだ」という。

また「ロシアが(2月初めの)タイフール航空基地などの拠点に対するイスラエルの爆撃を承知していたことは、99%確かなことだ…。つまり、ロシアは何らかの理由で、イランに爆撃が行われるとの情報を提供しなかったことになる」という。

同紙はそのうえで、こう結論づけている。

「シリアにおけるイランの影響力は、ロシアの意に反して大きくなり過ぎ、アサド政権支配地域の政治過程に介入している…。アサド大統領は遅かれ早かれ、イランのために行動するようになる…。シリアが存続するために支援してきた者たち(イランのこと)は排除されるだろう」。

al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018

AFP, May 8, 2018、ANHA, May 8, 2018、AP, May 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018、al-Hayat, May 9, 2018、Reuters, May 8, 2018、SANA, May 8, 2018、Svobodnaya Pressa, May 8, 2018、UPI, May 8, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県に進駐するトルコ軍は地元の武装集団と住民に「シリア軍は緊張緩和地帯を攻撃できない」と説得(2018年5月8日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月8日付)によると、アナダーン市近郊に配置されているトルコ軍監視所が同地で活動する反体制武装集団や住民に対して、緊張緩和地帯に設置されている県北部のいかなる市町村に対しても、シリア軍や親政権民兵は攻撃できないとするメッセージを送った。

これは、最近になって、シリア軍がフライターン市、カフルハムラ村への砲撃を頻発化させていることを受けたものだという。

al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018

AFP, May 8, 2018、ANHA, May 8, 2018、AP, May 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018、al-Hayat, May 9, 2018、Reuters, May 8, 2018、SANA, May 8, 2018、UPI, May 8, 2018などをもとに作成。

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米海軍航空母艦ハリー・S・トルーマンがダーイシュ掃討戦に参加(2018年5月8日)

ロイター通信(5月8日付)は、米海軍の航空母艦ハリー・S・トルーマンが、米英仏のシリア攻撃(4月14日)の4日後にあたる4月18日にから、シリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)に対する航空作戦に参加している、と伝えた。

al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018

AFP, May 8, 2018、ANHA, May 8, 2018、AP, May 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018、al-Hayat, May 9, 2018、Reuters, May 8, 2018、SANA, May 8, 2018、UPI, May 8, 2018などをもとに作成。

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イスラエル軍がシリア領内を再び爆撃:SANAによるとシリア軍がミサイル2発を撃破するも、住民2人が死亡(2018年5月8日)

シリア軍消息筋は、報道声明を出し、シリア軍の防空部隊が8日晩、ダマスカス郊外県キスワ市一帯に向けて発射されたイスラエル軍のミサイル2発を撃破した、と発表した。

これに関して、SANA(5月8日付)は、撃墜されたミサイルが爆発する瞬間の映像(https://www.sana.sy/wp-content/uploads/2018/05/111.mp4?_=1https://www.sana.sy/wp-content/uploads/2018/05/2223333333.mp4?_=2)を公開した。

SANA(5月8日付)はまた、速報を出し、ダルアー県医療筋の話として、撃破されたイスラエル軍のミサイルの破片がキスワ市近郊のダマスカス・ダルアー高速道路上に墜落し、住民2人が死亡したと伝えた。

死亡したのは、ヒシャーム・ハムディー・マズアル・ダイリー氏とその妻で、いずれもダルアー県シャイフ・マスキーン市の出身。

一方、ANHA(5月9日付)によると、この爆撃で9人が死亡したという。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(5月10日付)によると、イラン・イスラーム革命防衛隊の隊員8人を含む15人が死亡した。

SANA, May 8, 2018

AFP, May 8, 2018、ANHA, May 8, 2018、May 9, 2018、AP, May 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018、May 10, 2018、al-Hayat, May 9, 2018、Reuters, May 8, 2018、SANA, May 8, 2018、UPI, May 8, 2018などをもとに作成。

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トルコは、実質占領するアレッポ県北部へのヒムス県、ハマー県の武装集団戦闘員の受け入れを拒否するも、地元住民の反発を受けて、戦闘員を受け入れる(2018年5月8日)

SANA(5月8日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と、ヒムス県北部・ハマー県南部の反体制武装集団の停戦合意(1日)に従い、シリア軍に重火器、中火器の引き渡しを完了した武装集団の戦闘員とその家族が、7日に引き続き、シリア政府によって準備された大型バス58台に分乗し、ラスタン市からトルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面およびイドリブ県方面に退去した。

SANAによると、退去に向けた作業が行われているなか、戦闘員らが集まるラスタン橋一帯が砲撃を受けたが死傷者はなかった。

一方、シリア人権監視団によると、ヒムス県北部とハマー県南部で活動を続けていた反体制武装集団の戦闘員とその家族を乗せて、7日にヒムス県ラスタン市近郊のラスタン橋を出発し、トルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面に向かった大型バス67台(SANAによるとバスは62台)の車列が、シリア政府支配地域との境界に位置するアレッポ県バーブ市近郊のアブー・ザンダーン通行所で、「トルコ当局が受入を拒否したため」、一時足止めを食った。

アブー・ザンダーン通行所に到着した戦闘員と家族のうち、負傷者や重篤患者14人は救急車輌でバーブ市方面に入ることを許されたが、それ以外の戦闘員らが通行を拒否されたという。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月8日付)によると、事態を受けるかたちで、ハムザ師団によるヒクマ・ワ・サラーム病院襲撃や、東部自由人連合とワーキー家の抗争に伴う同地の治安悪化に抗議するゼネストが呼びかけるビラがバーブ市で配布された。

ゼネストは「バーブ市および同郊外調整」の名で呼びかけられており、ヒムス県北部、ハマー県南部から退去している反体制武装集団の戦闘員とその家族を受け入れることも合わせて要求された。

al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018

アレッポ県の複数の活動家によると、トルコ当局はその後、「民衆の圧力」に屈して、受け入れを許可したという。

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ダマスカス郊外県では、SANA(5月8日付)によると、3、4、5、6、7日に引き続き、ヤルダー市、バービッラー市、バイト・サフム市で活動を続けてきた反体制武装集団の戦闘員とその家族が、シリア政府によって準備された大型バス37台に分乗し、トルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に退去した。

SANA, May 8, 2018

AFP, May 8, 2018、ANHA, May 8, 2018、AP, May 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018、al-Hayat, May 9, 2018、Reuters, May 8, 2018、SANA, May 8, 2018、UPI, May 8, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県東部でのダーイシュ掃討戦を続け、支配地域を拡大(2018年5月7日)

ダイル・ザウル県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の「ジャズィーラの嵐」作戦司令室が、米主導の有志連合と最近になってダイル・ザウル県に展開したフランス軍の支援を受けて、県東部のダーイシュ(イスラーム国)支配地域での掃討戦を続け、この5日間でブーカマール市東部一帯の18平方キロメートルを制圧したと発表した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月7日付)が伝えた。

AFP, May 7, 2018、ANHA, May 7, 2018、AP, May 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2018、al-Hayat, May 8, 2018、Reuters, May 7, 2018、SANA, May 7, 2018、UPI, May 7, 2018などをもとに作成。

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イランのビーギー国家安全保障委員会副議長「イスラエルは無能で、アサド大統領を暗殺などできない」(2018年5月7日)

イランのアブー・ファズル・ハサン・ビーギー国家安全保障委員会副議長は、イスラエルのユバール・シュタイニッツ国家インフラ・エネルギー大臣が「イランがシリア領土からイスラエルを攻撃したら、アサド大統領を殺害する」と発言したことに対し、スプートニク・ニュース(5月7日付)に「イスラエルは何もできない…。なぜなら、我々が顧問としてシリア国内にいることは合法的で、シリア政府の要請に基づいているからだ」と述べた。

ビーギー国家安全保障委員会副議長はそのうえで「イスラエルは無能で…、アサド大統領を暗殺などできない」と強調した。

AFP, May 7, 2018、ANHA, May 7, 2018、AP, May 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2018、al-Hayat, May 8, 2018、Reuters, May 7, 2018、SANA, May 7, 2018、Sputnik News, May 7, 2018、UPI, May 7, 2018などをもとに作成。

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イスラエルのシュタイニッツ国家インフラ・エネルギー大臣「イランがシリア領土からイスラエルを攻撃したら、アサド大統領を殺害する」(2018年5月7日)

イスラエルのユバール・シュタイニッツ国家インフラ・エネルギー大臣は「イランがシリアの領土を利用してイスラエルに攻撃を行ったら、バッシャール・アサドを殺害し、彼の政府を崩壊させることができる」と述べた。

シュタイニッツ国家インフラ・エネルギー大臣は「イスラエルはシリアでの戦争に今のところ介入はしていないが…、アサドが、イランにシリア領内での活動を許し続ければ、イスラエルは彼を粛清し、その体制を崩壊させる」と述べた。

『イェディオト・アハロノト』(5月7日付)が伝えた。

AFP, May 7, 2018、ANHA, May 7, 2018、AP, May 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2018、al-Hayat, May 8, 2018、Reuters, May 7, 2018、SANA, May 7, 2018、UPI, May 7, 2018、Ynet News, May 7, 2018などをもとに作成。

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ベルマン駐ロシア・フランス大使「フランスはアサド大統領の辞任をもう求めない」(2018年5月7日)

スィルヴィエ・ベルマン駐ロシア・フランス大使は、ロシア日刊紙『コメルサント』(5月7日付)のインタビューに応じ、そのなかで「フランスはアサド大統領の辞任をもう求めない」と述べた。

ベルマン大使はまた、「フランスは、シリア人への人道支援、すべての当事者が満足するような政治的解決、化学兵器使用の阻止、テロとの戦いを優先事項としている」と付言した。

AFP, May 7, 2018、ANHA, May 7, 2018、AP, May 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2018、al-Hayat, May 8, 2018、Kommersant, May 7, 2018、Reuters, May 7, 2018、SANA, May 7, 2018、UPI, May 7, 2018などをもとに作成。

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バーブ市に続いて、トルコの実質占領下のジンディールス市近郊、アアザーズ市近郊で山地の鷹旅団とスルターン・ムラード師団が交戦(2018年5月7日)

アレッポ県では、ANHA(5月7日付)によると、トルコの実質占領下にあるジャラーブルス市近郊のガンドゥーラ町およびサアン避難民キャンプ近くで山地の鷹旅団とスルターン・ムラード師団が交戦し、双方の戦闘員と住民複数人が死傷した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月7日付)によると、戦闘はまた、アアザーズ市近郊(東部)のハワール・キリス村、ドゥーディヤーン村、ハルジャラ村、クーバリー村でも発生した。

これを受け、シャーム軍(シャーム自由人イスラーム運動などからなる連合体)が兵力引き離しのために同地に戦闘員と車輌を急遽派遣したが、7日現在戦闘は終息していない。

交戦に至った理由は不明だという。

al-Durar al-Shamiya, May 7, 2018

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一方、『ハヤート』(5月8日付)によると、7日にバーブ市で激化した東部自由人連合とワーキー家の武力衝突を終息させるため、第3軍団の仲介により、同市の自由警察本部で両者の代表が会し、停戦に合意した。

複数の活動家によると、トルコが東部自由人連合とワーキー家に停戦に合意するよう圧力をかけたという。

停戦合意は、①東部自由人連合のバーブ市からの撤退、②第3軍団が代表を務める兵力引き離し部隊への交戦地点の移譲、③戦闘に関与した者の身柄引き渡し、などを骨子とする。

AFP, May 7, 2018、ANHA, May 7, 2018、AP, May 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2018、al-Hayat, May 8, 2018、Reuters, May 7, 2018、SANA, May 7, 2018、UPI, May 7, 2018などをもとに作成。

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ロシア軍ヘリコプターがシリア東部で技術的トラブルにより墜落、パイロット2人死亡(2018年5月7日)

ロシア国防省は声明を出し、シリア東部を飛行中のロシア空軍のKa-52ヘリコプター1機が技術的トラブルによって墜落し、乗っていたパイロット2人が死亡した。

死亡した2人の遺体は回収され、同機が離陸した基地に移送された。

RT(5月7日付)が伝えた。

SANA, May 7, 2018

AFP, May 7, 2018、ANHA, May 7, 2018、AP, May 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2018、al-Hayat, May 8, 2018、Reuters, May 7, 2018、RT, May 7, 2018、SANA, May 7, 2018、UPI, May 7, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは9件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2018年5月7日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月7日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(アレッポ県6件、ラタキア県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも3件(ダルアー県1件、ハマー県1件、イドリブ県1件)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 7, 2018をもとに作成。

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イスラエルのリーベルマン国防大臣「イランがシリアの領土を前線基地かすることを許さない…。あらゆるシナリオへの対応策がある」(2018年5月6日)

イスラエルのアヴィグドール・リーベルマン国防大臣は、チャンネル2(5月6日付)のインタビューを受け、そのなかで「イスラエルはイランが北部国境(対シリア国境)近くを拠点化し、シリアの領土を我々に対する前線基地とすることを許さない…。イスラエルとしては(現状を)事態悪化とはみなしていないが、あらゆるシナリオに対応する準備をしている…。我々が現在払っている代償は、将来はより少なくなるだろう」と述べた。

AFP, May 6, 2018、ANHA, May 6, 2018、AP, May 6, 2018、Channel 2, May 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 6, 2018、al-Hayat, May 7, 2018、Reuters, May 6, 2018、SANA, May 6, 2018、UPI, May 6, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍とシリア・エリート部隊の戦闘に米国が介入(2018年5月6日)

『シャルク・アウサト』(5月6日付)は、4日にダイル・ザウル県東部で発生した西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー氏率いるシリア・エリート部隊の交戦に対して、米国が介入、ブレット・マクガーク米大統領特使が仲介者となり、停戦させたと伝えた。

AFP, May 6, 2018、ANHA, May 6, 2018、AP, May 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 6, 2018、al-Hayat, May 7, 2018、Reuters, May 6, 2018、SANA, May 6, 2018、al-Sharq al-Awsat, May 6, 2018、UPI, May 6, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュがハサカ県国境地帯に展開するイラク人民動員隊を攻撃、イラク軍航空部隊が爆撃で応戦(2018年5月6日)

ハサカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月6日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部のタッル・サフーク村にある国境通行所東部一帯に設置されたイラク人民動員隊の拠点を砲撃した。

これに対して、イラク首相府は声明を出し、イラク軍航空部隊がシリア領内(ダシーシャ村南部)のダーイシュの拠点に対して爆撃で応戦したと発表した。

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ダイル・ザウル県では、ANHA(5月6日付)によると、「ジャズィーラの嵐」作戦を再開した西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が県東部のイラク国境に向けて進軍を続けた。

AFP, May 6, 2018、ANHA, May 6, 2018、AP, May 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 6, 2018、al-Hayat, May 7, 2018、Reuters, May 6, 2018、SANA, May 6, 2018、UPI, May 6, 2018などをもとに作成。

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