グワイラーン刑務所で抵抗を続けていたアブー・ウバイダを名乗るアミールと彼に忠誠を誓った20人のメンバーが投降(2022年1月29日)

ハサカ県では、ANHA(1月29日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)ファーティマ・ザフラー高校近くで、内務治安部隊(アサーイシュ)と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、グワイラーン刑務所(工業高校)を襲撃・脱走事件に関与したダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと交戦した。

スリーパーセルは5人からなり、戦闘で1人が死亡した。

アサーイシュとシリア民主軍はまた、グワイラーン刑務所の近く(パン製造所近く)でダーイシュのメンバー3人を拘束した。

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一方、シリア人権監視団によると、グワイラーン刑務所ではシリア民主軍テロ撲滅部隊(YAT)が米軍の監督のもとに、施設内に立て籠もるダーイシュのメンバー5人に人質としていた刑務所職員らの救出作戦を敢行した。

人質をとっていたダーイシュ・メンバー5人のうち3人はシリア民主軍によって殺害され、2人は着用していた自爆ベルトを爆発して死亡した。

人質の消息はいまだ不明だという。

なお、1月20日以降の戦闘での死者は270人、内訳はダーイシュのメンバーが189人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛が74人、住民7人。

また、刑務所内に立て籠もり、抵抗を続けてきたアブー・ウバイダを名乗るアミール(司令官)と彼に忠誠(バイア)を誓った20人のメンバーが投降し、シリア民主軍テロ撲滅部隊(YAT)がこれを拘束され、所持していた武器を押収した。

これに対して、グワイラーン地区では、自爆戦闘員少なくとも4人からなるダーイシュのスリーパーセルが、アガワート通りのコミューン(北・東シリア自治局における最小の自治政体)長と住民3人を要撃し、拘束した。

AFP, January 29, 2022、ANHA, January 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2022、Reuters, January 29, 2022、SANA, January 29, 2022、SOHR, January 29, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年1月29日)

ラッカ県では、ANHA(1月29日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, January 29, 2022、ANHA, January 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2022、Reuters, January 29, 2022、SANA, January 29, 2022、SOHR, January 29, 2022などをもとに作成。

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新興のアル=カーイダ組織の一つアンサール・イスラームがシリア政府の支配下にあるハマー県、アレッポ県を砲撃(2022年1月29日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ組織の一つアンサール・イスラームがシリア政府の支配下にあるガーブ平原のシール・サハーブ地区にあるシリア軍拠点複数カ所を砲撃、複数の兵士が死傷した。

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるアンカーウィー村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ組織の一つアンサール・イスラームがシリア政府の支配下にある県西部の第46中隊基地一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、フライフィル村、バーラ村、バイニーン村、ファッティーラ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反3件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3147608245481910

AFP, January 29, 2022、ANHA, January 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 29, 2022、Reuters, January 29, 2022、SANA, January 29, 2022、SOHR, January 29, 2022などをもとに作成。

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グワイラーン刑務所内外でシリア民主軍、アサーイシュによるダーイシュの捜索・掃討続くなか、避難住民が帰宅を開始(2022年1月28日)

ハサカ県では、ANHA(1月28日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)で、内務治安部隊(アサーイシュ)の緊急対応部隊(Hevalno Asayîşe Rojava、HAT)が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のテロ撲滅部隊(Yekîneyên Antî Teror、YAT)の支援を受けて、施設内での捜索・掃討活動を継続した。

シリア人権監視団によると、シリア民主軍とアサーイシュは、グワイラーン地区、ズフール地区、ブーマイーシュ地区、ナースィラ地区などでも捜索・掃討活動を行った。

同監視団によると、捜索・掃討活動中にシリア民主軍YATの隊員がダーイシュ・メンバーによって銃で撃たれて死亡した。

これにより、1月20日以降の戦闘での死者は262人となった。

内訳は、ダーイシュ・メンバー181人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛74人、住民7人。

 

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シリア人権監視団によると、政府の支配下にある市内の治安厳戒地区に避難していたグワイラーン地区の住民が帰宅を開始した。

AFP, January 28, 2022、ANHA, January 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2022、Reuters, January 28, 2022、SANA, January 28, 2022、SOHR, January 28, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県マアバダ市近郊で機関銃を発砲(2022年1月28日)

ハサカ県では、ANHA(1月28日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマアバダ(カルキールキー)町近郊のダーラーフィー・カラー村に向けて機関銃を発砲した。

AFP, January 28, 2022、ANHA, January 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2022、Reuters, January 28, 2022、SANA, January 28, 2022、SOHR, January 28, 2022などをもとに作成。

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ダーイシュはダイル・ザウル県でシリア民主軍、シリア軍の拠点を襲撃、シリア民主軍は同県とラッカ県で住民多数拘束(2022年1月28日)

ラッカ県では、SANA(1月28日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同管理下にあるM4高速道路沿線のシャリカ村に突入し、住民3人を拘束、連行した。

またラカタ村でも、留守中の民家1棟に押し入り、金銭や貴金属を盗み出した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるシュハイル村でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシリア民主軍の検問所(ヒンディー検問所)を襲撃、両者の間で激しい戦闘が発生した。

一方、SANA(1月28日付)によると、シリア民主軍が、スワイダーン・ジャズィーラ村に突入し、住民多数を拘束、連行した。

シリア人権監視団によると、ダーイシュの武装グループは、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市近郊のサアルー村でも、シリア軍の拠点を襲撃し、両者の間で激しい戦闘となった。

AFP, January 28, 2022、ANHA, January 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2022、Reuters, January 28, 2022、SANA, January 28, 2022、SOHR, January 28, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるハマー県、イドリブ県、アレッポ県を砲撃(2022年1月28日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のザクーム村、カーヒラ村、アンカーウィー村、クライディーン村、灌漑計画地区を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマジュダリヤー村、ナイラブ村、マアーッラト・ナアサーン村、ザーウィヤ山地方のカンスフラ村、ファッティーラ村、バーラ村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルタアール村、タディール村、カフル・ヌーラーン村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タッル・シハーブ町でダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーの男性1人が、正体不明の武装集団によって頭を銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反3件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3146895388886529

AFP, January 28, 2022、ANHA, January 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 28, 2022、Reuters, January 28, 2022、SANA, January 28, 2022、SOHR, January 28, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊などを砲撃、シリア軍との戦闘でシリア国民軍戦闘員1人死亡(2022年1月27日)

アレッポ県では、ANHA(1月27日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、シャワーリガ村、アルカミーヤ村、アイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村、シャイフ・イーサー村、シャフバー・ダムを砲撃した。

シリア人権監視団によると、バーブ市近郊のハムダーン村一帯で、シリア国民軍がシリア軍との激しく交戦し、シリア国民軍の戦闘員1人が死亡した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、トルコ占領下のバーブ市近郊のシャイフ・ナースィル(クルト・ワイラーン)村に設置されている基地から、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるクールフユーク村、ハーリディーヤ村を砲撃した。

AFP, January 27, 2022、ANHA, January 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2022、Reuters, January 27, 2022、SANA, January 27, 2022、SOHR, January 27, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍はダイル・ザウル県、ラッカ県で多数を拘束(2022年1月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるザッル村、アブー・ナイタル村、ハリージーヤ村、ダマーン村、ズィーバーン町、タヤーナ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が26日と27日に、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる29人を拘束した。

また、北・東シリア自治局はダイル・ザウル県内の支配地で1月27日午前6時から2月1日午前6時まで外出禁止令を発動した。

グワイラーン刑務所での混乱の波及を回避するのが目的。

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ラッカ県では、SANA(1月27日付)によると、シリア民主軍がラッカ市、ジャルニーヤ町で北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプ(ハサカ県)での収容生活を終えて帰還していた元国内避難民(IDPs)約50人の身柄を拘束、連行した。

AFP, January 27, 2022、ANHA, January 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2022、Reuters, January 27, 2022、SANA, January 27, 2022、SOHR, January 27, 2022などをもとに作成。

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グワイラーン刑務所一帯での戦闘は続き、ダーイシュ・メンバー17人が新たに死亡(2022年1月27日)

シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)でのダーイシュ(イスラーム国)メンバーの襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱は人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による前日の刑務所完全制圧宣言後も、刑務所内とその周辺で散発的な戦闘が行われた。

シリア人権監視団によると、刑務所内およびその周辺で、シリア民主軍と内務治安部隊(アサーイシュ)による捜索・掃討が続けられ、ダーイシュのメンバー12人が刑務所内で新たに殺害されたほか、5人が刑務所前で遺体で発見された。

これにより、1月20日以降の死者数は235人となった。

内訳はダーイシュ(イスラーム国)が173人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛が55人、住民が7人。

なお、ダーイシュ・メンバー数十人が依然として刑務所内に立て籠もっているという。

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ANHA(1月27日付)によると、北・東シリア自治局の社会問題委員会(社会問題労働省に相当)のハンダリーン・スィーヌー共同議長、避難民問題局のシャイフムース・アフマド局長、ハサカ地区評議会のファールーク・トゥーズー共同副議長、児童保護局のハーリド・ジャブル共同局長らからなる使節団が、同自治局支配地内に設置されている収容センターで避難生活を送るグワイラーン地区とズフール地区の住民を慰問した。

使節団は、198世帯以上の避難住民に対して支援物資を配給した。

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一方、SANA(1月27日付)によると、ガッサーン・ハリール県知事が、市内の治安厳戒地区に設置された仮設収容センターを訪問し、グワイラーン地区、ズフール地区から避難した住民を慰問した。

SANA(1月27日付)によると、治安厳戒地区に避難した住民の数は4,000人を越え、県社会問題労働局が関係当局とともに設置した7つの収容センターに収容されている。

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このほか、SANA(1月27日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)でのダーイシュ(イスラーム国)メンバーの襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱を受けて、ユーフラテス大学ハサカ分校のジャマール・アブドゥッラー分校長が第1学期の期末試験の実施を2月6日に延期すると発表した。

AFP, January 27, 2022、ANHA, January 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2022、Reuters, January 27, 2022、SANA, January 27, 2022、SOHR, January 27, 2022などをもとに作成。

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ロシア国防省は緊張緩和地帯での停戦違反を確認せず、トルコ側の発表では停戦件数は1件(2022年1月27日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反1件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3146135082295893

AFP, January 27, 2022、ANHA, January 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 27, 2022、Reuters, January 27, 2022、SANA, January 27, 2022、SOHR, January 27, 2022などをもとに作成。

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OPCWは2015年にダーイシュがアレッポ県北部で米国の支援を受ける反体制派に対して化学兵器を使用したと断定(2022年1月26日)

化学兵器禁止機関(OPCW)の技術事務局は、シリアでの化学兵器使用疑惑事件に関して事実調査団(FMM)が実施した調査にかかる新たな報告書(1月24日付)を発表し、2015年9月1日と3日にアレッポ県北部のマーリア市に対して行われた砲撃に関して、目撃者へのインタビューや環境サンプルの解析の結果、1日の攻撃に関してびらん性の化学物質が使用されたと信じるに足りる充分な根拠があると結論づけた。

3日の攻撃については、使用の有無を特定する充分な根拠は得られなかったとしている。

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ドゥラル・シャーミーヤによると、2015年9月1日の攻撃はダーイシュ(イスラーム国)によるもので、マスダード・ガスを装填したとされる砲弾30発がマーリア市に撃ち込まれた。

同市は当時、ダーイシュと米国がトルコで軍事教練を施した第30(歩兵)師団(自由シリア軍)が攻防戦を繰り広げていた。

https://syriaarabspring.info/?p=22055を参照。

AFP, January 27, 2022、ANHA, January 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2022、Reuters, January 27, 2022、SANA, January 27, 2022、SOHR, January 27, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍がグワイラーン刑務所で立て籠もっていたダーイシュ・メンバー全員を投降させ、同刑務所を完全制圧、米主導の有志連合はヘリコプターでの攻撃でダーイシュ・メンバー6人を殺害(2022年1月26日)

ハサカ県では、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)でのダーイシュ(イスラーム国)メンバーの襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱は、26日に人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が刑務所の制圧を宣言し、収束の兆しが見えた。



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シリア民主軍の広報センターは正午に声明を出し、ダーイシュ・メンバーらが立て籠もっていたグワイラーン刑務所内にある最大区画を制圧したと発表した。

広報センターは午後1時半にも声明を出し、刑務所に立て籠もっていたダーイシュ・メンバーが相次いで投降していると発表した。

そして午後2時50分に再び声明を出し、シリア民主軍はグワイラーン刑務所でダーイシュを敗北させたとして、勝利宣言を行った。

声明の内容は以下の通り:

「人民の金槌」軍事治安作戦は、我らが部隊によるハサカ市の工業(高校)刑務所(グワイラーン刑務所)の制圧と、すべてのダーイシュ・メンバーの投降によって頂点を迎えた。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1776611925862070

シリア人権監視団によると、1,600人以上が1月26日の1日だけで新たに投降し、前日までに投降したダーイシュ・メンバーと1,100任合わせて、その数は2,500人以上に達した。

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これを受け、ANHAや北・東シリア自治局、民主統一党(PYD)などは、グワイラーン刑務所の完全制圧を、7年前の2015年1月26日のアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市での人民動員隊(YPG)と女性防衛隊(YPJ)のダーイシュによる勝利と、同市制圧と並べて称賛した。

https://www.facebook.com/QSDMEDIA/photos/a.444947369031270/1818132298379430/

また、ANHA(1月26日付)によると、ハサカ市内では、住民らが街頭でシリア民主軍によるグワイラーン刑務所制圧を祝った。

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一方、ANHA(1月26日付)によると、アサーイシュの緊急対応部隊(Hevalno Asayîşe Rojava、HAT)は、刑務所一帯地域に加えて、グワイラーン地区の南に隣接するズフール地区内でダーイシュ・メンバーを追跡・掃討を実施した。

これに関して、SANA(1月26日付)は、シリア民主軍が、逃亡したダーイシュのメンバーの追跡を口実に、グワイラーン刑務所(西グワイラーン地区)、ズフール地区の住宅地、ハサカ市の南および東に位置する村々で強制捜査を行い、住民多数を拘束、連行したと伝えた。

また、シリア民主軍が、ダーイシュのメンバーが立て籠もっているとして、グワイラーン地区の墓地(グワイラーン墓地)に面する住宅10棟を重機で破壊したと報じた。

他方、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属のヘリコプター1機が26日晩に、グワイラーン墓地とイスファンジュ通りの間に位置する地区でダーイシュの外国人メンバーのグループに対して機銃掃射を行い、6人を殺害した。

また有志連合所属の戦闘機複数機が、グワイラーン刑務所一帯に対して複数回のミサイル攻撃を行った。

この攻撃による死者はなかったという。

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シリア人権監視団によると、1月20日以降の戦闘による死者数は187人。

内訳はダーイシュ・メンバー130人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛が50人、住民7人。

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ANHA(1月26日付)によると、北・東シリア自治局ジャズィーラ地域ハサカ地区の各部局は、グワイラーン地区、ズフール地区からの避難住民の救援を続けるとともに、クルド赤新月社が医療支援活動にあたった。

クルド赤新月社の支援チームのリーダーを務めるアリー・ムハンマド・イーサー氏がANHAに明らかにしたところによると、北・東シリア自治局の支配地内に設置された複数の収容センターで、798世帯約4,000人の医療ケアを行ったという。

クルド赤新月社は、ドイツ、スウェーデン、英国で慈善団体として登録している複数のNGOが1993年に統合して結成した国際NGO組織。

北・東シリア自治局の支配地域を中心に活動を行っているがシリアのNGOではなく、シリアの法律のもとに公認された慈善団体でもない。また、国際赤十字赤新月社連盟は、1カ国1組織を原則としているため、この組織を承認していない。

一方、SANA(1月26日付)によると、ハサカ県社会問題労働局がハサカ市治安厳戒地区内のサーリヒーヤ地区にあるムスタファー・モスクに7カ所目となる一時収容センターを設置した。

1月25日には、アラーディー・ハッブー地区に6カ所目の一時収容センターが設置されていた。


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このほか、ANHA(1月26日付)は、北・東シリア自治局の住民がシリア民主軍やアサーイシュに協力し、グワイラーン刑務所一帯での戦闘に参加していると伝え、武器を携帯している女性や老人の写真、映像を公開した。



AFP, January 26, 2022、ANHA, January 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2022、Reuters, January 26, 2022、SANA, January 26, 2022、SOHR, January 26, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県、ハサカ県各所を砲撃(2022年1月26日)

アレッポ県では、ANHA(1月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北西のサイヤーダ村、ヤーランリー村、トルコ占領下のバーブ市の東に位置するアリーマ村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(1月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村を砲撃し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会が応戦、シリア国民軍戦闘員多数を死傷させた。

AFP, January 26, 2022、ANHA, January 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2022、Reuters, January 26, 2022、SANA, January 26, 2022、SOHR, January 26, 2022などをもとに作成。

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ロシア国防省は緊張緩和地帯で1件の停戦違反が発生したと発表、トルコ側の発表では停戦件数は7件(2022年1月26日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3145435619032506

AFP, January 26, 2022、ANHA, January 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 26, 2022、Reuters, January 26, 2022、SANA, January 26, 2022、SOHR, January 26, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がハマー県、ヒムス県、ラッカ県の砂漠地帯でダーイシュに対して40回の爆撃を実施、シリア軍も「樽爆弾」10発以上を投下(2022年1月25日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハマー県イスリヤー村一帯の砂漠地帯、ヒムス県スフナ市一帯の砂漠地帯、ラッカ県ラサーファ砂漠でロシア軍戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)に対して40回の爆撃を実施した。

爆撃にはシリア軍ヘリコプターも参加し、「樽爆弾」10発以上を投下した。

AFP, January 25, 2022、ANHA, January 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2022、Reuters, January 25, 2022、SANA, January 25, 2022、SOHR, January 25, 2022などをもとに作成。

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アサーイシュはハサカ県フール町で、ダーイシュのスリーパーセルの4グループを摘発(2022年1月25日)

ハサカ県では、ANHA(1月25日付)によると、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が同自治局の支配下にあるフール町で、ダーイシュのスリーパーセルの4グループを摘発し、メンバーを逮捕、武器弾薬を押収した。

AFP, January 25, 2022、ANHA, January 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2022、Reuters, January 25, 2022、SANA, January 25, 2022、SOHR, January 25, 2022などをもとに作成。

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グワイラーン刑務所周辺でシリア民主軍とダーイシュの戦闘が続き、米軍戦闘機が同地を爆撃(2022年1月25日)

ハサカ県では、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)でのダーイシュ(イスラーム国)メンバーの襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱は25日も続いた。

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人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、24日晩にグワイラーン刑務所で軍事治安作戦を実施し、ダーイシュのメンバーによって捕らえられていた刑務所職員9人の解放に成功するとともに、ズフール地区と東グワイラーン地区でダーイシュのメンバー17人を新たに殺害したと発表した。

また、別の声明では、25日に23人を新たに解放したと発表した。

シリア民主軍広報センターはさらに別の声明で、25日朝にグワイラーン刑務所に立て籠もっていたダーイシュ・メンバー250人が投降、これまでに投降したダーイシュ・メンバーの数が500人余りとなったと発表した。

また別の声明で、ダーイシュ・メンバーが占拠していたグワイラーン刑務所内の収容棟8棟を制圧したと発表した。

シリア人権監視団によると、有志連合所属の装甲車複数輌が、グワイラーン刑務所内での作戦に参加するために同地に派遣されていたという。

一方、ANHA(1月25日付)によると、グワイラーン地区の外塀一帯での戦闘は小康状態が続いた。

だが、SANA(1月25日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が抵抗を続けるイスラーム国のメンバーらをグワイラーン刑務所で包囲したと発表しているにもかかわらず、シリア民主軍、内務治安部隊(アサーイシュ)とダーイシュとの戦闘は刑務所一帯で行われ、有志連合を主導する米軍戦闘機も同地に対する爆撃を実施した。

米軍の爆撃に、ユーフラテス大学経済学部技術監督者工学技術研究所が21日に破壊されたが、25日までの爆撃で経済学部関連施設、土木学部講堂、ユーフラテス大学ハサカ分校本舎、ガレージなども破壊された。

また、シリア民主軍は、グワイラーン刑務所(東グワイラーン地区、西グワイラーン地区)、ズフール地区の住宅地で強制捜査を行い、住民多数を拘束、連行した。

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シリア人権監視団によると、1月20日以降の戦闘での死者は172人。

うちダーイシュ・メンバーは119人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛は46人、住民は7人。

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ANHA(1月25日付)は、負傷したダーイシュ・メンバーを収容しているシリア民主軍とアサーイシュの拠点の取材に成功したと伝え、治療を受けるメンバー13人の写真と映像を公開した。

AFP, January 25, 2022、ANHA, January 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2022、Reuters, January 25, 2022、SANA, January 25, 2022、SOHR, January 25, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府の支配下にあるアレッポ県ハーリディーヤ村、ヤーランリー村、サイヤード村を砲撃(2022年1月25日)

アレッポ県では、ANHA(1月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府の支配下にあるハーリディーヤ村(バーブ市東)、ヤーランリー村、サイヤード村を砲撃した。

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人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、1月22日と23日に、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、ハーリディーヤ村、マアラク村、ムシャイリファ村、ジャフバル村、ヒーシャ村、サーリヒーヤ村、カーディリーヤ村、ファーティサ村、アリーシャ村に対するトルコ軍とシリア国民軍の砲撃で、住民3人が死亡、11人が負傷する一方、シリア民主軍の応戦でシリア国民軍10人を殺害、2人を負傷させたと発表した。

AFP, January 25, 2022、ANHA, January 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2022、Reuters, January 25, 2022、SANA, January 25, 2022、SOHR, January 25, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県各所を砲撃(2022年1月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、ファッティーラ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町とヤードゥーダ村を結ぶ街道沿いの灌漑施設を、正体不明の武装集団が襲撃し、中にいた3人を銃で撃ち殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3144612795781455

AFP, January 25, 2022、ANHA, January 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 25, 2022、Reuters, January 25, 2022、SANA, January 25, 2022、SOHR, January 25, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市郊外の国境に近い農場で住民1人を射殺(2022年1月24日)

アレッポ県では、ANHA(1月25日付)によると、トルコ軍の国境警備隊がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・アラブ(コバネ)市郊外の国境に近い農場で住民に発砲、1人を射殺した。

AFP, January 25, 2022、ANHA, January 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 25, 2022、Reuters, January 25, 2022、SANA, January 25, 2022、SOHR, January 25, 2022などをもとに作成。

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ダーイシュはダイル・ザウル県でシリア民主軍と「イランの民兵」の拠点を相次いで襲撃(2022年1月24日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の武装グループがダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市、ズィーバーン町、ハリージーヤ村、スワル町近郊で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点に対してRPG弾などで攻撃を加えた。

ダーイシュの武装グループはまた、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市近郊の砂漠地帯にある「イランの民兵」の拠点複数カ所を襲撃した。

AFP, January 24, 2022、ANHA, January 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 24, 2022、Reuters, January 24, 2022、SANA, January 24, 2022、SOHR, January 24, 2022などをもとに作成。

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グワイラーン刑務所でのダーイシュとシリア民主軍・アサーイシュの戦闘続く:「カリフ国の幼獣」ら数百人が投降・解放(2022年1月24日)

ハサカ県では、ANHA(1月24日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)でのダーイシュ(イスラーム国)メンバーの襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱は24日も続き、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と内務治安部隊(アサーイシュ)がダーイシュのスリーパーセルや脱獄犯と刑務所の外塀付近で激しく交戦する一方、刑務所を包囲し、拡声器を通じて投降を呼び掛けた。

また、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合は23日深夜から24日未明にかけてダーイシュのメンバーや脱獄者が立て籠もっているグワイラーン地区ないの複数カ所を爆撃した。


一方、シリア民主軍は声明を出し、ダーイシュのメンバー約300人が投降したと発表した。

https://www.facebook.com/QSDMEDIA/posts/1816562585203068

シリア人権監視団によると、「カリフ国の幼獣」として知られる子供たちが、大型旅客バス複数台に分乗して刑務所外へと移送された。

移送の理由は不明だが、刑務所に立て籠もるダーイシュの負傷したメンバーの治療を条件に、人質となっている子供が釈放されたと見られる。

子供たちを含めて、シリア民主軍に投降し、刑務所内から移送された収監者らの数は400人に上っているという。

なお、ANHA(1月24日付)によると、グワイラーン刑務所には5,000人のダーイシュ・メンバーが投獄されている。

また、アサーイシュは声明を出し、ダーイシュのスリーパーセルのメンバー3人を拘束、持っていた武器弾薬を押収したと発表した。

北・東シリア自治局の内務委員会による前日の決定に従い、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ市各所では、外出禁止令が発動された。

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シリア人権監視団によると、1月20日以降の戦闘による死者は154人。

うちダーイシュ・メンバーは102人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛が45人、住民が7人。

AFP, January 24, 2022、ANHA, January 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 24, 2022、Reuters, January 24, 2022、SANA, January 24, 2022、SOHR, January 24, 2022などをもとに作成。

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シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県各所を砲撃(2022年1月24日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のサルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、バイニーン村、フライフィル村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反2件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反3件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3143971929178875

AFP, January 24, 2022、ANHA, January 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 24, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 24, 2022、Reuters, January 24, 2022、SANA, January 24, 2022、SOHR, January 24, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍はダーイシュによるグワイラーン刑務所での襲撃・脱獄事件の詳細を発表:実行犯の一部はトルコ占領地とイラクから参集(2022年1月23日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、ハサカ県ハサカ市グワイラーン地区にあるグワイラーン刑務所(高等学校)での襲撃・脱獄事件の詳細についての声明を発表した。

それによると、刑務所の襲撃に参加したダーイシュの自爆テロリストは200人以上に上り、その一部はトルコの占領下にあるハサカ県のラアス・アイン市一帯地域、ラッカ県のタッル・アブヤド市一帯地域、さらにはイラクからグワイラーン地区に参集していた。

襲撃は6カ月にわたり準備されていた。

彼らは、1月20日午後7時半に爆弾を仕掛けた車を使って刑務所への攻撃を開始、刑務所が外からも攻撃を加えるとともに、収監者らが刑務所内で守衛、医療スタッフ、厨房職員らを襲撃し、脱獄を試みた。

襲撃された職員の安保は今も不明だという。

脱獄の試みのほとんどは失敗したものの、一部がグワイラーン地区に隣接するユーフラテス大学経済学部の施設に逃げ込んだ。

シリア民主軍は刑務所周辺を完全に制圧し、東グワイラーン地区、ズフール地区、パノラマ交差点でダーイシュ・メンバーと激しく交戦し、そのほとんどを殲滅するとともに、武器・弾薬を持ち込むために建設していた地下トンネルを制圧した。

シリア民主軍は刑務所内も制圧したが、グワイラーン地区には依然として2、ないしは3つのスリーパーセルが抵抗を続けているという。

また、シリア民主軍と内務治安部隊(アサーイシュ)約1万人が大規模な掃討作戦を続けているという。

1月20日以降の戦闘でシリア民主軍が殺害したダーイシュ・メンバーは175人以上、うち160人強が襲撃犯、15人が脱獄を試みた収監者。

一方、戦闘では、シリア民主軍の戦闘員27人が犠牲となった。

ANHA(1月23日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、グワイラーン刑務所一帯では、米主導の有志連合の航空機が上空を旋回するなか、シリア民主軍、アサーイシュとダーイシュ・メンバーの戦闘が続いた。

シリア民主軍の広報センターは声明を出し、ハサカ県ハサカ市グワイラーン地区にあるグワイラーン刑務所(高等学校)での襲撃・脱獄事件の実行犯ら13人を新たに殺害、2人を拘束したと発表した。

また、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、グワイラーン地区内で潜伏・立て籠もりを続けているダーイシュ・メンバーらに対して武器を棄てて投降するよう呼びかけた。

ANHA(1月23日付)が伝えた。

AFP, January 23, 2022、ANHA, January 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 23, 2022、Reuters, January 23, 2022、SANA, January 23, 2022、SOHR, January 23, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県アイン・イーサー市西のウライマート村を砲撃し、子供2人負傷(2022年1月23日)

ラッカ県では、ANHA(1月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市西のウライマート村を砲撃し、子供2人が負傷した。

AFP, January 23, 2022、ANHA, January 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 23, 2022、Reuters, January 23, 2022、SANA, January 23, 2022、SOHR, January 23, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県とヒムス県の砂漠地帯でダーイシュに対して20回の爆撃を実施(2022年1月23日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠とヒムス県のスフナ市一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して20回の爆撃を実施した。

AFP, January 23, 2022、ANHA, January 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 23, 2022、Reuters, January 23, 2022、SANA, January 23, 2022、SOHR, January 23, 2022などをもとに作成。

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ダーイシュがラッカ県ラサーファ砂漠各所に設置されているシリア軍と国防隊の拠点を襲撃し、12人負傷(2022年1月22日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府の支配下にあるラサーファ砂漠各所に設置されているシリア軍と国防隊の拠点を襲撃し、これにより12人が負傷した。

AFP, January 22, 2022、ANHA, January 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 22, 2022、Reuters, January 22, 2022、SANA, January 22, 2022、SOHR, January 22, 2022などをもとに作成。

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ラッカ県アイン・イーサー市一帯でトルコ軍・シリア国民軍とシリア民主軍が激しく交戦、住民を含む7人死亡(2022年1月22日)

ラッカ県では、ANHA(1月22日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のジャフバル村、ムシャイリファ村、マアラク村、ヒーシャ村の給水所と発電所、ファーティサ村、スカイルー村、ナヒール休憩所などM4高速道路沿線、アイン・イーサー国内避難民(IDPs)キャンプを砲撃、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がこれに応戦し、激しい戦闘となった。




この戦闘で、ジャフバル村で住民2人が死亡、ムシャイリファ村などで4人が負傷した。

一方、シリア民主軍は、ムシャイリファ村・ジャフバル村間からシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある地域に潜入を試みたシリア国民軍の戦闘員5人を殺害、うち2人の遺体を捕獲した。

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トルコ軍とシリア国民軍の攻撃に関して、民主統一党(PYD)の総合評議会は声明を出し、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)とシリア民主軍がハサカ市グワイラーン刑務所での混乱を収拾しようとするのを阻止しようとしていると非難した。

AFP, January 22, 2022、ANHA, January 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 22, 2022、Reuters, January 22, 2022、SANA, January 22, 2022、SOHR, January 22, 2022などをもとに作成。

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グワイラーン刑務所の襲撃・脱獄事件での混乱を受けて住民の避難が続き、政府の認可を受けたNGO組織などが支援にあたる(2022年1月22日)

ハサカ県では、SANA(1月22日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局が共同支配するハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)でのダーイシュ(イスラーム国)メンバーの襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱を受けて、北・東シリア自治局の支配下にある刑務所一帯の地区(グワイラーン地区、ズフール地区)では、住民が避難を続け、ハサカ県社会問題労働局によると、シリア政府の認可を受けたNGO組織などが支援にあたった。



AFP, January 22, 2022、ANHA, January 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 22, 2022、Reuters, January 22, 2022、SANA, January 22, 2022、SOHR, January 22, 2022などをもとに作成。

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