東グータ地方でのシリア軍による爆撃・砲撃で新たに43人が死亡、反体制派の砲撃でも2人が死亡(2018年2月22日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月22日付)によると、シリア軍による東グータ地方一帯への爆撃で、22日だけで新たに住民43人が死亡、数十人が負傷した。

死者内訳は、カフルバトナー町22人、ハムーリーヤ市6人、サクバー市4人、ジスリーン町2人、シャイフーニーヤ村2人、ドゥーマー市1人、ハッザ町1人、マディーラー市1人、ザマルカー町1人、アルバイン市1人、バイト・サワー村1人、ミスラーバー市1人だという。

al-Durar al-Shamiya, February 22, 2018
al-Durar al-Shamiya, February 22, 2018

これに対して、反体制武装集団は、ドゥマイル航空基地、東カラムーン地方の山岳地帯のシリア軍拠点に対して砲撃を加えた。

一方、SANA(2月22日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が、ジャルマーナー市を砲撃し、子供1人が死亡、10人が負傷した。

反体制武装集団はまた、ハラスター市郊外の住宅街(ダーヒヤト・アサド町)、ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプを砲撃した。

なお、『ハヤート』(2月23日付)によると、18日以降の爆撃・砲撃で少なくとも336人が死亡したという。

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ダマスカス県では、SANA(2月22日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が、バラームカ地区ヤマーン通り、ティジャーラ地区、バルザ区に着弾し、子供1人が死亡、9人が負傷した。

迫撃砲弾はまた、旧市街のカイマリーヤ地区、バーブ・トゥーマ地区、アレッポ通り一帯にも着弾した。

SANA, February 22, 2018

AFP, February 22, 2018、ANHA, February 22, 2018、AP, February 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2018、al-Hayat, February 23, 2018、Reuters, February 22, 2018、SANA, February 22, 2018、UPI, February 22, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県西部に次いで、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市でも新生シリア解放戦線が、アル=カーイダ系のシャーム解放機構の本部、検問所を襲撃し制圧(2018年2月21日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月21日付)によると、アル=カーイダの系譜を汲むシャーム自由人イスラーム運動、シャーム解放機構を離反した元「穏健は反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動、そしてシャームの鷹旅団が、マアッラト・ヌウマーン市にあるシャーム解放機構の本部や検問所を攻撃し、同地を制圧した。

シャーム自由人イスラーム運動とヌールッディーン・ザンキー運動は最近になってシリア解放戦線として完全統合し、20日にアレッポ県西部でのシャーム解放機構の拠点複数カ所を襲撃している。

シャーム解放機構のアブー・ウバイド・ヒムスィー氏がイバー通信(2月21日付)に明らかにしたところによると、この日、シャーム解放機構は、シリア解放戦線や地元の名士と戦闘回避に向けた協議を行っていたが、シリア解放戦線の部隊が突如会場となっていたシャーム解放機構の本部を包囲、同施設は検問所などを制圧したという。

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シリア解放戦線は、20日にアレッポ市西部郊外のシャーム解放機構拠点(ブユーティー地区、マフムード検問所)を攻撃したことを受けて声明を出し、シャーム解放機構に対する攻撃を継続すると表明した。

al-Durar al-Shamiya, Feruary 21, 2018

これに対して、シャーム解放機構も声明を出し、シリア解放戦線の攻撃に対して対峙する構えを示すとともに、その司令官らに対して投降し、裁定を受けるよう呼びかけた。

al-Durar al-Shamiya, Feruary 21, 2018
al-Durar al-Shamiya, Feruary 21, 2018

一方、「シリア解放区内部族評議会」を名乗る集団が声明を出し、双方に対決回避と自制を呼びかけた。

al-Durar al-Shamiya, Feruary 21, 2018

AFP, February 21, 2018、ANHA, February 21, 2018、AP, February 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2018、al-Hayat, February 22, 2018、Reuters, February 21, 2018、SANA, February 21, 2018、UPI, February 21, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, February 21, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はアフリーン郡一帯の国境地域で支配地域を拡大し包囲を強める(2018年2月21日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月21日付)によると、アフリーン市一帯に対して「オリーブの枝」作戦を続行するトルコ軍および反体制武装集団は、ブルブル町近郊のダイル・サワーン村、ザイトゥーナ村、アラブ・ワイラーン村、ジュマイリー農場を制圧し、アアザーズ市とブルブル町を結ぶ北部回廊に到達し、シャッラーン町に迫った。

トルコ軍と反体制武装集団はまた、ラージュー町近郊のヒルバト・サルーキー村、カッラト・バーバー村、シャッラーン町近郊のフィルカーン村、ジャンディール市近郊のサッルール丘を制圧した。

al-Durar al-Shamiya, Feruary 21, 2018

一方、ANHA(2月21日付)によると、トルコ軍が、アフリーン市、シーラーワー町近郊のダイル・ジャマール村、ズィヤーラ村、マーバーター(マアバトリー)町、ジンディールス市およびその近郊のタッル・サッルール村、シャッラー村近郊のアラブ・ワイラーン村、シャーリーンジャク村、ブルブル町近郊のウカー村、カスタル・ハドリヤー村、バーヒジャ村、ラージュー町近郊のバリールカー丘、シーヤ(シャイフ・ハディード)村およびその近郊を爆撃、砲撃、また反体制武装集団とともにシリア民主軍と交戦した。

ANHA, Feruary 21, 2018

AFP, February 21, 2018、ANHA, February 21, 2018、AP, February 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2018、al-Hayat, February 22, 2018、Reuters, February 21, 2018、SANA, February 21, 2018、UPI, February 21, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県バフラ村をダーイシュから解放(2018年2月21日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(2月21日付)によると、「ジャズィーラの嵐」作戦を続行する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、バフラ村を制圧した。

ANHA, Feruary 21, 2018

AFP, February 21, 2018、ANHA, February 21, 2018、AP, February 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2018、al-Hayat, February 22, 2018、Reuters, February 21, 2018、SANA, February 21, 2018、UPI, February 21, 2018などをもとに作成。

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ロシア軍がダマスカス郊外県東グータ地方を燃料気化爆弾で爆撃し、医療施設を利用不能に(2018年2月21日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が燃料気化爆弾を使用して東グータ地方各所を爆撃し、同地の医療施設が利用不能となった。

同監視団によると、ロシア軍が東グータ地方を爆撃するのはこの3ヶ月間で初めて。

しかし、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ダマスカス郊外県東グータ地方の反体制派支配地域に対する最近の爆撃に関して、ロシア軍戦闘機が民間人への爆撃には参加していないと述べ、これを否定した。

国連などによると、18日から激化している爆撃で、この2日間に医療施設6カ所が被弾したという。

また、シリア人権監視団によると、18日以降の東グータ地方でのロシア・シリア軍による爆撃・砲撃で、子供71人を含む296人以上が死亡、1,400人が負傷しているという。

一方、SANA(2月21日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がジャルマーナー市に着弾し、住民10人が負傷した。

Ghouta Media Center, February 21, 2018

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ダマスカス県では、SANA(2月21日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾50発以上が、バーブ・サラーム地区、バルザ区、カッサーア地区、バーブ・トゥーマ地区、アブー・ルンマーナ地区に着弾し、住民8人が負傷した。

SANA, Feruary 21, 2018

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ダルアー県では、SANA(2月21日付)によると、反体制武装集団がダルアー市とイズラア市の住宅街を砲撃し、女性1人が死亡、13人が負傷した。

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クナイトラ県では、SANA(2月21日付)によると、シャーム解放機構がバアス市を砲撃した。

AFP, February 21, 2018、ANHA, February 21, 2018、AP, February 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2018、al-Hayat, February 22, 2018、Reuters, February 21, 2018、SANA, February 21, 2018、UPI, February 21, 2018などをもとに作成。

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新生シリア解放戦線がアレッポ県でシャーム解放機構の拠点を襲撃(2018年2月20日)

アレッポ県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(2月20日付)によると、18日にシャーム自由人イスラーム運動とヌールッディーン・ザンキー運動が完全統合し、新たに結成されたシリア解放戦線がアレッポ市西部郊外のシャーム解放機構拠点(ブユーティー地区、マフムード検問所)を攻撃した。

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また、この襲撃を受け、シャーム解放機構との戦闘を拒否するムサンナー大隊(ヌールッディーン・ザンキー運動所属)がシリア解放戦線からの離反を発表した。

al-Durar al-Shamiya, February 20, 2018

AFP, February 20, 2018、ANHA, February 20, 2018、AP, February 20, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 20, 2018、al-Hayat, February 21, 2018、Reuters, February 20, 2018、SANA, February 20, 2018、UPI, February 20, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍がロジャヴァ支配下のマーバーター村近郊を砲撃し、住民1人死亡(2018年2月20日)

アレッポ県では、ANHA(2月20日付)によると、トルコ軍がマーバーター村近郊のサユーヤー村を砲撃し、住民1人が死亡した。

また、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターによると、トルコ軍はアフリーン市、シーヤ(シャイフ・ハディード)村近郊のハイカジー村、マルワーニーヤ村、サンナーラ村、アーンカラ村、シャッラー村近郊のアルカー村、マティーナー村、イクダーマ村、アラブ・ワイラーン村、シームシャク村、ダイル・サワーン村、ラージュー町機能のフーブカー村、マーバーター(マアバトリー)町近郊のハッブー村、ブルブル町近郊のウーガー村、カスタル・ジューラーカー村、カスタル・ジャドリヤー村、カスタル・シャルキヤー村、バーヒジャー村を爆撃・砲撃、反体制武装集団とともにシリア民主軍と交戦した。

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ANHA(2月20日付)によると、マイダーニカ村でトルコ軍によるアフリーン市一帯への侵攻に反対するデモが行われ、住民多数が参加した。

ANHA, February 20, 2018

AFP, February 20, 2018、ANHA, February 20, 2018、AP, February 20, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 20, 2018、al-Hayat, February 21, 2018、Reuters, February 20, 2018、SANA, February 20, 2018、UPI, February 20, 2018などをもとに作成。

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東グータで活動を続ける反体制武装集団が首都ダマスカス各所を砲撃し、13人が死亡(2018年2月20日)

ダマスカス県では、SANA(2月20日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾数十発が、タフリール広場一帯、ウマウィーイーン広場一帯、アッバースィーイーン地区、バーブ・トゥーマー地区、シャアラーン地区、バラームカ地区、カッサーア地区に着弾し、住民13人が死亡、77人が負傷した。

SANA, February 20, 2018
SANA, February 20, 2018
SANA, February 20, 2018
SANA, February 20, 2018

AFP, February 20, 2018、ANHA, February 20, 2018、AP, February 20, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 20, 2018、al-Hayat, February 21, 2018、Reuters, February 20, 2018、SANA, February 20, 2018、UPI, February 20, 2018などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方をロシア・シリア両軍が激しく爆撃、この3日での死者数は190人以上に(2018年2月20日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月20日付)によると、ロシア軍と思われる戦闘機が東グータ地方のバイト・サワー村を爆撃し、住民8人が死亡した。

また戦闘機(所属明示せず)がナシャービーヤ町、ナシャービーヤ丘を15回以上爆撃し、住民4人が死亡、多数が負傷した。

al-Durar al-Shamiya, February 20, 2018
al-Durar al-Shamiya, February 20, 2018

シリア人権監視団によると、18日以降の3日間で、子供52人を含む194人以上が死亡、850人以上が負傷。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(2月20日付)によると、これまでにロシア・シリア両軍の爆撃・砲撃による住民の死者数は119人にのぼり、両軍は140回以上の爆撃を実施、「樽爆弾」約50発、地対地ミサイル28発、クラスター爆弾5発を使用したという。

一方、イスラーム軍はズライキーヤ村の前線でシリア軍を要撃した。

al-Durar al-Shamiya, February 20, 2018

AFP, February 20, 2018、ANHA, February 20, 2018、AP, February 20, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 20, 2018、al-Hayat, February 21, 2018、Reuters, February 20, 2018、SANA, February 20, 2018、UPI, February 20, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団はアフリーン市一帯で支配地域を拡大(2018年2月19日)

ドゥラル・シャーミーヤ(2月19日付)によると、トルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末、シャッラーン町近郊のマルサーワー村、ヤキー・ダーム村、シャルタフ村を制圧した。

また、シリア人権監視団、アナトリア通信(2月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団は、シャッラーン町近郊のナビー・フーリー砦、イーキー・ダーム村、シャルターフ村、ラージュー町近郊のスムード山(第687丘)も制圧した。

一方、ANHA(2月19日付)によると、トルコ軍がアフリーン市(タルンダ地区)、ジャンディールス市、マーターバー村、ラージュー町近郊のアトマーナ村、シーラーワー町近郊のクーバラ村、ルーバール村、バースータ村、マイダーキー村近郊のダルウィーシュ村を爆撃・砲撃した。

このうちバースータ村に対する砲撃では、女児1人が死亡、住民8人が死亡、ダルウィーシュ村に対する砲撃では1人が死亡した。

このほか、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターによると、トルコ軍は、ラージュー町、シャッラー村近郊のアルカー村、ダイル・サワーン村一帯、ハッルービーヤ村一帯、マバーター村およびその一帯、バースータ村一帯を砲撃・爆撃した。

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アラビー21(2月19日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)従軍していたイラン人戦闘員のカーワー・マジディー氏(通称バーフーズ・ジョーディー)がアレッポ市アフリーン市一帯での戦闘で死亡した。

AFP, February 19, 2018、Anadolu Ajansı, February 19, 2018、ANHA, February 19, 2018、AP, February 19, 2018、Arabi 21, February 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2018、al-Hayat, February 20, 2018、Reuters, February 19, 2018、SANA, February 19, 2018、UPI, February 19, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県東グータ地方への爆撃・砲撃を激化(2018年2月19日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月19日付)によると、シリア軍が東グータ地方のハムーリーヤ市、ウーターヤー町、アイン・タルマー村、ザマルカー町、バイト・サワー村、サクバー市、ジスリーン町、ミスラーバー市、カフルバトナー町に対する爆撃・砲撃を続け、少なくとも27人が死亡、数十人が負傷した。

これに対して、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム解放機構、ラフマーン軍団などからなる「彼らが不正を働いた」作戦司令室は、ハラスター市郊外のダマスカス・ヒムス街道に近いシリア軍拠点複数カ所を制圧した。

シリア人権監視団によると、東グータ地方各所へのシリア軍による爆撃・砲撃で18~19日だけで住民71人が死亡、325人以上が負傷したという。

一方、SANA(2月19日付)によると、東グータ地方で活動する反体制武装集団が、ハラスター市郊外一帯(イブン・スィーナー病院一帯など)を砲撃し、3人が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(2月19日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が、バーブ・トゥーマ地区、アッシュ・ウルール地区、バーブ・サラーム地区、バーブ・シャルキー地区を砲撃し、住民15人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(2月19日付)によると、反体制武装集団がアクラード・ダースィニーヤ村、カフルナーン村を砲撃し、女性1人が負傷した。

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ハマー県では、SANA(2月19日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、県南東部のサリーム村一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月19日付)によると、シャーム解放機構とシャーム軍団がアレッポ市ラーシディーン地区一帯でシリア軍と交戦した。

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3月18日師団(自由シリア軍)は声明を出し、ダルアー県の自由シリア軍の司令官に対して、東グータ地方に対するシリア軍の攻勢に対抗するため、ダルアー県で戦端を開くよう呼びかけた。

AFP, February 19, 2018、ANHA, February 19, 2018、AP, February 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2018、al-Hayat, February 20, 2018、Reuters, February 19, 2018、SANA, February 19, 2018、UPI, February 19, 2018などをもとに作成。

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YPGはアレッポ県アフリーン市一帯での戦闘で西欧人を含む外国人戦闘員3人が戦死したと発表(2018年2月18日)

西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊(YPG)は声明を出し、アレッポ県アフリーン市一帯でのトルコ軍との戦闘に参加していたフランス人1人とスペイン人1人を含む外国人戦闘員3人が2月10日にジャンディールス市の戦線で戦死したと発表した。

ANHA, February 18, 2018

AFP, February 18, 2018、ANHA, February 18, 2018、AP, February 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 18, 2018、al-Hayat, February 19, 2018、Reuters, February 18, 2018、SANA, February 18, 2018、UPI, February 18, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団はアフリーン市西のラージュー町に迫る(2018年2月18日)

ドゥラル・シャーミーヤ(2月18日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊主体のシリア民主軍との戦闘の末、ラージュー町近郊のダルウィーシャ村、上ハージーカーンリー村、下ハージーカーンリーを制圧した

al-Durar al-Shamiya, February 18, 2018

一方、ANHA(2月18日付)によると、トルコ軍がブルブル町近郊のクーター村、カーラ村を砲撃し、住民1人が負傷した。

トルコ軍はまたマアバトリー(マーバーター)町近郊のハッブー村、サーリヤー村、ダムリヤー村、バアディーナー村を砲撃した。

西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊主体のシリア民主軍広報センターによると、トルコ軍はまた、このほかにもシャッラー村近郊のクーブラーカー村、ディクマダーシュ村、ジャマー村、ドゥラーキルヤー村、ジャンディールス市近郊のカーニー・ムーリク村、ディーワー村、アークジャラ村、ブルブル町近郊のシャイフールザ村、ラージュー町一帯、シーヤ町村一帯、アフリーン市を爆撃・砲撃、反体制武装集団とともにシリア民主軍と交戦した。

AFP, February 18, 2018、ANHA, February 18, 2018、AP, February 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 18, 2018、al-Hayat, February 19, 2018、Reuters, February 18, 2018、SANA, February 18, 2018、UPI, February 18, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県東グータ地方各所を激しく爆撃・砲撃(2018年2月18日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月18日付)やシリア人権監視団によると、シリア軍が東グータ地方のミスラーバー市の市場、アシュアリー農場とシャイフーニーヤ村を結ぶ街道、アイン・タルマー村、ナシャービーヤ町に対して20回以上の爆撃、50発の砲弾による砲撃を行い、女性1人、子供3人を含む10人が死亡、多数が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(2月18日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団がバーブ・トゥーマ地区を砲撃し、建物などが被害を受けた。

AFP, February 18, 2018、ANHA, February 18, 2018、AP, February 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 18, 2018、al-Hayat, February 19, 2018、Reuters, February 18, 2018、SANA, February 18, 2018、UPI, February 18, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュはアル=カーイダ系のシャーム解放機構との戦闘の末、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの75%を掌握(2018年2月18日)

ダマスカス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月18日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアル=カーイダ系のシャーム解放機構との戦闘の末、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ内の支配地域を拡大、同キャンプの75%を手中に収めた。

ダーイシュが新たに掌握したのは、ハイファー通り、パレスチナ病院、マシュルーア地区内にあるシャーム解放機構の拠点複数カ所。

『ハヤート』(2月19日付)によると、両者の戦闘は14日から続いていた。

シリア人権監視団によると、この戦闘で、シャーム解放機構の戦闘員7人以上、ダーイシュ戦闘員少なくとも5人が死亡したという。

syria.liveuamap.com, February 18, 2018

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月18日付)によると、シリア軍がスバイハーン市でダーイシュ(イスラーム国)が掘削した地下トンネル網を発見した。

トンネル網は地下100メートルに掘削され、総延長が200メートル、16の部屋からなっていたという。

AFP, February 18, 2018、ANHA, February 18, 2018、AP, February 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 18, 2018、al-Hayat, February 19, 2018、Reuters, February 18, 2018、SANA, February 18, 2018、UPI, February 18, 2018などをもとに作成。

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シリア政府とロジャヴァが分割統治するハサカ県カーミシュリー市で爆弾テロが発生し、一家4人が死亡(2018年2月18日)

ハサカ県では、ANHA(2月18日付)やSANA(2月18日付)によると、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局(北シリア民主連邦)が分割統治(共同支配)を行うカーミシュリー市西地区で爆弾が仕掛けられた車が爆発した。

ANHAによると、この爆発で女性3人と男性1人の一家4人が死亡、一方、SANAによると住民5人が死亡、7人が負傷した。

AFP, February 18, 2018、ANHA, February 18, 2018、AP, February 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 18, 2018、al-Hayat, February 19, 2018、Reuters, February 18, 2018、SANA, February 18, 2018、UPI, February 18, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍は爆撃でアフリーン市近郊の鉄道駅を破壊(2018年2月17日)

アレッポ県では、ANHA(2月17日付)によると、トルコ軍戦闘機が、アフリーン市近郊のスティール(アスティール)村にある鉄道駅を爆撃し、完全に破壊した。

ANHA, February 17, 2018

また、SANA(2月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団がシャッラーン町近郊のマリーミーン村を砲撃し、住民3人が負傷した。

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターによると、トルコ軍はこのほかにも、シーヤ(シャイフ・ハディード)村近郊のアランダ(マズィーナ)村、シーラーワー町近郊のジャルバル村、アナーブキー村、シャッラー村近郊のマリーミーン村、サーリーンジャク村、クーブルカー村、ブルブル町近郊のハサン・ダイラー村、ラージュー町近郊のシャーディヤー村、シュユーフ村、クーダ村、バリールカー村、ジャンディールス市近郊のディーワー村を爆撃・砲撃、反体制武装集団とともにシリア民主軍と交戦した。

このほか、アナトリア通信(2月17日付)によると、トルコ軍特殊部隊が、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)が掘削・建設した地下トンネル網を発見した。

このトンネル網は総延長が50キロに達し、バルサーヤー山およびその一帯のバーフルーン村、マアリーン村、カースティル村、ディークマト・ターシュ村など13の拠点を結んでいるという。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、1月20日に開始が宣言された「オリーブの枝」作戦での戦死者が90人に達した発表した。

このうち、60人がトルコ軍兵士、30人が「自由シリア軍」戦闘員だという。

エルドアン大統領によると、トルコ軍と「自由シリア軍」はまた、300平方キロの浄化を完了したという。

ドゥラル・シャーミーヤ(2月17日付)などが伝えた。

AFP, February 17, 2018、Anadolu Ajansı, February 17, 2018、ANHA, February 17, 2018、AP, February 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 17, 2018、al-Hayat, February 18, 2018、Reuters, February 17, 2018、SANA, February 17, 2018、UPI, February 17, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県東グータ地方に対する大規模軍事作戦を準備する一方、「和解合意」に向け折衝を続ける(2018年2月17日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍および親政権武装集団の増援部隊が、東グータ地方一帯に進軍し、同地への包囲を強化した。

複数の消息筋によると、シリア軍は、「虎」の愛称で知られるスハイル・ハサン准将の指揮のもと、同地に対する大規模な作戦を準備する一方、同地での「和解合意」締結に向けた折衝を水面下で続けているという。

なお、同消息筋によると、「和解合意」が決裂した場合、中国人兵士9,000人も戦闘に参加する予定だという。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月17日付)によると、ロシア軍戦闘機がハザーヌー町を爆撃し、2人が死亡、7人が負傷した。

一方、シャーム解放機構はサルキーン市でシリアの空軍情報部の工作員のネットワークを摘発した。

al-Durar al-Shamiya, February 17, 2018

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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月17日付)によると、ロシア軍戦闘機がムーリク市、ラターミナ町、カフルズィーター市を爆撃した。

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アレッポ県では、SANA(2月17日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市ムハーファザ(県庁)地区を砲撃した。

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ヒムス県では、SANA(2月17日付)によると、レバノン領からタッルカラフ市一帯に潜入した反体制武装集団をシリア軍が撃退した。

AFP, February 17, 2018、ANHA, February 17, 2018、AP, February 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 17, 2018、al-Hayat, February 18, 2018、Reuters, February 17, 2018、SANA, February 17, 2018、UPI, February 17, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県西部でヌールッディーン・ザンキー運動がシャーム解放機構幹部を誤って殺害(2018年2月16日)

シャーム解放機構に近いイバー通信(2月16日付)は、シャーム解放機構のムハージリーン(外国人戦闘員)問題担当局の教育責任者を務めていたアブー・アイマン・ミスリー氏が、アレッポ県西部のフータ村で発砲を受けて死亡、また一緒にいた妻も負傷した、と伝えた。

同通信によると、ミスリー氏夫妻は、フータ村にあるヌールッディーン・ザキー運動のタイヤール検問所で襲われたという。

シリアの複数の活動家によると、ミスリー氏は、アフガニスタンでの対ソ連戦にムジャーヒディーンとして参加、2011年には「アラブの春」が波及するかたちで情勢が悪化したリビアに参加、その後、「シリア革命」に参加するためにシリアに入ったという。

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一方、ドゥラル・シャーミーヤ(2月16日付)は、ヌールッディーン・ザンキー運動の検問所監督者であるアリー・ジャーティーラー氏の話として、ミスリー氏夫妻は乗っていた車に爆弾が仕掛けられていると疑われ、誤って撃たれた、と伝えた。

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シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構の幹部(法務委員会メンバー)でサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏と同委員会幹部のムスリフ・アルヤーニー氏は共同声明を出し、ヌールッディーン・ザンキー運動によるシャーム解放機構幹部のアブー・アイマン・ミスリー氏殺害に関して、弔意を示すとともに、両組織に対して対立を回避するため、司法委員会を設置し、その判断に従うよう呼びかけた。

al-Durar al-Shamiya, February 16, 2018

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ヌールッディーン・ザンキー運動の法務局は声明を出し、シャーム解放機構幹部のアブー・アイマン・ミスリー氏殺害に関するムハイスィニー氏とアルワーニー氏の共同声明に従い、司法委員会の判断に従うとの意思を示しつつ、「ミスリー氏はシャーム解放機構とはつながりはない」として、シャーム解放機構がこの問題に関与することに疑義を呈した。

al-Durar al-Shamiya, February 16, 2018

AFP, February 16, 2018、ANHA, February 16, 2018、AP, February 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2018、al-Hayat, February 17, 2018、Reuters, February 16, 2018、SANA, February 16, 2018、UPI, February 16, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, February 16, 2018などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県東部で有志連合がYGP主体のシリア民主軍を誤爆(2018年2月16日)

ダイル・ザウル県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(2月16日付)によると、ダーイシュがシャフア村北東部で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦し、8人を殺害、1人を捕捉した。

また同通信によると、米軍主導の有志連合が同地にあるシリア民主軍拠点複数カ所を誤爆した。

AFP, February 16, 2018、ANHA, February 16, 2018、AP, February 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2018、al-Hayat, February 17, 2018、Reuters, February 16, 2018、SANA, February 16, 2018、UPI, February 16, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はYPG主体のシリア民主軍との戦闘の末、2カ村を新たに制圧(2018年2月16日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月16日付)によると、「オリーブの枝」作戦に参加する反体制武装集団は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末に、ラージュー町近郊のハサン・カルカーウィー村、ジャムラ村を制圧した。

一方、ANHA(2月16日付)によると、トルコ軍がジャンディールス市近郊のヤラーンクーズ村を砲撃し、住民1人が死亡した。

トルコ軍はまた、ジャンディールス市、カフルサフラ村に対しても砲撃を行った。

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターによると、トルコ軍はこのほかにも、アフリーン市および同市近郊のサティールク村、ジューキー村、シュティール村、ジャンディールス市近郊のディーワー村、スィンディヤーンカ村、ムハンマディーヤ村、シャッラー村近郊のバーフルール村、ラージュー町近郊のカーンヤー・バートィマーン村、ハッジ・ハリール村、ミーラー山、シャーディヤー村、シーヤ(シャイフ・ハディード)村近郊のジャクラー村を爆撃・砲撃、シリア民主軍がトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団と交戦した。

AFP, February 16, 2018、ANHA, February 16, 2018、AP, February 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2018、al-Hayat, February 17, 2018、Reuters, February 16, 2018、SANA, February 16, 2018、UPI, February 16, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍が有毒ガスを装填した砲弾でロジャヴァ支配地域を砲撃か?(2018年2月16日)

アレッポ県では、ANHA(2月16日付)、SANA(2月16日付)、スプートニク・ニュース(2月16日付)などによると、トルコ軍がアフリーン郡シャイフ・ハディード区のマズィーナ村に対して、有毒ガスを装填した砲弾で砲撃を行い、民間人6人が呼吸困難などの症状を訴え、アフリーン市のアフリーン病院に搬送された。

アレッポ県のアフリーン病院のジワーン・ムハンマド院長がSANAに対して明らかにしたところによると、病院に搬送された6人のうち、4人の症状は落ち着いているが、2人は重傷だという。

SANA, February 16, 2018

ANHAによると、中毒症状を訴え、病院に搬送されたのは、ムハンマド・ラシード・ハッスーン氏(33歳)、アフマド・ムハンマド・ハッスー氏(38歳)、ムハンマド・ハッキー氏(47歳)、ワッダーフ・ムスタファー・ハリール氏(35歳)、アドナーン・ウスマーン・シャーリークー氏(35歳)、アブドゥッラフマーン・ムハンマド氏(29歳)。

ANHA, February 16, 2018

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)のビルースク・ハサカ報道官もロイター通信(2月17日付)がトルコ軍が有毒ガスを装填した砲弾で砲撃を行ったと述べた。

ANHA, February 17, 2018

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また「市民ジャーナリスト」のムハンマド・ハサンは、ツイッターのアカウントを通じて患者の写真や画像をアップした。

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英国で活動する反体制系NGOのシリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、AFP(2月16日付)に対して、「トルコ、ないしは同国と連携する反体制派が砲撃した」と述べた。

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ロイター通信(2月17日付)によると、トルコ軍はこの攻撃に関してコメントを発表していない。

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なお、スプートニク・ニュース(2月16日付)によると、トルコは6日、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)が化学兵器を使用し、自由シリア軍の戦闘員20人が負傷したと非難していた。

これに関して、YPGは「捏造」と否定し、「トルコが塩素ガスを装填した砲弾をクルド人に対して撃ったが、自由シリア軍が被弾した」と反論していた。

トルコ軍が1月20日に開始を宣言した「オリーブの枝」作戦に参加している自由シリア軍「オリーブの枝」作戦司令室は、「PYDのテロ民兵が塩素ガスを装填して撃った迫撃砲1発が、アフリーン(郡)北部のブルブル(区)シャイフ・ハッルーズ村の前線拠点に着弾し、自由シリア軍メンバー20人が負傷、うち7人は重傷となった」との緊急声明を出していた(青山弘之「アサド政権に続いて化学兵器を使用したのは米国が支援するクルド人勢力?」Yahoo! Japan News個人、2018年2月7日)。

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なおアレッポ県シャイフ・ハディード区マズィーナ村は、西クルディスタン移行期民政局/北シリア民主連邦の行政区画ではアフリーン地域アフリーン地区。

ANHA, February 16, 2018、Reuters, February 17, 2018、SANA, February 16, 2018、Sputnik News, February 16, 2018をもとに作成。

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米軍航空機がイランの民兵の拠点を爆撃、YPG主体にシリア民主軍がこれを支援する一方、シリア軍と親政権民兵は部隊を増強し対抗(2018年2月15日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月15日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、米軍の航空機1機が、フシャーム町に対して爆撃を行った。

爆撃はイラン・イスラーム革命防衛隊が支援する民兵の拠点複数カ所に対して行われた。

またこの爆撃と合わせて、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がフシャーム町とムッラート村を砲撃した。

一方、米軍部隊はCONOCOガス工場一帯に増援部隊を派遣、防備を強化した。

ユーフラテス・ポスト(2月15日付)によると、これに対してシリア軍と親政権外国人民兵は、CONOCOガス工場に近いタービヤト・ジャズィーラ村とマヤーディーン市一帯で部隊を増強した。

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ダイル・ザウル県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(2月15日付)によると、ダーイシュがブーカマール市一帯でシリア軍の拠点を攻撃し、兵士複数人を殺害した。

ダーイシュはまた、ハジーン市でシリア民主軍と交戦した。

AFP, February 15, 2018、ANHA, February 15, 2018、AP, February 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2018、Euphrates Post, February 15, 2018、al-Hayat, February 16, 2018、Reuters, February 15, 2018、SANA, February 15, 2018、UPI, February 15, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団はアフリーン市近郊の6カ村を新たに制圧(2018年2月15日)

ドゥラル・シャーミーヤ(2月15日付)によると、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団は、ラージュー町近郊のカリー村、カリー丘、シャルバーンリー村、シャドヤー村、ハッラーブ・サマーク村、ジャンディールス市近郊の上ディーワーン村、シャイフ・ハディード町近郊の下ジャクラー村を制圧した。

一方、ANHA(2月15日付)によると、トルコ軍が、ジャンディールス市および同市近郊のディーワー村、タッル・スルール村、シャッラー村近郊のジャマー村、ウームラー村、ラージュー町近郊のバリールカー村および同村周辺の丘陵地帯、アーディマー村、カーニヤー・バーティマーニー村、シーヤ町近郊の中ジャクラー村、上ジャクラー村を砲撃、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団と交戦した。

al-Durar al-Shamiya, February 15, 2018

AFP, February 15, 2018、ANHA, February 15, 2018、AP, February 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2018、al-Hayat, February 16, 2018、Reuters, February 15, 2018、SANA, February 15, 2018、UPI, February 15, 2018などをもとに作成。

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ロシア軍はイドリブ県を爆撃し、病院を利用不能に(2018年2月15日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月15日付)によると、ロシア軍戦闘機がハーッス村を爆撃し、シャーム外科病院が被弾し、施設が利用不能となった。

al-Durar al-Shamiya, February 15, 2018

シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機はまたタルマラ村を爆撃し、ホワイト・ヘルメットの隊員1人を含む5人が死亡した。

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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月15日付)によると、ロシア軍戦闘機がラターミナ真町を爆撃し、給水施設が破壊された。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月15日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団がハラスター市郊外のダーヒヤト・アサド町を砲撃し、1人が負傷した。

AFP, February 15, 2018、ANHA, February 15, 2018、AP, February 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2018、al-Hayat, February 16, 2018、Reuters, February 15, 2018、SANA, February 15, 2018、UPI, February 15, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構はイドリブ県でダーイシュの細胞摘発の本格化させる一方、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプでダーイシュと交戦(2018年2月14日)

イドリブ県では、イバー通信(2月14日付)によると、県南部におけるダーイシュ(イスラーム国)の根絶を宣言したアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構が、同地でダーイシュの細胞の摘発を本格化させた。

al-Durar al-Shamiya, February 14, 2018

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ダマスカス県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(2月14日付)によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ西部のシャーム解放機構支配地域を、ダーイシュ(イスラーム国)が攻撃し、激しく交戦した。

AFP, February 14, 2018、ANHA, February 14, 2018、AP, February 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2018、al-Hayat, February 14, 2018、Reuters, February 14, 2018、SANA, February 14, 2018、UPI, February 14, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, February 14, 2018などをもとに作成。

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反体制武装集団は首都ダマスカスを砲撃し、子供1人が負傷(2018年2月14日)

ダマスカス県では、SANA(2月14日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が、アッシュ・ウルール地区、アッバースィーイーン地区を砲撃し、子供1人が負傷した。

AFP, February 14, 2018、ANHA, February 14, 2018、AP, February 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2018、al-Hayat, February 14, 2018、Reuters, February 14, 2018、SANA, February 14, 2018、UPI, February 14, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はYPG主体のシリア民主軍との戦闘の末、ラージュー町近郊のクーダト・カウィー村を制圧(2018年2月14日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月14日付)によると、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団(「オリーブの枝」作戦司令室)が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末、ラージュー町近郊のクーダト・カウィー村と、バラル・カウィー村近郊の丘陵地帯3カ所を制圧した。

一方、SANA(2月14日付)によると、トルコ軍がアフリーン市の住宅街を砲撃し、8歳の女児1人を含む2人が負傷した。

al-Durar al-Shamiya, February 14, 2018

AFP, February 14, 2018、ANHA, February 14, 2018、AP, February 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2018、al-Hayat, February 14, 2018、Reuters, February 14, 2018、SANA, February 14, 2018、UPI, February 14, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県南部のダーイシュ残党がアル=カーイダ系のシャーム解放機構と「侵略者撃退」作戦司令室に投降し、シリア北部のダーイシュ支配地域は消滅(2018年2月13日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月13日付)によると、シリア軍との戦闘で敗走し、同県のフワイン村に逃れていたダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員全員とその家族合わせて約400人が、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構および同組織と共闘する「侵略者撃退」作戦司令室に武器を引き渡し、投降した。

シャーム解放機構と「侵略者撃退」作戦司令室は、投降した約400人に対して、身柄は保証せず、交渉のうえ裁判にかけることを誓約させたという。

シャーム解放機構に近いイバー通信(2月13日付)は、投降したダーイシュ戦闘員の写真を、「侵略者撃退」作戦司令室はダーイシュ戦闘員らが持っていた硬貨の写真などを公開した。

Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, February 13, 2018
Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, February 13, 2018
Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, February 13, 2018
al-Durar al-Shamiya, February 13, 2018

ドゥラル・シャーミーヤも搬送されるダーイシュ戦闘員の映像を公開した。

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シャーム解放機構は声明を出し、ダーイシュ戦闘員とその家族約400人の投降により、イドリブ県南部においてダーイシュは消滅したと宣言した。

al-Durar al-Shamiya, February 13, 2018

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ドゥラル・シャーミーヤ(2月13日付)が(反体制派)軍消息筋の話として伝えたところによると、ダーイシュ戦闘員の投降は、①反体制派との戦闘を継続するための指揮系統、士気の欠如、②一部司令官の裏切りと、反体制派やシリア軍への投降、③シリア軍との要撃(11日)での甚大な被害(70人の戦闘員が死亡)、④反体制派との戦闘を受けた戦闘員の投降、が主因だという。

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なお、シリア軍は2月9日、イドリブ県南東部、ハマー県北東部、アレッポ県南西部でダーイシュの孤立支配地域を完全制圧したと発表、同地を逃れたダーイシュ戦闘員がイドリブ県ウンム・ハラーヒール村一帯でシャーム解放機構などと戦闘を激化させていた。

AFP, February 13, 2018、ANHA, February 13, 2018、AP, February 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2018、al-Hayat, February 14, 2018、Reuters, February 13, 2018、SANA, February 13, 2018、UPI, February 13, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, February 13, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団はYPG主体のシリア民主軍との戦闘の末、ジャンディールス市近郊の要衝を制圧(2018年2月13日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月13日付)によると、トルコ軍の支援を受ける「オリーブの枝」作戦司令室は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末、ブルブル町近郊のウマル・スィームー村、アルシュリー村、そして同地一帯の丘陵地帯を制圧した。

ANHA, February 13, 2018

ジャンディールス市を見下ろすことができる丘陵地帯を手に入れたことになる。

なお、シリア人権監視団によると、トルコ軍側の砲撃によって、住民1人が死亡、4人が負傷した。

『ハヤート』(2月14日付)によると、戦闘はまたブルブル町近郊のシャイフ・フールズ村一帯で激しく行われた。

一方、ANHA(2月13日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、ラージュー町近郊のハーッジ・ハリール村を砲撃した。

また、SANA(2月13日付)によると、トルコ軍が西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市各所を砲撃し、4人が死亡、市内の病院が被弾した。

AFP, February 13, 2018、ANHA, February 13, 2018、AP, February 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2018、al-Hayat, February 14, 2018、Reuters, February 13, 2018、SANA, February 13, 2018、UPI, February 13, 2018などをもとに作成。

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