バスニュース:米国はシリア民主軍に対してシリア政府に接近しないよう強く警告(2022年7月17日)

シリア・クルド国民評議会の在イラク・クルディスタン地域代表部長を務めるカーワー・アズィーズィー氏はバスニュース(7月17日付)に対して、米国が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対してシリア政府に接近しないよう強く警告したと伝えた。

AFP, July 18, 2022、ANHA, July 18, 2022、Basnews, July 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 18, 2022、Reuters, July 18, 2022、SANA, July 18, 2022、SOHR, July 18, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構がイドリブ県アリーハー市近郊で営業を行っていた野外シーシャ・カフェを強襲し、シーシャを破壊・没収(2022年7月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアリーハー市近郊のアルバイーン山一帯で営業を行っていた野外シーシャ・カフェを強襲し、シーシャを破壊・没収した。

これを受けて、カフェの店主らが抗議のデモを開始した。

AFP, July 17, 2022、ANHA, July 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2022、Reuters, July 17, 2022、SANA, July 17, 2022、SOHR, July 17, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるアレッポ県ハイル・ダルカル村一帯を砲撃(2022年7月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるハイル・ダルカル村一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍も同地に近い「決戦」作戦司令室の支配地域下のハッバータ村、ハディール村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市でシリア政府との和解に応じた反体制武装集団の元司令官の自宅に仕掛けられていた爆弾が爆発し、司令官の妻が死亡、家族6人が負傷した。

AFP, July 17, 2022、ANHA, July 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2022、Reuters, July 17, 2022、SANA, July 17, 2022、SOHR, July 17, 2022などをもとに作成。

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所属不明のドローン5機がイドリブ県上空に飛来し、アル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構の幹部やイスラーム法学者らを索敵(2022年7月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る県内のトルコ国境に近い地域上空に所属不明の無人航空機(ドローン(5機)が飛来し、同上空で集中的に旋回を繰り返した。

複数筋によると、ドローンは新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構の幹部やイスラーム法学者らを索敵するのが任務だったという。

AFP, July 16, 2022、ANHA, July 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2022、Reuters, July 16, 2022、SANA, July 16, 2022、SOHR, July 16, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュの拠点に対して5回の爆撃を実施(2022年7月17日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機5機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所に対して5回の爆撃を実施した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハジュナ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに所属すると思われるオートバイに乗った2人組に銃で撃たれて死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第5区で身元不明の女性が遺体で発見された。

AFP, July 17, 2022、ANHA, July 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2022、Reuters, July 17, 2022、SANA, July 17, 2022、SOHR, July 17, 2022などをもとに作成。

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フランスのクシュネル前外務・欧州関係大臣を代表とする使節団がハサカ県カーミシュリー市を訪問し、トルコが計画するシリア北部への軍事侵攻に反対(2022年7月17日)

フランスのベルナール・クシュネル前外務・欧州関係大臣を代表とする使節団がハサカ県のカーミシュリー市にある殉教者ダリール・サールーハーン廟を訪問し、北・東シリア自治局の代表らと会談した。

会談後の共同記者会見で、クシュネル前外務・欧州関係大臣は、フランス国民が北・東シリア人民が多くの犠牲を払ったことを理解し、彼らと寄り添っていると述べ、すべての民主主義諸国に対してこの地域へのトルコの攻撃を阻止するよう呼び掛けた。

AFP, July 17, 2022、ANHA, July 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2022、Reuters, July 17, 2022、SANA, July 17, 2022、SOHR, July 17, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊一帯を砲撃する一方、マーリア市近郊のトルコ軍拠点が被弾(2022年7月17日)

アレッポ県では、ANHA(7月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のハルバル村、同村とアフラス村を結ぶ地域一帯、マイヤーサ村、カルーティー村を砲撃した。

 

ANHA(7月18日付)によると、トルコ軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北のアラブ・ハサン村、ムフスィンリー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地域から発射された迫撃砲弾多数が、トルコ占領下のマーリア市北のジャブリーン村に設置されているトルコ軍の拠点に着弾した。

AFP, July 17, 2022、ANHA, July 17, 2022、July 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2022、Reuters, July 17, 2022、SANA, July 17, 2022、SOHR, July 17, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で6人、北・東シリア自治局支配地域で4人(2022年7月17日)

保健省は政府支配地域で新たに6人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、7月17日現在のシリア国内での感染者数は計55,985人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,786人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0bNq8qPZpGebwENLVDTPynAnJijFvxYmCNoxpJjZ1ZVN1XMHWf5WK3w6YoPk7uKKhl

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに4人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、7月17日現在のシリア国内での感染者数は計38,589人、うち死亡したのは1,578人、回復したのは2,565人となった。

AFP, July 17, 2022、ACU, July 17, 2022、ANHA, July 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2022、Reuters, July 17, 2022、SANA, July 17, 2022、SOHR, July 17, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がハマー県、イドリブ県で砲撃戦(2022年7月16日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、サルマーニーヤ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるマアーッラト・ムーハス村を砲撃した。

これに対して、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

 

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団がシャイフ・マスキーン市で住民1人を銃で撃ち、殺害した。

また、HFL(7月16日付)によると、ムザイリーブ町北の缶詰工場近くで、シリア軍の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士複数が死傷した。

AFP, July 16, 2022、ANHA, July 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2022、HFL, July 16, 2022、Reuters, July 16, 2022、SANA, July 16, 2022、SOHR, July 16, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県北部のトルコ占領地への砲撃でトルコ軍特殊部隊兵士2人負傷(2022年7月16日)

アレッポ県ではシリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地域からの砲撃で、アアザーズ市近郊のトルコ軍拠点複数カ所が狙われ、トルコ軍特殊部隊兵士2人が負傷した。

AFP, July 16, 2022、ANHA, July 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2022、Reuters, July 16, 2022、SANA, July 16, 2022、SOHR, July 16, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部でダーイシュ元メンバーが多く参加するシリア国民軍東部自由人運動の司令官が銃で撃たれて死亡(2022年7月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市近郊のバールーザ村で、シリア国民軍に所属し、ダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーが多数参加している東部自由人運動の司令官が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 16, 2022、ANHA, July 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2022、Reuters, July 16, 2022、SANA, July 16, 2022、SOHR, July 16, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍のアブディー総司令官:「アンカラが軍事作戦を始めれば、シリア民主軍はシリア軍の支援を受けて、シリア・トルコ国境を炎上させ、戦闘はシリア北部全土に及ぶだろう」(2022年7月15日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は、ハサカ県ハサカ市に設置されている同軍本部で記者会見を開き、トルコがアレッポ県マンビジュ市一帯およびタッル・リフアト市一帯への新たな軍事侵攻作戦を計画していることに関して、「アンカラが軍事作戦を始めれば、シリア民主軍はシリア軍の支援を受けて、シリア・トルコ国境を炎上させ、戦闘はシリア北部全土に及ぶだろう」と述べた。

アブディー総司令官はまた、トルコの軍事侵攻作戦を中止させようとするロシアとイランの努力に歓迎の意を示した。

ANHA(7月15日付)などが伝えた。

AFP, July 15, 2022、ANHA, July 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 15, 2022、Reuters, July 15, 2022、SANA, July 15, 2022、SOHR, July 15, 2022などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン市近郊で、シリア国民軍に所属する北の鷹旅団のカムルーク地区司令官が何者かの襲撃を受けて死亡(2022年7月15日)

アレッポ県では、シリア人権視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市近郊のカムルーク村とアイン・ハジャル村を結ぶ街道で、シリア国民軍に所属する北の鷹旅団のカムルーク地区司令官が何者かの襲撃を受けて死亡した。

AFP, July 15, 2022、ANHA, July 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 15, 2022、Reuters, July 15, 2022、SANA, July 15, 2022、SOHR, July 15, 2022などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍がサラーキブ市西に設置されているトルコ軍の拠点の周辺を砲撃(2022年7月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市一帯、M4高速道路沿線で砲撃戦を行い、サラーキブ市西に設置されているトルコ軍の拠点複数カ所の周辺に砲弾多数が着弾した。

シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダルアー市のダルアー・バラド地区で、複数の住人が、「イラン、悪魔の党に麻薬取引の責任がある」などと書かれたプラカードを掲げて、「イランの民兵」の勢力伸長に抗議するデモを行った。

AFP, July 15, 2022、ANHA, July 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 15, 2022、Reuters, July 15, 2022、SANA, July 15, 2022、SOHR, July 15, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊のタウィーラ村を砲撃(2022年7月15日)

ハサカ県では、SANA(7月15日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタウィーラ村を砲撃した。

AFP, July 15, 2022、ANHA, July 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 15, 2022、Reuters, July 15, 2022、SANA, July 15, 2022、SOHR, July 15, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県で交戦(2022年7月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シャーム解放機構は、ザーウィヤ山地方のアーフィス村一帯で部隊を増強した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるマクラビース村一帯を砲撃した。

砲撃では、同地の貯水場が赤外線誘導ミサイルで狙われた。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルタアール村、カフル・アンマ村、ダーラ・イッザ市などを砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダーイル町とアトマーン村を結ぶ街道で、正体不明のブス集団がウンム・ワラド村の尊重を襲撃し、殺害した。

AFP, July 14, 2022、ANHA, July 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 14, 2022、Reuters, July 14, 2022、SANA, July 14, 2022、SOHR, July 14, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市などを砲撃、民家に被害が及ぶ(2022年7月14日)

ラッカ県では、ANHA(7月14日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市、同市近郊のサイダー村、M4高速道路沿線を砲撃し、アイン・イーサー市では民家複数棟が被弾した。


 

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アレッポ県では、ANHA(7月14日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のウンム・フーシュ村、ワフシーヤ村、ナイラビーヤ村、シャッアーラ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(7月14日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村、クーザリーヤ村、タウィーラ村を砲撃した。

AFP, July 14, 2022、ANHA, July 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 14, 2022、Reuters, July 14, 2022、SANA, July 14, 2022、SOHR, July 14, 2022などをもとに作成。

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米国防省は2023年度予算案でシリア民主軍、革命特殊任務軍などへの給与支払いなど支援の継続を要求(2022年7月13日)

オリエント・ニュース(7月13日付)は、米国防総省の2023年度予算において、対ダーイシュ(イスラーム国)教練装備基金(Counter ISIS Train and Equip Fund:CTEF)のもとで、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、革命特殊任務軍など「選抜されたシリア人組織・個人」(VSGI)19,500人に対して資金援助を継続が要求されていると伝えた。

記事は、経済学者のカラム・シャッアール氏がフェイスブックのアカウントで公開した国防総省の予算案に基づくもの。

米国は現在、シリア人(VSGI)16,000人に給与を支払っているが、今年初めのハサカ県ハサカ市のグワイラーン刑務所に対するダーイシュの襲撃・脱獄事件を受けるかたちで、VSGIを35,00人増員し、刑務所・収容所の警備にあたらせるとしている。

https://www.facebook.com/karam.shaar/posts/5573590372675516

米国のVSGIへの支援は、教練・装備、兵站支援、給与、インフラ整備などの総額で、2021年度が1億2500万ドル、2022年度が1億5500万ドルが承認され、2023年度には1億8370万ドルが要求されている。

AFP, July 13, 2022、ANHA, July 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 13, 2022、Orient News, July 13, 2022、Reuters, July 13, 2022、SANA, July 13, 2022、SOHR, July 13, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県を砲撃(2022年7月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村、フライフィル村、ファッティーラ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原の灌漑計画地区一帯を砲撃した。

AFP, July 13, 2022、ANHA, July 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 13, 2022、Reuters, July 13, 2022、SANA, July 13, 2022、SOHR, July 13, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍部隊と「イランの民兵」がアレッポ県北部各所にロシアとイランの国旗を掲揚するも、トルコ軍の砲撃続く(2022年7月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍部隊が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊のスィッリーン町にある航空基地に新たな軍事拠点を複数設置し、ロシア国旗を掲揚した。

また、「イランの民兵」も、トルコ占領下のシーラーワー町近郊に位置するシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下のイッビーン村に増援部隊を派遣し、拠点を強化、通信塔にイラン国旗を掲揚した。

しかし、ANHA(7月13日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタッル・カッラーフ村、ワフシーヤ村、シャワーリガ村、マルアナーズ村、シャワーリガ砦を砲撃した。

AFP, July 13, 2022、ANHA, July 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 13, 2022、Reuters, July 13, 2022、SANA, July 13, 2022、SOHR, July 13, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機2機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のマシューン村、バルシューン村を3回にわたって爆撃(2022年7月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機2機が、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のマシューン村、バルシューン村を8回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シリア軍もザーウィヤ山地方のマジュダリヤー村、バイニーン村と同地近郊の森林地帯、ファッティーラ村一帯、ルワイハ村、マンタフ村、アルバイーン山一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市で正体不明の武装集団が住民1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, July 12, 2022、ANHA, July 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2022、Reuters, July 12, 2022、SANA, July 12, 2022、SOHR, July 12, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配下のハサカ県クライファーティー村近くで、住民が生活状況の改善や断続的な停電の解消を訴えて抗議デモを行い、ヤアルビーヤ町とカーミシュリー市を結ぶM4高速道路を一時封鎖(2022年7月12日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にある県東部のクライファーティー村近くで、住民が生活状況の改善や断続的な停電の解消を訴えて抗議デモを行い、ヤアルビーヤ町とカーミシュリー市を結ぶM4高速道路を一時封鎖した。

AFP, July 12, 2022、ANHA, July 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2022、Reuters, July 12, 2022、SANA, July 12, 2022、SOHR, July 12, 2022などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県ハワーイジュ村のサッカー場を襲撃し、選手1人を殺害(2022年7月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハワーイジュ村のサッカー場をダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが襲撃し、選手の若者1人を殺害した。

AFP, July 12, 2022、ANHA, July 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2022、Reuters, July 12, 2022、SANA, July 12, 2022、SOHR, July 12, 2022などをもとに作成。

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米軍はドローンでトルコ占領下のアレッポ県北西部を爆撃、ダーイシュの最高幹部の1人マーヒル・アカールを殺害(2022年7月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ホワイト・ヘルメットによると、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域のジンディールス町近郊に位置するハーリターン村で、所属不明の無人航空機(ドローン)がオートバイを爆撃した。

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シリア人権監視団はその後、ドローンが米軍所属で、ダーイシュ(イスラーム国)の元司令官1人と護衛1人が死亡したと改めて発表した。

殺害された元司令官は、マーヒル・アカール(アガール)なる人物。

トルコ占領下のアフリーン市の地元評議会が発行した他人のIDを所持し、シリア国民軍に所属し、ダーイシュの元メンバーが多く所属する東部自由人運動のメンバーとして活動していたという。

アカールは、東部自由人運動の幹部らに促されて、2020年にトルコ占領下の「平和の泉」地域(ラッカ県タッル・アブヤド市一帯、ハサカ県ラアス・アイン市一帯)から、アフリーン市一帯の「オリーブの枝」地域に移動していた。

アカールは、ダーイシュの司令官としてラッカ県ラッカ市の制圧戦(2013~14年)に参加、また兄弟でもあるファーイズ・アッカール氏は2020年6月にアレッポ市バーブ市での戦闘で殺害されるまで、「州(ウィラーヤ)運営局」のアミールを務めていた。

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AFP(7月12日付)やNBC(7月12日付)が、米中央軍(CENTCOM)のデーブ・イーストバーン報道官(中佐)の話として伝えたところによると、アカール氏はダーイシュの最高幹部4人のうちの1人で、オートバイに乗っているところを狙われて殺害された。

 

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米中央軍は声明を出し、ジンディールス町郊外で、ダーイシュの幹部2人に対して無人航空機システム(Unmanned Aircraft Systems:UAS)による爆撃を実施し、ダーイシュの5人の最高幹部の1人で、シリアにおけるダーイシュの指導者であるマーヒル・アガールを殺害、アガールに近い幹部1人に重傷を負わせたと発表した。

民間人に被害はなかったという。

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ジョー・バイデン米大統領は声明を出し、米軍および諜報機関がダーイシュ(イスラーム国)最高幹部の1人であるマーヒル・アガール氏を爆撃で殺害したと発表した。

バイデン大統領は、アガール氏の殺害が、中東でのダーイシュの作戦の立案・準備・実行能力を大いに低下させるものだとしたうえで、米国および世界を脅かすすべてのテロリストへの協力なメッセージとなったと強調した。

また、今回の爆撃については、「細心の注意に基づた断固たる諜報活動の集大成」と自賛い、米国が自国の脅威を特定し、排除するための戦闘任務に数千人の兵士を必要としないことを示していると述べた。

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CENTCOMは7月14日、重傷を負っていたもう1人も死亡したことを確認したと発表した。

AFP, July 12, 2022、ANHA, July 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2022、NBC News, July 12, 2022、Reuters, July 12, 2022、SANA, July 12, 2022、SOHR, July 12, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊の村々を砲撃(2022年7月12日)

アレッポ県では、ANHA(7月12日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマイヤーサ村、ザルナイータ村、ブルジュ・カース村、シャワーリガ村、タート・マラーシュ村、スムーカ村、シャフバー・ダムを砲撃した。

AFP, July 12, 2022、ANHA, July 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2022、Reuters, July 12, 2022、SANA, July 12, 2022、SOHR, July 12, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会がトルコ軍の侵攻に対するシリア民主軍の迎撃準備命令を拒否(2022年7月11日)

ドゥラル・シャーミーヤ(7月11日付)は、複数の地元メディア筋の話として、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会が、シリア北部で予想されるトルコ軍の侵攻に対するシリア民主軍の迎撃準備命令を拒否していると伝えた。

同筋によると、シリア民主軍の幹部は、ダイル・ザウル軍事評議会のアフマド・ハビール司令官(アブー・ハウラ)らとダイル・ザウル県スワル町で会合を開き、ハビール司令官にダイル・ザウル軍事評議会の戦闘員2000人にトルコ軍の侵攻を迎撃する準備を行うよう要請した。

だが、ハビール司令官らダイル・ザウル軍事評議会の司令官の多くは、戦闘員らがトルコ軍と交戦することを拒否しており、迎撃を強いられる場合はシリア民主軍を離反すると主張していると回答した。

AFP, July 11, 2022、ANHA, July 11, 2022、AP, July 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2022、Reuters, July 11, 2022、SANA, July 11, 2022、SOHR, July 11, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県カフル・アンマ村一帯を砲撃し、同司令室の士官1人が死亡(2022年7月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・アンマ村一帯を砲撃し、同司令室の士官1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるジャウバース村一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村、フライフィル村を砲撃した。

AFP, July 11, 2022、ANHA, July 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2022、Reuters, July 11, 2022、SANA, July 11, 2022、SOHR, July 11, 2022などをもとに作成。

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シリア政府の支配下にあるヒムス県東部砂漠地帯、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダイル・ザウル県ザッル村でシリア軍、シリア民主軍がダーイシュの襲撃を受け、3人死亡(2022年7月11日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、政府の支配下にある県東部の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦の任務に就いていたシリア軍部隊がダーイシュのスリーパーセルの襲撃を受け、士官1人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるザッル村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士2人を襲撃し、殺害した。

兵士2人とともにいた家族(兵士の妻と姉妹)2人も負傷した。

AFP, July 11, 2022、ANHA, July 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2022、Reuters, July 11, 2022、SANA, July 11, 2022、SOHR, July 11, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊、ラッカ県アイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年7月11日)

アレッポ県では、ANHA(7月11日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のガルナータ村、ハサージク村、タッル・アナブ村、タッル・シャイール村、ハリーサ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(7月11日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, July 11, 2022、ANHA, July 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2022、Reuters, July 11, 2022、SANA, July 11, 2022、SOHR, July 11, 2022などをもとに作成。

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アラビー・ジャディード:シリア民主軍が管理していたアレッポ県北西部のマンナグ航空基地をシリア軍が掌握(2022年7月10日)

アラビー・ジャディード(7月10日付)は、シリアの反体制派の監視追跡部隊で活動しているという複数筋の話として、「イランの民兵」、ロシア軍、シリア軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマンナグ航空基地に部隊を派遣、増強し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が駐留していた同基地は、シリア軍の管理下に置かれていると伝えた。

記事は「イランの民兵」(親政権民兵)がマンナグ航空基地を掌握したとしているが、増派されたのはシリア軍部隊。

トルコがシリア北部への新たな軍事侵攻作戦の実施を計画していることを受けた動きで、アサド大統領の弟であるマーヒル・アサド少将が実質指揮するシリア軍第4師団の部隊を派遣し、基地一帯に拠点や陣地を設置したことで、シリア軍が基地を掌握したという。

増派されたのは2個大隊(600人)、戦車15輌、BMS装甲車複数輌、BM-21グラート自走多連装ロケット・システム複数基、Golan-1000短距離自走式多連装ロケット・システム複数基で、うち60%が第4師団、40%が第1師団と第2師団だという。

AFP, July 11, 2022、ANHA, July 11, 2022、al-‘Arabi al-Jadid, July 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2022、Reuters, July 11, 2022、SANA, July 11, 2022、SOHR, July 11, 2022などをもとに作成。

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