シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県で砲撃戦(2021年11月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市一帯で激しい砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、バイニーン村、フライフィル村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室がミーズナーズ村、カフル・ヌーラーン村一帯で激しい砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、スーラ町でシリア軍予備役士官1人がオートバイに乗った正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

ダルアー市でもシリア軍第4師団の兵士募集に携わっていた男性1人が正体不明の武装集団によって殺害された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県3件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を9件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3081007758808626

AFP, November 2, 2021、ANHA, November 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 2, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 2, 2021、Reuters, November 2, 2021、SANA, November 2, 2021、SOHR, November 2, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で265人、北・東シリア自治局支配地域で269人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で272人(2021年11月2日)

保健省は政府支配地域で新たに265人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者93人が完治し、8人が死亡したと発表した。

これにより、11月2日現在の支配地内での感染者数は計43,931人、うち死亡したのは2,584人、回復したのは26,561人となった。

SANA(11月2日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/635209654528782

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに269人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、7人が完治し、7人が死亡したと発表した。

これにより、11月2日現在の支配地内での感染者数は計35,819人、うち死亡したのは1,364人、回復したのは2,458人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性167人、女性102人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市36人、カーミシュリー市32人、マーリキーヤ(ダイリーク)市18人、ルマイラーン町2人、シャッダーディー市3人、アームーダー市2人、フール・キャンプ1人、アブー・ハシャブ・キャンプ1人、アリーシャ・キャンプ2人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市25人、マンビジュ市28人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)9人、ラッカ県のラッカ市33人、タブカ市79人、

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1718421358347794

ラッカ県では、ANHA(11月2日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタブカ市で、新型コロナウイルス感染症者の増加を受けて、北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)の決定に従い、外出禁止令が発動された。

外出禁止令は11月2日から10日間の予定。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月2日に新たに272人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、89人が完治し、2人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡13人、イドリブ郡89人、ハーリム郡52人、アリーハー郡7人、アレッポ県スィムアーン山郡9人、ジャラーブルス郡18人、バーブ郡8人、アフリーン郡43人、アアザーズ郡33人。

これにより、同地での感染者数は計88,960人、うち死亡したのは1,855人、回復したのは51,365人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1701112656760285

AFP, November 2, 2021、ACU, November 2, 2021、ANHA, November 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 2, 2021、Reuters, November 2, 2021、SANA, November 2, 2021、SOHR, November 2, 2021などをもとに作成。

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スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモにカーミシュリー市のPYDのメンバーらが参加(2021年11月1日)

ハサカ県では、ANHA(11月1日付)によると、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場で北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が続けている座り込みデモにジャズィーラ地域経済農業委員会のメンバーらが参加し、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体の引き渡しを求めた。

AFP, November 1, 2021、ANHA, November 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2021、Reuters, November 1, 2021、SANA, November 1, 2021、SOHR, November 1, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構はハマー市出身者からなる「シャームの民の連合」を統合(2021年11月1日)

シャーム解放機構の広報局は声明を出しハマー市出身者からなる「シャームの民の連合」を統合したと発表した。

AFP, November 1, 2021、ANHA, November 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2021、Reuters, November 1, 2021、SANA, November 1, 2021、SOHR, November 1, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構がイドリブ県北部バルダクリー村でイスラーム解放党のロシア人メンバーとシリア人メンバーを逮捕(2021年11月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が県北部のバルダクリー村でイスラーム解放党(シリア州)のメンバー2人を逮捕した。

2人はロシア人とシリア人。

逮捕は、10月29日にアレッポ県アターリブ市でイスラーム解放党がシャーム解放機構の治安部隊の展開に抗議し、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者打倒や、ラタキア県トルコマン山地方でのジュヌード・シャーム、ジュンドッラーへの粛清拒否を訴えるデモを組織したのを受けたもの。

AFP, November 3, 2021、ANHA, November 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 3, 2021、Reuters, November 3, 2021、SANA, November 3, 2021、SOHR, November 3, 2021などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市で住民がデモを行い、トルコが自治を委託されている地元評議会打倒を訴える(2021年11月1日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市で、住民数十人がデモを行い、生活苦やパンの不足に抗議、トルコが自治を委託されている地元評議会打倒を訴えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアフリーン市ヴィーラート通りで、シリア国民軍に所属する東部自由人連合の戦闘員とムウタスィム旅団の戦闘員が口論の末、撃ち合いとなった。

AFP, November 1, 2021、ANHA, November 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2021、Reuters, November 1, 2021、SANA, November 1, 2021、SOHR, November 1, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県ビール・アラブ村一帯をドローンで爆撃(2021年11月1日)

ラッカ県では、SANA(11月1日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるビール・アラブ村一帯(タッル・アブヤド市西)を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

複数の地元筋によると、ドローンは住宅地に向かって複数回の爆撃を実施したという。

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ハサカ県では、SANA(11月1日付)によると、トルコ軍が占領下のラアス・アイン市一帯に兵站物資を積んだ車列を新たに増派した。

AFP, November 1, 2021、ANHA, November 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2021、Reuters, November 1, 2021、SANA, November 1, 2021、SOHR, November 1, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県、アレッポ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦、シリア軍兵士2人死亡(2021年11月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市一帯、バービーラー村、ジャッラーダ村、ハーン・スブル村近郊の森林地帯、ダーディーフ村、M4高速道路沿線を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、マアーッラト・ムーハス村近郊でシリア軍兵士2人を狙撃し殺害した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯を砲撃し、住民複数人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村、ヒルバト・ナークース村、アンカーウィー村、サルマーニーヤ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・アンマ村一帯でシリア軍と「決戦」作戦司令室が砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナーフタ町で住民1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(イドリブ県4件、ラタキア県4件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を14件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3080295578879844

AFP, November 1, 2021、ANHA, November 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 1, 2021、Reuters, November 1, 2021、SANA, November 1, 2021、SOHR, November 1, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で262人、北・東シリア自治局支配地域で146人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で265人(2021年11月1日)

保健省は政府支配地域で新たに262人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者95人が完治し、10人が死亡したと発表した。

これにより、11月1日現在の支配地内での感染者数は計43,666人、うち死亡したのは2,576人、回復したのは26,468人となった。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/634589737924107

SANA(11月1日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに146人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、12人が完治し、16人が死亡したと発表した。

これにより、11月1日現在の支配地内での感染者数は計35,550人、うち死亡したのは1,357人、回復したのは2,451人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性87人、女性159人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市41人、カーミシュリー市19人、マーリキーヤ(ダイリーク)市10人、ルマイラーン町1人、マアバダ(カルキールキー)町2人、ダルバースィーヤ市11人、アームーダー市8人、フール・キャンプ1人、ラッカ県のラッカ市45人、ダイル・ザウル県8人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1717751341748129

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月1日に新たに265人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、349人が完治し、6人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡13人、イドリブ郡86人、ハーリム郡51人、アリーハー郡15人、アレッポ県スィムアーン山郡9人、ジャラーブルス郡7人、バーブ郡14人、アフリーン郡38人、アアザーズ郡32人。

これにより、同地での感染者数は計88,688人、うち死亡したのは1,853人、回復したのは51,276人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1701112213426996

AFP, November 1, 2021、ACU, November 1, 2021、ANHA, November 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2021、Reuters, November 1, 2021、SANA, November 1, 2021、SOHR, November 1, 2021などをもとに作成。

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スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモにカーミシュリー市のPYDのメンバーらが参加(2021年10月31日)

ハサカ県では、ANHA(10月31日付)によると、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場で北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が続けている座り込みデモにカーミシュリー市の民主人民党(PYD)のメンバーらが参加し、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体の引き渡しを求めた。

AFP, October 31, 2021、ANHA, October 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 31, 2021、Reuters, October 31, 2021、SANA, October 31, 2021、SOHR, October 31, 2021などをもとに作成。

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シリア・クルド国民評議会使節団がロシアを訪問、PYDとの断交の原因への対応などを協議(2021年10月31日)

タス通信(10月31日付)は、シリア・クルド国民評議会のカーミーラーン・ハーッジュー氏とイブラーヒーム・バッルー氏を代表とする使節団がロシアの首都モスクワを訪問し、ミハイル・ボグダノフ外務副大臣らと会談したと伝えた。

会談では、シリア情勢、とりわけシリア北東部の情勢、国際情勢、中東地域情勢について意見が交わされた。

ムドン(10月31日付)によると、シリア・クルド国民評議会の渉外局長を務め、制憲委員会の反体制派の代表の一員でもあるハーッジュー氏は、対立関係にある民主統一党(PYD)との断交の原因への対応、シリアにおけるクルド人の処遇への対応などについてロシア側と意見を交わしたという。

AFP, October 31, 2021、ANHA, October 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 31, 2021、al-Mudun, October 31, 2021、Reuters, October 31, 2021、SANA, October 31, 2021、SOHR, October 31, 2021、TASS, October 31, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ズィーバーン町で正体不明の武装集団が若者1人を殺害(2021年10月31日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるズィーバーン町で正体不明の武装集団が若者1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, October 31, 2021、ANHA, October 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 31, 2021、Reuters, October 31, 2021、SANA, October 31, 2021、SOHR, October 31, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市一帯、ラッカ県アイン・イーサー市近郊を砲撃(2021年10月31日)

アレッポ県では、ANHA(10月31日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市一帯を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(10月31日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のフワイジャ村を砲撃した。

AFP, October 31, 2021、ANHA, October 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 31, 2021、Reuters, October 31, 2021、SANA, October 31, 2021、SOHR, October 31, 2021などをもとに作成。

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シリア軍がハマー県、イドリブ県内の「決戦」作戦司令室の支配地を砲撃(2021年10月31日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を40回以上にわたって砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、フライフィル村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県3件、ラタキア県1件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を14件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3079542858955116

AFP, October 31, 2021、ANHA, October 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 31, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 31, 2021、Reuters, October 31, 2021、SANA, October 31, 2021、SOHR, October 31, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で258人、北・東シリア自治局支配地域で261人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で383人(2021年10月31日)

保健省は政府支配地域で新たに258人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者85人が完治し、6人が死亡したと発表した。

これにより、10月31日現在の支配地内での感染者数は計43,404人、うち死亡したのは2,566人、回復したのは26,373人となった。

SANA(10月31日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに261人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、13人が完治し、17人が死亡したと発表した。

これにより、10月31日現在の支配地内での感染者数は計35,404人、うち死亡したのは1,341人、回復したのは2,439人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性152人、女性109人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市24人、カーミシュリー市31人、マーリキーヤ(ダイリーク)市14人、ルマイラーン町2人、マアバダ(カルキールキー)町1人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村1人、シャッダーディー市1人、アームーダー市5人、アリーシャ・キャンプ1人、アブー・ハシャブ・キャンプ2人、ラッカ県のラッカ市56人、タブカ市30人、アレッポ県のシャフバー地区(タッル・リフアト市)11人、アイン・アラブ(コバネ)市26人、マンビジュ市28人、ダイル・ザウル県28人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1717174661805797

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月31日に新たに383人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、231人が完治し、5人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡40人、イドリブ郡100人、ハーリム郡118人、アリーハー郡22人、アレッポ県スィムアーン山郡12人、ジャラーブルス郡6人、バーブ郡19人、アフリーン郡58人、アアザーズ郡8人。

これにより、同地での感染者数は計88,423人、うち死亡したのは1,847人、回復したのは50,928人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1699856193552598

AFP, October 31, 2021、ACU, October 31, 2021、ANHA, October 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 31, 2021、Reuters, October 31, 2021、SANA, October 31, 2021、SOHR, October 31, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊を砲撃(2021年10月30日)

ラッカ県では、ANHA(10月30日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, October 30, 2021、ANHA, October 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 30, 2021、Reuters, October 30, 2021、SANA, October 30, 2021、SOHR, October 30, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県、イドリブ県各所を20回あまりにわたって爆撃(2021年10月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ANHA(10月30日付)によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・アンマ村を3回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。


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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がトルコのハタイ県(シリア領アレキサンドレッタ地方)に近いカーフ村、サルワ村一帯を10回以上にわたって爆撃した。
https://www.facebook.com/watch/?v=898336707754978
爆撃はシリア国民軍第23師団の基地の跡地を狙ったもので、基地は完全に破壊された。

爆撃は仮設の国内避難民(IDPs)キャンプが散在している。

ロシア軍戦闘機はまた、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村を6回にわたって爆撃した。

爆撃はバーラ村に設置されているトルコ軍の拠点一帯にも及んだ。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるジューリーン村を砲撃し、兵士1人が死亡、子供1人が負傷した。

これに対して、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を40回以上にわたって爆撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で男性1人が自宅前で正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(イドリブ県3件、ラタキア県3件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3078862225689846

AFP, October 30, 2021、ANHA, October 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 30, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 30, 2021、Reuters, October 30, 2021、SANA, October 30, 2021、SOHR, October 30, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で260人、北・東シリア自治局支配地域で403人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で76人(2021年10月30日)

保健省は政府支配地域で新たに260人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者89人が完治し、7人が死亡したと発表した。

これにより、10月30日現在の支配地内での感染者数は計43,146人、うち死亡したのは2,560人、回復したのは26,288人となった。

SANA(10月30日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/633374968045584

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに403人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、14人が完治し、31人が死亡したと発表した。

これにより、10月30日現在の支配地内での感染者数は計35,143人、うち死亡したのは1,324人、回復したのは2,426人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性237人、女性166人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市129人、カーミシュリー市34人、マーリキーヤ(ダイリーク)市40人、ルマイラーン町4人、マアバダ(カルキールキー)町8人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村5人、アームーダー市14人、ダルバースィーヤ市24人、ラッカ県のラッカ市92人、タブカ市25人、アレッポ県のシャフバー地区(タッル・リフアト市)15人、フール・キャンプ7人、前衛キャンプ1人、アリーシャ・キャンプ2人、アブー・ハシャブ・キャンプ3人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1716557925200804

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月30日に新たに76人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、12人が完治し、2人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡10人、ハーリム郡4人、アリーハー郡3人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡13人、アアザーズ郡46人。

これにより、同地での感染者数は計88,040人、うち死亡したのは1,819人、回復したのは50,697人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1699329873605230

AFP, October 30, 2021、ACU, October 30, 2021、ANHA, October 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 30, 2021、Reuters, October 30, 2021、SANA, October 30, 2021、SOHR, October 30, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県ルバイアート村を砲撃(2021年10月29日)

ハサカ県では、ANHA(10月29日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町西のルバイアート村を砲撃した。

AFP, October 29, 2021、ANHA, October 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 29, 2021、Reuters, October 29, 2021、SANA, October 29, 2021、SOHR, October 29, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県でトルコ軍とシリア軍が砲撃戦(2021年10月29日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるサルミーン市に展開するトルコ軍がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるサーン村に設置されているトルコ軍の拠点一帯、ザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、ファッティーラ村を砲撃した。

シャーム解放機構の部隊がザーウィヤ山地方のバーラ村一帯で地雷に触れて、戦闘員5人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルタアール村、カフル・アンマ村を砲撃、カフルタアール村で子供1人が負傷した。

「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミーズナーズ村の土塁に停車していたシリア軍の重機を攻撃、これを破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のサルマーニーヤ村、アムキーヤ町を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県1件、ラタキア県3件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を11件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3077972165778852

AFP, October 29, 2021、ANHA, October 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 29, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 29, 2021、Reuters, October 29, 2021、SANA, October 29, 2021、SOHR, October 29, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で265人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で280人(2021年10月29日)

保健省は政府支配地域で新たに265人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者91人が完治し、8人が死亡したと発表した。

これにより、10月29日現在の支配地内での感染者数は計42,886人、うち死亡したのは2,553人、回復したのは26,199人となった。

SANA(10月29日付)が伝えた。
https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/632748668108214

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月29日に新たに280人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、269人が完治し、7人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡22人、イドリブ郡68人、ハーリム郡105人、アリーハー郡11人、アレッポ県スィムアーン山郡16人、ジャラーブルス郡17人、バーブ郡16人、アフリーン郡19人、アアザーズ郡6人。

これにより、同地での感染者数は計87,964人、うち死亡したのは1,817人、回復したのは50,687人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1699040010300883

AFP, October 29, 2021、ACU, October 29, 2021、ANHA, October 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 29, 2021、Reuters, October 29, 2021、SANA, October 29, 2021、SOHR, October 29, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県ビンニシュ市でトルコの支援を受けるシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団メンバーのパレスチナ人メディア活動家が暗殺される(2021年10月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるビンニシュ市で、メディア分野で活動するパレスチナ人青年が自宅前に駐車中の車に仕掛けられていた爆弾の爆発に巻き込まれて死亡した。

この爆発で女性1人を含む住民多数が負傷した。

このパレスチナ人青年は、サラーキブ市滞在中にトルコが支援する国民解放戦線を主導するシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団に加わり、同市がシリア政府に制圧されて以降、ビンニシュ市に移住していた。

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の元幹部でイラク人のアブー・マーリヤー・カフターニー氏は、「ジハード戦士で英雄のアブー・ウマル・フィラスティーニーはイラク、そしてシャームにおいてジハードを挑み、暴君と過激分子だちの顔に刃を向けた」と述べて、弔意を示した。

一方、マアッラトミスリーン市では、シャーム解放機構の治安要員が自宅前で正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 28, 2021、ANHA, October 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2021、Reuters, October 28, 2021、SANA, October 28, 2021、SOHR, October 28, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍がヒムス県、ダイル・ザウル県、ハマー県でダーイシュを爆撃(2021年10月28日)

シリア人権監視団によると、ヒムス県のアムール山、ダイル・ザウル県のビシュリー山、ハマー県東部の砂漠地帯で、ロシア軍戦闘機3機がダーイシュ(イスラーム国)に対して38回の爆撃を実施した。

AFP, October 28, 2021、ANHA, October 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2021、Reuters, October 28, 2021、SANA, October 28, 2021、SOHR, October 28, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構はラタキア県トルコマン山でのトルコ人、アゼルバイジャン人からなるジュンドッラーとの緊張が収束したと発表(2021年10月28日)

シャーム解放機構のタキーッディーン・ウマル広報関係局長は声明を出し、ラタキア県トルコマン山での緊張が収束したと発表した。

声明によると、最後まで抵抗を続けていたグループと指名手配者らが投降、拘束していた捕虜を解放したという。

https://twitter.com/faizaldoghim060/status/1453694577324568577

ドゥラル・シャーミーヤ(10月28日付)などが伝えた。

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ツイッターでは反体制メディア活動家のハーリド・ハティーブ氏(https://twitter.com/khaleedalkhteb)らが、トルコ人、アゼルバイジャン人からなるジュンドッラーがトルクマン山から退去する様子を撮影したとされる映像を公開した。

https://twitter.com/khaleedalkhteb/status/1453728744338690060?ref_src=twsrc%5Etfw

AFP, October 28, 2021、ANHA, October 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2021、Reuters, October 28, 2021、SANA, October 28, 2021、SOHR, October 28, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市をドローンで攻撃、ロシア軍戦闘機がカーミシュリー市国際空港に着陸(2021年10月28日)

アレッポ県では、ANHA(10月28日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

これに対して、シリア軍がトルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域のカフン村、カフルハーシル村を砲撃した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が戦車、装甲車などからなる増援部隊を占領下のタッル・アブヤド市に新たに派遣した。

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ハサカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月28日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市の国際空港(シリア政府管理)に、ロシア軍のSu-35戦闘機1機が着陸した。

ロシア軍の戦闘機がカーミシュリー国際空港に着陸したのは今回が初めて。

AFP, October 28, 2021、ANHA, October 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2021、Reuters, October 28, 2021、SANA, October 28, 2021、SOHR, October 28, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)を批判していたシリア・ムスリム同胞団元メンバーのイマームが殺害される(2021年10月28日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(10月28日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるザッル村でモスクのイマームを務めるハラフ・アリー氏がオートバイに乗った正体不明の武装集団に銃で撃たれて死亡した。

アリー氏はシリア・ムスリム同胞団に所属している罪で12年以上にわたり投獄されていた元政治犯。

シリア人権監視団によると、アリー氏は最近のモスクでの説教でダーイシュ(イスラーム国)を「悪党」などと批判していたという。

AFP, October 28, 2021、ANHA, October 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2021、Reuters, October 28, 2021、SANA, October 28, 2021、SOHR, October 28, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県西部、イドリブ県を砲撃(2021年10月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のカフルタアール村などを砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、ファッティーラ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(イドリブ県7件、ラタキア県1件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を15件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3077028449206557

AFP, October 28, 2021、ANHA, October 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 28, 2021、Reuters, October 28, 2021、SANA, October 28, 2021、SOHR, October 28, 2021などをもとに作成。

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スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモにジャズィーラ地域教員連合のメンバーらが参加(2021年10月27日)

ハサカ県では、ANHA(10月27日付)によると、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場で北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が続けている座り込みデモにカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市在住の女性(母親)や「平和の母」のメンバーらが参加し、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体の引き渡しを求めた。

AFP, October 27, 2021、ANHA, October 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2021、Reuters, October 27, 2021、SANA, October 27, 2021、SOHR, October 27, 2021などをもとに作成。

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ハサカ市グワイラーン刑務所に収監中のダーイシュ・メンバーが暴動(2021年10月27日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ市グワイラーン地区のグワイラーン刑務所に収監されているダーイシュ(イスラーム国)メンバーの暴動が発生し、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)が刑務所一帯に展開、米主導の有志連合のヘリコプター複数機が、照明弾を発射した。

これに先立って、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が有志連合の支援を受けて、グワイラーン刑務所からシャッダーディー市近郊の米軍基地に併設されている拘置所に収監者複数名を移送していた。

AFP, October 27, 2021、ANHA, October 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2021、Reuters, October 27, 2021、SANA, October 27, 2021、SOHR, October 27, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構はラタキア県トルコマン山地方でジュンドッラーなどの根絶を目指して戦闘継続、過去3日でチェチェン人、アゼルバイジャン人、トルコ人ら26人殺害(2021年10月27日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がトルコマン山地方で、トルコ人やアゼルバイジャン人からなるジュンドッラー、東欧出身者からなる複数のグループと交戦を続けた。

シャーム解放機構は、同地からの退去を拒否したジュンドッラーなどの根絶を目指しており、過去3日の戦闘で26人を殺害した。

殺害された戦闘員のほとんどはチェチェン人、アゼルバイジャン人、トルコ人。

シャーム解放機構側も8人が死亡している。

AFP, October 27, 2021、ANHA, October 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2021、Reuters, October 27, 2021、SANA, October 27, 2021、SOHR, October 27, 2021などをもとに作成。

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