米主導の有志連合とシリア民主軍は空挺作戦で誤ってダイル・ザウル民政評議会の共同副議長を銃殺(2021年10月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団、ユーフラテス・ポスト(10月27日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスブハ村で、米主導の有志連合が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支援を受けて空挺作戦を実施し、ダイル・ザウル民政評議会の共同副議長を務めるシリア・ムスタクバル党メンバーのサーミル・アブドゥッラー氏(アブー・ムスタファー)を誤って銃殺した。

有志連合とシリア民主軍は、同地で指名手配者を摘発するために作戦を実施していた。

AFP, October 27, 2021、ANHA, October 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2021、The Euphrates Post, October 27, 2021、Reuters, October 27, 2021、SANA, October 27, 2021、SOHR, October 27, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍がトルコ占領下のアレッポ県ジンディールス町を爆撃、トルコ軍は対抗措置としてヌッブル市、マンナグ村などを砲撃、住民と兵士合わせて6人負傷(2021年10月27日)

アレッポ県では、ANHA(10月27日付)によると、ロシア軍戦闘機がトルコの占領下にあるいわゆる「オリーブの枝」地域の拠点都市の一つジンディールス町を爆撃した。

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イドリブ県タルマーニーン村へのシリア軍の砲撃や、ロシア軍のカーフ村一帯やジンディールス町への爆撃を受けるかたちで、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府の支配下にあるヌッブル市、ザフラー町を砲撃し、住民少なくとも4人が負傷した。

SANA(10月27日付)は、「テロ組織」がヌッブル市を砲撃し、住民2人が負傷したと伝えた。

シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍はまた、フライターン市、アナダーン市、マンナグ村、マンナグ航空基地に対しても砲撃し、マンナグ村とマンナグ航空基地でシリア軍兵士2人が負傷した。

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シリア人権監視団によると、シリア軍はトルコの占領下にあるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域に面するタッル・マディーク村、ズワイヤーン村、タッル・ジージャーン村に戦車、装甲車などからなる増援部隊を派遣した。

AFP, October 27, 2021、ANHA, October 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2021、Reuters, October 27, 2021、SANA, October 27, 2021、SOHR, October 27, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県カーフ村一帯、ザーウィヤ山地方を爆撃、シリア軍がタルマーニーン村を砲撃し、子供1人死亡、11人負傷(2021年10月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が26日深夜から27日未明にかけてシリア政府の支配下にあるアウラム・クブラー町一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が26日深夜から27日未明にかけて「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、フライフィル村、バーラ村を砲撃した。

シリア軍はその後、アレッポ県西部の第46中隊基地に展開する部隊がアレッポ県との県境に位置する「決戦」作戦司令室トルコ占領下のタルマーニーン村を砲撃し、トルコ軍の拠点一帯に2発の砲弾が着弾し、子供1人が死亡、女性と子供ら11人が負傷した。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1243760696090552

シリア軍が同地を砲撃するのは、2020年3月にロシアとトルコが「緊張緩和地帯」での停戦に合意して以降初めて。

一方、ロシア軍戦闘機は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のマシューン村を4回にわたって爆撃した。

https://www.facebook.com/watch/?v=2779608852337353

ロシア軍戦闘機はまた、カーフ村一帯を7回にわたって爆撃した。

爆撃はシリア国民軍に所属する第23師団の旧本部、サルワ村にあるトルコ軍拠点一帯が標的となった。

爆撃が行われた地域には、国内避難民(IDPs)の簡易キャンプが複数点在する。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がトルコマン山一帯で砲撃戦を行った。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県5件、ラタキア県2件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を11件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3076142699295132

AFP, October 27, 2021、ANHA, October 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 27, 2021、Reuters, October 27, 2021、SANA, October 27, 2021、SOHR, October 27, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で275人、北・東シリア自治局支配地域で350人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で393人(2021年10月27日)

保健省は政府支配地域で新たに275人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者90人が完治し、10人が死亡したと発表した。

これにより、10月27日現在の支配地内での感染者数は計42,351人、うち死亡したのは2,536人、回復したのは26,016人となった。

SANA(10月27日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/631374774912270

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに350人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、12人が完治し、39人が死亡したと発表した。

これにより、10月27日現在の支配地内での感染者数は計34,460人、うち死亡したのは1,277人、回復したのは2,404人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性224人、女性126人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市59人、カーミシュリー市31人、マーリキーヤ(ダイリーク)市26人、ルマイラーン町2人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村2人、マアバダ(カルキールキー)町3人、シャッダーディー市3人、アリーシャ・キャンプ2人、アブー・ハシャブ・キャンプ1人、ロジュ・キャンプ1人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市29人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)21人、マンビジュ市21人、ラッカ県のラッカ市51人、タブカ市94人、ダイル・ザウル県4人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1714261122097151

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月27日に新たに393人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、130人が完治し、9人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡22人、イドリブ郡107人、ハーリム郡116人、アリーハー郡21人、アレッポ県スィムアーン山郡18人、ジャラーブルス郡9人、バーブ郡19人、アフリーン郡35人、アアザーズ郡46人。

これにより、同地での感染者数は計87,337人、うち死亡したのは1,795人、回復したのは50,152人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1697498523788365

AFP, October 27, 2021、ACU, October 27, 2021、ANHA, October 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2021、Reuters, October 27, 2021、SANA, October 27, 2021、SOHR, October 27, 2021などをもとに作成。

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自由シリア軍がダマスカス県ジャウバル区のシナゴーグから盗み出したトーラーの写本5点がトルコ南東部で押収される(2021年10月26日)

アナトリア通信(10月26日付)は、トルコ南東部のマルディン県でシリアから密輸されたユダヤ教の聖典トーラー(律法)写本少なくとも5点が押収されたと伝えた。

トーラーが押収されたのはクズルテペ市。

メルディン県の治安当局が通報をもとに調査を行った結果、トーラーの写本5点を発見したという。

写本は1000年前に制作されたもので、金の刺繍入り。

この事件に関連して、警察は容疑者1人を拘束した。

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シリア人権監視団が11月2日に発表したところによると、押収されたトーラーは「自由シリア軍」を名乗るラフマーン軍団がダマスカス県ジャウバル区のシナゴーグから盗み出したもの。

ラフマーン軍団は2018年4月にジャウバル区およびダマスカス郊外県東グータ地区でのロシア・シリア軍との戦闘に敗れ、共闘していたシャーム解放機構の戦闘員らとともにイドリブ県やトルコ占領地に移送されていた。

トーラーは、トルコ占領下のアレッポ県北西部のアフリーン郡に退去したアブドゥンナースィル・シャミールを名乗るラフマーン軍団の司令官が保有していた。

だが、最近になって、アフリーン郡に退去したジャウバル区の名士らが、ラフマーン軍団がシナゴーグから盗んだトーラーなどの引き渡しを求めたことで対立が生じていた。

引き渡しを拒んだラフマーン軍団がトルコ領内に持ち込んだものと見られる。

なお、ラフマーン軍団が盗み出したトーラーの写本は2019年と2020年にもトルコ領内で3点が押収されている。

AFP, November 2, 2021、Anadolu Ajansı, October 26, 2021、ANHA, November 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 2, 2021、Reuters, November 2, 2021、SANA, November 2, 2021、SOHR, November 2, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構はトルコに密入国しようとしたクウェート人イスラーム法学者を拘束しトルコに引き渡す一方、ラタキア県トルコマン地方でトルコ人、アゼルバイジャン人からなるジュンドッラーなどとの戦闘を続ける(2021年10月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がトルコとの国境に近いヒルバト・ジャウズ村近郊の街道でトルコに密入国しようとしていたクウェート人のイスラーム法学者1人拘束し、トルコの諜報機関に身柄を引き渡した。

このクウェート人イスラーム法学者はシャーム解放機構に異議を唱えてきた人物だという。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が、ムスリム・アブー・ワリード・シーシャーニー氏率いるジュヌード・シャームとともにラタキア県トルコマン山地方から退去するのを拒否していたチェチェン人3人を逮捕した。

一方、シャーム解放機構は、トルコ人とアゼルバイジャン人を主体とするジュンドッラー、東欧出身者からなる複数の武装グループとトルコマン山地方で交戦を続け、ジュンドッラーが掌握していたアブー・アーリフ丘を制圧した。

AFP, October 26, 2021、ANHA, October 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2021、Reuters, October 26, 2021、SANA, October 26, 2021、SOHR, October 26, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がハマー県東部の砂漠地帯からラッカ県ラサーファ砂漠に至る地域でダーイシュを爆撃(2021年10月26日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機5機がハマー県東部の砂漠地帯からラッカ県ラサーファ砂漠に至る地域でダーイシュ(イスラーム国)に対して30回以上の爆撃を実施した。

AFP, October 26, 2021、ANHA, October 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2021、Reuters, October 26, 2021、SANA, October 26, 2021、SOHR, October 26, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍は占領下のハサカ県ラアス・アイン市一帯に増援部隊を派遣(2021年10月26日)

ハサカ県では、SANA(10月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・シャンナーン村、タッル・カイフジー村、タッル・ジュムア村、ダルダーラ村を砲撃した。

また、トルコ軍は、トルコ占領下のラアス・アイン市一帯に増援部隊を派遣した。

AFP, October 26, 2021、ANHA, October 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2021、Reuters, October 26, 2021、SANA, October 26, 2021、SOHR, October 26, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍が兵員輸送車、武器を積んだ貨物車輌など200輌以上を2回に分けてイドリブ県に新たに派遣(2021年10月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍がカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所から兵員輸送車、武器を積んだ貨物車輌など200輌以上を2回に分けてシリア領内に新たに進入させた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県6件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を8件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3075212359388166

AFP, October 26, 2021、ANHA, October 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 26, 2021、Reuters, October 26, 2021、SANA, October 26, 2021、SOHR, October 26, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で277人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で429人(2021年10月26日)

保健省は政府支配地域で新たに277人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者95人が完治し、9人が死亡したと発表した。

これにより、10月26日現在の支配地内での感染者数は計42,076人、うち死亡したのは2,526人、回復したのは25,926人となった。

SANA(10月26日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/630701338312947

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月26日に新たに429人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、237人が完治し、5人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡22人、イドリブ郡117人、ハーリム郡137人、アリーハー郡24人、アレッポ県スィムアーン山郡38人、ジャラーブルス郡8人、バーブ郡18人、アフリーン郡52人、アアザーズ郡13人。

これにより、同地での感染者数は計86,944人、うち死亡したのは1,757人、回復したのは50,022人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1696032157268335

AFP, October 26, 2021、ACU, October 26, 2021、ANHA, October 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2021、Reuters, October 26, 2021、SANA, October 26, 2021、SOHR, October 26, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構がラタキア県トルコマン山地方などで外国人武装組織を粛清:チェチェン人らからなるジュヌード・シャームは同地を退去、トルコ人らからなるジュンドッラーは抵抗を続ける(2021年10月25日)

シリア人権監視団、バラディー・ニュース(10月25日付)、クドス・アラビー(10月25日付)などによると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が、ラタキア県北東部のトルコマン山地方とイドリブ県のジスル・シュグール市一帯で、治安維持活動を実施し、同地で活動を続けるムスリム・アブー・ワリード・シーシャーニー氏率いるチェチェン人、レバノン人主体のジュヌード・シャーム、アブー・ファーティマ・トゥルキー氏が率いるトルコ人、アゼルバイジャン人主体のジュンドッラー、東欧出身者からなる複数のグループと交戦した。

シャーム解放機構は10月24日にトルクマン山地方とジスル・シュグール市一帯に24日に重火器と中機関銃で武装した部隊を5回に分けて派遣していた。

この戦闘で、シャーム解放機構は、ジュヌード・シャーム、ジュンドッラー、東欧出身者からなるグループのメンバー少なくとも7人を殺害し、ジュンドッラーのメンバー6人を捕捉し、ヤマディーヤ村近郊とザイトゥーナ村近郊にあるジュンドッラーの拠点複数カ所を制圧し、拠点を失ったジュンドッラーはトルコマン山地方の丘陵地帯に設置していた拠点複数カ所から撤退した。

一方、シャーム解放機構側も戦闘でメンバー4人が死亡し、15人を捕捉された。

https://twitter.com/Gurbtwatan/status/1452582273828618248

https://twitter.com/ala_hacioglu/status/1452567695606652933

 

 

 

 

事態を受けて、中国新疆ウィグル自治区出身者からなるトルキスタン・イスラーム党が、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と、ジュヌード・シャーム、マフルッディーンを名乗る人物が率いるグループを仲介し、ジュヌード・シャームとマフルッディーン・グループのトルコマン山地方からの退去、シャーム解放機構が指名手配していた両組織メンバーの身柄引き渡し、捕虜交換が合意された。

アラビー21(10月26日付)によると、ジュヌード・シャームに加えて、ウズベキスタン人グループも退去に応じた。

ただし、ジュンドッラーは、東ヨーロッパ出身者らによる複数のグループとともにシャーム解放機構への抵抗を続けており、ジュンドッラーは声明で、シャーム解放機構の批判を否定し、その攻撃がトルコマン山地方をロシア軍に引き渡すためのものだと批判した。

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シャーム解放機構の幹部の1人アブー・マーリヤー・カフターニー氏が『クドス・アラビー』(10月25日付)に明らかにしたところによると、ジュンドッラーは、「アル=カーイダ、フッラース・ディーン機構、ダーイシュ(イスラーム国)の残党、狂信者とハワーリジュ派のセルからなるグループで、トルコマン山に軍事キャンプを設置し、イドリブ県で我々やトルコ軍の安全を脅かす作戦を組織していた」という。

カフターニー氏によると、事態に対処するために、シャーム解放機構はジュヌード・シャームのシーシャーニー氏に、チェチェン人やトルキスタン人の仲介者を派遣し、ジュンドッラーを無力化するよう求めたが、シーシャーニー氏はこれを拒否し、ジュンドッラーに与したために、ジュヌード・シャームとも戦闘状態になったという。

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シャーム解放機構広報局は報道声明を出し、ジュヌード・シャーム、ジュンドッラーとの戦闘について以下の通り主張した。

「アブー・ファーティマ・グループ」として知られる犯罪集団(ジュンドッラーのこと)との間で今日発生した緊張を受けて、我々はこう明言する。僕たちを冒涜し、その血や財産を奪った治安事案に関与した指名手配者らをかくまうこれらのグループとの緊張関係。これらのグループによる犯罪のなかには各戦線での戦闘員への裏切りも含まれる。トルコマン山で起きていることにそれ以外のグループは一切関係がない。

今日、本事案において中立的な姿勢をとるアブドゥルマーリク・シーシャーニー氏も出席した、仲介者とこのグループとの会合が行われたが、会場を出た同氏を、このグループは裏切り、銃弾で撃ち、同氏は病院に搬送された。これらのグループを逮捕し、法廷に送るための取り組みは現在も行われている。

ムスリム・シーシャーニーと彼のグループ(ジュヌード・シャームのこと)については、仲介者らの同席のもとで、彼ら(ジュンドッラー)と距離を置き、指名手配者を司法に引き渡す合意がなされた。

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ジュヌード・シャームとマフルッディーン・グループの退去と指名手配者の身柄引き渡しは、トルキスタン・イスラーム党の監視下で行われた。

反体制活動家のアフマド・アバーズィードはツイッターのアカウント(https://twitter.com/abazeid89/)を通じて、シーシャーニー氏とメンバー約70人は25日夜にかけて、車やオートバイに分乗し、トルコマン山地方を去る様子を撮影した映像を公開した。

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トルキスタン・イスラーム党、ウズベキスタン人を主体とするタウヒード・ワ・ジハード集団、チェチェン人を主体とするムハージリーン・ワ・アンサール軍、モロッコ人を主体とするシャーム・イスラームなど11の組織、9人のシャイフが共同声明を出し、シャーム解放機構によるジュンドッラー、ジュヌード・シャームへの粛清に支持を表明した。

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アラビー21(10月26日付)によると、ジュヌード・シャームのメンバーらの行き先は不明。

一方、『ワタン』(11月1日付)がイドリブ県とラタキア県で活動する「トルコの民兵」に近い複数の反体制筋の話として伝えたところによると、トルコはトルキスタン・イスラーム党を仲介し、ジュヌード・シャームとジュンドッラーの戦闘員数百人をトルコマン山地方からアフガニスタンに強制退去させるための調整を行っていると伝えた。

同筋によると、シャーム解放機構とこれらの組織の交渉は、アフガニスタンへの移送することが取り決められており、トルキスタン・イスラーム党はターリバーン指導部と連絡をとり、ターリバーン側がトルキスタン・イスラーム党の求めに応じたという。

 

AFP, October 25, 2021、ANHA, October 25, 2021、Arabi 21, October 26, 2021、Baladi-News, October 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2021、al-Quds al-‘Arabi, October 25, 2021、Reuters, October 25, 2021、SANA, October 25, 2021、SOHR, October 25, 2021、al-Watan, November 1, 2021などをもとに作成。

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米主導の有志連合所属と思われるドローンが、トルコ占領下のハサカ県北部を爆撃し、ヌスラ戦線、ダーイシュを経てシリア国民軍第20師団のメンバーとなった人物を殺害(2021年10月25日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市西のアドワーニーヤ村近郊で、米主導の有志連合所属と思われる無人航空機(ドローン)が、シリア国民軍に所属する第20師団の複合施設を爆撃した。

ダーイシュ(イスラーム国)の元メンバー多数を擁する東部自由人連合に近いとされる第20師団の施設に対する爆撃により、サバーヒー・イブラーヒーム・ムスリフ氏と同氏に随行していた2人が死亡した。

ムスリフ氏は、ダイル・ザウル県出身で、シャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)の創設者の1人で、ダーイシュ(イスラーム)に忠誠(バイア)を表明していた人物。

その後、ダーイシュを離反し、第20師団に所属していた。

また、アイン・フラート(10月25日付)によると、ムスリフ氏は43歳、ハマド・アリー部族出身で、3人の女性と結婚、8人の子供がおり、2011年に「アラブの春」がは有志多当初はイラクからの武器密輸に関与、その後ダーイシュに参加した。

AFP, October 25, 2021、ANHA, October 25, 2021、‘Ayn al-Furat, October 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2021、Reuters, October 25, 2021、SANA, October 25, 2021、SOHR, October 25, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下のアレッポ県タッル・リフアト市近郊をドローンで爆撃(2021年10月25日)

アレッポ県では、ANHA(10月25日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下のタッル・リフアト市近郊を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

トルコ軍はまた、同市近郊のザイワーニーヤ村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(10月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・シャンナーン村、タッル・ジュムア村を砲撃した。

両村はアッシリア教徒が暮らしている。

AFP, October 25, 2021、ANHA, October 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2021、Reuters, October 25, 2021、SANA, October 25, 2021、SOHR, October 25, 2021などをもとに作成。

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ダルアー県ウンム・マヤーズィン町近郊の街道でロシア軍憲兵隊のパトロール部隊を狙って爆弾が爆発、ダルアー県各所での和解プロセスが完了、ダルアー市の警察署での手続きは継続(2021年10月25日)

ロシア当事者和解調整センターは、ダルアー県のウンム・マヤーズィン町近郊の街道で午前9時頃、ロシア軍憲兵隊のパトロール部隊を通過に合わせて、仕掛けられた手製の爆弾が爆発した。

爆発は車列の先頭車輌の前方で発生したため、ロシア軍兵士に被害はなかった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3074795109429891

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ダルアー県では、SANA(10月25日付)によると、県内各所に設置した和解センターでの元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者らが所持していた武器のシリア軍への引き渡しと社会復帰にかかる手続きを終了、これに合わせてダルアー市マハッタ地区の警察署に和解センターを新設、県内での今後の手続きを同センターで一括して行うことを決定した。

シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区で始まった和解プロセスは約55の市町村に及び、武器のシリア軍への引き渡しと社会復帰にかかる手続きを済ませた元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者は約6,200人に達した。

AFP, October 25, 2021、ANHA, October 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2021、Reuters, October 25, 2021、SANA, October 25, 2021、SOHR, October 25, 2021、October 26, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ダーナー市一帯、ザーウィヤ山地方のフライフィル村、ファッティーラ村、バイニーン村を砲撃(2021年10月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるダーナー市一帯、ザーウィヤ山地方のフライフィル村、ファッティーラ村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(イドリブ県6件、ラタキア県1件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を16件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3074423089467093

AFP, October 25, 2021、ANHA, October 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 25, 2021、Reuters, October 25, 2021、SANA, October 25, 2021、SOHR, October 25, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で284人、北・東シリア自治局支配地域で284人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で479人(2021年10月25日)

保健省は政府支配地域で新たに284人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者115人が完治し、13人が死亡したと発表した。

これにより、10月25日現在の支配地内での感染者数は計41,799人、うち死亡したのは2,517人、回復したのは25,831人となった。

SANA(10月25日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/630034648379616

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに150人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、12人が完治し、13人が死亡したと発表した。

これにより、10月25日現在の支配地内での感染者数は計34,110人、うち死亡したのは1,238人、回復したのは2,392人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性88人、女性62人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市14人、カーミシュリー市17人、マーリキーヤ(ダイリーク)市2人、アームーダー市6人、ダルバースィーヤ市19人、フール・キャンプ2人、アリーシャ・キャンプ1人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市1人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)8人、ラッカ県のラッカ市62人、ダイル・ザウル県19人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1712739045582692

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月25日に新たに479人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、212人が完治し、3人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡19人、イドリブ郡139人、ハーリム郡113人、アリーハー郡22人、アレッポ県スィムアーン山郡25人、ジャラーブルス郡6人、バーブ郡31人、アフリーン郡76人、アアザーズ郡48人。

これにより、同地での感染者数は計86,515人、うち死亡したのは1,696人、回復したのは49,785人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1695499867321564

AFP, October 25, 2021、ACU, October 25, 2021、ANHA, October 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2021、Reuters, October 25, 2021、SANA, October 25, 2021、SOHR, October 25, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構はラタキア県北東部でトルコ人ジハード主義者からなる「ジュンドッラー」摘発の準備を開始(2021年10月24日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が、イドリブ県西部に通じるトルコマン山地方の街道各所に設置されている検問所に治安要員を展開させ、「ジュンドッラー」(アッラーの兵)を名乗る武装グループに対する大規模摘発活動の準備を開始した。

「ジュンドッラー」は、トルコ人ジハード主義者が率いるグループで、メンバーもほとんどがトルコ人だという。

シャーム解放機構はこれまで再三にわたり、様々な容疑でこのグループに出廷を求めてきたが、いずれも拒否されていたという。

AFP, October 24, 2021、ANHA, October 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2021、Reuters, October 24, 2021、SANA, October 24, 2021、SOHR, October 24, 2021などをもとに作成。

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トルコ占領下のラッカ県でシリア国民軍の全部隊に招集がかけられ、トルコ軍部隊が戦闘員移送の準備を開始(2021年10月24日)

ラッカ県では、シリア人権監視団が複数筋の話をもとに発表したところによると、トルコ占領下の「平和の泉」地域で、シリア国民軍の全部隊に招集がかけられ、タッル・アブヤド市でトルコ軍部隊が戦闘員移送の準備を開始した。

一方、ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタブカ市で大きな爆発が発生した。

爆発の原因は不明。

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ハサカ県では、ANHA(10月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局)の支配下にあるタッル・シャンナーン村、ダルダーラ村を砲撃した。

AFP, October 24, 2021、ANHA, October 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2021、Reuters, October 24, 2021、SANA, October 24, 2021、SOHR, October 24, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がハマー県北東部、ダイル・ザウル県ビシュリー山でダーイシュに対して30回以上爆撃(2021年10月24日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハマー県北東部のイスリヤー村一帯、ラフジャーン村一帯、ダイル・ザウル県ビシュリー山でダーイシュ(イスラーム国)に対して30回以上の爆撃を実施した。

AFP, October 24, 2021、ANHA, October 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2021、Reuters, October 24, 2021、SANA, October 24, 2021、SOHR, October 24, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県イズラア市で元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者らが所持していた武器のシリア軍への引き渡しと社会復帰にかかる手続き開始(2021年10月24日)

ダルアー県では、SANA(10月24日付)によると、イズラア市に設置された和解センターで、同市、シャイフ・マスキーン市、ラジャート高原の村々の元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者らが所持していた武器のシリア軍への引き渡しと社会復帰にかかる手続きが開始され、数十人が手続きを済ませた。

また、マハッジャ町に設置された和解センターでも、同町、フィキーア村、アースィム村、マタッラ村、ザラーイル村、ジャドル村、スール村などで数十人が手続きを済ませた。

さらに、和解プロセスが完了したフラーク市およびその一帯にシリア軍部隊が展開し、爆発性戦争残存物(ERW)の撤去を行った。

AFP, October 24, 2021、ANHA, October 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2021、Reuters, October 24, 2021、SANA, October 24, 2021、SOHR, October 24, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県ジスル・シュグール市を爆撃、シリア軍がトルコ軍が展開するザーウィヤ山地方を砲撃、トルコ軍がシリア政府支配下のM5高速道路沿線を砲撃(2021年10月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるM4高速道路沿線のジスル・シュグール市の砂糖工場一帯、クファイル村一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍も、トルコ軍が各所に拠点を設置しているザーウィヤ山地方のカンスフラ村、スフーフン村、カフル・ウワイド村、ファッティーラ村一帯を砲撃した。

一方、「決戦」作戦司令室支配地各所に展開するトルコ軍部隊が、シリア政府の支配下にあるM5高速道路沿線のバービーラー村を砲撃した。

また、「決戦」作戦司令室はダーディーフ村近郊で自作の偵察用小型無人航空機(ドローン)1機を撃破した。

同監視団によると、トルコ軍は前日夜に、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市一帯に配置している部隊が戦闘態勢に入っていた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(イドリブ県2件、ラタキア県3件、アレッポ県1件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を14件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3073659906210078

AFP, October 24, 2021、ANHA, October 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 24, 2021、Reuters, October 24, 2021、SANA, October 24, 2021、SOHR, October 24, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で293人、北・東シリア自治局支配地域で317人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で576人(2021年10月24日)

保健省は政府支配地域で新たに293人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者110人が完治し、12人が死亡したと発表した。

これにより、10月24日現在の支配地内での感染者数は計41,515人、うち死亡したのは2,504人、回復したのは25,716人となった。

SANA(10月24日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに317人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、10月24日現在の支配地内での感染者数は計33,960人、うち死亡したのは1,224人、回復したのは2,380人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性183人、女性134人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市24人、カーミシュリー市29人、マーリキーヤ(ダイリーク)市16人、マアバダ(カルキールキー)町5人、アームーダー市8人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市48人、マンビジュ市43人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)20人、ラッカ県のラッカ市87人、タブカ市37人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1712152652307998

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月24日に新たに576人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、338人が完治し、7人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡29人、イドリブ郡146人、ハーリム郡159人、アリーハー郡26人、アレッポ県スィムアーン山郡26人、ジャラーブルス郡7人、バーブ郡19人、アフリーン郡88人、アアザーズ郡76人。

これにより、同地での感染者数は計86,036人、うち死亡したのは1,693人、回復したのは49,573人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1695284130676471

AFP, October 24, 2021、ACU, October 24, 2021、ANHA, October 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2021、Reuters, October 24, 2021、SANA, October 24, 2021、SOHR, October 24, 2021などをもとに作成。

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スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモにジャズィーラ地域教員連合のメンバーらが参加(2021年10月23日)

ハサカ県では、ANHA(10月23日付)によると、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場で北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が続けている座り込みデモにジャズィーラ地域教員連合のメンバーとダルバースィーヤ区の住民らが参加し、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体の引き渡しを求めた。

AFP, October 23, 2021、ANHA, October 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2021、Reuters, October 23, 2021、SANA, October 23, 2021、SOHR, October 23, 2021などをもとに作成。

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ジュヌード・シャームを率いるムスリム・アブー・ワリード・シーシャーニー氏はシャーム解放機構への対決姿勢を鮮明に(2021年10月23日)

チェチェン人やレバノン人戦闘員から構成されるジュヌード・シャームを率いるムスリム・アブー・ワリード・シーシャーニー氏はテレグラムを通じて音声声明を出し、シャーム解放機構への対決姿勢を鮮明に示した。

声明でのシーシャーニー氏の主な発言は以下の通り。

我々の隊列にダーイシュ(イスラーム国)のメンバーがいるとシャーム解放機構は吹聴しているが…、これは嘘で侮辱だ。
我々はシャーム解放機構との戦いをまったく望んでいない。我々はシャーム解放機構との紛争を避けるためにトルコマン山地方に退去した。
なぜ、シャーム解放機構はありもしない紛争を作ろうとするのだ。
我々は、シャーム解放機構が刑務所内の囚人に対して拷問や抑圧を行っていることを知っている…。我々が武器を引き渡すことはない。彼らの刑務所のなかではなく、誇りをもって死ぬことを選ぶ。

シャーム解放機構は6月、ジュヌード・シャームにイドリブ県から退去を要請していた。

AFP, October 24, 2021、Alsouria.net, October 24, 2021、ANHA, October 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2021、Reuters, October 24, 2021、SANA, October 24, 2021、SOHR, October 24, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュに対して20回の爆撃を実施(2021年10月23日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して20回の爆撃を実施した。

AFP, October 23, 2021、ANHA, October 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2021、Reuters, October 23, 2021、SANA, October 23, 2021、SOHR, October 23, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配地でアラブ系部族の名士が殺害される(2021年10月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジャズラト・ブーハミード村の街道で、バッカール部族の名士が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

この名士と一緒にいた兄弟でブーサーリフ部族長の男性も負傷した。

AFP, October 23, 2021、ANHA, October 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2021、Reuters, October 23, 2021、SANA, October 23, 2021、SOHR, October 23, 2021などをもとに作成。

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ダルアー県マハッジャ町で元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者らが所持していた武器のシリア軍への引き渡しと社会復帰にかかる手続きが開始(2021年10月23日)

ダルアー県では、SANA(10月23日付)によると、マハッジャ町に設置された和解センターで、同町、フィキーア村、アースィム村、マタッラ村、ザラーイル村、ジャドル村、スール村などラジャート高原の元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者らが所持していた武器のシリア軍への引き渡しと社会復帰にかかる手続きが開始された。

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一方、シリア人権監視団によると、シャイフ・サアド村でシリア軍兵士1人が正体不明の武装集団によって殺害された。

また、ムザイリーブ町でもシリア軍第4師団の兵士が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

タブリヤート村とタッル・シハーブ町を結ぶ街道でも住民1人が何者かに銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 23, 2021、ANHA, October 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2021、Reuters, October 23, 2021、SANA, October 23, 2021、SOHR, October 23, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市をドローンで爆撃、3人が死亡、4人が負傷(2021年10月23日)

アレッポ県では、ANHA(10月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

また、タッル・リフアト市では、前日にシリア政府支持者による抗議デモに続いて、民主統一党(PYD)支持者が、トルコによるシリア北部への占領と攻撃に抗議するデモが行われ、数千人が参加した。

一方、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市に対して、トルコ軍の無人航空機(ドローン)が爆撃を加えた。

爆撃は、アレッポ市とアイン・アラブ市を結ぶ街道上を移動中の民間の自動車を狙ったもので、住民3人が死亡した。


https://youtu.be/PG0eSysKSWw
https://youtu.be/sn0yEKSX8G8

シリア人権監視団によると、狙われたのは人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属部隊の車輌で、3人が死亡、4人が負傷した。

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ラッカ県では、ANHA(10月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村、フーシャーン村、M4高速道路沿線を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(10月23日付)、SANA(10月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・シャンナーン村、ダルダーラ村を砲撃した。

AFP, October 23, 2021、ANHA, October 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2021、Reuters, October 23, 2021、SANA, October 23, 2021、SOHR, October 23, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村一帯を爆撃、シリア軍と「決戦」作戦司令室の砲撃戦で死傷者(2021年10月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村一帯を爆撃した。

シリア軍もバーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=133614505674299&id=104403058595444

一方、トルコ軍は、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所から兵員輸送車、武器を積んだ貨物車輌など20輌からなる車列をシリア領内に新たに進入させた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるハッダーダ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡、複数が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるジューリーン村を砲撃し、女性1人を含む2人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるダーラ・イッザ市一帯、イルハーブ村を砲撃し、ダーラ・イッザ市一帯では子供2人と女性1人を含む4人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県6件、ラタキア県1件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を14件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3072903146285754

AFP, October 23, 2021、ANHA, October 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 23, 2021、Reuters, October 23, 2021、SANA, October 23, 2021、SOHR, October 23, 2021、October 24, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で300人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で130人(2021年10月23日)

保健省は政府支配地域で新たに300人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者102人が完治し、14人が死亡したと発表した。

これにより、10月23日現在の支配地内での感染者数は計41,222人、うち死亡したのは2,492人、回復したのは25,606人となった。

SANA(10月23日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/628745015175246

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月23日に新たに130人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、138人が完治し、9人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡1人、イドリブ郡24人、ハーリム郡21人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡3人、ジャラーブルス郡5人、バーブ郡0人、アフリーン郡40人、アアザーズ郡36人。

これにより、同地での感染者数は計85,460人、うち死亡したのは1,686人、回復したのは49,576人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1694566767414874

AFP, October 23, 2021、ACU, October 23, 2021、ANHA, October 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2021、Reuters, October 23, 2021、SANA, October 23, 2021、SOHR, October 23, 2021などをもとに作成。

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