イスラーム軍の拠点ダマスカス郊外県ドゥーマー市をシリア軍が砲撃(2016年12月21日)

ダマスカス郊外県では、ARA News(12月21日付)によると、シリア軍が、イスラーム軍の拠点都市ドゥーマー市各所を砲撃した。

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ヒムス県では、SANA(12月21日付)によると、シリア軍がザアフラーナ村、ラスタン市一帯、キースィーン村、タッルドゥー市、アブー・イッズ農場、タルビーサ市東部、サアン・アスワド村、ティールマアッラ村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(12月21日付)によると、シリア軍がヌアイマ村、ウンム・マヤーズィン町、西ガーリヤ村一帯、ダルアー市各所でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, December 21, 2016、AP, December 21, 2016、ARA News, December 21, 2016、Champress, December 21, 2016、al-Hayat, December 22, 2016、Iraqi News, December 21, 2016、Kull-na Shuraka’, December 21, 2016、al-Mada Press, December 21, 2016、Naharnet, December 21, 2016、NNA, December 21, 2016、Reuters, December 21, 2016、SANA, December 21, 2016、UPI, December 21, 2016などをもとに作成。

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ファトフ軍包囲下のイドリブ県フーア市、カファルヤー町から移送された負傷者・重篤患者らがシリア政府支配下の仮設住居センターに到着(2016年12月21日)

アレッポ県では、SANA(12月21日付)によると、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の包囲下にあるフーア市、カファルヤー町に留まっていた負傷者・重篤患者とその家族を乗せた旅客バス4輌および救急車輌2台がシリア政府支配下のアレッポ市郊外のジャッブーリーン村にある仮設居住センターに到着した。

SANA, December 21, 2016
SANA, December 21, 2016

一方、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部のザバディーヤ地区、マシュハド地区、サラーフッディーン地区、アンサーリー地区では、戦闘員とその家族が20台の旅客バスに分乗し、アレッポ市南西部のラーシディーン地区に退去した。

AFP, December 21, 2016、AP, December 21, 2016、ARA News, December 21, 2016、Champress, December 21, 2016、al-Hayat, December 22, 2016、Iraqi News, December 21, 2016、Kull-na Shuraka’, December 21, 2016、al-Mada Press, December 21, 2016、Naharnet, December 21, 2016、NNA, December 21, 2016、Reuters, December 21, 2016、SANA, December 21, 2016、UPI, December 21, 2016などをもとに作成。

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悪天候で中断していたアレッポ市東部からの反体制武装集団戦闘員とその家族の退去が再開(2016年12月21日)

アレッポ県では、『ハヤート』(12月22日付)が国連高官の話として伝えたところによると、20日に悪天候を理由に中断していたアレッポ市東部からの反体制武装集団戦闘員とその家族の退去作業が再開した。

移送作業を支援する医療チームのアフマド・ダビース氏がAFP(12月21日付)に明らかにしたところによると、大型バス2輌と救急車輌3台が、約150人を反体制武装集団の支配地域に搬送したという。

また、大型旅客バス31輌と個人所有の乗用車約10台が21日の搬送作業を行ったという。

AFP, December 21, 2016、AP, December 21, 2016、ARA News, December 21, 2016、Champress, December 21, 2016、al-Hayat, December 22, 2016、Iraqi News, December 21, 2016、Kull-na Shuraka’, December 21, 2016、al-Mada Press, December 21, 2016、Naharnet, December 21, 2016、NNA, December 21, 2016、Reuters, December 21, 2016、SANA, December 21, 2016、UPI, December 21, 2016などをもとに作成。

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ヒムス県、ハマー県でシリア軍と反体制武装集団の戦闘続く(2016年12月20日)

ヒムス県では、シャームプレス(12月20日付)によると、シリア軍がアイン・フサイン村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ハマー県では、ARA News(12月20日付)によると、反体制武装集団がマアッルダス村・スーラーン市間の街道でシリア軍車列を攻撃した。

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ダマスカス郊外県では、シャームプレス(12月20日付)によると、ヤルダー市郊外でイスラーム軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

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ダルアー県では、SANA(12月20日付)によると、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団が、ダルアー市サビール地区、マハッタ地区を砲撃し、女性8人を含む10人が負傷した。

AFP, December 20, 2016、AP, December 20, 2016、ARA News, December 20, 2016、Champress, December 20, 2016、al-Hayat, December 21, 2016、Iraqi News, December 20, 2016、Kull-na Shuraka’, December 20, 2016、al-Mada Press, December 20, 2016、Naharnet, December 20, 2016、NNA, December 20, 2016、Reuters, December 20, 2016、SANA, December 20, 2016、UPI, December 20, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はこれまでにラッカ市北西部の97ヵ村をダーイシュから奪取したと発表(2016年12月20日)

ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の「ユーフラテスの怒り」作戦司令室は声明を出し、ラッカ市北西部での戦闘でこれまでに97ヵ村をダーイシュ(イスラーム国)から奪取したと発表した。

また、ARA News(12月20日付)によると、シリア民主軍がラッカ市郊外のジャアバル村およびジャアバル城一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, December 20, 2016、AP, December 20, 2016、ARA News, December 20, 2016、Champress, December 20, 2016、al-Hayat, December 21, 2016、Iraqi News, December 20, 2016、Kull-na Shuraka’, December 20, 2016、al-Mada Press, December 20, 2016、Naharnet, December 20, 2016、NNA, December 20, 2016、Reuters, December 20, 2016、SANA, December 20, 2016、UPI, December 20, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュはタドムル市でシリア軍兵士2人を拘束(2016年12月20日)

ヒムス県では、アアマーク通信(12月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市内に潜伏していたシリア軍兵士2人を拘束した。

AFP, December 20, 2016、AP, December 20, 2016、ARA News, December 20, 2016、Champress, December 20, 2016、al-Hayat, December 21, 2016、Iraqi News, December 20, 2016、Kull-na Shuraka’, December 20, 2016、al-Mada Press, December 20, 2016、Naharnet, December 20, 2016、NNA, December 20, 2016、Reuters, December 20, 2016、SANA, December 20, 2016、UPI, December 20, 2016などをもとに作成。

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イドリブ県フーア市、カファルヤー町からの負傷者・重篤患者およびその家族の移送作業も順調に進む(2016年12月20日)

イドリブ県では、赤十字国際委員会によると、アル=カーイダ系組織シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の包囲を受けるフーア市、カファルヤー町からの負傷者・重篤患者、そしてその家族ら750人の退去が完了した。

トルコの仲介によって成立したロシア、イラン、反体制武装集団の合意では、4,000人をフーア市、カファルヤー町から退去させることになっている。

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一方、SANA(12月20日付)によると、18日に負傷者・重篤患者らを移送するため、イドリブ県フーア市、カファルヤー町に向かっていた旅客バスが反体制武装集団の焼き討ちにあった事件に関して、焼き討ちに遭ったバスのドライバー21人が、シリア赤新月社の仲介によりシリア政府側に引き渡された。

ドライバーの多くは負傷しており、また2人は遺体での帰宅となった。

Kull-na Shuraka', December 20, 2016
Kull-na Shuraka’, December 20, 2016

AFP, December 20, 2016、AP, December 20, 2016、ARA News, December 20, 2016、Champress, December 20, 2016、al-Hayat, December 21, 2016、Iraqi News, December 20, 2016、Kull-na Shuraka’, December 20, 2016、al-Mada Press, December 20, 2016、Naharnet, December 20, 2016、NNA, December 20, 2016、Reuters, December 20, 2016、SANA, December 20, 2016、UPI, December 20, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部からの反体制武装集団戦闘員とその家族の退去が最終段階に入り、シリア軍は同地に残留する退去希望者に拡声器で退去を呼びかける(2016年12月20日)

アレッポ県では、AFP(12月20日付)によると、反体制武装集団とその家族の退去作業が最終段階に入ったアレッポ市東部で、シリア軍が拡声器で、退去を希望する戦闘員と市民に退去を呼びかけた。

赤十字国際委員会の推計によると、12月15日以降、アレッポ市東部から約2万5,000人が、シリア政府の用意した旅客バスで同地から退去し、アル=カーイダ系組織シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の支配地域(アレッポ県西部、イドリブ県)に移送されたという。

また、同委員会がAFP(12月20日付)に明らかにしたところによると、アレッポ市東部には、数千人が退去を希望し、待機しているという。

一方、『ハヤート』(12月22日付)によると、アレッポ市東部からの反体制武装集団戦闘員とその家族の退去作業が悪天候により中止された。

アレッポ市一帯を襲った寒波と降雪で、予定されていた旅客バス60輌の東部への進入が見送られたのが中断の理由。

しかし、SANA(12月20日付)は、反体制武装集団内の対立や旅客バスの受け入れ阻止などで、アレッポ市東部(ザバディーヤ地区、マシュハド地区、サラーフッディーン地区、アンサーリー地区)からの反体制武装集団戦闘員およびその家族の退去作業の最終段階に遅れが生じていると報じた。

20日は、イドリブ県フーア市、カファルヤー町から旅客バス8輌が負傷者・重篤患者らを搬送するとともに、アレッポ市東部から62輌のバスが戦闘員とその家族を移送する予定だったが、フーア市、カファルヤー町からの搬送が妨害を受け、アレッポ市東部の退去プロセスにも遅れが出たという。

また19日に引き続き、アレッポ市東部から反体制武装集団戦闘員とともに旅客バスでアレッポ県西部・イドリブ県方面に移送されようとしていた住民数十人(複数世帯)が、アレッポ市南西部のラームーサ橋(ラームーサ地区)一帯に展開するシリア軍拠点の近くで、バスから脱出し、シリア軍に保護された。

SANA, December 20, 2016
SANA, December 20, 2016

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一方、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、ツイッターの自身のアカウントで、3万7,500人が退去したと発表、20日中に退去作業が完了するとの見通しを示した。

また、アナトリア通信(12月20日付)によると、トルコ政府は声明で、これまでにアレッポ市東部を退去した負傷者148人(うち子供58人)のハタイ県内に移送され、64人が県内の病院に入院、また13人が治療を終え退院、8人が治療の甲斐もなく死亡したと発表した。

AFP, December 20, 2016、AP, December 20, 2016、ARA News, December 20, 2016、Champress, December 20, 2016、al-Hayat, December 21, 2016、December 22, 2016、Iraqi News, December 20, 2016、Kull-na Shuraka’, December 20, 2016、al-Mada Press, December 20, 2016、Naharnet, December 20, 2016、NNA, December 20, 2016、Reuters, December 20, 2016、SANA, December 20, 2016、UPI, December 20, 2016などをもとに作成。

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バーブ市(アレッポ県)一帯でのダーイシュとの戦闘でトルコ軍兵士1人死亡(2016年12月19日)

アレッポ県では、トルコ軍によると、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市一帯での戦闘に参加していたトルコ軍兵士1人が戦死した。

また、ARA News(12月19日付)によると、トルコ軍戦闘機はバーブ市一帯のダーイシュ拠点を集中的に空爆した。

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はロジャヴァ支配下のアイン・アラブ市、アフリーン市一帯を砲撃(2016年12月19日)

アレッポ県では、ARA News(12月19日付)によると、トルコ軍が、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市郊外のヤービサ村、クーラーン村、タッル・ハンダラ村、クーラタク村の民家や人民防衛隊の拠点に対して砲撃を加えた。

また、県北西部のアフリーン市郊外のバーシャムラ村を、トルコ軍の支援を受けた反体制武装集団が砲撃した。

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市北西部の5カ村をダーイシュから新たに奪取し、ユーフラテス川左岸に到達(2016年12月19日)

ラッカ県では、ARA News(12月19日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ県北西部で、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ハニーヤ村、ビール・ザーヒル村、カルワーン村、ビール・ザーイド村、トゥワイヒナ村を新たに制圧し、ラッカ市東方のユーフラテス川左岸に到達した。

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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ダルアー県では、ダーイシュ系組織と戦う反体制武装集団の砲撃で住民6人が死亡(2016年12月19日)

ダルアー県では、ARA News(12月19日付)によると、ヤルムーク川流域一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍に対する反体制武装集団が撃った迫撃砲がシャジャラ村に着弾し、住民6人が死亡した。

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュはタドムル市郊外のタイフール航空基地近くでシリア軍ヘリコプターを撃墜(2016年12月19日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(12月19日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタイフール航空基地近くでシリア軍ヘリコプターを撃墜、乗っていたハドル・フサイン少将が死亡した。

一方、SANA(12月19日付)によると、シリア軍がタドムル市南西部のシャリーファ村をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

Kull-na Shuraka’, December 19, 2016
Kull-na Shuraka’, December 19, 2016

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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ヒムス県、ハマー県でシリア軍と反体制武装集団の戦闘続く(2016年12月19日)

ヒムス県では、SANA(12月19日付)によると、シリア軍がティールマアッラ村、ガントゥー市、アブー・イッズ農場、イッズッディーン村、フーシュ・ハッジュー村、タッルドゥー市でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ハマー県では、ARA News(12月19日付)によると、アジュナード・シャーム・イスラーム連合がマアーン市郊外のシリア軍拠点に対して自爆攻撃を行い、シリア軍兵士10人が死亡した。

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部、イドリブ県フーア市、カファルヤー町からの退去作業と並行して、ダマスカス郊外県ザバダーニー市、マダーヤー町からのシャーム自由人イスラーム運動、シャーム・ファトフ戦線の戦闘員らの退去の準備本格化(2016年12月19日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市東部、イドリブ県フーア市、カファルヤー町からの戦闘員、負傷者・重篤患者およびその家族の退去と並行して、シリア軍とヒズブッラーが包囲を続けてきたザバダーニー市、マダーヤー町からの戦闘員および家族の退去に向けた準備が本格化した。

同監視団によると、退去プロセスは、ザバダーニー市、マダーヤー町で籠城を続ける反体制武装集団内における最大勢力のアル=カーイダ系組織シャーム自由人イスラーム運動がイニシアチブを握り、イドリブ県を支配下に置くファトフ軍(シャーム自由人イスラーム運動、シャーム・ファトフ戦線など)と連絡調整を行っているという。

ザバダーニー市、マダーヤー町で籠城を続けてきた戦闘員は、600~650人におよび、そのうちの300人がシャーム自由人イスラーム運動、200人がシャーム・ファトフ戦線、残る100~150人がそれ以外の組織(ハムザ・ビン・アブドゥルムトリブ大隊など)の戦闘員だという。

退去プロセスでは、この戦闘員600~650人とその家族ら1,500人がイドリブ県方面に向かう予定。

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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イドリブ県フーア市、カファルヤー町から負傷者・重篤患者ら700人がシリア政府支配下のアレッポ市郊外に到着(2016年12月19日)

イドリブ県では、SANA(12月19日付)によると、アル=カーイダ系のシャーム・ファトフ戦線やシャーム自由人イスラーム運動が主導するファトフ軍の包囲を受けるフーア市、カファルヤー町に留まっていた負傷者・重篤患者ら700人以上が、シリア政府が用意した旅客バス10台に分乗し、アレッポ市郊外のジブリーン村にある仮設居住センターに移送された。

SANA, December 19, 2016
SANA, December 19, 2016

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部からの退去途中にイラン人民兵によって拘束されていた約500人が解放される(2016年12月19日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(12月19日付)によると、アレッポ市東部からの退去途中にラームーサ通行所近くでイラン人民兵組織に拉致されていたとされる市民や戦闘員約500人が解放され、彼らを乗せたバスがアレッポ市西部のラーシディーン地区に到着した。

Kull-na Shuraka', December 19, 2016
Kull-na Shuraka’, December 19, 2016
Kull-na Shuraka', December 19, 2016
Kull-na Shuraka’, December 19, 2016

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部から旅客バスで移送されようとしていた住民数十人が、退去を拒みバスから脱出(2016年12月19日)

アレッポ県では、SANA(12月19日付)によると、アレッポ市東部から反体制武装集団戦闘員とともに旅客バスでアレッポ県西部・イドリブ県方面に移送されようとしていた住民数十人(複数世帯)が、アレッポ市南西部のラームーサ橋(ラームーサ地区)一帯に展開するシリア軍拠点の近くで、バスから脱出し、シリア軍に保護された。

SANA, December 19, 2016
SANA, December 19, 2016

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部からの反体制武装集団戦闘員とその家族の退去が再開、約3,000人がファトフ軍支配地域へ移送(2016年12月19日)

アレッポ県では、SANA(12月19日付)によると、イドリブ県フーア市、カファルヤー町からの負傷者・重篤患者らの移送と時を同じくするかたちで、アレッポ市東部(ザバディーヤ地区、サラーフッディーン地区、マシュハド地区、アンサーリー地区)から反体制武装集団戦闘員とその家族らを乗せた旅客バス51輌が、ラームーサー通行所を経由して、アル=カーイダ系のシャーム・ファトフ戦線やシャーム自由人イスラーム運動が主導するファトフ軍支配地域に入った。

なお、SANA特派員によると、今回の退去では4,370人がアレッポ市東部から移送される予定だという。

また、『ハヤート』(12月20日付)によると、18日深夜から20日午前までに、約3,000人の退去が完了したという。

al-Hayat, December 20, 2016
al-Hayat, December 20, 2016
SANA, December 19, 2016
SANA, December 19, 2016

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がバーブ市郊外の1カ村をダーイシュから奪取(2016年12月18日)

アレッポ県では、ARA News(12月18日付)によると、トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がバーブ市郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、マクリー村およびその一帯の丘陵地帯を制圧した。


AFP, December 18, 2016、AP, December 18, 2016、ARA News, December 18, 2016、Champress, December 18, 2016、al-Hayat, December 19, 2016、Iraqi News, December 18, 2016、Kull-na Shuraka’, December 18, 2016、al-Mada Press, December 18, 2016、Naharnet, December 18, 2016、NNA, December 18, 2016、Reuters, December 18, 2016、SANA, December 18, 2016、UPI, December 18, 2016などをもとに作成。

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アレッポ県、イドリブ県で活動するアル=カーイダ系組織を含むジハード主義武装集団と「穏健な反体制派」が、シャーム・ファトフ戦線指導者のジャウラーニー氏の指揮のもと「シリア・イスラーム委員会」として近く統合か(2016年12月18日)

アラビー21(12月17日付)は、複数の匿名消息筋の話として、アレッポ県、そしてイドリブ県で活動するアル=カーイダ系組織を含むジハード主義武装集団と「穏健な反体制派」と目される武装集団が、統一組織を結成することで合意したと発表した。

新たに結成される統一組織は、「シリア・イスラーム委員会」を名乗り、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、非アル=カーイダ系のイスラーム軍、シャーム軍団、「穏健な反体制派」と目されるヌールッディーン・ザンキー運動、シャーム戦線、「命じられるまま正しく進め」連合、アンサールッディーン戦線などからなるという。

同消息筋によると、最高司令官には、シャーム・ファトフ戦線の指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏が、また意思決定機関である諮問評議会の議長にはヌールッディーン・ザンキー運動の司令官のタウフィーク・シハーブッディーン氏が就任する見込みだという。

また、ファトフ軍のカーディー(法官)であるアブドゥッラッザーク・マフディー氏はアラビー21に対し、反体制派は近く統一を宣言する声明を発表すると述べた。

Kull-na Shuraka’, December 18, 2016
Kull-na Shuraka’, December 18, 2016

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一方、ドゥラル・シャーミーヤ(12月18日付)は、シリア・イスラーム委員会結成をめぐる動きに関して、ファトフ軍所属組織と「穏健な反体制派」合わせて14組織が統合をめざしているとしたうえで、シャーム・ファトフ戦線が、ジャウラーニーを最高司令官に任命するよう主張していることが、それ以外の武装集団と軋轢を深めている、と伝えた。

AFP, December 18, 2016、AP, December 18, 2016、ARA News, December 18, 2016、Arabi 21, December 18, 2016、Champress, December 18, 2016、al-Durar al-Shamiya, December 18, 2016、al-Hayat, December 19, 2016、Iraqi News, December 18, 2016、Kull-na Shuraka’, December 18, 2016、al-Mada Press, December 18, 2016、Naharnet, December 18, 2016、NNA, December 18, 2016、Reuters, December 18, 2016、SANA, December 18, 2016、UPI, December 18, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はヒムス県東部タドムル市一帯でダーイシュとの戦闘を続ける(2016年12月18日)

ヒムス県では、SANA(12月18日付)によると、シリア軍がタドムル市一帯(アブー・カッラ・ダム一帯など)でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

シリア軍はまた、ダブール村、バーリダ地区一帯などでダーイシュと交戦した。

AFP, December 18, 2016、AP, December 18, 2016、ARA News, December 18, 2016、Champress, December 18, 2016、al-Hayat, December 19, 2016、Iraqi News, December 18, 2016、Kull-na Shuraka’, December 18, 2016、al-Mada Press, December 18, 2016、Naharnet, December 18, 2016、NNA, December 18, 2016、Reuters, December 18, 2016、SANA, December 18, 2016、UPI, December 18, 2016などをもとに作成。

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クナイトラ県でシリア革命家戦線に所属するイスラームの剣旅団の司令官暗殺(2016年12月18日)

クナイトラ県では、クッルナー・シュラカー(12月18日付)によると、シリア革命家戦線に所属するイスラームの剣旅団の司令官が乗った車がイッシャ村で武装集団の襲撃を受け、乗っていた司令官が暗殺された。

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ヒムス県では、ARA News(12月18日付)によると、シリア軍はハウラ地方を砲撃した。

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ハマー県では、SANA(12月18日付)によると、シリア軍がヒルバト・ナークース村でシャーム・ファトフ戦線と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(12月18日付)によると、シリア軍はダルアー市バジャービジャ地区、ダム街道地区、難民キャンプ地区でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。


AFP, December 18, 2016、AP, December 18, 2016、ARA News, December 18, 2016、Champress, December 18, 2016、al-Hayat, December 19, 2016、Iraqi News, December 18, 2016、Kull-na Shuraka’, December 18, 2016、al-Mada Press, December 18, 2016、Naharnet, December 18, 2016、NNA, December 18, 2016、Reuters, December 18, 2016、SANA, December 18, 2016、UPI, December 18, 2016などをもとに作成。

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「タウヒード中隊のムジャーヒディーン」を名乗る無名の集団がフーア市・カファルヤー町近郊でのバス焼き討ちの犯行を認める声明を発表(2016年12月18日)

イドリブ県フーア市、カファルヤー町近郊で、負傷者・重篤患者とその家族を移送するために派遣されたシリア政府側の旅客バスを、シャーム・ファトフ戦線と思われる反体制武装集団が焼き討ちにした事件に関して、「タウヒード中隊のムジャーヒディーン」を名乗る無名の集団が声明を出し、犯行を認めた。

「タウヒード中隊のムジャーヒディーン」を名乗る集団が声明を出すのは今回が初めて。

「タウヒード中隊のムジャーヒディーン」は声明のなかで、アレッポ市東部からの戦闘員およびその家族の退去に応じた反体制武装集団を「地域の諸派による裏切りであり政権への譲歩」と非難し、「仲裁と停戦によって退去するすべてのラーフィディーン(シーア派)を標的とする」と脅迫した。

ARA News, December 18, 2016
ARA News, December 18, 2016

AFP, December 18, 2016、AP, December 18, 2016、ARA News, December 18, 2016、Champress, December 18, 2016、al-Hayat, December 19, 2016、Iraqi News, December 18, 2016、Kull-na Shuraka’, December 18, 2016、al-Mada Press, December 18, 2016、Naharnet, December 18, 2016、NNA, December 18, 2016、Reuters, December 18, 2016、SANA, December 18, 2016、UPI, December 18, 2016などをもとに作成。

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シリア・イスラーム評議会もフーア市・カファルヤー町近郊でのバス焼き討ちを「ハラーム」と厳しく非難(2016年12月18日)

シリア・イスラーム評議会は声明を出し、イドリブ県フーア市、カファルヤー町近郊で、負傷者・重篤患者とその家族を移送するために派遣されたシリア政府側の旅客バスを、シャーム・ファトフ戦線と思われる反体制武装集団が焼き討ちにした事件に関して、イランの蛮行を非難したうえで、アレッポ市東部に留め置かれている数万の人々を飢えと寒さに晒す行為で「ハラーム」にあたる、と厳しく非難した。

Kull-na Shuraka', December 18, 2016
Kull-na Shuraka’, December 18, 2016

AFP, December 18, 2016、AP, December 18, 2016、ARA News, December 18, 2016、Champress, December 18, 2016、al-Hayat, December 19, 2016、Iraqi News, December 18, 2016、Kull-na Shuraka’, December 18, 2016、al-Mada Press, December 18, 2016、Naharnet, December 18, 2016、NNA, December 18, 2016、Reuters, December 18, 2016、SANA, December 18, 2016、UPI, December 18, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部で敗北したアレッポ・ファトフ軍作戦司令室所属組織はフーア市・カファルヤー町近郊でのバス焼き討ちを「革命に対する犯罪行為」と厳しく非難(2016年12月18日)

アレッポ市東部での戦闘に敗北したアレッポ・ファトフ軍作戦司令室所属組織(シャーム自由人イスラーム運動、ヌールッディーン・ザンキー運動、シャーム戦線など)を中心とする反体制武装集団は共同声明を出し、イドリブ県フーア市、カファルヤー町近郊で、負傷者・重篤患者とその家族を移送するために派遣されたシリア政府側の旅客バスを、シャーム・ファトフ戦線と思われる反体制武装集団が焼き討ちにした事件に関して、「シリア革命に対する犯罪行為」と厳しく非難し、「こうした行為を止めさせ、必要な措置を講じるよう関係当局に要請」した。

AFP, December 18, 2016、AP, December 18, 2016、ARA News, December 18, 2016、Champress, December 18, 2016、al-Hayat, December 19, 2016、Iraqi News, December 18, 2016、Kull-na Shuraka’, December 18, 2016、al-Mada Press, December 18, 2016、Naharnet, December 18, 2016、NNA, December 18, 2016、Reuters, December 18, 2016、SANA, December 18, 2016、UPI, December 18, 2016などをもとに作成。

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ファトフ軍支配下のイドリブ県で包囲を受けるシリア政府支配地域(フーア市、カファルヤー町)から負傷者・重篤患者およびその家族を移送するため現地に向かっていたバスがシャーム・ファトフ戦線と思われる武装集団の焼き討ちに遭う(2016年12月18日)

イドリブ県では、『ハヤート』(12月19日付)、SANA(12月18日付)などによると、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の包囲を受けているフーア市、カファルヤー町(住民のほとんどはシーア派)に、負傷者・重篤患者とその家族を移送するために向かっていた旅客バスの車列が何者かの襲撃を受け、バス5輌が焼き討ちに遭った。

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これに関して、SANA(12月17日付)は、反体制武装集団(アレッポ軍、ファトフ軍)を主導するシャーム・ファトフ戦線とシャーム自由人イスラーム運動が車列を攻撃し、バスを焼き討ちにしたと報じた(https://youtu.be/260brra8V-4)。

SANA, December 18, 2016
SANA, December 18, 2016

SANA(12月17日付)によると、反体制武装集団は16日にも、フーア市、カファルヤー町に向かうバスを襲撃、これによって運転手1人が死亡しているという。

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一方、シリア人権監視団は、襲撃がシャーム・ファトフ戦線によるものだとしたうえで、アレッポ市東部、フーア市、カファルヤー町からの戦闘員・負傷者・重篤患者および家族の移送に関して、シャーム・ファトフ戦線とシャーム自由人イスラーム運動が対立していると発表した。

AFP, December 18, 2016、AP, December 18, 2016、ARA News, December 18, 2016、Champress, December 18, 2016、al-Hayat, December 19, 2016、Iraqi News, December 18, 2016、Kull-na Shuraka’, December 18, 2016、al-Mada Press, December 18, 2016、Naharnet, December 18, 2016、NNA, December 18, 2016、Reuters, December 18, 2016、SANA, December 18, 2016、UPI, December 18, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部、イドリブ県フーア市・カラフヤー町、ダマスカス郊外県ザバダーニー市・マダーヤー町からの戦闘員・負傷者・重篤患者・家族の移送に関するロシア、イラン、反体制派の合意内容(2016年12月18日)

クッルナー・シュラカー(12月18日付)などは、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の幹部筋の話として、アレッポ市東部、イドリブ県フーア市・カラフヤー町、ダマスカス郊外県ザバダーニー市・マダーヤー町からの戦闘員・負傷者・重篤患者・家族の移送に関するロシア、イラン、反体制派の合意内容について明らかにした。

それによると、合意は、①フーア市から1,250人の負傷者・重篤患者および家族を移送したうえで、アレッポ市東部で留まっている退去希望者(戦闘員とその家族)の半数を退去させる、②カファルヤー町から1,250人を移送させたうえで、アレッポ市東部から残りの半数を退去させる、 ③フーア市、カファルヤー町から1,500人を移送したうえで、シリア軍とヒズブッラーが包囲するダマスカス郊外県マダーヤー町、ザバダーニー市から反体制武装集団戦闘員およびその家族1,500人を退去させる、という3段階からなっているという。

AFP, December 18, 2016、AP, December 18, 2016、ARA News, December 18, 2016、Champress, December 18, 2016、al-Hayat, December 19, 2016、Iraqi News, December 18, 2016、Kull-na Shuraka’, December 18, 2016、al-Mada Press, December 18, 2016、Naharnet, December 18, 2016、NNA, December 18, 2016、Reuters, December 18, 2016、SANA, December 18, 2016、UPI, December 18, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュがアレッポ県バーブ市で反転攻勢、トルコ軍兵士1人が死亡(2016年12月17日)

アナトリア通信(12月17日付)は、「ユーフラテスの盾」作戦を続行するハワール・キリス作戦司令室を支援するトルコ軍の兵士が16日、アレッポ県におけるダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市一帯での戦闘で重傷を負い、搬送先のガジアンテップの病院で死亡した、と伝えた。

なお、これに先立ちアアマーク通信(12月16日付)は、バーブ市西部でトルコ軍戦車、装甲車を攻撃、破壊する映像(https://youtu.be/AnMvfdw0a9A)を公開していた。

Youtube, December 17, 2016
Youtube, December 17, 2016

 

AFP, December 17, 2016、Anadolu Ajansı, December 17, 2016、AP, December 17, 2016、ARA News, December 17, 2016、Champress, December 17, 2016、al-Hayat, December 18, 2016、Iraqi News, December 17, 2016、Kull-na Shuraka’, December 17, 2016、al-Mada Press, December 17, 2016、Naharnet, December 17, 2016、NNA, December 17, 2016、Reuters, December 17, 2016、SANA, December 17, 2016、UPI, December 17, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市北西部でダーイシュから5カ村を奪取(2016年12月17日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市北西部郊外で米主導の有志連合の航空支援を受けて、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

ARA News(12月17日付)によると、シリア民主軍はこの戦闘で、北ブルーサンジャール村、南ブルーサンジャール村、サブハー村、アブー・ジャッラート村、ハーッジー・スライマーン村をダーイシュより奪取した。

AFP, December 17, 2016、AP, December 17, 2016、ARA News, December 17, 2016、Champress, December 17, 2016、al-Hayat, December 18, 2016、Iraqi News, December 17, 2016、Kull-na Shuraka’, December 17, 2016、al-Mada Press, December 17, 2016、Naharnet, December 17, 2016、NNA, December 17, 2016、Reuters, December 17, 2016、SANA, December 17, 2016、UPI, December 17, 2016などをもとに作成。

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