トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団はアレッポ県北部(バーブ市北部)でダーイシュから6カ村を奪取(2016年11月12日)

アレッポ県では、『ハヤート』(11月13日付)、クッルナー・シュラカー(11月12日付)によると、トルコ軍の支援を受け「ユーフラテスの盾」作戦を続行する反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、バーブ市北部のアウン村、ハッジ・クーサー村、ハリーサ村、バスラジャ村、アクダーシュ村、シュハイブ村を制圧した。

AFP, November 12, 2016、AP, November 12, 2016、ARA News, November 12, 2016、Champress, November 12, 2016、al-Hayat, November 13, 2016、Iraqi News, November 12, 2016、Kull-na Shuraka’, November 12, 2016、al-Mada Press, November 12, 2016、Naharnet, November 12, 2016、NNA, November 12, 2016、Reuters, November 12, 2016、SANA, November 12, 2016、UPI, November 12, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はヒムス県東部などでダーイシュと交戦(2016年11月12日)

ヒムス県では、SANA(11月12日付)によると、シリア軍がカルヤタイン・ダム東部一帯、西ハブラ村、東ハブラ村、ムシャイリファ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

**

スワイダー県では、SANA(11月12日付)によると、シリア軍がバヤーディル地区で、ダーイシュ(イスラーム国)の車輌(燃料トレーラー)を攻撃した。

**

ダイル・ザウル県では、ARA News(11月12日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市工業地区に進攻、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

**

ダルアー県では、ARA News(11月12日付)によると、南部戦線に所属する武装集団が、ヤルムーク川流域にあるハーリド・ブン・ワリード軍(ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓う)の拠点を砲撃した。

AFP, November 12, 2016、AP, November 12, 2016、ARA News, November 12, 2016、Champress, November 12, 2016、al-Hayat, November 13, 2016、Iraqi News, November 12, 2016、Kull-na Shuraka’, November 12, 2016、al-Mada Press, November 12, 2016、Naharnet, November 12, 2016、NNA, November 12, 2016、Reuters, November 12, 2016、SANA, November 12, 2016、UPI, November 12, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はアレッポ市西部のダーヒヤト・アサド地区の治安と安定を回復するとともに、また同地に近いダンボール工場、オフィス街一帯をファトフ軍との戦闘の末に完全制圧(2016年11月12日)

アレッポ県では、SANA(11月12日付)、シリア人権監視団、クッルナー・シュラカー(11月12日付)によると、シリア軍が予備防衛部隊とともに、アレッポ市南西部一帯でファトフ軍と交戦し、ダーヒヤト・アサド地区の治安と安定を回復、また同地に近いダンボール工場、オフィス街一帯を完全制圧した。

シリア軍はまた、アレッポ市ラーシディーン地区(第4、5区)、カフルハラブ村、ハーン・アサル村で反体制武装集団の拠点を攻撃した。

『ハヤート』(11月13日付)によると、これにより、シリア軍および親政権武装勢力は、ファトフ軍が10月末に開始した「アレッポ血戦」(「スンナの民の戦い」、「アブー・ウマル・サラーキブの戦い」)で獲得したアレッポ市南西部一帯の地域のほぼすべてを奪還した。

なお、シリア人権監視団によると、ファトフ軍がアレッポ市南西部での構成を再開した10月28日以降、外国人戦闘員や自爆戦闘員を含む反体制武装集団戦闘員215人が死亡、またアレッポ市西部に対する彼らの砲撃により約100人の民間人が死亡したという。

一方、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がバシュカーティーン村、ダーラト・イッザ市、カフルハムラ村を空爆、シリア軍がアレッポ市ラーシディーン地区郊外一帯で反体制武装集団と交戦した。

これに対して、反体制武装集団は、アレッポ市フルカーン地区一帯、アレッポ大学一帯、アアザミーヤ地区、スライマーニーヤ地区を砲撃し、女性2人を含む3人が死亡した。

SANA(11月12日付)もに、反体制武装集団がアレッポ市スライマーニーヤ地区を砲撃し、女性2人を含む3人が死亡、9人が負傷したと報じた。

SANA, November 12, 2016
SANA, November 12, 2016
SANA, November 12, 2016
SANA, November 12, 2016

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアルバイン市を空爆し、7人が負傷した。

またシリア軍がハーン・シャイフ・キャンプ各所を砲撃、ヘリコプターも同地を「樽爆弾」で空爆した。

クッルナー・シュラカー(11月12日付)によると、シリア軍ヘリコプターはハーン・シャイフ・キャンプ一帯の空爆でナパーム弾を使用したという。

一方、ARA News(11月12日付)によると、ジスリーン町・ムハンマディーヤ町間で、シリア軍と反体制武装集団が交戦した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハルマーシュ村近郊の避難民キャンプ一帯、ハーン・シャイフ市郊外を砲撃した。

また戦闘機(所属明示せず)がアルマナーズ村、カフルタハーリーム町、ビンニシュ市、ハーン・シャイフ市を空爆し、子供1人と女性1人を含む3人が死亡した。

一方、SANA(11月12日付)によると、シリア軍がビンニシュ市、アルマナーズ市でファトフ軍を主導するシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を空爆した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がサルハブ市を砲撃、これに対して戦闘機(所属明示せず)はカフルズィーター市、ムーリク市周辺の農地、マフカル村などを空爆した。

一方、SANA(11月12日付)によると、シリア軍がカーヒラ村にあるファトフ軍を掌握、またムーリク市、ラハーヤー村、タイバト・イマーム市、ブワイダ村、マサースィナ村、ナースィリーヤ丘、スーラーン市北部、ラターミナ町、カフルズィーター市でファトフ軍拠点を空爆した。

**

ヒムス県では、SANA(11月12日付)によると、シリア軍がガントゥー市、サアン・アスワド村、タルビーサ市、ガジャル村、タッルドゥー市でシャーム・ファトフ戦線の拠点を攻撃した。

**

クナイトラ県では、SANA(11月12日付)によると、シリア軍がカブア・ハムリーヤ丘、サイード・バドリーヤ丘一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ダルアー県では、SANA(11月12日付)によると、シリア軍がウンム・アウサジュ村(クナイトラ県)東部一帯、ダルアー市避難民キャンプ一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, November 12, 2016、AP, November 12, 2016、ARA News, November 12, 2016、Champress, November 12, 2016、al-Hayat, November 13, 2016、Iraqi News, November 12, 2016、Kull-na Shuraka’, November 12, 2016、al-Mada Press, November 12, 2016、Naharnet, November 12, 2016、NNA, November 12, 2016、Reuters, November 12, 2016、SANA, November 12, 2016、UPI, November 12, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団はアレッポ県北部の1カ村を制圧(2016年11月11日)

アレッポ県では、ARA News(11月11日付)によると、トルコ軍の支援を受け「ユーフラテスの盾」作戦を続行する反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、タリーラ村を制圧した。

AFP, November 11, 2016、AP, November 11, 2016、ARA News, November 11, 2016、Champress, November 11, 2016、al-Hayat, November 12, 2016、Iraqi News, November 11, 2016、Kull-na Shuraka’, November 11, 2016、al-Mada Press, November 11, 2016、Naharnet, November 11, 2016、NNA, November 11, 2016、Reuters, November 11, 2016、SANA, November 11, 2016、UPI, November 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊主導のシリア民主軍はラッカ県アイン・イーサー市南東部郊外のヒーシャ村をダーイシュから奪還(2016年11月11日)

アレッポ県では、ARA News(11月11日付)によると、有志連合の支援を受け「ユーフラテスの怒り」作戦を遂行する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、アイン・イーサー市南東約13キロの地点に位置するヒーシャ村を制圧した。

これを受け、シリア民主軍総司令部の複数消息筋は、「ユーフラテスの怒り」作戦の第一段階が成功裏に完了したことを明らかにしたという。

AFP, November 11, 2016、AP, November 11, 2016、ARA News, November 11, 2016、Champress, November 11, 2016、al-Hayat, November 12, 2016、Iraqi News, November 11, 2016、Kull-na Shuraka’, November 11, 2016、al-Mada Press, November 11, 2016、Naharnet, November 11, 2016、NNA, November 11, 2016、Reuters, November 11, 2016、SANA, November 11, 2016、UPI, November 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダイル・ザウル市一帯などでダーイシュとの戦闘を続ける(2016年11月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ラシュディーヤ地区でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

**

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がバヤーディル地区でダーイシュ(イスラーム国)を攻撃した。

一方スワイダー県では、SANA(11月11日付)によると、シリア軍がシャアフ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の車列(燃料トレーラー)を攻撃した。

**

ヒムス県では、SANA(11月11日付)によると、シリア軍がタドムル市東部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

**

ARA News(11月11日付)は、シリア政府の意向を受け、ダーイシュ(イスラーム国)の包囲を受けるダイル・ザウル市の解囲を目的とした新たな人民防衛集団「ジャズィーラ・ユーフラテス動員」の発足準備が進められていると伝えた。

AFP, November 11, 2016、AP, November 11, 2016、ARA News, November 11, 2016、Champress, November 11, 2016、al-Hayat, November 12, 2016、Iraqi News, November 11, 2016、Kull-na Shuraka’, November 11, 2016、al-Mada Press, November 11, 2016、Naharnet, November 11, 2016、NNA, November 11, 2016、Reuters, November 11, 2016、SANA, November 11, 2016、UPI, November 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がシャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍との戦闘の末、アレッポ市南西部郊外のマンヤーン村を奪還(2016年11月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市西部のダーヒヤト・アサド地区で10日深夜からシリア軍、親政権武装勢力とシャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍との間で戦闘が激化した。

戦闘は、シリア軍が2週間前にファトフ軍によって制圧された同地の奪還をめざして進軍したことによるものだという。

また戦闘はアレッポ市郊外のマンヤーン村(別名ビンヤーミーン村)一帯でも激化した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月11日付)などによると、カフルダーイル村が空爆を受け、女性子供を含む10人(ARA News(11月11日付)によると12人)が死亡した。

ARA News(11月11日付)によると、この空爆によりカフルズィーター専門病院が利用不能になった。

他方、SANA(11月11日付)によると、シリア軍が予備同盟部隊とともにアレッポ市西部郊外のマンヤーン村を、ファトフ軍との交戦の末に完全制圧した。

シリア軍はまた、アレッポ市ラーシディーン地区(第4区)、ハーン・アサル村、バースィル森、マンスーラ村、マスカナ市、カシーシュ空港一帯で反体制武装集団の拠点を空爆した。

SANA, November 11, 2016
SANA, November 11, 2016

このほか、ムジャーヒディーン軍はSNSを通じて声明を出し、アレッポ市西部郊外での戦闘でウサーマ・ダルウィーシュ司令官(通称アブー・アラー・ハラマイン)が戦死したと発表した。

**

ダマスカス郊外県によると、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がドゥーマー市一帯を空爆し、子供4人、女性2人を含む9人が死亡した。

またシリア軍は、ブワイダ村・ダイルハビーヤ村回廊一帯で、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がカフルズィーター市、ラターミナ町、ムーリク市一帯を空爆、またヘリコプターがカフルズィーター市、タイバト・イマーム市、サイヤード村を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(11月11日付)によると、シリア軍がタイバト・イマーム市、ナースィリーヤ丘、ブワイダ村、ワーディー・アンズ、ムーリク市およびその南部、マアーン村北部、ズラーキーヤート村、カフルズィーター市でシャーム・ファトフ戦線などからなる反対晴雨そう集団の拠点を空爆した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、航空機複数基がファトフ軍の包囲を受けるフーア市、カファルヤー町に支援物資を投下した。

また戦闘機(所属明示せず)がマアッラト・ハルマ村、ハーン・シャイフ市一帯、ジャバーラー村を空爆した。

一方、ARA News(11月11日付)によると、シャーム・ファトフ戦線が主導するファトフ軍治安委員会が、イドリブ市中心街で、金曜の集団礼拝後に、シリア政府に内通していたとされる住民4人を公開処刑した。

**

クナイトラ県では、SANA(11月11日付)によると、シャーム・ファトフ戦線がハドル村を砲撃した。

これに対して、シリア軍はジュャバーター・ハシャブ村、タルジャナ村、ザフラト・カッサール村、ハムリーヤ丘に展開するシャーム・ファトフ戦線などの反体制武装集団に対して激しい砲撃を行った。

**

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(11月11日付)によると、戦闘機(所属明示せず)が前日に引き続き、ヨルダン国境に面するナスィーブ国境通行所を空爆し、青年1人が負傷した。

空爆はパスポート・コントロール施設にも及んだ。

Kull-na Shuraka', November 11, 2016
Kull-na Shuraka’, November 11, 2016

AFP, November 11, 2016、AP, November 11, 2016、ARA News, November 11, 2016、Champress, November 11, 2016、al-Hayat, November 12, 2016、Iraqi News, November 11, 2016、Kull-na Shuraka’, November 11, 2016、al-Mada Press, November 11, 2016、Naharnet, November 11, 2016、NNA, November 11, 2016、Reuters, November 11, 2016、SANA, November 11, 2016、UPI, November 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム・ファトフ戦線主導の反体制派を実質統括するサウジアラビア人のムハイスィニー氏は米大統領選挙でのトランプ氏の勝利を「スンナ派の勝利に向けた第一歩」と絶賛(2016年11月10日)

シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる武装連合体のファトフ軍を実質統括するサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏はツイッターを通じて、米大統領選挙での共和党候補ドナルド・トランプ氏の勝利を「スンナ派の勝利に向けた第一歩」だと高く評価した。

Youtube, October 22, 2016
Youtube, October 22, 2016

ムハイスィニー氏は「勝利に向けた第一歩とは、戦いの本質を正しく意識することだ。我々はどれほど、ラワーフィド(シーア派)が米国と同盟を結んでいたという真実を明らかにする必要があると考えてきたことか。トランプ氏はこのことを大衆向けのビデオで要約していた…。我々がどれだけの時間を要して、スンナ派のメディア関係者たちに、この戦いが「テロとの戦い」ではなく、スンナ派に対する戦いだと説明してきたことか。ムジャーヒディーンはその防衛線であり、トランプ氏はそのことを要約していた」と絶賛した。

ムハイスィニー氏はまた「トランプ氏の勝利は、血塗られた戦いと混乱を促すが、スンナ派はその最大の敗者とはならないだろう…。スンナ派にはもはや失いものはない」としたうえで、「イランの核開発をめぐる合意、トランプ氏の勝利、テロ支援者制裁法(JASTA)…、シリアのヒズブッラー…。これらの問題はムジャーヒディーンに味方してきたのか?」と述べ、トランプ次期政権がバラク・オバマ政権時代の政策を転換することに期待を寄せた。

**

トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立のアナス・アブダ代表は、ロイター通信(11月10日付)とのインタビューで、米大統領選挙での共和党候補ドナルド・トランプ氏の勝利に関して「トランプ氏には、中東とシリアで改めて指導的役割を果たそうとする意志と精神がある」と述べ、期待を寄せた。

Kull-na Shuraka', November 10, 2016
Kull-na Shuraka’, November 10, 2016

AFP, November 10, 2016、AP, November 10, 2016、ARA News, November 10, 2016、Champress, November 10, 2016、al-Hayat, November 11, 2016、Iraqi News, November 10, 2016、Kull-na Shuraka’, November 10, 2016、al-Mada Press, November 10, 2016、Naharnet, November 10, 2016、NNA, November 10, 2016、Reuters, November 10, 2016、SANA, November 10, 2016、UPI, November 10, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はヒムス県東部、ダイル・ザウル市一帯でダーイシュとの戦闘を続ける(2016年11月10日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍および親政権武装勢力がジュッブ・ジャッラーフ町一帯、シャーイル油田一帯、マフル油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市ハウィーカ地区一帯を砲撃、シリア軍と交戦した。

AFP, November 10, 2016、AP, November 10, 2016、ARA News, November 10, 2016、Champress, November 10, 2016、al-Hayat, November 11, 2016、Iraqi News, November 10, 2016、Kull-na Shuraka’, November 10, 2016、al-Mada Press, November 10, 2016、Naharnet, November 10, 2016、NNA, November 10, 2016、Reuters, November 10, 2016、SANA, November 10, 2016、UPI, November 10, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍は、ラッカ市解放をめざすシリア民主軍を主導する西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市(アレッポ県)一帯を砲撃(2016年11月10日)

アレッポ県では、ARA News(11月10日付)によると、トルコ軍が西クルディスタン移行期民政局の拠点都市であるアフリーン市郊外のシャーディヤ村を砲撃し、住民8人が負傷した。

ARA News, November 10, 2016
ARA News, November 10, 2016

**

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(11月11日付)によると、トルコ軍の支援を受け「ユーフラテスの盾」作戦を続行する反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、シュワイハ村、シャダール村を制圧した。

**

ラッカ県では、ARA News(11月10日付)によると、ラッカ市解放に向けた「ユーフラテスの怒り」作戦を遂行する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、アイン・イーサー市郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同市東部のフッリーヤ村、ハーイス村を制圧した。

しかし、AFP(11月10日付)は、シリア民主軍の匿名司令官の話として、シリア民主軍の進軍と有志連合の空爆が、悪天候(砂嵐)によって順調に進んでいないと報じた。

**

ハサカ県では、トルコの複数メディアによると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の特殊部隊司令官ハッジー・フールハーン氏(別名タルアリー・ブーターン)が、カーミシュリー市近郊で暗殺されたと報じた。

しかし、ARA News(11月10日付)は、人民防衛隊消息筋の話として、これを否定した。

一方、ARA News(11月10日付)によると、イラク領内から潜入したダーイシュ(イスラーム国)のサウジアラビア人戦闘員が、マルカダ町郊外で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

AFP, November 10, 2016、AP, November 10, 2016、ARA News, November 10, 2016、Champress, November 10, 2016、al-Hayat, November 11, 2016、Iraqi News, November 10, 2016、Kull-na Shuraka’, November 10, 2016、November 11, 2016、al-Mada Press, November 10, 2016、Naharnet, November 10, 2016、NNA, November 10, 2016、Reuters, November 10, 2016、SANA, November 10, 2016、UPI, November 10, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・ロシア両軍はヨルダンとの国境に面するナスィーブ国境通行所(ダルアー県)やドゥーマー市(ダマスカス郊外県)を爆撃(2016年11月10日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(11月10日付)によると、戦闘機(所属明示せず)がヨルダン国境に面するナスィーブ国境通行所を空爆し、少なくとも10人が死亡した。

死亡したのは、ヒムス県ラスタン市から避難してきた住民らだったという。

Kull-na Shuraka', November 10, 2016
Kull-na Shuraka’, November 10, 2016

一方、SANA(11月10日付)によると、シリア軍がダルアー市ブスラー広場南東部、タラーイビー広場東部、ビイル・ウンム・ダラジュ地区一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機2機(所属明示せず)が、イスラーム軍の拠点都市ドゥーマー市を空爆し、子供1人を含む4人が死亡、10人が負傷した。

シリア軍はまた、ハラスター市一帯、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯を砲撃した。

Youtube, November 10, 2016
Youtube, November 10, 2016

一方、SANA(11月10日付)によると、イスラーム軍がハラスター市校外の住宅地区を砲撃し、1人が死亡、3人が負傷した。

このほか、アジュナード・シャーム・イスラーム連合が声明を出し、シリア政府の支配下に復帰したダーライヤー市、ムウダミーヤト・シャーム市一帯で活動していた3組織、サアド・ブン・アビー・ワッカース旅団、ファトフ・ムビーン旅団、ムラービティーン中隊が統合し、連合の指揮下に入ったと発表した。

**

アレッポ県では、SANA(11月10日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市ハムダーニーヤ地区、ハラブ・ジャディーダ地区を砲撃し、7人が負傷した。

これに対して、シリア軍はアレッポ市南西部のマンヤーン村などでファトフ軍を交戦した。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市南西部のマンヤーン村一帯で、シリア軍および親政権武装勢力が、シャーム・ファトフ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなるファトフ軍と交戦した。

またシリア軍はハーン・アサル村、カフルナーハー村、アレッポ市ラーシディーン地区を砲撃した。

**

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月11日付)によると、反体制武装集団がジャナービラ村方面に進軍したシリア軍と交戦、これを撃退した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハラーリーヤ村、ウンム・シャルシューフ村を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルクメン山一帯を砲撃した。

**

ダマスカス県では、SANA(11月10日付)によると、イスラーム軍が撃った迫撃砲弾1発がムハージリーン区にあるターリク・ビン・ズィヤード学校一帯に着弾し、子供3人が負傷した。

**

イドリブ県では、ARA News(11月10日付)によると、ロシア軍がタフタナーズ市一帯、サラーキブ市を空爆した。

一方、SANA(11月10日付)によると、シリア軍の支配下にとどまるフーア市をファトフ軍が砲撃し、3人が負傷した。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ハドル村一帯でのシリア軍との戦闘で、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の戦闘員19人が死亡、シリア軍側も10人が死亡

AFP, November 10, 2016、AP, November 10, 2016、ARA News, November 10, 2016、Champress, November 10, 2016、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2016、al-Hayat, November 11, 2016、November 12, 2016、Iraqi News, November 10, 2016、Kull-na Shuraka’, November 10, 2016、al-Mada Press, November 10, 2016、Naharnet, November 10, 2016、NNA, November 10, 2016、Reuters, November 10, 2016、SANA, November 10, 2016、UPI, November 10, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トランプ氏の米大統領選挙勝利を「反体制派」はこぞって悲観視(2016年11月9日)

米大統領選挙での共和党候補ドナルド・トランプ氏勝利を受け、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室に所属する「穏健な反体制派」の一つ「命じられるまま正しく進め」連合政治局のザカリヤー・マラーヒフジー局長は、「トランプ氏の発言、とりわけロシアのプーチンとの関係ゆえに、事態は困難なものとなると想像する。この事態はシリア問題全体にとって芳しくないと思う」と述べた。

また、ハマー県で活動するハック旅団の軍事評議会議長を務めるアブー・ハーミドを名のる人物も「米国人は信用していない。彼らは我々を泥沼に沈み込ませ、シリア人の血と苦労を使って取引している」と述べた。

ARA News, November 9, 2016
ARA News, November 9, 2016

さらに、アレッポ県北部でトルコ軍の全面支援を受け、ダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と戦っている反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)の幹部の一人アブー・アスアド・ダービク氏は「トランプはこれまでの米大統領と同じだ…。西側、とりわけ米国の政策は、不正に喘ぐ諸国民の希望に反することが明らかになった」と述べた。

シリア革命反体制勢力国民連立のジョルジュ・サブラー元議長は、「我々は米国の新政権にはあまり期待していない。しかし、我々は、大統領候補だったドナルド・トランプ氏とまったく異なったトランプ氏を見ることを希望している」と述べた。

一方、シリア人民議会のシャリーフ・シハーダ議員はロイター通信の電話取材に対して「楽観視できるが、慎重になるべきだ」と述べた。

ロイター通信(11月9日付)が伝えた。

AFP, November 9, 2016、AP, November 9, 2016、ARA News, November 9, 2016、Champress, November 9, 2016、al-Hayat, November 10, 2016、Iraqi News, November 9, 2016、Kull-na Shuraka’, November 9, 2016、al-Mada Press, November 9, 2016、Naharnet, November 9, 2016、NNA, November 9, 2016、Reuters, November 9, 2016、SANA, November 9, 2016、UPI, November 9, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム・ファトフ戦線は有志連合の爆撃で幹部が死亡したことを認める(2016年11月9日)

シャーム・ファトフ戦線はSNSを通じて声明を出し、今月2日、有志連合によるイドリブ県マアッラト・ミスリーン市に対する空爆で、幹部の一人アブー・ハムザ・ミスリー氏が死亡したと発表した。

ARA News, November 9, 2016
ARA News, November 9, 2016

AFP, November 9, 2016、AP, November 9, 2016、ARA News, November 9, 2016、Champress, November 9, 2016、al-Hayat, November 10, 2016、Iraqi News, November 9, 2016、Kull-na Shuraka’, November 9, 2016、al-Mada Press, November 9, 2016、Naharnet, November 9, 2016、NNA, November 9, 2016、Reuters, November 9, 2016、SANA, November 9, 2016、UPI, November 9, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団はバーブ市北部(アレッポ県)でダーイシュから3カ村を奪取(2016年11月9日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(11月9日付)によると、トルコ軍の全面支援を受け「ユーフラテスの盾」作戦を続行する反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、シャイフ・アルワン村、ザムカ村、ムサイビーン村を制圧した。

Kull-na Shuraka', November 9, 2016
Kull-na Shuraka’, November 9, 2016

AFP, November 9, 2016、AP, November 9, 2016、ARA News, November 9, 2016、Champress, November 9, 2016、al-Hayat, November 10, 2016、Iraqi News, November 9, 2016、Kull-na Shuraka’, November 9, 2016、al-Mada Press, November 9, 2016、Naharnet, November 9, 2016、NNA, November 9, 2016、Reuters, November 9, 2016、SANA, November 9, 2016、UPI, November 9, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル空軍がシリア領空を侵犯、シャーム・ファトフ戦線と戦うシリア軍の拠点を爆撃(2016年11月9日)

クナイトラ県では、SANA(11月9日付)によると、イスラエル軍戦闘機複数機が、シャーム・ファトフ戦線によるハドル村への攻撃と時を同じくするかたちでシリア領空を侵犯、シャッアール丘のシリア軍拠点複数カ所を空爆した。

死傷者は出なかった。

空爆時、シリア軍はハドル村への侵攻を試みるシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、シャーム・ファトフ戦線は同村に砲撃を加えていたという。

SANA, November 9, 2016
SANA, November 9, 2016

AFP(11月9日付)によると、イスラエル軍による空爆は、シリア領内からイスラエル占領下のゴラン高原にロケット弾が撃ち込まれた数時間に実施されたという。

このロケット弾は、シリア軍と反体制武装集団との戦闘での誤射による流れ弾だと見られるという。

AFP, November 9, 2016、AP, November 9, 2016、ARA News, November 9, 2016、Champress, November 9, 2016、al-Hayat, November 10, 2016、Iraqi News, November 9, 2016、Kull-na Shuraka’, November 9, 2016、al-Mada Press, November 9, 2016、Naharnet, November 9, 2016、NNA, November 9, 2016、Reuters, November 9, 2016、SANA, November 9, 2016、UPI, November 9, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は、ダーイシュ支配下のヒーシャ村(ラッカ市北部)を爆撃し、「人間の盾」とされていた住民20人余りを殺害(2016年11月9日)

ラッカ県では、SANA(11月9日付)によると、米主導の有志連合の戦闘機複数機がラッカ市の北約40キロの地点に位置するヒーシャ村を空爆し、子供を含む村人16人が死亡、多数が負傷した。

シリア人権監視団によると、この空爆で女児2人と女性9人を含む20人が死亡した。

また、クッルナー・シュラカー(11月9日付)によると、死亡したのは23人。

これに関して、有志連合報道官のジョン・ドリアン大佐もAFP(11月9日付)に対して、有志連合が同地を空爆したことを確認したと述べた。

なお、戦果を逃れ、アイン・イーサー市に避難した村人の一人サアダー・アッブード女史(45歳)はAFP(11月9日付)に対して、「ダーイシュは迫撃砲を持ち込み、私たちの村に集結し、戦闘機が私たちを空爆して殺した…。ダーイシュは私たちが避難することを許さなかった。しかし、私たちは、女性も子供も走って逃げた」と証言した。

AFP, November 9, 2016、AP, November 9, 2016、ARA News, November 9, 2016、Champress, November 9, 2016、al-Hayat, November 10, 2016、Iraqi News, November 9, 2016、Kull-na Shuraka’, November 9, 2016、al-Mada Press, November 9, 2016、Naharnet, November 9, 2016、NNA, November 9, 2016、Reuters, November 9, 2016、SANA, November 9, 2016、UPI, November 9, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダイル・ザウル市一帯でダーイシュと交戦を続ける(2016年11月9日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地東部一帯、サルダ山一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦いた。


AFP, November 9, 2016、AP, November 9, 2016、ARA News, November 9, 2016、Champress, November 9, 2016、al-Hayat, November 10, 2016、Iraqi News, November 9, 2016、Kull-na Shuraka’, November 9, 2016、al-Mada Press, November 9, 2016、Naharnet, November 9, 2016、NNA, November 9, 2016、Reuters, November 9, 2016、SANA, November 9, 2016、UPI, November 9, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.


シリア軍がファトフ軍との戦闘の末、アレッポ市南西部校外の要衝ヒクマ学校を制圧(2016年11月9日)

アレッポ県では、SANA(11月9日付)によると、米国が「穏健な反体制派」とみなす武装集団がアレッポ市内のアレッポ大学キャンパスおよび学生寮を砲撃し、6人が死亡、24人が負傷した。

これに対して、シリア軍は予備同盟部隊とともに、アレッポ市南西部郊外一帯で反体制武装集団掃討作戦を継続し、戦略的要衝の一つヒクマ学校(バイト・ヒクマ学校)を完全制圧した。

シリア軍はまた、カフルナーハー村、アウラム・クブラー町、アウラム・スグラー村、マアッラータ村北部、アレッポ市ラーシディーン地区(第4、5区)、ダーラト・イッザ市南部を空爆した。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市西部および南西部のダーヒヤト・アサド地区およびその周辺、マンヤーン村一帯で、シリア軍、親政権武装勢力がシャーム・ファトフ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなるファトフ軍と交戦した。

またシリア軍がヒクマ学校一帯を制圧した後も同地一帯で戦闘が続いた。

SANA, November 9, 2016
SANA, November 9, 2016

**

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(11月9日付)によると、戦闘機(所属明示せず)がミシュミシャーン村を空爆し、女性と子供を含む8人が死亡した。

一方、SANA(11月9日付)によると、ファトフ軍がシリア政府支配下にとどまるフーア市を砲撃し、1人が死亡した。

**

ダマスカス郊外県では、SANA(11月9日付)によると、イスラーム軍がハラスター市郊外のパノラマ交差点一帯を砲撃し、1人が死亡、3人が負傷した。

**

ハマー県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍が県北部のズラーキーヤート村、ズラーキーヤート検問所、タイバト・イマーム市、ラハーヤー村、ミンタール検問所、ブワイダ村、ムーリク市およびその南部でファトフ軍と交戦した。

シリア軍はまたラターミナ町、カフルズィーター市およびその北部、スーラーン市北部、マアルカバ村などでファトフ軍の拠点を空爆した。

**

ダルアー県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍がウンム・マヤーズィン町北部、ダルアー市郵便局一帯、カターキート工場一帯、ビラール・ハバシー・モスク西部、カラク地区などでシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ラタキア県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍がシャフルーラ村一帯で反体制武装集団と交戦した。

**

ヒムス県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍がガントゥー市、サアン・アスワド村、イッズッディーン村で反体制武装集団拠点を空爆した。

**

ハサカ県では、SANA(11月9日付)によると、地元和解プロセスの一環で当局に投降した指名手配者216人が、2016年政令第15号に従い、放免となった。

AFP, November 9, 2016、AP, November 9, 2016、ARA News, November 9, 2016、Champress, November 9, 2016、al-Hayat, November 10, 2016、Iraqi News, November 9, 2016、Kull-na Shuraka’, November 9, 2016、al-Mada Press, November 9, 2016、Naharnet, November 9, 2016、NNA, November 9, 2016、Reuters, November 9, 2016、SANA, November 9, 2016、UPI, November 9, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍の全面支援を受け「ユーフラテスの盾」作戦を遂行する反体制武装集団はダーイシュから5カ村を奪取(2016年11月8日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(11月8日付)によると、トルコ軍の全面支援を受け「ユーフラテスの盾」作戦を続行する反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が、県北部でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、バジャージク村、アラブ・ジャウダク村、バーズジー村、タルヒーン村、スーサンバート村を制圧した。

AFP, November 8, 2016、AP, November 8, 2016、ARA News, November 8, 2016、Champress, November 8, 2016、al-Hayat, November 9, 2016、Iraqi News, November 8, 2016、Kull-na Shuraka’, November 8, 2016、al-Mada Press, November 8, 2016、Naharnet, November 8, 2016、NNA, November 8, 2016、Reuters, November 8, 2016、SANA, November 8, 2016、UPI, November 8, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍幹部「個人的には、ラッカ解放作戦がシリア軍との連携のもとに行われることを望んでいる」(2016年11月8日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・イーサー市郊外の水門橋複数カ所を爆破した。

ラッカ市解放を目的とする「ユーフラテスの怒り」作戦を遂行する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の進軍を阻止するのが目的だという。

「ユーフラテスの怒り」作戦の報道官を務めるジーハーン・シャイフ・アフマド氏によると、シリア民主軍は作戦開始以来、アイン・イーサー市南東部に向かって14キロ進軍、ラッカ市から36キロの地点まで到達したという。

またシリア民主軍のタラール・サッルー報道官は、作戦開始以降、アブドゥッラー村、ジハード農場など10カ村・農場をダーイシュから奪還、制圧したと発表した。

『ハヤート』(11月9日付)によると、アイン・イーサー市一帯の戦闘激化に伴い、住民約50人がダーイシュ支配下の村からシリア民主軍支配地域に避難しているという。

ARA News(11月8日付)によると、避難した住民の数は数百人。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、県南東部のマーリハ村一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、シリア民主軍隊員30人以上が死亡した。

これに対して、人民防衛隊もダーイシュ戦闘員21人を殺害したと発表した。

**

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍幹部の独りザイラーン・ハッドゥー氏は、ラッカ市解放に向けた「ユーフラテスの怒り」作戦に関して、RT(11月8日付)に「個人的には、この作戦がシリア軍との連携のもとに行われることを望んでいる」と述べた。

ARA News, November 8, 2016
ARA News, November 8, 2016

AFP, November 8, 2016、AP, November 8, 2016、ARA News, November 8, 2016、Champress, November 8, 2016、al-Hayat, November 9, 2016、Iraqi News, November 8, 2016、Kull-na Shuraka’, November 8, 2016、al-Mada Press, November 8, 2016、Naharnet, November 8, 2016、NNA, November 8, 2016、Reuters, November 8, 2016、RT, November 8, 2016、SANA, November 8, 2016、UPI, November 8, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県東部でシリア軍とダーイシュが交戦するなか、ロシア軍ヘリコプターが爆撃を実施(2016年11月8日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーイル油田一帯、フワイスィース村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ロシア軍ヘリコプター多数が空爆を実施した。

AFP, November 8, 2016、AP, November 8, 2016、ARA News, November 8, 2016、Champress, November 8, 2016、al-Hayat, November 9, 2016、Iraqi News, November 8, 2016、Kull-na Shuraka’, November 8, 2016、al-Mada Press, November 8, 2016、Naharnet, November 8, 2016、NNA, November 8, 2016、Reuters, November 8, 2016、SANA, November 8, 2016、UPI, November 8, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がアル=カーイダ系組織主導の反体制派との戦闘の末にアレッポ市南西部の要衝第1070集合住宅計画地区一帯を完全制圧(2016年11月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、SANA(11月8日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにアレッポ市南西部一帯で、シャーム・ファトフ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなる反体制武装集団(ファトフ軍)と交戦、同市南西部の要衝である第1070集合住宅計画地区および周辺の農場地帯、丘陵地帯を完全制圧した。

シリア人権監視団によると、第1070集合住宅計画地区の制圧は、シリア軍にとってアレッポ市西部のラームーサ地区完全制圧(9月8日)以降最大の戦果だという。

またヒズブッラーの広報局によると、シリア軍はザフム丘(ムータ丘)も制圧したという。

SANA, November 8, 2016
SANA, November 8, 2016
Kull-na Shuraka', November 8, 2016
Kull-na Shuraka’, November 8, 2016

一方、ARA News(11月8日付)によると、反体制武装集団はウワイジャ村の複数拠点を奪還した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がファトフ軍支配下のハーン・シャイフーン市を空爆し、子供7人と女性2人の合わせて9人が死亡した。

また、ARA News(11月8日付)によると、シリア軍戦闘機(クッルナー・シュラカー(11月8日付)によるとロシア軍戦闘機)がバアルーブー村を空爆し、住民10人が死亡した。

Youtube, November 8, 2016
Youtube, November 8, 2016

**

ダマスカス県では、SANA(11月8日付)によると、ジャウバル区に展開するイスラーム軍がマッザ86地区の幼稚園、マトラーニーヤ地区(キリスト教マロン派居住地区)を砲撃し、1人が死亡、6人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、ロシア大使館のあるマズラア地区・アダウィー地区が砲撃を受けた。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がドゥーマー市、アイン・タルマー村、アルバイン市を空爆し、3人が死亡した。

一方、SANA(11月8日付)によると、ドゥーマー市を本拠地とするイスラーム軍がハラスター市警察病院を狙撃し、看護師1人が死亡、女医1人が負傷した。

これに対して、シリア軍はハーン・シャイフ・キャンプ一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ハマー県では、SANA(11月8日付)によると、シリア軍がムーリク市、タイバト・イマーム市、ラハーヤー村、ハルダーナー村、ラターミナ町、アトシャーン村、マアルカバ村で反体制武装集団(ファトフ軍)と交戦した。

**

ヒムス県では、SANA(11月8日付)によると、シリア軍がハウラ地方、南マシュジャル村で反体制武装集団を攻撃した。

**

ダルアー県では、SANA(11月8日付)によると、シリア軍がダルアー市ミスリー交差点東部、旧税関地区西部、難民キャンプ地区北部でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ラタキア県では、SANA(11月8日付)によると、シリア軍がシャンマース村一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, November 8, 2016、AP, November 8, 2016、ARA News, November 8, 2016、Champress, November 8, 2016、al-Hayat, November 9, 2016、Iraqi News, November 8, 2016、Kull-na Shuraka’, November 8, 2016、al-Mada Press, November 8, 2016、Naharnet, November 8, 2016、NNA, November 8, 2016、Reuters, November 8, 2016、SANA, November 8, 2016、UPI, November 8, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団は「ユーフラテスの盾」作戦を続行し、ダーイシュから4カ村を奪取(2016年11月7日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(11月7日付)によると、トルコ軍の全面支援を受け「ユーフラテスの盾」作戦を遂行する反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)は、シリア北部でダーイシュ(イスラーム国)と戦闘し、タッル・バッタール村、シャイフ・ジャッラーフ村、シャビーラーン村および周辺の農場、タッル・ジャルジャー村を制圧した。

**

ハサカ県では、ARA News(11月7日付)によると、トルコ軍がダイリーク市郊外のアイン・ディーワール村を砲撃、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がこれに応戦した。

AFP, November 7, 2016、AP, November 7, 2016、ARA News, November 7, 2016、Champress, November 7, 2016、al-Hayat, November 8, 2016、Iraqi News, November 7, 2016、Kull-na Shuraka’, November 7, 2016、al-Mada Press, November 7, 2016、Naharnet, November 7, 2016、NNA, November 7, 2016、Reuters, November 7, 2016、SANA, November 7, 2016、UPI, November 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はヒムス県東部、ダイル・ザウル市一帯でダーイシュと交戦(2016年11月7日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、マフル油田一帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル航空基地一帯、ジャフラ村、ブガイリーヤ村一帯で交戦、戦闘機(所属明示せず)がダイル・ザウル市一帯を空爆した。

AFP, November 7, 2016、AP, November 7, 2016、ARA News, November 7, 2016、Champress, November 7, 2016、al-Hayat, November 8, 2016、Iraqi News, November 7, 2016、Kull-na Shuraka’, November 7, 2016、al-Mada Press, November 7, 2016、Naharnet, November 7, 2016、NNA, November 7, 2016、Reuters, November 7, 2016、SANA, November 7, 2016、UPI, November 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラッカ市解放に向けた「ユーフラテスの怒り」作戦を遂行するYPG主体のシリア民主軍はラッカ市北部でダーイシュと交戦し、1カ村を制圧(2016年11月7日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市解放に向けた「ユーフラテスの怒り」作戦を開始した西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が県北部アイン・イーサー市近郊のラクタ村、ヒーシャ村一帯を激しく砲撃、同地でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

この戦闘で、ダーイシュは爆弾を仕掛けた車5台を爆破するなどして抵抗、シリア民主軍隊員6人が死亡、15人負傷したという。

なお、ARA News(11月7日付)によると、シリア民主軍はラクタ村を制圧した。

AFP, November 7, 2016、AP, November 7, 2016、ARA News, November 7, 2016、Champress, November 7, 2016、al-Hayat, November 8, 2016、Iraqi News, November 7, 2016、Kull-na Shuraka’, November 7, 2016、al-Mada Press, November 7, 2016、Naharnet, November 7, 2016、NNA, November 7, 2016、Reuters, November 7, 2016、SANA, November 7, 2016、UPI, November 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍と反体制派のファトフ軍、イスラーム軍がアレッポ市、ダマスカス郊外県で無差別砲撃・爆撃を応酬(2016年11月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアレッポ市南西部郊外のムータ丘一帯、第1070集合住宅計画地区を空爆、また同地ではシリア軍、親政権武装勢力がシャーム・ファトフ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなるファトフ軍と交戦した。

戦闘機はまた、ダーラト・イッザ市を空爆し、女性・子供を含む11人が死亡した。

ARA News(11月7日付)によると、空爆を実施したのはシリア軍、クッルナー・シュラカー(11月7日付)によると、ロシア軍だという。

一方、SANA(11月7日付)によると、反体制武装集団(「穏健な反体制派」)がアレッポ市ハムダーニーヤ地区、サラーフッディーン地区を砲撃し、子供1人を含む4人が死亡、6人が負傷した。

これに対して、シリア軍は予備部隊とともにアレッポ市西部郊外でファトフ軍と交戦し、軍士官学校西部のザフム丘を制圧した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア政府が最近になって支配を回復したヒムス市ワアル地区に迫撃砲弾複数発が撃ち込まれた。

一方、SANA(11月7日付)によると、シリア軍がアクラブ町、ザフラーナ村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を空爆した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、ラターミナ町、タイバト・イマーム市、カフルズィーター市、アルバイーン村、ブワイダ村、ラハーヤー村、サイヤード村、スーラーン市一帯を空爆、シリア軍ヘリコプターもタイバト・イマーム市、ズラーキーヤート村を「樽爆弾」で空爆した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラーム軍の拠点都市ドゥーマー市、ナシャービーヤ町、マイダアーニー村、ハズラマー村、リーハーン農場、シャイフーニーヤ村をシリア軍がナパーム弾などで攻撃、またシリア軍ヘリコプターがハーン・シャイフ・キャンプ東方の農場地帯を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(11月7日付)によると、イスラーム軍がワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプを砲撃し、9人が負傷した。

**

ダマスカス県では、SANA(11月7日付)によると、ドゥーマー市(ダマスカス郊外県)一帯を占拠するイスラーム軍がマッザ区を砲撃し、住民7人が負傷した。

**

クナイトラ県では、SANA(11月7日付)によると、シャーム・ファトフ戦線がハドル村を砲撃した。

AFP, November 7, 2016、AP, November 7, 2016、ARA News, November 7, 2016、Champress, November 7, 2016、al-Hayat, November 8, 2016、Iraqi News, November 7, 2016、Kull-na Shuraka’, November 7, 2016、al-Mada Press, November 7, 2016、Naharnet, November 7, 2016、NNA, November 7, 2016、Reuters, November 7, 2016、SANA, November 7, 2016、UPI, November 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍の全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)がアレッポ県北部のブルジュ村をダーイシュから奪取(2016年11月6日)

アレッポ県では、ARA News(11月6日付)によると、トルコ軍の全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ブルジュ村を制圧した。

AFP, November 6, 2016、AP, November 6, 2016、ARA News, November 6, 2016、Champress, November 6, 2016、al-Hayat, November 7, 2016、Iraqi News, November 6, 2016、Kull-na Shuraka’, November 6, 2016、al-Mada Press, November 6, 2016、Naharnet, November 6, 2016、NNA, November 6, 2016、Reuters, November 6, 2016、SANA, November 6, 2016、UPI, November 6, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国が支援するYPG主体のシリア民主軍は「ユーフラテスの怒り」作戦の開始を宣言、トルコを排除したかたちでダーイシュの首都ラッカ市解放に向け戦闘を開始(2016年11月6日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の総司令部(ジーハーン・シャイフ・アフマド報道官)はラッカ県北部のアイン・イーサー市で声明を出し、ラッカ市および同市郊外をダーイシュ(イスラーム国)から解放するための大規模軍事作戦の開始を宣言したと発表した。

作戦名は「怒りのユーフラテス」と名づけられ、「国際テロリストの首都を孤立、そして陥落させる目的を実現するまで断固として作戦を実施し、コバニ(アイン・アラブ)市、タッル・アブヤド市、ハサカ市、フール待ち、シャッダーディー市、マンビジュ市で勝利したのと同じく、この戦いで勝利する」と表明した。

総司令部によると、これに先だって5日晩、シリア民主軍所属部隊からなる「ユーフラテスの怒り作戦司令室」を設置、戦闘員約3,000人が有志連合との連携して、ラッカ市解放に向けた作戦を開始したという。

一方、シリア民主軍のタラール・サッルー報道官は、「我々はトルコおよび同国と協力関係にある武装部隊がラッカ市解放作戦においていかなる役割をも担わないことを有志連合と最終合意した」と発表したうえで、対装甲兵器などの供与を受けたことを明らかにした。

al-Hayat, November 7, 2016
al-Hayat, November 7, 2016

 

AFP, November 6, 2016、AP, November 6, 2016、ARA News, November 6, 2016、Champress, November 6, 2016、al-Hayat, November 7, 2016、Iraqi News, November 6, 2016、Kull-na Shuraka’, November 6, 2016、al-Mada Press, November 6, 2016、Naharnet, November 6, 2016、NNA, November 6, 2016、Reuters, November 6, 2016、SANA, November 6, 2016、UPI, November 6, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制派がダマスカス県バーブ・トゥーマー地区の私立学校を砲撃し2人を殺害する一方、シリア軍はハラスター市(ダマスカス郊外県)の幼稚園を砲撃し6人を殺害(2016年11月6日)

ダマスカス県では、SANA(11月6日付)によると、イスラーム軍がバルザ区、バーブ・トゥーマー地区を砲撃し、迫撃砲1発がバーブ・トゥーマー地区の私立学校(ファーラービー学院)に着弾し、2人が死亡、24人が負傷した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団、クッルナー・シュラカー(11月6日付)によると、シリア軍がハラスター市を砲撃、幼稚園に迫撃砲弾複数発が着弾し、子供少なくとも6人が死亡した。

シリア軍はまたドゥーマー市を砲撃し、女性1人を含む4人が死亡した。

このほか、シリア軍はスルターン・マルジュ村一帯、マイダアーニー村、ズライフィーヤ村一帯を砲撃・空爆し、1人が死亡した。

また、ARA News(11月6日付)によると、戦闘機はこのほかにもハムーリーヤ市を空爆し、8人が死亡した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアウラム・クブラー町、マンスーラ村、カフルダーイル村、カフルナーハー村、アターリブ市、イッビーン村、ダーラト・イッザ市、アレッポ市ライラムーン地区を空爆し、子供4人を含む17人が死亡した。

これに対して、反体制武装集団(ファトフ軍、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)は、シリア政府支配下のアレッポ市西部を砲撃した。

また反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)支配下のアレッポ市東部(ブスターン・カスル地区、ハラク地区)や同市南西部郊外では、シリア軍、親政権武装勢力が反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(11月6日付)によると、反体制武装集団(ファトフ軍、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)がアレッポ市ハムダーニーヤ地区、ハラブ・ジャディーダ地区、アシュラフィーヤ地区を砲撃し、2人が死亡、7人が負傷した。

これに対し、シリア軍はアレッポ市ラーシディーン地区(第4、5区)、ハーン・アサル村、マンスーラ村、カフル・ハラブ村でファトフ軍の拠点を空爆した。

またSANA特派員は、シャーム自由人イスラーム運動がアレッポ市とイスリヤー村を結ぶ街道を寸断したとの一部情報について、「事実無根」だとしてこれを否定した。

SANA, November 6, 2016
SANA, November 6, 2016

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ダーナー市が空爆を受け、1人が死亡、数十人が負傷した。

ARA News(11月6日付)によると、空爆を行ったのはロシア軍。

また、ARA News(11月6日付)によると、マアッルディブサ村近郊を通るダマスカス・アレッポ国際幹線道路で、何者かが仕掛けた爆弾が爆発し、近くを走行していた車に乗っていたシャーム・ファトフ戦線メンバー2人が負傷した。

**

ダルアー県では、SANA(11月6日付)によると、シリア軍がヒルバト・ガザーラ町周辺一帯、ダルアー市避難民キャンプ一帯、ダム街道地区、カタキート工場一帯、西ガーリヤ橋北西部でシャーム・ファトフ戦線と交戦した。

**

ハマー県では、クッルナー・シュラカー(11月6日付)によると、「革命家部隊」がスーラーン市北部のSyriatel検問所、畜産農場地区、バシャーイル学校などをシリア政府から奪取した。

またイッザ軍がシャルユート村を攻撃、同地を制圧した。

なお戦闘に参加したマフムード・マフムード中尉を名のる活動家によると、ハマー県北部ではイッザ軍、ナスル軍などが中心となって「ハマー県北部郊外作戦司令室」を結成し、シリア軍への反転攻勢を開始したという。

「ハマー県北部郊外作戦司令室」は、ジュンド・アクサー機構とともに行っていた「マルワーン・ハディードの戦い」を行っていたこれらの組織が、同機構のシャーム・ファトフ戦線への完全吸収を受けて自らを再編したもの。

一方、SANA(11月6日付)によると、シリア軍が県北部のハラファーヤー市、ラターミナ町、タイバト・イマーム市、ラハーヤー村、ズラーキーヤート村、マサースィナ村、ミンタール丘、ズール・ヒーサ村でファトフ軍の拠点を空爆した。

**

スワイダー県では、SANA(11月6日付)によると、反体制武装集団がダーマー村とアリーカ町間の街道に仕掛けた爆弾が爆発し、2人が負傷した。

AFP, November 6, 2016、AP, November 6, 2016、ARA News, November 6, 2016、Champress, November 6, 2016、al-Hayat, November 7, 2016、Iraqi News, November 6, 2016、Kull-na Shuraka’, November 6, 2016、al-Mada Press, November 6, 2016、Naharnet, November 6, 2016、NNA, November 6, 2016、Reuters, November 6, 2016、SANA, November 6, 2016、UPI, November 6, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省がロジャヴァ支配地域で開催されたダーイシュの化学兵器使用実態に関する国際会議に参加(2016年11月5日)

アレッポ県では、ARA News(11月5日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市であるアフリーン市で、ロシア国防省軍事報道局とロジャヴァ戦略研究センターが共同会見を開き、アレッポ県北部やアレッポ市シャイフ・マクスード地区での化学兵器使用に関して、クルド・ロシア協力センターが作成した文書についての報告が行われた。

共同会見には、ロシア国防省軍事報道局の高官と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊主導アフリーン地区の幹部らが参加した。

ロジャヴァ戦略研究センターのアミーン・アリークー氏によると、共同会見に先立って、アフリーン大学で国際会議が開催され、アレッポ県北部やアレッポ市シャイフ・マクスード地区で、ダーイシュ(イスラーム国)がトルコの支援を受けて行ってきた一連の国際法違反、具体的には化学兵器の使用に関して国連安保理とロシア外務省に書簡を送ることなどについて協議を行ったという。

ARA News, November 5, 2016
ARA News, November 5, 2016

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.