ダマスカス県とアフリーン市(アレッポ県)でPYD支持者がトルコによるクルド人議員逮捕に抗議するデモを実施(2016年11月5日)

クッルナー・シュラカー(11月6日付)によると、首都ダマスカス北部のドゥンマル地区郊外にあるワーディー・マシャーリーウ地区で、西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党(PYD)の支持者がデモを行い、トルコ当局によるクルド人議員逮捕に抗議した。

デモでは、クルディスタン労働者党(PKK)の旗やアブドゥッラ・オジャラン党首の写真が掲げられ、抗議行動を行った。

ワーディー・マシャーリーウ地区はクルド人が多く暮らす地区。

Kull-na Shuraka', November 5, 2016
Kull-na Shuraka’, November 5, 2016

 

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ARA News(11月6日付)によると、同様のデモは、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市であるアレッポ県アフリーン市でも行われた。

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

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有志連合の航空支援を受けたYPG主体のシリア民主軍がラッカ市北部でダーイシュに対する攻勢を強める(2016年11月5日)

ラッカ県では、ARA News(11月6日付)によると、有志連合の偵察機、無人航空機がヒーシャ村上空を旋回するなか、同地一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦した。

ダーイシュの戦果を喧伝するアアマーク通信(11月5日付)によると、この戦闘でダーイシュはシリア民主軍戦闘員35人以上を殺害したという。

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同じく、ARA News(11月6日付)によると、所属不明の無人戦闘機がタブカ市内でダーイシュ(イスラーム国)の幹部の車を空爆し、アブドゥルファッターフ・ハサン・ウスマーンを名のる幹部が死亡した。

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍の全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)がアレッポ県北部のシュドゥード村をダーイシュから奪取(2016年11月5日)

アレッポ県では、ARA News(11月5日付)によると、トルコ軍の全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、シュドゥード村を制圧した。

また、トルコ軍は、アレッポ県北部のダーイシュ(イスラーム国)拠点71カ所を砲撃したと発表した。

ARA News, November 5, 2016
ARA News, November 5, 2016

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市北部郊外の歩兵士官学校をダーイシュから再び奪取(2016年11月5日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(11月6日付)によると、シリア軍がアレッポ市北部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、歩兵士官学校(通称殉教者ユースフ・ジャーディル学校)一帯を再び制圧した。

ARA News, November 6, 2016
ARA News, November 6, 2016
ARA News, November 6, 2016
ARA News, November 6, 2016

 

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市郊外のシャーイル油田一帯およびマフル油田一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また、ARA News(11月5日付)によると、フワイスィース村で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(11月5日付)によると、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市で砲撃戦を行った。

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

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シリア軍の包囲を受けるハーン・シャイフ・キャンプ(ダマスカス郊外県)で戦闘員の投降・退去に向けた停戦交渉(2016年11月5日)

ダマスカス郊外県では、シリア軍によるハーン・シャイフ・キャンプ包囲を受け、同地からの反体制武装集団の登校と退去希望者の退去についての停戦交渉が、シリア政府代表者と同地で籠城する反体制武装集団の代表者の間で行われた。

だが、クッルナー・シュラカー(11月5日付)によると、停戦交渉は、武器携帯・引き渡しや退去の仕組みをめぐって難航し、合意には至らなかった。

クッルナー・シュラカー(11月5日付)によると、シリア政府は停戦合意に反体制武装集団側の代表を明記することを求めているという。

また、ARA News(11月5日付)によると、反体制武装集団側がダルアー県方面への退去を申し出ているのに対して、シリア政府側はイドリブ県方面への退去を求めているという。

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市西部郊外でアレッポ・ファトフ軍作戦司令室を構成する「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動と「命じられるまま正しく進め」連合が対立、アル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動やシャーム・ファトフ戦線が介入(2016年11月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市西部郊外で、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室を主導するヌールッディーン・ザンキー運動とシャーム自由人イスラーム運動が交戦し、双方の戦闘員7人が死亡した。

ヌールッディーン・ザンキー運動は、この戦闘の数日前に、アブー・アマーラ大隊やシャーム・ファトフ戦線の支援を受けて、アレッポ市東部にある「命じられるまま正しく進め」連合(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室所属)の拠点複数カ所を襲撃、これを制圧していた。

事態を受けて、「命じられるまま正しく進め」連合は、シャーム自由人イスラーム運動に異議を申し立て、事態収拾のための司法委員会設置を求めていたという。

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

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ハマー県北部で反体制武装集団が反転攻勢を強め、ムハルダ市郊外の村などを制圧(2016年11月5日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムハルダ市郊外のシャルユート村一帯でシリア軍と反体制武装集団(イッザ軍、ナスル軍など)が交戦、また反体制武装集団がスーラーン市、ラハーヤー村などを砲撃した。

この戦闘で、反体制武装集団側はシャルユート村一帯をほぼ制圧したという。

しかし、SANA(11月5日付)によると、シリア軍がムハルダ市周辺で反体制武装集団と交戦し、アブー・ウバイダ村、シャルユート村を制圧した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍)がアレッポ市北部郊外のマッラーフ農場近くでシリア軍の装甲車を襲撃、またアレッポ市ダーヒヤト・アサド地区内のシリア軍拠点に対して攻撃を加えた。

また、クッルナー・シュラカー(11月5日付)によると、ロシア軍はダーラト・イッザ市を空爆し、3人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラーム軍がナシャービーヤ町一帯のシリア軍拠点を砲撃、これに対してシリア軍はハラスター市、ハーン・シャイフ・キャンプを空爆した。

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュはアレッポ県北部でトルコ軍と反体制武装集団に攻勢をかけ、戦闘員15人を殺害、トルコ軍戦車2輌を破壊(2016年11月4日)

アレッポ県では、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信が、アフタリーン氏南部一帯で、トルコ軍およびその全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)と交戦し、戦闘員15人を殺害、トルコ軍戦車2輌を破壊したと発表した。

ARA News(11月4日付)によると、戦闘はアフタリーン市南部のタッル・ジージャーン村一帯などで発生した。

これに関して、ハワール・キリス作戦司令室に参加しているタフリール軍は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘で、司令官のムハンマド・アフマド氏(ムハンマボ・ガービー)が戦死したと発表した。

Kull-na Shuraka', November 4, 2016
Kull-na Shuraka’, November 4, 2016

またトルコ軍も声明を出し、この戦闘で、トルコ軍兵士3人が負傷したと発表した。

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ARA News(11月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)ティグリス州の広報局は「勝利は忍耐とともにある」と題した宣伝ビデオをインターネットを通じて配信、そのなかでダービク村奪還に向けた大規模作戦を準備していることを明らかにした。

AFP, November 4, 2016、AP, November 4, 2016、ARA News, November 4, 2016、Champress, November 4, 2016、al-Hayat, November 5, 2016、Iraqi News, November 4, 2016、Kull-na Shuraka’, November 4, 2016、al-Mada Press, November 4, 2016、Naharnet, November 4, 2016、NNA, November 4, 2016、Reuters, November 4, 2016、SANA, November 4, 2016、UPI, November 4, 2016などをもとに作成。

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シリア軍とダーイシュはヒムス県東部で戦闘を続ける(2016年11月4日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジュッブ・ジャッラーフ町一帯、マフル油田一帯、シャーイル油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がジュッブ・ジャッラーフ町畜産農場一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ダルアー県では、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍は声明を出し、アブー・ムハンマド・マクディスィー氏を新司令官に任命したと発表した。

AFP, November 4, 2016、AP, November 4, 2016、ARA News, November 4, 2016、Champress, November 4, 2016、al-Hayat, November 5, 2016、Iraqi News, November 4, 2016、Kull-na Shuraka’, November 4, 2016、al-Mada Press, November 4, 2016、Naharnet, November 4, 2016、NNA, November 4, 2016、Reuters, November 4, 2016、SANA, November 4, 2016、UPI, November 4, 2016などをもとに作成。

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シリア・イスラーム評議会のリファーイー議長「シリアの反体制派は外国からの戦闘員を必要としていない」(2016年11月4日)

シリア・イスラーム評議会のウサーマ・リファーイー議長はアナトリア通信(11月3日付)に対して、「シリアの反体制派は外国からの戦闘員を必要としていない」と述べたうえで、「戦闘員以外の物的、精神的な支援をシリア革命に対して行う」よう呼びかけた。

Kull-na Shuraka', November 4, 2016
Kull-na Shuraka’, November 4, 2016

 

AFP, November 4, 2016、Anadolu Ajansı, November 4, 2016、AP, November 4, 2016、ARA News, November 4, 2016、Champress, November 4, 2016、al-Hayat, November 5, 2016、Iraqi News, November 4, 2016、Kull-na Shuraka’, November 4, 2016、al-Mada Press, November 4, 2016、Naharnet, November 4, 2016、NNA, November 4, 2016、Reuters, November 4, 2016、SANA, November 4, 2016、UPI, November 4, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北部、ダマスカス郊外県ハーン・シャイフ・キャンプ一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団に対して攻勢を続ける(2016年11月4日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がタイバト・イマーム市、ブワイダ村、ラハーヤー村などで反体制武装集団(ファトフ軍)に対して激しい空爆を行った。

一方、SANA(11月4日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに県北部のバッザーム丘北部一帯から反体制武装集団(ファトフ軍)を掃討し、同地を制圧した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、西グータ地方のブワイダ村一帯で、シリア軍、親政権武装勢力がシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(11月4日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにハーン・シャイフ・キャンプ一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団との戦闘を続けた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジュムーア丘、イブタア町を砲撃した。

一方、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がジャッリーン村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を攻撃した。

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クナイトラ県では、SANA(11月4日付)によると、シャーム・ファトフ戦線がハラファー村、ハドル村を砲撃し、1人が死亡、12人以上が負傷した。

これに対し、シリア軍は、タルジャナ村などでシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がティールマアッラ村、ダイル・フール村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を攻撃した。

AFP, November 4, 2016、AP, November 4, 2016、ARA News, November 4, 2016、Champress, November 4, 2016、al-Hayat, November 5, 2016、Iraqi News, November 4, 2016、Kull-na Shuraka’, November 4, 2016、al-Mada Press, November 4, 2016、Naharnet, November 4, 2016、NNA, November 4, 2016、Reuters, November 4, 2016、SANA, November 4, 2016、UPI, November 4, 2016などをもとに作成。

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シリア・ロシア両軍による「猶予停戦」のなか、反体制派が人道回廊を砲撃し、ロシア軍兵士2人が負傷、アレッポ市東部からの戦闘員・住民の退去・避難は見られず(2016年11月4日)

アレッポ県では、シリア・ロシア両軍が午前9時から午後7時までの10時間、反体制武装集団のアレッポ市東部からの退去のための「猶予停戦」(人道停戦)を発効し、カースティールー通行所とハイイル・マシャーリカ通行所の2カ所が開放された。

『ハヤート』(11月5日付)によると、この「猶予停戦」により、シリア軍が包囲する反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)支配下のアレッポ市東部では、戦闘が終息、民間人、戦闘員の死傷者はなかった。

しかし、ロシア国防省は声明を出し、アレッポ市東部と外界を結ぶ人道回廊の一つ同市北部のカースティールー回廊に配置されていたロシア軍(ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍所属)2人が、反体制武装集団の砲撃を受けて負傷したと発表した。

また、シリア・アラブ・テレビ(11月5日付)によると、イフバーリーヤ・チャンネルの特派員1人も負傷した。

SANA, November 4, 2016
SANA, November 4, 2016

SANA(11月4日付)は、アレッポ市東部でシリア・ロシア両軍が「猶予停戦」(3日午前9時~午後7時)を発効したのに対し、同地を占拠する反体制武装集団(ファトフ軍)は、住民が市外に退去するのを阻止し、「人間の盾」とし利用し続けたと伝えた。

シリア人権監視団によると、「猶予停戦」期間中、アレッポ市東部からの民間人の避難、戦闘員の退去はなかったという。

なお、国連OCHAのヤンス・ラーク(Jens Laerke)報道官は、この「猶予停戦」中、「安全面の保障」がなかったために、アレッポ市東部への人道支援物資の搬入作業は実施されなかったと発表した。

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一方、SANA(11月4日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市西部のラームーサ地区を砲撃し、2人が死亡、11人が負傷した。

また、クッルナー・シュラカー(11月4日付)によると、ロシア軍と思われる戦闘機がカフル・ナーヤー村を空爆し、13人が死亡、数十人が負傷したという。

他方、シャーム自由人イスラーム運動はアレッポ市とサラミーヤ市(ハマー県)、ハマー市を結ぶシリア軍の唯一の兵站路アレッポ市・イスリヤー村街道を遮断したと発表した。

AFP, November 4, 2016、AP, November 4, 2016、ARA News, November 4, 2016、Champress, November 4, 2016、al-Hayat, November 5, 2016、Iraqi News, November 4, 2016、Kull-na Shuraka’, November 4, 2016、al-Mada Press, November 4, 2016、Naharnet, November 4, 2016、NNA, November 4, 2016、Reuters, November 4, 2016、SANA, November 4, 2016、UPI, November 4, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュがタドムル市近郊(ヒムス県)で人道支援物資を輸送していたロシア軍ヘリコプターを撃墜(2016年11月3日)

ヒムス県では、ロシア国防省の発表によると、タドムル市北部約40キロの地点に位置する村に人道支援物資を輸送していたロシア空軍のヘリコプターが「テロリスト」からの砲撃を受け墜落した。

乗っていた乗員らは無事だという。image003

これに関して、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信はロシア軍ヘリコプターを撃墜したと発表した。

また、SANA(11月3日付)によると、シリア軍がジュブ・ジャッラーフ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

一方、シリア人権監視団によると、マフル油田一帯、タドムル市東部一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(11月3日付)によると、シリア軍のダイル・ザウル航空基地守備隊が同地東部一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, November 3, 2016、AP, November 3, 2016、ARA News, November 3, 2016、Champress, November 3, 2016、al-Hayat, November 4, 2016、Iraqi News, November 3, 2016、Kull-na Shuraka’, November 3, 2016、al-Mada Press, November 3, 2016、Naharnet, November 3, 2016、NNA, November 3, 2016、Reuters, November 3, 2016、SANA, November 3, 2016、UPI, November 3, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍は、ラッカ解放作戦へのトルコ軍の傘下を拒否(2016年11月3日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のタラール・サッルー報道官は報道声明を出し、そのなかで、「我々は、ダーイシュ(イスラーム国)が占領するラッカ市で、シリア民主軍の指揮下の戦闘を目の当たりにすることになろう。しかし、その時期については明言しない」と発表した。

サッルー報道官はまた声明で、「シリア民主軍こそが、ラッカ解放作戦に参加する唯一の部隊であり、米国が主導する有志連合に対して、この作戦におけるトルコの役割を拒否すると通告済みである」と付言した。

AFP, November 3, 2016、AP, November 3, 2016、ARA News, November 3, 2016、Champress, November 3, 2016、al-Hayat, November 4, 2016、Iraqi News, November 3, 2016、Kull-na Shuraka’, November 3, 2016、al-Mada Press, November 3, 2016、Naharnet, November 3, 2016、NNA, November 3, 2016、Reuters, November 3, 2016、SANA, November 3, 2016、UPI, November 3, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受けた反体制武装集団がアレッポ県北部でダーイシュから7ヵ村を奪還(2016年11月3日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(11月3日付)によると、トルコ軍の全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が、県北部でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、アフタリーン市南部のバールーザ村、サルサーナ村、アブラ村、ワーシュ村、グーズ村、トゥワイス村、カッサール村の7ヵ村を制圧した。

AFP, November 3, 2016、AP, November 3, 2016、ARA News, November 3, 2016、Champress, November 3, 2016、al-Hayat, November 4, 2016、Iraqi News, November 3, 2016、Kull-na Shuraka’, November 3, 2016、al-Mada Press, November 3, 2016、Naharnet, November 3, 2016、NNA, November 3, 2016、Reuters, November 3, 2016、SANA, November 3, 2016、UPI, November 3, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団との交戦の末、ハマー県バッサーム丘、ダマスカス郊外県ハーン・シャイフ・キャンプ内の地区を制圧(2016年11月3日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県北部でファトフ戦線と交戦の末、バッザーム丘一帯を制圧した。

また戦闘機(所属明示せず)は、スーラーン市、カフルズィーター市、タイバト・イマーム市、ムーリク市、ラターミナ町などへの空爆を実施した。

一方、SANA(11月3日付)によると、シリア軍がタイバト・イマーム市、ブワイダ村、ミンタール丘、ワーディー・バシャーイル、ティバーラト・ディーバ村、フワイル丘、マサースィナ村、ズラーキーヤート村、ハスラーヤー村で反体制武装集団(ファトフ軍)の拠点を空爆した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・シャイフーン市東部地区でファトフ軍の裁判官(カーディー)の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、この裁判官が負傷した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(11月3日付)によると、シリア軍がタファス市を激しく砲撃し、女性1人と女児1人の合わせて3人が死亡、10人が負傷した。

一方、SANA(11月3日付)によると、シャーム・ファトフ戦線がイズラア市を砲撃した。

これに対し、シリア軍は、ダルアー市ミスリー交差点東部、アッバースィーヤ地区、バハール地区、ヤードゥーダ村北部の穀物サイロ一帯でシャーム・ファトフ戦線と交戦した。

このほか、ARA News(11月3日付)によると、シャーム・ファトフ戦線と共闘する自由シリア軍南部戦線に所属するスンナ青年師団の戦闘員3人が武器を持って離反し、シリア軍に合流した

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ダマスカス郊外県では、SANA(11月3日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフ・キャンプ一帯でシャーム・ファトフ戦線の拠点を攻撃し、同地北部の農場地帯、タキー・モスク一帯を制圧した。

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ダマスカス県では、SANA(11月3日付)によると、反体制武装集団がジャウバル区に掘削した全長150メートルの地下トンネルを、シリア軍が発見、これを破壊した。

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ヒムス県では、SANA(11月3日付)によると、シリア軍がラスタン市、ダイル・フール村北部、アブー・タバービール村でシャーム・ファトフ戦線の拠点を空爆した。

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SANA(11月3日付)は、シリア・ヨルダン運送会社の貨物トレーラーが支援プロジェクトを始動し、タルトゥース港に荷揚げされた食糧などの各地への配送を開始した、と伝えた。

AFP, November 3, 2016、AP, November 3, 2016、ARA News, November 3, 2016、Champress, November 3, 2016、al-Hayat, November 4, 2016、Iraqi News, November 3, 2016、Kull-na Shuraka’, November 3, 2016、al-Mada Press, November 3, 2016、Naharnet, November 3, 2016、NNA, November 3, 2016、Reuters, November 3, 2016、SANA, November 3, 2016、UPI, November 3, 2016などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム・ファトフ戦線が主導する反体制派がアレッポ市を砲撃し、12人が死亡、200人以上が負傷(2016年11月3日)

アレッポ県では、SANA(11月3日付)によると、反体制武装集団(ファトフ軍、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)がアレッポ市のハラブ・ジャディーダ地区、ムーカーンブー地区、マシャーリカ地区、アレッポ大学文学部一帯(フルカーン地区)を砲撃し、女児1人を含む12人が死亡、200人以上が負傷した。

また反体制武装集団(ファトフ軍)は、アレッポ市南部のマンヤーン村を砲撃し、8人が負傷、病院に搬送された。

これに対し、シリア軍は、アレッポ市ラーシディーン地区、同市南西部および西部のハーン・トゥーマーン村などで反体制武装集団(ファトフ軍)の拠点を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シャーム・ファトフ戦線が、アレッポ市ハラブ・ジャディーダ地区、ダーヒヤト・アサド地区一帯で爆弾を仕掛けた車で2回にわたり自爆攻撃を行い、同地におけるシリア軍の第一防衛戦を突破した。

アレッポ・ファトフ軍作戦司令室に所属する「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動もシャーム・ファトフ戦線とともにハラブ・ジャディーダ地区の第一防衛戦を突破、シリア軍と交戦したという。

ファトフ軍、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室は、アレッポ市南西部の第1070集合住宅建設地区、マンヤーン村一帯などでもシリア軍と交戦したという。

またシャーム・ファトフ戦線によると、アレッポ市南西部郊外の第3000集合住宅で、特攻自爆戦闘員(インギマースィー)が自爆攻撃を行い、シリア軍と交戦した。

さらに、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ作戦司令室)の支配下にとどまるアレッポ市東部では、ヌールッディーン・ザンキー運動、「命じられるまま正しく進め」連合が、シリア軍とサラーフッディーン地区、アンサーリー地区などで交戦し、1人が死亡、25人が負傷した。

このほか、アレッポ市南部郊外では、戦闘機(所属明示せず)がミーズナーズ村を空爆し、子供7人と女性1人を含む10人が死亡した。

このほか、クッルナー・シュラカー(11月3日付)によると、ヌールッディーン・ザンキー運動が声明を出し、アレッポ市北部一帯で活動するシャームの剣旅団を吸収合併したと発表した。

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AFP, November 3, 2016、AP, November 3, 2016、ARA News, November 3, 2016、Champress, November 3, 2016、al-Hayat, November 4, 2016、Iraqi News, November 3, 2016、Kull-na Shuraka’, November 3, 2016、al-Mada Press, November 3, 2016、Naharnet, November 3, 2016、NNA, November 3, 2016、Reuters, November 3, 2016、SANA, November 3, 2016、UPI, November 3, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュのバグダーディー指導者が音声声明でサウジアラビア、トルコ、ムスリム同胞団を批判(2016年11月2日)

ダーイシュ(イスラーム国)の指導者アブー・ムハンマド・バグダーディー氏によると思われる音声声明が、フルカーン広報制作機構を通じて発表された。

「これがアッラーとその使徒が約束したこと」と題された音声声明のなかで、バグダーディー氏は、イラク軍、ペシュメルガ主導のモスル奪還作戦に関して「背教の民族」からの攻撃と位置づける一方、ロシアとシリア政府がヌサイリー派の国を作ろうとしていると非難した。

またトルコが全面支援する反体制武装集団、アル=カーイダ系のシャーム・ファトフ戦線などからなる「反体制派」については、「背教者」と断罪した。

バグダーディー氏はさらにサウジアラビアに関して、「イラクとシャームのイスラーム教徒に対する戦争」に荷担し、「悪」を蔓延させようとしていると師団し、ダーイシュのサウジアラビア人メンバーに対して、サウジ首脳を標的とした攻撃を行うよう呼びかけた。

一方、トルコに関して、バグダーディー氏は、シリアとイラクに介入していると非難、戦闘をトルコにも拡大するよう主唱した。

このほか、バグダーディー氏は、ムスリム同胞団について「カリフ制に戦いを挑む十字軍の毒剣の先」などと非難した。

AFP, November 3, 2016、AP, November 3, 2016、ARA News, November 3, 2016、Champress, November 3, 2016、al-Hayat, November 4, 2016、Iraqi News, November 3, 2016、Kull-na Shuraka’, November 3, 2016、al-Mada Press, November 3, 2016、Naharnet, November 3, 2016、NNA, November 3, 2016、Reuters, November 3, 2016、SANA, November 3, 2016、UPI, November 3, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュはアレッポ県北部で反転攻勢をかけ、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団から17の村・農村を奪還(2016年11月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、トルコの全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)に対して反転攻勢を行い、サルワー村、グーズ村、サルサーナ村、マスウーディーヤ村、バルアーン村、バールーザ村など17の村・農場を奪還した。

また、クッルナー・シュラカー(11月2日付)によると、ダーイシュは一時アフタリーン市を制圧したが、まもなくハワール・キリス作戦司令室がこれを再び奪還したという。

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ダイル・ザウル県では、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市郊外のセラミック工場一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, November 2, 2016、AP, November 2, 2016、ARA News, November 2, 2016、Champress, November 2, 2016、al-Hayat, November 3, 2016、Iraqi News, November 2, 2016、Kull-na Shuraka’, November 2, 2016、al-Mada Press, November 2, 2016、Naharnet, November 2, 2016、NNA, November 2, 2016、Reuters, November 2, 2016、SANA, November 2, 2016、UPI, November 2, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県ハーン・シャイフ・キャンプのヒルバト・アッバースィーヤ地区を制圧(2016年11月2日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯でシリア軍、国防隊が、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦、シリア軍が同地一帯を地対地ミサイルと思われる砲弾などで砲撃した。

またイスラーム軍の本拠地ドゥーマー市も戦闘機(所属明示せず)が空爆を実施した。

このほか、ダマスカス県ジャウバル区一帯でもシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフ・キャンプに対して特殊作戦を実施、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦の末、同地のヒルバト・アッバースィーヤ地区を完全制圧した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、ファトフ軍の支配下にあるサラーキブ市を空爆し、複数の死傷者が出た。

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ハマー県では、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がスーラーン市北部でファトフ軍と交戦、マスィーン丘を制圧した。

一方、SANA(11月2日付)によると、ファトフ軍がムハルダ市を砲撃した。

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ラタキア県では、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がシール・ニムル村一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がダルアー市南部一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(11月2日付)によると、シリア赤新月社と赤十字国際委員会の支援チームがインヒル市に人道支援物資(貨物トレーラー32輌分、130トン)を搬入した。

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シャーム・ファトフ戦線は声明を出し、「シャリーアの兵」を名のる武装集団を吸収合併したと発表した。

AFP, November 2, 2016、AP, November 2, 2016、ARA News, November 2, 2016、Champress, November 2, 2016、al-Hayat, November 3, 2016、Iraqi News, November 2, 2016、Kull-na Shuraka’, November 2, 2016、al-Mada Press, November 2, 2016、Naharnet, November 2, 2016、NNA, November 2, 2016、Reuters, November 2, 2016、SANA, November 2, 2016、UPI, November 2, 2016などをもとに作成。

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シリア・ロシア両軍はアレッポ市西部郊外などを爆撃、またアレッポ市南西部一帯でファトフ軍、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室と交戦(2016年11月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、ファトフ軍の支配下にあるカフルナーハー村、アウラム・クブラー町などアレッポ市西部郊外一帯を空爆、またヘリコプター(所属明示せず)がアレッポ市西部のダーヒヤト・アサド地区一帯を「樽爆弾」で空爆した。

またシリア軍がフライターン市一帯、アレッポ市ハムダーニーヤ地区、ザフラー協会地区を砲撃した。

またマンヤーン村一帯、アレッポ市第1070集合住宅地区、ラーシディーン地区、ダーヒヤト・アサド地区では、シリア軍、親政権武装勢力(ヒズブッラーなど)がファトフ軍との戦闘を続けた。

一方、クッルナー・シュラカー(11月2日付)によると、ロシア軍の教練を受けた砂漠の鷹旅団の増援部隊がアレッポ市に派遣された。

同部隊は共和国護衛隊元副司令官でアレッポ軍事治安委員会議長を務めるザイド・サーリフ氏の指揮下にあり、近くアレッポ市での大規模な戦闘に投入される模様だという。

他方、SANA(11月2日付)によると、反体制武装集団(ファトフ軍、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)がアレッポ市ハムダーニーヤ地区、ザフラー協会地区を砲撃し、8人が負傷した。

AFP, November 2, 2016、AP, November 2, 2016、ARA News, November 2, 2016、Champress, November 2, 2016、al-Hayat, November 3, 2016、Iraqi News, November 2, 2016、Kull-na Shuraka’, November 2, 2016、al-Mada Press, November 2, 2016、Naharnet, November 2, 2016、NNA, November 2, 2016、Reuters, November 2, 2016、SANA, November 2, 2016、UPI, November 2, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュがアレッポ県北部で、YPG主体のシリア民主軍とトルコ軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室双方に反転攻勢をかけ、一部地域を奪還(2016年11月1日)

アレッポ県では、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信が、ダーイシュが西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末、アレッポ市北部郊外の歩兵士官学校に近い射撃訓練場および丘陵地帯3カ所を奪還したと伝えた。

同地に関しては、シリア軍が制圧したとの情報とシリア民主軍が制圧したとの情報が錯綜していた。

また、ARA News(11月1日付)によると、ダーイシュは、トルコ軍の全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)と交戦の末、アフタリーン市近郊の6カ村(フーミド村、スラサーナ村、タンヌーザ村、サルワー村、カッサーラ村、バールーザ村を奪還した。

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アレッポ県では、ARA News(11月1日付)によると、トルコ軍の全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍支配下のハスィーヤ村、ハルバル村、シャイフ・イーサー村、マルアナーズ村などに攻撃を激化、トルコ軍も同地一帯を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(11月1日付)によると、ロシア軍がダイル・ザウル市各所を空爆する一方、ダーイシュ(イスラーム国)も同市のシリア政府支配地域を砲撃し、民間人3人が死亡した。

AFP, November 1, 2016、AP, November 1, 2016、ARA News, November 1, 2016、Champress, November 1, 2016、al-Hayat, November 2, 2016、Iraqi News, November 1, 2016、Kull-na Shuraka’, November 1, 2016、al-Mada Press, November 1, 2016、Naharnet, November 1, 2016、NNA, November 1, 2016、Reuters, November 1, 2016、SANA, November 1, 2016、UPI, November 1, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュは英米が支援する「新シリア軍」戦闘員3人を処刑(2016年11月1日)

ダーイシュ(イスラーム国)のユーフラテス州広報局は、ダイル・ザウル県ブーカマール市と思われる場所で、米英両軍が直接支援する「新シリア軍」の戦闘員3人を処刑、その映像をインターネットを通じて公開した。

AFP, November 1, 2016、AP, November 1, 2016、ARA News, November 1, 2016、Champress, November 1, 2016、al-Hayat, November 2, 2016、Iraqi News, November 1, 2016、Kull-na Shuraka’, November 1, 2016、al-Mada Press, November 1, 2016、Naharnet, November 1, 2016、NNA, November 1, 2016、Reuters, November 1, 2016、SANA, November 1, 2016、UPI, November 1, 2016などをもとに作成。

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シリア人権監視団:反体制派によるアレッポ市西部への砲撃で子供18人を含む53人が死亡(2016年11月1日)

シリア人権監視団は、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線が主導するファトフ軍とアレッポ・ファトフ軍作戦司令室からなる反体制派が、アレッポ市東部解囲に向けた軍事作戦(「アレッポ大血戦」)を開始し、シリア政府支配下のアレッポ市西部一帯への砲撃を激化させた10月28日から31日までの犠牲者数が、53人にのぼっていると発表した。

うち子供は18人、女性は6人で、犠牲者はいずれも反体制派によるアレッポ市西部(旧メリディアン・ホテル一帯、ハムダーニーヤ地区、ザフラー協会地区、サラーフッディーン地区など砲撃の犠牲者だという。

AFP, November 1, 2016、AP, November 1, 2016、ARA News, November 1, 2016、Champress, November 1, 2016、al-Hayat, November 2, 2016、Iraqi News, November 1, 2016、Kull-na Shuraka’, November 1, 2016、al-Mada Press, November 1, 2016、Naharnet, November 1, 2016、NNA, November 1, 2016、Reuters, November 1, 2016、SANA, November 1, 2016、UPI, November 1, 2016などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線が主導する反体制派は国連事務所が入るアレッポ市内のシャフバー・シャーム・ホテルを砲撃(2016年11月1日)

アレッポ県では、SANA(11月1日付)によると、アレッポ市東部ブスターン・カスル地区に展開する反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室所属組織)が、国連が事務所を置くシャフバー・シャーム・ホテルを砲撃し、ホテルの15階、16階、17階部分、近くの居住ビルが被害を受けた。死傷者はなかった。

RT(11月1日付)によると、シャフバー・ホテルは反体制武装集団の戦車砲から発射された砲弾を被弾したという。

『ハヤート』(11月2日付)によると、シャフバー・ホテルには国連職員7人が勤務している。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍が包囲を続けるアレッポ市東部の解囲をめざすシャーム・ファトフ戦線主導のファトフ軍とアレッポ・ファトフ軍作戦司令室が、アレッポ市南西部のダーヒヤト・アサド地区、マンヤーン村一帯、第1070集合住宅計画地区一帯で、シリア軍および親政権武装勢力と戦闘を続けた。

また、SANA(11月1日付)によると、反体制武装集団(ファトフ軍、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)は、アレッポ市ハムダーニーヤ地区を砲撃し、4人が負傷した。

このほか、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室は声明を出し、アサド政権がアレッポ市西部の住民を「人間の盾」として利用していると批判した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、イドリブ県との県境に位置するカルクール村一帯で、シャーム自由人イスラーム運動と正体不明の武装集団が交戦した。

また県南部に人道支援物資を搬送した車列がハマー市に帰任途中に、カフル・カドフ村近郊で正体不明の武装集団の襲撃を受けた。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(11月1日付)によると、ロシア軍がカフルタハーリーム町を空爆、町内の病院、学校、医学部などが被弾した。

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ラタキア県では、ARA News(11月1日付)によると、反体制武装集団が県北部のトゥッファーヒーヤ山一帯でシリア軍と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(11月1日付)によると、シリア軍がダルアー市避難民キャンプ一帯、ビラール・ハバシー・モスク一帯でシャーム・ファトフ戦線と交戦した。

これに対して、シャーム・ファトフ戦線は、イズラア市を砲撃し、1人が負傷した。

一方、ARA News(11月1日付)によると、シリア赤新月社と赤十字国際委員会の支援チームがダルアー市内に食糧物資(貨物トレーラー32輌分)を搬入した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(11月1日付)によると、反体制武装集団(イスラーム軍)がハラスター市地下に掘削した全長160メートル、深さ14メートルの地下トンネルをシリア軍が発見、これを破壊した。

AFP, November 1, 2016、AP, November 1, 2016、ARA News, November 1, 2016、Champress, November 1, 2016、al-Hayat, November 2, 2016、Iraqi News, November 1, 2016、Kull-na Shuraka’, November 1, 2016、al-Mada Press, November 1, 2016、Naharnet, November 1, 2016、NNA, November 1, 2016、Reuters, November 1, 2016、RT, November 1, 2016、SANA, November 1, 2016、UPI, November 1, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がダーイシュから1カ村を奪取(2016年10月31日)

アレッポ県では、ARA News(10月31日付)によると、トルコ軍の全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に県北部のバイリス村およびその周辺の農場地帯を制圧した。

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一方、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信(10月31日付)が、県北部のダイルナタ村で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦し、戦闘員20人を殺害したと発表した。

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ハマー県では、SANA(10月31日付)によると、シリア軍がサッブーラ村とイスリヤー村を結ぶ街道一帯でダーイシュ(イスラーム国)の車列を攻撃した。

AFP, October 31, 2016、AP, October 31, 2016、ARA News, October 31, 2016、Champress, October 31, 2016、al-Hayat, November 1, 2016、Iraqi News, October 31, 2016、Kull-na Shuraka’, October 31, 2016、al-Mada Press, October 31, 2016、Naharnet, October 31, 2016、NNA, October 31, 2016、Reuters, October 31, 2016、SANA, October 31, 2016、UPI, October 31, 2016などをもとに作成。

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ダルアー県でシリア軍が、シャーム・ファトフ戦線と「自由シリア軍」の連合部隊を要撃し、26人を殺害、40人以上を捕捉(2016年10月31日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(10月31日付)によると、南部戦線(自由シリア軍)に所属するムハージリーン・ワ・アンサール旅団、シャーム・ファトフ戦線、ヤルムーク軍、ジュンド・マラーヒムがイブタア町の放棄された大隊基地一帯に突入を試みたが、シリア軍の要撃を受け、戦闘員26人が死亡した。

また、ARA News(10月31日付)によると、シリア軍はまたこの要撃で戦闘員40人以上を捕捉した。

一方、SANA(10月31日付)によると、シリア軍がヤードゥーダ村、ダルアー市内各所でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(10月31日付)によると、戦闘機(所属明示せず)がザアフラーナ村などを空爆した。

一方、SANA(10月31日付)によると、シリア軍がサアン・アスワド村、アブー・サナースィル丘、ダーヒル農場、ディーク検問所一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ハマー県では、ARA News(10月31日付)によると、シリア軍がラターミナ町、カフルズィーター市、ハラファーヤー市で反体制武装集団の拠点を空爆した。

AFP, October 31, 2016、AP, October 31, 2016、ARA News, October 31, 2016、Champress, October 31, 2016、al-Hayat, November 1, 2016、Iraqi News, October 31, 2016、Kull-na Shuraka’, October 31, 2016、al-Mada Press, October 31, 2016、Naharnet, October 31, 2016、NNA, October 31, 2016、Reuters, October 31, 2016、SANA, October 31, 2016、UPI, October 31, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県で対立を続けてきたイスラーム軍とラフマーン軍団の和解に向けた動き加速(2016年10月31日)

ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(11月1日付)などによると、東西グータ地方でのシリア軍の攻勢を受け、同地一帯で対立を続けてきたイスラーム軍とラフマーン軍団を和解させるため、シリア・イスラーム評議会が、両者の仲介を目的とした委員会を設置したと発表した。

Kull-na Shuraka', October 31, 2016
Kull-na Shuraka’, October 31, 2016
Kull-na Shuraka', October 31, 2016
Kull-na Shuraka’, October 31, 2016

またイスラーム軍のイサーム・ブワイダーニー総司令官ら幹部司令官は30日、ミスラーバー市でフスタート軍とラフマーン軍団が設置した合同作戦司令室の司令官らと会談し、和解に向けた交渉を行った。

Kull-na Shuraka', October 31, 2016
Kull-na Shuraka’, October 31, 2016

AFP, October 31, 2016、AP, October 31, 2016、ARA News, October 31, 2016、Champress, October 31, 2016、al-Hayat, November 1, 2016、Iraqi News, October 31, 2016、Kull-na Shuraka’, October 31, 2016、al-Mada Press, October 31, 2016、Naharnet, October 31, 2016、NNA, October 31, 2016、Reuters, October 31, 2016、SANA, October 31, 2016、UPI, October 31, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がイスラーム軍との戦闘の末、ダマスカス郊外県のタッル・クルディー町一帯を制圧(2016年10月31日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(10月31日付)によると、シリア軍がイスラーム軍などからなる反体制武装集団との戦闘の末、タッル・クルディー町およびその一帯を完全制圧した。

また、SANA(10月31日付)によると、シリア軍がマガル・ミール村、バイト・ジン村農場地帯、ハーン・シャイフ・キャンプ農場地帯、ダルーシャー村北東部でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアルバイン市、リーハーン農場一帯、シャイフーニーヤ村、サクバー市を空爆、またシリア軍がサクバー市を砲撃した。

これに対して、イスラーム軍はダマスカス・ヒムス国際幹線道路一帯、タッル・クルディー町一帯でシリア軍と交戦した。

また、ARA News(10月31日付)によると、シリア軍がイスラーム軍の本拠地であるドゥーマー市を空爆・砲撃した。

AFP, October 31, 2016、AP, October 31, 2016、ARA News, October 31, 2016、Champress, October 31, 2016、al-Hayat, November 1, 2016、Iraqi News, October 31, 2016、Kull-na Shuraka’, October 31, 2016、al-Mada Press, October 31, 2016、Naharnet, October 31, 2016、NNA, October 31, 2016、Reuters, October 31, 2016、SANA, October 31, 2016、UPI, October 31, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市南西部一帯でシャーム・ファトフ戦線が主導する反体制派とシリア軍の戦闘が続く(2016年10月31日)

アレッポ県では、『ハヤート』(11月1日付)によると、アレッポ市南西部のアサド軍事アカデミー一帯、マンヤーン村一帯で、シャーム・ファトフ戦線が主導するファトフ軍およびアレッポ・ファトフ軍作戦司令室がシリア軍および親政権武装勢力との戦闘を続けた。

また、クッルナー・シュラカー(10月31日付)、ARA News(10月31日付)によると、によると、アレッポ市南部のアズィーザ村、アレッポ市シャイフ・ルトフィー地区一帯でもシリア軍とファトフ軍が交戦した。

一方、SANA(10月31日付)によると、シリア軍がアレッポ市ラーシディーン地区(第4、第5地区)、ヒクマ学校一帯、第1070集合住宅計画地区西部で、シャーム・ファトフ戦線主導のファトフ軍の拠点を空爆した。

これに対して、「米国が穏健な反体制派とみなすテロ組織」は、アレッポ市西部のハムダーニーヤ地区、ハラブ・ジャディーダ地区を砲撃し、女性1人を含む3人が死亡、5人が負傷した。

、なおシリア人権監視団によると、30日以降、ファトフ軍およびアレッポ・ファトフ軍作戦司令室がシリア軍との戦闘で獲得したのはアレッポ市ダーヒヤト・アサド地区内の複数カ所のみで、シリア軍が戦いの「イニシアチブを回復」しつつあるという。

また、28日以降の戦闘(「アレッポ大血戦」)で、反体制武装集団戦闘員72人、シリア軍側兵士・戦闘員61人が死亡したという。

SANA, October 31, 2016
SANA, October 31, 2016

このほか、ファトフ軍は、28日に開始したアレッポ市東部解囲作戦(「アレッポ大血戦」)第1段階(30日に終了宣言)での戦果を発表した。

それによると、過去48時間でファトフ軍は、シリア軍兵士およびシリア人民兵85人、外国人戦闘員30人以上を殺害したという。

Kull-na Shuraka', October 31, 2016
Kull-na Shuraka’, October 31, 2016
Kull-na Shuraka', October 31, 2016
Kull-na Shuraka’, October 31, 2016

AFP, October 31, 2016、AP, October 31, 2016、ARA News, October 31, 2016、Champress, October 31, 2016、al-Hayat, November 1, 2016、Iraqi News, October 31, 2016、Kull-na Shuraka’, October 31, 2016、al-Mada Press, October 31, 2016、Naharnet, October 31, 2016、NNA, October 31, 2016、Reuters, October 31, 2016、SANA, October 31, 2016、UPI, October 31, 2016などをもとに作成。

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