ヌスラ戦線総司令官は誰が殺したのか?:イドリブ県でアブー・ハマーム・シャーミー死亡(2015年3月5日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(3月5日付)によると、有志連合と思われる戦闘機がイドリブ市郊外に対して空爆を実施し、シャームの民のヌスラ戦線幹部複数が死亡した。

死亡したのはヌスラ戦線総司令官のアブー・ハマーム・シャーミー氏、アブー・ムスアブ・フィラスティーニー氏、アブー・ウマル・クルディー氏、アブー・バッラー・アンサーリー氏。

また司令官多数が負傷したという。

これに関して、ヌスラ戦線はツイッターを通じて、「ヌスラ戦線のアブー・ハマーム・シャーミー総司令官が戦線幹部多数を標的とした爆発によって死亡した」としたうえで、「爆発は、トルコ国境に位置するサルキーン市内の戦線の拠点に対して有志連合の無人戦闘機が空爆したことで発生したと思われる」と発表した。

しかし、SANA(3月5日付)は、シリア軍がフバイト村で特殊作戦を実施し、アブー・ハマーム氏らヌスラ戦線幹部を殲滅したと伝えた。

一方、有志連合合同司令部は声明を出し、米国など有志連合が、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を12回空爆したと発表した。

空爆はハサカ県のダーイシュの戦術部隊、拠点、車列などを標的としたもので、イドリブ県のヌスラ戦線拠点の空爆の有無については言及しなかった。

Kull-na Shuraka', March 5, 2015
Kull-na Shuraka’, March 5, 2015

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一方、ヌスラ戦線拠点への攻撃と並行して、シリア人権監視団によると、シリア軍がイドリブ県内のビーラト・アルマナーズ町の学校密集地区を空爆し、児童・生徒6人を含む7人が死亡、子供6人を含む12人が負傷した。

シリア軍はまた、シャームの民のヌスラ戦線などが支配下の置くタッル・サラムー村一帯に対しても空爆を行ったという、

他方、SANA(3月5日付)によると、アブー・ズフール町一帯のヌスラ戦線、イスラーム戦線、シャーム自由人イスラーム運動の拠点などに対して、シリア軍が激しい空爆を行った。

AFP, March 5, 2015、AP, March 5, 2015、ARA News, March 5, 2015、Champress, March 5, 2015、al-Hayat, March 6, 2015、Iraqi News, March 5, 2015、Kull-na Shuraka’, March 5, 2015、al-Mada Press, March 5, 2015、Naharnet, March 5, 2015、NNA, March 5, 2015、Reuters, March 5, 2015、SANA, March 5, 2015、UPI, March 5, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がダイル・ザウル県のアーラーク油田地帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を爆撃(2015年3月5日)

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(3月5日付)によると、シリア軍戦闘機が、ダイル・ザウル市・タドムル市街道沿いのアーラーク油田地帯のダーイシュ(イスラーム国)の拠点などを空爆した。

同地は数日前に、ダーイシュが進軍していた。

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ARA News(3月5日付)は、イラクのモスル市内の複数の消息筋の情報として、モスル市内にいたダーイシュ(イスラーム国)のムハージリーン(外国人戦闘員)の多くが、シリアのラッカ市への避難を開始したと伝えた。

AFP, March 5, 2015、AP, March 5, 2015、ARA News, March 5, 2015、Champress, March 5, 2015、al-Hayat, March 6, 2015、Iraqi News, March 5, 2015、Kull-na Shuraka’, March 5, 2015、al-Mada Press, March 5, 2015、Naharnet, March 5, 2015、NNA, March 5, 2015、Reuters, March 5, 2015、SANA, March 5, 2015、UPI, March 5, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がヌスラ戦線らとアレッポ市空軍情報部一帯で激しく交戦(2015年3月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団などによると、シリア軍、国防隊、バアス大隊、ヒズブッラー戦闘員は、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団とアレッポ市ザフラー協会地区の大預言者モスクに近いタバリー学校一帯、空軍情報部一帯で激しく交戦した。

またシリア軍はアレッポ市カーディー・アスカル地区などを「樽爆弾」で攻撃、少なくとも18人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフルシャムス町などを砲撃した。

一方、SANA(3月5日付)によると、ダルアー市各所、シャイフ・マスキーン市、アンタル丘、ズィムリーン村、ティーハ村、カフル・ナースィジュ村、フラーク市、ハーッラ丘などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、南部タウヒード旅団、ハウラーン・ムジャーヒディーン大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ダーマー村近郊で爆発が発生、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムウダミーヤト・シャーム市南方などでシリア軍とジハード主義武装集団が交戦、またドゥーマー市では子供1人が餓死した。

一方、SANA(3月5日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、クッルナー・シュラカー(3月5日付)によると、シリア軍、国防隊がドゥーリーン高地一帯に突入を試み、反体制武装集団と交戦、多数の兵士が死傷した。

一方、SANA(3月5日付)によると、シリア軍が「武装テロ集団」との交戦の末、ドゥーリーン高地を制圧、またドゥーリーン村内で掃討作戦を続け、戦闘員多数を殲滅したという。

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ハマー県では、SANA(3月5日付)によると、カフルズィーター市、ラターミナ町、サイヤード村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(3月5日付)によると、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(3月5日付)によると、ムシャイリファ村、ウンム・ジャーミア村、ウンム・シャルシューフ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 5, 2015、AP, March 5, 2015、ARA News, March 5, 2015、Champress, March 5, 2015、al-Hayat, March 6, 2015、Iraqi News, March 5, 2015、Kull-na Shuraka’, March 5, 2015、al-Mada Press, March 5, 2015、Naharnet, March 5, 2015、NNA, March 5, 2015、Reuters, March 5, 2015、SANA, March 5, 2015、UPI, March 5, 2015などをもとに作成。

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米国によるシリアの「穏健な反体制派」支援をめぐって、トルコ、イランが米国を牽制(2015年3月5日)

『ハヤート』(3月5日付)は、複数の西側筋の話として、トルコ政府が、米軍による領内でのシリアの「穏健な反体制派」の教練にかかる米国との二国間合意に際して、米政府に、シリア領内の国境地帯での飛行禁止空域と安全保障地域の設置と、ダーイシュ(イスラーム国)とシリア政府の双方に対峙するための教練を行うよう求めていた、と伝えた。

同報道によると、米国内では、教練プログラム実施に向けた法的整備が議会において行われているが、イラン政府は、仮に米国が教練した「穏健な反体制派」が、シリア政府に対峙するような事態が生じれば、「イラク領内の米軍が危険にさらされるだろう」とのメッセージを米政府に伝え、牽制している、という。

al-Hayat, March 5, 2015をもとに作成。

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アサド大統領、ポルトガル国営テレビRTPのインタビューに応じる(2015年3月4日)

アサド大統領は、ポルトガル国営テレビRTPの単独インタビューに応じた。

インタビューは英語で行われ、3月4日に放映された。

SANA, March 4, 2015
SANA, March 4, 2015

インタビューでのアサド大統領の主な発言は以下の通り:

「シリアでの犠牲者の数に関して、西側メディアは最近、22万人だとしている。この数字は誇張されている。欧米はいつもシリアでの犠牲者の数を誇張している。数十万なのか、数万なのかが問題ではない。犠牲者は犠牲者、殺戮は殺戮、テロはテロだ…。身内、愛する人、親戚を失った家族の問題だ。シリアで起きているのは人災なのだ」。

「危機はシリアのあらゆる場所に及んでいる…。それが、テロや過激主義が育つ肥沃な環境、揺りかごを作っている。しかしこうした困難にもかかわらず、シリアはテロと戦い、国をまもり、覇権主義を退ける決意をしている」。

「国民と軍が政府のもとに一つになってテロと戦い、国家機関が機能しているのに、シリアが滅んだなどと言うことはできない」。

(ダーイシュ(イスラーム国)と協力しているのかとの問いに対して)「していない」。

「国際システムは国連、そして安保理によって代表されてきた。またそこでの問題は各国の主権を守り、戦争を回避するかたちで解決されることが想定されている。しかし実際には、そうはなっていない。我々が今目にしているのは、破綻した国連であり、シリア、リビア、イエメンなどといった国の市民を国際的に保護することに失敗した国連だ」。

「我々は、シリア軍が危機当初からすべてのシリア人を助けることができればと考えてきた。しかし、シリア軍がそうできなかった主な障害、そして数日前にダーイシュに拉致されたキリスト教徒を助けることができなかったのは、西欧諸国や地域諸国がテロリストたちに不制限の支援を行っているからだ」。

(「ジュネーブ2」会議に関して)「解決は政治的になされるが、現地の状況に影響を行使していない個人、組織と席につきたいのなら、対話をするための対話になるだろう…。我々がジュネーブでの交渉相手を選んでのではなかった。西欧、トルコ、サウジアラビア、カタールが選んだのだ。彼らは我々が対話して来たシリアの反体制派ではなかった」。

「シリア人のために活動し、国を護ろうとする反体制派であれば、どんなものであっても、シリア人、ないしはシリア国民の一部を代表している…。それは国家(の枠内にいるかどうか)とは関係なく、また政府(の枠内にいるかどうか)とも関係ない」。

(シリア革命反体制勢力国民連立を排除しているのかとの問いに関して)「私は、シリア人であれば誰も排除しない。基準について話しているのだ。こうした基準を満たせば、我々は反体制派だと認める。連立が西欧などによって作られたのなら、シリアの組織とはみなされない。シリア国民を代表していない。シリア国民は受け入れない…。しかし我々はあらゆる解決策を試みてきた…。だから連立とも協議した。この組織がシリア人を代表しておらず、それを作った国を代表していることをあらかじめ知っていたにもかかわらずである。またこの組織が現地に影響力を及ぼしていないにもかかわらずである」。

「オバマさえ、「穏健な反体制派」は幻想だと言っている。世界のほとんどが今や、いわゆる「穏健な反体制派」、すなわち「自由シリア軍」などの名前を名のる組織が…幻想だということを知っている。シリアのテロ空間を支配しているのはダーイシュかシャームの民のヌスラ戦線、あるいはより小さな派閥である」。

「現地の武装集団に影響力を行使し得る者と交渉するための当事者を欠いているなかで、我々は一部の地域では武装集団と和解を行ってきた…。これは非常に現実主義的な政治的解決策だ」。

「問題は、我々が反体制派と呼ぶ者のなかのどの当事者が…現地の武装集団に影響力を行使し、シリア人を流血から救い出せるかだ…。我々にはまだ答えがない。なぜなら彼ら反体制派は、そのことを証明しなければならないからだ。我々が証明する必要はない。なぜなら、我々には軍があり、軍は政府に忠実で、政府が命令を下せば、それに従うからだ…。しかし相手方はどうか? 誰がテロリストをコントロールするのか? それが問題だ」。

(ダーイシュよりもアサド政権と取引する方がましだと欧米諸国が考えるようになったために、潮目が変わったのではとの問いに対して)「世論がそのように考えているとは思わない…。我々が危機の初めに言っていたすべてを、彼ら(欧米諸国)は後になって言うようになっている。彼らは平和的だと言ったのに対して、我々は平和的ではなく、平和的だと彼らが言っているデモ参加者が警官を殺していると言った。その後、彼らが武装集団化すると、彼らも武装集団だと言うようになった。我々が武装集団はテロだと言うと、彼らはテロではないと言った。その後、彼らがテロだと言うようになると、我々はそれがアル=カーイダだと言ったが、彼らはアル=カーイダではないといった。つまり、我々が言っていたことすべてを、彼らは後になって言うようになっている…。なぜ最初から言わなかったのか?… 欧米諸国では…ダーイシュとヌスラはアサドが作り出した、あるいは彼の政策のせいだなどといったことが事実に付け加えられていった」。

(現政府が残虐で独裁的だとの主張に関して)「自国民を殺し、抑圧している人間が同じ国民に支持されることがあるか?」

(「アラブの春」波及後の反体制デモに関して)「デモは決して平和的ではなかった。最初の週に我々は多くの警官を失った。どうして平和的なデモが警官を殺すことができるのか? 平和的ではなかった。これが嘘の始まりだ。これがプロパガンダの始まりだ…。どうしてダーイシュが出てきたのか? 突然現れたのか? ダーイシュは突然には現れないし…、ヌスラ戦線も突然現れない。長いプロセスのなかで生じたのだ」。

「ダーイシュのイデオロギーとはどのようなものか?… ワッハーブ主義だ。それがシリアにあったか? モロッコにあったか?… それが実際に存在したのはサウジアラビアだ…。サウジアラビアとカタール。これがワッハーブ主義だ。あとエルドアンはムスリム同胞団だ。彼はムスリム同胞団のイデオロギーの忠実な擁護者だ…・欧米メディアは、テロリストの80%がトルコから入ってきていると報じている…。アイン・アラブ市は…有志連合が攻撃したのに、解放されるまでに4ヶ月もかかった。なぜだ? あれほどのサイズの町であれば、シリア軍は(解放に)2~3週間しかかからない。なぜならトルコを通じて兵站支援を受けていたからだ。彼ら(トルコ)は…あらゆる支援を行っている」。

(クルド人を支援しているかとの問いに関して)「コバネ(アイン・アラブ)の問題が発生する以前、有志連合が支援する前、我々はクルド人を支援していた…。我々は彼らに武器を送っていた。もちろん、彼らは受け取っていないと言う。なぜなら米国が「Noと言えば、支援する」と言ったからだ」。

(米国による「穏健な反体制派」支援に関して)「米国が5,000人と発表したことを知っていると思うが、それは欧米の高官がテロと戦う意思がないということの証左だ…。オバマが「穏健な反体制派」は幻想だと言っているのに、誰に資金や武器を送るのか? 幻想に送るのではなく、現実に送るのだ。そして現実とは過激派だ。5,000人はテロリストへの別の支援策となるだろう」。

英語全文はhttp://www.sana.sy/en/?p=30927、アラビア語全訳はhttp://www.sana.sy/%d8%a7%d9%84%d8%b1%d8%a6%d9%8a%d8%b3-%d8%a7%d9%84%d8%a3%d8%b3%d8%af-%d9%84%d9%84%d8%aa%d9%84%d9%81%d8%b2%d9%8a%d9%88%d9%86-%d8%a7%d9%84%d8%a8%d8%b1%d8%aa%d8%ba%d8%a7%d9%84%d9%8a-%d8%a7%d9%84%d8%b1.html、インタビュー映像はhttps://www.youtube.com/watch?v=j11nvO5vJasで視聴・閲覧可能。

SANA, March 4, 2015をもとに作成。

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シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表がシリアからフランスへ(2015年3月4日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表はシリア訪問を終え、フランスに移動、ローラン・ファビウス外務大臣と会談し、アレッポ市「戦闘停止」イニシアチブなどをめぐって意見を交わした。

『ハヤート』(3月5日付)によると、会談に関して、フランス外務省報道官は、フランス側がジュネーブ合意(2012年)に基づくシリアの政治的移行に改めて支持を表明する一方、「包括的な政治的解決のみがシリア国内の人道危機、テロの脅威の解消を保障する」との立場を示したという。

AFP, March 4, 2015、AP, March 4, 2015、ARA News, March 4, 2015、Champress, March 4, 2015、al-Hayat, March 5, 2015、Iraqi News, March 4, 2015、al-Ittihad Press, March 4, 2015、Kull-na Shuraka’, March 4, 2015、al-Mada Press, March 4, 2015、Naharnet, March 4, 2015、NNA, March 4, 2015、Reuters, March 4, 2015、SANA, March 4, 2015、UPI, March 4, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、YPGが制圧したタッル・ブラーク市(ハサカ県)にシリア軍が進駐か?(2015年3月4日)

ARA News(3月4日付)は、複数の地元筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、サナーディード軍が制圧したハサカ県タッル・ブラーク町に、シリア軍が進駐したと伝えた。

シリア軍は、タッル・ブラーク町を制圧した人民防衛隊、サナーディード軍が同市を撤退した直後に進駐したという。

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これに関して、民主連合運動(TEV DEM)の幹部の一人でカーミシュリー市で活動するアブドゥッサラーム・アフマド氏は、ARA Newsに対して、タッル・ブラーク町からの人民防衛隊撤退とシリア軍駐留を否定した。

AFP, March 4, 2015、AP, March 4, 2015、ARA News, March 4, 2015、Champress, March 4, 2015、al-Hayat, March 5, 2015、Iraqi News, March 4, 2015、al-Ittihad Press, March 4, 2015、Kull-na Shuraka’, March 4, 2015、al-Mada Press, March 4, 2015、Naharnet, March 4, 2015、NNA, March 4, 2015、Reuters, March 4, 2015、SANA, March 4, 2015、UPI, March 4, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘でYPGの英国人隊員が戦死(2015年3月4日)

ハサカ県では、イッティハード・プレス(3月4日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、サナーディード軍が、タッル・ブラーク町一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦を続けた。

一方、ARA News(3月4日付)は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に従軍していた外国人隊員が、タッル・ブラーク町でのダーイシュとの戦闘で戦死したと伝えた。

死亡した外国人隊員は英国人エリック・スカーフィールド氏。

なお同報道によると、1週間前にも、人民防衛隊に従軍していたオーストラリア人隊員が戦死しているという。

ARA News, March 4, 2015
ARA News, March 4, 2015

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(3月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)を名のる武装集団が、ダマスカス県ヤルムーク区のパレスチナ難民キャンプなどで人道支援活動を行っている「アブー・ハーリド」を名のる活動家(アダーラ支援機構代表)をハジャル・アスワド市で拉致した。

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アレッポ県では、ARA News(3月4日付)によると、バーブ市郊外のカフル・カルビーン村の住民2人が、村からの避難を試みたとの罪で、ダーイシュ(イスラーム国)によって処刑された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

一方、SANA(3月4日付)によると、シリア軍がジャズル・ガス採掘所一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、油田2カ所を制圧した。

シリア軍はまたシャーイル・ガス採掘所周辺でもダーイシュと交戦した。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(3月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がカム油田地帯(通称T2地帯)に増援部隊を派遣した。

増派はシリア軍、国防隊が同油田内のタドムル基地を攻撃し、ダーイシュ戦闘員50人(うち外国人戦闘員10人)が死亡したのを受けた動きだという。

AFP, March 4, 2015、AP, March 4, 2015、ARA News, March 4, 2015、Champress, March 4, 2015、al-Hayat, March 5, 2015、Iraqi News, March 4, 2015、Kull-na Shuraka’, March 4, 2015、al-Mada Press, March 4, 2015、Naharnet, March 4, 2015、NNA, March 4, 2015、Reuters, March 4, 2015、SANA, March 4, 2015、UPI, March 4, 2015などをもとに作成。

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ムハージリーン・ワ・アンサール軍がアレッポ市郊外の空軍情報部を爆破(2015年3月4日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月4日付)によると、ムハージリーン・ワ・アンサール軍(外国人戦闘員からなるアル=カーイダ系組織)はアレッポ市ザフラー協会地区にある空軍情報部の地下に向けて全長150メートル強のトンネルを掘削、地下に爆弾を仕掛け爆破した。

この爆破により、空軍情報部のビルがほぼ全壊、また爆破後にムハージリーン・ワ・アンサール軍とシリア軍部隊、国防隊、バアス大隊、ヒズブッラー戦闘員が交戦、シリア軍側に数十人の死者が出た。

なお、クッルナー・シュラカー(3月5日付)などによると、この攻撃に関して、シャームの民のヌスラ戦線が実行声明を出した。

またシリア人権監視団によると、アレッポ市ラーシディーン地区、マサーキン・ハナーヌー地区、バーシュカウィー村、ハンダラート・キャンプ一帯、フライターン市近郊(英国人墓地地区)をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃する一方、ジハード主義武装集団は、アレッポ市ハーリディーヤ地区、アシュラフィーヤ地区を「手製の迫撃砲」で砲撃した。

このほか、アレッポ市ザフラー協会地区、ライラムーン地区では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(3月4日付)によると、シャイフ・スライマーン村、ハーン・トゥーマーン村、シャイフ・ルトフィー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム戦線、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

Kull-na Shuraka', March 4, 2015
Kull-na Shuraka’, March 4, 2015
Kull-na Shuraka', March 4, 2015
Kull-na Shuraka’, March 4, 2015
Kull-na Shuraka', March 4, 2015
Kull-na Shuraka’, March 4, 2015

 

ダマスカス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月4日付)によると、カーブーン区、ジャウバル区、南部環状道路一帯で、シリア軍、国防隊とシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団が交戦、シリア軍が同地を激しく砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダイル・アサーフィール市一帯、ダマスカス国際空港街道沿い(サイイダ・ザイナブ町郊外)などをシリア軍が空爆・砲撃し、子供1人を含む5人が死亡した。

またドゥーマー市、ハラスター市、ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプ一帯などでは、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(3月4日付)によると、マルジュ・スルターン村、ダイル・アサーフィール市・ザブディーン村間、アーリヤ農場、ハッザ町、アッサール・ワルド町郊外無人地帯、ラアス・マアッラ町郊外無人地帯、カーラ市郊外無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム旅団、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市一帯、ウンム・シャルシューフ村で、シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(3月4日付)によると、カフルラーハー市、ウンム・タバービール村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ヒムス軍団、ファールーク大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、イドリブ県との県境に位置するクルド山一帯をシリア軍が3回にわたり空爆、また同地でのジハード主義武装集団と交戦し、戦闘員2人が死亡した。

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シリア人権監視団などによると、ダマスカス県、ダルアー県、クナイトラ県の3県が接するいわゆる「死のトライアングル」地帯では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員とシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団との戦闘が続いた。

戦闘は、ダルアー県のダルアー市マンシヤ地区、フラーク市、第52旅団基地一帯、タファス市南部平原地帯で激しく行われた。

一方、SANA(3月4日付)によると、ダルアー県のダイル・アダス村、ジャイドゥール・ハウラーン地方、ラジャート高地一帯、ヌアイマ村東部、東カラク村、タファス市・アトマーン村街道で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、クッルナー・シュラカー(3月4日付)によると、スライヒーン町でシャームの民のヌスラ戦線が、シリア軍部隊を要撃、4人を殺害した。

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ラタキア県では、クッルナー・シュラカー(3月4日付)によると、シャーム戦線がアイン・ジャウズ村のシリア軍施設を攻撃・爆破、またクルド山一帯では、シリア軍とシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団が交戦した。

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イドリブ県では、SANA(3月4日付)によると、バルーマー村一帯、バシーリーヤ村、アブー・ズフール町一帯、ハミーディーヤ村、タッル・サラムー村、ウンム・ジャリーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 4, 2015、AP, March 4, 2015、ARA News, March 4, 2015、Champress, March 4, 2015、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2015、al-Hayat, March 5, 2015、Iraqi News, March 4, 2015、Kull-na Shuraka’, March 4, 2015、March 5, 2015、al-Mada Press, March 4, 2015、Naharnet, March 4, 2015、NNA, March 4, 2015、Reuters, March 4, 2015、SANA, March 4, 2015、UPI, March 4, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合のスハイル・アタースィー女史が政治活動復帰のため、支援調整ユニット代表を辞職(2015年3月4日)

シリア革命反体制勢力国民連立の有力メンバーの一人スハイル・アタースィー女史はフェイスブックを通じて声明(3月2日付)を出し、トルコを拠点に人道支援にあたっているとされる支援調整ユニットの代表を辞任する、と発表した。

「過去2年にわたり、捧げることのできるすべてを捧げてきた。だから今日、辞任し、ユニットを去ることを決意しました…。再び政治活動…に戻る段階にあります。シリア革命は依然としてさらなる政治活動、そしてアラブ世界と国際社会の支援が必要です」というのが、辞任の理由だという。

アタースィー女史は、2011年3月半ば、ダマスカス県中心部で政治犯釈放を求めるデモを指導するなど、「アラブの春」のシリアへの波及を牽引した活動家で、2011年に当局に拘束・釈放後、フランスなどからアサド政権打倒を主唱、シリア革命調整連合、シリア国民評議会などを経て、シリア革命反体制勢力国民連立に参加した。

2014年12月にシリア革命反体制勢力国民連立副議長を辞職、また2015年1月の政治委員会選挙で落選している。

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一方、トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立のサーリム・ムスラト報道官は声明を出し、「シリアにおけるイラン政府の公然たる軍事介入は、シリア国民への脅迫にとどまらず…シリア国境を越え、地域全体への脅威となっている」と批判、エジプト政府やアラブ連盟事務副長が提案しているダーイシュ(イスラーム国)に対する「アラブ合同軍」を(ダーイシュではなく)、シリアへのイランの介入に充てるよう呼びかけた。

AFP, March 4, 2015、AP, March 4, 2015、ARA News, March 4, 2015、Champress, March 4, 2015、al-Hayat, March 5, 2015、Iraqi News, March 4, 2015、Kull-na Shuraka’, March 4, 2015、al-Mada Press, March 4, 2015、Naharnet, March 4, 2015、NNA, March 4, 2015、Reuters, March 4, 2015、SANA, March 4, 2015、UPI, March 4, 2015などをもとに作成。

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シリア政府と反体制派の和平会議「モスクワ2」に向け反体制派使節団がロシアを訪問(2015年3月4日)

『ハヤート』(3月4日付)は、信頼できる消息筋の話として、1月下旬のカイロでの反体制政治組織代表らによる会合で設置が決定された「シリア国民大会」準備委員会の使節団がロシアの首都モスクワを先週、訪問していた、と伝えた。

使節団はロシア外務省の招聘によりモスクワを訪問、ミハイル・ボグダノフ外務副大臣らと会談した。

使節団は、民主的変革諸勢力国民調整委員会前渉外局長で、反体制活動家・離反兵とともに結成した新組織「カフム」の代表を務めるハイサム・マンナーア氏を団長とし、2月に行われた「モスクワ1」に続くシリア政府と反体制派の和平交渉、通称「モスクワ2」に向けて意見の調整を行ったという。

なお1月のカイロでの会合は、「モスクワ1」の準備会合として位置づけられ、国内で活動する民主的変革諸勢力国民調整委員会、シリア国家建設潮流のほか、トルコや欧米諸国が支援するシリア革命反体制勢力国民連立が参加した。

AFP, March 3, 2015、AP, March 3, 2015、ARA News, March 3, 2015、Champress, March 3, 2015、al-Hayat, March 4, 2015、Iraqi News, March 3, 2015、Kull-na Shuraka’, March 3, 2015、al-Mada Press, March 3, 2015、Naharnet, March 3, 2015、NNA, March 3, 2015、Reuters, March 3, 2015、SANA, March 3, 2015、UPI, March 3, 2015などをもとに作成。

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最新論考「イスラム国掃討にアサド政権必要:「退潮」機に全シリアで結束を」(Janet e-World/A stand/e-World Premium)

青山弘之「イスラム国掃討にアサド政権必要:「退潮」機に全シリアで結束を(特集I・テロと言論の自由)」
Janet e-World、2015年2月25日
A stand Web新書、2015年3月2日
e-World Premium 2015年3月号

2月に入って、ダーイシュ(「イスラム国」のアラビア語の通称)に対する国際社会の攻勢と結束がにわかに高まりを見せている。
有志連合の一角をなすヨルダンは、モアズ・カサスベ中尉処刑への報復として、シリア、イラク領内での空爆を強化すると発表、米国もオバマ大統領がイラクでの一時的な地上部隊投入を念頭に置いた文書を議会に提出した。また国連では、ロシアの提案の下、石油取引や身代金支払いを禁止した安保理決議第2199号が全会一致で採択された。
こうした動きに逆行する形でシリアが疎外され続ければ、地域の混乱はさらに助長され、ダーイシュに延命の余地を与えるだけである。

◇有志連合と認知されないシリア軍

邦人質2人が殺害されて以降、日本ではダーイシュの脅威がことさら強調されるようになっている。だが、シリア国内に目を向けると、彼らが勢力を弱めていることは明らかだ。
昨年9月から続いていたシリア北部アインアルアラブ市での戦闘は、現地のクルド人民兵組織、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)がイラク・クルド人治安部隊「ペシュメルガ」や有志連合の後押しを受けて勝利し、その攻勢はトルコからの兵たん線上に位置するタルアブヤド市やジャラブルス市に及ぼうとしている。ダーイシュ内部では、非アラブ人幹部の狭量な宗教解釈や蛮行に不満を募らせたアラブ人が離反し、トルコに脱走するケースが頻発している。
シリア人の離反も相次ぎ、その一部はアルカイダ系組織「ヌスラ戦線」などのイスラム過激派に身を寄せるようになっている。カリフ制樹立が宣言された昨年半ばには、ヌスラ戦線や反体制武装集団「自由シリア軍」の戦闘員多数がダーイシュに合流したが、今やその逆の動きが生じているのである。さらに東部のデリゾール県では、「東部地域人民抵抗」を名乗る組織がダーイシュ戦闘員を襲撃するようになっており、住民の反抗も強まっている。
ダーイシュの退潮は、・・・

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ダルアー県で戦死したアフガン人戦闘員の葬儀(2015年3月3日)

AFP(3月3日付)によると、イランの複数メディアは、ダマスカス郊外県の「サイイダ・ザイナブ廟防衛のため」シリアに派遣されていたアフガン人司令官1人を含む戦闘員7人の葬儀が行われたと伝えた。

葬儀が行われたのは、ファーティミーユーン旅団のアリー・リダー・トゥースリー司令官を含むアフガン人戦闘員7人で、ダルアー県での「武装テロ集団」との戦闘で死亡したという。

ARA News, March 3, 2015
ARA News, March 3, 2015

AFP, March 3, 2015、AP, March 3, 2015、ARA News, March 3, 2015、Champress, March 3, 2015、al-Hayat, March 4, 2015、Iraqi News, March 3, 2015、Kull-na Shuraka’, March 3, 2015、al-Mada Press, March 3, 2015、Naharnet, March 3, 2015、NNA, March 3, 2015、Reuters, March 3, 2015、SANA, March 3, 2015、UPI, March 3, 2015などをもとに作成。

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国連・アラブ連盟共同特別代表が「戦闘停止」に向けてアレッポ市を初訪問(2015年3月3日)

シリアを訪問中のスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は、アレッポ市での「戦闘停止」イニシアチブの実現に向けて、アレッポ市を訪問、シリア情報省によると、ムハンマド・アラビー・アレッポ県知事と会談した。

国連、シリア情報省ともに、アレッポ市訪問、県知事との会談の詳細については発表していない。

AFP(2月28日付)によると、デミストゥラ共同特別代表は、アレッポ市への人道支援物資の搬入を提案しているという。

AFP, March 3, 2015、AP, March 3, 2015、ARA News, March 3, 2015、Champress, March 3, 2015、al-Hayat, March 4, 2015、Iraqi News, March 3, 2015、Kull-na Shuraka’, March 3, 2015、al-Mada Press, March 3, 2015、Naharnet, March 3, 2015、NNA, March 3, 2015、Reuters, March 3, 2015、SANA, March 3, 2015、UPI, March 3, 2015などをもとに作成。

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シリアでの化学兵器廃棄の進捗(2015年3月3日)

化学兵器禁止機関(OPCW)のアフメト・ウズムジュ事務局長は、シリアでの化学兵器廃棄の進捗に関する報告書を作成、シリア国内の化学兵器および関連物質の98%が廃棄されたことを明らかにした。

報告書によると、廃棄されたのはサリン・ガス、マスタード・ガスなど毒性の高い化学兵器関連物質を含み、フィンランド、ドイツ、英国、米国などが廃棄作業にあたっている。

またシリア国内で残されている関連施設は12施設で、うち5施設の破壊は6月30日までに完了予定で、施設に保管されている関連物質の廃棄も海上で行われる、という。

ARA News(3月3日付)が伝えた。

AFP, March 3, 2015、AP, March 3, 2015、ARA News, March 3, 2015、Champress, March 3, 2015、al-Hayat, March 4, 2015、Iraqi News, March 3, 2015、Kull-na Shuraka’, March 3, 2015、al-Mada Press, March 3, 2015、Naharnet, March 3, 2015、NNA, March 3, 2015、Reuters, March 3, 2015、SANA, March 3, 2015、UPI, March 3, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県、ヒムス県、ハサカ県でシリア軍、YPGがダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年3月3日)

ラッカ県では、ARA News(3月3日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ市住民に対して、同市のアミールからの許可を得ないかたちでの市外への移動を禁止すると発表、違反者に対しては、その親族を処罰すると脅迫した。

この決定は、ラッカ市に居住する数十世帯が市外に避難したことを受けたもので、救急事態以外の市外への移動にはアミールの許可が必要となるという。

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アレッポ県では、ARA News(3月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊は、ユーフラテス火山作戦司令室などの支援を受け、ユーフラテス河畔のズール・マガール村、ズィヤーラ村、フルバト・アトウ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地を制圧した。

人民防衛隊または、シャイフ・タフターニー町も完全制圧した。

一方、米国など有志連合はトルコ国境に位置するジャラーブルス市を空爆、イラク・クルディスタン地域のペシュメルガも同市を砲撃した。

こうした動きを受け、ジャラーブルス市内では住民が人民防衛隊とダーイシュの戦闘を逃れるため、市外への避難を始めたという。

このほか、シリア人権監視団によると、スーラーン・アアザーズ町で、ダーイシュ(イスラーム国)が撃った迫撃砲が民家に着弾し、子供2人が死亡した。

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ヒムス県では、ヒムス県では、シリア人権監視団、SANA(3月3日付)によると、シャーイル山(ハマー県)西部の第101ガス採掘所一帯、および第111高地で、シリア軍、国防隊が、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地を制圧した。

なお両者の戦闘は第105ガス採掘所一帯でも続いているという。

またSANAによると、シリア軍はラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月3日付)によると、ダーイシュは、下ムハッラム村近郊のシリア軍哨所4カ所を襲撃、制圧した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・タムル町郊外で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、またハサカ市南部郊外ではシリア軍、国防隊がダーイシュと交戦した。

またARA News(3月3日付)によると、タッル・ハミース市での人民防衛隊とダーイシュの戦闘では、欧州人(英国人ないしはギリシャ人)の戦闘員が死亡したという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がブサイラ市に居住するシリア軍退役士官らに対して、家財道具を残したまま自宅を明け渡すよう要請した。

同監視団によると、ダーイシュはマヤーディーン市でも同様の要請を行い、市内の離反士官、バアス党員、シャームの民のヌスラ戦線メンバーの自宅を没収したという。

AFP, March 3, 2015、AP, March 3, 2015、ARA News, March 3, 2015、Champress, March 3, 2015、al-Hayat, March 4, 2015、Iraqi News, March 3, 2015、Kull-na Shuraka’, March 3, 2015、al-Mada Press, March 3, 2015、Naharnet, March 3, 2015、NNA, March 3, 2015、Reuters, March 3, 2015、SANA, March 3, 2015、UPI, March 3, 2015などをもとに作成。

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ダマスカス県でジハード主義武装集団がシリア軍を要撃(2015年3月3日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区でシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団が、シリア軍部隊を要撃、兵士多数を殺傷した。

スマート・プレス(3月3日付)によると、要撃は東グータ統一軍事司令部所属のラフマーン軍団によって行われたという。

またカーブーン区では、男性2人が射殺された。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アルバイン市各所、アイン・タルマー村をシリア軍が空爆した。

またシリア軍はハーン・シャイフ・キャンプの検問所で住民多数を逮捕したという。

一方、SANA(3月3日付)によると、カラムーン山地一帯郊外無人地帯、カーラ市郊外無人地帯、ザバダーニー市、アイン・タルマー村・ジスリーン町間、マルジュ・スルターン村、アルバイン市、ハムーリーヤ市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム旅団、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、スワイサ村、マスハラ村などをシリア軍が「樽爆弾」で空爆、ヒズブッラー戦闘員、イラン・イスラーム革命防衛隊戦闘員とともに、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(3月3日付)によると、ナブア・サフル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフル・ナースィジュ村、シャイフ・マスキーン市、ムサイフラ町、ヤードゥーダ村、フラーク市、インヒル市、イブタア町、ハーッラ市、ズィムリーン村、タッル・カリーン一帯などを空爆した。

またブスル・ハリール市、第15師団基地一帯で、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員、イラン・イスラーム革命防衛隊戦闘員は、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(3月3日付)によると、タファス市、東カラク村、ナスィーブ国境通行所北部、シャイフ・マスキーン市、カフル・ナースィジュ村、ラジャート高地一帯、ダルアー市各所、ハーッラ市一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ムシャイリファ村、ウンム・サフリージュ村、東サラーム村、西ヒブラ村、ヒムス市ワアル地区をシリア軍が砲撃、レバノン国境に近いハスヤー町西方で、反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(3月3日付)によると、ウンム・サフリージュ村、ウンク・ハワー村一帯、マヌーフ村、シャンダーヒーヤ村、ラジャム・カスル村、東ヒブラ村、アブー・ライヤ村、ラスタン市、ヒムス市ワアル地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ヒムス軍団、ファールーク大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市で男性1人が何者かに射殺された。

またマアッラトフルマ村では、シリア軍の拘置所に収監されていた男性1人が拷問によって死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市サイイド地区、旧市街、ハムダーニーヤ地区、マイサルーン地区、サーフール地区、ハナースィル市近郊などで、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦し、双方が迫撃砲などで攻撃を行った。

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ハマー県では、SANA(3月3日付)によると、ミンタール村、ジャニー・アルバーウィー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 3, 2015、AP, March 3, 2015、ARA News, March 3, 2015、Champress, March 3, 2015、al-Hayat, March 4, 2015、Iraqi News, March 3, 2015、Kull-na Shuraka’, March 3, 2015、al-Mada Press, March 3, 2015、Naharnet, March 3, 2015、NNA, March 3, 2015、Reuters, March 3, 2015、SANA, March 3, 2015、SMART News, March 3, 2015、UPI, March 3, 2015などをもとに作成。

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ハマー県でイラン、ヒズブッラーがシーア派民兵「シーア・リダー旅団」教練を準備(2015年3月3日)

クッルナー・シュラカー(3月3日付)は、ヒムス県北部のカム村、カフルアブド村、ムフターリーヤ村、マシュラファ村、アシュファリーヤ村、ハーズィミーヤ村、下ムハッラム村一帯から、シリア軍、国防隊が撤退、地元の若者(16歳以上)からなる新たな民兵組織「シーア・リダー旅団」の結成の準備が始まった、と報じた。

これらの村はシーア派(12イマーム派)が暮らしており、「シーア・リダー旅団」メンバーには、イラン人士官、ヒズブッラー・メンバーらが教練を施し、シーア派以外の宗徒の参加は認められないのだという。

AFP, March 3, 2015、AP, March 3, 2015、ARA News, March 3, 2015、Champress, March 3, 2015、al-Hayat, March 4, 2015、Iraqi News, March 3, 2015、Kull-na Shuraka’, March 3, 2015、al-Mada Press, March 3, 2015、Naharnet, March 3, 2015、NNA, March 3, 2015、Reuters, March 3, 2015、SANA, March 3, 2015、UPI, March 3, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領がトルコ野党使節団と会談(2015年3月3日)

アサド大統領は、シリアを訪問中のトルコ祖国党(VP)のドーウ・ペリンチェク書記長らトルコ野党指導者らの使節団と会談し、両国間関係の深化などをめぐって意見を交わした。

SANA(3月3日付)によると、アサド大統領は、使節団の訪問が「両国政府ではなく、両国民が構築する真の関係の兆し」と評す一方、レジェップ・タイイップ・エルドアン政権による「過激なタクフィール主義勢力」支援によって、両国国民の利益が損なわれてきたとの見方を示した。

アサド大統領はまた、「テロとの戦い」が単にテロリストと戦うだけでなく、各国国民が政府に圧力をかけ、テロリストを支援する政策を変更することが重要だと強調した。

SANA, March 3, 2015
SANA, March 3, 2015

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クッルナー・シュラカー(3月3日付)は、2014年12月から2015年2月の3ヶ月間でシリア軍士官91人が死亡したと報じ、全員の氏名、階級、所属を公開した。

Kull-na Shuraka', March 3, 2015
Kull-na Shuraka’, March 3, 2015

AFP, March 3, 2015、AP, March 3, 2015、ARA News, March 3, 2015、Champress, March 3, 2015、al-Hayat, March 4, 2015、Iraqi News, March 3, 2015、Kull-na Shuraka’, March 3, 2015、al-Mada Press, March 3, 2015、Naharnet, March 3, 2015、NNA, March 3, 2015、Reuters, March 3, 2015、SANA, March 3, 2015、UPI, March 3, 2015などをもとに作成。

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トルコ野党代表らからなる使節団がシリアを訪問(2015年3月2日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者省は、シリアを訪問中のトルコ野党指導者らからなる使節団と会談し、両国間関係の深化などをめぐって意見を交わした。

使節団はトルコ祖国党(VP)のドーウ・ペリンチェク書記長が団長を務め、SANA(3月2日付)によると、会談ではムアッリム在外居住大臣が、トルコの現政権(公正発展党(AKP))による地域情勢の読みが間違っていたと指摘、同政権の姿勢がシリア、トルコ国民の利益に反していると批判した。

これに対してペリンチェク書記長は、トルコ国民がシリア国民と団結して「テロとの戦い」に対処すべきだと述べ、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の誤った政策によって、テロリストが中東地域を戦火に陥れ、米国、イスラエルが望むような地域諸国の破壊をもたらしている、と指摘したという。

トルコ野党使節団はまた、アフマド・バドルッディーン・ハッスーン共和国ムフティーとも個別に会談した。

SANA, March 2, 2015
SANA, March 2, 2015

AFP, March 2, 2015、AP, March 2, 2015、ARA News, March 2, 2015、Champress, March 2, 2015、al-Hayat, March 3, 2015、Iraqi News, March 2, 2015、Kull-na Shuraka’, March 2, 2015、al-Mada Press, March 2, 2015、Naharnet, March 2, 2015、NNA, March 2, 2015、Reuters, March 2, 2015、SANA, March 2, 2015、UPI, March 2, 2015などをもとに作成。

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エジプト大統領は、シリアの紛争への「中立的姿勢」を否定、シリア政府の役割を暗に認める(2015年3月2日)

エジプト大統領府は、アブドゥルファッターフ・スィースィー大統領によるサウジアラビア訪問の日程終了に合わせて声明を出し、シリア情勢に関して「スィースィー大統領は、エジプトの関心事は、シリア国家を維持し、その国家機関が衰退しないよう守ることであり、包括的且つ政治的解決にいたることが重要」と発表した。

これに先立ち、スィースィー大統領は『シャルク・アウサト』(3月1日付)に対して、以下のように述べ、シリア政府(アサド政権)がシリア国内の紛争解決において役割を果たすべきだとの見方を示した。

「我々は当初から、自らの視点について述べてきた。それは(シリアの紛争の)平和的な政治的解決、シリアの領土の一体性の維持である。これが解決策の主題であり、そのなかに民兵、武装集団の解体といったバランスのとれた対応策が含まれている…。これは中立と言えるか?… 解決策を検討することと、何年も危機を続けることを検討することは異なる。平和的な政治的解決が意味しているのは、この解決策が一当事者のための解決策になることではなく、みなのためになることだ」。
al-Sharq al-Awsat

AFP, March 2, 2015、AP, March 2, 2015、ARA News, March 2, 2015、Champress, March 2, 2015、al-Hayat, March 3, 2015、Iraqi News, March 2, 2015、Kull-na Shuraka’, March 2, 2015、al-Mada Press, March 2, 2015、Naharnet, March 2, 2015、NNA, March 2, 2015、Reuters, March 2, 2015、SANA, March 2, 2015、UPI, March 2, 2015などをもとに作成。

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「シリア・アラブ・ジャズィーラ」を名のる新組織が西クルディスタン移行期民政局の勢力拡大を暗に牽制(2015年3月2日)

「シリア・アラブ・ジャズィーラ」を名のる新たな組織が声明を出し、西クルディスタン移行期民政局の勢力拡大を牽制、「シリア・アラブ共和国としての統合維持」を目指すとの意思を表明した。

声明(抜粋)の内容は以下の通り:

シリア・ジャズィーラ、とりわけハサカ県住民へ

ハサカ県において「シリア・アラブ・ジャズィーラ」の名で新たな組織を決したことをあなた方に伝える。

本組織は、ハサカ県、そしてジャズィーラ地方全般において、シリア・アラブとしての様相を維持し、シリア・アラブ共和国の国旗、憲法、法律、指導のもとに、シリア・ジャズィーラ地方の土地の完全なる統合を維持することをめざす。また、シリア・アラブ共和国の諸機関による同地方の財産、経済資源、行政、資本の維持をめざす。

さらに同地方を構成するすべての同胞、すなわちアラブ人、クルド人、アッシリア教徒、アルメニア教徒(人)、シリア正教徒、そして万人の権利、慣習、信条を受け入れるすべての階層の共存維持をめざす。

我々アラブ人は、同地域の70%におよぶ広範囲な地域を代表する者として、いかなる戦線、組織、政党が我々の出自、生活、財産を支配しようとすることを許さない。なぜなら、我々は、国旗、制度、憲法を有する一つの国家のなかで暮らしており、いかなる代価を得ようととも、それ以外のものには満足しないからである。

我々は分離計画を唱える者たちに言いたい。我々は様々なかたちで彼らを静観している。我々の地域に送られてくる部外者が多数派を代表するような旗印のもと、我々が卑屈に暮らすことは受け入れられない。今日から、こうした者たちは無事安全に自らの計画を遂行することはないだろう。

なお「ジャズィーラ」とは、ユーフラテス川とティグリス川に挟まれた地域の通称。

ARA News, March 2, 2015
ARA News, March 2, 2015

AFP, March 2, 2015、AP, March 2, 2015、ARA News, March 2, 2015、Champress, March 2, 2015、al-Hayat, March 3, 2015、Iraqi News, March 2, 2015、Kull-na Shuraka’, March 2, 2015、al-Mada Press, March 2, 2015、Naharnet, March 2, 2015、NNA, March 2, 2015、Reuters, March 2, 2015、SANA, March 2, 2015、UPI, March 2, 2015などをもとに作成。

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シリア軍、YPG、アラブ系部族民兵がハサカ県、ダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)掃討を続ける(2015年3月2日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、アラブ系部族民兵、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の支援を受け、県内各所でダーイシュ(イスラーム国)を攻撃、過去3日間でカーミシュリー市・ハサカ市間に位置する23カ村(SANAによると31カ村)を制圧した。

人民防衛隊もまた、タッル・ハミース市一帯、タッル・タムル町一帯でダーイシュの掃討を続けた。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、ハサカ県内各所での人民防衛隊によるダーイシュ掃討作戦にはアラブ系部族民兵が支援を行っているが、シリア軍との合同軍事作戦は行われていないという。

これに関して、人民防衛隊のライドゥール・ハリール報道官は、AFP(3月2日付)に対して、人民防衛隊が地元のキリスト教徒民兵、アラブ人民兵との調整のもとに戦闘を行っているが「有志連合の空爆に乗じ、ダーイシュが去った無人の村に進軍しているだけのシリア軍との協調はない」と述べた。

一方、ARA News(3月2日付)によると、ハサカ市のナシュワ地区)シリア政府支配地域)で爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発し、国防隊の隊員2人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、フワイジャト・サクル地区で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦、シリア軍が同地一帯を砲撃した。

Kull-na Shuraka', March 2, 2015
Kull-na Shuraka’, March 2, 2015

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、2014年に拘束した反体制武装集団メンバーの記者を「カリフ制の兵士らの情報や動きをトルコ経由で外国勢力に伝えた」罪でジャラーブルス市で銃殺した。

処刑されたのはアフマド・ムハンマド氏(1984年生まれ)で、公開された映像のなかで同氏は、外国勢力のスパイだったことを自供している。

複数の消息筋によると、この記者は処刑されるにあたり、オレンジ色の囚人服を着せられていたという。

Kull-na Shuraka', March 3, 2015
Kull-na Shuraka’, March 3, 2015

一方、ダーイシュは、アイン・アラブ市一帯での人民防衛隊との戦闘で捕捉した戦闘員4人をジャラーブルス市で処刑した。

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ヒムス県では、マサール・プレス(3月2日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍と交戦の末、ジュッブ・ジャッラーフ町とジャズル・ガス採掘所内のアーラーク・ガス採掘所を制圧した。

一方、SANA(3月2日付)によると、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 2, 2015、AP, March 2, 2015、ARA News, March 2, 2015、March 3, 2015、Champress, March 2, 2015、al-Hayat, March 3, 2015、Iraqi News, March 2, 2015、Kull-na Shuraka’, March 2, 2015、March 3, 2015、al-Mada Press, March 2, 2015、Naharnet, March 2, 2015、NNA, March 2, 2015、Reuters, March 2, 2015、SANA, March 2, 2015、UPI, March 2, 2015などをもとに作成。

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首都ダマスカスでシリア軍准将と医師2人が反体制派によって暗殺か?(2015年3月2日)

『ハヤート』(3月3日付)は、複数の活動家からの情報として、「革命家の部隊」がダマスカス県バーブ・トゥーマー地区で深夜、シリア軍参謀本部付のアリー・ダルウィーシュ准将を暗殺した、と伝えた。

活動家らによると、この武装集団は、ダルウィーシュ准将の行動を監視しており、バーブ・トゥーマー地区で彼が乗った車を銃撃し、准将と同乗していた医師とその息子を殺害したという。

ダルウィーシュ准将はハマー県ミスヤース市出身。

これに関して、シリア人権監視団は、武装した何者かが、マイダーン地区で医師2人を殺害する一方、バーブ・トゥーマー近くのシャイフ・ラスラーン地区で准将が乗った車に爆弾を仕掛けて爆破し、殺害したと発表した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月2日付)は、殺害された医師2人に関して、マイダーン地区にあるマハーイニー病院のアイマン・マハーイニー医院長と息子で医師のムハンマド・マハーイニー氏で、いずれもスライヤー地区近くのコルニーシュ・マイダーンで遺体で発見されたと伝えた。

事件が起きた現場はいずれもシリア政府の支配地域で、事件の背後にはシリア軍兵士、ないしは国防隊隊員がいたとする見方も浮上しているという。

Kull-na Shuraka', March 2, 2015
Kull-na Shuraka’, March 2, 2015

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シリア人権監視団によると、ダマスカス県、ダルアー県、クナイトラ県の3県が接するいわゆる「死のトライアングル」地帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員らがシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団との戦闘を続け、ダルアー県のブルス・ハリール市、イブタア町、インヒル市、シャイフ・マスキーン市、カフルシャムス町、タイバ町、クナイトラ県マスハラ村一帯をシリア軍が「樽爆弾」、地対地ミサイルなどで砲撃・空爆し、女性1人を含む4人が死亡した。

これに関して、クッルナー・シュラカー(3月2日付)は、シリア軍側の犠牲者の数が70人以上に達していると伝えた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市、ドゥーマー市をシリア軍が砲撃した。

一方、SANA(3月2日付)によると、カラムーン地方無人地帯、マガッル・ミール村、マルジュ・スルターン村、ドゥーマー市一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(3月2日付)によると、ダルアー市ムハンディスィーン地区など、ジーザ、シャイフ・マスキーン市、カフル・ナースィジュ村、マール丘、ティーハ村、ハーッラ丘、サムリーン村、アトマーン村一帯、ラジャート高地、タファス市、東カラク村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(3月2日付)によると、ハミーディーヤ村、ウンム・バーティナ村、ナブア・サフル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、サアラ村一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などジハード主義武装集団が「どうぞ何なりと、アッラーの使途よ」と銘打った作戦を開始、ズラーキーヤート村、マサースィナ村、ザッリーン村などで、シリア軍、国防隊と交戦した。

一方、SANA(3月2日付)によると、ズラーキーヤ村、マサーニファ村、ブワイダ村、ラハーヤー村、カフルズィーター市、ラフジャーン村、ファースィダ村、アドラ村、ウンム・マイヤール村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ガーブの鷹連隊、イスラーム戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バーシュカウィー村、ハンダラート・キャンプ一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員らが、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(3月2日付)によると、アターリブ市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

なおハラブ・ニュース(3月2日付)は、2月半ば以降のアレッポ県バーシュカウィー村一帯での戦闘で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラーの兵士・戦闘員595人が死亡、155人以上が捕捉された、と伝えた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と反体制武装集団が、ウンム・シャルシューフ村、ヒラーリーヤ村一帯、フーシュ・ハッジュー村、タルビーサ市郊外、ヒムス市ワアル地区などで交戦した。

一方、SANA(3月2日付)によると、マヌーフ村、シャンダーヒーヤ村、ラジャム・カスル村、ヒブラ村、アブー・リーヤ村、タルビーサ市、ラスタン市、ザーラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(3月2日付)によると、アブー・ズフール町一帯、ハミーディーヤ村、カルア・ガザール村、タッル・サラムー村、マアッラトミスリーン市、ガフル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム戦線、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(3月2日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(3月2日付)によると、ラビーア・フルワ街道、ラウダ村、ダルーシャーン村、カラーキフィー山で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 2, 2015、AP, March 2, 2015、ARA News, March 2, 2015、Champress, March 2, 2015、al-Hayat, March 3, 2015、HNN, March 2, 2015、Iraqi News, March 2, 2015、Kull-na Shuraka’, March 2, 2015、al-Mada Press, March 2, 2015、Naharnet, March 2, 2015、NNA, March 2, 2015、Reuters, March 2, 2015、SANA, March 2, 2015、UPI, March 2, 2015などをもとに作成。

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国連・アラブ連盟共同特別代表とシリア外務大臣はアレッポ市「戦闘中止」に向けて調査団派遣で合意(2015年3月1日)

シリアを訪問中のスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表がワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣と会談、SANA(3月1日付)によると、アレッポ市「戦闘中止」イニシアチブなどについて協議した。

SANAによると、会談で両者は、アレッポ市内の状況を調査するための調査団を派遣することで合意した。

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トルコのキリスで、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表によるアレッポ市「戦闘停止」イニシアチブへの対応を協議していたシリア革命反体制勢力国民連立、自由アレッポ県議会などの代表者はアレッポ革命家諸勢力委員会の名で共同声明を出し、「アサドおよび政権幹部の退任と、彼らの戦争犯罪の処罰など、シリアの悲劇の包括的解決の基礎が形作られない限り、デミストゥラ氏との会談を拒否する」と発表した。

AFP, March 1, 2015、AP, March 1, 2015、ARA News, March 1, 2015、Champress, March 1, 2015、al-Hayat, March 2, 2015、Iraqi News, March 1, 2015、Kull-na Shuraka’, March 1, 2015、al-Mada Press, March 1, 2015、Naharnet, March 1, 2015、NNA, March 1, 2015、Reuters, March 1, 2015、SANA, March 1, 2015、UPI, March 1, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県で若者50人が「金銭と花嫁」を受け取りダーイシュ(イスラーム国)に忠誠(2015年3月1日)

アレッポ県では、ARA News(3月1日付)によると、マンビジュ市で、ダーイシュから地元の若者約50人に金銭を支給され、また彼らが欲する女性との結婚を斡旋されたことを受け、ダーイシュに忠誠を誓った。

またダーイシュ(イスラーム国)がバーブ市郊外のクッバト・シャイフ村で13人、ニウマーン村で4人、タッル・ジャルジー村で14人の合わせて31人を「自由シリア軍を支持してきた」との容疑で逮捕した。

一方、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊は、シュユーフ・タフターニー町内でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、市内の大部分を制圧した。

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ハサカ県では、ARA News(3月1日付)によると、ハサカ市への侵入を試みたダーイシュ(イスラーム国)とシリア軍が同市南部郊外と交戦した。

またSANA(3月1日付)によると、シリア軍がハサカ市北東部のタッル・ブラーク町街道沿いで、ダーイシュ(イスラーム国)を掃討、31カ村を制圧した。

シリア軍はさらに、ミールビーヤ村一帯、ダーウディーヤ村、アブヤド村でもダーイシュと交戦した。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(3月1日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がクーリーヤ市住民7人(シャームの民のヌスラ戦線アミールを務めていた離反士官のウバイダ・アフマド少尉ら)を処刑したことに抗議する住民が、ダーイシュに対して蜂起し、数時間におよぶ戦闘で双方に多数の死傷者が出た。

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有志連合合同司令部によると、米国など有志連合は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を9回空爆した。

うち2回はハサカ県内のダーイシュ拠点に対して行われたという。

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「死のトライアングル」でのシリア軍のヌスラ戦線などに対する攻勢続く(2015年3月1日)

シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県、ダルアー県、クナイトラ県の3県が接するいわゆる「死のトライアングル」地帯でのシリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、イラン・イスラーム革命防衛隊とシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の戦闘が続き、シリア軍兵士、国防隊戦闘員合わせて26人が戦死した。

これに関して、自由シリア軍に所属する南部戦線は声明を出し、ダマスカス郊外県、ダルアー県、クナイトラ県などへの迫撃砲攻撃に関して、「焦土戦術」を行っていると批判した。

一方、SANA(3月1日付)は、シリア軍が同地一帯でシャームの民のヌスラ戦線など反体制武装集団戦闘員を多数を殲滅、残党の追撃を行ったと伝えた。

SANAによると、ダルアー県では、アクラバー村、マール村、ティーハ村、ハーッラ市、カフル・ナースィジュ村、アンタル丘、ズィムリーン村、タファス市、アトマーン村、シャイフ・マスキーン市、タッル・アラーキーヤ、ダーイル南部で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またクナイトラ県では、マスハラ村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊したという。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク殉教者旅団のリダー・ムーサー・ズウビー司令官が何者かに撃たれて死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市近郊のダーヒヤト・アサド町に迫撃砲弾複数発が着弾した。

またザブディーン村一帯では、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が地対地ミサイルなどで攻撃を行った。

一方、クッルナー・シュラカー(3月1日付)は、第4師団がムウダミーヤト・シャーム市を砲撃、また同市西部ではシリア軍と「自由シリア軍」が交戦したと報じた。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカーブーン区を砲撃した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月1日付)は、シリア軍がジャウバル区内で毒ガスを装填した爆弾を投下したと報じた。

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ヒムス県では、SANA(3月1日付)によると、ハスヤー町西部一帯、ラスタン市一帯、ザーラ村、クナイトラート村、西サラーム村、ムシャイリファ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ファールーク大隊、ヒムス軍団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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人権団体発表:2月の犠牲者数は4,075人(うちシリア軍兵士など1,123人)か1,547人(うち反体制武装集団が殺害した戦闘員48人)か?(2015年3月1日)

シリア人権監視団は、2015年2月の国内での死者数が4,075人に達し、うち832人が民間人だったと発表した。

同監視団が発表した死者の内訳は以下の通り:

民間人:832人

ジハード主義武装集団、反体制武装集団、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊のシリア人戦闘員:594人
離反兵:6人

ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、ムハージリーン・ワ・アンサール軍の外国人戦闘員:1,265人

シリア軍兵士568人
国防隊、人民諸委員会、シリア政府への内通者:555人
ヒズブッラー戦闘員:30人
親政権外国人戦闘員(シーア派戦闘員):215人

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一方、シリア人権ネットワークは、同じ時期にシリア軍によって殺害された死者数が、シリア人権監視団よりも約2,500人も少ない1,547人だったとしたうえで、うち民間人1,044人(子供139人、女性123人を含む)を含む1,251人がシリア軍によって殺害されたと発表した。

同ネットワークが発表した内訳は以下の通り:

シリア軍によって殺害された民間人:1,044人(うち子供139人、女性123人)
シリア軍によって殺害された反体制武装集団戦闘員:207人

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊によって殺害された民間人:16人(うち子供8人)

ジハード主義武装集団によって殺害された犠牲者:82人

ダーイシュ(イスラーム国)によって殺害された民間人:34人
ダーイシュによって殺害された戦闘員:10人

シャームの民のヌスラ戦線によって殺害された民間人:2人
シャームの民のヌスラ戦線によって殺害された戦闘員:33人

そのほかの反体制武装集団によって殺害された民間人:91人(うち子供23人、女性18人)
そのほかの反体制武装集団によって殺害された非民間人:5人

有志連合の空爆によって死亡した民間人:6人(うち女性3人)

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国連・アラブ連盟共同特別代表のアレッポ市「戦闘停止」イニシアチブをめぐる動き(2015年2月28日)

AFP(2月28日付)などによると、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表がレバノン経由で、シリアの首都ダマスカスに到着した。

これに関して、トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、トルコのキリス市でハーリド・ハウジャ代表、アフマト・ドゥウマ暫定政府閣僚、自由アレッポ県議会議員、武装集団代表らと会合を開き、デミストゥラ氏によるアレッポ市「戦闘中止」イニシアチブへの対応などについて協議、同問題をフォローアップする委員会の設置を決定した。

ハウジャ代表はこのなかで「シリア政府がいかなるイニシアチブを資することがあってはならない」といった姿勢を示したという。

一方、アイン・アラブ市でのダーイシュ(イスラーム国)との攻防戦で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊側に参加していたアレッポ革命軍事評議会前議長のアブドゥルジャッバール・アカイディー大佐は声明を出し、アレッポ市「戦闘中止」イニシアチブを拒否するようアレッポ市住民、そしてシリア国民に呼びかけた。

AFP, February 28, 2015、AP, February 28, 2015、ARA News, February 28, 2015、Champress, February 28, 2015、al-Hayat, March 1, 2015、Iraqi News, February 28, 2015、Kull-na Shuraka’, February 28, 2015、al-Mada Press, February 28, 2015、Naharnet, February 28, 2015、NNA, February 28, 2015、Reuters, February 28, 2015、SANA, February 28, 2015、UPI, February 28, 2015などをもとに作成。

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YPGがタッル・ブラーク市からダーイシュ(イスラーム国)を掃討(2015年2月28日)

ハサカ県では、ARA News(2月28日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあったタッル・ブラーク町に進軍、同地を制圧した。

ダーイシュとの交戦はほとんどなく、彼らはスマイハーン村、ウンム・リーシュ村に撤退した。

 

なお作戦には、アラブ部族の民兵組織「サナーディード軍」が参加した。

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 ラッカ県では、ARA News(2月28日付)によると、ラッカ市でダーイシュ(イスラーム国)が男性1人をむち打ちの刑に処し、殺害した。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(2月28日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市内のダーイシュ(イスラーム国)支配地区へのすべての水上輸送路を閉鎖した。

AFP, February 28, 2015、AP, February 28, 2015、ARA News, February 28, 2015、March 1, 2015、Champress, February 28, 2015、al-Hayat, March 1, 2015、Iraqi News, February 28, 2015、Kull-na Shuraka’, February 28, 2015、al-Mada Press, February 28, 2015、Naharnet, February 28, 2015、NNA, February 28, 2015、Reuters, February 28, 2015、SANA, February 28, 2015、UPI, February 28, 2015などをもとに作成。

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