米国はシリアのアラブ連盟復帰について「復帰するに値しない」と非難:ロシアは歓迎(2023年5月7日)

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、アラブ連盟緊急外務大臣会合でシリアの連盟復帰が決定されたことに関して、中東地域情勢の改善、シリア危機がもたらした影響の克服の加速に資すると述べ、歓迎の意を示すとともに、アラブ諸国がシリアの復興にかかる問題を解決するため、さらなる支援を行うことに期待を寄せた。

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米国務省のヴェタント・パテル副報道官は、アラブ連盟緊急外務大臣会合でシリアの連盟復帰が決定されたことに関して、記者らに以下の通り述べ、批判した。

我々は、シリアが現時点でアラブ連盟に復帰するに値するとは思っていない。
我々は、自分たちがアサド体制との関係を正常することはないと信じ続けており、同盟国やパートナーがそうすることを支持しない。
我々は、国連安保理決議第2254号に沿ってシリア危機の解決に至ることを含めて、シリアに関してアラブ諸国のパートナーと多くの目標を共有している。

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英国のタリク・アフマド中東・北アフリカ問題担当大臣は、アラブ連盟緊急外務大臣会合でシリアの連盟復帰が決定されたことに関して、「英国はアサド体制と関わることに反対し続ける。バッシャール・アサドは、無実のシリア人の逮捕、拷問、殺人を続けている。国民に対する彼の行為に変化の兆候は何ら見られないようだ」と述べ、反対の意思を示した。

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ドイツ外務省は声明を出し、アラブ連盟緊急外務大臣会合でシリアの連盟復帰が決定されたことに関して、シリアの体制との関係正常化を求めるような変化は、現地シリアにおいて何ら生じていないとして、消極的な姿勢を示した。

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RIAノーヴォスチ通信(5月7日付)などが伝えた。

AFP, May 7, 2023、ANHA, May 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2023、Reuters, May 7, 2023、RIA Novosti, May 7, 2023、SANA, May 7, 2023、SOHR, May 7, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領がムハンマドUAE大統領と電話会談(2023年5月7日)

アサド大統領は、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領と電話会談を行い、アラブ地域における肯定的な事態の進展について意見を交わした。

会談のなかで、アサド大統領はアラブ諸国間関係の改善におけるUAEの役割を高く評価した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid023T1bTh4KP22Q8grcBmV6EzaDARN6kfeBCGskJhe3T9kQdBPGuQ7XXafAry4MbcB9l

 

SANA(5月7日付)が伝えた。

AFP, May 7, 2023、ANHA, May 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2023、Reuters, May 7, 2023、SANA, May 7, 2023、SOHR, May 7, 2023などをもとに作成。

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アラブ連盟外相会合でシリアの連盟復帰が決議:カタールは消極的にこれを受け入れる(2023年5月7日)

アラブ連盟は本部のカイロ(エジプト)で緊急外務大臣会合を開催し、2011年11月に加盟資格を失っていたシリアの連盟復帰を認める決議第8914号を採択した。

アラブ連盟のジャマール・ラシュディー事務総長付報道官によると、決議採択が非公開の会合で行われた。

決議第8914号の内容は以下の通り:

エジプトを議長とする緊急アラブ連盟閣僚級会合が2023年5月7日日曜日に開催され、以下を決議した。
アラブ連盟憲章と、その原則に基づき、シリアの主権、領土保全、安定、そして地域の安定を維持することを改めて遵守する。過去10年におよぶ姉妹国シリアの国民の苦しみを終わらせたいという願望に基づき、またアラブ共通の利益、アラブの文明文化に歴史的に貢献してきたシリア国民を含むすべてのアラブ諸国民を結びつける兄弟関係に沿って、シリアが危機から脱するのを支援するためのアラブの取り組みを継続強化する重要性を確認する。
2023年4月14日、5月1日にそれぞれジェッダとアンマンでの会合で発表されたシリアにかかるアラブ諸国の声明を歓迎する。シリア危機解決におけるアラブの主導的役割のもと、難民、テロの脅威、麻薬密輸など、人道、治安、政治にかかる危機によってシリアとその国民にもたらされたすべての被害を癒し、近隣諸国、地域に与えた影響を解消することを切望する。シリアがアラブ諸国と協力して、関連するアラブ諸国の決議を実施し、アンマンでの会合の取り決めや合意を実施し、アラブの役割を活性化させるのに必要な仕組みを採用する意思を示したことを歓迎する。
危機解決に向けた実質的で実効的な措置を、国連安保理決議第2254号に沿って、段階的な方法で講じていく必要を確認する。これは、関連する国連決議において採用されている仕組みに沿って、シリア国内で支援を必要としているすべての人に人道支援を行き届かせる措置を継続することをもって開始される。
ヨルダン、サウジアラビア、イラク、レバノン、エジプト、アラブ連盟事務総長からなる閣僚連絡委員会を設置し、アンマン声明の実施状況を確認し、シリア危機の包括的解決に向けてシリア政府との直接対話を継続し、国連安保理決議第2254号に沿って、段階的な方法ですべての被害に対処する。委員会は連盟閣僚級会合に定期的に報告書を提出する。
シリアの使節団は2023年5月7日付でアラブ連盟および同連盟に所属するすべての機関の会合に再び参加する。
事務総長に対して、本決定の規定の実施状況の確認と、同会合への進捗の報告を要請する。

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議長を務めたエジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣は、会合の場で、悲しい過去を清算するよう訴えるとともに、シリア政府に対して難民帰還に取り組むよう求めるとともに、同国の危機の政治的解決の責任がシリア政府にあると指摘、同政府とシリアの諸派に、政治的解決に向けて取り組むよう呼びかけた。

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カタールの代表として出席したムハンマド・ビン・アブドゥルアズィズ・ビン・サーリフ・ハリーフィー外務大臣は以下の通り述べ、シリアの連盟復帰に反対の意見を示しつつも、決議を受け入れた。

カタール、シリア危機の公正な解決に向けた、地域、そして国際社会によるすべての努力を支援してきたし、これからも支援する。それはシリアの統合、主権、領土保全を尊重し、シリア国民の要求を実現し、人道、政治のすべての面で国連安保理決議第2254号に基づいている。
カタールは、アラブの合意を実現するものを常に支援しようとしており、その障害とはならない。今日のこの合意は基本的にはシリアの体制の連盟への復帰にかかわるものだ。だが、体制との関係改善に向けたカタールの公式の立場は、関連する国連決議に従って、政治的系決に向けた進展があることと結びついている。

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イラク外務省のアフマド・サッファーフ報道官は声明を出し、アラブ連盟緊急外務大臣会合でシリアの連盟復帰が決定されることに同意したと発表、「イラクが行ってきた対話外交、アラブ統合への取り組み」がこれを可能としたと強調した。

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パレスチナのハマースのハーズィム・カースィム報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/hazemaq/)を通じて、アラブ連盟緊急外務大臣会合でシリアの連盟復帰が決定されたことに関して、歓迎の意を示した。

https://twitter.com/hazemaq/status/1655282840169226246

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SANA(5月7日付)、QNA(5月7日付)、INA(5月7日付)などが伝えた。

AFP, May 7, 2023、ANHA, May 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2023、INA, May 7, 2023、QNA, May 7, 2023、Reuters, May 7, 2023、SANA, May 7, 2023、SOHR, May 7, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2023年5月7日)

アレッポ県では、ANHA(5月8日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村を砲撃した。

AFP, May 7, 2023、ANHA, May 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2023、Reuters, May 7, 2023、SANA, May 7, 2023、SOHR, May 7, 2023などをもとに作成。

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北・東シリア自治局がノルウェー政府の使節団とダーイシュのノルウェー人戦闘員の遺児1人の身柄引き渡しすることで合意(2023年5月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の渉外関係委員会がノルウェー政府の使節団とダーイシュ(イスラーム国)のノルウェー人戦闘員の遺児1人の身柄引き渡しすることで合意した。

この遺児はハサカ県のロジュ・キャンプに収容されていた。

AFP, May 7, 2023、ANHA, May 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2023、Reuters, May 7, 2023、SANA, May 7, 2023、SOHR, May 7, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはロシアと米国がシリア領空での偶発的衝突を回避するために2015年10月に交わした合意に、米主導の有志連合が意図的且つ組織的に違反を続けていると批判(2023年5月6日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、ロシアと米国がシリア領空での偶発的衝突を回避するために2015年10月に交わした合意に、米主導の有志連合が意図的、且つ組織的に違反を続けており、有志連合の航空機がロシア軍航空機に対して再三にわたって照準システムを使用していると非難した。

RIAノーヴォスチ通信(5月6日付)が伝えた。

RIA Novosti, May 6, 2023をもとに作成。

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アフリーン市地元評議会は救済開発総合機構(アンサル)と協力・連携して、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のタルナダ村にIDPsのための「アマル(希望)2村」を開村(2023年5月5日)

アレッポ県では、アフリーン市地元評議会が、救済開発総合機構(アンサル)と協力・連携して、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域中心都市のアフリーン市近郊のタルナダ村に、国内避難民(IDPs)のための「アマル(希望)2村」を開村したと発表した。

アマル2村は、500戸の住宅、学校2校、サッカー場、公園、診察所、モスク、コーラン学校からなる。

これに関して、シリア人権監視団は、カタールとパレスチナ人の支援を受けた開村だと発表した。

AFP, May 6, 2023、ANHA, May 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 6, 2023、Reuters, May 6, 2023、SANA, May 6, 2023、SOHR, May 6, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍ドローンがフール・キャンプの任務にあたるシリア民主軍守備隊の拠点を爆撃、兵士2人を殺害(2023年5月5日)

ハサカ県では、ANHA(5月5日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・ハミース市近郊のカイラワーン村で、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーを収容するフール・キャンプの安全確保に任務にあたる人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の部隊の拠点1ヵ所ががトルコ軍の攻撃を受けた。

これに関して、シリア民主軍の広報センターは声明を出し、カーミシュリー地区(正式な行政名はカーミシュリー郡)タッル・ハミース区で午前10時頃、フール・キャンプの守備隊がトルコ軍の無人航空機(ドローン)の攻撃を受け、兵士2人が死亡した。

声明は、トルコ軍の攻撃が、ダーイシュ再生の基盤を作ろうとするものだとして批判した。

イナブ・バラディー(5月5日付)によると、標的となったのは検問所。

ハーブール(5月5日付)によると、トルコ軍のドローンがカイラワーン村の検問所を爆撃し、YPGに所属するいわゆる「特殊部隊」の兵士2人が死亡、5人が重傷を負った。

攻撃を受け、救急車輌複数輌がカイラワーン村方面に向かう一方、YPGのパトロール部隊が現場一帯地域を封鎖、米主導の有志連合の航空機複数機が上空を旋回し、警戒活動にあたった。

一方、アナトリア通信(5月5日付)によると、トルコのフルシ・アカル国防大臣はカイセリ市での事業主・工業主協会メンバーとの会合で、過去3日間でクルディスタン労働者党(PKK)のテロリスト13人をイラク北部とシリア北部で無力化したことを明らかにした。

アカル国防大臣は4日にも同市で、シリア北部でテロリスト8人を無力化したと述べていた。

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ラッカ県では、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のヒーシャ村およびその一帯を砲撃し、送電網が破壊され、ヒーシャ村で停電が発生した。

ANHA(5月5日付)が伝えた。

AFP, May 5, 2023、Alkhabour.com, May 5, 2023、Anadolu Ajansı, May 4, 2023、May 5, 2023、ANHA, May 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 5, 2023、‘Inab Baladi, May 5, 2023、Reuters, May 5, 2023、SANA, May 5, 2023、SOHR, May 5, 2023などをもとに作成。

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イランのライースィー大統領はSANAとシリア・チャンネルの共同インタビューに応じる(2023年5月5日)

シリアを公式訪問中(5月3~4日)のイランのエブラーヒーム・ライースィー大統領は、シリア・アラブ通信(SANA)とシリア・チャンネルの共同インタビューに応じ、5日に放映された。

ライースィー大統領は、過去にシリアに寄り添ってきたイランは将来においても寄り添い、シリア国民を支持し、抵抗枢軸を支援し続けると述べた。

また、米国については、シリアの一部地域を占領し、その富を略奪し、テロを通じて実現しようとして失敗した自らの目的を実現しようとしているが、シリア国民の抵抗がこうした計略を頓挫させたと指摘、勝利は最終的にシリアの同盟者にある、と強調した。

そのうえで、シリア近隣諸国の懸念を解決するには、シリア全土がその主権のもとに復帰する必要があり、トルコ軍にはシリア領内に居場所はないと述べた。

SANA(5月5日付)が伝えた。

https://youtu.be/M0mSVlBGUfQ

AFP, May 5, 2023、ANHA, May 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 5, 2023、Reuters, May 5, 2023、SANA, May 5, 2023、SOHR, May 5, 2023などをもとに作成。

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イランのライースィー大統領のシリアへの公式訪問終了に合わせ、シリア、イラン両国政府は共同声明を発表(2023年5月5日)

イランのエブラーヒーム・ライースィー大統領のシリアへの公式訪問(5月3~4日)の終了に合わせ、シリア、イラン両国政府は共同声明を発表した。

共同声明の内容は以下の通り:

  • 両国大統領は、戦略的兄弟関係に基づく二国間関係の発展強化の方途に力点を置いて深淵な議論を行うとともに、地域および世界規模での情勢の進展について議論した。
  • 両国は、国連憲章の目的や原則に沿って、両国の主権、独立、領土の一体性を尊重することを確認した。
  • 両国は、政治、経済、領事などの協力継続を通じて二国間関係を強化することの意義、ハイレベルでの使節団の訪問の継続の意義を確認した。
  • 両国は、高等共同委員会を含む既存の仕組みを通じて、貿易経済関係を発展させるためのすべての措置を実施する用意、および意思を表明した。また、シリアの復興にかかる既存の協力を継続することを確認した。
  • 両国は、テロおよび過激派との戦いにおける両国の協力関係に安堵の意を表明、すべてのテロ組織を最終的に根絶するための共同の協力を継続することを強調した。
  • 両国は、シオニスト政体のシリアへの攻撃を、地域の安定を揺るがす行為として厳しく非難し、こうした攻撃に対して適切な方法へのシリアの正当な報復権を確認した。
  • 両国は、ゴラン高原の占領継続、同地の併合、国際法違反などシオニスト政体のあらゆる行為を非難、米政府による併合承認を国連の原則への違反として厳しく非難した。
  • 両国は、シリア領内における違法な外国部隊の駐留、占領を非難、主権、領土保全への侵害であるこうした状況を終わらせ、シリアが全土における主権を回復する必要を確認した。また、米国によるシリアの資源の盗奪を非難、国際社会に断固たる姿勢を示すよう求めた。
  • 両国は、米国やEUのシリアとイランに対する一方的で違法な制裁措置を国際法、国際人権法への違反として厳しく非難、こうした手法が無辜の住民の苦しみを与えることに懸念を表明、非人道的な行為を即時に廃する必要があることを確認した。
  • イランは、シリアに寄り添うこと、さらにはトルコ・シリア大地震の被害に対応するため連帯することを改めて宣言した。
  • 両国は、地震発生後も西側諸国がシリア国民に対する違法な制裁や封鎖を続けていることを非難、被災地の復興のために国際的な支援促進に向けてこの封鎖を即時に解除する必要を確認した。
  • 両国は、地域における政治的な好転、とりわけ、シリアとアラブ諸国の建設的な連絡、中国の仲介によるイランとサウジアラビアの合意に歓迎の意を表し、同合意がさらなる好転に向けた重要なステップであ、中東の安定に資するものと評価した。また、地域諸国が、課題に対処し、安全保障、繁栄、安定を増進させるために域内で連帯・結束する必要を確認した。
  • 両国は、「テロとの戦い」におけるシリアの勝利に際して犠牲となった殉教者の血を価値あるものと評価した。
  • イランは、シリア難民の帰還を促進するにふさわしい状況を作り出そうとする取り組みを高く評価するとともに、両国は国際社会にこの分野における支援を提供し、一部諸外国が自らの政治的計画のために難民の苦難に乗じることを辞めさせることを求めた。
  • 両国は、占領国であるシオニスト政体が地域の危機、平和と安全への脅威の主因であることを確認、聖地エルサレムに対する敵対的措置を拒否するとともに、パレスチナでの違法な入植、占領を国際法、国際人道法への違反として非難した。同時に、占領に対するパレスチナ人民の正当な抵抗権、エルサレムを首都とする統一独立国家樹立を支持すると表明した。

SANA(5月5日付)が伝えた。

AFP, May 5, 2023、ANHA, May 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 5, 2023、Reuters, May 5, 2023、SANA, May 5, 2023、SOHR, May 5, 2023などをもとに作成。

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シリアを公式訪問中のライースィー大統領は、アサド大統領、アルヌース首相、ミクダード外務在外居住大臣らと会談(2023年5月4日)

シリアを公式訪問中のエブラーヒーム・ライースィー大統領は、ホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣ら同行している使節団とともに、首都ダマスカスの滞在先で、首都ダマスカスのイスラーム教の高位のウラマーらと会談した。

会談にはムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣も同席した。

ウラマーらは、中東地域やアラブ・イスラーム諸国の国民に対する米国とシオニストのテロに対抗するためにシリアとイランが手を携えて、戦略的関係を築くことの重要性を強調、アサド大統領の不屈の方針が、タクフィール、テロ、米国やイスラエルなど西側の計略のすべてを阻止していると述べた。

これに対して、ライースィー大統領は、シリアの指導部および国民の不屈の精神を讃え、シリアとの連帯、戦略的関係の強さを表明した。

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ライースィー大統領はまた、首都ダマスカスの滞在先を訪れたファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣および外務在外居住者省の代表らと会談し、シリアの主権、独立、領土の一体性への支持を改めて表明するとともに、中東諸国の外交関係の改善によって、アサド大統領の知恵や、シリアが直面する諸問題や課題への対処法の正しさを高く評価した。

これに対して、ミクダード外務在外居住者大臣は、アラブ諸国への訪問の成果などを披露した。

会談には、イラン側からアブドゥッラフヤーン外務大臣、ホセイン・アクバリー駐シリア・イラン大使、シリア側からアイマン・スーサーン外務在外居住者省次官らが同席した。

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ライースィー大統領はさらに、滞在先で、フサイン・アルヌース首相と会談し、両国の協力強化の方途について意見が交わされ、前日に調印された覚書や議事録を実施するための適切な仕組みを創り出すことの必要を確認した。

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ライースィー大統領は続いて、シリア商業会議所がシリア・イラン商業会議所とともに外務在外居住者省で開催したビジネスマン・フォーラムに出席し、今回の公式訪問がシリアとイランの関係発展にとって前向きな好機となり、両国と地域全体の経済関係に良い影響を与えるだろうと述べた。

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ライースィー大統領は最後に、アサド大統領と改めて会談し、2日にわたる訪問中に調印された覚書・議事録や会談で示された提案の活性化や実施、さまざまな分野での連携と協議の継続について意見を交わした。

また、電力、エネルギー、観光、投資などの分野における今後の取り組み、両国の通商促進を目的とした共同銀行の設立に必要な手続きについても議論した。

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イヤード・ムハンマド・ハティーブ通信技術大臣は、ライースィー大統領とともにシリアを公式訪問中のイーサー・ザーレア=ブール通信大臣を代表とする使節団と会談し、通信、情報技術分野での両国の協力の強化・発展の方途について意見を交わした。

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キナーン・ヤーギー財務大臣は、ライースィー大統領とともにシリアを公式訪問中のエフサーン・ハンドーズィー経済金融大臣を代表とする使節団と会談し、保険、銀行、税関、税金・手数料の分野での両国の協力強化の方途について意見を交わした。

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ムハンマド・ラーミー・ラドワーン・マルティーニー観光大臣は、ライースィー大統領とともにシリアを公式訪問中のアッバース・ホセイニー巡礼訪問機構代表と会談し、観光訪問分野にかかる覚書に調印した。

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フィラース・ハサン・カッドゥール石油鉱物資源大臣は、ライースィー大統領とともにシリアを公式訪問中のジャヴァード・オージー石油大臣を代表とする使節団と会談し、前日に調印された石油分野での協力にかかる覚書を活性化する方途について意見を交わした。

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SANA(5月4日付)が伝えた。

AFP, May 4, 2023、ANHA, May 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 4, 2023、Reuters, May 4, 2023、SANA, May 4, 2023、SOHR, May 4, 2023などをもとに作成。

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アル・モニター:北・東シリア自治局/シリア民主軍はUAEにシリア政府との仲介を求め(2023年5月3日)

アル・モニター(5月3日付)は、北・東シリア自治局が、米国の信用失墜とアラブ諸国とシリア政府の関係改善を受けて、アラブ首長国連邦(UAE)にシリア政府との仲介を求めていると伝えた。

同サイトが4人の匿名筋の話として明らかにしたところによると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・コバネ司令官が最近になってUAEを訪問し、同国高官らと会談、仲介を求めたという。

UAEは会談について否定している。

AFP, May 3, 2023、ANHA, May 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 3, 2023、Al-Monitor, May 3, 2023、Reuters, May 3, 2023、SANA, May 3, 2023、SOHR, May 3, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】チェコのチェコのスミホフ・フィルハーモニー管弦楽団がシリアの被災者を支援するためのチャリティー・コンサートを開催(2023年5月3日)

チェコのスミホフ・フィルハーモニー管弦楽団は、プラハ工科大学(プラハ・ポリテクニーク)の管弦楽団とともに、首都プラハで、2月6日のトルコ・シリア大地震によるシリアでの被災者を支援するためのチャリティー・コンサートを開催した。

コンサートの収益は全額、在チェコ・シリア大使館に寄付される。

SANA(5月4日付)が伝えた。

AFP, May 4, 2023、ANHA, May 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 4, 2023、Reuters, May 4, 2023、SANA, May 4, 2023、SOHR, May 4, 2023などをもとに作成。

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イランのライースィー大統領が閣僚らとともにシリアを訪問、アサド大統領と会談、包括的長期戦略協力計画覚書に調印(2023年5月3日)

イランのエブラーヒーム・ライースィー大統領がシリアを2日の日程で公式訪問し、ダマスカス国際空港に到着した。

イランの大統領がシリアを訪問するのは、2011年にシリアに「アラブの春」が波及して以降では今回が初めて。

ライースィー大統領には、ホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣、メフラダード・バズルパーシュ道路都市建設大臣、モハンマド・レザー・アーシュティヤーニー国防大臣、ジャヴァード・オージー石油大臣、イーサー・ザーレア=ブール通信大臣、エフサーン・ハンドーズィー経済金融大臣、グラーム・ホセイン・エスマーイーリー大統領府長官、アッバース・カルロー・イラン・イスラーム議会(国会)議員、モハンマド・マジュシーディー大統領府政治問題担当補佐官が同行した。

https://youtu.be/1yziJzHCOq0









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ライースィー大統領一行は、首都ダマスカスの人民宮殿に向かい、そこで、アサド大統領らの出迎えを受け、両国国歌が演奏され、続いて閲兵式が行われた。

その後、宮殿内に移動したライースィー大統領ら一行は、アサド大統領との会談に臨んだ。

会談には、ファイサル・ミクダード外務居住者大臣らが同席した。

会談でアサド大統領は、ライースィー大統領に対して以下の通り述べた。

40年以上前に確立された両国間の長期にわたる関係については十分にご存知でしょう。この関係は定義するまでもなく、その内容と経験は豊かなものであり、この関係を作り出したヴィジョンも豊かなものだ。また、中東地域を襲った過酷な政治と安全保障の嵐のなかでも、この関係は、困難な時期を通じて安定的で継続的なものだった。この嵐は、概念を覆し、基礎を爆破し、一部の国を完全に破壊した。だが、これまでに起きた一連の出来事に対する両国の確固たる共通のヴィジョンに影響を与えることはできなかった。

この共通のヴィジョンは、それが確固たる正しい基礎、価値観、原則、信条、そしてもっとも重要なこととして諸国民の利益、主権、独立に依拠していることを立証した。両国関係は誠意に基づいて構築された。イランが1980年に8年にわたる不正な戦争を強いられた時、シリアはさまざまな脅威や誘惑にもかかわらず、イランに寄り添うことを躊躇しなかった。

シリアに対する戦争が12年前に勃発した時、イランもさまざまな脅威や誘惑にもかかわらず、シリアに寄り添うことを躊躇しなかった。あらゆる政治的、経済的支援を提供することを躊躇しなかっただけでなく、血さえも捧げてくれた。人間がきょうだいである人間に捧げることのできるもっとも尊いもの、それが血だ。

共通のヴィジョンは、政治的リアリズムと政治的ギャンブルを区別するものだった。我々もあなた方も、政治でギャンブルを行うことは決してなかった。自分たちの国、国民の行方を外国の手に委ねることもなかった。我々は最後に真理が勝つことに賭け、勝利した。それゆえに、あなた方の訪問は重要なのだ。この重要性は、両国関係の深さから発している。過去から発し、前進するこの深さは、しっかりと未来に向かっている。

これに対して、ライースィー大統領は、シリアの政府、そして国民が実現した偉大なる勝利と抵抗に祝意を示すとともに、両国関係が心から発している関係と位置づけ、中東地域のさまざまな変化にもかかわらず、日に日に発展してきたことを目の当たりにしてきたなどと評した。

アサド大統領とライースィー大統領は、さまざまな分野における両国関係とその発展の方途、中東地域情勢、国際情勢の変化が同地域に及ぼす影響、両国および地域の諸国民のためにこの変化を活かすための取り組みなどについて意見を交わした。
























https://youtu.be/5sxMgV82EfY

https://youtu.be/-dCEEyAtG0M

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続いて、アサド大統領とライースィー大統領は、両国の包括的長期戦略協力計画覚書に調印した。

また、両国関係閣僚が農業、石油、運輸、自由貿易地区、通信などにかかる以下の文書に調印した。

  • 農業分野の協力にかかる覚書:ムハンマド・ハッサーン・カトナームハンマド・イフサーン・カトナー農業・農業改革大臣とアブドゥッラフヤーン外務大臣が調印。
  • 鉄道分野協力会合議事録:ズハイル・ムスタファー・ハズィーム運輸大臣とバズルパーシュ道路都市建設大臣が調印。
  • 海事証明書の相互承認にかかる覚書:ハズィーム運輸大臣とバズルパーシュ道路都市建設大臣が調印。
  • 民間航空会合議事録:ハズィーム運輸大臣とバズルパーシュ道路都市建設大臣が調印。
  • 自由貿易地区分野にかかる覚書:ムハンマド・サーミル・アブドゥッラフマーン・ハリール経済対外通商大臣とハンドーズィー経済金融大臣が調印。
  • 石油分野の協力にかかる覚書:フィラース・ハサン・カッドゥール石油鉱物資源大臣とオージー石油大臣が調印。
  • シリア国民石油センターとイラン石油工学国際研究所の覚書:カッドゥール石油鉱物資源大臣とオージー石油大臣が調印。
  • 通信・情報技術分野の協力にかかる覚書:イヤード・ムハンマド・ハティーブ通信技術大臣とザーレア=ブール通信大臣が調印。

また、調印後の共同記者会見でアサド大統領は以下の通り述べた。

シリアとイランの特別な関係、我々が身を置いてきた様々な状況下での高度な連携にもかかわらず、この訪問(ライースィー大統領の訪問)は、世界の変化とそれに伴う地域の変化のなかで、特別な意義がある。この変化とは、両国の政治的な原則が正しいことを立証するかたちで生じた。この原則にしっかりと依拠することで、我々は、海に投げ捨てられた材木のように波に流されてしまうことなく、さまざまな出来事に対処し、両国、そして両国民を利する結果をもたらすことができた。世界、そしてこの地域の動きは、「風に身を任せる」などと言って譲歩することなく、これまで以上に不変の立場、権利、主権、利益の防衛に専心することを必要としている。「風に身を任せる」といった姿勢こそが、世界中で植民地主義政策を強化し、諸国民から権利、命、そして祖国を奪う原因だった。

今日は多くの問題が議論された。筆頭に挙げられたのが、諸国の安定を打ち砕き、分断させようとする植民地主義勢力の試みだった。それは古くからの植民地主義政策だが、今も続いている。これに対抗するもっとも効果的な手段は、我々の地域における多くの国々の間での関係改善に示されている現下の好機を利用することだ。これは、この地域の国々や国民が共に勝利する、あるいは敗北するのかという公理のもと、数十年にわたる緊張関係を経て生じたものだ。

この文脈のなかで、我々はイランとサウジアラビアの関係発展に歓迎の意を表した。それは、この地域の国々の耐性に大きな良い影響を与えるだろう。こうした耐性は、血と死無くしては生きるづけることができない異常なシオニスト政体に対抗するうえで我々が今日もっとも必要としているものだ。これは真実だ。勇敢なパレスチナ人民は、過去70数年にわたるその抵抗を通じてこのことを立証した。不屈の精神と、自衛と祖国防衛を可能とするべくあらゆる手段でパレスチナ人民を支援することは義務であり、それはこの巨大な政実体に対して、我々全員の第1の耐性を作り出すものだ。

モスクワで開催される(シリア、トルコ、ロシア、イランの)四者会合に関して言うと、我々はこのイニシアチブの重要性を確認し、その中軸、そして目標が占領軍の撤退、テロ組織支援の停止となることを切望している…。

今日の議論、そしてライースィー大統領との会話において、経済関係にかかる重要なやりとりがあった。いくつもの協定と覚書が今日調印され、いくつものプロジェクトが議論された。これによって、両国間の貿易、投資のレベルを引き上げるための仕組みを発展させることで、両国関係はさらなる弾みが与えられ、我々に対する制裁の影響が緩和され、世界の経済地図の変化、東側陣営が次第に優位となるようなバランスの変化を利するかたちで、西側の覇権から諸外国の経済を解放し、封鎖の効果を徐々に奪うことになろう。

我々はまた、エネルギー源、科学的発展の道、国民の繁栄のツールとして、イランが平和的核エネルギーを保有する権利を確認した。これを阻止しようとする西側の姿勢は、古くて新しい植民地主義政策の一部をなしており、その狙いは世界のそれ以外の地域に無知、後身性、貧困をとどめることにある。この訪問は、両国、そして両国民の関係の行方にとって重要な通過点となるだろう。なぜなら、一方で、それが、我々が抵抗を選択したことの正しさに基づいており、他方で、覇権勢力の終焉と多極化に向かう国際社会の歴史的な状況によってもたらされているからである。我々には、作り出されようとしているこの新たな世界で、受動的な存在ではなく、主体的な存在となる意志があり、シリアは世界の友人らとともに、その諸国民、そして全世界の国民のために行動する。

一方、ライースィー大統領は、「シリア国民は耐え、抵抗し、不屈の精神を示した。我々はこの精神を実りあるものにしたい」、「我々はシリアの政府、国民とともにあり、復興段階においてもともにあるだろう」などと述べた。







https://youtu.be/Ie2wT7PNRfI

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SANA(5月3日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid025qbWCELcc8N4iyTQUcdLjSWrcJjaA7NEs2CMKmc16xWnERtmWcHchAagan8rULcol

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02TQNwTPKRDstm3zb8brGrn5oHcDc6i57MDVDmJt5XzAGZEkP94gU2GErSATk5k3myl

https://www.facebook.com/watch/?v=2004449889725496

 

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid037sDLa3edBneRFdt6wbWp4s9buTRks853wqyNJu3i6KssyVMXbLwsZPAE5FC4rqEhl

https://www.facebook.com/watch/?v=257645049968527

https://www.facebook.com/watch/?v=1616013135561620

 

AFP, May 3, 2023、ANHA, May 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 3, 2023、Reuters, May 3, 2023、SANA, May 3, 2023、SOHR, May 3, 2023などをもとに作成。

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イドリブ県で米主導の有志連合所属と見られるドローンがミサイル攻撃を行い、放牧中の60歳の男性が死亡(2023年5月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)が、シャーム解放機構の支配下にある県北部のクールカーニヤー村の養鶏所を狙って複数のミサイルを発射し、爆発が複数回にわたって発生、1人が死亡した。

死亡した人物の身元は不明。

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これに関して、ホワイト・ヘルメットは、フェイスブック(https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense/)で、死亡したのがルトフィー・ハサン・マストゥーという名の60歳の男性で、羊の放牧中にドローンの攻撃を受けて死亡したと発表した。


https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense/posts/pfbid037pNecn2V3qVNZaeSETNhFkkkMxu5wg3aSrfz1EbRXRRNJBqdnszbSKWAzB6zk8TSl

 

 

また、「決戦」作戦司令室所属の「観測者アブー・アミーン80」はテレグラム(https://t.me/syrianevent1/)やツイッター(https://twitter.com/Najdat567/)で攻撃が有志連合所属のMQ-9リーパーによるものだったと発表した。

https://twitter.com/Najdat567/status/1653689077353312257

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フッリーヤ・プレス(5月3日付)の記者によると、殺害された男性の氏名はアブドゥッラティーフ・ハサン・マストゥー。

ムドゥン(5月3日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、殺害されたのはアブー・フダイン・ハッルーフと呼ばれる男性。

https://twitter.com/abo_aljod84/status/1653699957822570496

 

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一方、米中央軍(CENTCOM)は声明を出し、シリア時間の午前11時42分に、シリア北西部でアル=カーイダの幹部指導者1人を狙って爆撃を行ったと発表した。

https://twitter.com/CENTCOM/status/1653730332393324546

AFP, May 3, 2023、ANHA, May 3, 2023、Baladi-News, May 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 3, 2023、Horrya Press, May 3, 2023、al-Mudun, May 3, 2023、Reuters, May 3, 2023、SANA, May 3, 2023、SOHR, May 3, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県マンビジュ市北でトルコ軍基地からの発砲により住民1人死亡(2023年5月3日)

ハサカ県では、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアームーダー市近郊で住民らに向け発砲、1人を負傷させた。

ANHA(5月3日付)が伝えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北のウーシャリーヤ村の住民1人がトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域との境界近くで農作業中に、トルコ基地からの発砲を受けて死亡した。

AFP, May 3, 2023、ANHA, May 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 3, 2023、Reuters, May 3, 2023、SANA, May 3, 2023、SOHR, May 3, 2023などをもとに作成。

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米財務省外国資産管理室(OFAC)はトルコ当局との共同行動としてシリア北西部で活動するシャーム解放機構とタウヒード・ワ・ジハード大隊の資金調達責任者2人を制裁対象に指定(2023年5月2日)

米財務省外国資産管理室(OFAC)は、トルコ当局との共同行動として、シリアのアル=カーイダとして知られ、イドリブ県中北部を中心とするいわゆる「解放区」を支配するシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)と、新興のアル=カーイダ系組織の一つのタウヒード・ワ・ジハード大隊の資金調達に関与していたとされる2人を、大統領令第13224号に基づいてテロリストとして制裁対象に指定した。

テロリストに指定されたのは、シャーム解放機構の指導者(シューラー評議会メンバー、治安部門の責任者)の1人で、国外の資産を管理しているとされるウマル・シャイフ(アブー・アフマド・ザクール)と、タウヒード・ワ・ジハード大隊のメンバーでトルコのイスタンブールを拠点に活動し、資金調達を行っていたとされるクービラーイ・サーリー。

AFP, May 2, 2023、ANHA, May 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 2, 2023、Reuters, May 2, 2023、SANA, May 2, 2023、SOHR, May 2, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊を砲撃(2023年5月2日)

ラッカ県では、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のサイダー村、マアラク村、M4高速道路沿線を砲撃した。

ANHA(5月2日付)が伝えた。

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ハサカ県では、アルーク村揚水所が、同県北部で活動する「テロリスト」(シリア国民軍)の攻撃で送電網が破壊されたことで利用不能になった。

SANA(5月2日付)が伝えた。

AFP, May 2, 2023、ANHA, May 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 2, 2023、Reuters, May 2, 2023、SANA, May 2, 2023、SOHR, May 2, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】駐シリア・パレスチナ大使館はパレスチナ国民から寄せられた人道支援物資を積んだ貨物車輌を高等救済委員会に引き渡す(2023年5月2日)

駐シリア・パレスチナ大使館は、パレスチナ宗教関係省と連携してパレスチナ国民が集めた人道支援物資を積んだ貨物車輌を高等救済委員会に引き渡した。

サミール・リファーイー駐シリア・パレスチナ大使によると、パレスチナからの支援物資は、食糧パック1万個、220トンに達しており、うち600パックは4月半ばにラタキア県に支給され、今回は9400パックが引き渡された。

SANA(5月2日付)が伝えた。

AFP, May 2, 2023、ANHA, May 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 2, 2023、Reuters, May 2, 2023、SANA, May 2, 2023、SOHR, May 2, 2023などをもとに作成。

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イランのライースィー大統領はシリアでの復興プロセスに協力する意思を改めて強調(2023年5月2日)

イランのエブラーヒーム・ライースィー大統領は、レバノンのマヤーディーン・チャンネル(5月2日付)のインタビューに応じ、3日に予定されているシリアへの公式訪問に関して、シリアとの戦略的関係を強化させるものだとしたうえで、シリアでの復興プロセスに協力する意思を改めて強調、これを通じて難民を帰還させ、国の状態を正常なものにする必要があるなどと述べた。

ライースィー大統領はまた、「米国とシオニストは、シリアが衰退し、抵抗の前線を打ち崩すことができるという希望を抱いていた」と非難する一方、アラブ諸国とシリアの関係改善に歓迎の意を示し、シリア領内に違法駐留を続ける米軍の撤退を呼びかけた。

AFP, May 2, 2023、ANHA, May 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 2, 2023、Qanat al-Mayadin, May 2, 2023、Reuters, May 2, 2023、SANA, May 2, 2023、SOHR, May 2, 2023などをもとに作成。

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イスラエル軍がイランのライースィー大統領のシリア訪問に合わせるかたちでアレッポ国際空港一帯を爆撃(2023年5月1日)

国防省は声明を出し、5月1日午後11時35分頃、敵国イスラエルがアレッポ県南東方面からアレッポ国際空港やアレッポ市一帯の多数の地点を狙って多数の発射、この攻撃で兵士1人が死亡、民間人2人を含む7人が負傷し、若干の物的損害が生じ、アレッポ国際空港が利用不能になったと発表した。

https://www.facebook.com/mod.gov.sy/posts/pfbid036C8Gh7L5hwynT61hhmqctsoYJ8cnjL28JcWdr9fsFfLujoWxPumxRVxNs28V4UQal?locale=ar_AR

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍がアレッポ県のアレッポ国際空港に併設されているナイラブ航空基地、サフィーラ市近郊の防空工場機構一帯などに対してミサイルで爆撃を加えた。

これにより、「イランの民兵」の外国人メンバー3人、シリア軍士官4人が死亡し、アレッポ国際空港が一時利用不能となった。

AFP, May 2, 2023、ANHA, May 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 2, 2023、Reuters, May 2, 2023、SANA, May 1, 2023、SOHR, May 2, 2023などをもとに作成。

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シリア、サウジアラビア、エジプト、イラク、ヨルダンの5ヵ国外務大臣会合がアンマンで開催され、シリアの統合、主権の維持、テロ根絶、難民帰還、違法駐留するすべての外国部隊の撤退をめざすことで合意(2023年5月1日)

シリアのファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン・アール・スウード外務在外居住者大臣、エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣、イラクのフサード・フサイン外務大臣、ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣がヨルダンの首都アンマンで5ヵ国外務大臣会合を行った。

会談後5ヵ国の外務大臣は共同声明を発表し、以下のことを確認した。

  • シリアの危機と、それによる殺戮、破壊、シリア国民の苦難、これらが地域や世界にもたらす悪影響を終らせることを優先事項とする。
  • シリアの統合、主権を維持し、シリア国民の願望に沿い、テロを根絶し、難民の自発的帰還にふさわしい環境の強化に資し、違法駐留を続けるすべての外国部隊を撤退させ、シリアの国益を実現し、同国が治安、安全、健全さ、役割を回復させる政治的解決もって、危機の解決をめざす。
  • 人権、治安・安全保障、政治の三つの議題に関して、合意した行程に沿って協議を継続する。
    国連安保理決議第2642号と第2672号に従い、シリア政府、国連機関と連携して、シリア国内のすべての地域に人道支援、医療支援を提供する。
  • シリア政府によるバーブ・サラーマ国境通行所、ラーイー国境通行所の開放決定を歓迎する。
  • 難民の自発的且つ安全な機関を最優先課題とし、必要な措置を講じる。
  • 国連機関との連携のもと、シリア政府と難民受け入れ国の協力を強化する。
  • 国連機関との連携のもと、シリア政府は帰還者のニーズを特定する。
  • 国際社会、国連とともに、早期復旧プロジェクトの実施を加速させる。
  • ルクバーン・キャンプを問題など、国内避難民(IDPs)にかかる問題を解決するため、同様の措置を講じる。
  • シリア政府とヨルダン政府は、国連帰還と連携して、ヨルダン在住のシリア難民約1000人の自発的帰還プロセスに着手する。
  • すべての当事者、関連する国際機関、赤十字国際委員会などと連携して、拉致被害者、逮捕者の身柄引き渡し、失踪者の捜索における協力を強化する。
  • シリア政府は関連諸国、国連と協力して、治安強化、テロ撲滅対策の強化に向けた包括的な戦略を策定し、シリア領内のテロ組織を根絶する。
  • シリアおよびその国家機関による全土掌握と法の支配の回復、武装テロ組織の根絶、外国の内政干渉停止にむけた合法的な取り組みを支援する。
  • シリアと近隣諸国など関連諸国が麻薬密輸・取引取り締まりで協力を強化する。
  • 国境安全保障にかかる課題に対処する。
  • 制憲委員会(憲法制定委員会)の議事再開に向けて取り組む。
  • 国際社会、アラブ諸国とともに、シリア国民の苦難、シリア危機に伴う悲惨な状況を終らせ、国益を実現し、安全且つ尊厳のある生活を送るシリア国民の願望や権利に沿って、安全な未来に向けた復興の道へとシリアを向かわせ、この地域におけるシリアの歴史的役割を回復する。
  • 会合での成果をフォローアップするための技術チームを発足させる。

SANA(5月1日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid025T6b2mwjqmzh7fg2dnj66hkH11Zp2sa2rUSufWggLFqBGaMgT8otMoo4kVB8Hz5Kl

AFP, May 1, 2023、ANHA, May 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2023、Reuters, May 1, 2023、SANA, May 1, 2023、SOHR, May 1, 2023などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣がヨルダンの首都アンマンを訪れ、サファディー外務大臣と会談(2023年5月1日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、空路でヨルダンの首都アンマンを訪れ、アイマン・サファディー外務大臣と会談し、両国に共通する複数の問題について意見を交わした。

SANA(5月1日付)、ペトラ通信(5月1日付)によると、会談は、シリア・ヨルダン・サウジアラビア・エジプト・イラクの5ヵ国外務大臣会合に先立って行われた。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid02b3sziiNspA1CFbcpg2eGt3PAvxb8y2Cyn7Di7q29aHottKctKh3tPtJwCosBjdfRl

AFP, May 1, 2023、ANHA, May 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2023、Petra, May 1, 2023、Reuters, May 1, 2023、SANA, May 1, 2023、SOHR, May 1, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2023年5月1日)

アレッポ県では、ANHA(5月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村を砲撃した。

AFP, May 1, 2023、ANHA, May 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2023、Reuters, May 1, 2023、SANA, May 1, 2023、SOHR, May 1, 2023などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領はダーイシュのアブー・フサイン・クラシー指導者を殺害したと明かす(2023年5月1日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、TRT Turk(5月1日付)のインタビューに応じ、そのなかでダーイシュ(イスラーム国)の第4代カリフを名乗るアブー・フサイン・クラシー指導者を殺害したことを明らかにした。

エルドアン大統領は以下のように述べた。

国家情報機関(MIT)は、いわゆるダーイシュの指導者、アブー・フサイン・クラシーを長らく追跡してきた。
このことをここで初めて言う。この人物はMiTが昨日実施した作戦で無力化された。
我々はテロ組織を区別することなく闘争を継続する。

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イナブ・バラディー(5月1日付)が、シリア国民軍の憲兵隊筋から得た情報によると、シリア国民軍の諜報部隊がマスカナ村(正しくはミスカ村)で治安作戦を実施、容疑者の司令官が潜伏していた民家を包囲、なかにいた司令官は自爆したという。


一方、トルコ人ジャーナリストのレヴェント・ケマル氏は29日に、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/leventkemaI/)で、複数の現地筋の話として、同日ジンディールス町で戦闘があり、ダーイシュの代表的な司令官が戦闘の末に自爆したと発表した。

https://twitter.com/leventkemaI/status/1652262459862835201

AFP, May 1, 2023、ANHA, May 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2023、‘Inab Baladi, May 1, 2023、Reuters, May 1, 2023、SANA, May 1, 2023、SOHR, May 1, 2023、TRT Turk, May 1, 2023などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた4家族が政府の支配地に脱出(2023年4月30日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた4家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、シリア政府の支配地に脱出した。

AFP, April 30, 2023、ANHA, April 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 30, 2023、Reuters, April 30, 2023、SANA, April 30, 2023、SOHR, April 30, 2023などをもとに作成。

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トルコ占領下の「平和の泉」地域内のタッル・アブヤド市近郊(ラッカ県)でトルコ軍憲兵隊が襲撃を受け、14人死傷(2023年4月30日)

ラッカ県では、ANHA(4月30日付)が複数筋の話として伝えたところによると、トルコ占領下の「平和の泉」地域内のタッル・アブヤド市近郊のザイバキーヤ村で、シリア国民軍憲兵隊の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、乗っていた戦闘員4人が死亡、3人が負傷した。

シリア人権監視団によると、爆発はタッル・リフアト市近郊の検問所近くで発生し、トルコ軍兵士憲兵隊の兵士3人(うち1人は士官)と警察(いわゆる自由警察)の隊員1人が死亡、トルコ軍兵士7人を含む10人が負傷した。

AFP, April 30, 2023、ANHA, April 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 30, 2023、Reuters, April 30, 2023、SANA, April 30, 2023、SOHR, April 30, 2023などをもとに作成。

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米主導の有志連合の貨物車輌など40輌からなる車列が、武器や兵站物資を積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2023年4月30日)

ハサカ県では、SANA(4月30日付)やシリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など40輌(シリア人権監視団によると30輌)からなる車列が、武器や兵站物資を積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、県内各所の米軍基地に向かった。


AFP, April 30, 2023、ANHA, April 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 30, 2023、Reuters, April 30, 2023、SANA, April 30, 2023、SOHR, April 30, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領が翟隽・中国政府中東問題特使と会談:「米ドルによる取引の束縛から解放されることが必要」(2023年4月29日)

翟隽(てき・しゅん、Zhai Jun)中国政府中東問題特使がシリアを訪問し、アサド大統領と会談した。

アサド大統領は、翟特使と、両国間関係、両国関係にかかる共通のイメージなどについて意見を交わした。

会談で、アサド大統領は、世界レベルでのもっとも重要な好転は、穏健でバランスのとれた中国の役割によって促進されているとしたうえで、この役割が、安定、和平、すべての人の利益の実現を原則しているがゆえに、政治、経済、文化の新たなモデルとなっていると評価した。

また、ロシア中国関係、さらにはBRICsが多極的国際システム構築を創り出し得る国際的なアリーナとなっているなか、今日の世界全体が、その情勢の均衡再編において、政治、経済における中国の存在を必要としていると強調した。

さらに、アサド大統領は、サウジアラビアとイランの関係改善における駐豪の仲介を称賛、これが中東全域の安定をもたらすだろうと述べた。

一方、アサド大統領は、一帯一路構想が経済開発や協力を実現するうえで重要だと指摘、国際社会における対立が主に経済にかかわるものであるなかで、米ドルによる取引の束縛から解放されることが必要になっており、BRICsはこの分野において主導的な役割を果たすことができ、中国の人民元による国家間貿易を行う選択肢もあると述べた。

アサド大統領は、このほかにも、中国がシリアの主権を防衛するための戦争において、国際法や国連憲章に沿ってシリアに寄り添ってくれたことをシリアは忘れることはなく、トルコ・シリア大地震に際して中国が行った支援のすべてを高く評価していると表明した。

これに対して、翟特使は、二国間関係におけるさらなる成果の実現への意欲を示し、中国がシリアとの関係を戦略的な視点、包括的なヴィジョンのもとに捉えていると述べた。

翟特使はまた、中国が「テロとの戦い」にけるシリア国民の勝利に安堵していると表明、この勝利が主権と尊厳を守ろうとするすべての国の勝利だと指摘、中国が国際社会においてシリアに引き続き寄り添い、その言動を通じて、権利と正義を守り、覇権主義、テロ、内政干渉に対するシリアの戦いを支援すると表明した。

さらに、シリアとアラブ世界の接近について支持を表明した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid0UEYFZorgsKHv74wLEz6dPp9TCQBwKA4DKBowyNtJwoaduYwqQX5qzQHVq1Vapj1Zl

 

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翟特使はまた、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣とも個別に会談した。

会談で、ミクダード外務在外居住者大臣は、シリアが中国の国土と人民の一体性、「一つの中国」原則に対して改めて支持、この点に関して一部諸外国が中国の内政に干渉していることを拒否すると表明した。

ミクダード外務在外居住者大臣はまた、グローバル安全保障イニシアチブ、グローバル開発構想、グローバル文明イニシアティブなど、中国の習近平国家主席による一連のイニシアチブへの支持を表明、中国による「テロとの戦い」への支援についても高く評価した。

これに対して、翟特使は、シリアに内政干渉しようとするすべての試みを拒否し、シリアの統合、主権、独立を改めて支持、シリア国民に対する一方的な制裁解除とシリア領内からの違法の外国部隊の撤退を呼びかけた。

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SANA(4月29日付)が伝えた。

AFP, April 29, 2023、ANHA, April 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 29, 2023、Reuters, April 29, 2023、SANA, April 29, 2023、SOHR, April 29, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下の「オリーブの枝」地域のジンディールス町近郊(アレッポ県)で、シリア国民軍東部軍の軍事拠点が何者かによってミサイルで狙われて破壊され、ダーイシュの司令官と見られる男性1人が死亡(2023年4月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域のジンディールス町近郊(ミスカ村とスィンドヤーナカ村を結ぶ街道)で、シリア国民軍に所属する東部軍の軍事拠点が何者かによってミサイルで狙われて破壊され、イスラーム国(ダーイシュ)の司令官と見られる男性1人が死亡した。

攻撃時には、トルコ軍の無人航空機(ドローン)が上空で目撃されたという。

 

AFP, April 29, 2023、ANHA, April 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 29, 2023、Reuters, April 29, 2023、SANA, April 29, 2023、SOHR, April 29, 2023などをもとに作成。

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