【トルコ・シリア大地震】イランのヌーリー教育大臣がタッバーア教育大臣とビデオ会談(2023年2月17日)

イランのユースフ・ヌーリー教育大臣は、ダーリム・タッバーア教育大臣とビデオ会談を行い、トルコ・シリア大地震による犠牲者に哀悼の意を示すともに、シリアに寄り添い、教育分野での支援を行うと表明した。

**

キプロスでは、同国外務省や政党の代表、ロシア、中国、パレスチナ、オマーン、スイス、チェコ、オーストリア、キューバ、ポーランド、セルビアの大使、イラン、エジプト、ヨルダン、インド、レバノンの在外公館代表らが、ニコシアにある在キプロス・シリア大使館を訪れ、弔問記帳を行った。

**

ロシアでは、首都モスクワにある駐ロシア・シリア大使館で、同国内から寄せられた支援物資の輸送の準備を在住シリア人や各国のボランティアが中心となって行った。

**

SANA(2月17日付)が伝えた。

AFP, February 17, 2023、ANHA, February 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 17, 2023、Reuters, February 17, 2023、SANA, February 17, 2023、SOHR, February 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】北・東シリア自治局はトルコ占領地への救援物資搬入を断念、シリア政府とトルコ当局が物資の輸送を阻止していると批判(2023年2月16日)

ANHA(2月16日付)は、15日晩に、燃料を積んで、アレッポ県のターイハト・トゥワイマート村(=ターイハ村)の通行所を通じてシリア政府支配地に入った北・東シリア自治局のトレーラー100輌が、同自治局支配下のシャフバー地区(タッル・リフアト市一帯地域)、アレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区に到着していない、と伝えた。

ANHAはまた、シリア政府がターイハト・トゥワイマート村経由で同地に向かおうとしているクルド赤新月社の医療スタッフの通過を10日にわたって認めようとしていないと伝えた。

AHHA、シリア人権監視団はさらに、シリア軍第4師団がアレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区への支援物資の搬入を依然として阻止していると伝えた。

**

また、ANHA(2月16日付)によると、北・東シリア自治局は、燃料や救援物資を積んで、9日からトルコ占領下のウンム・ジャッルード村の通行所に待機していた自治局の車輌50輌に関して、トルコ側からの通過許可が下りないことから、撤収することを決定した。

**

これに関して、北・東シリア自治局は声明を出し、被災したシリア人に対して、いかなる差別も、政治利用もないかたちでの救援支援を続ける用意があると表明した。

また、同自治局参加のズィヌービヤー女性連合はラッカ県タブカ市で声明を出し、シリア政府とトルコ占領当局が救援物資の通行を許可しないことを非難し、すべての被災者に支援が届くよう通行所を開放するよう要求した。

AFP, February 16, 2023、ANHA, February 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2023、Reuters, February 16, 2023、SANA, February 16, 2023、SOHR, February 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】プライス米国務省報道官:「シリア政府との関係正常化は支持しないが、シリアの被災民に支援を届けたい」(2023年2月16日)

ネッド・プライス米国務省報道官は記者会見で、シリアの被災民に支援を届けたいとする一方、シリア政府との関係正常化は支持しない、と述べた。

AFP, February 16, 2023、ANHA, February 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2023、Reuters, February 16, 2023、SANA, February 16, 2023、SOHR, February 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】トルコ占領地とシャーム解放機構支配地にカタールや国連の支援物資が届けられる(2023年2月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域にジンディールス町近郊のハマーム村西の通行所を経由して、カタールからの人道支援物資を積んだ車列が入った。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、食料など国連からの救援物資を積んだ貨物車輌22輌からなる車列が、バーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に入った。

AFP, February 16, 2023、ANHA, February 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2023、Reuters, February 16, 2023、SANA, February 16, 2023、SOHR, February 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍はアレッポ県タッル・リフアト市一帯地域などを砲撃し、老人1人を殺害(2023年2月16日)

アレッポ県では、ANHA(2月16日付)、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市一帯地域(シャフバー地区)を砲撃し、70歳の老人1人が死亡、1人が負傷した。

トルコ軍はまた、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のブーバーン村で16歳の青年を狙撃し、負傷させた。

AFP, February 16, 2023、ANHA, February 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2023、Reuters, February 16, 2023、SANA, February 16, 2023、SOHR, February 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局はダーイシュのキルギスタン人メンバーの妻子59人の身柄を同国使節団に引き渡す(2023年2月16日)

北・東シリア自治局渉外関係局は声明を出し、2月16日にキルギスタン共和国の使節団が同局を訪問し、ダーイシュ(イスラーム国)のキルギスタン人メンバーの妻ら女性18人と子供41人の身柄を引き渡すことに合意したと発表した。

AFP, February 16, 2023、ANHA, February 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2023、Reuters, February 16, 2023、SANA, February 16, 2023、SOHR, February 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】サウジアラビア輸送機が支援物資を届ける一方、イラクから陸路で物資が輸送される(2023年2月16日)

サウジアラビアからの救援物資34トンのを積んだ貨物輸送機1機がアレッポ国際空港に到着した。

シリアに物資を輸送するサウジアラビア機はこれが3機目。

サウジアラビアは2月14日と15日に輸送機を2機派遣し、子供用ミルク、テント、医療物資、食料など70トンを輸送していた。

**

アラブ首長国連邦(UAE)からの救援物資を積んだ貨物輸送機2機がダマスカス国際空港に到着した。

また別の貨物輸送機1機が殉教者バースィル・アサド国際空港(ラタキア県)に到着した。

**

ロシア連邦チェチェン共和国からの衣服、テント、毛布、乳幼児用の食品、乾燥ミルク、発電機、証明など救援物資98トンを積んだ貨物航空機1機がバースィル・アサド国際空港(ラタキア県)に到着した。

**

イラクからの食料、燃料などの支援物資を積んだ車輌と救急車輌合わせて70輌からなる車列がダイル・サウル県のブーカマール国境通行所(イラク側はカーイム国境通行所)を経由して、シリアに入国、被災地に向かった。

また、イラクの人民動員隊アンバール県作戦司令官のカースィム・ムスリフ氏は、カーイム国境通行所を経由して貨物車輌や救援車輌160輌がシリアに入ったと発表した。

車輌は2回に分けてシリアに入国、120輌からなる第1陣は、食料、燃料などの支援物資を積んでアレッポ県とラタキア県の被災地に、40輌からなる第2陣は、食料などの救援物資を積んでラタキア県に向かったという。
**

SANA(2月16日付)が伝えた。

AFP, February 16, 2023、ANHA, February 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2023、Reuters, February 16, 2023、SANA, February 16, 2023、SOHR, February 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】パレスチナの救援チームが任務を終了する一方、UAEの救援チーム、ベラルーシ軍医療部隊が救援活動を行う(2023年2月16日)

パレスチナ自治政府のリヤード・マーリキー外務大臣は、10日にシリアに派遣されていたパレスチナの救援チームが16日に救援活動を完了し、17日にパレスチナに帰国すると発表した。

パレスチナの救援チームは、アレッポ県とラタキア県ジャブラ市で救援活動にあたっていた。

**

アラブ首長国連邦(UAE)の救援チームがラタキア県ジャブラ市で行方不明者の捜索・救出活動を続けている民間防衛隊(ホワイト・ヘルメットではない正規の救援組織)に、コンクリート・ブロック用切断機、溶接機、掘削機、換気ユニットなどを提供した。

**

シリアに被災支援のために派遣されたベラルーシ軍軍医センター所属の医療部隊は、アレッポ市のイスマーイーリーヤ地区に野戦病院を設置した。

**

SANA(2月16日付)が伝えた。

AFP, February 16, 2023、ANHA, February 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2023、Reuters, February 16, 2023、SANA, February 16, 2023、SOHR, February 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

RIAノーヴォスチ通信:サウジアラビアのファイサル外務大臣が近くシリアの首都ダマスカスを訪問(2023年2月16日)

RIAノーヴォスチ通信(2月16日付)は、シリア消息筋の話として、サウジアラビアのファイサル・ブン・ファルハーン・アール・スウード外務大臣が近くシリアの首都ダマスカスを訪問すると伝えた。

RIA Novosti, February 16, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍(CENTCOM)は違法に基地を設置しているダイル・ザウル県のCONOCOガス田上空でイラン製のドローンを破壊したと発表(2023年2月15日)

米中央軍(CENTCOM)は声明を出し、2月14日の午後2:30頃、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあり、米軍が違法に駐留するCONOCOガス田上空で偵察活動を行おうとしていたイラン製の無人航空機(ドローン)と交戦、これを撃墜したと発表した。

AFP, February 15, 2023、ANHA, February 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2023、Reuters, February 15, 2023、SANA, February 15, 2023、SOHR, February 15, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】地震発生以降、シャーム解放機構の支配下にある「解放区」と、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」、「オリーブの枝」両地域にトルコから入った貨物車輌の数は391輌(2023年2月15日)

シリア人権監視団は、2月6日のトルコ・シリア大地震発生以降、シャーム解放機構の支配下にあるいわゆる「解放区」と、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」、「オリーブの枝」両地域にトルコから入った貨物車輌の数が391輌にのぼっていると発表した。

このうちシリア政府が通過を許可したアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所とラーイー村北の国境通行所、ハマーム村西の国境通行所からトルコ占領地に入った車輌は285輌で、145輌が「こちらシリア」キャンペーンによって集められた物資を積む車輌だという。

また、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所からは106輌の車輌の入国がこれまでに確認されている。

なお、2月15日には、国連の人道支援物資を積んだ22輌の車輌がバーブ・ハワー国境通行所を経由して通過、また同じく国連の物資を積んだ4輌の車輌がバーブ・サラーマ国境通行所を経由してシリアに入った。

AFP, February 15, 2023、ANHA, February 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2023、Reuters, February 15, 2023、SANA, February 15, 2023、SOHR, February 15, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】米中央軍(CENTCOM)はシリア民主軍がイブラーヒーム・カフターニーを名乗るダーイシュ幹部を殺害したと発表(2023年2月15日)

米中央軍(CENTCOM)は声明を出し、有志連合の協力部隊(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍)が2月10日、複数の武器、装備、自爆用ベルトを押収、その際にダーイシュの拘置所の襲撃を計画したダーイシュ(イスラーム国)の幹部の1人イブラーヒーム・カフターニーを名乗る人物を殺害したことを確認したと発表した。

AFP, February 15, 2023、ANHA, February 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2023、Reuters, February 15, 2023、SANA, February 15, 2023、SOHR, February 15, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】燃料を積んだトレーラー100輌が北・東シリア自治局支配地から政府支配地へ(2023年2月15日)

北・東シリア自治局の広報局共同議長で危機対策室メンバーでもあるジュワーン・ムッラー・イブラーヒーム氏は、シリア政府支配地との境界に位置するターイハト・トゥワイマート村の通行所前で、ANHA(2月15日付)などの取材に応じ、シリア政府が、自治局支配地域の被災者のための燃料の搬入を依然認めようとしないと非難した。

**

だが、ANHA(2月15日付)によると、15日晩、同地で足止めに遭っていた車輌100輌の通過が認められ、シリア政府の支配地に入り、同自治局の統治が続くアレッポ市方面に向かった。

シリア人権監視団によると、通過許可は、複数の当事者の仲介のもと、シリア政府と北・東シリア自治局が交わした合意に基づくもの。

同監視団はまた、これと合わせて、クルド赤新月社の医療チームがタッル・リフアト市一帯地域(シャフバー地区)に入ったと発表した。

また、100輌の車輌のうち、60輌は政府支配地、40輌はシャフバー地区に入ったと付言した。

AFP, February 15, 2023、ANHA, February 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2023、Reuters, February 15, 2023、SANA, February 15, 2023、SOHR, February 15, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】ロシア連邦チェチェン共和国のカディロフ首長は、36トンの人道支援を行うと表明(2023年2月15日)

ロシア連邦チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長は、6日のトルコ・シリア大地震の被災者を支援するため36トンの人道支援を行うことを明らかにした。

物資は、アフマド・カディロフ協会による支援キャンペーンによって募集され、冬用の衣服、毛布、子供用の食品、テントなどを送る予定だという。

また、チェチェン共和国指導部は、複数の慈善団体と連携して、9,000世帯分の仮設住居を購入できる資金を調達、近く72トン分の人道支援物資を送ると付言した。

スプートニク・ニュース(2月15日付)が伝えた。

AFP, February 15, 2023、ANHA, February 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2023、Reuters, February 15, 2023、SANA, February 15, 2023、SOHR, February 15, 2023、Sputnik News, February 15, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】UAEのムハンマド大統領は、5000万米ドルの追加の人道支援を行うと発表(2023年2月15日)

アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領は、6日のトルコ・シリア大地震でのシリアの被災者を支援するため、5000万米ドルの追加の人道支援を行うと発表した。

このうち2000万米ドルは国連の呼びかけに応えるかたちで、人道関連のプロジェクトに割り当てられる。

ムハンマド大統領は2月7日に5000万米ドルの人道支援を行うと表明しており、これによりUAEからの支援の総額は1億米ドルとなった。

UAEは地震発生直後から、38機の航空機をシリアに派遣し、約1,254トンの救援物資を提供、42人からなる捜索救援チームを派遣している。

SANA(2月15日付)が伝えた。

AFP, February 15, 2023、ANHA, February 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2023、Reuters, February 15, 2023、SANA, February 15, 2023、SOHR, February 15, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】IFAD出席のためローマを訪問中のカトナー農業・農業改革大臣が、FAOの屈冬玉事務局長と会談(2023年2月15日)

国際農業開発基金(IFAD)第46回会議出席するためにイタリアの首都ローマを訪れているムハンマド・ハッサーン・カトナー農業・農業改革大臣が、国連食糧農業機関(FAO)の屈冬玉事務局長と会談し、今後の協力のありようについて意見を交わした。

屈事務局長は、犠牲者に弔意を示したうえで、FAOが、地震の被害に対処するシリア国民を支援するためにできるあらゆる行動をとるとともに、そのために必要な生活、教育、環境関連のインフラの復旧に取り組む意思を表明した。

これに対して、カトナー農業・農業改革大臣は、欧米諸国によるシリアへの一方的な制裁を解除することの重要性を指摘するとともに、砂漠地帯での農業の持続可能管理プロジェクトなど、シリアが実施を提案している5つのプロジェクトの内容について説明を行った。

**

アムル・サーリム国内通商消費者保護大臣は、ロシア・シリア事業評議会のルワイユ・ユースフ議長を代表とする使節団と会談し、国内通商消費者保護省が食料などの基本物資の市場への流通を円滑化するためのあらゆる取り組みを行っていると説明した。

**

フサイン・マフルーフ地方行政環境大臣は、イラクの人民動員隊のアブドゥルアズィーズムハンマダーウィー司令官を代表とする救援使節団と会談し、被災者に対するイラクの早急な人道支援を高く評価していると述べた。

**

SANA(2月15日付)が伝えた。

AFP, February 15, 2023、ANHA, February 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2023、Reuters, February 15, 2023、SANA, February 15, 2023、SOHR, February 15, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】アルヌース首相、サッバーグ人民議会議長は各国要因から弔電を受けとる(2023年2月15日)

フサイン・アルヌース首相は、イランのモハンマド・モフビル第一副大統領、パレスチナのムハンマド・シュタイヤ首相、から6日のトルコ・シリア大地震の犠牲者らに対する弔電を受け取った。

**

ハンムーダ・サッバーグ人民議会議長は、イランのモハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ・シューラー議会議長、ロシア連邦議会下院(ドゥーマ)のヴャチェスラフ・ヴォロージン議長、ベラルーシ国民議会のナタリア・コチャノヴァ議長ら各国要人から、6日のトルコ・シリア大地震の犠牲者に対する弔電を受け取ったと発表した。

SANA(2月15日付)が伝えた。

AFP, February 15, 2023、ANHA, February 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2023、Reuters, February 15, 2023、SANA, February 15, 2023、SOHR, February 15, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】ヨルダンのサファディー外務大臣がシリアを訪問し、アサド大統領(2023年2月15日)

ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣がシリアを訪問した。

ヨルダンの外務大臣がシリアを訪問するのは2011年以降初めて。

ダマスカス国際空港に空路で到着したサファディー外務大臣は、首都ダマスカスでアサド大統領と会談した。

会談でサファディー外務大臣は、アサド大統領に対するアブドゥッラー2世国王からの哀悼の意を伝え、ヨルダンが指導部、国民ともに、地震によって苦しむシリア国民と連帯し、試練を乗り越えるためにできるあらゆる支援を行い、被災者を救済しようとするシリア政府の取り組みを支えると述べた。

サファディー外務大臣はまた、世界中の国が人道の原則に則ってこの試練に取り組み、被災したすべての地域に差別なく、そして人道状況を政治利用することなく救援物資を届けねばならないと強調した。

これに対して、アサド大統領は、姉妹国であるヨルダンの政府、および国民の姿勢をシリアとして高く評価し、シリア国民があらゆる前向きな姿勢、とりわけアラブ姉妹国の姿勢を歓迎していると応えた。

また、両国の今日関係の重要性を強調、両国の地理そして民衆の繋がりゆえに、両国が多くの局面において類似した課題や状況のもとに身を置いており、そのことが多くの分野で協業する機会を与え、両国民に利益をもたらしていると述べた。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02kY3BD9Yicwa2UKGy7N5u3Rm9KPVHtAEFMavrGxGTf9KWe9uCUeefbbrZBARXAX6ul?__cft__[0]=AZWtZ_uSBot_scbkWzOFVzzJ8uJ0XegppKMvAWRsrwDgziAPozZtAXWzCM0-5ZZ_RJpXTiySj_Qa4XHBF4DEZD5N0gjsCy31Ya1qSe2V1yCXfFrCRIHIR04nJVkyZS57TeSWVgNf_pyeFMle2mJLNJBJOpk9P0LBx1eXXmimH_9okewHyeSVpT6dmJQhoxk3ydxYdhZiLJczIFDHEwIa59Tf&__tn__=%2CO%2CP-R

**

サファディー外務大臣は続いて、外務在外居住者省でファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談した。

会談後に、ミクダード外務在外居住者大臣は、サファディー外務大臣を見送るため、共にダマスカス国際空港に向い、そこで記者団らに対して、サファディー外務大臣のシリア訪問を高く評価、ヨルダンの王室、政府、国民が、地震の被害に苦しむ姉妹国のシリアに寄り添うことは当然のことと考えていたと述べた。

これに対して、サファディー外務大臣は、アサド大統領との会談を振り返ったうえで、ヨルダンがシリア国民に可能なあらゆる支援を行うとするアブドゥッラー2世国王の意思を伝えたことを改めて述べ、シリア政府や国連と連携してすでに多くの航空機、貨物車輌を派遣し、物資を提供していることを強調した。

**

SANA(2月15日付)が伝えた。

AFP, February 15, 2023、ANHA, February 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2023、Reuters, February 15, 2023、SANA, February 15, 2023、SOHR, February 15, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】ミクダード外務在外居住者大臣は、国連のグテーレス事務総長との電話会談で欧米諸国の制裁の解除を求める(2023年2月15日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、国連のアントニオ・グテーレス事務総長と電話会談を行った。

グテーレス事務総長は、シリアが新たな国境通行所2ヵ所を3ヵ月開放し、シリア北西部に支援物資を搬入することに同意したことに改めて謝意を示すとももに、国連としてシリアのあらゆる被災地に支援を届けるために努力を行うと表明した。

これに対して、ミクダード外務在外居住者は、シリア全土の被災者への支援を行うとするシリア政府の意思を強調するとともに、10年以上続いている「テロとの戦い」やテロリストの破壊活動、さらには欧米諸国の一方的な制裁によって、地震の被害が増大したと説明、事務総長がこうした状況を世界に明らかにし、制裁解除を求めていくことが重要だと応えた。

SANA(2月15日付)が伝えた。

AFP, February 15, 2023、ANHA, February 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2023、Reuters, February 15, 2023、SANA, February 15, 2023、SOHR, February 15, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】グテーレス国連事務総長はシリアでの震災被害に対応するために3億9700万米ドルの人道支援を行うよう呼びかける(2023年2月14日)

国連のアントニオ・グテーレス事務総長はツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/UN/)を通じて、シリアでの震災被害に対応するために3億9700万米ドルの人道支援を行うよう呼びかけた。

AFP, February 14, 2023、ANHA, February 14, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2023、Reuters, February 14, 2023、SANA, February 14, 2023、SOHR, February 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】バーブ・サラーマ国境通行所、バーブ・サラーマ国境通行所を経由して、国連やNGOの支援物資がシリアに搬入される(2023年2月14日)

反体制系サイトのイナブ・バラディー(2月14日付)などによると、国連人道問題調整事務所(OCHA)をはじめとする国連各機関の代表らからなる使節団が、バーブ・ハワー国境通行所を経由して、シャーム解放機構の支配下にあるシリア北西部のいわゆる「解放区」に入った。

使節団は、イドリブ県およびアレッポ県内の被災地を視察する予定だが、詳細は明らかではないという。

また、国連の人道支援物資を積んだ大型車輌26輌が、バーブ・ハワー国境通行所を経由して「解放区」に入った。

合わせて、シリアの反体制系NGOやトルコのNGOが、食料品、衣服、穀物、暖房、毛布、絨毯、衣料品などを同通行所を通じて「解放区」内に搬入した。

これに関して、シリア人権監視団は、カタールからの物資を積んだ車列がシリアに入ったと発表した。

さらに、米国在住のシリア人医師14人が、負傷者を支援するため、バーブ・ハワー国境通行所を経由して「解放区」に入った。

**

アレッポ県では、イナブ・バラディー(2月14日付)などによると、国連のアントニオ・グテーレス事務総長が13日に、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域とトルコの境界にあるバーブ・サラーマ国境通行所とラーイー村北の通行所の通行にシリア政府が同意したと発表したのを受け、食糧物資を積んだ国連の車輌8輌(シリア人権監視団によると11輌)からなる車列がバーブ・サラーマ国境通行所から「ユーフラテスの盾」地域に入った。

シリア人権監視団によると、このほかにも、トルコのNGOなどが集めた食料物資などを積んだ貨物車輌4輌からなる車列がバーブ・サラーマ国境通行所を経由してシリアに入った。

AFP, February 14, 2023、ANHA, February 14, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2023‘Inab Baladi, February 14, 2023、Reuters, February 14, 2023、SANA, February 14, 2023、SOHR, February 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】トルコのチャヴシュオール外務大臣は震災後のシリア難民の新たな難民を認めないと発言(2023年2月14日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、首都アンカラでの記者会見で、トルコが震災に喘ぐシリアからさらなる難民の流入を受け入れることを許さないと述べた。

チャヴシュオール外務大臣は「震災後にシリアからトルコに新たに難民が流入するとの噂があるが、これは本当ではない。我々はそれを許さない」と述べた。

AFP, February 14, 2023、ANHA, February 14, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2023、Reuters, February 14, 2023、SANA, February 14, 2023、SOHR, February 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合の貨物車輌など40輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2023年2月14日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など40輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、県内各所の米軍基地に向かった。

AFP, February 14, 2023、ANHA, February 14, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2023、Reuters, February 14, 2023、SANA, February 14, 2023、SOHR, February 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局はスロバキア使節団に同国出身のダーイシュ・メンバーの妻子3人の身柄を引き渡す(2023年2月14日)

スロバキアの外務省領事局長を代表とする使節団が、ハサカ県カーミシュリー市にある北・東シリア自治局の渉外関係委員会を訪れ、ルービール・バフウ共同副議長らと会談し、ダーイシュ(イスラーム国)のスロバキア人メンバーの妻1人と子供2人の身柄を引き渡すことで合意した。

ANHA(2月14日付)が伝えた。

AFP, February 14, 2023、ANHA, February 14, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2023、Reuters, February 14, 2023、SANA, February 14, 2023、SOHR, February 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】タイ首相、キューバ国家評議会議長が犠牲者に哀悼の意を示す:イラク、日本、キューバのシリア大使館で弔問記帳(2023年2月14日)

フサイン・アルヌース首相はタイのプラユット・チャンオチャ首相から震災の犠牲者に対する弔電を受け取った。

**

イラクの首都バクダードにあるシリア大使館では、6日のトルコ・シリア大地震の被災者に対する弔問記帳が行われ、イラン、ロシア、パレスチナ、イエメン、アラブ首長国連邦(UAE)、バハレーン、ベネズエラ、ギリシャの大使ら、イラクの閣僚、議員、市民らが訪れた。

**

東京にある駐日本シリア大使館でも、6日のトルコ・シリア大地震の被災者に対する弔問記帳が行われ、外務省の関係者、各国大使、在留シリア人、日本人らが訪問した。

**

キューバのミゲル・ディアス=カネル国家評議会議長が首都ハバナにある在キューバ・シリア大使館を訪れ、6日のトルコ・シリア大地震での犠牲者に哀悼の意を示す弔問記帳を行った。

**

SANA(2月14日付)が伝えた。

AFP, February 14, 2023、ANHA, February 14, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2023、Reuters, February 14, 2023、SANA, February 14, 2023、SOHR, February 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】アブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣が国連人間居住計画の高林博史シリア事務所長と会談(2023年2月14日)

スハイル・アブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣が、国連人間居住計画(UN-Habitat)の高林博史シリア事務所長と会談した。

会談でアブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣は、震災の被害状況を説明、国連各機関に欧米諸国に一方的な制裁解除の解除を働きかけるよう求めた。

これに対して、高林所長は、建物の被害を調査するための技術支援を行うと応えた。

AFP, February 14, 2023、ANHA, February 14, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2023、Reuters, February 14, 2023、SANA, February 14, 2023、SOHR, February 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】赤十字国際委員会(ICRC)のエッゲー総裁がアサド大統領と会談(2023年2月14日)

シリアを訪問中の赤十字国際委員会(ICRC)のミリヤナ・エッゲー総裁がアサド大統領と会談した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02uwKk7qJL8UaEJD4KWNQGmhjh2YLUdMreGytRz1EsXck8nQ5UToLAV2nEZVN73zVZl?__cft__[0]=AZUydA1wkUSn6e85AbEHJvmKyIzWycVFk-facYnlJtcYl11wGjG6JMtU8Obsin6n_hu1TR_bOKWV0XfKYCXF76IW1Q5uAjx7t9EWJqBOIl2pJRimw_2F9QiXUhPL8ygwze-epyCaX8m1PWZ9eMKL0m-udhghLBXtloADbGEspM5xa9qic3IT40nmbfflQOBUrUFFAtmnXn2F3voNs9qlvH6K&__tn__=%2CO%2CP-R

会談のなかで、エッゲー総裁は、シリア国民の基本的ニーズにさらに対応するために取り組み、震災による困難な状況を克服するうえで必要なあらゆる支援を行うと述べた。

また、ICRCが努力を結集し、シリアの全土に人道活動の範囲を拡大すると付言、この点にかかるシリア政府、シリア・アラブ赤新月社による協力を高く評価した。

これに対して、アサド大統領は、被災者を救援するため、すべての地域に支援を入れるとの意思を改めて強調した。
また、シリアの人道状況に対処するうえで、自リア人の人道状況や生活状況に直接影響を与えるインフラ、さらには保健、通信といった部門に注目することが重要だと述べた。

AFP, February 14, 2023、ANHA, February 14, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2023、Reuters, February 14, 2023、SANA, February 14, 2023、SOHR, February 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】救援物資を積んだサウジアラビア機がアレッポ県国際空港に到着、サウジ機がシリアに着陸するのは13年ぶり、欧州の支援物資もベイルート国際空港に到着(2023年2月14日)

サウジアラビアからの食料、医薬品、テントなど35トンの救援物資を積んだ貨物航空機1機がアレッポ国際空港に到着した。

サウジアラビアからの航空機がシリア政府支配地に着陸するのは、2011年以来13年ぶり。
サウジアラビア震災被害者救援合同作業チームのファーリフ・スバイイー代表は、「我々は姉妹国であるシリアの国民に寄り添い、今回の甚大な被害に心よりお見舞い申し上げる」と述べたうえで、明日、明後日にも第2便、第3便が物資を搬送することを明らかにした。

**

世界保健機関(WHO)からの37トンの支援物資と、UNICEFからの25トンの支援物資をそれぞれ積んだ貨物輸送機2機がダマスカス国際空港に到着した。

**

欧州連合(EU)からの支援物資を積んだルーマニア軍の貨物輸送機1機がレバノンのベイルート国際空港に到着した。

これに先立って、レバノンのアリー・ハミーヤ公共事業運輸大臣は声明を出し、EUからの支援物資を積んだルーマニアの航空機3機が到着すると発表していた。

**

レバノンのシリア民族社会党が集めた支援物資を乗せた貨物車輌11輌からなる車列が、タルトゥース県のアリーダ国境通行所を経由してシリアに入り、アレッポ県の被災者に食料などの人道支援物資を配給した。

また、レバノンのアッカール県で活動するNGOの平和サロン、アルファー教会が私立ハウワーシュ大学のボランティア・チームから受け取った救援物資を、ヒムス県のダブースィーヤ国境通行所を通じて、シリアに輸送した。

 

ベカーア県のヘルメル文化スポーツ・センターと自由の智学校が「人道が私たちを一つにする」キャンペーンで集めた支援物資をヒムス県のジュースィーヤ国境通行所を通じてシリアに届けた。

レバノン医師組合も医療物資をシリア医師組合に支援した。

**

アルメニアからの救援物資を積んだ刻空気がアレッポ国際空港に到着した。

**

ヨルダンでは、若者らがシリア・ポンドの為替レート引き上げを支援するため、ヨルダン・ディーナールでシリア・ポンドを購入するのボランティア・イニシアチブを開始した。

**

パキスタンからの食料品や医薬品といった救援物資17.881トンと10人からなる医療チーム乗せた貨物航空機がダマスカス国際空港に到着した。

**

アラブ首長国連邦(UAE)からの食料などの救援物資を積んだ貨物航空機5機がダマスカス国際空港に、5機が殉教者バースィル・アサド国際空港(ラタキア県)に到着した。

UAEのザーヒル・グループが提供した食糧物資を積んだ貨物車輌1輌がダルアー県のナスィーブ国境通行所に到着、物資をシリア開発信託に提供した。

**

マレーシアで被災者を支援するための募金活動が始められた。

**

リビアからの医療物資25トンを積んだ航空機が殉教者バースィル・アサド国際空港(ラタキア県)に到着した。

**

医師45人からなる医療チームをと支援物資を乗せたベラルーシの貨物輸送機が、ミンスク国際空港を離陸、ムハンマド・ウムラーニー在ベラルーシ大使が空港を訪れ離陸を見送った。

**

パレスチナ解放機構(PLO)渉外局長で駐シリア・パレスチナ大使を務めるアンワル・アブドゥルハーディー氏はラタキア市を訪れ、アーミル・ヒラール・ラタキア県知事と会談した。
会談後の記者会見でアブドゥルハーディー氏は、国際社会に対して被災者との連帯を呼びか
けた。

**

ロシアの非常事態省は声明を出し、6日のトルコ・シリア大地震で救命・救出活動や建物瓦礫の撤去作業に参加していた救援チームが任務を終えて、ロシアに帰着したと発表した。

**

SANA(2月14日付)が伝えた。

AFP, February 14, 2023、ANHA, February 14, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2023、Reuters, February 14, 2023、SANA, February 14, 2023、SOHR, February 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】ロシア外務省は米国など西側諸国が国連の報告書を待たずに震災におけるニーズを推量していると非難(2023年2月14日)

ロシア外務省は声明を出し、米国が指導する西側諸国の一部は国際法の原則に違反し、シリアの主権と領土の一体性を侵害し、震災の被害を評価するために設置された国連委員会の報告書発表を待たずに、震災におけるニーズを推量している、と非難した。

RIAノーヴォスチ通信(2月14日付)が伝えた。

RIA Novosti, February 14, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】グテーレス国連事務総長はシリア政府が国境通行所2ヵ所を通じてトルコ占領地に国連の支援物資を輸送することに同意したと発表(2023年2月13日)

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は声明を出し、トルコ国境の通行所2ヵ所を通じて、シリア北部への国連の支援物資の輸送を3ヵ月に限って求めることに同意したと発表した。

同意は、マーティン・グリフィス国連人道問題担当事務次長のシリア訪問とアサド大統領との会談を受けたもので、国連の支援物資の搬入が認められるのは、アレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所(トルコ側はキリス県オンジュプナル国境通行所)と、ラーイー村とトルコのキリス県エルベイリ村を結ぶ国境通行所。

いずれもトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域とを結ぶ通行所で、前者は、シリアへの越境(クロスボーダー)人道支援がかつて認められていた正規の通行所であるのに対して、後者は正規の通行所ではなく、トルコ側が占領地とを結ぶために設置したもの。

AFP, February 13, 2023、ANHA, February 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2023、Reuters, February 13, 2023、SANA, February 13, 2023、SOHR, February 13, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.