トルコ軍戦闘機がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市近郊を爆撃し、シリア軍兵士複数死亡(2022年9月18日)

アレッポ県では、ANHA(9月18日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊のカラ・ムーグ村、タッル・シャイール村、ジャイサーン村、ジャラーブルス市とを結ぶ街道沿線を砲撃し、カラ・ムーグ村で18歳の青年1人が負傷した。

また、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するコバネ軍事評議会によると、トルコ軍はまた戦闘機でカラ・ムーグ村一帯を爆撃し、シリア軍兵士2人が死亡した。

シリア人権監視団によると、死亡した兵士の数は3人

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ハサカ県では、ANHA(9月18日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のアッブーシュ村、タウィーラ村、タッル・タウィール村、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町、同町近郊の村々、アームーダー市からカーミシュリー市に至る国境一帯、ダルバースィーヤ市西のカルバシュク村を砲撃した。

一方、SANA(9月18日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市西のナッカーラ村同市東のカラ・ハサン村を砲撃した。

また、アームーダー市の変電所に電力を供給する送電線がトルコ軍の砲撃で損傷したが、ハサカ県電力公社の作業チームによって復旧された。

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ラッカ県では、ANHA(9月18日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のサイダー村、ムシャイリファ村、ジャフバル村、ファーティサ村、ディブス村、ドゥガイリーブ村、トルコ占領下のタッル・アブヤド市に近いカルナファル村、ヒルバト・バカル村、ビール・ザンナール村、アフドゥーラク村を砲撃した。
シリア民主軍広報センターの発表によると、アイン・イーサー市近郊での戦闘で、シリア民主軍の兵士3人が死亡した。

AFP, September 18, 2022、ANHA, September 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 18, 2022、Reuters, September 18, 2022、SANA, September 18, 2022、SOHR, September 18, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは、17日にイドリブ県を爆撃し、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)のテロリスト45人を殺害したと発表する一方、過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線による5回の砲撃を確認(2022年9月18日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、9月17日にロシア航空宇宙軍がイドリブ県のシャイフ・ユースフ村周辺のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)の基地1ヵ所に対して爆撃を実施し、テロリスト45人を殺害し、武器弾薬庫多数を破壊したと発表した。

殺害したテロリストのなかには、ビラール・サイード、アブー・ドゥジャーナ・ダイリーという2人の野戦司令官も含まれているという。

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エゴロフ副センター長はまた、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(アレッポ県3件、ラタキア県2件)を確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(9月18日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 18, 2022をもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ市西のハフサルジャ村、シャイフ・ユースフ村一帯を爆撃(2022年9月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市西のハフサルジャ村、シャイフ・ユースフ村一帯に対して爆撃を実施した。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/pfbid0CufKWZdD5fdJn9uqrWdT7B7z9bu47eRvZXDs7Xvw2a2hSExN66JPu7fKm1X2hFdrl

ホワイト・ヘルメットによると、爆撃ではクラスター弾が使用され、労働者1人が軽傷を負った。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/posts/pfbid0F5MzZ4xuUUphDuu27N7MFoGAwEd8NEdYtctonq86xvvM28CKwm12YQvtfEnqfMBDl

https://www.facebook.com/watch/?v=1121867075352922

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/posts/pfbid0gpGJ4JYxSqD6BwUejLtvCwBx7ZGyaddGTDs3aUCp8RfmGLJ3s8L7h5ySmstJorvgl

ドゥラル・シャーミーヤ(9月17日付)によると、爆撃は採石場2ヵ所を狙ったもの。

またシリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、ファッティーラ村一帯に20発あまりの砲弾を撃ち込んだ。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、アターリブ市東方一帯に対して60発以上の砲弾を撃ち込んだ。

AFP, September 17, 2022、ANHA, September 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2022、Reuters, September 17, 2022、SANA, September 17, 2022、SOHR, September 17, 2022などをもとに作成。

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国連の貨物車輌16輌が政府支配下のサラーキブ市とシャーム解放機構支配下のタルナバ村を結ぶ通行所を経由して、物資を搬入:今年7回目となる境界経由(クロスライン)での支援(2022年9月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、国連の貨物車輌16輌からなる車列が支援物資を積んで、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市と、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るタルナバ村を結ぶ通行所を経由し、反体制派支配地いわゆる「解放区」に入った。

シリア政府支配地から反体制派の支配地に境界経由(クロスライン)での支援が行われるのは、今年に入って7回目。

AFP, September 17, 2022、ANHA, September 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2022、Reuters, September 17, 2022、SANA, September 17, 2022、SOHR, September 17, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県北部、ハサカ県北部を砲撃(2022年9月17日)

アレッポ県では、ANHA(9月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市一帯、同市近郊のシャイフ・イーサー村、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のズール・マガール村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市近郊のシャイフ・アルワーン村で、シリア国民軍に所属するシャーム戦線のメンバー1人が何者かによって殺害された。

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ハサカ県では、ANHA(9月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・ハイル村を砲撃した。

AFP, September 17, 2022、ANHA, September 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2022、Reuters, September 17, 2022、SANA, September 17, 2022、SOHR, September 17, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍がダマスカス国際空港一帯を再び爆撃し、兵士5人が死亡(2022年9月17日)

シリア軍筋は報道声明を出し、イスラエル軍戦闘機が午前0時45分頃、占領下のティベリウス湖北東上空からダマスカス国際空港と首都ダマスカス南の複数ヵ所に対して多数のミサイルを発射、シリア軍防空部隊がそのほとんどを撃破したが、軍関係者5人が死亡、若干の物的被害が出たことを明らかにした。

SANA(9月17日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、ダマスカス国際空港に近いガスーラ農場、サイイダ・ザイナブ町、キスワ市一帯に配置されている「イランの民兵」の拠点複数ヵ所が狙われた。

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、イスラエル軍のF-16戦闘機4機が、巡航ミサイル4発と誘導爆弾10発でダマスカス郊外県を攻撃し、シリア軍兵士5人が死亡したと発表した。

また、イスラエル軍の爆撃に対して、シリア軍防空部隊は、パンツィーリ-S1近距離対空防御システムとBUK-M2E中距離地対空ミサイルシステムで迎撃、ミサイル2発と爆弾6発を撃破したと付言した。

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イスラエル軍の爆撃を受けて、運輸省の民間航空総局のバースィム・マンスール局長は報道声明を出し、ダマスカス国際空港の発着便の予定に変更はなく、通常通り運航を行っていると発表した。
SANA(9月17日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0HBgFrpdPQdt9NrdCbRz27sUU6vjtbUKVQFNxB6CLh87sVjYzGWcBSdPGfpjNRbyQl&id=100064584436235

AFP, September 17, 2022、ANHA, September 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2022、Reuters, September 17, 2022、RIA Novosti, September 17, 2022、SANA, September 17, 2022、SOHR, September 17, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米国が違法に駐留するヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する革命特殊任務軍が、シリア軍に対する挑発を準備していると発表(2022年9月17日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、米国が違法に駐留するヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する革命特殊任務軍が、シリア軍に対する挑発を準備し、破壊工作員の訓練を行っているとの情報があると発表した。

RIAノーヴォスチ通信(9月17日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 17, 2022をもとに作成。

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カタールのタミーム首長:「アラブ連盟首脳会議へのアサド大統領の出席が正当な理由で見送られた」(2022年9月16日)

カタールのタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー首長は、アルジェリアで予定されているアラブ連盟首脳会議に、アサド大統領の出席が「正当な理由」で見送られたことを明らかにした。

QNA(9月16日付)によると、タミーム首長は、「この理由はまだ残っており、変わっていない」としたと述べた。

AFP, September 16, 2022、ANHA, September 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 16, 2022、QNA, September 16, 2022、Reuters, September 16, 2022、SANA, September 16, 2022、SOHR, September 16, 2022などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領は上海協力機構首脳会議へのアサド大統領の出席を望んでいたと述べ、会談への意思を表明(2022年9月16日)

『ヒュッリイイェト』(9月16日付)は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が数日前に開かれた与党公正発展党(AKP)での会合で、アサド大統領と会談したいと表明したと伝えた。

エルドアン大統領は会合出席者に対して、ウズベキスタンの首都サマルカンドで開催される上海協力機構の首脳会議(9月15~16日)にアサド大統領が出席するのを望んでいたと述べつつ、「シリアは彼、そして彼の振る舞いのせいで分断してしまった」と批判したという。

AFP, September 16, 2022、ANHA, September 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 16, 2022、Hurriyet, September 16, 2022、Reuters, September 16, 2022、SANA, September 16, 2022、SOHR, September 16, 2022などをもとに作成。

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英国政府はエリザベス2世の国葬へのアサド大統領の招待を見送る(2022年9月16日)

ロイター通信(9月16日付)は、英国政府がシリアのアサド大統領を19日に執り行われるエリザベス2世の国葬への招待者リストから除外したと伝えた。

シリアとの外交関係が断絶しているのが除外の理由。

AFP, September 16, 2022、ANHA, September 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 16, 2022、Reuters, September 16, 2022、SANA, September 16, 2022、SOHR, September 16, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がラッカ県アイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線でロシア軍パトロール部隊に向けて砲撃する一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所をドローンで攻撃し、5人殺害(2022年9月16日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線で土塁を築いていた車輌の近くにいたロシア軍パトロール部隊に対して砲撃を加えた。

砲撃を受けたロシア軍部隊は撤収を余儀なくされた。

トルコ軍はまた、アイン・イーサー市近郊の第93旅団近くの人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所に停車していたオートバイ1台と車輌1輌を無人航空機(ドローン)で攻撃し、兵士5人が死亡した。

第93旅団基地にはシリア軍が駐留している。

ドローン攻撃は、シリア民主軍がジャフバル村、ムシャイリファ村一帯のトルコ軍の拠点を砲撃したことへの報復。

シリア人権監視団が20日に発表したところによると、トルコ軍の爆撃での死者のなかには、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の有力司令官であるムハンマド・クールブーズ氏(バドゥーガーン・アマーヌース)と「シールー」を名乗る護衛が含まれているという。

 

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アレッポ県では、ANHA(9月16日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村を砲撃した。

AFP, September 16, 2022、ANHA, September 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 16, 2022、Reuters, September 16, 2022、SANA, September 16, 2022、SOHR, September 16, 2022、September 20, 2022などをもとに作成。

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シリアとイラクの水資源省は、UNECSOの世界水文プログラム第9段階の諸目標を実現することを目的とした協力プログラムに調印(2022年9月16日)

シリアとイラクの水資源省は、UNECSOの世界水文プログラム第9段階の諸目標を実現することを目的とした協力プログラムに調印した。

シリアのタマーム・ラアド水資源大臣とイラクのマフディー・ラシード・ハムダーニー水資源大臣が署名した合意文書には、両国専門家からなる合同調整委員会の設立を通じて合同オンライン・プラットフォームの設置や両国の能力向上をめざすことが定められている。

SANA(9月16日付)が伝えた。

AFP, September 16, 2022、ANHA, September 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 16, 2022、Reuters, September 16, 2022、SANA, September 16, 2022、SOHR, September 16, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による3回の砲撃を確認したと発表(2022年9月16日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県1件、アレッポ県1件、ラタキア県1件)を確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(9月16日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 16, 2022をもとに作成。

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カタールのタミーム首長:「国際社会とEUは、国民を抑圧し、国民に対して虐殺の罪を犯したアサド大統領を受入れてはならない」(2022年9月15日)

カタールのタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー首長はフランスの雑誌『ル・ポワン』(9月15日付)のインタビューに応じ、そのなかで、国際社会とEUは、国民を抑圧し、国民に対して虐殺の罪を犯したアサド大統領を受入れてはならないと述べた。

AFP, September 15, 2022、ANHA, September 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2022、Le Point, September 15, 2022、Reuters, September 15, 2022、SANA, September 15, 2022、SOHR, September 15, 2022などをもとに作成。

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トルコのフェダン国家諜報機構(MİT)長官がシリアの首都ダマスカスでマムルーク国民安全保障会議議長と会談(2022年9月15日)

ロイター通信(9月15日付)は、トルコのハカン・フェダン国家諜報機構(MİT)長官が、シリアの首都ダマスカスでアリー・マムルーク国民安全保障会議議長と数回にわたって会談を行っていると伝えた。

シリア政府に近い中東地域の情報筋とトルコの複数高官によると、もっとも最近では両者は今週会談を行い、メヴリュト・チャヴシュオール外務大臣とファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣の会談の可能性やその方途について意見を意見を交わしたという。

会談は、ウクライナでの戦闘の長期化を見据えて、ロシアがシリアでの地位を確保するために推し進められており、ロシアはシリア政府とトルコが両国の国益につながる合意に至ることを望んでいるという。

トルコの高官によると、トルコ側はいわゆる「シリアの過激派」(反体制派)がシリア政府との対話を行うことを望んでいるが、そのことが両国間の協議の最大の課題になっているという。

また、ロシア軍がシリアでの軍備を縮小し、ウクライナでの戦闘に振り向けているなか、トルコはイランや「イランの民兵」がロシア軍に代わってシリア領内での影響力を強めることは望んでいないという。

また、トルコのハルク・テレビ(9月15日付)も、最近になってフェダン長官がマムルーク議長と会談し、シリア難民にかかる問題について意見を交わしたと伝えた。
AFP, September 15, 2022、ANHA, September 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2022、Halk TV, September 15, 2022、Orient News, September 15, 2022、Reuters, September 15, 2022、SANA, September 15, 2022、SOHR, September 15, 2022、Zaman al-Wasl, September 15, 2022などをもとに作成。

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パレスチナのハマースは声明でシリアがアラブ・イスラーム世界における地位を回復することを願うと表明(2022年9月15日)

パレスチナのハマースは「占領と侵略に抵抗する単一の民族(ウンマ)」と題した声明を出し、イスラエルによるシリアへの度重なる爆撃・ミサイル攻撃、とりわけダマスカス、アレッポ両国際空港に対する攻撃を非難するともに、パレスチナの大義に寄り添うシリア政府の姿勢を高く評価、シリアがアラブ・イスラーム世界における地位を回復することを願うと表明した。

声明に先立って、ハマースのイスマーイール・ハニーヤ政治局長は12日にロシアの首都モスクワを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談している。

AFP, September 15, 2022、ANHA, September 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2022、‘Inab Baladi, September 15, 2022、Reuters, September 15, 2022、SANA, September 15, 2022、SOHR, September 15, 2022などをもとに作成。

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シリア人権監視団:ロシアが募集したシリア人傭兵2,000人がロシア、ウクライナ東部に残留するもののいまだ戦闘には参加せず(2022年9月15日)

シリア人権監視団は、複数筋から得た情報として、ロシアがウクライナでの戦闘のために募集したシリア人傭兵に関して、その多くがロシアに、そして一部がウクライナ東部で駐留を続けているものの、警護任務に就くだけで、第一線での戦闘には参加していないと発表した。

その理由として、同監視団は、シリア人傭兵がロシア語を修得していないことが障害になっていることを明らかにした。

同監視団によると、ロシアやウクライナ東部に駐留するシリア人傭兵は2.000人あまりに達しているという。

AFP, September 15, 2022、ANHA, September 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2022、Reuters, September 15, 2022、SANA, September 15, 2022、SOHR, September 15, 2022などをもとに作成。

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兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌約50輌からなる車列がイラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入(2022年9月15日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌約50輌からなる車列が、イラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入し、県内各所に違法に設置されている米軍基地に向かった。

AFP, September 15, 2022、ANHA, September 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2022、Reuters, September 15, 2022、SANA, September 15, 2022、SOHR, September 15, 2022などをもとに作成。

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シリア民主評議会、モスクワ・プラットフォーム、シリア交渉委員会、民主的変革諸勢力国民調整委員会の代表らがモスクワを訪問し、ボクダノフ外務副大臣と会談(2022年9月15日)

シリアの複数の政治組織の代表らからなる使節団がロシアを訪問し、ミハエル・ボクダノフ外務副大臣と会談した。

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会が公式ホームページ(https://m-syria-d.com/)を通じて発表した声明によると、使節団には、同評議会のスィーハーヌーク・ディブー氏とアリー・アースィー氏、モスクワ・プラットフォームに属するカドリー・ジャミール元副首相とアラー・アラファート氏、シリア交渉委員会のハーリド・マハーミード前副代表、国民刷新運動のウバイダ・ナッハース代表、民主的変革諸勢力国民調整委員会のアーディル・サイード氏、スワイダー・アラブ山イニシアティブのハサン・アトラシュ氏が参加した。

ディーブー氏は会談の様子に関して、前向き且つ真剣なものだったとしたうえで、シリア民主評議会が国連安保理第2254号に従った問題解決の枠組みのなかで、発想し始動可能ないくつかのアイディアを提示したことを明らかにした。

AFP, September 15, 2022、ANHA, September 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2022、Reuters, September 15, 2022、SANA, September 15, 2022、SOHR, September 15, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県、アレッポ県各所を砲撃(2022年9月15日)

ハサカ県では、ANHA(9月15日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のクーザリーヤ村、アッブーシュ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(9月15日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタッル・マディーク村、シャフバー・ダムを砲撃した。

AFP, September 15, 2022、ANHA, September 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2022、Reuters, September 15, 2022、SANA, September 15, 2022、SOHR, September 15, 2022などをもとに作成。

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イラクのハムダーニー水資源大臣がシリアを訪問し、アルヌース首相、ミクダード外務在外居住者大臣と会談(2022年9月15日)

イラクのマフディー・ラシード・ハムダーニー水資源大臣がシリアを訪問し、フサイン・アルヌース首相、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と相次いで会談し、水資源分野、水利、農業、環境関連のプロジェクトでの協力強化の方途について意見を交わした。

SANA(9月15日付)が伝えた。

AFP, September 15, 2022、ANHA, September 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2022、Reuters, September 15, 2022、SANA, September 15, 2022、SOHR, September 15, 2022などをもとに作成。

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米国はシリアに7億5600万ドルの人道支援を行うと表明(2022年9月14日)

リンダ・トマス=グリーンフィールド米国連大使は、国連安保理でのシリア情勢にかかる会合で、国連の要請に基づき7億5600万ドルの人道支援を行うと述べた。

支援は世界食料計画(WFP)や食糧支援を行うNGOに対して行われるという。

USAIDが発表した。

AFP, September 14, 2022、ANHA, September 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2022、Reuters, September 14, 2022、SANA, September 14, 2022、SOHR, September 14, 2022、USAID, September 14, 2022などをもとに作成。

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シリア国民連立代表は、トルコの諜報機関から国外退去するよう通知を受けたとの報道を否定(2022年9月14日)

シリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)のサーリム・ムスラト代表は、トルコがメンバーらに3ヵ月以内の国外退去を要請したとするスプートニクの13日の報道に関して、「報道は正しくない。我々に対してどのトルコ高官からもいかなる言葉も発せられていない」と否定した。

AFP, September 14, 2022、ANHA, September 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2022、Reuters, September 14, 2022、SANA, September 14, 2022、SOHR, September 14, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機ダーイシュのスリーパーセルが活動を続けるラッカ県ラサーファ砂漠に対して20回あまりの爆撃を実施(2022年9月14日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが活動を続けるシリア政府の支配下にあるラサーファ砂漠に対して20回あまりの爆撃を行った。

AFP, September 14, 2022、ANHA, September 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2022、Reuters, September 14, 2022、SANA, September 14, 2022、SOHR, September 14, 2022などをもとに作成。

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スプートニク:トルコの諜報機関はシリア国民連合のメンバーに年内に国外退去するよう通知(2022年9月13日)

スプートニク・アラビア語版(9月13日付)は、複数筋の話として、トルコの諜報機関がイスタンブールを拠点として活動するシリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)のメンバー多数に対してトルコ以外で政治活動を続ける場所を探し、3ヵ月以内、すなわち今年末までに国外に退去する必要がある旨通知したと伝えた。

AFP, September 13, 2022、ANHA, September 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2022、Reuters, September 13, 2022、SANA, September 13, 2022、SOHR, September 13, 2022、Sputnik News, September 13, 2022などをもとに作成。

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イスラエルのガンツ国防大臣はシリア領内にイランの軍事施設が10あると主張(2022年9月13日)

イスラエルのベニー・ガンツ国防大臣は、シリア領内にあるイランの軍事施設が10に及んでいると述べた。

ガンツ国防大臣は以下の通り述べた。

ハマー県ミスヤーフ市の科学研究センター(防衛工場)をはじめ、シリアには10ものイランの軍事施設がある。
これらの施設は、イランが高性能のミサイルや兵器を製造するために使用し、民兵に武器を供与している。

ロイター通信(9月13日付)が伝えた。

AFP, September 13, 2022、ANHA, September 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2022、Reuters, September 13, 2022、SANA, September 13, 2022、SOHR, September 13, 2022などをもとに作成。

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ダーイシュ・メンバーと思われる武装グループが、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)周辺に展開する「イランの民兵」の一つファーティミーユーン旅団の拠点を襲撃(2022年9月13日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる武装グループが、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)周辺に展開する「イランの民兵」の一つファーティミーユーン旅団の拠点を襲撃した。

襲撃を受けたのは「第6拠点」と呼ばれる場所で、武装集団はオートバイに乗って襲撃を欠けたが、死傷者はなかった。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシリア政府の支配下にあるマイーズィーラ村一帯に潜入し、「イランの民兵」の拠点を襲撃、民兵1人を殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市内の病院で、内務治安部隊(アサーイシュ)が収監中のダーイシュ(イスラーム国)メンバーが病院の守衛から銃を奪い、アサーイシュの隊員に向けて発砲、2人を殺害した。

このダーイシュ・メンバーは病気だと偽り、病院に搬送されたところで犯行に及んだ。

AFP, September 13, 2022、ANHA, September 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2022、Reuters, September 13, 2022、SANA, September 13, 2022、SOHR, September 13, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部で教育活動にあたる自由シリア人教員組合が、新学期開始に合わせて、教員の劣悪な生活環境に抗議するゼネストを開始(2022年9月13日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月13日付)によると、トルコ占領下の県北部で教育活動にあたる自由シリア人教員組合が、2022年度新学期が始まるのに合わせて、ゼネストを開始した。

ゼネストは、教員の劣悪な生活環境に抗議するのが目的。

また、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市で、カッシャ家とタイ部族の住民数十人が、中心街に位置するセンター交差点で、シリア国民軍所属のハムザ師団による住居への不法侵入と住民への暴行に抗議するデモを行い、主要な道路を封鎖した。

これに対して、ハムザ師団は強制排除を試み、メディア活動家らに暴行を加え、取材関連機器を没収した。

AFP, September 13, 2022、ANHA, September 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2022、Reuters, September 13, 2022、SANA, September 13, 2022、SOHR, September 13, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍によるハサカ県北部への断続的な攻撃で3,500人の生徒が修学できない状態に(2022年9月13日)

北・東シリア自治局ハサカ地区のザフラ・アリー学校総局長は、9月18日の2022/2023年度新学期開始に先立って、トルコ軍によるハサカ県アブー・ラースィーン(ザルカーン)町一帯およびタッル・タムル町一帯への断続的な攻撃によって多くの学校が破壊されるか、軍事転用されていることで、11,000人の生徒のうち3,596人が修学できなくなっていることを明らかにした。

ANHA(9月13日付)が伝えた。

AFP, September 13, 2022、ANHA, September 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2022、Reuters, September 13, 2022、SANA, September 13, 2022、SOHR, September 13, 2022などをもとに作成。

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シリア軍がカーミシュリー市南東で米軍装甲車4輌と小型貨物車輌1輌からなる車列の通過を阻止(2022年9月13日)

ハサカ県では、SANA(9月13日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市南東のマンスィーフ地区で、シリア軍が米軍装甲車4輌と小型貨物車輌1輌からなる車列の通過を阻止し、これを退却させた。

AFP, September 13, 2022、ANHA, September 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2022、Reuters, September 13, 2022、SANA, September 13, 2022、SOHR, September 13, 2022などをもとに作成。

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